カテゴリー: メルセデスF1

  • メルセデスF1代表 マクラーレンの冷却疑惑に反応「不正ではないと確信」

    メルセデスF1代表 マクラーレンの冷却疑惑に反応「不正ではないと確信」

    F1マイアミGPで圧倒的なパフォーマンスを披露したマクラーレンに対し、レッドブルが“タイヤ冷却トリック”を疑う中、メルセデスF1代表トト・ヴォルフが擁護の姿勢を示した。

    2025年シーズン、マクラーレンはコンディションを問わず安定した強さを発揮しており、マイアミでは「別次元の速さ」(ヴォルフ)と形容されるほどの支配的な走りを見せた。しかしその裏で、一部のライバルチームは「タイヤ内部に水を注入して冷却効果を得ているのではないか」と疑念を抱いている。

    こうした疑惑に対し、マクラーレンCEOザク・ブラウンは「明らかに行き過ぎた指摘だ」と一蹴。マイアミのピットウォールでは“TYRE WATER”と書かれた水筒を手に、疑惑を逆手に取るような姿を見せ、レッドブルの抗議に対して挑発的な態度を示した。

    「我々を不安定にしようとするチームが、こうした主張を繰り返している」とブラウンは語る。

    一方でヴォルフは、マクラーレンと政治的に近い関係にあるとされるものの、今回のタイヤマネジメントの秘訣については「まったく分からない」と認めている。

    「我々はただ傍観しているわけではない。実験や開発を通じて、その鍵を見つけようと懸命に取り組んでいる」

    「マクラーレンが何をしているのか、可能な限り早く突き止めなければならない。なぜなら、その技術は来年も通用する可能性があるからだ」

    なお、レッドブルは熱画像カメラを用いてマクラーレンのタイヤ温度分布を調査。その結果、他チームと比べて異常に冷却されている様子が確認されたという。

    それでもヴォルフは、マクラーレンに不正の疑いをかけることには強く反対している。

    「彼らはルールの範囲内でやっている。違法なことなどしていない。何かを発見したのだろうが、それを否定する理由はない」

    2026年のレギュレーション変更を控えるF1において、タイヤマネジメント技術は今後さらに注目を集める分野となりそうだ。

  • メルセデスF1代表 アントネッリの才能を称賛「未来のF1を担う存在」

    メルセデスF1代表 アントネッリの才能を称賛「未来のF1を担う存在」

    メルセデスの代表トト・ヴォルフは、マイアミでの活躍を受けてキミ・アントネッリを特に高く評価した。一方で、オスカー・ピアストリとランド・ノリスの先頭2台に対し、3位ジョージ・ラッセルが30秒以上遅れてゴールしたことから、マクラーレンに対してメルセデスが何を欠いているのかも説明した。

    アメリカでの週末にはメルセデスにとって多くのポジティブな要素があったが、ヴォルフは、マクラーレンの圧倒的な速さによって、メルセデスの純粋なペースがどの位置にあるのかを正確に評価するのが難しかったと振り返った。

    ラッセルはVSC(バーチャル・セーフティカー)のタイミングの助けもあり、今季4回目の表彰台を獲得した。一方で、アントネッリも週末を通して存在感を示した。イタリア人ティーンはスプリント予選でポールポジションを獲得し、F1のすべてのフォーマットを通じて史上最年少のポールシッターとなった。グランプリ予選でも3番手を記録している。

    「週末のハイライトは間違いなく、彼(アントネッリ)の1周でのスピードだった。素晴らしかった」とヴォルフは語った。「彼の才能の証明でもあるし、将来への良い兆しだ」

    「レースは難しかった。ここマイアミでは、正しい比較基準を見つけるのがとにかく難しい。『ミディアムタイヤのスティントは十分に速かったのか?』と自問してみても、ジョージがハードタイヤで後方に留まっていたのは良くなかった。そして彼(アントネッリ)がハードに切り替えたときは、まだ経験不足で適切にマネジメントできなかった」

    「正しい基準を見つけるという意味では、ボノ(レースエンジニアのピート・ボニントン)が本当に彼を導こうとしていたが、マシンの中にいるとそれを感じ取るのは簡単ではない。それも学習の一環だと思っている」

    「失望しているわけではない。全体的に見て、彼は良い仕事をしたと思う」

    アンドレア・キミ・アントネッリアントネッリのポールポジションは、メルセデスにとって今週末のハイライトだった。

    アントネッリ自身も、決勝ではハードコンパウンドで苦戦したことを認めているが、それは彼だけではなかった。C3タイヤを序盤から機能させられたのは、マクラーレンの2台だけだった。ミディアムタイヤではメルセデス勢も競争力を見せ、ラッセルはそのタイヤでマックス・フェルスタッペンを最後まで抑え込んだ。

    「我々のマシンは、単発のスピードや数周のスティントでは本当に速い。つまり、一周の速さという点では間違いなく戦えるレベルにある。ただ、長いスティントになるとタイヤマネジメントがうまくいかない。マクラーレンは、その点でお手本のような存在だ」とヴォルフは説明した。

    「レッドブルもマックスがその部分をうまく処理しているが、パフォーマンスには波がある。我々は安定した仕事をしていると思うが、マクラーレンはその一段上をいっている。彼らはコーナーを速く走っても、タイヤを過熱させない。それこそが我々が目指すべき姿であり、この課題に対して技術的に解決策を見出さなければならない」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツメルセデスは、マクラーレンのペースに対抗する手段がなかったものの、ラッセルのおかげで再び表彰台を祝うことができた。

    一周のタイムでは、メルセデスは最前列争いに加われるポテンシャルを持っている。アントネッリのスプリント予選ポールは、その証拠だ。しかしヴォルフは、レースペースの持続こそが現在の最大の課題だと語る。

    「予選ではすべてを出し切っている。マシンが生み出せる最大限のダウンフォースを引き出して、我々はトップ争いに加われている」
    「だが、ポイントが与えられるのはレースであり、つまり長いスティントを通してそのペースを維持する力が求められる。今の我々には、それができていない」

    「もっと良くならなければならない。我々は理解する必要がある。開発の中でどこに焦点を当てるべきか、主要なパフォーマンス要因は何か。それを今まさに探っている。我々はこの課題に完全に取り組んでいる」

    「今も試行錯誤を続けており、最終的には必ずマクラーレンと戦えるようになると信じている」

  • ジョージ・ラッセル F1マイアミGP決勝「今日は戦略で勝負するつもりだった」

    ジョージ・ラッセル F1マイアミGP決勝「今日は戦略で勝負するつもりだった」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、週末を通してマシンに馴染めない中での3位表彰台に、自らも「驚いた」と語った。バーチャル・セーフティカー(VSC)を活用した巧みな戦略と終盤の力走によって、今季4度目のグランプリ表彰台を獲得してみせた。

    F1第6戦マイアミGPは、マクラーレンの圧倒的な1-2フィニッシュに沸いた一方で、メルセデスのジョージ・ラッセルは、決して順風満帆とは言えなかった週末を3位表彰台というかたちで締めくくった。

    苦戦を強いられたフリー走行と予選、そして決勝での巧みな戦略と安定したドライビング。トップ勢と比べて厳しいパッケージの中で結果を残し、存在感を示す一戦となった。

    「マイアミで3位を獲得して帰ることができて、本当にうれしい。今週末はいつも以上に苦戦していて、これまでのレースに比べてマシンの中での感触が良くなかった。序盤から後手に回ってしまったが、大事な場面ではしっかりとパフォーマンスを出すことができたし、強い結果を持ち帰ることができた」

    ラッセルは金曜のフリー走行1回目(FP1)以降、自身のペースに納得がいかず、スプリント予選と決勝の両方で5番手に留まった。注目が若きチームメイト、キミ・アントネッリのスプリント初ポール獲得や、Q3でのフェルスタッペンに迫る僅差のラップタイムに集まる中、ラッセルは陰で課題と格闘し続けていた。

    「正直、今日は戦略で勝負するつもりだった」とラッセルは語る。「トップ5のドライバーでハードタイヤスタートは珍しいが、VSCに救われた面もある。リスクはあったけど、それがF1というものだ」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 マイアミGP苦戦の週末から3位表彰台に「結果がすべてだ」とラッセル

    レースでは、フェルスタッペンやアントネッリがピットインしたタイミングで自らのペースを引き上げ、コンマ3~4秒のラップタイム改善を記録。これにより、ピット作業を経てフェルスタッペンの前でコースに復帰することに成功した。以降は3位の座を守るために全神経を集中させた。

    「ピット後はフェルスタッペンがすぐ後ろにいたけれど、自分はミディアムタイヤで良いフィーリングを得られていたし、彼を抑えられるだけのペースマネジメントができるという確信があった」とラッセルは明かしている。

    終盤には、ラッセルの背後にフェルスタッペンのみならず、勢いを見せたウィリアムズのアレックス・アルボン、さらにはチームメイトのアントネッリも迫る展開となったが、冷静な走りでポジションを死守。トップのマクラーレン勢には届かなかったものの、今季を通じて安定感を示してきたラッセルらしいレース運びだった。

    「マクラーレンは他チームに対して明確なアドバンテージを持っていた。彼らにおめでとうと言いたい。差を埋めるのは簡単ではないが、我々も引き続き努力を続けていく。次戦のイモラを皮切りに始まるヨーロッパ3連戦が楽しみだ」

    ラッセルはレース後、改めて今週末の苦戦を認めた上で、それでも表彰台という形で結果を残せたことを誇らしく思っていると語った。

    「今週末はずっと後手に回っていたけど、3位という結果を持ち帰れることに満足している。マクラーレンは本当にいい仕事をしている。同じイギリスのチームだし、彼らの活躍は刺激になるよ」

  • キミ・アントネッリ F1マイアミGP決勝「課題はレースマネジメントの完成度」

    キミ・アントネッリ F1マイアミGP決勝「課題はレースマネジメントの完成度」

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1マイアミGPで激動の週末を過ごした。予選ではスプリントを含め2度の好成績を収めた一方、スプリントと決勝では思うように結果を伸ばせず、課題も残る内容となった。

    日曜日の決勝では3番グリッドからスタートし、序盤は2番手に浮上。好スタートを決め、スプリントで見られたような混乱にも巻き込まれず、マックス・フェルスタッペンの直後につける展開となった。しかし、最終的には6位フィニッシュ。マクラーレン勢の速さに対抗することができなかった。

    「残念だけど、今日はこれ以上の結果を狙えるほどのペースがなかった」とアントネッリはレース後の公式コメントで語った。

    「スタートは良くて2番手まで上がったけど、マクラーレンのペースがすごくて、すぐに抜かれてしまった。最初のスティントではミディアムで結構感触は良かったけど、後半のハードではちょっと苦しんだ。全体的にペースが良くなかったから、そこが6位という結果につながったと思う。チームとして何が原因だったのかをしっかり分析して、改善点を探っていきたい」

    アントネッリはこの日、アンダーカットを狙ったピット戦略の中でタイミング悪くカルロス・サインツの進入に重なり、発進を一時待たされる形に。これでポジションを落とし、アレックス・アルボンとのバトルや、ジョージ・ラッセルのVSCピット戦略にも影響された。

    「でも、全体的には今週末の内容には満足してる。予選では強さを見せられたし、スプリントでは初めてポールポジションを獲れたからね。レースマネジメントの部分はまだ経験を積んでる途中だけど、シーズンが進めばもっと良くなると思う」

    「次のイモラは自分にとって初めての母国GPになるからすごく楽しみだし、きっと信じられないくらいの雰囲気と応援が待ってると思う。週末が待ちきれないよ」と語り、次戦への意欲を見せた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 マイアミGP

    なお、週末を通じてアントネッリはポイントをスプリントと決勝の両方で獲得。さらに、今季初めて予選でチームメイトのラッセルを2度上回るなど、一発の速さという観点でも進歩を示した。

    「今週末は一発の速さに力を入れて取り組んできたから、その成果が出たのは自信になった」と語るアントネッリは、母国イタリアでの次戦イモラでのさらなる飛躍を目指す。

  • ジョージ・ラッセル F1マイアミGP後の記者会見を「体調不良」で欠席

    ジョージ・ラッセル F1マイアミGP後の記者会見を「体調不良」で欠席

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1マイアミGP終盤に激しい腹痛に襲われながらも、今季4度目となる表彰台フィニッシュを果たした。

    週末を通じてマシンのフィーリングには満足できなかったというラッセルだが、決勝直後のF1公式チャンネルのインタビューでは、レース終盤の体調不良について明かしている。

    「最後の15周はひどい腹痛に襲われて、本当に苦しかった。今もかなりつらい状態で、まっすぐ立つこともできない。胃がとにかく痛むんだ」と語ったラッセル。「いつもより少し朝食を多く食べたんだけど、それが原因かもしれないね。」

    ラッセルはレース直後の表彰台や、トラック上を走行しながら行われたインタビューには出席していたが、その後、マイアミ・ドルフィンズの更衣室を使用して行われたFIA主催の公式記者会見には姿を見せなかった。

    会見には、優勝したオスカー・ピアストリと2位のランド・ノリスのマクラーレン勢のみが出席し、メルセデスはラッセルの欠席について「体調不良のため」と説明している。

    レース後、メルセデスはラッセルの体調が回復したことを正式に発表している。

    ジョージ・ラッセル F1 マイアミGP

    ラッセルはこの日、ハードタイヤでスタートしたことで中盤まで長く走行し、バーチャル・セーフティカー(VSC)導入中にピットインする好機を得た。この戦略が奏功し、ピット作業を終えた際にはマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリの前でコースに復帰し、最終的に3位を手にした。

    「今日はリスクを取って大胆な戦略を選んだ。トップ5の中でハードタイヤを履いてスタートするドライバーなんて、そうそういない」とラッセルは説明する。「VSCが入ったのは運が良かった部分もあるけど、それがレースというもの。リスクを取れば、こうして報われることもある。」

    「キミやマックスがピットに入ったあと、自分でもコンマ2~3秒速くなって、とてもいいポジションにいた。正直、この週末はずっと不調で、ドライビングを楽しめていなかった。でも、結果を出すべきときにちゃんとやりきれたのは誇りに思う。」

    なお、この3位というリザルトは、フェルスタッペンの後方走行中にラッセルが黄旗中に減速しなかった疑いでレッドブルが抗議したことで一時危うくなったが、スチュワードは抗議を却下し、ラッセルの順位は正式に認められた。

    レース前には、F1ドライバーたちがレゴブロックで作られた実物大のF1カーでコースを走行するというユニークなドライバーズパレードが行われ、ラッセルもステアリングを握っていた。チームメイトのキミ・アントネッリを後部座席に乗せ、他のドライバーたちと共にレースさながらの“バンパーカー走行”を楽しんだ。

    トップスピードが時速20kmに制限されていたこのイベントでは、スピードよりも楽しさが重視され、ドライバー同士の軽い接触も度々見られた。レース後、ラッセルは「レゴのレースでランドの足をちょっと負傷させちゃったかも」と冗談を交えながら振り返った。

    「ランドは僕にちょっと怒ってるかもね。朝のレゴレースでちょっとぶつかっちゃって、足を痛めさせたかもしれないんだ。苦情を言いに来るかもね」と笑いながら語ったラッセルは、続けて「今日一番楽しかったのは間違いなくあのレゴレースだね。最高だったよ。あれ、毎戦やるべきだよ」と締めくくった。

  • キミ・アントネッリ F1マイアミGP予選3番手「いい形で立て直せた」

    キミ・アントネッリ F1マイアミGP予選3番手「いい形で立て直せた」

    F1マイアミGPのスプリントで思わぬ不運に見舞われたメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、日曜の決勝での巻き返しに全力を注ぐ構えだ。

    金曜のスプリント予選で自身初のポールポジションを獲得したアントネッリは、土曜のスプリントでスタート直後にマクラーレンのオスカー・ピアストリと接近戦を展開し、ターン1でワイドに膨らんで4番手までポジションを落とした。

    事態はさらに悪化し、乾きつつある路面への対応としてピットインした際、レッドブルがマックス・フェルスタッペンをアントネッリの進路に危険なタイミングで送り出したことで、アントネッリはピットに入れずにコースをもう一周せざるを得なかった。このタイムロスにより、フィニッシュ時点ではポイント圏外に沈んだが、レース後の他車へのペナルティにより7位に繰り上がり、2ポイントを獲得した。

    予選では、アントネッリが再び存在感を示した。ポールポジションは逃したものの、首位フェルスタッペンとの差はわずか0.067秒。ピアストリにもコンマ0.002秒及ばず、惜しくも3番手に留まったが、ルーキーとして堂々たる走りを見せた。

    「今日はいい形で立て直すことができた」とアントネッリは語る。「セッション中は少し苦労した。雨でラバーが流されて路面が昨日とまったく違っていたので、適応に時間がかかった。でも、最後のアタックはうまくまとめられたので満足している」

    「ターン1ではちょっと欲を出しすぎて軽くロックアップしてしまったが、それでも後半はしっかりと持ち直せた。明日の決勝が楽しみだ」

    決勝に向けては、マクラーレンの強さを認めつつも、チャンスを狙っている。

    「マクラーレンは本当に速いと思う。少しペースに差があるかもしれないが、マックスやマクラーレンと戦えることを願っている。何が起きても対応できるように準備しておくつもりだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 マイアミGPアントネッリの予選ラップタイムはノリスよりわずか0.002秒遅かった。

    今回のマイアミGPでは、アントネッリがチームメイトのジョージ・ラッセルを予選で初めて上回った。ラッセルは週末を通してマシンのフィーリングに苦しみ、予選では5番手にとどまった。

    「今週末は自分でもよくわからない状態が続いている」とラッセルは述べた。「FP1ではマシンの感触が良かったのに、スプリント予選も今日の予選も、まったくフィーリングが掴めなかった」

    「正直、いい状態ではなかったが、それでもP5なら受け入れられる。もっと下位に沈んでいてもおかしくなかった。明日は流れが変わってくれることを期待している。長いレースになるし、天気も不安定だから波乱があるかもしれない。今日のように展開次第でどう転ぶかわからない」

    マイアミGP決勝は現地日曜に開催される。アントネッリは3番手グリッドから、自身初の表彰台を視野に入れて臨む。

  • メルセデスF1代表 ピット事故でレッドブルを痛烈批判「判断力の欠如」

    メルセデスF1代表 ピット事故でレッドブルを痛烈批判「判断力の欠如」

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、F1マイアミGPのスプリントレース中に起きたピットレーンでのインシデントに対し、レッドブルの対応を「まったくの判断力の欠如」と厳しく非難した。

    この一件は、マックス・フェルスタッペンがピットアウトの際、アンドレア・キミ・アントネッリの進路を塞ぐ形でリリースされたことで発生。アントネッリは接触を避けきれず、フェルスタッペンのマシンのフロントウイング左側エンドプレートを破損させる軽接触が発生した。

    レッドブルのピットクルーはかつて“完璧”の代名詞と称されていたが、ここ数戦ではその評判にも陰りが見えている。バーレーンGPでの問題は電装系の不具合によるもので人的ミスではなかったが、今回のマイアミでの事案は明らかな“人為的ミス”であり、状況次第では大事故につながりかねなかった。

    レースは雨の影響を受け、アントネッリはインターミディエイトタイヤでのポールスタートから第1コーナーで4番手に後退。その後、13周目に路面の乾きに伴ってフェルスタッペンと同時にスリックタイヤへ交換するためピットインした。

    しかし、フェルスタッペンがピットアウトの合図を受けたのは、まさにアントネッリがメルセデスのピットへ向かって進入していたタイミングだった。両者は衝突を回避するため減速と進路変更を行ったものの、アントネッリのマシンはフェルスタッペンのレッドブルにかすかに接触。その影響でアントネッリは自ピットに入れず、もう1周を走行してから再度ピット作業を行う羽目になった。

    「これが決勝レースで起きていたら、本当に苛立たしい状況だっただろう」とヴォルフはSky Sports F1の取材に対してコメント。

    「しかし、それにしても判断力の完全な欠如には驚かされた。安全面を考慮すれば、あのタイミングでのリリースは明らかにあり得ない。誰かがパニックを起こしたんだ」と辛辣に語った。

    このレースでアントネッリは10位、フェルスタッペンはピットレーンでの危険なリリースにより10秒加算ペナルティを科され、最終順位は17位に沈んだ。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、この件について「完全に人為的なミスだった」と認めている。

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  • キミ・アントネッリ F1史上最年少ポール獲得に「夢のよう」 / F1マイアミGP

    キミ・アントネッリ F1史上最年少ポール獲得に「夢のよう」 / F1マイアミGP

    アンドレア・キミ・アントネッリは、2025年F1マイアミグランプリのスプリント予選でF1初のポールポジションを獲得。メルセデスの18歳のイタリア人ルーキーは、自身でも「予想していなかった」と語りながらも、見事なラップで強豪を抑えてトップに立ち、F1史上最年少ポールポジション記録を更新した(※スプリント予選を含む全フォーマットにおいて)。

    予選のSQ1とSQ2から好調な走りを見せていたアントネッリは、SQ3で1分26秒482を記録。これが最終的に他のドライバーを上回るタイムとなり、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスを2番手、3番手に退ける形となった。

    「本当に夢のような気分だった。正直、ここまでの結果になるとは思っていなかったが、クルマのフィーリングはすごく良かった。周回ごとに改善していって、あのラップですべてが噛み合った」とアントネッリはセッション後に語った。

    予選終了後、ガレージでは父マルコ・アントネッリと抱き合い、喜びを分かち合う感動的な場面も見られた。

    「ガレージで父の姿を見つけられたのはすごくうれしかった。彼は自分にとって本当に大きな存在で、どんなときでも頼れる存在だ。この瞬間を一緒に過ごせてうれしい。母や妹とも分かち合いたかったが、それは次の機会に」と家族への思いを語った。

    マイアミ・インターナショナル・オートドロームは今回が初走行となったが、FP1では長めの走行に取り組み、できるだけ多くの情報を収集したという。

    「他のチームの本当のペースはまだ分からないが、それは明日のスプリントで明らかになるだろう。予選に関しては、路面の進化が続いているので、そこにうまく対応しながら再現性のあるパフォーマンスを出すことが重要になる」と冷静に展望を語った。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 マイアミグランプリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツアントネッリはマイアミでF1史上最年少のポールシッターとなった後、父マルコと抱き合った。

    一方、チームメイトのジョージ・ラッセルは、SQ3で最初にアタックラップを計測したものの、最終的には5番手に終わった。

    「まずはキミにおめでとうを言いたい。素晴らしい走りだった。今日一日中速かったし、本当に印象的だった」と称賛。

    「自分は今日はあまり調子が良くなかった。クルマに対してあまり自信が持てず、滑りやすいタイヤに苦しんでいた。だからこそ、早めにアタックする戦略を取った。最後に赤旗や黄旗が出れば有利になると考えていたが、うまくいかなかった」

    「スプリント週末は本当に難しい。序盤にリズムをつかめるかがすべて。今日はその流れに乗り切れなかったのが悔しい。グリッドポジションには満足していないが、キミにとってもチームにとっても最高の結果だ」と締めくくった。

    スプリントレースは土曜日に開催され、若きポールシッターが初勝利へ向けてどんな走りを見せるのか注目が集まる。

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  • メルセデスF1 ナスダックとの複数年のパートナーシップを発表

    メルセデスF1 ナスダックとの複数年のパートナーシップを発表

    メルセデスF1チームは、金融市場の巨頭であるナスダックと複数年にわたるパートナーシップを締結したことを発表した。

    この契約は、今週末のマイアミグランプリから開始され、ナスダックは、メルセデスのパートナー企業(その3分の1はナスダックに上場企業)とともに、そのブランドを露出する。

    メルセデスF1のチームの代表、トト・ヴォルフは「金融テクノロジーのグローバルリーダーであるナスダックを、メルセデスAMGペトロナス・F1チームのパートナーファミリーに迎え入れることを大変嬉しく思う」と語った。

    「パートナーシップは、共通の価値観に基づいて構築された場合に最も強力になる。ナスダックは、最先端のテクノロジーの重要性を理解しているだけでなく、継続的な成長と回復力への当社の取り組みも支持してくれるパートナーだ」

    この契約の一環として、メルセデスのピットウォールキャノピーとエンジニアのステーションには、マイアミでのレースウィークエンド中に初めてナスダックのロゴが掲載される。

    「メルセデスAMG・ペトロナス・F1チームとのパートナーシップは、テクノロジーとパフォーマンスに対する私たちの共通の情熱、そして世界最高の競争力を持つチームを構築するという私たちの深いコミットメントを体現している」とナスダックCEO兼会長のアデナ・フリードマンは述べた。

    「私たちは、それぞれの組織の成長を加速させながら、このスポーツのファンに素晴らしい体験を提供していく」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ナスダックがメルセデスとのパートナーシップを結んだ理由の一つは、F1のグローバルなファンベースへのアクセスを拡大するためだ。

    また、メルセデスにとって、ナスダックのマーケットサイト(ベルセレモニーと「ビデオタワー」の拠点)を活用する機会も生まれる。

    このパートナーシップの一環として、ナスダックとメルセデスAMG・ペトロナス・F1チームは、ビジネス、テクノロジー、スポーツの交わる分野におけるストーリーテリングと体験の創出で協力し、両ブランドとそのオーディエンスの強力な連携を強調していく」と、メルセデスの最高商業責任者であるリチャード・サンダースは付け加えた。

    「先駆的なテクノロジーから、先進的なブランドとの戦略的提携の構築に至るまで、ナスダックと協力し、ファン、パートナー、そしてチームに利益をもたらすことを楽しみにしている」

  • メルセデス F1マイアミGPを戦う特別デザインのレーシングスーツを公開

    メルセデス F1マイアミGPを戦う特別デザインのレーシングスーツを公開

    メルセデスは、2025年F1 マイアミGPを前にジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリのために用意した特別仕様のレーシングスーツとヘルメットを発表した。

    今回のデザインは、マイアミの雰囲気を反映したバーガンディ、ピンク、シルバーのパームツリー柄が特徴。ヘルメットも同様のテーマで彩られており、ラッセルはピンク基調、アントネッリはレーシングスーツに合わせたバーガンディ基調のデザインを採用している。

    また、チームはリザーブドライバーのバルテリ・ボッタスとF1アカデミーに参戦するドリアーヌ・ピンのためにも、それぞれ特別なスーツを用意している。

    この一連の特別仕様の公開により、ファンの間では「W16のカラーリングも変更されるのでは」と憶測が広がっている。SNSでは「シルバーのアクセントが全部ピンクになるのか?」といったコメントも見られた。

    チーム代表のトト・ヴォルフは、マイアミGPに向けたプレビューの中で次のように述べている。

    「マイアミは象徴的な街で、このイベントはカレンダーの中でも重要な一戦になっている」

    「今年は映画のプレミア、テクノロジーフォーラム、パートナーイベント、トラックサイドのホスピタリティなど、様々なアクティベーションを予定しており、マイアミとチーム双方のルーツを祝う場となるでしょう」

    「今回はアディダスとの初の特別コラボにより、チームのビジュアルにも変化が加わる」

    マイアミグランプリ

    また、今季序盤のパフォーマンスについても触れ、「ここまで良いスタートを切れているが、油断はしていない」とコメント。サウジアラビアGPでは課題が残ったものの、今週末のマイアミでは気温やタイヤコンパウンドが類似しているため、「より競争力のある走りが期待できる」と語った。

    さらに、F1アカデミーに参戦中のドリアン・ピンについても「マイアミ専用リバリーでの走行が楽しみにしている」と述べており、週末全体をチームにとってのハイライトとしたい意向を示した。

    なお、メルセデスは今回の特別デザインに合わせてアディダスとのコラボによる「マイアミ2025」公式グッズコレクションも発売している。

    マイアミグランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ