カテゴリー: リバティ・メディア

  • F1 | 新型コロナウイルスで1チームでも欠ければ世界選手権レースは非開催

    F1 | 新型コロナウイルスで1チームでも欠ければ世界選手権レースは非開催

    F1は、新型コロナウイルスによる渡航制限によって1チームでも参加できない状況になった場合は、世界選手権レースを開催しないと述べた。

    3月15日(日)にF1オーストラリアGPで開幕する2020年のF1世界選手権は、エスカレートする新型コロナウイルスの状況により、最初の3戦の開催について大きな不確実性が残っている。

    イタリアでの新型コロナウイルスの大流行により、特定の国に渡航する際にイタリア国民は多くの困難に直面しており、フェラーリやアルファタウリ・ホンダの人員がグランプリイベントを開催する国への入国を拒否される可能性がある。

    1~2チームがレースに参戦できない状況となった場合にどのような対応がとられるかは不明だったが、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、1チームでも欠けた場合はラウンドを次に進めないことを明らかにした。

    「チームが入国を妨げられた場合、レースを開催することはできない。F1世界選手権のレースではない。それは不公平だ」とロス・ブラウンは Reuters にコメント。

    「もちろん、チームがレースに参加しないという独自の選択をした場合、それは彼らの決定だ。だが、国の決定によりチームがレースに参加できない場合、公正な競争をすることは困難だ」

    ただし、考えられるシナリオの1つとして、レースは開催されるものの、それが非世界選手権イベントに指定されることだ。したがって、ポイントは付与されない。

    ロス・ブラウンは、F1はチャンピオンシップの開幕戦を確実に進めるために懸命に働いていると述べたが、状況は非常に複雑であると認める。

    「非常に深刻な状況なであり、過小評価したくはない。しかし、我々はレースをしようとしている。我々は責任ある方法でそれらをしなければならない」とロス・ブラウンはコメント。

    「パドックにいる人の数を最小限に抑えている。レースに必要最低限の人員を送るようチームに求めている」

  • 【F1】 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕4戦が中止の可能性

    【F1】 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕4戦が中止の可能性

    世界的な新型コロナウイルスの危機的状況は、2020年のF1世界選手権を混乱に陥れる可能性がある。

    新型コロナウイルスが発生した中国での4月19日のグランプリはすでに延期が決定しているが、現状では序盤戦のオーストラリアGP、バーレーンGP、ベトナムGPの3つのレースの開催が疑わしい状況になっている。

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは電話会議で、このF1は確実に「メルボルンに向かい、バーレーンに向かい、ハノイに向かう」と語った。

    しかし、F1プレシーズンテストが開催されているバルセロナでも、イタリアに拠点を置くフェラーリとアルファタウリのチームメンバーは家にいる必要があった。

    「多くのエンジニアが予防措置としてここに来ていない」とフェラーリのF1チーム代表を務めるマティアビノットは明らかにした。

    「我々にとって懸念であることは間違いない。用心深く、適切に行動するよう心掛けている」

    バルセロナでは、一連の危機会議が予定されているが、最大の懸念は、チームスタッフが制限のある国に渡航することができるかどうかだ。

    開幕戦の地であるオーストラリアでは、スコット・モリソン首相は2月27日(木)に新型コロナウイルスの感染拡大を受け「世界的な大流行(パンデミック)のリスクが非常に高い」との見方を示し、緊急対策計画を実施すると発表。現時点ではスポーツなど大規模イベントの中止は求めないが、感染拡大に備え医薬品や防護服などに不足が出ないよう手配を進める。

    また、ベトナムもハノイでのレースが問題を抱える可能性があることを認めている。

    「3月の状況が複雑になった場合、キャンセルしなければならないかもしれない」とハノイ人民委員会議長のグエン・デュク・チョンはDPA通信にコメント。

    「レースが開催されるのは100%確実だと言うことはできない」

    バーレーンへの旅行者に適用される渡航制限も、3月22日に予定されているレースを脅かしている。

    いくつかの出版物は、5月のF1オランダGPまでシーズンを開始できないかもしれないと推測している。

    「新型コロナウイルスは本当に大きな影響を与える可能性がある」とレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは語る。

    オーストラリアはすでにシンガポールもしくは香港経由での入国を禁止しているし、ドバイ経由でバーレーンに入ることもできなくなっている。それらは多くの人たちにとって重要な乗り継ぎ地点だ」とヘルムート・マルコは ORF に語った。

    「新型コロナウイルスの影響は、我々のスポーツにとって非常に広範囲に及ぶ可能性がある。特に物流上の課題は大きくなりすぎる可能性がある」

    アルファロメオのチームマネージャーであるベアト・ツェンダーは、創造的な物流ソリューションでは問題を解決することさえできないかもしれないと語る。

    「まず、単純に何百人もの人々のために再予約することはできない」とベアト・ツェンダーはAuto Motor und Sportに語った。

    「第二に、状況がどのように発展するか誰もわからない。今日はオマーンを予約することができるが、明日はオマーンは閉鎖される」

    ハースのF1チーム代表ギュンター・シュタイナーは、物流上の問題について話し合う会議が予定されているが、「実際に準備することははできない。我々にできるのは対応することだけだ」と警告している。

    アルファロメオ・レーシングのリザーブドライバーを務めるロバート・クビサは、状況を考慮して飛行機ではなく車でバルセロナに移動することを決めたと語った。

    「イタリアなどで起こっていることを耳にしていたので車で来た。空港が閉鎖されていても家に帰ることができるからね」

    「重要なことは全員が健康であることだ。僕たちのようなドライバーは運転することは重要だし、それが僕たちの生き方だけど、最も重要なことは健康だ」

  • 「マクラーレンはホンダF1を追い払ったことで自らの欠陥を認識した」

    「マクラーレンはホンダF1を追い払ったことで自らの欠陥を認識した」

    マクラーレンは、ホンダF1を追い払ったことで自らの欠陥に気づくことになったとF1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは考えている。

    マクラーレンは、2015年から2017年までホンダのF1エンジンを搭載してコンストラクターズ選手権で9位を二度経験。マクラーレンはホンダF1との契約を早期に解消し、2018年からルノのカスタマーエンジンに切り替えた。

    だが、2018年もマクラーレンは競争力を発揮できず、シャシー側に欠陥があったことを認識。2019年の大躍進に繋がった。

    特にホンダとの末期、マクラーレンはシャシーは優れているものの、ホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス不足によってそれが覆い隠されてると繰り返し発言してきた。

    マクラーレンのCEOを務めるザクブラウンは「(2018年に)我々はベストシャシーは持っていなかった。前年のシャシーは良かったと思う。だが、我々が出した声明には間違いがあったかもしれない。人生ではそれは常に危険なことだ」と語っている。

    「1~2年前にもう少し違ったことができたかもしれないと思うことはいくつかある。だが、我々はそこから学んでいく。組織として本当に重要なのはそこから学び、同じミスを繰り返さないことだ」

    一方、ホンダも2018年からトロロッソ、そして、2019年にはレッドブルと2チームへの供給を開始。昨年はマックス・フェルスタッペンが3勝を挙げ、ポールポジションも獲得するなど、メルセデスやフェラーリとコース上で戦えるF1エンジンであることを証明している。

    ロス・ブラウンは、マクラーレン・ホンダのパートナーシップの終了が、マクラーレンの自力での復活を助ける鍵になったと語る。

    「現在、マクラーレンには賢明な人々が何人かいる。そして、それを認識するのにしばらく時間がかかった」とロス・ブラウンは語る。

    「ホンダを追い払ったのは大きなミスだと言っている人々もいる。だが、現在、彼らがチームにとって必要なものを認識するためにもホンダF1と決別する必要がほとんど十分にあったと思う」

    「彼らは常にホンダを非難していたが、今ではそれが事実ではないことを認識していると思う。それがすべてではなかった」

    「ホンダを追い払い、ベンチマークを得たことで彼らはチームで何かをしなければならないと認識した」

    「他の誰かがレースをして結果を出しているエンジンを搭載しない限り、彼らがそのような結論に達することができたかどうかはわからない」

    「ホンダF1と決別することで、彼らはエンジン以外に大きな問題があることを認識し、いくつか変更を実施しなければならなかた」

    「そして、彼らはいくつか非常に懸命な変更を行ったと思う」

  • F1 | 将来的に豪華なモーターホームの廃止を視野

    F1 | 将来的に豪華なモーターホームの廃止を視野

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、将来的にヨーロッパのレースで見られる豪華なモーターホームを廃止することを提案している。

    F1のヨーロッパラウンドでは、豪華なモーターホームが国から国へと移動するが、それはF1の将来の計画には適合しない。F1は2030年までにCO2などの温室効果ガス排出量をネットゼロにする“カーボンニュートラル”計画を宣言している。

    ロス・ブラウンは、列車で旅行し、貨物を海上輸送することで、モーターホームは不要になると感じている。

    「我々は輸送と使用しているあらゆる機器を検討している」とロス・ブラウンは Motorsport-Total.com にコメント。

    「現在、我々あらゆる代替輸送手段を検討している。実際、列車は物を移動させるには非常に効率的な方法だ。海上貨物もその影響という観点から物を移動させるのに非常に効率的な方法だ。そのため、すべてのロジスティクスを調査し、影響を最小限に抑える方法を検討している」

    「モーターホームがあります。我々全員がグランプリに参加し、年間9レースに渡って、モーターホームが大規模なトラックの群れで運ばれ、チームが必要とする必要な設備を提供している」

    「他の15レースについては、木曜日に向かう際に彼らはそこにものを使用することに満足している」

    「我々は海外のレースに行く。例えば、バクーに行くと、すべてのプレハブが用意されている。誰も文句を言っていないし、すべてが実行可能だ」

    「それから私たちはモンツァに行き、それらを輸送するために必要なすべてのトラックを備えた“ジンパレス”を持っている。そのため、将来的には、我慢できる範囲で現在よりも物流と輸送の面ではるかに影響の少ないモーターホームやホスピタリティ施設に移行したいと考えている」

  • F1 | 2021年は規約の“抜け穴”の悪用を即座に禁止するガバナンスを実施

    F1 | 2021年は規約の“抜け穴”の悪用を即座に禁止するガバナンスを実施

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2021年のF1レギュレーションではあるチームが抜け穴を悪用した場合、FIA(国際自動車連盟)はそれを禁止にする変更をほぼ即座に実行することができると語る。

    現在、シーズン中にレギュレーションを変更するには、全チームの満場一致での合意が必要となるが、レースを改善するために設計されて2021年の新F1レギュレーションでは、FIAとF1が密接に協力した根本的なルールが導入される。

    F1とFIAは、できる限り多くの抜け穴を塞ぐために文言の弱点をなくすことに時間を費やしており、ロス・ブラウンは単一のチームが意図されていない形でアドバンテージを得た場合、F1はそれを禁止にするために迅速に対応することが可能になると語る。

    「過去のガバナンスでは、すべてのチームが変更に同意しなければならなかった」とロス・ブラウンは語る。

    「我々はガバナンスを推し進めており、現在よりもすぐに変更を加えることができるようになる。今後、抜け穴を悪用した場合、次のレースでシャットダウンすることができる。今はそれはできない」

    「ブロウンディフューザーは、偶然にも3つのチームが採用していたので、継続することになっていただろう。だが、1つのチームがこれまで考えもしなかったソリューションで際立っており、やろうとしている原則全体を破壊している場合、他のチームから十分なサポートがあれば、ガバナンスはそれを禁止することができる。これはまったく異なる哲学だ」

    「抜け穴があると考えた人は『それを使いたいか、それともFIAに意図していないものだとして伝えたいか?』ということが起こる。レギュレーションに抜け穴を見つけ、最初のレースに出場した場合、FIAは「申し訳ないが、それは意図されていなかったことだ。我々はこれからミーティングを開催する。あなたを除く全員が合意すれば、我々はそれを禁止する』と言うことになる」

    新しいルールの意図は、F1チームが技術規則に関して作業する明確な境界線を作ることであり、ロス・ブラウンは、F1とFIAはチームには独自のアイデアを追求してもらいたいと考えており、ルールの精神の範囲内とみなされるものは保護するつもりだと主張する。

    「意図された範囲内でレギュレーションを活用することのが素晴らしいアイデアだ。誰かが言葉遊びで何かを考え出したり、決して意図されなかった何らかの解釈を思いついた場合、それは完全に原則を汚す」

    「選択肢は何か? 1年間それを我慢して受け入れて素晴らしくない競争をするか、もしくはそれを変更して正し、競争を元の場所に戻すかだ。禁止される可能性があるとわかっている解釈でチャンピオンシップに参加するリスクをとるだろうか? したがって、進化とそのようなものを発展させる方法は異なる。哲学が異なる」

    「我々が望んでいないこと、私はそれをいくつかの偽善と言うが、抜け穴によってチャンピオンシップを獲得したくはないということだ(ブラウンGPのブロウンディフューザーはチームが2009年に両方のチャンピオンを獲得する上で大きな役割を果たした)」

    「我々は、何をするのかが最善かというレギュレーションを理解する人々が欲しい。彼らは我々とFIAが素晴らしいアイデアを持っている人を罰するつもりはないことを信頼する必要がある。それは主観的なことだ。しかし、誰かがレギュレーションの間違った場所にコンマを置いたという事実は素晴らしいアイデアだろうか? それは弁護士が多様な方法でそれを解釈できることを意味するか? 私はそうは思わない」

  • F1、有料テレビへの移行の正当性を主張 「中継の質は向上している」

    F1、有料テレビへの移行の正当性を主張 「中継の質は向上している」

    F1は、有料テレビへの移行を進めてファンや視聴者がお金をかけなければレース中継を観れなくなっていることに批判が集まっているが、F1のメディア担当ディレクターを務めるイアン・ホームズは有料テレビへの移行の正当性を主張している。

    2019年にF1の累計視聴者数は過去最高となる19億2200万人を記録したが、全世界の“ユニーク視聴者数”は4億9000万人だった前年比から3.9%=1920万人の減少となった。

    この減少の主な要因は有料テレビへの移行だと考えられているが、イアン・ホームズは、人口統計学が有料テレビ放送への移行を決断した背景だとして、この動きを正当化した。

    「FTA(無料放送)放送局の方が有料テレビチャンネルよりも多くの視聴者を稼げるのは言うまでもない」とイアン・ホームズは語った。

    「とはいえ、それは少し単純化しすぎだ。まず、考慮すべき商業的要素が常にあり、それと同じくらい重要なのは、視聴者が誰であるか、人口統計がどうなっているか、つまり、どのような人たちに対して取り組んでいるかを見極めることだ」

    「さらに、有料テレビはしばしばより多くの詳細な中継を提供する。SkyやCanal+のような有料放送では、F1中継の全体的な質を向上し、ファンにより多くのものを提供し続けていると言える。過去に存在した放送よりも、彼らは素晴らしい仕事をしている」

    「そして、放送パートナーのさまざまなデジタルおよびソーシャルチャンネルや、F1が所有および運営する独自のプラットフォームおよびチャンネルでF1コンテンツを消費している人々がいる」

    英国では、Skyが独占放映系を保持しているが、Cannel 4が全22戦のハイライトとイギリスGPのライブ中継を実施。SkyとF1グループの契約は2024年末までとなっている。

    日本では、初めてF1日本GPが開催された1987年からフジテレビがF1を放送。放送開始当初は地上波での録画放送が中心だったが、1998年からはCS放送で全戦生中継に移行している。近年では、F1日本GPに関しては決勝の翌日にBSフジが録画放送で無料で提供している。

    だが、ホンダF1の広報を務める鈴木悠介は、ホンダがF1に参戦していること自体まで十分に認知されていないと感じていると語る。

    「F1というこのスポーツ、いまや日本では地上波で見ることができず、有料メディアに登録している方以外にとっては、なかなか縁遠い存在かもしれません。そしてホンダがF1に参戦していること自体、残念ながらまだそこまで認知してもらえていないようにも感じています。(認知度については僕たちの努力がまだまだ十分でないのかもしれません。)」と鈴木悠介は Honda Racing F1 の公式サイトでコメント。

    「また、たとえ中継やサーキットでレースを見られる環境でも、多くの情報やデータを参照し、適切な知識や解説を伴いながらでないと、何が起こっているかを把握することが難しいスポーツでもあります。サッカーのように、たまたまTVをつけたらやっていて、わかりやすいルールなのでだれでも楽しめるといったタイプのエンターテインメントでないことは、現代の四輪モータースポーツにとって課題であり難しさだと思っています。一言で言って理解するのが『ムツカシイ!』。(一方でマシンやドライバーのカッコよさはどんな方でもわかりやすい部分なのではと思います。)」

    「ドライバー、車体、パワーユニット(PU=エンジン)、タイヤ、チーム戦略、サーキット特性など、パフォーマンスを決定するために多くの要素が介在していることがその要因です。特に通常のスポーツと大きく異なるのはドライバーという『アスリート』に加え、マシンという『道具』の良し悪しで結果が大きく異なる部分ではないでしょうか」

    「同じくレースである競馬も似た側面がありますが、馬は道具ではなく動物です(それはそれでまた面白い)。サッカーのルールはシンプルなものの、選手特性や戦術などの組み合わせが無限大で非常に奥深い、など、スポーツごとにそれぞれの特徴があります。そしてモータースポーツの特徴の一つとして、視聴環境の難しさも含めた敷居の高さがあることは事実かなとも思っています。現代のF1は『なぜこのような結果になったのか』をシンプルに説明することが難しく、その魅力を伝えるのが仕事の広報担当にとっては非常に悩ましい部分であります。もっと言えば、僕はF1チームの広報ではなくPU=エンジン、つまり部品サプライヤーの広報担当なのでさらにややこしいです」

    「反面、その複雑さゆえにおもしろいという側面があることも、このスポーツの魅力です。僕自身、10代のころにTVを見ながら漠然と感じていたおもしろさとは、このスポーツが『機械の精巧さと人の情熱との共存』、つまり『冷たさと熱さのぶつかり合い』で成立していることだったように思います。当時は単純にドライバーとマシンが一体となった戦いぶりを見てそう感じましたが、実際にチームの内部に入ってみると、それはドライバーとマシン間のみでなく、エンジニア/メカニックとPUとの間でも同様であるということを目の当たりにする形となりました」

    「彼らが相手にしているのは機械であり、人間や動物ではありません。どれだけ情熱を持って接しても、きちんと作られていなければPUは壊れます。徹夜で策を凝らしてデータを入力しても、少しの目論見違いがあればストレートでパワーが切れてしまうこともあります。一方で、ひょんなことから一瞬だけ見えた偶然の発見を、失敗を繰り返しながら再現、その要因を特定し、時間をかけて確実な機構として作り上げることで、飛躍的なパフォーマンス向上を遂げることもあります」

    「改善のためのロジックを立て、日々失敗と学びを繰り返しながら前進する開発メンバー、レース状況を元に瞬時で判断を下し最適なエンジンモードをドライバーに提供するPUエンジニア、限られた時間とプレッシャーの中、一つの作業ミスも許されない状況下でPUを組み上げるメカニック…。そんな姿を見て、『ここにも戦いはある。そして僕はこんな姿を皆さんに伝えたいんだ』と感じました」

    「F1は主役のドライバー以外の姿が見えにくいスポーツでもあるので、その裏側で、どんな人たちがどのような想いを持って働いているかという部分を見てもらいたい。そしてそこから、なぜホンダという会社がこのスポーツに参戦しているのかが、なんとなく見えてきたらいいなという想いもあります」

  • F1 「新しいコンコルド協定についての交渉は最終段階」

    F1 「新しいコンコルド協定についての交渉は最終段階」

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1チームとの2021年以降の新たな商業協定についての交渉は“最終段階”にあると語る。

    F1チームはまだ2021年以降の商業契約にサインしていない。2021年には予算上限の導入を含めた新たな商業規則が導入され、フィールドをより緊密にするために分配金についてもより平等な支払いが検討されている。

    スイスのダボスで開催させた世界経済フォーラムに出席したチェイス・キャリーは「我々は最終段階にある」と Bloomberg に語った。

    「将来の要素は解決されている。ルール、レギュレーション、コストキャップといったことは解決されている」

    最大のポイントはF1で“コンコルド協定”として知られているものであり、F1チームの中心的な関心はスポーツ莫大な収益の分配方法にある。

    「弱者に勝つチャンスがなければならない」とチェイス・キャリーは語る。

    「最終的に昨シーズンは実際に勝利のために競争していたのは3チームだった」

  • F1マイアミGP、住民に配慮してコースレイアウトとスケジュールを変更

    F1マイアミGP、住民に配慮してコースレイアウトとスケジュールを変更

    F1マイアミGPの主催者は、開催に反対する地元住民に配慮したコースレイアウトとレーススケジュールの変更を発表した。

    昨年10月、F1は2020年にはNFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムの周囲でF1マイアミGPを開催することで基本合意に達したが、地元住民や政治家たちは、騒音や大気汚染を理由に開催に反対している。

    これを受け、F1マイアミGPの主催者はコースレイアウトとレーススケジュールの変更を発表。渋滞などへの懸念に配慮し、スタジアム南に位置する199thストリートを使用しないレイアウトにコースを変更した。

    また、騒音問題への対処ととして、金曜は学校の授業が行われる時間帯を避け、15時以前には走行は行わないことを約束した。

    「F1マイアミGPは我々の地域にやってくるワールドクラスなイベントであり、スーパーボウルと同様、誇りを持って我々の地域を世界に示す絶好の機会を提供する」とマイアミ・ドルフィンズ副社長兼CEOのトム・ガーフィンケルはF1公式サイトで述べた。

    「我々はこれらのイベントがマイアミ・ガーデンズの居住者を含めた地域全員の利益になることを望んでいる。カルバーリョ教育長、スティーブ・ギャロン博士、そして地区と連携し、学生たちに革新的なSTEMプログラムをもたらし、“F1 in Schools”のようなグローバル・エンジニアリング・コンペティションが開かれることを楽しみにしている」

    また、F1は、マイアミGPが単なる“駐車場レース”にはならないとファンにアピールする。初期のサーキット案では、過去にラスべガスのカジノ駐車場で開かれたシーザーズ・パレスGPの再現になるのではと心配する声が上がっていった。

    しかし、F1にスポーティングディレクターのロス・ブラウンは「我々全員が、駐車場サーキットでのレースを記憶している。あれはひどいものだった」とロス・ブラウンは述べた。

    「まずは優れたレーシングサーキットでなければならないというのが我々の信念だ。無理やりレースを詰め込むつもりはない。そのようななものは持続しない。我々は様々なコーナーが組み合わされた全長5.6kmのレースサーキットを設計しており、平均時速はおよそ時速230kmとなる」

    「半常設のコースになる。レース前には多くのものが設置され、スタジアムの通常使用時には撤去される。だが、私はこれがマイアミでのレースにとって素晴らしいソリューションになると考えている」

    「マイアミのファンとマイアミの人々にはぜひ支持してほしい。これは地域にとって素晴らしいイベントになると思っているだ。同時に地域で国際的スポーツイベントが開催されるという名声も偉大な遺産となり、偉大なイベントになるだろう。素晴らしいものになるはずだ」

  • F1 | 商業責任者のショーン・ブラッチズの辞任を発表

    F1 | 商業責任者のショーン・ブラッチズの辞任を発表

    F1は、商業責任者を務めてきたショーン・ブラッチズが辞任することを発表した。

    ジョーン・ブラッチズは、2017年1月にリバティ・メディアがF1を買収した後、F1の商業部門のマネージングディレクターに任命され、CEOのチェイス・キャリー、モータースポーツ部門のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンとともにF1の新時代を率いてきた。

    ショーン・ブラッチズは1月末でF1のマネージングディレクターの役割を自身氏、今後はアメリカに戻るが、アドバイザーとしての役割を継続。F1はブラッチズの後任は起用しないとしている。

    チェイス・キャリーは「F1のすべての人を代表し、過去3年にわたるリーダーシップ、情熱、ビジネスに対する専門知識を発揮してくれたショーンに感謝したい。ショーンは、F1の商業面に変化をもたらしてくれた。彼の仕事の証は、我々のビジネスとしての勢いと成長に示されている」と述べた。

    「また、ショーンが地元アメリカに戻り、アドバイザーとして継続的に取り組んでくれることをうれしく思う。彼はずっとF1ファミリーの一員であり、今後もアドバイスや意見をもたらしてくれることを期待している。彼の新たな旅路の成功を願っている」

    ショーン・ブラッチズは「F1で過ごした3年間は本当に素晴らしい旅路であり、心から楽しむことができた。個人的にF1のチームの驚異的な努力と献身に心から感謝したい。彼らはトップの中のトップであり、今後もファンにサービスを提供し、我々が設定した戦略を追行してくれると確信している」

    「2017年に参加した頃よりもF1を良いポジションに置くことができたことを誇りに思う。チームとして我々が築いた基礎は世界中のファンにサービスを届け続けるとともに、新たなオーディエンスにリーチできることはわかっている」

    F1は、ショーン・ブラッチズの監督のもと、ソーシャルメディアの本格的な活用、新しいロゴの開発など、商業面やマーケティング面の改革を進めてきた。また、ブラッチズはF1 TVによるライブ配信やNetflixのドキュメンタリーシリーズといったデジタル分野、各国におけるペイ・パー・ビュー方式の契約やテレビ中継契約を取りまとめてきた。

    今後、ショーン・ブラッチズが統括していた案件の大部分はチェイス・キャリーの直属となり、チェイス・キャリは、2021年の新しいコンコルド協定の締結のために少なくともあと1年はF1の最高責任者の役割を続けると考えられている。

  • 2020年のF1世界選手権 | 2戦でWシリーズをサポートレースとして開催

    2020年のF1世界選手権 | 2戦でWシリーズをサポートレースとして開催

    2020年のF1世界選手権では、女性限定のレースシリーズである『Wシリーズ』がアメリカGPとメキシコGPのサポートレースとして開催されることが発表された。

    2019年にスタートしたWシリーズは、DTMのサポートシリーズとして6ラウンドで開催された。初シーズンを終えたWシリーズは、数か月間にわたってF1のサポートレースとして開催する可能性について話し合いを重ねてきた。

    Wシリーズは、通常のF1のサポートレースであるF2とF3が開催されない10月のアメリカGPとメキシコGPの2連戦にサポートレースとしてF1と併催することを発表。“チャンピオンシップをけってづけるエキサイティングなダブルヘッダーレース”と評した。

    F1の競技担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは「Wシリーズを2020年のF1世界選手権でオースティンとメキシコシティのようなスペクタクルな2つのイベントに迎え入れるられることを嬉しく思う」とコメント。

    「わずか1年で、Wシリーズは、モータースポーツの多様性と社会との一体性という話題に対する関心を高めることに大きく貢献した」

    「我々のスポーツは男女が平等に競争する機会を提供する必要があると確信している。過小評価されたバックグラウンドからドライバーの才能をサポートおよび促進することでF1グリッドの多様性を改善することは我々の戦略目標のひとつだ」

    「オースティンとメキシコシティのグランプリに伝統的に参加する大勢の観客がこれらの才能のある女性ドライバーを間近で見れるこは、モータースポーツの多様性と社会との一体性重要性に対する認識をさらに高めるだろう。」

    WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミュールは「メディアとファンの間での2019年のWシリーズの初シーズンに対する関心と熱意は非常に大きく、F1プラットフォームでの2つのまったく新しいWシリーズレースを追加することは必然的にその熱意と関心を増加させるでしょう」とコメント。

    「商業的にも最近発表ロキット・フォンとの複数年にわたる新しいスポンサーパートナーシップがされたことに続き、Wシリーズは2020年に2019年よりもさらに大きく良くなるという事実は、将来のスポンサーパートナーにとってもより良く大きな投資収益率を高めることになるでしょう」

    「WシリーズとF1の契約をまとめることに多くの仕事が費やされましたが、何よりもWシリーズのドライバー、昨夏のスポーツ界の想像力をつかんだ勇敢で才能のある若い女性たちに感謝したいと思います」

    「覚えておいてください。彼女足りは今年も5月から10月にかけて世界中でそうするでしょう。」

    以前、WシリーズはDTMのサポートレースとして暫定的な6ラウンドカレンダーを公開していたが、さらに多くのイベントが追加される予定であると宣言していた。

    8ラウンドのキャンペーンは、5月30日にロシアのイゴラドライブで始まり、“ダブルヘッダー”は、9月5日にアッセンで開催されるWシリーズのヨーロッパでの最終ラウンドの7週間後に開催される。

    2シーズン目のWシリーズのドライバーには、スーパーライセンスポイントを獲得する資格が与えられる。

    初シーズンではウィリアムズの開発ドライバーであるジェイミー・チャドウィックがチャンピオンを獲得。2020年にタイトル防衛に挑む。