カテゴリー: リバティ・メディア

  • F1:無観客レースの開催にも課題…1000人近いスタッフが関与

    F1:無観客レースの開催にも課題…1000人近いスタッフが関与

    F1は、新型コロナウイルスのパンデミックによって無観客でシーズンを開始する可能性があるが、レースを開催するためには関与する人員数をかなりスリム化する可能性が高い。

    ヨーロッパでは、厳格なロックダウンから脱殻している国もあるが、それらの国でさえ、大規模イベントの禁止は7月や8月まで延長されている。ヨーロッパ全体で、スポーツ活動を停滞させている厳格な封鎖から脱却し始めている国でさえ、大量集会や公共イベントの禁止は7月と8月に延長されている。

    2020年のF1世界選手権はすでに9戦が延期・中止となっており、F1は大幅にカレンダーを変更し、2021年にまたがる可能性さえ示唆している。

    「我々は、無観客レースのロジスティクス、どのように人々をそこに連れて行くのか、どのように保護するのか、どのように安全にするのか、誰がパドックに入ることを許可するのかを検討している」とF1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは語った。

    「すべての順序だてて議論されている」

    イギリスのシルバーストン、オーストリアのレッドブル・リンク、バルセロナのカタルーニャ・サーキット、フランスのポール・リカール、ブダペストのハンガロリンクなど、ヨーロッパの常設サーキットの一部は複数のレースを開催している可能性がある。

    オーストリアは、旅行制限が解除されており、その他の安全策が講じられれば、無観客レースに反対することはないと語っている。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、レッドブル・リンクでレースを開催するにはゴーサインが出されるだけで十分だと語る。

    「FIAの基準に合うように非常に短期間で準備ができる」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports にに語った。

    「だから、無観客でレースを開催することは完全に実現可能だ。フルグランプリへの段階的なルートがある。潜在的に限られた人数のTVイベントにのみ焦点を当てた観客のいないイベントについて話している特定のサーキットがある」

    F1ルールは、10チームはそれぞれパドックで“マシンの操作に何らかの形で関連付けられている”60人を超えることはできないと述べている。すなわり、少なくともF1チームのスタッフだけで600名を超えることにある。

    また、他にもピレリのタイヤフィッター、FIAの技術者、その他の主要サプライヤー、F1の従業員、放送局、メディア、そして、何百人ものトラックや医療スタッフがグランプリに参加する。例えば、放送局の担当者の範囲は、イギリスのスカイスポーツは通常40~45名、スカイイタリアではその半分、スカイドイツでは8名となっている。

    「運用担当者は規則によってかなり定義されている」とマクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは語る。

    「通常のレースイベントと比べて、それほど大きな違いはないと思う。なぜなら、マシンを操作し、週末にサービスを提供し、レースに出場してピットストップを行うにはすべての人が必要だからだ」

    F1の情報筋は、安全な間隔を確保するために、チームとの詳細な会話が行うメディアへのアクセスが制限される可能性が高いと語る。

    また、テレビ向けの“無観客レース”がどれほど実現可能かは解釈にも依存する。

    「観客がいなくても、現場に多くの人が集まってイベントを開催する」とF1ベルギーGPのコマーシャルディレクターであるStijn de Boeverは語る。ベルギー8月末まで大規模イベントを禁止にしている。

    「大規模イベントとはどれくらいか? 500人、3000人、5000人?」

    F1は、アジアや中東のレースが年内に開催することができるのであれば、観客がいなくても世界選手権を成立させることを期待している。

  • レッドブル・ホンダF1 「リバティ・メディアは財政難のチーム救済に動く」

    レッドブル・ホンダF1 「リバティ・メディアは財政難のチーム救済に動く」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1のオーナーであるリバティ・メディアがシリーズを守るために財政的に苦労しているチームを救済すると信じていると語る。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のF1世界選手権は最初の9戦が延期・中止となっており、再開の目途は立っていない。当然ながら、それはF1チームに財政的な打撃を与えている。

    英国では、マクラーレン、ウィリアムズ、レーシング・ポイント、ルノー、ハースが、3か月間で最大2500ポンドまでの労働者の賃金の80%をカバーする助成金を請求することができるという英国政府のスキームを利用して従業員の一時解雇を実施している。

    また、F1グリッド全体で、F1ドライバーや上級職員の給与削減を実施している。

    FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、多くのレースを失うことの経済的影響によって、小規模チームのいくつかを失う可能性があると認めている。

    しかし、レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、リバティ・メディアがF1の未来を守るためにこのような状況に苦労しているチームを救済すると信じていると語る。

    「大きな打撃となる可能性があり、その時点でプロモーターは決定しなければならない」とクリスチャン・ホーナーは Guardian に語った。

    「それが彼らのビジネスだ。彼らはレースをするためにチームが必要であり、彼らはそのようなチームを存続させるためにどうするかを決定しなければならない。リバティ・メディアの人たちは、10チームがグリッド上に並び、来年競争することを保証するためにできることは何でもするだろう」

    「彼ら自身のビジネスを保護するために、彼らはそれらのチームが来年競争することを確実にするために促進、つまり支払いを助けると私は信じている」

    将来のコスト管理策の一環として、F1は2021年から予算上限を導入する。これはシーズンあたり1億7,500万ドルに設定されていたが、マクラーレンは1億ドルまでの引き下げを目指しており、金額は下がる可能性がある。

    レッドブル、メルセデス、フェラーリというF1の上位3チームは年間4億ドル以上を費やしており、一部のチームはこの予算上限の議論を使用して自分たちの課題を推進しているとクリスチャン・ホーナーは考えている。

    「チームは競争的な獣だ。もちろん、彼らは策略を使用することを目指している」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「上限は、お金ではなく競争力についての議論だ。トップチームをミッドフィールドチームが競争できると感じるレベルに引き下げようとしている。実際のところ、支出のレベルに関係なく、常に上位で走るチームと後方で走るチームがいる」

    F1チームは木曜日に新たな予算上限について話し合ったが、合意に達することができなかった。1億4500万ドル、1年後には1億3千万ドルに引き上げるというアイデアが提示され、フェラーリのF1チーム代表のマッティア・ビノットは、サプライヤーとカスタマーチームに2段階の予算上限を提案している。

  • F1:2020年のF1カレンダーを白紙化 「当初とは大幅に異なるものになる」

    F1:2020年のF1カレンダーを白紙化 「当初とは大幅に異なるものになる」

    F1は声明を発表し、2020年のF1カレンダーを白紙化。改訂されるものは“当初のカレンダーとは大幅に異なるものになる可能性が高い”と述べた。

    2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスの世界的な大流行を受けてすでに9戦が延期・中止となっており、まだスケジュールが変更になっていないグランプリも脅威にさらされている。

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2020年のF1世界選手権を7月に開始できる場合には最大で18~19戦をターゲットにしており、無観客レースも視野に入れていることを明らかにいている。

    Formula1.comで発表された声明の中で、当初発表された2020年のF1カレンダーは事実上もはや意味をなさないことを確認した。

    「我々の意図は、2020年のシーズンをこの夏のある時点で開始することです」

    「現時点では、状況がいつ改善するかを正確に把握することはできませんが、状況が改善したら、再びレースに出かける準備はできています。私たちは皆、2020年のチャンピオンシップシーズンをファンにもたらすことに全力を尽くしています」

    「F1は現在、2020年カレンダーの改訂版にちいてプロモーターと協力しており、実際のシーケンスとスケジュールの日付はオリジナルの2020年カレンダーとは大幅に異なる可能性があります。これはやがて公開されます」

    F1はすでに夏休みを3月と4月に移動し、8月にレースを開催するスペースを確保いているが、、2021年1月にレースを開催する可能性を残していることを確認している。

    また、F1は延期・中止となったレースのチケットをすでに購入したファンのためのチケット払い戻しの詳細も提供した。

    「F1Tickets.com、F1 Paddock Club、およびF1 Experiencesを通じて延期またはキャンセルされたレースのチケットを購入した場合、現在利用可能な転送および払い戻しオプションについて、各レースプロモーターと協力しています。これらのオプションの最終決定に向けて迅速に取り組んでおり、ご連絡いたします。」

    「これらのルートを介して購入しなかったチケット所有者は、購入場所を通じて転送または払い戻しに関する最新情報を入手する必要があります。転送または払い戻しプロセスはレースごとに異なる場合があるため、関連するチケット再販業者またはプロモーターの公式ウェブサイトのいずれかをご覧ください」

    「延期されていないレースに関しては、チケット所有者のチケットは引き続き有効です」

  • F1:カメラクルーとの2020年の契約を破棄 / 新型コロナウイルス

    F1:カメラクルーとの2020年の契約を破棄 / 新型コロナウイルス

    F1は、新型コロナウイルスのパンデミックによって2020年のF1世界選手権の目途が立たず、様々なカメラクルーとの契約を解消したと報じられている。

    毎年、F1は各レースをカバーするために複数のカメラオペレーターを雇っているが、現時点で9戦の中止・延期が決定しており、さらなるグランプリもそれに続く可能性があるため、F1はカメラクルーとの契約を解消したと RaceFans.net は報じた。

    「フォーミュラ1とそのカメラオペレーターとの契約には、どのレースに誰が必要で、いつイベントが行われるかについての具体的な詳細が含まれていると理解されている」と同サイトは伝えている。

    「しかし、最初の22ラウンドのうち9ラウンドがすでに延期またはキャンセルされたため、彼らの計画はすでに大きな混乱に直面している」

    現在の新型コロナウイルスの危機に終わりが見えないなか、ロス・ブラウンは無観客レースを開催する可能性を示唆している。その場合、各レースで使用するカメラの台数は減らされることになるが、新しいスケジュールが確認され次第、カメラオペレーターの大部分が再雇用されると予想されている。

    「カレンダーが流動的な状態にあるため、カメラクルーの契約のキャンセルは新しい予定が確定するまでの一時的な措置であり、その時点で必要なスタッフが再雇用されるだろう」

  • F1:「7月にヨーロッパで無観客レースで開幕し、19戦を開催したい」

    F1:「7月にヨーロッパで無観客レースで開幕し、19戦を開催したい」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス。ブラウンは、2020年のF1世界選手権はシーズンは、ヨーロッパで無観客レースで再開することになるだろうと語る。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行により、F1は第9戦カナダGPまでの延期・中止を決定。プロモーターと協力してカレンダーの組み直しに取り組んでいる。

    ロス・ブラウンは、F1はファンを楽しませるためならば、たとえそれが無観客レースであっても、できるだけ早くレースを開催できることを願っていると語る。

    「チームと関係者全員の旅行が、大きな問題の1つになるだろう」とロス・ブラウンは Sky Sports に語った

    「そこに着けば、我々はかなり自己完結することができると主張することができる」

    「我々の見解では、おそらくヨーロッパでスタートすることが好ましいことであり、それはクローズドなイベントでさえあるかもしれない。チームがチャーター機に参加し、サーキットにそれらをチャネリングし、全員がテストされ、クリアされ、誰にもリスクがないことを確認する。非常に閉鎖的な環境が築ける可能性がある」

    「観客のいないレースは素晴らしいことではあないが、まったくレースをしないよりはましだ。我々には家でじっとスポーツをフォローしてくれている何百万もの人々がいることを覚えておく必要がある。彼らの多くは孤立しており、スポーツを存続させ、スポーツに参加し、人々を楽しませることができることは、我々が抱えているこの危機において大きなボーナスとなるだろう。だが、誰も危険にさらすことはできない」

    「我々は最も早いスタートができる組織構造を検討している。そのスタートを維持する能力もね。開始してしばらくしてから再び停止していては意味がない。ヨーロッパにいる可能性が最も高い。それはクローズドイベントである可能性があると考えられる」

    ロス・ブラウンは、7月にレースを開始することができれば、3連戦を含め、18~19戦のレースカレンダーが組めると語る。

    「FIA規約によれば、世界選手権を成立させる最低レース数は8レースだ。10月にスタートして8戦を達成することはできる。したがって、はっきりした日程を望むなら、それは10月になる」

    「しかし、その場合、来年にまたがる可能性は常にある。それは検討されている。1月にシーズンを終えることはできるだろうか? 想像できると思うが、そこにはさまざまな複雑な問題がある」

    「7月の初めにスタートできれば、19戦のシーズンができる。厳しいものになるだろう。3連戦、オフ、3連戦、オフ。我々はあらゆるロジスティクスを検討しているが、7月の初めに開始できれば、18〜19戦のシーズンを開催できると思う。この2つのどちらかの数になると思う」

    F1とプロモーターは、圧縮されたカレンダーのプレッシャーを緩和するために、2日間のグランプリイベントも多数検討している。

    「ロジスティクスのニーズを満たすために、2日間のレースが行われる可能性はある」とロス・ブラウンは語る。

    「たとえば、中国が開催された場合、おそらく2日間のレースになると思われる。なぜなら、そこに到達して、計画している次のイベントに移動するには、2日間のレースの陽が容易である可能性があるからだ」

  • F1運営組織、従業員の約半数を一時解雇および20%の給与削減

    F1運営組織、従業員の約半数を一時解雇および20%の給与削減

    F1運営組織は、新型コロナウイルスによる経済危機を受け、F1チームと同じように従業員の約半数を一時解雇。さらに上級スタッフの給与を20%削減し、CEOを務めるチェイス・キャリーはさらに自主的に給与カットを実施する。

    F1は、2020年に財政破綻に直面している。シリーズが完全に中止という状況になった場合、実質的に収入はなくなる。

    そのような状況のなかでも中止となったレースの開催料は追徴され、レース数が15戦を下回った場合には、放映料を返金する必要が出てくる。

    F1チームが昨年獲得した賞金をチームに支払う必要があるが、現在それは延期されている。2019年、10チームは1億1,000万ドルを共有した。

    同社はまた、ランニングコストを支払わなければならない。昨年の決算では、F1は総額3億8,100万ドル(チームへの支払いを含まない)を計上し、そのうち1億4,700万ドルは“販管費”としてリストされていた。

    2017年の初めにリバティ・メディアがF1を買収して以降、従業員の数は劇的に増加しており、400人以上がロンドン中心部の本社、もしくはケンブリッジのBiggin Hill施設(テレビ事業の本拠地)にいる。

    F1は、英国を拠点とするチーム、マクラーレン、ウィリアムズ、レーシングポイントに加わり、スタッフの一部が一時解雇されることを発表。英国政府は新型コロナウイルスの雇用維持制度を導入しており、企業は3か月間で最大2,500ポンドまでの労働者の賃金の80%をカバーする助成金を請求することができる。

    マクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリス、レーシング・ポイントのランス・ストロールとセルジオ・ペレス、そしてウィリアムズのジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィも3チームの上級管理職員とともに給与削減に同意した。

    F1は現在、新型コロナウイルスのパンデミックにより無期限の休止期間にあり、最初の8レースはキャンセルまたは延期され、その後のレースも延期される可能性が高くなっている。

    最近、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、2020年のF1世界選手権を15~18戦で行うことを目指していると声明で述べている。

    コストを削減するために、F1は2021年のレギュレーション変更を2020年に延期し、1億7,500万ドルの予算上限のさらなる引き下げを話し合っている。

  • F1:レース主催者、2020年のカレンダー変更のための資金援助を要求

    F1:レース主催者、2020年のカレンダー変更のための資金援助を要求

    F1のレースプロモーターは、2020年に18戦のレースカレンダーの計画を可能にするためにリバティ・メディアからの資金援助を望んでいる。

    2020年のF1世界選手権は3月上旬にオーストラリアGPで開幕する予定だったが、マクラーレンの従業員が新型コロナウイルスに感染したことを引き金に最終的にレースは中止となった。

    その後、7つのグランプリも延期となり、モナコGPは完全に中止することを決定している。現時点では、6月14日のカナダGPが2020年の最初のレースになるが、同国の状況を鑑みれば、開催は困難だと考えられている。

    F1チームは、2020年の新しいスケジュールの構築についてFIA(国際自動車連盟)とリバティ・メディアに完全な権限を与えている。

    F1の最高経営責任者であるチェイス・キャリーは、最大18戦の新しいカレンダーを設定したいと考えているが、プロモーター側はそれを実現するのであれば財政的な支援が必要だと考えている。

    「彼らはプロモーターが健康であることを望むのであれば、より低い料金を受け入れる用意がなければならない」とレース主催者の1人は The Independent によって語る。

    「レースの90日前には必要な数100台のバスを予約しており、キャンセル料がかかる。レースの週末には何百人もの警官を雇っているので、交通に関する別の契約を結んでいるし、それにもキャンセル料がかかる」

    「その後、すべての一時的な観覧席とホスピタリティテントのセットアップがある。レースの6〜8か月前に注文および交渉されており、レースの60〜90日前にセットアップされる。レースの6週間になると、準備のために週に100万ユーロ以上を費やしている」

    この段階ではチケットの販売も問題だ。プロモーターは、そのほとんどが今年のこの時点で販売されていると語る。

    「通常、我々はもうほとんどのチケットを販売している」とレース主催者は語る。

    「売り上げの大部分はビジターのものであり、通常、土壇場で計画は立てるものではない。彼らの約80%が4か月以上前に予約している。したがって、我々の主な販売時期は今だ」

    F1アゼルバイジャンGPはリスケされるのを待っているが、バクー・シティ・サーキットのエグゼクティブディレクターを務めるアリフ・ラヒモフは、新しい日付が決定するとすぐにチケット販売を開始しなければならないと語る。

    「たとえば、一部のプロモーターはイベントの直後に次のレースの販売を開始することを知っている」とアリフ・ラヒモフは語る。

    「これは不確実な期間中に3〜6か月の販売を見逃していたことを意味している」

    正式に認可されたF1チケットエージェンシー『GPTicketshop』のマネージングディレクターであるアリアン・フランク・ムーレンベルトは、次のように語る。

    「当然のことながら、F1やMotoGP以外にも心配することはある。また、いつどこで再びレースを開始するのか、また自由な旅行がいつ再開されるのかは誰にもわからない」

    「これは、世界的な経済的停止と相まって、チケット販売の理想的なシナリオではない。それでも、パンデミックが減速または終了れば、2020年の後半になるか2021年だけになるかに関わらず、通常の売上高に戻るという楽観的な見方は変わっていない」

  • ムーディーズ、F1の格付け見通しを“ネガティブ”に変更

    ムーディーズ、F1の格付け見通しを“ネガティブ”に変更

    米国の格付け大手ムーディーズは、新型コロナウイルスの影響を受けて進行中のロックダウンにより、F1の見通しを“ポジティブ”から“ネガティブ”に変更したことを発表した。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行により、史上最多の22戦で開催されるはずだった2020年のF1世界選手権は開幕から8戦が延期・中止となっており、6月以降も再開の目途は立っていない。

    ムーディーズの声明は、2020年シーズンを完全に中止することを除外していない。

    「マイナスの見通しは、2020年のレースシーズンにおける高水準の不確実性と2020年のレバレッジの増加と流動性の低下に対するムーディーズの予想を反映している」

    「これは会社がコロナウイルス危機後の約1〜2年以内に、ムーディーズの調整後のレバレッジを7倍未満に回復できない可能性があるというリスクをもたらす」

    「F1は、流動性が高く、2020年シーズンを大幅に削減して管理するのに十分に柔軟なコストベースを備えている。ムーディーズは、完全なキャンセルをサポートできると考えている」

    「2019年12月31日の時点で、F1には4億ドルの現金残高と5億ドルの未使用のコミットされた回転信用枠を含む約9億ドルのかなりの流動性余裕がある」

    「ムーディーズは、2020年のシーズンがキャンセルされた場合に、プロモーター、スポンサー、放送局からの前払い、チームの支払い、その他の諸経費、および利息の潜在的な払い戻しからの現金流出を吸収するのにこれで十分であると予想している」

    しかしながら、流動性だけでは十分ではないある程度のリスクが残っている。ムーディーズは、リバティ・メディアにはF1をサポートするための十分なリソースがあったが、F1が“比較的高い確率”で条件を修正または放棄できるレバレッジ契約に違反するだろうと述べた。

    「ムーディーズは、F1がコロナウイルス後の危機を回復するのに比較的適した場所にあると考えている。これは、契約収益の性質、強力なフランチャイズ、大規模なファンベース、および高いキャッシュコンバージョンに支えられている」

    ムーディーズは、レースカレンダーのさらなる混乱が流動性に関する懸念を引き起こした場合、または更新されたコンコルド契約が会社に重大な不利な条件で交渉された場合、格付けの格下げが発生する可能性があると述べた。

    F1の所有者であるリバティ・メディア、この段階でも、15〜18戦のレースで構成されるカレンダーをまとめられることを期待している。

  • F1:2021年限りのコンコルド協定を締結?

    F1:2021年限りのコンコルド協定を締結?

    F1では、2021年のコンコルド協定に関する交渉が膠着状態となっている。

    F1とチームとの間で収入の分配とガバナンス構造を決定する現在のコンコルド協定は2020年末で失効するが、新型コロナウイルス危機に襲われるまで、新たな契約についての話し合いは順調に進んでいた。

    しかし、突然、レースはなくなり、F1のナスダック株価は急落した。

    「どのチームも5年間サインアップする前に、この危機を乗り切ることができるかどうか我々全員が知る必要がある」と匿名のF1チーム代表は Auto Motor und Sport に語った。

    「現在、このトピックに関する話はない。今すぐにすべき重要なことが他にある」

    実際、4月中旬にも最新の会議が予定されているこれまでの電話会議の話し合いは2021年のレギュレーションを遅らせるといった緊縮政策についてだった。

    現在、2021年の暫定的な1年間のコンコルド契約のみが解決策になると考えられている。

    「チーム、FIAおよびリバティ・ディアとの前回のビデオ会議中に、状況に応じて4月中旬に再び集まり、新しい状況について話し合うことで合意した」とアルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは語っている。

    FIA会長のジャン・トッドとF1のCEOであるチェイス・キャリーは、2021年の1億7,500万ドルの予算上限をさらに減額するすることを検討していると言われている

    だが、すべてのチームが追加の措置を課せられることに満足しているわけではない。たとえば、フェラーリとレッドブル・ホンダF1は、2021年にギアボックスを変更できることを望んでいると報じられている。

    Auto Motor und Sportは、レッドブル・ホンダF1とフェラーリが、メルセデスがエンジンとトランスミッションを接続する方法の秘密を発見したと報じている。

  • 元F1チーム代表「コロナショックで小規模F1チームは存続の危機にある」

    元F1チーム代表「コロナショックで小規模F1チームは存続の危機にある」

    英国モータースポーツ協会の会長を務めるデビッド・リチャーズは、新型コロナウイルスのパンデミックによって小規模チームは存続の危機にあるとし、リバティ・メディアに支援を要求した。

    F1の基盤は英国にあり、10チームのうち6チーム(メルセデス、レッドブル、マクラーレン、ルノー、レーシング。ポイント、ウィリアムズ)が拠点を置いている。

    しかし、新型コロナウイルスによって当初予定していた22戦のうち8レースが延期またはキャンセルされている現状を受け、デビッド・リチャーズは、これらのレースからの財政的打撃が多数の小規模チームを危険にさらす可能性があると警告。前F1最高責任者のバーニー・エクレストンがそうしたように、リバティ・メディアに金銭的な支援の必要があると訴えた。

    「多くのことは、F1がこれを通してどのように振る舞うかに依存するだろう」とデビッド・リチャーズはPA通信に語った。

    「F1はグリッドの後方にチームを失うわけにはいかない」

    「バーニーは、困難な時期に小規模チームの面倒を見ていた、リバティもその常識を理解してくれることを期待している」

    「メルセデスやルノーなどの大手メーカーは大丈夫でだが、たとえばウィリアムズやレーシング・ポイントにとっては容易ではありません。事業が廃業するという明らかな危険がある」

    「この期間を乗り切るためのリソースを持たないモータースポーツ企業が存在するだろう。それは本当の挑戦になるだろう」

    リバティ・メディアは、夏にレースを再開し、今年18戦を開催できることを期待している。

    シーズンはメルボルンで開幕する予定だったが、チームメンバーが新型コロナウイルスに感染してマクラーレンがイベントから撤退した後、金曜フリー走行の開始から2時間を切った時点でグランプリがキャンセルされた。

    「リバティ・メディアに関していベア、オーストラリアについての決定が非常に遅れていた」とBARとベネトンの元チーム代表であるデビッド・リチャーズは付け加えた。

    「それは非常に困難であり、1分に簡単な決定でできるとは言わないが、ヨーロッパの様々な国からオーストラリアに旅行する人々の量を考えれば、それは不適切だった。1週間前には、キャンセルの決定に至る可能性があった」

    「新しいシーズンに近づくにつれて、大きな興奮と期待がある。このようなことを後から考えるのは簡単だが、もっとうまくできたかもしれないことを誰も否定していない」

    「ルイス・ハミルトンは、この件について話し合ったとき、ほとんどのことを話してくれた。彼は本当に成熟して成人し、F1とスポーツの意識の非常に良い面を表している。彼は自分の気持ちを話すことを恐れていない。私は彼のそのような姿勢を称賛したい」