カテゴリー: ピレリ

  • 2021年 第8戦 F1シュタイアーマルクGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第8戦 F1シュタイアーマルクGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、ミディアム~ハードと繋ぐ1ストップ戦略でシュタイアーマルクグランプリを制した。ポール・トゥ・ウインによるフェルスタッペンの優勝は、自身の2連勝、レッドブルの・ホンダ4連勝となるものだった。

    2位でフィニッシュしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、終盤までフェルスタッペンと同じ戦略を採っていたが、残り2周時点でソフトタイヤへ交換し、ファステストラップポイントを獲得した。

    P Zeroレッド・ソフトタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスだった。ペレスは、1回目のピットストップで時間を要したためにメルセデスのバルテリ・ボッタスに抜かれ、4位でフィニッシュした。ペレスは、残り17周時点でP Zeroイエロー・ミディアムへ交換する2回目のピットストップを行い、ボッタスを猛追したが、わずかに届かなかった。

    4名の2ストッパー(ハミルトン、ペレス、フェラーリのシャルル・ルクレール、ウイリアムズのニコラス・ラティフィ)以外の完走者は、すべて1ストッパーだった。ルクレールは、一時最下位に後退しながらも7位を獲得した。

    スタート時に自由にタイヤを選択できるドライバーたちは、アルファロメオのキミ・ライコネンを除いて、最も汎用性の高いミディアムタイヤを装着してスタートした。一方、予選Q2をソフトタイヤで通過したドライバーたちは、ソフトタイヤでスタートした。

    週末を通して雨の予報が続き、レース終盤にかけて雨雲が近づいてきたが、71周のレース中、雨が降ることはなかった。高温のドライコンディションが継続し、スタート時の気温は31度、路面温度は47度だった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    気温が高くなったこともあり、P Zeroホワイト・ハードは、第2スティントの鍵を握るタイヤとなった。実際、ミディアムもしくはソフトでスタートしたドライバーたちは、2名を除いて第2スティントでハードを使用した。ハードでスタートした唯一のドライバーであるアルファロメオのキミ・ライコネンは、ハードで36周を走行後、ミディアムへ交換した。スタート直後の接触で1周目にハードへ交換したルクレールは、ライコネンと同じ36周をハードで走行した。

    【ミディアムC3】
    表彰台の3名のドライバーたちは、いずれもミディアムでスタートし、ほぼ同じタイミング(お互いのピットストップの差が3周以内)で1回目のピットストップを行った。フェラーリのカルロス・サインツJr.とマクラーレンのダニエル・リカルドは、ミディアムで41周を走行した。広いピットストップウインドウを持つミディアムは、今日のレースで最も汎用的なコンパウンドとなり、トップ10グリッドより後方のドライバーたちの大半がミディアムでスタートした。

    【ソフトC4】
    7名のドライバーたちがソフトでスタートした。ハミルトンは、ソフトでファステストラップを記録した。高温のコンディションが影響し、ソフトは、予想よりもオーバーヒートと高いデグラデーションを被るコンパウンドとなった。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「ミディアムがベストなスタートタイヤであったため、トップ10グリッド以外のドライバーたちのほぼ全員がミディアムコンパウンドでスタートし、一方、トップ10グリッド中の7名がソフトコンパウンドでのスタートを余儀なくされました。その結果、スタート時の戦略が大きく分かれ、レース中も戦略の違いが継続し、最終的にはトップ5で4つの異なる戦略が採用されました。第2スティントでは、ハードが最適なコンパウンドとなりました。予想されていた雨が降ることはなく、高温のコンディションとなり、49度まで上昇した路面温度がタイヤの挙動に影響を与えました。そのようななか、ハードとミディアムでは40周を超える長いスティントが見られました。また、ハミルトンがファイナルラップでファステストラップを記録したように、ソフトは十分なスピードを発揮しました」

    2021 F1 シュタイアーマルクGP2021年 F1 シュタイアーマルクGP

  • 2021年 F1シュタイアーマルクGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1シュタイアーマルクGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、レッドブル・リンクに中間のレンジにあたるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というコンパウドを選択。前回よりも1ステップ柔らかい。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1シュタイアーマルクGPの最速の戦略はソフト-ミディアムと繋ぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは25周から30周となる。2番目に速い戦略はソフト-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは20~25周となる。

    2021年 F1シュタイアーマルクGP 決勝:タイヤ戦略予想

    F1シュタイアーマルクGPでは、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンとメルセデスF1の2台がミディアムタイヤでスタート。それ以外のトップ10ドライバーはソフト。レッドブル・ホンダF1はスタートタイヤが分かれることになる。

    2021年 F1シュタイアーマルクGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「予選では、これまでの週末で最も暖かい気温を経験したが、いくつかの非常に近いマージンと戦略のバリエーションがあった。トップ2とボッタはミディアムタイヤでスタートし、残りのトップ10はソフトとなる。 これにより、明日は活気に満ちたスタートになるだろう。また、レッドブルが2台のマシンでスプリット戦略を利用できるかどうかも興味深い。明日の嵐の予測があり、そうなるとアクションに決定的な影響を与える。それ以外の場合は、いくつかの異なるアプローチを備えた1ストップレースになると予想している」

  • ピレリ、F1オーストリアGPのフリー走行で新しいリアタイヤ構造をテスト

    ピレリ、F1オーストリアGPのフリー走行で新しいリアタイヤ構造をテスト

    F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、来週末のF1オーストリアGPのプラクティスで新しいリアタイヤ構造をテストする。

    ピレリは、F1アゼルバイジャンGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランス・ストロール(アストンマーティン)のタイヤが故障したことを受けて、最近、走行後の空気圧をチェックする新しい技術指令を導入している。

    分析の結果、ピレリは、F1アゼルバイジャンGPの2件のタイヤ故障は、左リアタイヤの内側のショルダーの円周方向のカットに起因し、想定よりも低いタイヤ空気圧で走行していたことが原因だったことをほのめかしていた。

    各F1チームは、レース前にチェックしたとき、最小開始圧力と最大ブランケット温度に従っていた。

    F1アゼルバイジャンGPでのタイヤ故障の前から、18インチタイヤに切り替わる2022年のレギュレーション変更の一部として新しいリアルタイムの標準タイヤ空気圧監視システムの導入がすでに決定しているが、それまでは走行中のタイヤ空気圧はチェックできず、提出されるデータも各チームごとに基準はことなっている。

    ピレリは、来週のF1オーストリアGPの金曜日のプラクティス中に「タイヤの堅牢性をさらに向上させるための有効性を評価するために」新しいリア構造を評価すると発表した。

    各ドライバーは、レッドブル・リンクでのフリープラクティスセッションのいずれかで使用できる新しいタイヤが2セット与えられる。

    それらが適切であると思われる場合、新しいリア仕様はシルバーストンでの第9戦F1イギリスGPから導入される。

    ピレリは、「新しいリア構造には、2022年からの最新の18インチタイヤで使用するために開発されたいくつかの要素が組み込まれている」と概説した。

    「この新しい構造により、ピレリは、現在のマシンで発生する可能性のある極端な条件下で、さらに高いレベルの完全性を保証できるタイヤを提供する」

  • ピレリF1 「タイヤ故障への批判は苛立たしいものだった」

    ピレリF1 「タイヤ故障への批判は苛立たしいものだった」

    ピレリF1は、アゼルバイジャンGPでのタイヤパンク後に受けた批判は”苛立たしい”ものだったと認める。

    F1アゼルバイジャンGPでは、ランス・ストロール(アストンマーティン)がタイヤがパンクして高速でクラッシュしたメインストレートで、数周後に快適な勝利を収めると思われたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が同様のパンクでリタイアを強いられた。

    ピレリF1の最初の推論はコース上のデブリが原因であったというものであり、父親のヨスを含めたマックス・フェルスタッペンと陣営はピレリF1を批判した。

    その後の調査で、タイヤに構造的な欠陥の兆候は見られず、ピレリF1は代わりに、レッドブルとアストンマーティンが、違法ではないが、アドバイスよりも低いタイヤ圧力で走行していた主張した。

    幸いなことに、F1フランスGPでは事件の繰り返しはなかった。ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、マックス・フェルスタッペンとランス・ストロールの事件に起因するピレリへの否定的な宣伝を楽しんでいないと述べた。

    「チームがルール外で走っているのか、ルールの中で走っているのかを定義するのは私の仕事ではない」とタイヤ空気圧についてマリオ・イソラは語った。

    「重要なのは、製品を供給し、タイヤを適切な状態で運用するために必要なフレームワーク内に製品があることを確認することだ」

    「苛立ちを感じたか? 時々ね。だが、バクー以降、我だけでなく、ピレリチーム全体にとって、故障の原因を特定し、これが二度と起こらないことを保証するための行動を起こしてポール・リカールに来ることが重要だった」

    「それが私の優先事項だった。メディアからのたくさんの記事を読んだ、そして、明らかにすべてが読んでいて気持ちのいいものであるわけではなかった。だが、それは仕方ないことだ。私の優先事項は本当の原因を見つけることだった」

    タイヤ空気圧の制限は、ピレリ時代の新しい理論ではない。メルセデスは、レース前の最低タイヤ空気圧に違反したとして2015年イタリアGPで調査された。

    F1チームが限界を押し上げるためにどのようなトリックを使用できるかを尋ねられたマリオ・イゾラは「その質問はチームにしてほしい」と答えた。

    「私が答えることができるのは、すべてのチームからデータを受け取っているということだけだ。これは数年前に合意されたパッケージだ」

    「我々はシミュレーションを受け取り、仮説を立て、指示付きのプレビューを戻す。レース中に何が起こったのかをチェックするが、データを得られるのは数日後だ」

    「我々はそれに応じて反応し、受け取ったデータに指示を適合させる。次に、期待に沿っていないパラメータがあることがわかった場合は、明らかに何ができるかを自問する」

    「結局のところ、我々は与えられたデータに頼らなければならない。チームが何をしているか、何をしていないかを見つけることができない」

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)

  • ピレリ、レッドブルリンク2連戦を異なるコンパウンド選択で差別化

    ピレリ、レッドブルリンク2連戦を異なるコンパウンド選択で差別化

    ピレリは、レッドブルリンクでの2連戦となるF1シュタイアーマルクGPとF1オーストリアGPのタイヤ選択を発表。2つのレースで異なるコンパウンドを選択した。

    過去数戦でタイヤはレースの結果を決定づけてきたが、レッドブルリンクでの2連戦もタイヤが大きな役割を果たすことになるかもしれない。

    緒戦となる第8戦 F1シュタイアーマルクGPでは、フランスで使用されているタイヤ、つまりピレリのレンジの真ん中にあるC2、C3、C4が登場する。これは昨年と同じコンパウンドとなる。

    しかし、1週間後のF1オーストリアGPでは、C3、C4、C5と1段階柔らかいコンパウンドが選択された。

    これは昨年シルバーストンでの2連戦となったF1イギリスGPと70周年記念GPで採用されたアプローチと同じものとなる。

    ピレリF1の責任者を務めるマリオ・イゾラはこの決定の背後にある理由について次のように語った。

    「昨年に引き続き、オーストリアは連戦を開催する。これは、チームがこのトラックに関する豊富なデータと特定の課題と戦術に対処する方法に関して最近の経験を持っていることを意味する」とマリオ・イゾラは語った。

    「しかし、2つの異なるタイヤノミネーションを持つことはレッドブルリンクにとって初めてなので、チームが第2レースの週末に最も柔らかいC5タイヤに対してどのような問題に直面するか、そして、新しい選択が、前のシュタイアーマルクグランプリと比較して異なる機会を生み出すための戦略にどのように影響するかを見るのは興味深いものになるだろう」
    ピレリは、F1アゼルバイジャンGPでの2つのパンクを受けて、内部調査の結果を発表した後、同様の問題の可能性を排除するために、F1フランスGPでチームが走らせることができるタイヤ最小空気圧を2psi引き上げた。

    決勝ではドライバーはグレイニングと予想よりも早いグリップの喪失を訴えた。これは一般的に、タイヤ空気圧が高く、ポール・リカールで日曜日の朝の雨によってラバーが洗い流されたことが一因だった。

    しかし、興味深いことに、ピレリは2020年のレッドブルリンクでのレースと比較して、最低走行圧力を3psi下げた。これにより、トラック上のタイヤの接触面が増加し、理論的にはドライバーのグリップレベルが高くなる。

  • 2021年 第7戦 F1フランスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第7戦 F1フランスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年のF1世界選手権 第7戦 F1フランスGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、非凡な2ストップ戦略でフランスグランプリを制した。P Zeroイエロー・ミディアムでスタートしたフェルスタッペンは、P Zeroホワイト・ハード~ミディアムと繋ぎ、上位勢ではただひとりの2ストッパーとなった。

    マックス・フェルスタッペンは、ファイナルラップの1周前にトップの座を奪い返した。

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、スタート直後の第1コーナーでトップに立った。フェルスタッペンが2回目のストップを行った際、ハミルトンはステイアウトを決断し、大半が使用したミディアム~ハードの1ストップ戦略を選択した。もうひとりの2ストッパーは、16位でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールだった。

    トップ10グリッドを含む大半のドライバーが、ミディアムタイヤでスタートした。ハードタイヤでスタートしたドライバーは、アストンマーティンの両ドライバー、アルファロメオの両ドライバー、アルピーヌのエステバン・オコン、ハースのニキータ・マゼピンだった。レース中、ソフトタイヤは使用されなかった。

    ミディアムタイヤでスタートしたドライバーが上位8名を占めたなか、ハードタイヤでスタートしたドライバー中の最上位ドライバーは、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルだった。ベッテルは、ハードタイヤで37周のオープニングスティントを走行後、ミディアムタイヤへ交換して9位を獲得した。同じストラテジーを採ったチームメイトが10位で続いた。

    昨日よりも冷涼な天候となったなか、日曜朝の雨が、路面に載ったラバーを洗い流した。気温は約27度、路面温度は、フリー走行や予選時よりも15度ほど低い約37度だった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    大半のドライバーが長い第2スティントで使用した。第1スティントで使用ベッテルを含む数名のドライバーが、ハードで37周を走行した。ハミルトンは、フィニッシュまでハードタイヤで競い合った。

    【ミディアムC3】
    フェルスタッペンの勝利の鍵となった。レッドブルは、フェルスタッペンの2ストップ戦略を決断し、フェルスタッペンはファイナルスティントでミディアムを使用した。マクラーレンのランド・ノリスもミディアムを効果的に使用した。長いオープニングスティントをミディアムで走行したノリスは、ハードでファイナルスティントを走行し、5位を獲得した。

    【ソフトC4】
    レースでは使用されなかった。『グリーン』なトラックを含む今日のコンディションは、P Zeroレッド・ソフトよりも耐グレイニング性能が高い、より硬いコンパウンドの使用を促した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「低い路面温度、今朝の雨によってグリーンな状態になったトラック、ドライバーに影響を及ぼした風などの未知の要素によって、今日のレースは緊迫した戦略的戦いとなりました。また、これらの要因によって左フロントタイヤのグレイニングが増加したことも、今日の鍵のひとつでした。結果的に、1ストッパーが予測されたなか、レッドブルとフェルスタッペンが決断した2ストッパーの可能性も生まれました。2ストップと1ストップの差が非常に微妙であることは明らかでした。いずれの戦略も、成功させるためには、多くの責任と実行力が求められました。ファイナルラップまで誰も結果を予測できない、マスタークラスの戦略を実行したフェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

    2021 F1 フランスグランプリ2021年 F1フランスグランプリ

  • 2021年 F1フランスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1フランスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ポール・リカール・サーキットに中間のレンジにあたるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というコンパウドを選択。前回よりも1ステップ柔らかい。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。

    ピレリによると、F1フランスGPでの最速の戦略はミディアム-ハードとつなぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは18~25周となる。2番目に最速の戦略はハード-ミディアムとつなぐの1ストップで、この場合でのハードのウインドウは25~36周となる。

    2021年 F1フランスGP 決勝:タイヤ戦略予想

    F1フランスGPの予選ではQ3に進出した10名全員がミディアムタイヤでタイムを記録。タイヤを自由に選べる11番以降の先頭はエステバン・オコン(アルピーヌF1)となる。

    2021年 F1フランスGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(自動車レース責任者)
    「Q2でほぼ全員がイエローのミディアムタイヤを履いて走る決定をしたおかげで、明日のレース戦略がどうなるか予測することができる。ソフトと比較してミディアムタイヤはパフォーマンスをそれほど犠牲にすることなく耐久性を発揮した。しかし、トップ10全員がミディアムでスタートすることから、後方のドライバーは異なる戦術を試し、レース序盤でアドバンテージを得る可能性が出てきた。雨が降り、明日の気温が下がるようになれば、よりソフトタイヤに向いた路面になるため、より顕著にその可能性がある。ポールポジションを取ったマックス・フェルスタッペンとレッドブルを祝福したい。これはピレリにとってF1における250回目のポールでもある」

  • F1ドライバー、ピレリとのミーティングをボイコットとの報道

    F1ドライバー、ピレリとのミーティングをボイコットとの報道

    F1アゼルバイジャンGPでの不可解なタイヤバーストの物語が続く中、F1ドライバーはポール・リカールでピレリの担当者とのミーディングをボイコットしたと報じられている。

    F1アゼルバイジャンGPでマックス・フェルスタッペンの勝利を奪い、ランス・ストロールをウオールに叩きつけたタイヤ故障は、公式説明ではないものの、レッドブルとアストンマーティンがレース中にピレリが提示した推奨値よりも低い内圧で走行していたことが原因だと示唆されている。

    「マックスが怒っていることは理解している」とピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラはポール・リカールで語った。

    「だが、彼は私がいつでも質問に答えられることも分かっている」

    チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンは、ピレリがタイヤ故障の責任をレッドブルとアストンマーティンに転嫁したことについて、明らかに不満を感じている。

    「僕たちのチームはすべてのタイヤ空気圧要件を遵守していた」とマックス・フェルスタッペンは主張した。

    「彼らはレース中の圧力を監視する方法がないと言っているけど、私たちは彼らにデータを提供した」

    「彼らの指示が正しくない場合、僕たちはそれについて何もすることができない。もちろん僕たちは限界まで攻めているけど、ピレリはそれを責めることはできない」

    「アストンマーティンと同じように、僕たちは何も悪いことをしていなかった」

    ランス・ストロールの経験豊富なチームメイトであるセバスチャン・ベッテルは「タイヤに大きなストレスがかかるさまざまな状況やシナリオがあることは理解している」と木曜日に語った。

    「それでも製品はまだ安全でなければならない」

    2021年のピレリのF1タイヤを時速300キロ以上で走らせても安全だと感じるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「100%のイエスもしくノートでそれに答えることはできない」と認めた。

    GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターであるジョージ・ラッセルは、F1ドライバーがこの問題について集合的に懸念していることを認めた。

    オランダの DeTelegraaf によると、F1ドライバーは木曜日にピレリと予定されたミーティングをボイコットさえしたと報じた。だが、マリオ・イゾラは、ドライバー・ブリーフィングでのプレゼンテーションだけで十分だと判断されたと説明した。

    ピレリは、今週末のF1フランスGPでも最低タイヤ空域圧をを2 psi引き上げた。

    「これ以上のことはできない。チームがより低い圧力で走ることが分かっているので、これが唯一の解決策だ」とマリオ・イゾラは語った。

    「それらのチームがルールに反することをしているとは言っているわけではない。しかし、タイヤが特定の方法で機能していることがわかった場合、これはチームがそれを達成する方法を見つけたことを意味する」

    「彼らがどのようにそれをしたかは彼らに尋ねる必要があるだろう」

    しかし、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、その説明を受け入れていない。

    「彼らは何が起こっているのかを言うべきだ。これまでに受けた説明よりも理解しやすくね」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    フェラーリF1のカルロス・サインツは「僕はインシデントについてあまり多くの質問をしないようにしている。チームにも責任はあるけど、圧力が推奨よりも1〜2 PSI低い場合でもタイヤが爆発することはないはずだ」と語った。

  • F1フランスGP 金曜フリー走行:ソフトとミディアムのタイム差は約0.6秒

    F1フランスGP 金曜フリー走行:ソフトとミディアムのタイム差は約0.6秒

    F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPの金曜フリー走行のタイヤパフォーマンスについて概説した。

    金曜フリー走行では、レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録。0.008秒差でバルテリ・ボッタス、0.253差でルイス・ハミルトンと2台のメルセデスが続いた。

    バルテリ・ボッタスは午前中のセッションで最速だったが、マックス・フェルスタッペンは午後にさらにタイムを更新。どちらの場合も、C4(ソフト)タイヤが使用された。

    F1チームは主に午前中にハードとソフトを使用し、FP2の最初の部分でミディアムが広く使用され、チームが予選シミュレーションに焦点を合わせたときに再びソフトコンパウンドに交換された。

    路面の一部に新たなアスファルトが敷かれているため、午前中は適度に“グリーン”で滑りやすいコースだったが、午後には徐々にゴムが乗り、グリップ力が向上した。

    気象条件は一日中乾燥していて暖かく、FP2は気温31度と路面温度49度で進行してた。予選ではやや涼しいコンディションが予想され、レースはさらに気温が下がる可能性があり、日曜日の朝に雨が降る可能性もある。

    金曜日、ソタイヤ間のギャップは、ピレリのほぼ予想どおりとなり、ソフトとミディアムの間で約0.6秒、ミディアムとハードの間で推定0.5秒。これは、ミディアムとソフトコンパウンドの両方が予選で重要な役割を果たす可能性があることを意味する。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「フリープラクティスは、多かれ少なかれ、我々が期待したとおりに進んだ。FP2のタイムは、2019年の同等のセッションよりも遅くなった。これは主に、今日の強風と、部分的な路面の再舗装が原因だ。ミディアムコンパウンドとソフトコンパウンドは適度にマッチしているので、明日の予選に使用され、レース戦略にも大きな影響を与えるはずだ。チームは、特に異なる燃料負荷でソフトおよびミディアムコンパウンドについて多くの優れたデータを収集することができまたが、ハードはそれほど広範ではなく、主に朝に使用された。したがって、これらすべてが戦略計算と明日の予選へのさまざまなアプローチにどのように変換されるかを見るのは興味深いことだ。再び暖かく乾燥した条件での走行になるはずだ」

    2021 F1フランスGP 金曜フリー走行2021 F1フランスグランプリ

  • ルイス・ハミルトン 「ピレリに落ち度があったとは思わない」

    ルイス・ハミルトン 「ピレリに落ち度があったとは思わない」

    ライバルであるレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGPでの勝利を犠牲にしたパンクについてのピレリの説明に不満を抱いているが、7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンはピレリに落ち度はないと擁護する。

    チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンは、レースを快適にリードしていた残り5周にメインストレートで左リアタイヤのパンクに見舞われた。30周目にはアストンマーティンのランス・ストロールの同様の故障でクラッシュを喫している。

    ピレリF1は、詳細な分析の結果、2つのチームはルールに違反してはいないものの、走行条件によってレース中に想定以下のタイヤ空気圧で走行していたことを故障の原因として特定した。

    タイヤ空気圧を下げると、パフォーマンスが向上する。レース前の最低タイヤ空気圧は設定されていますが、チームは、マシンが走った後、予想どおりにタイヤの空気圧が上昇するのを防ぐ方法がある。

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、彼のキャリアの中でピレリのタイヤバーストに見知らぬ人ではないが、F1フランスGPの記者団に対して、安全が優先事項であり、ピレリとFIA(国際自動車連盟)は物事をよりよく監視する必要があると語った。

    「故障があるときはいつも彼らは常に圧力をか挙げている。それが何かを物語っている。多くの場合、タイヤは要求された圧力で作動していない」とルイス・ハミルトンは語った。

    「今年は彼らはタイヤに関して素晴らしい仕事をしたと思う。以前よりも頑丈だ。この特殊の例では、ピレリに問題があるとは思わない」

    それでも、マックス・フェルスタッペンは、ピレリの説明に満足していない。

    「確かに、今週末はここで圧力を上げることになるだろう。僕たちはそうすると100%確信している」

    「それはバクーで起こったことと関係があるかもしれないけど、それがタイヤの空気圧に関連していたかどうかを知るためにもいいことだと思う」

    「ピレリは正々堂々と意見を言うべきだ。もう少し理解しやすく言えただろうし、チームは何も悪いことをしなかった。これまでに得た説明は十分ではなかったと思う」

    ピレリは声明の中で、原因は「タイヤの走行状態に関係している可能性のある内側のサイドウォールの円周方向の破損」によるものであると述べている。

    マックス・フェルスタッペンは、クラッシュから無傷で逃げることができて幸運だと感じていると語った。

    「実際、左側ではなく右側の壁にぶつかったのはとても幸運だった。もしひだりぐぁいたら、それは本当に大きな衝撃だったと思う」

    ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、来シーズンに標準センサーが導入されるが、現時点ではレース中やタイヤがマシンに装着されたときの圧力を測定するツールを持っていないと語る。

    マリオ・イゾラ、シミュレーションに基づいてバクーで予測された走行条件は実際のものとは異なっていたと述べた。

    「チームがレギュレーションに反して何かをしているというわけではなく、彼らはいつものようにパフォーマンスを探し、これらの条件を達成できなかった」

    「それは我々が予想していたものとは異なるシナリオを作成した。そして、別のシナリオは、主にタイヤが想定よりも低い圧力で走行していたというものだった」