カテゴリー: リバティ・メディア

  • F1の新たな賞金分配は中団チームに勝利に挑戦する機会を与える

    F1の新たな賞金分配は中団チームに勝利に挑戦する機会を与える

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、新しい賞金分配のフォーマットは、ミッドフィールドのチームがより多くの表彰台や勝利に挑戦することを可能にすると考えている。

    予算上限の導入によって、F1の今後の新しい商業契約がヘッドラインの大部分を占めるようになってきているが、賞金分配の新たな方法は一部のチームにとって同じように重要な進展となる。

    新型コロナウイルスの危機によって主に持続可能性を中心とした議論が熱を帯びており、F1は2021年から大規模な予算よりも賢く運営したチームに利益ができるように予算上限を導入する。

    だが、新しい契約では、シーズンの終わりにポットをより公平に分割するために導入された新しい賞金構造も含まれる。

    現在、支払いは、F1チームが前シーズンを終えた順位に応じて、スライドスケールで付与される。加えて、過去3シーズンのうち2つで上位10位以内に終了したチームに支払われる別の固定収益もある。

    その上、ウィリアムズ、フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンの5チームには、彼らの遺産のステータスやスポーツへの投資の規模など、他の基準に基づいてボーナスが支払われる。

    特に、フェラーリは“長期的なチーム”の支払いとして数千万のボーナスを受け取っている。これにより、フェラーリは2019年に7,300万ドル(約77億6000万円)が追加されて合計2億5,000万ドル(約265億7200万円)を獲得。タイトルを獲得したメルセデスよりも2800万ドル(約29億7600万円)多いお金を受け取っている。

    新しいフォーマットの詳細は確認されていないが、ロス・ブラウンは、ミッドフィールドチームがフェラーリ、メルセデス、レッドブルのいわゆる“ビッグ3”とのギャップを埋め、表彰台や勝利を争うより良い機会を与えることを示唆している。

    「新しい契約では、より公平な賞金になるため、特にミッドフィールドチームは、賞金という部分ではるかに有利になるだろう」とロス・ブラウンは Sky Sports F1 に語った。

    「あらゆる方向でバランスが取れたものになる。我々は、F1で使用できる金額を減らし、チーム間の賞金の分配をより均等に改善している」

    「したがって、優れたミッドフィールドチームは表彰台、おそらく勝利を収めることができるようになるはずであり、それは小さな利益になるはずだ。それが達成できれば、非常に持続可能な未来が生まれる」

    「今後6〜12か月で賞金基金をどのレベルでサポートすべきかを判断していく。この期間にチームを失うと、悲劇になるからね」

    「我々はチームの間における公正かつ公平な方法に非常に懸命に取り組んでいる。リバティは利用可能な資金を生み出す力を示してきたと思う。とにかく今は状況がどのように発展するかを見る必要がある」

  • F1、新型コロナウイルスの影響で売上高84%減…2020年第1四半期決算

    F1、新型コロナウイルスの影響で売上高84%減…2020年第1四半期決算

    F1は2020年第1四半期の決算を発表。レースが開催されていないことで1月から3月期の売上高は3,900万ドル(約41億5,000万円)と2019年の2億4,600万ドル(約262億円)と比較して84%の減少となった。

    2020年のF1世界選手権は史上最多の22戦が予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって開幕から10戦の延期・中止が決定。第1四半期の決算には開幕戦オーストラリアGP、第2戦バーレーンGPが開催されなかったことの影響が大きく出た。

    レース主催費、スポンサー契約、放送費などの主な収入は1億3900万ドル(約147億7700万円)から1300万ドル(約13億8,000万円)に減少し、他の収入源も4800万ドル(約51億円)から2600万ドル(約27億6300万円)に減少した。全体的な営業利益は4,700万ドル(約50億円)の赤字から1億3,700万ドル(約146億円)の赤字となった。

    リバティ・メディアは「2020年の第1四半期にイベントが開催されなかったため、F1の主な収入は、期間中にのレーズに関連しない権利に関連するスポンサー契約の要素のみで構成され、レースプロモーション料金や放送料は計上されなかった」と説明。

    「同様に、パドッククラブやその他のイベントベースの活動やテレビ制作活動からの収益がゼロだったため、その他のF1収益も減少した。現在、2020年の第2四半期にレースが行われることはないと予想されている」

    「チームへの支払い費用は計上されませんでした。それらの支払いは、カレンダーのレース間で比例配分で計上されるためだ。F1収益の他のコストは、本質的に大きく変動し、収益機会に直接関係する」

    「これらのコストは、主にレースが行われなかったことと、重要でない経費の繰り延べにより減少した。第1四半期中、2020年のレースシーズンの開始を見越したオーストラリアGPに関連する運賃、旅費、技術的な費用など、イベントの前夜にキャンセルされた費用が発生した」

    「F1は、2020年4月3日から、従業員ベースの約50%に影響を与える給与の削減や英国政府が支援する基金など、特定のコスト削減策を実施した」

    その結果、F1は第1四半期の運用コストを5,200万ドル(約55億2600万円)から4,300万ドル(約45億7000万円)に削減することができました。

  • F1:シーズン再開時は2日ごとに新型コロナウイルスの検査を実施へ

    F1:シーズン再開時は2日ごとに新型コロナウイルスの検査を実施へ

    2020年のF1世界選手権が再開された際、F1パドックのメンバーはレース週末に2日ごとに新型コロナウイルスの検査を受けることになる。

    新型コロナウイルスの世界的大流行によって2020年のF1世界選手権は7月までの10戦が延期・中止となっており、現在、7月5日のF1オーストラリアGPを皮切りにオーストリアとシンガストーンでそれぞれ無観客の2連戦でシーズン再開する計画に取り組んでいる。

    その際、F1は“生物圏”環境を作り、削減されたパドック人員は頻繁に新型コロナウイルスの検査を受け、感染の拡大を防ぐことが見込まれている。

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1はFIA(国際自動車連盟)と密接に協力し、安全かつコントロールされた方法でレースを開催することになると語る。

    「我々はFIAと協力しており、FIAは我々が必要とすることのために優れた構造を組み立てている」とロス・ブラウンは Sky Sport F1 に語った。

    「参加するすべての人が検査を受け、入場する前に許可を得ることになる。その後、パドックにいる間、2日ごとに検査を受ける」

    「認可された当局によって行われ、一貫性があるものだ。すべてのヨーロッパでのレースで我々はその検査を実施するために同じ施設を使用することになる」

    「その環境にいるすべての人が定期的に検査されていることを確認することができる」

    ロス・ブラウンは、F1チームは通常のモータースポーツ施設を持ち込まず、人々がパドックの周りを移動する方法に対して厳格な制限を設け、スタッフをできるだけ混ぜないようにすることを明らかにした。

    「パドック内での人々の移動方法には制限がある」とロス・ブラウンは説明した。

    「我々はソーシャルディスタンスにスタッフを置くことはできないため、事実上、小さな隔離環境をそれ自体の内部に作成する必要がある」

    「F1チームは彼ら自身のグループ内にとどまる。彼らは他のチームと混じることはなく、彼ら自身のホテルに滞在する。そこにモーターホームはない」

    「我々自身とFIAの間で膨大な量の作業が行われており、我々が安全な環境を提供でい、目にしていることや耳にしていることには非常に励みになっている」

    F1は年末までに最大18レースに開催することを期待しており、先週、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、2020年のF1世界選手権が7月3~5日にオーストリアでスタートする計画について「ますます自信を持っている」と語っている。

    F1によって概説された最初の青写真は、7月、8月、9月初旬にヨーロッパのラウンドを開催した後、アジア、アメリカへと移動し、12月にバーレーンと最終戦アブダビで終了する。

  • F1、フェラーリの反対を押し切って1億4500万ドルの予算上限を強行?

    F1、フェラーリの反対を押し切って1億4500万ドルの予算上限を強行?

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、新型コロナウイルスによる財政危機への直接的な対応として、2021年に1億4500万ドルという大幅に削減された予算上限を導入すると述べた。

    予算上限は、技術規則の抜本的な見直しとともに2021年以降の新しいコンコルド協定の基礎を形成するものだった。当初はドライバーの給与とマーケティング費用などを除外し、1億7500万ドルで導入される予定だった。

    しかし、当初の計画は新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のF1世界選手権の最初の10戦が延期または中止となった結果、見直しを余儀なくされることになった。

    F1チームは、レースが開催されないことで消滅の危機に陥る小規模チームの将来を保証するために予算上限の引き下げについて緊急会議を繰り返した。

    予算上限の引き下げについての合意は、フェラーリが条件に合意することに依存している。フェラーリは予算上限の引き下げに反対しており、マクラーレンが提案した1億ドルまで引き下げられた場合にはF1撤退さえもちらつかせた。

    しかし、F1とチームとの最新の会議が突破口を開いたようだ。ロス・ブラウンは1億4500万ドルの予算上限を導入する予定であり、その金額はシーズンごとに段階的に引き下げられるという計画を Sky Sports F1 に語った。

    「予算上限の最初の目標はフィールドの競争力を高めることにあった。だが、今の状況は、F1の持続可能性、経済的持続可能性が優先事項だと思う。これは、小規模チームだけでなく、ビッグチームにとっても重要だ」

    「コストを削減する必要があることは明らかだ。我々は1億7500万ドルからスタートした。そこに到達するのは長い戦いだった。そして、現在の危機により、我々は今、1億4500万ドルから始めようとしている。そして、実際には今後数年間でさらに引き下げるられるかどうかが議論されている」

    さらに重要なことに、ロス・ブラウンは、長年にわたってすでに十分な資金力を持っているトップチームに有利なように偏っていると批判を受けてきた商業収益の公平な分配を保証するための合意もあると語った。

    予算上限は成功されるが、F1は完全に新しいマシンとなる技術規則の変更を2022年まで延期し、2021年は今年のクルマを微調整のみにとどめることを決定した。

    フェラーリがこの最新のレギュレーション変更にどのような反応をするかはまだわからない。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、当初の1億7500万ドルからの引き下げは“厳しい要求”だと主張している。

    フェラーリは、後にF1撤退について否定はしているものの、予算上限がさらに引き下げられることで「我々のレースのDNAを展開するために他のオプションを検討する必要があるような立場に置かれたくない」と語っている。

  • 2020年のF1世界選手権:序盤10戦の延期・中止が決定…7月の開始を目標

    2020年のF1世界選手権:序盤10戦の延期・中止が決定…7月の開始を目標

    F1は4月27日(月)、第10戦フランスGPの中止を発表。先に発表されたバーレーンGP、ベトナムGP、中国GP、オランダGP、スペインGP、アゼルバイジャンGP、カナダGPの延期とオーストラリアGP、モナコGPの中止と合わせて6月までの開幕から10戦の延期・中止が決定。F1は、7月5日のオーストリアGPでの開催を目標にカレンダーの再構築を実施していく。

    世界的な新型コロナウイルスの猛威は2020年のF1世界選手権にも大きな影響を与えている。

    開幕戦の準備を進めていたオーストラリアのメルボルンでマクラーレンのF1チームスタッフが新型コロナウイルスに感染。金曜フリー走行直前にファンや関係者の健康と安全を鑑みて、グランプリは中止(後に延期へとステータスを変更)となった。

    その後、第2戦バーレーンGPと第3戦ベトナムGPの延期も決定。F1バーレーンGPは今週末に無観客でのレースが予定されていたが、F1チームは3月いっぱいの隔離に合意したとされ、中止・延期は既定路線だった。今年初開催のF1ベトナムGPはすでにハノイ市内にサーキットを完成させていたが、F1のCEOのチェイス・キャリーが自ら赴いて議論していた結果、延期が決定した。

    さらに第5戦オランダGP、第6戦スペインGP、第7戦モナコGPの延期も決定。オランダは1985年以来35年ぶりにザントフォールで復活する予定だった。スペインで感染者が1万人を超えて非常事態宣言がなされており、人の移動を制限する措置がとられている。F1モナコGPは中止を決定した。

    続いて、第8戦アゼルバイジャンGPの延期も決定。アルバイジャンもヨーロッパ諸国と同じく、文化・スポーツを含む国内でのあらゆる大規模行事を延期。国内の映画館,美術館・博物館、劇場、娯楽施設、スポーツジムの営業を停止。国民に21時以降の外出は控えるよう通達。また、隣国との封鎖を閉鎖し、陸路・空路ともに制限を設けていた。

    新型コロナウイルスの影響は北アメリカにも及んだ。第9戦F1カナダGPは6月14日に開催が予定されていたが、近いに日程で予定されていた大規模なフェスティバルは中止が決定しており、発表は時間の問題だった。半常設サーキットというジル・ヴィルヌーブ・サーキットの特性も延期の決定を早めた。

    そして、4月27日にはF1フランスGPの中止も決定。フランス政府は7月中旬まで大規模イベントと旅行制限の延期を発表し、事実上、開催は不可能だった。主催者はすでに2021年の開催を目指しているとし、2020年のカレンダーに含まれることはない。

    現時点では7月5日の第11戦オーストリアGPが新たな開幕候補ということになっている。レースは7月5日と7月12日に無観客で2週連続での開催がすでに噂されている。

    オーストリアは、政府がロックダウンを緩和し始めただけでなく、レッドブル・リンク自体が人口増加地域から少し離れた田園地帯に位置しているため、最初のレースに理想的な場所だ。また、このサーキットの敷地内には空港があり、地元住民を危険にさらすことなく簡単にアクセスできる。

    また、レッドブルとオーストリア政府は、新型コロナウイルスの予防措置の一環として、グランプリに関連する約400人のトラック、セキュリティ、ホスピタリティ担当者の検査を実施し、陰性反応が出ているという。また、観客と独立したメディアは入場することができず、F1関係者が2000人未満に制限され、彼らは新型コロナウイルスを持ち込まないように『SARS-CoV-2の陰性証明証』を提示する必要があるという。

    F1イギリスGPはすでに2020年にレースを開催する場合は無観客で行うことを決定している。F1村に近いシルバーストンは物流の問題も比較的少なく、オーストリアと同様に2週連続での開催が報じられている。

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは「最初のレースが7月3〜5日の週末にオーストリアでスタートし、7月、8月、9月の初旬までヨーロッパ、9月、10月、11月にはユーラシア、アジア、およびアメリカ大陸でレースが実施し、12月にバーレーンで開催した後、アブダビで伝統的なフィナーレを迎える15〜18レースを目指している」と語っている。

    2020年 F1世界戦選手権 カレンダー
    3月13日~15日:第1戦 オーストラリアGP(メルボルン) … 中止
    3月20日~22日:第2戦 バーレーンGP(サキール) … 延期
    4月3日~ 5日:第3戦 ベトナムGP(ハノイ) … 延期
    4月17日~19日:第4戦 中国GP(上海) … 延期
    5月1日~ 3日:第5戦 オランダGP(ザントフォールト) … 延期
    5月8日~10日:第6戦 スペインGP(カタルーニャ) … 延期
    5月21日~24日:第7戦 モナコGP(モナコ) … 中止
    6月5日~ 7日:第8戦 アゼルバイジャンGP(バクー) … 延期
    6月12日~14日:第9戦 カナダGP(モントリオール) … 延期
    6月26日~28日:第10戦 フランスGP(ポールリカール) … 中止
    7月3日~ 5日:第11戦 オーストリアGP(シュピールベルク)
    7月17日~19日:第12戦 イギリスGP(シルバーストン)
    7月31日~8月2日:第13戦 ハンガリーGP(ブダペスト)
    8月28日~30日:第14戦 ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)
    9月4日~ 6日:第15戦 イタリアGP(モンツァ)
    9月18日~20日:第16戦 シンガポールGP(シンガポール)
    9月25日~27日:第17戦 ロシアGP(ソチ)
    10月9日~11日:第18戦 日本GP(鈴鹿)
    10月23日~25日:第19戦 アメリカGP(オースティン)
    10月30日~11月1日:第20戦 メキシコGP(メキシコ)
    11月13日~15日:第21戦 ブラジルGP(サンパウロ)
    11月27日~29日:第22戦 アブダビGP(ヤス・マリーナ)

  • F1代表 「7月5日のF1オーストリアGPでのシーズン開始を目指している」

    F1代表 「7月5日のF1オーストリアGPでのシーズン開始を目指している」

    F1の会長兼最高経営責任者のチェイス・キャリーが、2020年のF1世界選手権の最新の動向について声明を発表し、7月5日にオーストリアでグランプリを再開することを目指していると語った。

    4月27日(月)、F1フランスGPの主催者は2020年のグランプリを中止にすることを発表。これで2020年のF1世界選手権は6月末までの10戦が中止・延期となった。

    チェイス・キャリーは「今朝、6月下旬のフランスGPが開催されないことが発表されたが、現在、我々は今夏にシーズンを開始する計画の進捗に自信が持っている」とコメント。

    「最初のレースが7月3〜5日の週末にオーストリアでスタートし、7月、8月、9月の初旬までヨーロッパ、9月、10月、11月にはユーラシア、アジア、およびアメリカ大陸でレースが実施し、12月にバーレーンで開催した後、アブダビで伝統的なフィナーレを迎える15〜18レースを目指している」

    「我々はできるだけ早く最終カレンダーを公開したいと思っている」

    「初期のレースにはファンがいないことになると思っているが、スケジュールにさらに進むにつれて、ファンがイベントの一部になることを願っている。チームや他のパートナーが各国に入国して運営するための手順など、多くの問題を解決する必要がある」

    「関係者全員の健康と安全が引き続き最優先事項であり、我々はリスクと可能性のある問題の両方に対処する信頼できる手順があると確信できる場合にのみ、私たちは前進する」

    「FIA、チーム、プロモーター、およびその他の主要なパートナーは、これらの全体の段階を通じて我々と協力してきた。この非常に困難な時期における彼らのすべてのサポートと努力に感謝したいと思う。また、COVID-19に感染した人々を助けるための人工呼吸器を構築するために、チームが多大な英雄的な努力に力を注いでいると同時に、チームが我々をサポートしてきたという事実も認識したい」

    「我々は2020年の計画を進めているが、FIAやチームと協力して、競争を改善する一連の新しい技術規則、競技規則、財務規制を通じて、F1の長期的な将来を強化している。コースでの戦いが改善され、関係者全員にとってより健康的なビジネスにすることを目指している。そして、特に新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた問題に取り組んでいる」

    「我々にはまだ対処すべき多くの問題があり、我々全員がウイルスの未知の対象になっているため、当然ながらすべての計画は変更される可能性がある。我々全員が、私たちが知り、そして大切にしている世界に戻ってくることを望んでいるが、それは正しく安全な方法で行われなければならないと認識している。我々は、ファンがF1の興奮を家族、友人、より広いコミュニティともう一度安全に共有できるように自分たちの役割を果たしていくことを楽しみにしている」

  • F1、同じサーキットでの2連戦を複数開催でレース数のかさ増しを計画

    F1、同じサーキットでの2連戦を複数開催でレース数のかさ増しを計画

    F1は、同じサーキットで無観客での2連戦を複数開催することで、2020年のF1世界選手権をかさ増しし、必要な収入を稼ぐ計画を立てている。

    現在、7月5日と12日にオーストリアのレッドブル・リンクでシーズンをスタートする計画が進行している。その後、政府の承認待ちで、7月下旬/ 8月上旬にシルバーストンでダブルヘッダーが計画されている。ハンガリーがそれに続くのではないかとの噂もある。

    オーストリアおよび地方のシュタイアーマルク州政府は、最低限のスタッフが出席する無観客レースで開催されるのであれば、7月にレッドブル・リングでF1を開催する妨げにはならないと確認している。

    それは厳格な安全対策の実施にも依存している。これには、事前に全員が新型コロナウイルスの検査を受け、陰性と診断されたことを証明する特別なパスポートが発行されることが含まれている。

    オーストリアは、政府がロックダウンを緩和し始めただけでなく、レッドブル・リンク自体が人口増加地域から少し離れた田園地帯に位置しているため、最初のレースに理想的な場所だ。また、このサーキットの敷地内には空港があり、地元住民を危険にさらすことなく簡単にアクセスできる。

    レッドブルはまた、F1オーストリアGPの主催者およびレッドブル・リンクのサーキットオーナーであり、チケット販売なしでイベントを運営するのに十分な資金がありますが、リバティ・メディアは例外を設け、ホスティング料金を完全に免除する可能性がある。

    一方、シルバーストンは、ファンとメディアの参加なしで開催される2連戦という同じ道を辿るとされているが、これもF1イギリスGPがチケットの販売に依存しているため、リバティ・メディアが貢献するかどうかにかかっている。

    英国は5月末までにロックダウンを緩和すると予想されている。最近、英国の文化長官であるオリバー・ダウデンは新型コロナウイルスのシャットダウン後の再開について、英国のスポーツ全体の管理団体と“生産的な話し合い”を行ったと述べている。

    英国では、大規模なイベントは厳しく禁止されるが、何カ月ものロックダウンの後、多くの人々に切望される士気を高めるためにもスポーツを再開することが議論されている。

    英国政府は、来週、いくつかのスポーツイベントを再開しても安全かどうかについて話し合うために会議を開く予定となっている。すでにサッカーのプレミアリーグは6月8日の再開が話し合わされている。

    2020年を世界選手権として成立させるには、最低でも8戦を3つ以上の大陸で開催する必要がある。

  • F1、チーム救済策として分配金を一部チームに前払い

    F1、チーム救済策として分配金を一部チームに前払い

    F1のオーナー企業であるリバティ・メディアの会長兼CEOであるグレッグ・マッフェイは、新型コロナウイルスのパンデミックによって財政危機に陥っている一部チームを救済するために分配金を前払いしたことを認めた。

    2020年のF1世界選手権はスタートの目途が立っておらず、収入を得られない状況によって最大で4つのF1チームが消滅の危機にあると危惧されている。

    現在、F1チームは活動がなくファクトリーを閉鎖しており、マクラーレン、レーシング・ポイント、ウィリアムズ、ハース、ルノーの英国拠点は政府の支援スキープを利用するために従業員の大部分を一時解雇。だが、レースが中断されている状況はF1チームの財政を刻々と圧迫している。

    F1チームが賞金として受け取る分配金は、F1自体の収入に直接つながっており、その多くがレース開催費とテレビ放映権による売り上げによって生じている。そのため、F1チームだけでなく、F1自体ががレース中断によって収入源を断たれている状況となっているが、グレッグ・マッフェイは、F1は手元資金の一部を用いて、小規模チームがこの危機を乗り越えられるように賞金の支払いを前倒しし、レース再開時にすべてのチームがグリッドに並ぶ状態を確実にしていくと述べた。

    「軽率な方法で資金を使うことは奨励されないが、我々は、F1のビジネス運営と、現在大きな犠牲を被っている我々のパートナーであるチームの業績結果とのバランスを取ろうと努力している。すでに我々はチームへの支払いに先立ち、一部のチームに前払い金を用意している」とグレッグ・マッフェイは投資家向けのカンファレンスコールで述べた。

    「もっと多くの支払いを実施する可能性もあるし、助けを必要としているチームを仲介するために他のことをする可能性もある。白紙の小切手だと考えていいない。だが、シーズンを逃す可能性のあるメジャーリーグ・ベースボールは、全選手に1700万ドル(約18億3,000万円)を前払いしている。ここでも同じ問題を抱えており、実際のところF1チームの資本燃焼率の方が高いだろうと思う。我々には支払い能力のあるチームが必要だ。そして、F1チームは、我々が2020年や2021年、そして、それから先も成功させなければならないレースの一部を構成する」

    フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレン、ウィリアムズは毎年のF1からのボーナス支払いという形で保証された収入がある。しかし、その金額はそれぞれで大きく異なり、グリッド後方のチームはビッグチームよりもF1の賞金に依存している。

    「F1から最低限の保証を得られないチームは、特に犠牲を被ることになるだろう。彼らの収入源の大部分はF1の収益の分配金が占めている。辛うじて利益が出る、もしくは利益の出ないレースを我々が運営した場合、彼らはチーム運営のコストをすべて被ることになる。これは一つの課題になる」

    「我々が、2020年シーズンをどのように開始するかについ検討しなければならない理由のひとつがそれであり、我々だけでなく、F1のエコシステムにとってふさわしい方法で始めなければならない。チェイス(キャリー/F1 CEO)と彼のチームは複数のシナリオを想定している。スタートするのに何が必要かという問題だが、テレビ放送だけなのか、ファンもいるのかを問わず、いかなるフォーマットであれ当局の承認が必要であり、チームがどうそれにどのように取り組んでいくのかも必要だ」

    「ファンに利益がある一方で、利益のない、もしくは損失を出すレースを行うことによってチームが破綻することのないようなことは行うべきではない」

    グレッグ・マッフェイは、2020年のF1世界選手権を完全に中止することも含め、様々なシナリオを検討していると認める。

    「レースを開催しない、もしくは15~18戦を開催するシナリオ、もしくは無観客でスタートするなどの案があり、現時点で、多くの機会、チャレンジに直面している」

    「チェイスと彼のチームには複数のオプションが提示されているが、開催されるかどうかがわかるまで、そのレースと他のレースを置き換えるよう誰かに要請できるだろうか?」

    「したがって、我々は一定のイベントがヨーロッパで開催されるかを観察しており、その周辺で選択肢を検討している。それが開始時期をカウントするものになるかもしれない。何の保証もないが、そういったことを試みることは確かだ」

  • F1主催者、無観客レースの場合はホスティング料金の再交渉を検討

    F1主催者、無観客レースの場合はホスティング料金の再交渉を検討

    F1スペインGPの舞台カタロニア・サーキットのゼネラルマネージャーを務めるジョアン・フォンセレによると、F1の主催者側は、新型コロナウイルスのパンデミックが原因で今シーズンに無観客でレースを開催する可能性のあるグランプリのホスティング料金について再交渉を行う可能性があると語る。

    ジョアン・フォンセレは、リバティ・メディアは、無観客でレースを開催する必要がある場合、イベントプロモーターとの契約を何らかの形で再交渉する必要があることを“認識している”と語る。

    「彼らはこれが例外的な状況であることに気付いている」とジョアン・フォンセレは AP通信 に語った。

    「我々は明らかに同じページにいる。彼らがテレビ放映権のため、チームのためにいくつかのレースを開催したい場合・・・彼らは我々の収入が減少することも知っているし、今年がそのようなものになることも認識している。だから、我々が同じページにいるのは確かだ」

    ジョアン・フォンセレは、F1スペインGPの主催者はバルセロナでのレースを無観客で開催することを検討さえしていないとし、スタンドが空でホスピタリティスイートがない状態でイベントを開催することで影響を受けるのはチケット販売だけではないと語る。

    「カタルーニャ政府がF1に投資するのは、我々が販売するチケットのためだけではなく、イベントがカタルーニャ国内に与える経済的影響のためでもある」とジョアン・フォンセレは語る。

    「国の経済的影響は非常に減少する。タクシー、ホテルなど、収入がないことを意味する・・・そうなれば2つの当事者間の合意は完全に変わってくる」

    リバティ・メディアは、このコメントに対する早急な回答を避けている。

    カタロニア・サーキットの集計によると、F1スペインGPは1億7,300万ドル以上をこの地域にもたらし、年間の経済効果の3億2,500万ドル近いとしている。昨年のレースウィークエンドの来場者は16万人を超えた。

    ジョアン・フォンセレは、F1のCEOであるチェイス・キャリーから、F1スペインGPの可能な解決策について話し合うための電話を受けたと語る。

    ジョアン・フォンセレは、チェイス・キャリーはできるだけ多くのレースを開催しようとしているが、今シーズンの再開が夏になるのか、もしくは秋にならないと再開できないのかを知るのはまだ時期尚早だと語ったとしている。

    2020年のF1世界選手権は、22戦レースのうち9戦がすでに延期・中止となっており、F1は5月の終わりまで従業員のの半数を一時解雇している。大部分のF1チームもコストを削減するために同様の措置を講じている。

    F1主催者は、今年15~18戦を開催したいと述べている。すでにオーストラリアGPとモナコGPは中止を決定している。

    ジョアン・フォンセレは、F1スペインGPは“完全に自由に使える”グランプリもしきは主催者であり、ダブルヘッダー、週末の短縮など、安全上の問題を引き起こす可能性のあるリバースレイアウトでの走行以外のほとんどすべての提案を受け入れることができると語る。

    F1で話し合われているとされているアイデアの中には、レース週末を2日間に短縮して、同じサーキットで2~3戦を連続して開催るというものがある。また、予選のフォーマット、さらにはレースのフォーマットの変更さえ話し合われている。

    「コストとリスクの2つを削減する必要がある」とジョアン・フォンセレは語る。

    「すなわち、移動する人が少なくなるほどリスクは小さくなり、使用する日数が少なくなり、実施するアクティビティが少なくなるほどコストが削減される。今は例外的なシーズンであり、例外的な決定を下す必要がある」」

    ジョアン・フォンセレは、2021年シーズンを強化するために今年はできるだけ多くのレースをすることが鍵であると考えている。最終的にF1スペインGPがカレンダーから除外される可能性もあるが、その伝統、インフラ、場所を考慮して、彼はその可能性について楽観的だ。

    ジョアン・フォンセレは、カタロニア・サーキットは”2~3週間”でレースに向けて準備することができ、F1スペインGPが最初に再開するグランプリのひとつになることを期待していると語る。

    「我々シーズンを再開できるようになれば、それはヨーロッパのレースになるだろうと確信している」とジョアン・フォンセレは語った。

  • F1:世界選手権を成立させるための条件

    F1:世界選手権を成立させるための条件

    2020年のF1世界選手権を成立させるには最低でも8戦を開催する必要がある。だが、必要なのはレース数だけではない。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のF1世界選手権は開幕から9戦が中止・延期となっており、それ以降のヨーロッパでのレースも予定通りに開催できない可能性が高い。

    現在、F1はヨーロッパでのレースを無観客で開催し、さらに同じサーキットで複数のレースを開催することでレース数を稼ごうとしている。

    2020年のF1競技規則の5.4条では「選手権の競技会数は最多22戦、最少8戦とする」と記されている。

    だが、F1は世界選手権とされて分類されるためには、FIA(国際自動車連盟)の国際モータースポーツ競技規則で定義されているスケジュールに適合する必要がある。

    2.4.3.A 「FIAの名称が冠されている国際カップ、トロフィー、チャレンジ、またはシリーズ、およびそれらの競技は、それらに適用される規則で最低限、以下の要件を満たし、追加要件としてシーズン中、平均して少なくとも4つの自動車製造者の参加者が含まれていれば「ワールド」(世界)という文言(または、いかなる言語においても「ワールド」を意味するか、または「ワールド」から由来した文言)を唯一タイトルに付記できる。

    2.4.3.B.I 「カップ、トロフィー、チャレンジ、またはシリーズのカレンダーに含まれるイベントは同一シーズン中に、3つ以上の異なる大陸を開催場所としなければならない」

    この規制の例として、2019-20年の世界耐久選手権シーズンは、ヨーロッパ(シルバーストン)、アジア(富士、上海、バーレーン)、北米(COTA)でレースが行われたため、世界選手権と見なすことができる。

    フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、シーズンが2021年1月まで伸び、レースの週末が2日間に短縮される“スーパーシーズン”が検討されていることを明らかにしている。

    F1チームはコストを削減するために2021年まで2020年のシャシーを使い続けることにすでに同意している。これにより、チームは新車を準備する時間を必要としないため、理論的には2021年シーズン全体を通常よりも短い冬休みで始めることができる。

    F1は2020年のF1世界選手権を“白紙化”することを決定しており、現状では当初のカレンダーのフランスGP(6月28日)、オーストリアGP(7月5日)、イギリスGP(7月19日)がまだ開催の可否を正式に発表していない

    シルバーストンの関係者は4月末までにF1イギリスGPの開催について決定すると述べている。

    UEFAユーロ2020(6月12日~7月12日)や東京オリンピック(7月24日~8月9日)といった夏の主要な国際スポーツイベントは、新型コロナウイルスのパンデミックの進行によってすでに延期されている。