カテゴリー: リバティ・メディア

  • ロス・ブラウン 「2021年F1エンジンは独立系メーカー参入が重要な指標」

    ロス・ブラウン 「2021年F1エンジンは独立系メーカー参入が重要な指標」

    F1のモータースポーツマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2021年の新しいエンジンルールは、独立系エンジンサプライヤーが参入するかどうかが目標を達成したかどうかを理解する上で重要な指標になると語る。

    リバティメディアとFIAは、昨年10月に2021年のF1エンジン案として現行のF1パワーユニットよりも構造がシンプルで、より大きなエンジンノイズを発生する安価なF1エンジンを提案した。

    リバティメディアは、2021年の新しいエンジンレギュレーションの重要な目標として、エネルギーストアとコントロールエレクトロニクスの標準化、開発コストを抑えるための設計パラメーターの厳格化、エンジンサウンドを改善するために回転数を3000rpmに増加することなどを掲げている。

    しかし、この案には既存エンジンサプライヤーが反発。フェラーリはその方向性が改善されなければF1を撤退すると警告している。

    だが、ロス・ブラウンはそれらの目標がF1を前進させると確信していると考えており、F1が独立系エンジンサプライヤーを確保できれば、レギュレーションが新しいマニュファクチャラーをF1に参入させるために手頃で魅力的であることを示し、エンジルールを推進すると考えている。

    「2021年エンジンはより経済的、安価であり、より音量の大きなものでなければならない」とロス・ブラウンは Sky Sports F1 にコメント。

    「それらは独立系エンジンメーカーがマニュファクチャラーになれるレギュレーションでなければならない。独立系エンジンサプライヤーを得られると明言はできないが、独立系サプライヤーが参入することを可能にする技術仕様でなければならない」

    「私はそれが実際に重要なバロメーターだと考えている。それを達成できれば、我々が技術的にも経済的にも適切なエンジンを定めたということになるからだ」

    「今日のエンジンは1億ポンドだが、それはただエンジンを購入するだけの額だ。開発や設計などの作業は含まれていない。それはあまりに高価だ。我々はエンジンを経済的にするためにそのコストを下げる必要がある」

    リバティメディアは、2021年のエンジンルールを固めるために、2018年シーズンを通して既存メーカーおよび潜在的なサプライヤーを含む主要なステークホルダーとの間でさらなる議論が行う予定となっている。

    最後の独立系エンジンサプライヤーだったコスワースは2013年末にF1から撤退しているが、アストンマーティンは2021年から独立系サプライヤーとしてF1に参入することに関心を示しており、今年からレッドブルとの技術パートナーシップを強化するレッドブルが潜在的な候補に挙げられている。

  • F1チーム首脳陣もグリッドガール廃止に反対・・・政治的な駆け引きか

    F1チーム首脳陣もグリッドガール廃止に反対・・・政治的な駆け引きか

    F1チームの首脳陣もF1から“グリッドガール”を廃止することには反対している。グリッドガール論争は、将来のエンジン案を含めた将来のF1の方向性に対するリバティメディアとF1チームとの政治的な駆け引きのひとつとなりそうだ。

    F1では各国の美女たちがドライバーのネームボードを持ってグリッドに花を添えてきた。しかし、近年では“グリッドガール”が女性差別を助長するとして廃止を求める声が高まっている。

    すでにFIA 世界耐久選手権(WEC)ではグリッドガールを廃止しており、F1でも2015年のF1モナコGPで“グリッドボーイ”を登場されるなど、試行錯誤がなされている。

    F1のモータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンは、女性のグリッドガールを起用することは“デリケートな話題”であり、“要検討”事項であると発言している。

    グリッドガールの廃止には反対しているF1ドライバーも多く、レッドブルのダニエル・リカルドは「それで育ってきた。子供の頃でさえ、アンブレラガールやグリッドガールを見てきたと思う。それはスポーツの魅力のひとつだ」、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは「グリッドガールは続けるべきだ」、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは「グリッドから宝石がなくなってしまうとしたら残念だ」とコメントしている。

    グリッドガールに反対しているのはF1ドライバーだけではない。F1首脳陣も反対の声を挙げているが、それは美女がグリッドから姿を消すというよりも、F1改革を進めようとしているリバティメディアへの政治的メッセージの意味合いが強そうだ。

    最近、リバティメディアの方針に反発してF1撤退をちらつかせ、ロス・ブラウンとの対立姿勢を強めているフェラーリのセルジオ・マルキオンは「グリッドガールは何年もの間、F1の不可欠な部分だった」とコメント。

    「ロス・ブラウンは気にしなければならないもっと不可欠で重要なことがあるはずだ」

    メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは「女性の解放は完全に正しいことだ。実際、彼らは男性を追い抜く過程にある。だが、なぜ彼女たちがグリッドに立つことが許されないのだろうか?」と Servus TV にコメント。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもグリッドガールの廃止は「想像できない」と語る。

    「アメリカでは、試合の前後や最中にチアリーダーが登場する。F1でそうすべきではないという理由がわからない」

    「我々には他に心配するべきことがあると思う」

  • 【F1】 2018年にマルセイユで大規模ファンイベント『F1 LIVE』を開催へ

    【F1】 2018年にマルセイユで大規模ファンイベント『F1 LIVE』を開催へ

    F1は、2018年にフランス・マルセイユで大規模なファンイベントを開催することを予定している。

    今年7月、F1はロンドン市内でF1史上最大規模のファンイベント『F1 LIVE LONDON』を開催。全チームとルイス・ハミルトンを除く全ドライバーが参加し、市街地でF1マシンによるデモンストレーション走行を行った。

    La Provence は、2018年にカレンダーに復帰するF1フランスGPをプロモートするために、マルセイユで同様のライブイベントが開催されると報道。

    マルセイユの副市長ジーン・ロアッタは「市長は同意している」とコメント。

    「我々はまだFOMの代表者と会っていないが、現在、ロケーションとセキュリティ問題に取り組んでいる。Mucem(ヨーロッパ・地中海文明博物館)の周辺になるはずだ」

    「市にとって非常に魅力的なものになるだろう」

    F1フランスGPは、2018年に10年ぶりにF1カレンダーに復帰。6月24日にポール・リカールで決勝レースが行われる。

    2018年からレギュレーションが変更され、F1公式イベントでは現行F1マシンでのデモ走行が可能になる。

  • 【F1】 リバティメディアはフェラーリへの“挑発”をやめるべき

    【F1】 リバティメディアはフェラーリへの“挑発”をやめるべき

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、リバティメディアに対し、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長を“挑発”するのをやめるよう警告した。

    最近、セルジオ・マルキオンネは、フェラーリがF1から撤退するという脅威を強めており、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンを“モーセのよに振る舞う”と非難している。

    セルジオ・マルキオンネとロス・ブラウンの緊張関係の主な原因は、リバティメディアが提案した2021年のF1エンジンにあり、メルセデスのトト・ヴォルフもフェラーリと協調路線をとっている。

    トト・ヴォルフは「現在、我々が持っているパワートレインは、これまでで最もパワフルで効率的なレーシングエンジンだ」と Welt am Sonntag newspaper にコメント。

    「新しいエンジンレギュレーションでは、これが最適化される可能性がある。だが、新しいエンジンの開発において、電化、効率、パワーといったハイテクな側面に合致しない。古風なエンジンは我々が望むものではない」

    セルジオ・マルキオンネが、フェラーリのF1撤退を繰り返していることについて、トト・ヴォルフは「私は恐れていない。だが、マルキオンネのことは真剣に捉えるべきだ」とコメント。

    「私はリラックスしている。フェラーリはF1であり、F1はフェラーリだからね」

    「だが、もし私がリバティメディアの新しいF1プロモーターだったが、受け入れがたい提案や要求、無意味な変更によってマルキオンネを挑発し続けるようなことはしないだろう」

    それはどういう意味かと質問されたトト・ヴォルフは「ゲームにルールやショーの要素をもたらし、F1をチープなショッピングチャンネルに変えることだ」と説明。

    「F1は基本構造にとどまらなければならない。それが何であったか、それが何であるかというね。我々はそれらを改善し、新しいメディア環境に直面しなければならない。だが、我々が必要としているのは進化であり、世間知らずな革命ではない」

    トト・ヴォルフは、現在のF1は元最高責任者のバーニー・エクレストンのような主導者を失っていると語る。

    「3~4年前、私は彼がもっと良く知り、それをまったく失うことなく別の役割に着くことを望んでいた。F1の新時代を築いていく役割でね」

    「彼の経験と熱意があるのに、レーサーとして、そして、ビジネスマンとして彼がそれをしなかったことが私が彼に抱いていた唯一の不満だった」

  • 【F1】 フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネ、ロス・ブラウンを口撃

    【F1】 フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネ、ロス・ブラウンを口撃

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、F1のスポティングマネージャーを務めるロス・ブラウンへの攻撃を続けている。

    F1の新オーナーであるリバティメディアとFIA(国際自動車連盟)が2021年のF1エンジン案を公表して以来、セルジオ・マルキオンネは公の場にでるたびにフェラーリのF1撤退の可能性についてのコメントを繰り返してきた。

    FIAとF1が提案した2021年のF1エンジン案は、現行V6エンジンを維持しつつ、新たなエンジンメーカーが参入しやすいように、コスト削減のためにMGU-Hの廃止、コントロールエレクトロニクスやエネルギーストアの標準化などF1エンジンを簡素化することが盛り込まれていた。

    しかし、既存メーカーにとって、その案では現在よりも性能の低いエンジンを新たに製造する必要があるため、フェラーリ、メルセデス、ルノーの3社は反発。ホンダのみがFIAの決定を尊重するとの立場を示している。

    最近、フェラーリの伝統的なクリスマスディナーの場でもセルジオ・マルキオンネはフェラーリのF1撤退ははったりではないと強調。F1から分裂して新シリーズの立ち上げさえも示唆している。

    そして、新たな反発の矛先はF1スポーティングマネージャーのロス・ブラウンに向けられている。ロス・ブラウンは、かつてミハエル・シューマッハとともにエンジニアとしてフェラーリで黄金時代を築き、2009年にはブラウンGPの代表としてタイトルを獲得。その後、メルセデスでも2013年までチーム代表を務め、現在のメルセデスの基礎を築き上げた。

    だが、セルジオ・マルキオンネはロス・ブラウンが“F1のDNAに反する方向を目指している”と非難を強めている。

    セルジオ・マルキオンネは「チェイス・キャリーとは良い関係にある。我々は10年前からお互いを知っており、非常にオープンな対話をしてきた」と Speed Week にコメント。

    「私が意に反さないのは、ロス・ブラウンが登場して、グリッドガールは廃止しなければならないとは発表したときだ。それにエンジンとシャシャーがどうあるべきかというものもね」

    「彼はまるで十戒を読み上げるモーセのように振る舞っている。だが、モーセのボスに電話をすると、彼は私にそれは単に彼の個人的な意見に過ぎないと言う」

    「だから、私はそのような対話には参加したくない。私はじっくりと座って、関係者と話をしたい。メディアを巻き込むことは役に立たない」

    セルジオ・マルキオンネは、現在、フェラーリはF1パワーユニットをカスタマーに1500万ユーロ(約20億円)で供給していることを明らかにした。

    「エンジンが複雑すぎるとのロス・ブラウンの話を聞くと、『1500万ドルで彼は何を望んでいるのだろう?』と尋ねたくなる」とセルジオ・マルキオンネはコメント。

    「我々はショーを改善する必要があると言っているときのリバティメディアは正しい。私は50周で事実上何も起こらなかった最後のレースで提供されたものには興奮しなかった」

    「だが、それはエンジンの欠陥ではない」

    「理想的な世界に住んでいるのであれば、私は全てのルールを窓から投げ捨てるだろう。全車の色だけが違うようなことに繋がる提案を受けるのではなくね」

    「それがF1の未来だと言うのであれば、フェラーリは撤退を決めるのに3秒とかからないだろう」

  • メルセデス、F1の将来について「原則としてフェラーリと同意見」

    メルセデス、F1の将来について「原則としてフェラーリと同意見」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、F1の将来について同社は“原則として”フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長と同じ懸念を抱いていると述べた。

    F1は新オーナーのリバティメディア主導で大きな変革を遂げており、2021年に新しいレギュレーションプラットフォームの導入にむけて準備を進めている。

    だが、現在F1に参戦するマニュファクチャラーは、リバティメディアの示す新しい方向性に不満を募らせている。

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、フェラーリとF1にとって不利益となるのであれば、フェラーリはF1から撤退すると警告。他のマニュファクチャラーを引き抜いて新シリーズを立ち上げる可能性も示唆している。

    メルセデスのトト・ヴォルフは、セルジオ・マルキオンネのスタンスを理解していると語り、メルセデスとしての懸念を述べた。

    「セルジオは歯に衣を着せずにストレートに物を言う人物であり、言いたいことをはっきり言う」とトト・ヴォルフは ESPN のインタビューでコメント。

    「彼は特定のことは受け入れられないと言っている。それが物事に対する対応の仕方だ。原則として、私は彼と同意見だ」

    「アブダビで私は『我々はF1を愛している』と言った。我々はここにとどまってはいるが、適切なフレームワークが必要だ。ガバナンスのフレームワーク、レギュレーションのフレームワークがね。それらを適切な形で管理する必要があるし、物事が適切な方向に進んでいないと考えれば、私たちは意見を述べる。

    セルジオ・マルキオンネが主に論点としているのは、F1が将来的にコストを削減し、独立系エンジンメーカーを引きつけるために標準化されたエンジンパーツを採用することで、テクノロジーの“難易度を下げる”方向にあることだ。

    だが、トト・ヴォルフは、実際には2020年以降のF1の賞金分配に関する問題が論争を呼ぶことになると考えている。

    「それは見て見ぬふりをされている問題だ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「2020年以降はそれが最も重要な話題になる。誰にでも機能する構造を見い出す必要があるのは明らかだ。小規模チームのいくつかは収入面で苦戦している」

    「我々は正しい方法で警備されている限りはコスト制限に反対するつもりはないし、(導入に)合理的なシステムがある。我々は1年ごとに30%の人員削減をするつもりはなく、容易にパフォーマンスのアドバンテージを放棄するつもりもない。あちら側に何かしらが必要になるだろう」

    「これらの議論は友好的な形で始まったばかりであり、我々が異なる意見を持ち合わせていることは理解している。だが、最終的にはF1の利益を考え、適切な解決策を見い出すことになるだろう」

    メルセデスは、2014年にV6ターボハイブリッドが導入されて以降、優位に立っており、エンジン開発においては多額の資金を投資している。

    2021年にエンジンが大幅に変更されることになれば、メルセデスが築き上げてきたポジションを脅かす可能性はあるが、トト・ヴォルフは、メルセデスがそのポジションを守るためだけに変更に抵抗することはないと主張する。

    「我々全員が乗り気だ。変更は好きだし、現行レギュレーションにいくつか欠点があることも理解している。トップ争いに競争は必要であり、我々はバトルを受け入れる」

    「様々な面で異なる意見があるかもことを理解しておくことが重要だと思う。エンジンに関して大きな壁があるとは思っていない。ハイテクでなければならないことは理解してくれているし、完全に新しいエンジンを開発したいとも思っていない。調整はできているように思う」

    「速くてスペクタクルなマシンが必要だが、オーバーテイクが可能でなければならない。注目を集めるものも必要であり、オーバーテイクが可能で、ミスをすれば罰せられるコースが必要だ。つまり、それが我々の仕事であり、本気で成功させたいと思っていことだ」

    「いかなるレギュレーション変更であれ、我々は協力する。毎年チャンピオンシップを勝ち続けるチームは世界中にひとつもない。その点に関しては非常に現実的だと思っている」

    しかし、トト・ヴォルフは、2021年以降もMGU-Hを存続させたいと考えている。MGU-Hは高価で開発が難しいが、継続されるのであれば、他のメーカーに供給することも考えていると語る。

    「(エンジン案については)半分のところまできていると思うが、ハイテクパーツであるMGU-Hの撤廃は気に入っていない。技術が不足しているチームや技術が足りないOEMに対してMGU-Hを供給したいと思っているくらいだ。あらゆる細部に落とし穴が潜んではいるが、議論は正しい形で行われている」

  • 【F1】 バーニー・エクレストン、リバティメディアとフェラーリを口撃

    【F1】 バーニー・エクレストン、リバティメディアとフェラーリを口撃

    バーニー・エクレストンは、F1の新オーナーであるリバティメディア、そして、F1で最も有名なチームであるフェラーリの両方を口撃した。

    今年、アメリカ企業のリバティメディアがF1を買収。バーニー・エクレストン(87歳)は、実権のない名誉会長という役職でフルシーズンを過ごした。

    最近、リバティメディアは2021年のF1エンジン案についてエンジンメーカーから猛反発を喰らっているが、バーニー・エクレストンは、F1運営する唯一の方法は“独裁者”だと語る。

    「F1に民主主義はない」とバーニー・エクレストンは Sonntagsblick に語った。

    「新しいオーナーはまもなくそれを思い知るだろう。これまで彼らは何も達成していないからね」

    また、バーニー・エクレストンは、リバティメディアが2021年のF1エンジン案と予算キャップの計画を見直さなければF1から撤退すると脅迫しているフェラーリも口撃した。

    「おなじみのゲームだ」とバーニー・エクレストンはコメント。

    「彼らは、勝てなければ、たいていパニックを起こす」

    「マックス・モズレーと私は常にフェラーリを助ける長いリストを書くことができたが、彼らは常にそれを否定している」

  • F1ドライバー、グリッドガールの存続を希望

    F1ドライバー、グリッドガールの存続を希望

    F1ドライバーは、今後も“グリッドガール”がF1に存続することを願っているようだ。

    F1では各国の美女たちがドライバーのネームボードを持ってグリッドに花を添えてきた。しかし、近年ではグリッドガールが女性差別を助長するといして廃止を求める声が高まっている。

    すでにFIA 世界耐久選手権(WEC)ではグリッドガールを廃止しており、F1でも2015年のF1モナコGPで“グリッドボーイ”を登場されるなど、試行錯誤がなされている。

    リバティメディアがF1のオーナーとなり、F1は変革の時期を迎えている。F1のモータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンは、女性のグリッドガールを起用することは“デリケートな話題”であり、“要検討”事項であると認める。

    「我々はすべての関係者を尊重しようとしている。多くの人々がグリッドガールの伝統を尊重しているが、少し時代遅れだと感じている人々もいる。我々はそれに取り組んでいる」とロス・ブラウンは語っている。

    だが、F1ドライバーからはグリッドガールの廃止に反対することも挙がっている。

    レッドブルのダニエル・リカルドは「それで育ってきた。子供の頃でさえ、アンブレラガールやグリッドガールを見てきたと思う。それはスポーツの魅力のひとつだ」とコメント。

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンは「グリッドガールは続けるべきだ」と Bild にコメント。

    ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは「グリッドから宝石がなくなってしまうとしたら残念だ」とコメント。

    「来年は代わりに何が登場する? Halo? やれやれだよ」

    関連:【F1】 グリッドガールの見直しを検討

  • 【F1】 歴代F1ロゴの変遷

    【F1】 歴代F1ロゴの変遷

    F1は2018年から新しいロゴが採用される。1950年にF1世界選手権としてスタートして以降のロゴの変化を振り返る。

    2017年最終戦F1アブダビGPの表彰台セレモニー後、表彰台に設置されたスクリーンで2018年から採用される新しいロゴが発表された。今年、リバティメディアがF1を買収。これまでとは異なる新たなマーケティング施策を展開するなかでの23年ぶりのロゴリニューアルとなった。

    (1950年~1986年)
    F1ロゴ (1950年~1986年)
    FORMULA ONEのテキストのみのシンプルなロゴ

    (1987年~1993年)
    F1ロゴ (1987年~1993年)
    FIAの文字のなかにF1マシンをデザイン。FORMULA 1 WORLD CHAMPIONSHIPのテキストが入る。

    (1994年~2017年)
    F1ロゴ (199年~2017年)
    バーニー・エクレストン時代に導入された“フライング1”。黒の“F”と赤の“1”の間に“1”の文字が隠されている。

    (2018年~)
    F1ロゴ (2018年~
    デジタルメディアでの活用を重視してシンプルに変貌。2台がフィニッシュラインを通過する姿にインスピレーションを受けている。

  • 【F1】 グリッドガールの見直しを検討

    【F1】 グリッドガールの見直しを検討

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、今後もF1で“グリッドガール”を採用し続けるべきかどうかを検討している。

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、女性のグリッドガールを起用することは“デリケートな話題”であり、“要検討”事項であると BBC Radio 5 に語った。

    「我々はすべての関係者を尊重しようとしている」とロス・ブラウンはコメント。

    「多くの人々がグリッドガールの伝統を尊重しているが、少し時代遅れだと感じている人々もいる。我々はそれに取り組んでいる」

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは「我々がやっていく必要があるのは、出来る限り多くの視点を持ち、スポーツの未来のために正しい決定をしていくことだ」とコメント。

    グリッドガールは、特定のプロモーション業務で起用されるモデルであり、通常はスポンサー名の入ったコスチュームを着用している。グリッドで傘やドライバーのネームボードを持ち、ドライバーが表彰台に向かう際に歩く廊下に並んで華やかな雰囲気を作り出している。

    だが、社会的な考え方が変化するにつれ、グリッドガールの起用は議論の対象となっており、いくつかのレースでは男性モデルや子供を起用するなど、代替案が試されている。

    今年1月、リバティメディアがF1を買収し、チェイス・キャリーは、バーニー・エクレストンから商業面の責任者の座を引き継いだ。

    「私がこれまで対応してきたリストの中で、グリッドガールについては、失礼ながら、それほど上位には来ていなかった」とチェイス・キャリーはコメント。

    「それは過去の産物なのか、それとも将来の一部として残すべき独特なものなのか?」

    「私の個人の決断にはならないと思う。私自身の見解はあるが、このスポーツは、チームや大きなエコシステム、そして非常に情熱的なファンベースを扱っている。コンセンサスは得られなることは決してないだろうが、いろいろと意見は出るだろうね」

    チェイス・キャリーは、F1が“すべての人々を魅了する”スポーツになることを望んでおり、女性F1ドライバーの登場を“強く望んでいる”と述べた。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、グリッドガールがスポーツに“魅力を加えている”と考えているが、「グリッドボーイは批判された」とコメント。

    「オーストリアでは子供がドライバーのトレイラーに近づいて批判された。それを正すつもりはないし、我々は現在社会に住んでいる。我々はあらゆるものを開放しなければならない」

    元スパイス・ガールズのジェリ・ハリウェルと結婚しているクリスチャン・ホーナーは、スポーツの男性的なイメージとは対照的に、F1では女性があらゆる職種でますます中心的な役割を担うようになってきていると強調した。

    「女性は重要な役割を担っている。私の妻のフレーズを借りれば、F1でのガールパワーは非常に強い」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「我々のチームでは多くの女性が上級職についており、彼らは素晴らしい仕事をしている」

    「新たにママになったクレア・ウィリアムズを見れば、ウィリアムズチームの運営を両立している」

    レッドブルのドライバーを務めるダニエル・リカルドは、グリッドガールは“かなりクール”だと考えており、“なにか不都合があるとは思らない”と述べた。

    「それで育ってきた。子供の頃でさえ、アンブレラガールやグリッドガールを見てきたと思う。それはスポーツの魅力のひとつだ」

    だが、個々のグランプリは、F1のグリッドガールの使用を断ることはできない。

    シルバーストンの責任者であるスチュアート・プリングルは個人的にはグリッドガールは“時代遅れ”であると感じており、「ライクラは私にとって1970年代~80年代に留めておくことができる。そのような馬鹿げたナンセンスは望んでいない」と付け加えた。

    スチュアート・プリングルは“非常にスマートで美しい女性たち”が、“ある程度の魅力を加えている”と認めるが、「シルバーストンに来るファンや観客、カスタマーは、シルバーストンで起こることはシルバーストンの決断であるべきだと考えている。ごくわずかな場合でも彼らは多くのことが我々次第だと考えている」とコメント。

    「それがシルバーストンの見解だと認識している。だが、実際に平等主義的な世界だと思っている。私は自分の娘が、目指すべきものはライクラだと考えて育ってほしくない」