カテゴリー: リバティ・メディア

  • F1、新チームの参戦意思表明に「本格的な議論は行われていない」

    F1、新チームの参戦意思表明に「本格的な議論は行われていない」

    F1グループは、2021年の新規参入チームの意思表明について“本格的な議論は行われない”との異例の声明を発表した。

    今週木曜日、カンポス・レーシングと関連のある新しいスペインのF1チームが、2021年のF1参戦に名乗りを上げた。この計画には、モナコのモータースポーツマネジメント企業の『Monaco Increase Management(MIM)』が財政支援を行うことが発表されている。

    MIMは、F1のCEOを務めるチェイス・ケアリー、F1のスポーティングディレクターであるロス・ブラウンを数回ミーディングを行ったとし、ドライバーにはパスカル・ウェーレインとアレックス・パロウを起用するとしている。

    また、先月にはパンテーラ・チーム・アジアというチームも2021年からのF1世界選手権参入に関心をひょめいしている。

    しかし、F1は、現時点では実際にF1に参戦する見込みのあるチームはないとの声明を発表した。

    F1は「ここ数日で、いくつかの団体が2021年からF1世界選手権に参入するという意欲を示す発表を行った。F1は彼らの関心に感謝しているが、新規チームの参入に関して、我々はいかなる個人や企業とも本格的な議論は行っていない」と声明で述べた。

  • ロス・ブラウン 「リバースグリッド案はF1を盛り上げるための実験」

    ロス・ブラウン 「リバースグリッド案はF1を盛り上げるための実験」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2020年にレースフォーマットを大々的な変更を行うつもりではないと語り、ファンに安心するよう求めた。

    今月初め、フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2020年の数戦で予選レースを実施することでF1ストラテジーグループ内で合意に至ったと漏らしていた。

    だが、F1シンガポールGPではルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルといったドライバーたちがリバースグリッドのコンセプトにこう反発した。

    「本当に何を言うべきかわからない」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「提案した人々は、自分たちが何について話しているのか本当にわかっていないんだろうね」

    セバスチャン・ベッテルの批判はさらに強く、リバースグリッドなどのギミック的なアイデアはF1が必要とする解決策ではないと感じていると語った。

    「正直、本当にくだらないよね」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「物事を改善したい場合は、フィールドをより拮抗させることが必要であることは非常に明確だということはわかっていると思う。より良いレースが必要だ。リバースグリッドはただのバンドエイドだ」

    「どんな天才がそれを思いついたのかわからないけど、解決策ではない。それは完全に間違ったアプローチだ」

    これらの反応を受け、ロス・ブラウンは、リバースグリッドを備えた予選レースのフォーマットは、レースアクションを盛り上げるためn実験だと強調した。

    「状況を明確にし、誤解を避けておきたい。グランプリの週末を少し予測しにくくすることを目的として、2020年に予選フォーマットを変更する実験について議論している」とロス・ブラウンはコメント。

    「私は“実験”という言葉を強調したいの。なぜなら、今回はそれが目的であり、将来の方向性を確立するための小さなサンプルにしぎないからだ」

    「現在の予選フォーマットがエキサイティングで壮観であることは認識しているが、重要なことは、週末のハイライトであるレースが最高のものであることを確認することだ」

    ロス・ブラウンは、有効なデータを取得する唯一の方法は、現実世界の状況でコンセプトを実行することであると示唆した。

    「トラックより正確な測定値はない」とロス・ブラウンはコメント。

    「F11、チームおよびFIAは、来シーズンの少数のイベントについて、修正されたフォーマットの可能性を検討している」

    「2020年は安定した競技および技術規制が実施されるので、このような評価には最適な時期と言える」

    「すべての詳細を最終決定しているため、まだ決定はなされていないが、これまでに受け取ったフィードバックの大部分は肯定的だ」。

    「純粋主義者が心配するかもしれないことを理解しているが、私たちは実験を行うことを恐れてはならない」

    「変化のために変化は望まない。私たちはスポーツを改善したい。というのは、マシンの開発と同じようにじっと立っているだけでは後方に滑るリスクがあるからだ」

    F1ストラテジーグループの支持を得たことで、次のステップは10月4日にドイツ・ケルンで開催される世界モータースポーツ評議会での承認ということになる。

  • F1 | ハリウッドでファンイベント『ハリウッド・フェスティバル』を開催

    F1 | ハリウッドでファンイベント『ハリウッド・フェスティバル』を開催

    F1は、10月30日(水)にロサンゼルスのハリウッド大通りで2019年マシンによる大規模なデモ走行イベントを開催することを発表した。

    『ハリウッド・フェスティバル』と題されたこのイベントには、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、バルテリ・ボッタスの参加が予定されており、2019年F1マシンでハリウッド大通りを往復。“煌びやかな街を引き裂いてやろう”というキャッチフレーズが掲げられた。

    イベントは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるF1アメリカGPに先立って催され、アメリカ国内ではライブ中継も行われる。

    イベントでは、通りに沿って時代を超えたアイコニックなレーシングカーやロードカーを展示する“ハリウッド・ライド・オブ・フェイム”も行われ、参加者は自由に感触することができる。

    昨年、F1はアメリカでの第2の開催候補地として現在も構想が進められているマイアミで土曜のイベントを開催しており、今年6月にはシカゴでもファンフェルティバルが行われている。

    F1のコマーシャルディレクターを務めるジョーン・ブラッチズは「マイアミや今年のシカゴでのファンイベントを含め、これまでのUSフェスティバルで我々は大きな成功を収めてきた。アメリカで3度目のF1フェスティバルを開催することを興奮している」とコメント。

    「ロサンゼルスはショービジネスで知られるアイコニックな街であり、初めて大通りを貸し切ってハリウッドのウオーク・オブ・フェイムにF1を加えることを非常に楽しみしている。ファンがF1を都心で体験できることは非常に重要であり、F1がアメリカのマーケットに何を提供できるのかを示すことができるにちがいない」

    Hollywood FanFestival

  • F1 | 2020年に予選レースの試験的導入を検討

    F1 | 2020年に予選レースの試験的導入を検討

    F1は、レース週末のフォーマット変更を模索しており、2020年の数レースで予選レースを試験的に実施することを検討している。

    過去数回にわたってグランプリ週末の見直しは議題に挙がっている。現在は金曜日(モナコは木曜日)に2回のフリー走行、土曜日に1回のフリー走行と予選、日曜日に決勝というフォーマットでF1は運営されている。

    しかし、このフォーマットは現代的ではなく、もう少し活性化させるべきだとの声も上がっている。他のレースカテゴリーでは、予選レースでのグリッド決定やリバースグリッドなどが採用されている。

    2021年にはF1レギュレーションの大幅な変更が予定されており、2020年はその過渡期となる。F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、来年が実験的なフォーマットを試す機会だと考えている。

    「2020年はいくつかのものを試してみたい」とロス・ブラウンは Sky Sports にコメント。

    「2020年はマシンのプラットフォームが安定し、それほど大きな変化はない。そのため1~2戦を使っていくつかのバリエーションを試してみるいい機会なのではないだろうか」

    「論理的にレースフォーマットを発展させられる方法は他には見当たらない。基本のレースフォーマットは悪くないと思うが、スプリントレースを実施してみるのはどうだろう。あるいは予選を少し変えたら面白いのではないだろうか」

    「チームたちは土曜日にバリエーションを試すことに賛成なはずだ。そうすれば、もっと良いソリューションを引き出せるかどうかが分かるからね」

    また、ロス・ブラウンは、現在のレース週末の長さについて真剣に検討することを求めており、金曜日の内容変更を考えていることを示唆した。

    「金曜日にもマシンは走行してほしいが、チーム運営上の観点で見れば、週末を短縮する方法はある。彼らが準備のために現地入りするのは火曜日、場合によっては月曜日ということもある」とロス・ブラウンは付け加えた。

    「木曜日の午後にサーキット入りしてみんなが集合し、マシンをガレージに入れてレースをした頃のことを覚えている。だが、今では全てを準備するために2~3日早く来るようになった」

    「金曜日はプロモーターにとって重要だと思う。そこから週末が始まるのだからね。しかし、例えば、金曜日の午後に2回のセッションをするのはどうだろう? おそらく少しだけ短いセッションになるが、そうすることでチームは金曜日の午前中に準備すればよくなる」

    だが、2020年はF1史上最多となる22戦が開催される予定であり、小規模チームはコスト増を懸念している。ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、土与イブにレースが追加されることになれば、年間でチームはより多くのスペアパーツを用意しなければならなくなるだろうと指摘する。

    「週末にレースが2回あるととなれば、スペアパーツがもっと必要になり、お金がもっとかかる。壊れるかもしれないのでMGU-Kももっと必要になる。そのようなことを全て考慮する必要がある。考えるべきはそこだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「フォーマットを変えてもコストが上がらないようにしなければならない。フォーマットを変更して、やり方が何もかも変わり、コストが増加すれば、どこかの時点で持続可能でななくなってしまうだろう」

  • F1 | 2020年のF1カレンダーの暫定版を発表 … 史上最多の22戦で開催

    F1 | 2020年のF1カレンダーの暫定版を発表 … 史上最多の22戦で開催

    F1は、2020年のF1世界選手権の暫定版カレンダーを発表。2020年シーズンのF1は史上最多の22戦で争われる。スケジュールは10月4日に開催されるFIA世界モータースポーツ評議会で承認を受けることになる。

    2020年のF1カレンダーは史上最多の22戦で構成させる。10戦はヨーロッパ、7戦はアジア、4戦がアメリカ、1戦がオーストラリアで開催される。

    すでに発表されているように2020年の開幕戦は3月15日にメルボルンのF1オーストリアGPで幕を開け、最終戦は11月29日のヤス・マリーナ・サーキットでのF1アブダビGPとなる。

    2020年にはF1で34か国目の新たな開催地としてベトナムでレースが初開催される。第3戦として4月5日の開催が予定されている。また、ザントフォールドでF1オランダGPが復活。5月3日にヨーロッパラウンドの初戦として開催される。

    F1日本GPは第18戦として10月11日に鈴鹿サーキットで開催される。

    今年、7つのグランプリが契約を更新。現時点でイタリアはまだ正式発表されていない。その一方でF1ドイツGPはカレンダーから脱落することになった。

    2020年 F1世界選手権 開催スケジュール

    Rd 開催日 グランプリ サーキット
    第1戦 3月15日 F1オーストラリアGP メルボルン
    第2戦 3月22日 F1バーレーンGP サヒール
    第3戦 4月5日 F1ベトナムGP ハノイ
    第4戦 4月19日 F1中国GP 上海
    第5戦 5月3日 F1オランダGP ザントフォールト
    第6戦 5月10日 F1スペインGP バルセロナ
    第7戦 5月24日 F1モナコGP モナコ
    第8戦 6月7日 F1アゼルバイジャンGP バクー
    第9戦 6月14日 F1カナダGP モントリオール
    第10戦 6月28日 F1フランスGP ル・カステレト
    第11戦 7月5日 F1オーストリアGP シュピールベルク
    第12戦 7月18日 F1イギリスGP シルバーストン
    第13戦 8月2日 F1ハンガリーGP ハンガロリンク
    第14戦 8月30日 F1ベルギーGP スパ・フランコルシャン
    第15戦 9月6日 F1イタリアGP モンツァ
    第16戦 9月20日 F1シンガポールGP マリーナ・ベイ
    第17戦 9月27日 F1ロシアGP ソチ
    第18戦 10月11日 F1日本GP 鈴鹿
    第19戦 10月25日 F1アメリカGP オースティン
    第20戦 11月1日 F1メキシコGP メキシコシティ
    第21戦 11月15日 F1ブラジルGP インテルラゴス
    第22戦 11月29日 F1アブダビGP ヤス・マリーナ
  • F1公式テーマ作曲者 | ブライアン・タイラーが語る制作秘話

    F1公式テーマ作曲者 | ブライアン・タイラーが語る制作秘話

    F1公式テーマの作曲を手掛けた米国人作曲家ブライアン・タイラーがF1への情熱を語った。

    2018年、米国人作曲家ブライアン・タイラーはF1新時代の到来を告げるテーマ曲をリリースした。タイラーはチェロ、ドラム、バイオリン、トランペットなどあらゆるオーケストレーションを活用して壮大なスケールの楽曲を手がけてきたことで知られている。

    F1公式テーマのオファーが届いた時はどう思われましたか?
    運営がリバティメディアに移ったタイミングで何か新しい試みをしたいということでオファーがありました。最初は電話で話したのですが、私がF1ファンだということは想定外だったようでした。私は米国人ですので、そのような先入観を持たれるのも頷けるのですが、ここまで詳しいとは思っていなかったようです。私はアイルトン・セナが亡くなった年(1994シーズン)からF1をフォローしています。セナやミハエル・シューマッハがいた時代のF1が大好きでした。時間が空くと、2001シーズン以降の全レースをまとめたアーカイブを振り返っていますし、オフシーズンにも全シーズンを見直します。ですが、彼らは私がこれほどのファンだとは思っていなかったようで、電話でF1がどのようなスポーツなのか説明してくれました。ですので「それは素晴らしいですね。実際のレースがどんなものなのか見せてもらえませんか」と返したんです(笑)。それで、フェルナンド・アロンソやミカ・ハッキネン、デビッド・クルサードなどと一緒の時間を過ごせたんですよ。あれは最高でしたね。

    凡庸を避けつつ、ユニークでキャッチーなテーマ曲を用意するのは大変でしたか?
    F1はとても思い入れのあるスポーツですし、単調な音楽にするつもりはありませんでした。F1はファン全員にとってドラマティックでエモーショナルで魅力的なスポーツです。ここを表現したいと思いました。特定のドライバーをフォローすれば、シーズンを通じてありとあらゆる浮き沈みがあります。激しさもあれば、失望もあります。エナジーとスピードだけではないのです。戦略などの要素も重要です。ですので、自分の好きなF1の世界に没入し、F1のスピリットを表現するサウンドを生み出すことを意識しました。
    あなたはアクション映画のサウンドトラックを数多く手がけていますが、F1公式テーマ曲との違いは?
    F1では、変化し、進化する楽曲を用意しました。現実を表現した楽曲と言えます。スポーツには言葉を超えた魅力がありますが、は人を引き込む力が特に強いと思います。たとえば、セバスチャン・ベッテルのファンとマックス・フェルスタッペンのファンは、レースウィークエンドごとにそれぞれ異なる体験をします。リザルトに満足するファンがいれば、ひどく落胆したり怒りを覚えたりするファンもいます。ですので、観客全員が主人公を応援する『アイアンマン』とは異なり、ひとりのヒーローだけを応援しないようにする必要があります。F1では、誰もがそれぞれ異なるヒーローを応援しています。ですので、その音楽はレース観戦中に覚えるあらゆる感情をカバーする必要があります。

    最初は懐疑的だったファンも、今はF1公式テーマ曲が短期間でアイコニックな存在になったことを認めています。このような反応に驚きましたか?
    F1ファンですので、作曲を始めた頃は非常にナーバスでした。なぜなら、私が一番好きなスポーツで、大ファンですからね。レースウィークエンドは、プラクティスから決勝レースまでのすべてをチェックしているくらい好きなんです。大きな責任があることは理解していました。F1ファンは情熱的ですからね。そして、F1の歴史に自分の名前を刻みたいという思いもありました。ですので、好ましくない結果に終わったら人生最大の汚点となることは理解していました。ですが、チャンスが訪れたので逃すわけにはいきませんでした。ファンの皆さんに受け入れてもらえて大いに満足しています。最高の気分ですが、同時に謙虚にもなりますね。

    最初はどのような曲をイメージしたのでしょう?
    最初はじっと静かに座っていました。プロジェクトのオファーを受けてすぐに作曲に取りかかれないというのは非常にレアなケースです。ですが、今回のプロジェクトではすっかりフリーズしてしまいました。ピアノの前に座り、ただただ鍵盤を見つめる日々が数週間続きました。「これほど多くの感情を抱えるスポーツをどうやって表現すれば良いのだろう?」と考え込んでいました。大きな責任を感じていましたし、どうすれば良いのか分かりませんでした。それで、F1の歴史を振り返り、入手できる映像すべてに目を通しました。1970年代、1980年代まで遡りました。その中で、2008シーズンにルイス・ハミルトンがファイナルラップでティモ・グロックをパスして初のワールドチャンピオンに輝いたレースを見つけたんです(編注:最終戦ブラジルGP)。あのレースはとてつもなくドラマティックでした。何度も観ていたレースですが、ピアノの前に座ってあらためて観ている時にあのメロディが浮かんできたんです。

    忘れられないF1の名場面は?
    最も思い出深く、最もエキサイティングなシーズンフィナーレは、やはり土壇場でルイス・ハミルトンがフェリペ・マッサを逆転してチャンピオンを獲得したレースですね(編注:2008シーズン最終戦ブラジルGP)。その前のシーズン(2007シーズン)からの流れを踏まえるとなおさら印象的です。2007シーズンのルイスは最終的なポイント獲得数でキミ・ライコネンに1ポイント差で破れました。タイトルを取れてもおかしくなかったですが、完走するだけで良かったレースをハードに攻めすぎて、チャンスを捨ててしまいました。

    F1 2019シーズンのここまでの印象は?
    毎シーズン楽しんでいますが、2019シーズンもいくつか素晴らしいレースが展開されています。ルイスが抜け出ているようですが、興味深い展開がいくつかあります。フェラーリのシャルル・ルクレールとベッテルの関係もかなり興味深いですし、マックス・フェルスタッペンも素晴らしいレースを続けています。ですが、私はルイスをデビューから応援しています。彼が勝利を重ねているのは嬉しい限りです。更新不可能と思われていたシューマッハのタイトル獲得回数を上回る可能性も出てきていますし、来シーズンに実現できるかどうかに注目しています。エンジンやレギュレーションなどに変更があるはずですしね。

    お気に入りのドライバーとチームを教えてください。
    キミ・ライコネンは昔から大好きです。青春時代にフォローしていたF1ドライバーの中で唯一の現役ですからね。彼がまだ走っていることを嬉しく思っていますし、これからも走り続けて欲しいと思っています。いつも応援していますよ。私はルイスの大ファンですが、マックス・フェルスタッペンもお気に入りです。ルクレールもこれからが楽しみなドライバーですね。ロバート・クビサも復帰しました。ウィリアムズにとっては苦しい展開が続いていますが、クビサは昔から好きなドライバーです。嫌いなドライバーはひとりもいません。フェラーリとメルセデスのロードカーを所有しているので、フェラーリとメルセデスは好きなチームです。また、レッドブル・レーシングもお気に入りチームのひとつです。F1参戦当初のスクーデリア・トロ・ロッソにはスコット・スピードが在籍していましたが、おそらく彼は現時点でF1参戦した最後の米国人ドライバーですよね(編注:実際は2015シーズンにアレキサンダー・ロッシが5戦出走している)。私が持っている唯一のF1オフィシャルグッズはレッドブル・レーシングのチームジャケットで、愛用しています。ダニエル・リカルド在籍時に購入しました。それにしても、フェルスタッペンは恐ろしいほど速いドライバーですね。アンビリーバブルですよ。来シーズンはチャンピオンを狙えるんじゃないでしょうか。エンジン次第ですが、彼がチャンピオンになるのは確実だと思います。レッドブルの実績には驚きます。F1だけではなく、あらゆるレースカテゴリーで、ワイルドでエネルギッシュなスピリットを表現しているブランドだと思います。フェルスタッペンのドライビングを見ていると、ある種の恐怖を感じますね。私がF1マシンをドライブしていて、バックミラーにフェルスタッペンが映ればナーバスになるでしょう。豪快にパスを仕掛けてくるのは間違いないですから。彼は、躊躇なくパスを仕掛けられるドライバーです。今はフェルスタッペンに分がありますが、ピエール・ガスリーの実力も本物だと思います。チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは映画スターのようなルックスですが切れ者ですね。レーシングドライバー出身ですし、素晴らしいチームボスだと思います。私が自分のF1チームを立ち上げるなら、彼のような人物に任せたいですね。特定のチームを嫌うファンもいますが私は違います。全チームがそれぞれ最大限の努力をしていますし、私はそこに感謝しています。近年はメルセデスやフェラーリ、レッドブル・レーシングが速いマシンを作っていますが、F1は全ドライバーが超一流で、その差はごくわずかです。1位と10位がコンマ1秒差で決まるレースもありますし、これほどシビアなスポーツは他にありません。F1ドライバーは凄まじい才能の持ち主だと思います。

    あなたは映画音楽やゲーム音楽も手がけていますが、どのように作曲家のキャリアをスタートさせたのでしょう?
    私の作品がある映画監督の耳に届いたんです。すごく幸運でしたね。ですが、そのあとは映画音楽の経験がないのに映画音楽を書かなければならないという問題に直面しました。通常、経験のない作曲家は起用されません。いきなりレッドブル・レーシングを訪ねて、「僕をセカンドドライバーにしてくれませんか?」と言うようなものです。とても大きな責任でした。たまたま、ボストン交響楽団が演奏してくれた作品があり、監督がそれを耳にし、ロサンゼルスのエージェントにも届きました。彼らはこの作品を聴いて驚き、スコアを依頼してきたのです。そしていつの間にか小規模なインディペンデント系映画のスコアを手がけるようになり、次第に多くの人に聴いてもらえるようになりました。スティーブン・スピルバーグをはじめ、私の作品を聴いてくれた人たちがチャンスをくれたんです。色々な人が私を気にかけて、「よし、この若者にチャンスを与えてみよう」と思ってくれたのです。

    あなたにとって最初のヒットは?
    インディペンデント系映画でいくつかヒットになったものがありましたが、ハリウッドでは『コンスタンティン』、『イーグル・アイ』、『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』が最初のヒットになりました。

    映画音楽のオールタイムフェイバリットは?
    難しい質問ですね。いくつか挙げてみます。『めまい』か『スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のどちらかになると思いますが、『E.T.』も捨てがたいですね。この中からひとつを選ぶのは本当に難しいです。シンセスコアも大好きです。私は多様なスタイルが好きなんです。でも、『スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』にしろ、『E.T.』にしろ、1980年代にジョン・ウィリアムズが手がけた作品群には大いに想像力をかき立てられました。私はアルフレッド・ヒッチコックの大ファンですが、彼の映画を知ったのはサントラがきっかけでした。私の作曲スタイルに絶大な影響を与えたのは、ジョン・ウィリアムズ、バーナード・ハーマン、ヴァンゲリスの3人です。

    プライベートではどんな音楽を聴いていますか?
    ありとあらゆるジャンルを聴きますよ。エレクトロニック・ミュージックからヒップホップ、メタルまで何でも好きです。
    今週末はフランス出身のメタルバンドGojiraのライブを観ました。映画音楽を聴くのも好きですね。多過ぎて挙げきれないくらいです。ややアンダーグラウンドな、様々なジャンルのアーティストの作品を聴いていますね。

    現在取り組んでいる作品は?
    今は複数の映画用スコアを並行して進めています。『チャーリーズ・エンジェル』がそのひとつです。11月公開ですが、かなり楽しい映画ですよ。『ランボー』シリーズの最新作『ランボー5:ラスト・ブラッド』のスコアも進めていますが、これもすごい映画になります。8月に公開されるFox配給の映画『READY OR NOT』も手がけましたが、これは室内楽で非常に興味深い仕上がりです。どの作品も才能溢れる監督が手がけています。また、テイラー・シェリダンが監督する『Those Who Wish Me Dead(2020年公開・邦題未定)』のスコアも進めています。シェリダン監督は過去に『イエローストーン』も制作していますが、この作品も私がスコアを担当しました。あとは、『ワイルドスピード』シリーズ9作目のスコアも進めています。2006年ごろから一緒に仕事をしているジャスティン・リンと再び手を組んでいますが、素晴らしい作品になるはずです。

  • F1会長 「アメリカでの次のステップは新チームよりも第2のレース」

    F1会長 「アメリカでの次のステップは新チームよりも第2のレース」

    F1のアメリカでの拡張計画は次のステップは、潜在的なアメリカの新チームの参入よりも、マイアミもしくはラスベガスでシティレースを開催することになりそうだ。

    リバティ・メディアは、アメリカにおけるF1の成長に熱心でおり、マイアミでの第2にレースについて1年以上も議論されている。また、ラスベガスも第2のアメリカでのレースの開催地として候補に挙がっている。

    また、F1の会長兼CEOのチェイス・キャリーは、両都市および米国への関心をさらに高める可能性のあるチームとの協議が進行中であると述べている。

    「我々にとって重要なことですだ。我々のテレビ視聴者数は今年ここで順調に伸びている」とチェイス・キャリーはコメント。

    「デジタルに目を向ければ、数年前はデジタルで何もしていなかったため、アメリカにおけるエンゲージメントを測定するのは難しいが、ポジティブな驚きだった。人々が考えているよりも多くのファンがここにはいる。これらの機会に興奮している」

    「我々は、ラスベガスやマイアミなどの目的地にレースを追加することについて話してきた。昨年、我々はそれに取り組んできた。順調に進んでおり、継続している。来週はそこで関係者との会議があり、1か月前に会議を開いた…それは重要なことだと感じている。その道を進んでいると感じている」

    「チームのオーナーシップのビジネスモデルを確立するように新しいチームのエントラントと話し合っている。我々にはアメリカのチームであるハースがいる。我々は著名なアメリカのチームを追加したいと考えている。将来、アメリカ人ドライバーがいることを望んでいる。だが、それにはおそらくもっと時間がかかるだろう。しかし、成長を続け、スポーツを構築し、ここでファン層を引き付けるための複数の要素があると認識している」

    「それは引き続き優先事項であり、我々はそれを順調に進めている。追加できる可能性はある。おそらく最初のステップは、マイアミやラスベガスのような都市でそのレースを追加することになるだろう」

  • F1 | 2019年第2四半期に増収増益を達成

    F1 | 2019年第2四半期に増収増益を達成

    フォーミュラワン・グループは、F1の2019年第2四半期決算を発表。収入は前年同期比で5億8500万ドル(約622億290万円)から6億2000万ドル(約659億5200万円)へと増加した。

    4月から6月の営業利益に関しても前年同期比で1400万ドル(約14億8900万円)から2600万ドル(約27億6500万円)へと増加したことで、各チームへの分配金は昨年の3億700万ドル(約326億5700万円)から3億3500万ドル(約356億3500万円)へと増額される。

    第2四半期の収入増は、期間中に開催された7レースによるものだが、昨年は4月に開催されていた高額の開催料が支払われるバーレーンGPが第1四半期へと移動したことで数字に影響が出ている。

    「2018年と2019年の第2四半期は開催料が異なるレースで構成されていたことから、レースのプロモーションは減収となった。その一部はいくつかの契約のレートが上昇したことで減少した」とフォーミュラワン・グループは説明。

    「放送権収入は、契約レートの上昇が主な要因で増加した。広告収入とスポンサー収入は、主に複数のスポンサー契約が2018年下期から新たに始まったことによって増加した。第2四半期は、他の収入項目に関しては減収だった。これは主にレース構成の変更によるテレビ制作とパドッククラブの減収によるものだ」

    F1の会長CEOであるチェイス・ケアリーは、F1ビジネスは2019年の目標達成に向けて順調に推移していると語る。

    「いくつかの記憶に残るようなレースを経て、F1はサマーブレイクに入る。我々はレッドブルやフェラーリの競争力が高まっていること、そして、ホンダが勝てるエンジンのサプライヤーとしてF1に復帰したことに興奮している」とチェイス・ケアリーはコメント。

    「また、2020年にNetflixで『Formula 1: Drive to Survive』のシーズン2が配信されることを発表できることを光栄に思う。同番組では全10チームがフィーチャーされる。我々は、F1の収入と収益性が伸び、2019年の年間目標達成に向けて順調に推移していることを嬉しく思っている」

  • F1 | 2021年にサウジアラビアでのグランプリ開催を目指す?

    F1 | 2021年にサウジアラビアでのグランプリ開催を目指す?

    リバティ・メディアは、2021年にサウジアラビアでのF1グランプリ開催について交渉していると報じられている。

    Times サウジアラビアの役人とリバティ・メディアとの間で“数回”の話し合いが行われ、F1チームに対して人権、男女平等、報道の自由などを含むサウジアラビアGPの問題について意見が求められているという。

    だが、現在21戦のF1カレンダーは、2020年には22戦に拡大される予定となっており、2021年のさらなる拡大には議論の余地がある。

    「2021年に目を向ければ、現時点で我々は24戦について話し合っているところだとフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットはコメント。

    ウィリアムズの副チーム代表クリア・ウィリアムズは「我々はカレンダーが24戦、25戦になる見通しについて非常に心配しています」とコメント。

    「我々のために働いてくれている人々にさらに多くの移動を求めることは大きな仕事です」

    「21戦に新しいパーツを持ち込むことですら大変な仕事であり、25戦に新しいパーツを持ち込むことは我々のビジネスにとって大きなプレッシャーをもたらすことになるので大変懸念しています」

  • リバティ・メディア、F1マイアミGPの実現を諦めず

    リバティ・メディア、F1マイアミGPの実現を諦めず

    リバティ・メディアは、まだ近い将来にF1マイアミGPを実現することを諦めていない。

    マイアミ市とF1は、ビスケーン湾とベイフロント・パークエリアで10年間の市街地レース開催について同意しており、当初は2019年シーズンからのスタートを予定していた。

    しかし、この計画は地域住民や企業から再三の反対に遭い、レースは無期限の延期を強いられている。

    このロケーションでの開催もまだ消滅してはいないが、それよりも北に位置するマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムを中心とした新しいコースも考案されている。

    ドルフィンズのオーナー、スティーブン・ロス率いるコンソーシアムは、新プランの方が地元エリアと摩擦を起こさずに済むと考えている。

    F1のプロモーターとビジネス関係のグローバルディレクターを務めるクロエ・ターゲット・アダムスはまだ合意可能なロケーションは見つけられると確信している。

    「それについては長期的視点を持っています」とクロエ・ターゲット・アダムスはコメント。

    「マイアミは私たちが是非ともレースをしたいと考えている都市です。刺激的でとても素晴らしい場所ですし、大変力強く、ダイナミックで、F1カレンダーに追加できれば最高の場所です」

    「市街地レースを計画して運営するのは複雑なプロジェクトです。複数の投資家と複数のコミュニティーの利益が絡むため、企業や居住者たちとの摩擦を適切な形で最小限に抑える方法を選ばなければなりません。しかし、それはまたエリアの価値につながります。長期的に見て、それを解決するのは相当なチャレンジだと思えるでしょう」

    「私たちはマイアミでのレースが成功するロケーションを見つけようとしており、そこにはチャレンジや複雑な問題があるかもしれませんが、最終的にはより広いコミュニティーと投資家にとってプラスとなる素晴らしいレースができると考えています」

    以前のプロセスは全てが公の場で行われ、マイアミ市がたびたび多様な形式で議論することによって複雑化した。

    「政府系投資機関と交渉していれば、プロジェクトがある時点で公になるのは自然なことです」とクロエ・ターゲット・アダムスは語る。

    「私たちはそれを内密にするよりも、一歩先んじてそれをオープンにした方がいいと考えました。公然と協議するわけではありませんが、政府系投資機関を相手に交渉していれば、ある程度の透明性は生まれるものです」

    F1はカレンダー上でマイアミをサーキット・オブ・ジ・アメリカズと置き換えるのではなく、アメリカでの2戦目として追加する方向で考えている。

    「アメリカでもう1カ所、別の場所を見つけることが私たちの明白な戦略でした。オースティンには愛着がありますし、そこは素晴らしいイベントで、優れたプロモーターがおり、テクノロジーを重視する町という点でも活気に満ち、若く、これから成長する場所です」

    「F1の観客ともよくマッチし、私たちのブランドが目指すもの、ブランドの核心であるスポーツのテクノロジーとエンターテインメントによく合っています。マイアミは私たちにとって夢のロケーションで、非常に興味深いプロジェクトです」