カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェは、2014年にWECのLMP1クラスに復帰。2018年まで参戦をコミットしていたが、1年前倒しで撤退することを決定。ポルシェは、2019/20シーズンからフォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、今週2018年限りでDTMから撤退し、フォーミュラEへの参戦を表明したメルセデスと同じタイミングでの参戦することになる。

    ポルシェの研究開発担当役員を務めるミヒャエル・シュタイナーフォーミュラEへ参戦し、成功を収めることは、我々が開発中のミッションEの論理的な成果といえます。独自に開発したテクノロジー採用の自由度が増しているフォーミュラEは非常に魅力的なカテゴリーです」とコメント。

    ポルシェはこれまでにない革新的なドライブコンセプトに取り組んでいます。我々は極限のレベルで争われるフォーミュラEを、環境性能、効率性そして持続可能性を前進させるための最良の競争の場として捉えています」

    フォーミュラEと合わせて、ポルシェはGTカテゴリーでの活動を活発化させていく。

    「多様なマニュファクチュアラーが参戦し、高いクオリティのシリーズを運営するWECとIMSAは、我々の労力を911RSRに集中することを決意させました。ナンバーワンになるという目標を達成するには、投資が必要です」

    ポルシェのLMP1代表を務めるフリッツ・エンツィンガーは「何もないところからル・マンに向けてチームを作ることは大きなチャレンジでした」とコメント。

    「この数年間で、私たちは信じられないほどの成功を収める優れたチームへと成長しました。これは我々が前へ進むための基礎となります。私はフォーミュラEでも高いレベルで戦えることを確信しています。モチベーションは高く、新しいチャレンジに興奮しています」

    フォーミュラEのCEOを務めるアレハンロド・アガグは、ポルシェの決定はフォーミュラEにとって巨大な瞬間だと述べた。

    「このプロジェクトを開始した5年前に誰かにポルシェのようなブランドとのパートナーシップを発表することになると言われても信じなかっただろう」とアレハンロド・アガグはコメント。

    「フォーミュラEにあらゆるレースと遺産を代表するポルシェのような名前があることは一般の認識を変える我々の探求の変曲点だ」

    ポルシェは911 RSRによるGTカテゴリーに注力し、ル・マン24時間およびWECとアメリカのIMSAウェザーテックスポーツカーチャンピオンシップ、その他の耐久レースにおけるGTカテゴリーへの参戦は継続する。

    昨年のアウディの撤退に続くポルシェの決定により、LMP1クラスには自動車メーカーはトヨタしか残らなくなる。トヨタは、2018年までWECへの参戦をコミットしているが、それはポルシェがこのシリーズを継続することが前提条件だて述べている。

    2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦し、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースにおいて3連覇をして19勝目を達成していた。

  • 【ル・マン24時間】 問題行動のLMP2ドライバーがトヨタに謝罪

    【ル・マン24時間】 問題行動のLMP2ドライバーがトヨタに謝罪

    トヨタは、ル・マン24時間で紛らわしい行動によって間接的に7号車のリタイアの原因となったLMP2ドライバーのヴィンセント・キャピレーから謝罪があったことを明かした。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンのトヨタ #7号車は、史上最速のコースレコードでポールポジションを獲得し、最大目標であった初勝利へと大きな期待と共にスタートから10時間にわたってレースをリードした。

    そして、レースが8時間に達しようとする直前、セーフティカー走行中にマイク・コンウェイから小林可夢偉にドライバーチェンジを実施。小林可夢偉は、セーフティカーの後ろで隊列が整い、ピットレーン出口の赤信号が変わるのを最前列で待っていた。

    その際、小林可夢偉は、マーシャルがピットを離れるように命じていると勘違いしてクルマを発進させようとし、チームが無線でストップさせるという事態が数回起こった。それがクラッチを過熱させレース再開時のリタイアに導いた可能性があるという。

    だが、小林可夢偉がマーシャルだと勘違いしたのはLMP2ドライバーのヴィンセント・キャピレーだった。ヘルメットをかぶり、オレンジ色のレーシングスーツを着用したヴィンセント・キャピレーは、小林可夢偉を激励したいと思いで、マシンの前で親指を立てた。

    22日(木)、トヨタはヴィンセント・キャピレーから彼の行動に対して謝罪があったことを声明で明かした。

    「Toyota Gazoo Racingは、ル・マン24時間での行動に関してヴィンセント・キャピレーから謝罪を受けた」

    「我々は彼の謝罪を完全に受け入れ、彼のジェスチャーが決して7号車にネガティブな影響を引き起こすことが目的ではなかったことに同意する」

    「我々はヴィンセントと良い関係のままであり、この件はもう終わったと考えている」

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  • トヨタ、ル・マン24時間レースでの3台目のエントリーは「無駄になった」

    トヨタ、ル・マン24時間レースでの3台目のエントリーは「無駄になった」

    トヨタのレーシングハイブリッド・プロジェクトリーダーを務める村田久武は、3台体制でのル・マン24時間レースへの参戦は“無駄になった”と述べた。

    今年、トヨタはWECに2台体制でエントリーしているが、ル・マン24時間レース初制覇という悲願を達成するためにル・マンには3台体制で参戦した。

    しかし、3台目のエントリーとなった9号車は、後方からLMP2車両に追突され、左リアタイヤのパンクと油圧系統にダメージを負いリタイアとなった。

    「9号車は無駄になってしまいたね。ラピエールはプッシュする必要のない場所でプッシュし、後方から追突されました。クルマが生き残っていたら、我々は勝つことができていたでしょう」と村田久武はコメント。

    「新しいLMP2カーは速すぎたかもしれません。ドライバーの力を考えれば、今年のLMP2カーはドライバーの能力を上回っていたと思います」

    9号車のリタイアは、7号車のリタイアの直後に起こった。7号車はレースをリードしていたが、小林可夢偉がピットレーンでアルガルベ・プロ・レーシングのLMP2ドライバーであるヴィンセント・キャピレーをマーシャルと勘違いし、発進と停止を繰り返した結果、クラッチが故障した。

    唯一の生き残りとなった8号車は、フロントモーターとバッテリーの交換によって2時間をロスしたことですでに優勝争いから脱落しており、総合8位でフィニッシュした。

    「あまりに多くのクルマがコースオフし、多くのイエローフラッグとスローゾーンがありました」

    「我々はスローゾーンのテストをあまりやっていなかったので、何かが起こる可能性はありました」

    今年、トヨタは小林可夢偉がコースレコードを大幅に更新するタイムでポールポジションを獲得。レースでもリタイアするまで1分近くリードを築いていた。

    「昨年の後悔は、全てがうまくいっていれば、勝てたかもしれないということでした。ところが、今年は勝てるクルマだとわかっていても勝てませんでした」

    関連:【ル・マン24時間】 トヨタ 7号車のリタイアはLMP2ドライバーが原因?

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ 7号車のリタイアはLMP2ドライバーが原因?

    【ル・マン24時間】 トヨタ 7号車のリタイアはLMP2ドライバーが原因?

    ル・マン24時間でのトヨタ #7号車のリタイアは、あるLMP2ドライバーの紛らわしい行動が間接的な原因だったようだ。

    小林可夢偉がコースレコードを更新してポールポジションを獲得したトヨタ #7号車は、レース序盤で順調にリードを築いていたが、レースが10時間に差し掛かろうとしていた頃、クラッチにトラブルが発生してリタイアすることになった。

    トヨタ #7号車は、セーフティカー走行中にマイク・コンウェイから小林可夢偉にドライバーチェンジ。小林可夢偉は、セーフティカーの後ろで隊列が整い、ピットレーン出口の赤信号が変わるのを最前列で待っていた。

    その際、小林可夢偉は、マーシャルがピットを離れるように命じていると勘違いしてクルマを発進させようとし、チームが無線でストップさせるという事態が数回起こった。それがクラッチを壊し、レース再開時のリタイアに導いた可能性があるという。

    「可夢偉は内燃エンジンでスタートするためにクラッチを使わなければならない位置にいた」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    「クラッチはそのために造られてはいない。スタートできないことが2~3回続いた。そして、クラッチが音を上げた」

    後に小林可夢偉がマーシャルだと認識していたのは、ピットレーンの最後端に位置していたアルガルベ・プロ・レーシングのLMP2ドライバーであるヴィンセント・キャピレーだったことが明らかになった。

    「土曜日の午後のレース中、僕は自分のボックスでヘルメットをかぶって自分の出番を待っていた」とヴィンセント・キャピレーはFacebookで述べた。

    「僕はボックスの数メートル先で赤信号で止まっているトップのクルマを激励したかった。それは自然発生的な激励だった」

    「僕はそのジェスチャーのためにスチュワードから罰金を科せられた。それが不適当なことだったことを認める。後悔しているよ」

    パスカル・バセロンは、ヴィンセント・キャピレーがトヨタに謝罪することを望んでいると L’Equipe に述べた。

    「彼の振る舞いに悪意がなかったことは理解している。だが、彼は自分のジェスチャーが引き起こす結果について考えていなかった。少なくとも彼が謝罪しにくることを願っている。現時点で彼はまだ謝罪していない」

    予選で類似した状況を経験したG-DRIVE レーシングのLMPドライバー、ロマン・ルシノフは、小林可夢偉がいかに混乱していたかを理解できると述べた。

    「手がOKを示していたら、走り出すものだ」とロマン・ルシノフは Autosport にコメント。

    「クルマの中は視界がとても限られている。なので、赤信号の前にいて、スタッフが行っていいと示していたら、その人が示した通りのことをしてしまう。赤信号が壊れているかもしれないしね。どうやって知ることができる?」

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  • レジェンド寺田陽次郎、Road to Le Mansレースを完走

    レジェンド寺田陽次郎、Road to Le Mansレースを完走

    マツダレジェンドドライバーの寺田陽次郎は、6月15日(木)と17日(土)にフランス・サルトサーキットで行われたRoad to Le Mansレースに出場。参加車両のトラブルによって、木曜日のレースは完走できなかったものの、24時間レースのために集まった大観衆の前でスタートした土曜日の決勝レースは、無事完走を果たした。

    Road to Le Mansレースは、第85回ル・マン24時間レースのサポートレースとして、55分間の決勝レースが2回設定された。

    寺田陽次郎がドライブしたのはDKRエンジニアリングがメンテナンスするアデスLMP3という車両。友人であるシルバン・ブーレイ(フランス)がこのクルマのオーナーで、寺田陽次郎のパートナードライバーだ。しかし、サスペンションなどのセッティング準備が適正ではなく、また電気系統にも不調があったため、本来予定されていた水曜日のプラクティスはついに走れずじまいだった。つまり寺田陽次郎にとって、木曜日の予選がぶっつけ本番となった。しかも、寺田陽次郎が乗り込んでスタートした予選セッションは、赤旗で中断となり、満足にタイムアタックをすることもできなかった。それでも最後尾からスタートする1回目の決勝レースは、寺田陽次郎が前半スティントを務めることになった。

    天気は晴れで気温は25度前後、汗ばむほどの暑さ。いざスタートすると、寺田陽次郎は車両の不安定な挙動に悩まされることになる。それでも2~3周走るうちに「ようやく、マシンの動きをつかめてきたので、少し攻めてみようとトライしたところ、ポルシェカーブでスピンしてしまいました。どこにもぶつけずにマシンを止めたのですが、スターターを回してもエンジンは始動しませんでした」と寺田陽次郎は語っている。この時点で91号車アデスLMP3はリタイヤとなった。始動不良の原因は、バッテリーの電圧不足だったのではないかと考えられている。

    マツダの支援のもと、東日本震災の被災地に住む中高生を招待し、ルマンおよび近郊での語学研修や異文化交流を通じて彼らの自立を支援するプログラム「Support Our Kids」(SOK)のツアーが、今年も24時間レースの日程に合わせて組まれた。福島県、宮城県、岩手県からやってきた9名の子供達が、ルマン市から50kmほど離れたシャエンヌという村で数日間ホームステイし、地元の方々と交流し様々な活動を体験してきた。その中には、地元中学校での日本文化の紹介や、震災記録に関するプレゼンテーションなども含まれていた。そして、15日にはマツダのデザインを統括する前田育男常務執行役員が待ち構えるルマンに移動し、カートサーキットでの模擬レースも体験している。

    ル・マン24時間レースにこれまでに29回出場した日本人ドライバーとして、ACO(フランス西部自動車クラブ)理事としてよく知られた寺田陽次郎は、場内アナウンスでも何度もサルトサーキットに戻ってきたことが伝えられており、地元新聞やテレビもこぞって寺田陽次郎とSOKの話題を取り上げていた。

    24時間の決勝レースを3時間半後に控えた土曜日午前11時30分。SOKの子供達がグランドスタンドで見守る中、Road to Le Mans第2レースがスタートした。スタートドライバーは寺田陽次郎。ブラックとイエローに塗り分けられたマシンには、SOKのロゴが輝いている。スタートした寺田陽次郎は力強く走り、途中ブーレイに交代。彼もステディな走りで周回を重ね、クラス24位でチェッカードブラッグを受けた。

    寺田陽次郎は「LMP3車両は面白いマシンですが、今回は準備不足で、なんとか走りきれた、という感じです。それでも久しぶりのルマンのフルコースを走れたことは、僕自身とてもワクワクし、大変楽しい体験でした。古希を迎えた僕がこのレースに集中していることで、子供達が何かを感じてくれれば良いと思います」と語った。

    SOKの子供達は「レースは初めて見ましたが、レーシングカーがとってもかっこいい」、「寺田陽次郎や24時間レースに参加したドライバー達の挑戦する姿に感動しました」、「ゴールの瞬間に喜ぶドライバーさん、メカニックさん達の姿が印象的でした」、などと感想を語っていた。

    マツダの前田さんも、「ルマンを通じて、レースをしている人たちの絶対に諦めない姿勢、また多くの人々の協力によって全てが進行していることを学んでくれたと思います。辛い時期を過ごした経験を持つ君たちは、それをバネに日本の将来を担う大人になっていただきたいと思います。チャレンジする心を忘れないように、この素晴らしい体験を大事にし続けてください」と語りかけた。

  • 【ル・マン24時間】 総合3位のレベルオン 13号車が失格処分

    【ル・マン24時間】 総合3位のレベルオン 13号車が失格処分

    2017年 ル・マン24時間レースで総合3位でフィニッシュしたLMP2チームのレベリオン #13号車が、ボディワークの違反によって失格処分となった。

    レベリオン #13号車(ネルソン・ピケJr.、デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン、マティアス・ベシェ)は、LMP1クラスが2台しか完走しなかった波乱のル・マン24時間レースで、優勝したポルシェ #2号車から3周遅れの総合3位でフィニッシュ。LMP2クラスでも2位表彰台を獲得していた。

    しかし、レース後、スチュワードは声明を発表。レベリオンが「ホモロゲートされたパーツを改良し、レースで部分的に使用した」として#13号車を失格処分とした。

    レベリオンは、クルマのエンジンカバーとリアのボディワークを外すことなく、スターターモーターにアクセスできるようにエンジンカバー右側に穴を開けていた。

    レベリオン #13号車は、レース序盤にスターターモーターに問題が発生しており、“クラッシュによるダメージや処分軽減の事由になり得る他の原因”には当たらないホモロゲーションされていない車体でレース後半を走ったことになる。

    スチュワードは「ピットストップの1つをビデオで確認した技術代表スタッフにこの事実を伝えられ、レベリオンに示した」としている。

    レベリオンの失格によって、ジャッキー・チェンDCレーシングの#37号車が総合3位、クラス2位に昇格。ユナイテッド・オートスポーツ #32号車がクラス3位となった。

    また、トヨタ #8号車も総合8位に昇格した。

    2017年 ル・マン24時間レース 決勝結果:LMPクラス

    順位 No. クラス チーム名/車名 ドライバー 周回
    1 2 LMP1-H ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    367
    2 38 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ホー・ピン・タン
    トーマス・ローラン
    オリバー・ジャービス
    366
    3 37 LMP2 ジャッキー・チェン DC レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    デビッド・チェン
    トリスタン・ゴメンディ
    アレックス・ブランドル
    363
    4 35 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ネルソン・パンチアティシ
    ピエール・ラギュ
    アンドレ・ネグラオ
    362
    5 32 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ウィリアム・オーウェン
    フーゴ・ド=サーデレール
    フィリップ・アルバカーキ
    362
    6 40 LMP2 グラフ
    オレカ 07 – ギブソン
    ジェームス・アレン
    フランク・マルテッリ
    リチャード・ブラッドレー
    361
    7 24 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    トー・グレイブス
    ジョナサン・ハーシー
    ジャン-エリック・ベルニュ
    360
    8 8 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    中嶋 一貴
    358
    9 47 LMP2 チェティラー・ヴィッロルヴァ・コルセ
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ロベルト・ラコート
    ジョルジオ・セルナジョット
    アンドレア・ベリッチ
    353
    10 36 LMP2 シグナテック・アルピーヌ・マットムート
    アルピーヌ A470 – ギブソン
    ロマン・デュマ
    グスタボ・メネゼス
    マシュー・ラオ
    351
    11 34 LMP2 トックウィズ・モータースポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ナイジェル・ムーア
    フィリプ・ハンソン
    カルン・チャンドック
    351
    12 17 LMP2 IDECスポーツ・レーシング
    リジェ JSP217 – ギブソン
    パトリス・ラファーギュ
    ポール・ラファーギュ
    デヴィッド・ゾリンガー
    344
    13 29 LMP2 レーシングチーム・ネダーランド
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ヤン・ラマース
    フリッツ・ヴァン=アード
    ルーベンス・バリチェロ
    344
    14 21 LMP2 ドラゴン・スピード – 10スター
    オレカ 07 – ギブソン
    ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    フェリックス・ローゼンクヴィスト
    343
    15 33 LMP2 ユーラシア・モータースポーツ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ジャック・ニコレ
    ピエール・ニコレ
    エリック・マリス
    341
    16 31 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    ニコラ・プロスト
    ジュリアン・キャナル
    ブルーノ・セナ
    340
    17 45 LMP2 アルガルベ・プロ・レーシング
    リジェ JSP217 – ギブソン
    マーク・パターソン
    マット・マクマリー
    ヴィンセント・キャピレー
    330
    33 27 LMP2 SMP レーシング
    ダラーラ P217 – ギブソン
    ミカエル・アレシン
    セルゲイ・シロトキン
    ヴィクトール・シェイタル
    330
    34 22 LMP2 G-DRIVE レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    メモ・ロハス
    平川 亮
    ホセ・グティエレス
    327
    40 39 LMP2 グラフ
    オレカ 07 – ギブソン
    エンツォ・ギベール
    エリック・トゥルイエ
    ジェームス・ウインスロー
    318
    44 49 LMP2 ARCブラチスラヴァ
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ミロスラヴ・コノプカ
    コンスタンティン・カルコ
    リック・ブロイカーズ
    314
    46 43 LMP2 キーティング・モータースポーツ
    ライリー MK30 – ギブソン
    ベン・キーティング
    イエルーン・ブリークモレン
    リッキー・テイラー
    312
    48 1 LMP1-H ポルシェ LMP チーム
    ポルシェ 919 Hybrid
    ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    318
    23 LMP2 パニス バルテズ コンペティション
    リジェ JSP217 – ギブソン
    ファビアン・バルテズ
    ティモシー・ビュレット
    ナタナエル・バートン
    296
    28 LMP2 TDS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    フランソワ・ペロード
    マシュー・バシビーレ
    エマニュエル・コラール
    213
    9 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    ニコラス・ラピエール
    国本 雄資
    ホセ・マリア・ロペス
    160
    7 LMP1-H TOYOTA GAZOO Racing
    トヨタ TS050 HYBRID
    マイク・コンウェイ
    小林 可夢偉
    ステファン・サラザン
    154
    25 LMP2 CEFC マノー TRS レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ロベルト・ゴンザレス
    シモン・トリュンマー
    ヴィタリー・ペトロフ
    152
    26 LMP2 G-DRIVE レーシング
    オレカ 07 – ギブソン
    ロマン・ルシノフ
    ピエール・ティリエ
    アレックス・リン
    20
    4 LMP1 バイコレス レーシングチーム
    ENSO CLM P1/01 – Nismo
    オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    マルコ・ボナノミ
    7
      13 LMP2 ヴァイヨン・レベリオン
    オレカ 07 – ギブソン
    ネルソン・ピケJr.
    デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン
    マティアス・ベシェ
    失格

    関連:【ル・マン24時間 結果】 大波乱のレースでポルシェが19回目の総合優勝

  • 【ル・マン24時間】 ジャッキー・チェン 「オスカーと同じくらい嬉しい」

    【ル・マン24時間】 ジャッキー・チェン 「オスカーと同じくらい嬉しい」

    映画スターのジャッキー・チェンは、自身がオーナーを務めるLMP2チームがル・マン24時間レースで総合2位、クラス優勝という成功を収めたことはアカデミー賞でのオスカー獲得と同じくらい嬉しい気分と喜びを語った。

    ジャッキー・チェン DC レーシングは、38号車が総合2位、LMP2クラス優勝を達成。また、レース後にレベリオン 13号車が失格処分となったことで、37号車も総合3位、クラス2位を獲得している。

    上海で仕事があったため、今年のル・マン24時間レースには出席できなかったジャッキー・チェンだが、自身のチームでの活躍は、昨年、映画ビジネスでの功績を認められてアジア人俳優初の受賞となったアカデミー名誉賞と同じくらい嬉しいと語った。

    ジェッキー・チェンは、レース後、電話でチームにお祝いのメッセージを届けた。

    「まさに僕がオスカーを受賞したときのような気分だ」とジャッキー・チェンはコメント。

    「ビデオを見たけど、本当にそこにいれないのが残念だ。でも、どこにいるかに関係なく、とにかく僕たちは勝った!」

    「僕たちは今後も続けていかなければならない。来年、そして今後何年も一生懸命に取り組んでいかなければならない」

    「チームオーナーとして、2台が表彰台に到達し、ホー・ピン・タン、トーマス・ローラン、オリバー・ジャービスがレースをリードし、LMP2で優勝し、最終的に総合2位でフィニッシュしたことは驚くべき功績だ」

    「それは中国のチーム、ドライバーにとっても初の栄冠でもある。僕たちはここで歴史を築いた」

    「チームの全員に心から感謝している。エンジニアの判断は狙い通りだったし、ピットストップも速く、ほぼ完璧だった。理学療法チームも厳しい暑い状況のなかでドライバーを支えて続けてくれた」

    2017年 ル・マン24時間レース 結果

    総合
    C/P P No Driver Team Car Lap
    1 1 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    Porsche LMP Team Porsche 367
    2 2 38 ホー・ピン・タン
    トーマス・ローラン
    オリバー・ジャービス
    Jackie Chan DC Racing ORECA/Gibson 366
    3 3 37 デビッド・チェン
    トリスタン・ゴメンディ
    アレックス・ブランドル
    Jackie Chan DC Racing ORECA/Gibson 363
    LMP2
    C/P P No Driver Team Car Lap
    1 2 38 ホー・ピン・タン
    トーマス・ローラン
    オリバー・ジャービス
    Jackie Chan DC Racing ORECA/Gibson 366
    3 3 37 デビッド・チェン
    トリスタン・ゴメンディ
    アレックス・ブランドル
    Jackie Chan DC Racing ORECA/Gibson 363
    4 4 35 ネルソン・パンチアティシ
    ピエール・ラギュ
    アンドレ・ネグラオ
    Signatech Alpine Matmut Alpine/Gibson 362

    関連:
    ・【ル・マン24時間】 総合3位のレベルオン 13号車が失格処分

  • 【動画】 トヨタ:2017年 ル・マン24時間レース ダイジェスト

    【動画】 トヨタ:2017年 ル・マン24時間レース ダイジェスト

    トヨタが、2017年 ル・マン24時間レースのハイライト動画を公開した。

    2017年 ル・マン24時間は、TOYOTA GAZOO Racingにとって苦難のレースに終わった。3台体制で臨んだレースだったが、深夜に#7号車と#9号車の2台を失い、#8号車もトラブルのため一時54位まで後退。後半戦、懸命に追い上げた#8号車は9位でチェッカーを受けた。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンのTS050 HYBRID #7号車は、史上最速のコースレコードでポールポジションを獲得し、最大目標であった初勝利へと大きな期待と共にスタートから10時間にわたってレースをリードした。しかし、深夜の1時15分、クラッチトラブルでその夢は消えた。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの#8号車も同じく勝利を目指し、#7号車に次ぐ2位を走行していたが、8時間を迎える直前、フロントモーターにトラブルが発生、モーターとバッテリの交換を余儀なくされたが、チームは決して諦めることなく、2時間にわたる修復作業で再び#8号車をコースへと復帰させた。29周遅れ、54位でレースに復帰した#8号車は全体最速ラップタイムを叩き出すなど、懸命の追い上げを見せ、9位でチェッカーを受けた。

    ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペスの#9号車もアクシデントによりレースを終えることとなった。#7号車がリタイアした直後、#9号車は後方からLMP2車両に追突され、左リアタイヤのパンクと、油圧系統にダメージを負った。これにより、#9号車はシフトチェンジが出来ず、ピットまで残り僅かのところまでたどり着いたが、午前1時35分にリタイアとなった。

    2017年 ル・マン24時間レース

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)
    昨年の敗戦以来、関係者で全力を尽くして準備を行い、再度トップを争える車両をル・マンに持ち込みましたが、結果はとても厳しいものとなってしまいました。練習走行から順調に運び、決勝でもライバルとの厳しい接戦を優位に進めることが出来ました。ドライバーをはじめ、エンジニア、メカニックの皆がこの一週間素晴らしい働きを見せてくれたことに感謝をしたいと思います。勿論、優勝したポルシェに対しても心からお祝いを述べたいと思います。また、ファンの皆様には多くの暖かい応援を頂きましたが、我々は優勝トロフィーを持ち帰ることが出来ませんでした。今回深夜に起こしてしまったダブルリタイアは当然受け入れられないものだと思います。同じことを繰り返さないの取り組みをして参ります。そして、必ずもっと強くなり、更に強い決心のもと、再びル・マンに挑戦したいと思います。

  • 【ル・マン24時間】 ポルシェ:WEC 第3戦 ル・マン24時間 決勝レポート

    【ル・マン24時間】 ポルシェ:WEC 第3戦 ル・マン24時間 決勝レポート

    2017年 ル・マン24時間レースはドラマチックな結末を迎え、ポルシェが19回目の総合優勝を獲得した。

    ポルシェのアール・バンバー、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレーが駆る919ハイブリッドのカーナンバー2は、土曜日の18:30時点でフロントアクスルドライブのトラブルのため、1時間5分に及ぶ修復作業が必要となり、18ラップの遅れをとった上に、フロントアクスルの駆動力を失っていた。

    しかし、85回目のル・マン24時間耐久レースでは予期せぬ出来事がいくつも起こり、チームが一丸となって戦った結果、3人は総合順位56位から優勝まで上り詰めることができた。

    レコードホルダーであるポルシェは、世界最高峰のル・マン24時間レースにおいて3連覇、計19回目の優勝を誇ることとなり、昨年に続きトロフィーを獲得できた。

    2015年以降ポルシェ919ハイブリッドをドライブするアール・バンバーは、2度目の優勝となる。ティモ・ベルンハルトにとっても2度目のル・マン優勝となった。彼は2010年にアウディチームで初優勝を記録して以来、いつかポルシェチームで優勝したいと話していた。一方、ブレンドン・ハートレーはポルシェLMPドライバー6人の中で、優勝経験がなかったため、トロフィーに自身の名前が刻まれることを最も強く望んでいた。

    10時間以上レースをリードしていたカーナンバー1のポルシェは、午前11時過ぎにコース上でストップしてしまい、望みはカーナンバー2に託された。ハートレーは連続スティントで徐々に順位をあげて行った。312周目で最後の燃料補給を行い、325周目でベルンハルトへドライバー交代をした。すべてのLM P1レースカーがリタイアもしくは遅れていたため、LM P2レースカーが首位を走っていた。12:50には、919ハイブリッドは首位のレースカーと同ラップ(レースラップ330)に追いついた。338周目を終えて、ベルンハルトは燃料補給を行い、347周目でトップに立った。360周目で最後の燃料補給を終え、素早くコースに戻った。367周目を終え、ベルンハルトはチェッカーフラッグを受け、チームの夢を叶えることができた。

    ミカエル・スタイナー (ポルシェAG R&D責任者)
    「ル・マン3連覇はポルシェにとって夢であり、夢を実現させた今回の優勝はチームにとって特別なことです。長時間にわたるピットでの修復などがあっても諦めなかったポルシェチームを非常に誇りに思っています。今回の優勝は我々のE-Performance技術と革新的なハイブリッド技術の賜物と誇りに思います。」

    フリッツ・エンツィンガー (LM P1代表)
    「2017年シーズンの大きな目標は、ハットトリックを達成することでした。この24時間では夢にも思わないようなことを経験し、実現することができました。今回の24時間レースでは、レースカーもチームメンバーも極限まで追い込まれました。チーム全体が一丸となって努力することで、驚くべきことが達成できます。一番早いレースカーより、一番優秀なチームを持つことが大切です。このチームは世界最高のチームです。だからこそ、優勝することができました。ポルシェ社員や世界中のファンからのリアクションは圧倒的なものでした。とにかく私をこの素晴らしいプロジェクトの責任者に任命してくれたポルシェと、一致団結し素晴らしい貢献とチームプレイを発揮してくれたチームメンバーの一人ひとりに感謝しています」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「今回の結果にはとても驚いています。何と言っていいかわかりません。ドライバーを含めたチームメンバー全員は最高の仕事を見せてくれました。ここ2週間は多くの苦労をし、浮き沈みが激しかったですが、ポルシェスピリットを胸に頑張りました。今回達成したことを実感するまで、少し時間がかかりそうです。ル・マン3連覇は、本当に素晴らしいことです。チームはこれまで12ヶ月諦めずに頑張ってくれました。トヨタは強力なコンペティターでした。トヨタは我々を限界の先まで追い詰め、お互いにその代償を払うことになりました。ニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ニック・タンディの3人は長時間レースをコントロールしていたので、リタイアしてしまったのは残念です。しかし、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレー、そして特にティモ・ベルンハルトは優勝にふさわしいと思います。ティモはプログラム当初から開発ドライバーでした。長時間の修理があったにもかかわらず、彼らは頑張り続け、その努力が報われたのです」

    アール・バンバー (ポルシェ919ハイブリッドカー カーナンバー2)
    「1時間にわたってピットでの修復をしたあと、順位が大きく落ちてしまったので、今回の結果には非常に驚いています。ブレンドンもティモもポルシェLM Pプログラム当初から頑張っていますし、ピットのチームメンバーも頑張ってくれました。彼らの努力がなければ、レースカーの復帰も優勝も不可能でした」

    ティモ・ベルンハルト(ポルシェ919ハイブリッドカー カーナンバー2)
    「今回の優勝がまだ現実とは思えません。1999年にジュニアドライバーとしてポルシェチームに入ったときから、ル・マンに参戦し優勝することを夢見ていました。いつかそのレベルまで成長できればと思っていました。18年後のいま、チームメンバーと一緒に達成することができました。最後のラップは感動的なものでした。この勝利を実感するまでに時間がかかりそうです」

    ブレンドン・ハートレー(ポルシェ919ハイブリッドカー カーナンバー2)
    「ル・マンはクレイジーなレースです。ピットクルーは土曜の夜、全力を尽くしてくれ、驚きの速さでレースに復帰させてくれました。それ以降、私とティモとアールの3人はエンジニアと共に、常に100%を出し切って、我々の努力が報われることを祈っていました」

    ポルシェ ル・マン24時間レース関連:【動画】 2017年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト

  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:WEC 第3戦 ル・マン24時間 決勝レポート

    【ル・マン24時間】 トヨタ:WEC 第3戦 ル・マン24時間 決勝レポート

    2017年 ル・マン24時間は、TOYOTA GAZOO Racingにとって苦難のレースに終わった。3台体制で臨んだレースだったが、深夜に#7号車と#9号車の2台を失い、#8号車もトラブルのため一時54位まで後退。後半戦、懸命に追い上げた#8号車は9位でチェッカーを受けた。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザンのTS050 HYBRID #7号車は、史上最速のコースレコードでポールポジションを獲得し、最大目標であった初勝利へと大きな期待と共にスタートから10時間にわたってレースをリードした。しかし、深夜の1時15分、クラッチトラブルでその夢は消えた。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの#8号車も同じく勝利を目指し、#7号車に次ぐ2位を走行していたが、8時間を迎える直前、フロントモーターにトラブルが発生、モーターとバッテリの交換を余儀なくされたが、チームは決して諦めることなく、2時間にわたる修復作業で再び#8号車をコースへと復帰させた。29周遅れ、54位でレースに復帰した#8号車は全体最速ラップタイムを叩き出すなど、懸命の追い上げを見せ、9位でチェッカーを受けた。

    ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペスの#9号車もアクシデントによりレースを終えることとなった。#7号車がリタイアした直後、#9号車は後方からLMP2車両に追突され、左リアタイヤのパンクと、油圧系統にダメージを負った。これにより、#9号車はシフトチェンジが出来ず、ピットまで残り僅かのところまでたどり着いたが、午前1時35分にリタイアとなった。

    レースは、2大ワークスチームのLMP1-Hによる宿命の対決となったが、共に全車がトラブルに見舞われ、各チーム1台ずつが後方から激しく追い上げる展開に。残り1時間あまりで首位に立った#2号車が優勝を果たした。

    TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界選手権(WEC)の今季第1戦、第2戦を制し、ドライバーとマニュファクチャラーの両選手権をリードして第3戦となるル・マン24時間に臨んだ。

    しかし、通常のWECシリーズの2倍のポイントが獲得出来る第3戦ル・マン24時間で上位入賞が果たせなかったことで、マニュファクチャラーズランキングではライバルに36.5ポイント、ドライバーズランキングでは#8号車のドライバーが#2号車のドライバーに対し、21ポイントのリードを許すこととなった。

    トヨタにとって1985年の初参戦以来通算19回目のル・マンへの挑戦は無念の終幕となった。

    ル・マンの規則では、リタイアした車両はレース終了までチームには返還されない。チームは車両が返還され次第直ちに#7号車と#9号車のトラブルとアクシデントの詳細な原因究明作業を行う。

    TOYOTA GAZOO Racingは、次の目標である年間タイトル獲得に向け、7月16日(日)に行われるWEC第4戦ニュルブルクリンク6時間レースへ向け準備を開始する。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)

    昨年の敗戦以来、関係者で全力を尽くして準備を行い、再度トップを争える車両をル・マンに持ち込みましたが、結果はとても厳しいものとなってしまいました。練習走行から順調に運び、決勝でもライバルとの厳しい接戦を優位に進めることが出来ました。ドライバーをはじめ、エンジニア、メカニックの皆がこの一週間素晴らしい働きを見せてくれたことに感謝をしたいと思います。勿論、優勝したポルシェに対しても心からお祝いを述べたいと思います。また、ファンの皆様には多くの暖かい応援を頂きましたが、我々は優勝トロフィーを持ち帰ることが出来ませんでした。今回深夜に起こしてしまったダブルリタイアは当然受け入れられないものだと思います。同じことを繰り返さないの取り組みをして参ります。そして、必ずもっと強くなり、更に強い決心のもと、再びル・マンに挑戦したいと思います。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)

    我々のレースになると思っていただけに、本当に残念です。セーフティカー導入の間にピットインを行い、ピット作業の後、マーシャルからコースへ出て良いと指示されたので発進しました。その時後方から、セーフティカーがやって来たので、停止しろとの指示を受け、セーフティカーの後ろにつくために、クラッチを使ってエンジンパワーで、再スタートをしようとしたのですが、通常は行わない操作だったため、クラッチが壊れてしまいました。もしピットレーンに留まっていれば、TS050 HYBRIDはモーターのみを使ってスタートをするのですが、既にピットから出ていたため、その操作が出来ませんでした。またしても、我々はル・マンで勝つことがどれだけ難しいかを思い知らされました。再度勝利を争うべく、必ず戻って来ます。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)

    決勝レースのスタートは順調で、ペースも良く、後続との間隔をコントロールしながら首位を走行出来ました。しかし、残念ながらトラブルに見舞われ、あまりに早くレースを終えることになってしまいました。トラブルの兆候は全くなく、いきなりのリタイアだったので、かなりショックでした。とても残念ですし、チームメイトのTS050 HYBRIDもほぼ同じタイミングでアクシデントに見舞われるなど、信じられない結果となってしまいました。少なくとも我々3台のうちのどれかが表彰台の真ん中に立てると期待していたのですが、叶いませんでした。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #7号車)

    信じられません。我々のTS050 HYBRIDは本当に素晴らしく、レースウィークを通してバランスも、効率も最高でした。チームは冬の間のオフシーズンに素晴らしい仕事で準備をしてくれただけに、3台共に優勝争いから脱落するというのは、悪夢を見ているかのようでした。今年のル・マンが望み通りの結果にならなかったのには幾つか理由があるでしょう。非常にレベルの高い接戦で、ライバルの#1号車が止まってしまったことからも分かるとおり、我々は限界ぎりぎりのレベルで24時間のスプリントレースを戦いました。我々は決して諦めることなく、更に強くなって帰って来ます。必ず勝てると信じることが重要です。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)

    今回のル・マンもチームにとって厳しいレースでした。本当に言葉がありません。ただひとつ言えるのは、来年も挑戦しなくてはならないということです。我々には速いTS050 HYBRIDがありましたが、まだ、何かが足りなかったということでしょうか。ハードワークで準備して来たにもかかわらず、予想外の様々なアクシデントに見舞われました。来年はさらに充分な準備をして、よりハードに戦わなくてはなりません。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)

    今は何から始めて良いか分かりません。勝利に手が届かないと分かったときに思ったのは、シリーズ選手権で多くのポイントを獲得するチャンスを失ったということです。まだチャンピオン争いが出来ることを願っています。チーム、特にここまでハードに働いてくれたメカニックには最大の感謝を伝えたいです。そして全員に謝意を示します。これから我々がすることは、残りのシーズンに集中することです。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)

    すでに目標を見失いながら、速い車両で周回を重ねるのはとても辛い思いでした。快調にラップを刻み、頑張って差を詰めて行きましたが、トラブルによって開いた差はとても大きく、運転しながら厳しさを噛みしめていました。ライバルは素晴らしいレースをしました。我々も決して諦めず、必ず成し遂げるという信念を抱いて、今年のような素晴らしいクルマと共にまたここに戻って来ます。

    ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車)

    我々にとって、度重なる不運にも見舞われ、とても辛いレースになりました。#9号車はレース序盤、幾つかの小さなトラブルに見舞われており、首位争いから一旦引き離されてしまいましたが、その後はもと通りのパワフルな走りで2位へ浮上し、更に首位を争えるペースでした。第1コーナーでの減速時に燃料カットが作動した際、LMP2車両に追突されてしまいました。あの時、他に出来ることはありませんでした。追突されたのがコースインして直ぐだったため、ほぼ一周してピットまで戻ることが出来ませんでした。本当に失望しています。

    国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車)

    私にとって初めてのル・マン24時間は残念なレースに終わりました。初めての経験を楽しみ、トラブルに見舞われるまでは納得いく走りを見せられたと思います。#9号車が止まっているのを見たとき、ここまで仕上げてくれたチームスタッフのハードワークを見ていただけに、本当に落胆しました。彼らの働きに感謝します。そして、彼らのためにも良い結果を持ち帰りたかったのですが、厳しい結果となってしまいました。またル・マンに戻って来て必ず雪辱を果たしたいと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #9号車)

    ル・マンが時に残酷なレースだということは知っていました。多大な労力を注ぎ込み、強くなってここにやって来ました。我々は全力を尽くし、決して諦めませんでしたが、レースはこのような結果となってしましました。その瞬間に思ったのは、もっともっと強くなって来年戻って来るということです。またこのレースに挑戦し、充分な強さと速さを身に付けたことをお見せします。チームの全員、メカニック、エンジニア、そしてチームメイト、その全員を誇りに思います。彼らの働きは本当に素晴らしかったです。後悔はありません。

    TS050 HYBRID #7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ステファン・サラザン)
    10時間15分リタイア(154周) ファステストラップ:3分18秒694

    TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    13時間経過時点(中嶋一貴): 36位 176周
    14時間経過時点(中嶋一貴): 30位 192周
    15時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 27位 207周
    16時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 16位 222周
    17時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 15位 239周
    18時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 14位 256周
    19時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 13位 273周
    20時間経過時点(中嶋一貴): 12位 290周
    21時間経過時点(中嶋一貴): 10位 309周
    22時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 9位 324周
    23時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 9位 340周
    24時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 9位 358周
    ファステストラップ:3分18秒604

    TS050 HYBRID #9号車(ニコラス・ラピエール、国本雄資、ホセ・マリア・ロペス)
    10時間35分リタイア(160周) ファステストラップ:3分19秒321

    関連:【動画】 2017年 ル・マン24時間レース 決勝ハイライト