カテゴリー: ピレリ

  • ピレリ 「1ストップも可能」 (F1韓国GP 予選)

    ピレリ 「1ストップも可能」 (F1韓国GP 予選)

    ピレリが、F1韓国GPの予選をタイヤサプライヤーの視点で振り返った。

    F1韓国GPの予選ではレッドブルのマーク・ウェバーが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑えて、ヨンアム・サーキットで初のポールポジションを獲得。マーク・。ウェバーはP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで1分37秒242を記録。今回の韓国グランプリ用には、P Zeroイエロー・ソフトタイヤとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されている。

    気温22℃のコンディションの下、予選は3つの異なるセクターで構成されるサーキットで行われました。高速でオープンな第1セクターでは、4Gもの横方向の荷重がタイヤに課せられる。第2セクターは、やや低速でよりテクニカルな特性を持ち、第3セクターは、市街地サーキットのようなタイトでツイスティなレイアウト。タイヤ構造への負荷は極めて大きいものの、路面がスムースなため摩耗率は高くない。したがって、1ストップ戦略に挑戦するチームも現れる可能性がある。

    ケータハムのヴィタリー・ペトロフとHRTの両ドライバー以外は、ソフトタイヤを使用してQ1を開始。フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、Q1終盤の最終ランで、上位勢では最初にスーパーソフトタイヤを使用した。Q1の最速タイムはセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで記録。一方、スーパーソフトを使用したドライバー中での最速は、4番手タイムを記録したザウバーのセルジオ・ペレスだった。

    Q2に進出した17台のマシンは、すべてスーパーソフトタイヤでセッションを開始。スーパーソフトをQ1で使用した多くのドライバーたちは、中古のスーパーソフトを使用してQ2最初のランを行った。わずか4ポイント差でドライバーズ選手権首位のフェルナンド・アロンソが、Q1で使用したタイヤで一時トップになったが、後にベッテルが最速タイムを更新した。

    Q3でもスーパーソフトのみが使用され、最後にピットを出たベッテルは、1回目のランでベンチマークとなるタイムを記録。メルセデスの両ドライバーとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、1回目のランではタイム計測を行わなかった。全ドライバーが2回目のランを行い、セッションの終盤、ウェバーがベッテルを抑えて通算11回目のポールポジションを獲得した。

    午前中に行われた最終フリー走行では、ベッテルが1分37秒642の最速タイムを記録していた。ベッテルと約0.5秒差の2番手タイムを記録したのは、決勝で3番グリッドからスタートするマクラーレンのルイス・ハミルトンだった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「明日の決勝で展開される可能性がある戦略を示唆する興味深い予選が見られました。2つのコンパウンド間の性能差はラップあたり0.2〜0.6秒で、決勝では2ストップが主流になると予測しています。しかし、路面がスムースで摩耗率が低いため、1ストップに挑戦するチームも登場する可能性があります。したがって、フロントタイヤが制限要因となるこのサーキットで、予想よりも長いスティントが見られそうです。ここでは広範囲に渡る厳しさがタイヤに課せられますが、複数回のフライングラップ後でさえ、ソフトとスーパーソフト間の性能差はそれほど大きなものではありません。予想通り、セッションが進むにつれて大幅な路面の改善が見られ、デグラデーション抑制につながりました。しかし、特にタイヤ温度を下げる長いストレートが存在するこのサーキットでは、タイヤを作動温度領域に入れることが極めて重要になるでしょう」

  • ピレリ、ミハエル・シューマッハにF1テストドライバー就任を要請?

    ピレリ、ミハエル・シューマッハにF1テストドライバー就任を要請?

    ピレリは、ミハエル・シューマッハをF1タイヤのテストドライバーに迎える用意があると語った。

    今シーズン限りでF1引退を表明したミハエル・シューマッハ。

    このニュースに、ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、ミハエル・シューマッハを“最も経験のあるタイヤテスター”と表現した。

    「スイスの山に飽きたら、我々が彼に仕事を用意しよう」とポール・ヘンベリーは motorsport-total.com にコメント。

    「彼に2,000万をオファーすることはできが、彼がスイスの山奥で退屈な日々を過ごしてしまうようなら、彼の望むことを提供できると確信している」

    「我々は常にオープンだ。ミハエルに興味があるなら、交渉する用意はある」

    関連:ミハエル・シューマッハ、2度目の引退を発表

  • ピレリ:F1日本GP プレビュー

    ピレリ:F1日本GP プレビュー

    ピレリが、2012年 第15戦 F1日本GPが開催される鈴鹿サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    今年、ピレリはP Zeroシルバー・ハードとP Zeroイエロー・ソフトタイヤを日本GPに持ち込む。昨年はミディアムとソフトという組み合わせだったが、今年のコンパウンドは全般的に軟らかくなっているため、今シーズンのこれまでのレース同様、日本でも昨年以上の性能を発揮するとピレリは考えている。

    だが、性能の改善がラップタイムに反映されるとは限らない。それは、2012年の新しいレギュレーションによって、マシンスピードがわずかに遅くなっており、スピードという観点では各チームが接近している状況にあるためだ。

    しかし、タイヤ自体の性能ピークの幅は広くなっている。そして鈴鹿は、シーズン中で最もタイヤ性能が試される場所のひとつ。バルセロナと並び、鈴鹿は、130Rやスプーンのような長い高速コーナーの存在によって、P Zeroコンパウンドへの負荷がシーズン中で最も高いサーキットとなっている。

    実際、130Rは7速310km/hで駆け抜けるシーズン中で最も高速なコーナー。ここでは、タイヤに、ダウンフォース、コーナリング、加速の3つの負荷が同時にかかる。横荷重だけでも3.1Gに相当するが、130Rよりも大きな負荷が課せられるコーナーがターン7(ダンロップカーブ)で、横荷重は3.4Gに達する。このようにコンパウンドへの負荷が高いため、トレッドの温度が110°Cを超えることがまれではない。

    日本では天候状態が複雑になる可能性がある。過去には、豪雨のために予選が日曜日の午前中に延期されたことがあった。通常通り、ピレリはCinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤも用意している。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「間違いなく、鈴鹿は我々にとってFormula Oneカレンダー中のハイライトのひとつです。それは、テクニカルな観点のみならず、特別な雰囲気のためといえるでしょう。日本のファンは、知識が豊富で熱狂的です。そして、いつも我々をとても暖かく迎えてくれます。鈴鹿のコースレイアウトは、テクニカルな面でチャレンジングです。鈴鹿は、わずかなミスも許されない素晴らしいコーナーが存在するスパやモンツァにも似た伝統的なサーキットです。今年日本に持ち込むコンパウンドは、名前から昨年よりハードになった印象がありますが、実際はよりソフトになっています。コンパウンドやストラクチャーへの厳しさが大きいにも関わらず、我々のタイヤは、ラップごとに課せられる大きな負荷に十分対応することができます。コンパウンドが隣り合った組み合わせではないことも、伝統的なレースへさらなるパフォーマンスと熱狂をもたらすことが期待されます。今回のコンパウンドの組み合わせは、多様な戦略の機会を提供します。今シーズンこれまで見られてきたように、戦略が、記憶に残る勝利や後方グリッドからのジャンプアップを可能にしてきました。昨年は、日本でドライバーズ選手権タイトルが決定しましたが、今年はまだまだ決着まで時間がかかりそうです。このことは、全てのファンにとって大きな楽しみでもあります」

  • ピレリ、ロバート・クビサを2013年のテストドライバーとして検討

    ピレリ、ロバート・クビサを2013年のテストドライバーとして検討

    ロバート・クビサが、2013年にピレリのF1テストドライバーを務める可能性があることをピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーが明かした。

    現在、ピレリのテストドライバーを務めるハイメ・アルグエルスアリは、フォース・インディアでのF1復帰が噂されており、潜在的にテストドライバーの座が空席になる。

    今月レース復帰したロバート・クビサだが、負傷した右手はまだF1マシンを走らせるにはまだ十分に回復していないことを本人も認めている。

    だが、ポール・ヘンベリーは、ロバート・クビサの準備が整えば、チャンスを与えるつもりであることを認めた。

    ピレリが、F1タイヤ開発用に使用しているマシンは、ロバート・クビサが2年前にレースをしていたルノー R30であり、もう一年同じマシンを使う場合はクビサの起用は意味をなしてくる。

    「F1よりもむしろラリーに置いての方がロバートと働くことがありそうだが、様子をみてみるつもりだ」

    「しばらくロバートと話をしていなし、我々は彼を必要とするかもしれないいくつかのプロジェクトに取り組んでいる。その可能性は十分にある」

    「現時点では彼にそれができるかはわからない。しかし、体力的に回復することがあれば、彼はそれができる人間だ。我々と1年仕事をすれば、2014年に復帰するための良い状況に彼を置けるかもしれない。彼がそうすることができれば、素晴らしいだろう」

    「我々は、F1へドライバーを手助けするレベルの成功を続けたい。ピレリのテスト契約は、F1ドライブの次に世界で最高のドライブでなければならない」

    ポール・ヘンベリーは、2014年にF1の技術規約が大きく変更になることから、ルノーに代えて最新のマシンを確保することに時間をかけることはほとんど意味はないと述べた。

    「おそらく意味はないだろう。2014年のために来年テストをする場合、それは異なる挑戦だ。クルマはそれには関係ない。なので、ルノーの2012年マシンを大幅に改良することになるだろう」

  • ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリが、2012年 第14戦 F1シンガポールGPが開催されるマリーナ・ベイ・サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    ピレリは、シーズンで唯一のナイトレースとなるシンガポールGPのマリーナベイ・サーキット用にP Zero イエロー・ソフトタイヤとP Zero レッド・スーパーソフトタイヤを選択。

    シンガポールでのナイトレースは、通常のグランプリとは異なる変動要因を生成する。

    まず、通常よりもセッションの開始が6時間遅いため、ヨーロッパラウンドと同様の時間帯に行われる。また、レースの進行とともに気温と路面温度は上昇ではなく下降していく。変動しないものは湿度で、レース週末を通じて75%から90%のまま。

    マリーナ・ベイは、シーズン中で2番目位に多い23のコーナーを有する、トラクションが重要となる市街地サーキット。アスファルトはバンピーで滑りやすく、グリップはマンホールの蓋や路面上の白線によって損なわれる。アドヒージョンの不足にも関わらず、マシンは減速時に4.3Gに達する荷重をマネージしなければならない。

    反時計回りの前兆5,073kmのコースを61周する決勝は、2時間のタイミリミットに近いものとなるため、熱や温度、絶え間ないバンプも加わり、ドライバーにとって肉体的に非常に苛酷で、マシンとタイヤにもタフなものとなる。例えば、スタート直後のターン1からターン3にかけてのコーナーの連続では、特にタイヤに大きな負荷を課す切り返しがある。

    ドライバーは、ブレーキングを出来るだけ遅めにし、ターンインと減速を同時に行う。このため、タイヤには縦方向と横方向の荷重が同時にかかり、タイヤ構造への負荷は大きくなる。しかし、コンストラクションの完全性は、ミスが許されないシンガポールで不可欠。最適なドライビングプレシジョンと完璧なレースラインのためのアドヒージョンを保証する。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「個人的には、シンガポールGPは大好きです。ナイトレースならではの驚くべきシーンが見られ、素晴らしい雰囲気に包まれ、そして我々のタイヤにとって魅力的なチャレンジの場所です。無数のスポットライトの下、決勝時の状況は通常のレースとは異なるため、チームとドライバーはタイヤ戦略を懸命に練らなければなりません。路面の状況と改善は、日中のレースの場合といくらか異なります。また、セーフティカー導入の可能性もあります。2008年以降、シンガポールGPでは、セーフティカーが毎年登場しています。したがって、状況が振り出しに戻った場合に迅速にアドバンテージを得るために、戦略は柔軟かつ効果的でなければなりません。温度は常に高いものの、これまでのシンガポールGPでは雨を経験していません。今年も同様と思われ、我々のF1レンジ中で最も軟らかい組み合わせである2つのスリックタイヤの究極の性能が見られるでしょう。昨年は、セバステャン・ベッテルが3ストップ戦略で優勝しました。一方、ルイス・ハミルトンは、4回のピットストップと1回のドライブスルー・ペナルティを行いながらも5位に入賞しました。平均スピードは速くないため、低速コーナーからの出口で、オーバーヒートに繋がるホイールスピンをコントロールできれば、デグラデーションは問題にならないと思います」

  • ピレリのF1テストカーにもオルタネーター故障

    ピレリのF1テストカーにもオルタネーター故障

    ピレリは、バルセロナで実施していたF1タイヤテスト中にルノーの2010年エンジンのオルタネーターが故障し、短縮を余儀なくされた。

    ピレリは、F1タイヤテストにルノーの2010年F1マシン“R30”を使用しているが、搭載されている2010年仕様のオルタネーターが故障。ルノーは、使用されているオルターネーターは今シーズン前半に使われたものと“類似している”と述べた。

    ルノーのスポークスマンは「本日早く、バルセロナでピレリのタイヤテストで使用されている2010年のR30が、今シーズン序盤にバレンシアでの出来事と類似したオルターネーターの故障を経験した」とコメント。

    「エンジンは2010年バージョンで、2012年シーズン前半に使われた使用と類似した2010年仕様のオルタネーターを搭載している」

    セバスチャン・ベッテルとロマン・グロージャンがリタイアしたバレンシア後、ルノーはオルタネーターの仕様を変更した。

    しかし、コンポーネントを改良したにも関わらず、F1イタリアGPでは再びセバスチャン・ベッテルがオルターネーターの故障でリタイアを余儀なくされた。

    ルノーは、ヴィリのファクトリーでの調査を進めており、来週末のF1シンガポールGPに導入する処置によって信頼性問題は解決すると自信をみせている。

    ただ、ルノーがタイヤテストで開発をすることは禁止されているため、ピレリのテストで使用されたオルタネーターは、開発パーツではなかった。

    「タイヤテストの合意条件に従い、我々はピレリのテストで新しいもの、もしくは開発パーツはまったく使用していない」とルノーは述べた。

  • ピレリ、F1インドGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリ、F1インドGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリは、第15戦F1日本GPから第17戦F1インドGPまでのタイヤコンパウンドを発表した。

    高速でチャレンジングな鈴鹿サーキットでは、P Zero シルバー・ハードタイヤとP Zero イエロー・ソフトタイヤを投入。

    続くF1韓国GPでは、昨年同様にP Zero イエロー・ソフトタイヤとP Zero レッド・スーパーソフトタイヤが割り当てられる。

    高温となるF1インドGPでは、P Zero シルバー・ハードタイヤとP Zero イエロー・ソフトタイヤの組み合わせが持ち込まれる。

    2012年 F1 タイヤコンパウンド

    開幕戦 オーストラリアGP  ソフト(黄)&ミディアム(シルバー)
    第2戦 マレーシアGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第3戦 中国GP  ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第4戦 バーレーンGP  ソフト(黄色)&ミディアム(白)
    第5戦 スペインGP  ソフト(黄色)&ハード(シルバー)
    第6戦 モナコGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第7戦 カナダGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第8戦 ヨーロッパGP  ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第9戦 イギリスGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第10戦 ドイツGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第11戦 ハンガリーGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第12戦 ベルギーGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第13戦 イタリアGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第14戦 シンガポールGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第15戦 日本GP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第16戦 韓国GP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第17戦 インドGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)

  • ピレリ:F1ベルギーGP プレビュー

    ピレリ:F1ベルギーGP プレビュー

    ピレリが、2012年 第12戦 F1ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    1ヵ月の夏休みを終え、ピレリは、P Zero シルバー・ハード、P Zero ホワイト・ミディアムタイヤとともにグランプリへ復帰する。この組み合わせは、今シーズン2戦目のマレーシアGP以来となる。

    伝統的なスパ・フランコルシャン・サーキットのコンディションは、他にはない特徴がある。全長7,004kmのシーズン中で最も長いラップは、高い雨のリスクとともに、非常に変わりやすい天候状況の一因となっている。アルデンヌの丘陸地帯に位置するスパは、独自の気候環境を持ちため、サーキットの一部が雨の場合でも、ドライの部分が存在する状態がしばしば発生する。

    スパは、高速コーナーを有するハイスピードサーキットとして有名。タイヤにとっても厳しく、究極のジェットコースターさながらのオー・ルージュのようなセクションによって、タイヤは非常に大きな横方向と縦方向の荷重に対応しなければならない。44周のレース中、タイヤにはハードワークが科せられるため、ピレリのタイヤレンジから最も硬い2つのコンパウンドが選択されている。

    スパは、ラップが長く変化に富んだレースになるため、効果的な戦略の幅が広いと言える。しかし、戦略は、変わりやすい天候状況に常に柔軟に対応する必要がある。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ モータースポーツダイレクター)
    「スパは、個人的な好きなサーキットです。最近では、24時間耐久レース時にここを訪れました。トラックの構成と多様な天候状態は、いつも何かしら素晴らしいレースを生み出すように思います。タイヤの観点では、ハイスピードと多面的にタイヤに作用する大きな荷重にとって、スパはシーズン中で最も厳しいサーキットのひとつと言えます。ハードとミディアムの組み合わせは、スパで求められる、スタートからフィニッシュまでドライバーがハードにプッシュすることを可能にします。今シーズン前半は、F1史上で最も接戦となったので、後半戦の展開と夏休み明けにどのチームが抜け出すのか、とても楽しみです。各チーム、特に中段グループは大接戦となっているので、予想は極めて困難です」

  • ピレリ、2010年F1マシンでのテストに不満

    ピレリ、2010年F1マシンでのテストに不満

    ピレリのモータスポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、F1チームの協力があれば、今年のタイヤの狭い作動ウインドウは避けられたと考えている。

    ポール・ヘンベリーは、2年落ちのマシンでは、2012年タイヤの完全な特性は予見できないと述べた。

    「2010年マシンで同じタイヤを使っても、同じレベルのチャレンジにはならない」とポール・ヘンベリーは Totalrace にコメント。

    昨年まで、ピレリは2009年のトヨタのF1マシン“TF109”(写真)でタイヤを開発。それ以降の規約変更をシミュレートするためにマシンをアップグレートさせていた。

    現在、ピレリは、ルノーの2010年マシン“R30”を使用してハイメ・アルグエルスアリとルーカス・ディ・グラッスが作業を進めている。

    だが、2010年マシンと今季マシンでは基本的に“空力的なバランス”が異なるとポール・ヘンベリーは述べた。

    「タイヤへの入力の変化と、フロントとリアの相対的な温度が重要だ」

    ピレリは、2012年タイヤの特性を予見していたかと質問されたポール・ヘンベリーは「いいや、2010年マシンではわからなかったからね」とコメント。

    ピレリは、ルノー R30でのテストプログラムを推し進めていくかとの質問には「(テストは)それしかできないからね」と述べた。

    「もちろん、2年落ちのマシンでテストをしたいわけではないが、それを得るのさえも一苦労だった」

    ポール・ベンベリーは、ピレリとしては2012年仕様のテストカーを手に入れられるようチームに同意を求めているが「彼はそうしないだろう」と述べた。

    「前回そのためのコンセンサスをとるのに18ヶ月かかったし、2010年マシンでやらなければならなかった」

    「残念ながら、昨年マシンの1台を持つことさえできない」

    「マシンは毎年かなり変わるし、コンパウンドに関する正確なパラメーターについて話をしている」

  • メルセデスエンジンはピレリタイヤに厳しい?

    メルセデスエンジンはピレリタイヤに厳しい?

    今年、マクラーレン、メルセデス、フォース・インディアの3チームは、激しいタイヤ摩耗に苦しんでいるが、ドイツの Auto Motor und Sport は、その原因は共通のエンジンサプライヤーにあると分析している。

    マクラーレンのルイス・ハミルトンは「ロータス、レッドブル、そしてフェラーリは僕たちよりもタイヤを長く持たせることができている」と述べている。

    同誌は、メルセデスのV8エンジンの優れたミッドレンジのパワーが、ピレリのリアタイヤの摩耗を強めているとしている。

    ザウバーのセルジオ・ペレスは「コーナーの出口ではフォース・インディアについていくことができるけど、彼らのタイヤがフレッシュである限り、そのあと引き離されてしまう」と述べている。

    メルセデスのチーム代表ロス・ブウウンは「エンジン特性はタイヤのデグラデーションに対して大きな影響がある」と認める。

    同誌は、メルセデスが問題を認め、エンジン・トルクマップの改善に全力で取り組んでいると報じた。