カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • 【動画】 ポルシェ 919ハイブリッドが夜の街を疾走?

    【動画】 ポルシェ 919ハイブリッドが夜の街を疾走?

    ポルシェ 919ハイブリッドがまるで夜の街を疾走している動画をポルシェが公開した。

    もちろん、ポルシェ 919ハイブリッドは公道を走ることはできない。この動画はポルシェ パナメーラ ターボS E-ハイブリッドに3Dプロジェクションマッピングを用いて制作。“Hybrid racing technology for the road.” レースで培った技術を市販車に生かすというポルシェのフィロソフィを体現した動画に仕上がっている。

    ポルシェ 919ハイブリッドは、ポルシェが昨年までFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスに投入していたレースカー。34レースのうち7回の1-2フィニッシュを含む17レースで勝利。マニュファクチャラーズとドライバーズの両方の世界選手権タイトルだけでなく、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースで3連覇を達成している。

    ポルシェ パナメーラのフラッグシップモデルとなるパナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、4リッターV8エンジンとエレクトリックモーターを兼ね備え、システム最高出力500kW/680PSを発生させる。

    “Hybrid racing technology for the road.” レースで培った技術を市販車に生かすというポルシェのフィロソフィを体現した動画に仕上がっている。

  • ポルシェ、3回のル・マン優勝を成し遂げたWECに別れを告げる

    ポルシェ、3回のル・マン優勝を成し遂げたWECに別れを告げる

    ポルシェのLMPチームは、バーレーンにおける最終戦で2つの表彰台を飾り、FIA世界耐久選手権(WEC)に別れを告げた。

    2週間前に世界チャンピオンの座についたアール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー組は、トラブルに見舞われながら、2017年シーズンの最終戦を2位でゴールした。今年のル・マン覇者たちは、序盤からトラブルに見舞われて後退しながらも、見事に巻き返した。

    ポールポジションからスタートしたニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ組も、衝突とペナルティで後退を余儀なくされたが、ロッテラーがファステストラップを打ち立てて3位でゴールした。このナイトレースはトヨタが優勝を飾った。

    フォルクスワーゲン・グループCEOのマティアス・ミューラーがグリーンフラッグを振ってスタートしたこのレースによって、ポルシェのモータースポーツの歴史において最も成功を収めた1章が幕を閉じた。2015年から今日まで、ポルシェLMPチームはル・マン3連覇に加え、マニュファクチャラーズ選手権の3連覇を飾り、ポルシェ919ハイブリッドのドライバーはドライバーズ選手権タイトルを3回獲得した。919ハイブリッドは、2014年のデビュー以来、34戦中17勝を挙げ、そのうち7回は1-2フィニッシュだった。さらに20回のポールポジション、13回のファステストラップを達成した。

    オリバー・ブルーメ (ポルシェAG社長)
    「これまでル・マンを3連覇したポルシェ チームはありませんでしたが、このチームはそれを達成しました。チームに感謝し、チーム全員を誇りに思います。彼らは、大変な努力、一貫性、そして適切なアプローチによって偉業を成し遂げました。これは、ポルシェブランドが約70年にわたって築いてきた精神を象徴しています。フリッツ・エンツィンガーとアンドレアス・ザイドルのチームは新しい挑戦に取り組み、2019年末から6シーズン目となるフォーミュラEに参戦します」

    ミヒャエル・シュタイナー (ポルシェAG研究開発担当役員)
    「ポルシェ919ハイブリッドの最後のレースエントリーで一つの時代が終わります。私達は、ポルシェの歴史において、発明力、経験、および勇気が成功を収める高度に複雑なレーシングカーを造り出すことを繰り返し証明してきました。919は、4年間に可能なほぼ全てを達成し、ハイブリッドの卓越したパワーを実証しました。効率的なエンジンとパワフルなエレクトリックドライブは919ハイブリッドによって新たな水準に達しました。そして、私達のロードスポーツカーも並行して同じ道を進みます」

    1号車のレース運び
    ティモ・ベルンハルトによる4回のル・マンのスタートと同様に、スターティングドライバーのニール・ジャニは、1周目と、5周目終盤のセーフティカー後のリスタートでトヨタの前に立つが、19周目にトヨタ8号車、20周目トヨタ7号車に首位を奪われる。30周後に、3番手のジャニは給油する。トヨタ7号車のドライバーチェンジとタイヤ交換によって2番手に浮上するものの、48周で新品のタイヤを装着したトヨタ7号車に抜かれる。3番手のジャニは61周の後にニック・タンディと交代。タンディは92周で給油し、フルサービスのためにピットインしたトヨタ7号車をかわす。2番手のまま、124周で再度給油し、タイヤ交換をせずに首位に立つ。しかしわずか6周後に、周回遅れの車両との衝突で左フロントタイヤをパンクし、ピットに戻る。フロントエンドを交換して、131周でアンドレ・ロッテラーに交代し、161周の後、タンディの衝突によるストップ・アンド・ゴー・ペナルティを受けて、162周で給油とタイヤ交換。193周の終盤に、1周の差をつけられたロッテラーが猛烈にダッシュする中、トヨタが199周でチェッカーフラッグを受けた。

    2号車のレース運び
    ティモ・ベルンハルトは、3番手のスタートから2番手に上がるが、3周目に落下したコース内のボラードに乗り上げて、ボラードが車の下部に挟まる。しかし、セーフティカーの導入時にはそのことに気づかず、7周目終盤にベルンハルトがピットインしてボラードを取り除く。ノーズを交換して給油し、ほぼ1周遅れとなる。37周後に、4番手でブレンドン・ハートレーに交代し、68周で給油した後も4番手を守る。96周終盤のフルコース・イエロー中に、タイヤを交換してアール・バンバーに交代、トヨタ7号車が衝突した部分の修理をしたためバンバーが3番手に浮上した。177周で最後の給油を行い、3番手を維持したまま、150周でベルンハルトがコクピットに戻った。177周で最後の給油を行い、2013年にポルシェ919ハイブリッドの最初のテストシャシーのステアリングを握った彼が、最終スティントを走り、トップから1周遅れの2位でゴールした。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「今日で成功の一時代の幕が閉じました。皆さんに感謝します。最初に、プロジェクトを私に任せ、大きなサポートと励ましを与えてくれた取締役会に感謝します。個人的には、2014年のサンパウロの初優勝で自信を得ることができました。最高のパフォーマンスを示してあらゆるチャンスを掴んでくれたドライバーの皆さんありがとうございます。最終的に34戦中17勝を獲得し、このプロジェクトのために過酷な作業と喜びを分かち合ってくれたチームの全員に感謝します。レースで優勝を求める皆の強い眼差しは私にとって最高の歓びでした。チーム監督のアンドレアス・ザイドルにもお礼を申し上げます。過去2年間、アンドレアスは監督とテクニカルディレクターとして見事に2つの役割を果たし、彼の指示で開発した最初の919が世界選手権のタイトルを獲得しました。そして最後に、ポルシェのような会社が存在することは素晴らしいことです。ポルシェとともに過ごした6年間を一言でいうとしたら、『夢を生きることができました』。プロジェクトと舵取りをする上での大きな自由をありがとうございました」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「過去4シーズンにわたって、大きなライバルとなったトヨタの優勝におめでとうの言葉を述べます。こことヴァイザッハにいるチーム全体、ドライバー、感動的な4年間のパートナーに感謝します。今回が919ハイブリッドにとっての最終戦となりました。この技術の粋を結集させたレーシングカーによって達成することができた成功を誇りに思います。来年は、これらのイノベーションションを特別イベントで祝いますが、詳細はこれからの発表になります」

    ニール・ジャニ (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「スタートは順調で、序盤はトヨタとほぼ互角のペースでした。しかし、トラフィックに巻き込まれて、徐々にリードを広げられました。今日はブーストを本当に楽しむことができたし、このような駆け引きもこれが最後です。最終戦のために全力を尽くしました。大勢のすばらしい人たちとともに、このような大きなプロジェクトに参加できて光栄でした」

    アンドレ・ロッテラー (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「私のスティントはスムーズでした。919はすばらしく、今日は走行を楽しむことができました。終盤に少しトラブルがあって、周回遅れのLMP2に阻まれてタイヤにフラットスポットが発生しました。レース序盤での接触が残念でしたが、今シーズン全体が不運の連続だったので気にはしていません。WECレースに参戦できたこと、そしてこのすばらしい車で走れたことをうれしく思います。919は大きな成功を収めました。ポルシェともにレースに参加できて幸せでした」

    ニック・タンディ (919ハイブリッド1号車 ドライバー)
    「レースを楽しむことができました。全力を尽くして戦いました。同じタイヤで3つのスティントを走り、成功しました。残念ながらレース中盤に他車との接触があり、ミスで両方の車がパンクして後退しました。さらにペナルティによって状況が不利になりましたが、ベストを尽くしました。今日はトヨタとハードな戦いになることはわかっていました。今シーズンを通して、ニールとアンドレ、そしてこのチームと走ることができて光栄でした」

    アール・バンバー (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「不運にもティモが序盤にピットストップをとらなければならず、後退しました。しかし、諦めることなく気持ちを維持して、私のスティントはトラブルもありませんでした。何周目かを数えながら、この過酷なレースの最終戦を楽しむことができました。919プロジェクト全体を通して今日は最高に楽しい一日でした。ポルシェは、ル・マンの919ハイブリッドためにカレラカップから私と言うドライバーを選抜してくれました。ピラミッドシステムを信頼してこのようなチャンスを与えてくれたポルシェの皆さんに感謝します。プロジェクトを通して熱心に作業してくれたヴァイザッハの皆さん、ありがとうございます。最高水準のモータースポーツで、ポルシェのドライバーになれたことを光栄に思います。レースの水準を引き上げてくれたトヨタの皆さん、優勝おめでとうございます」

    ティモ・ベルンハルト (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「スタートは上々でした。トヨタを抜いて、ニールに引き継ぎました。その後、残念ながらボラードを拾ってしまい、大きな遅れをとりました。残念に思います。しかし結果は2位でした。すばらしい一つの時代が終わりました。プログラムの始動から今日のレースの最終ラップまでこのプログラムに参加できたことを栄誉に思います。すばらしいクルー、すばらしい人たち、そしてチームメイト。彼らのことを忘れることはありません。このプログラムは僕のキャリアのハイライトです」

    ブレンドン・ハートレー (919ハイブリッド2号車 ドライバー)
    「今日は、早い段階で優勝争いから脱落しました。ティモは不運にも序盤にピットストップを余議なくされ、コースの真ん中に落ちたボラードに当たったのは彼のミスではありません。それで不利にはなりましたが、ゴールまでのスティントは順調でした。今日は両方が表彰台を獲得しましたが、気持ちは複雑です。このプログラムに参加できたことを栄誉に思います。そして忘れることはないと思います」

  • マクラーレン、フェルナンド・アロンソのル・マン24時間レース挑戦を容認

    マクラーレン、フェルナンド・アロンソのル・マン24時間レース挑戦を容認

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2018年にフェルナンド・アロンソがル・マン24時間レースに挑戦する可能性を強く示唆している。

    フェルナンド・アロンソは、かねてより世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)を制して“3冠”を達成することを自身のキャリアに掲げており、今年はリタイアに終わったもののの、モナコGPを欠場してインディ500に参戦。

    そして、マクラーレンに残留が決まった2018年は、ル・マン24時間レースに挑戦することになると噂されている。

    ザク・ブラウンは「理想としては、我々はフェルナンドにマクラーレンで3冠を達成してもらいたいと思っている」と El Mundo Deportivo にコメント。

    「彼はモナコで勝っているし、我々もいつかまたインディやル・マンに戻ることになると思っている。そのチャンスをうかがっているところだ」

    しかし、マクラーレンは将来的なLMPクラス参戦を視野に入れてはいるものの、まだル・マン24時間レースに参戦するためにFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1カテゴリーにエントリーできるマシンはない。

    そのため、フェルナンド・アロンソは、トヨタのLMP1チームからル・マン24時間レースに参戦することになると考えられている、19日(日)にWECのルーキーテストでトヨタ・TS050ハイブリッドをテストすると噂されている。ル・マン24時間レース以外にもF1と日程が重ならないWECにトヨタから参戦するとも報じられている。

    ザク・ブラウンはフェルナンド・アロンソのル・マン24時間レース挑戦の噂が真実であることを示唆。フェルナンド・アロンソは来年1月に開催されるデイトナ24時間レースにザク・ブラウンが共同オーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツからデイトナ24時間レースに参戦することが決定している。

    「それまでの間に彼がデイトナやル・マンで経験を積むことを望むのであれば、我々もそれを受け入れるつもりだ」とザク・ブラウンは述べた。

  • 【WEC】 ポルシェ LMPチームのサクセスストーリー

    【WEC】 ポルシェ LMPチームのサクセスストーリー

    ポルシェは、今シーズン限りでWEC(FIA 世界耐久選手権)のLMP1クラスでの活動から撤退し、フォーミュラEに参戦する。

    ポルシェは、2014年よりLMP1クラスにポルシェ 919ハイブリッドで参戦。これまでの33戦で、ポールポジション×19、優勝×17、うちワンツーフィニッシュ×7、レースファステストラップタイム×12、世界選手権タイトル×6(マニュファクチュアラー×3、ドライバー×3)を達成している。

    また、ル・マン24時間レースにおいては、2015年、2016年、2017年と3連覇を果たした。

    2011年末
    スタッフの採用を開始(当時の状況:フリッツ・エンツィンガーと5名の従業員)。

    2012年
    オフィス棟およびサービス工場を建設。最初のドライバー、ティモ・ベルンハルトおよびロマン・デュマを発表。

    2013年6月12日
    ヴァイザッハにおいて初代919ハイブリッドの初テストドライブ。ドライバーはティモ・ベルンハルト。

    2013年
    世界各地のサーキットでテスト。並行してヴァイザッハで1,053回に及ぶピットストップの練習などを実施。ドライバーは、ニール・ジャニ、マーク・ウェバー、ブレンドン・ハートレーおよびマーク・リーブを発表。LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーを中心としたチームが230名に。アレクサンダー・ヒッツィンガーがテクニカルダイレクター、アンドレアス・ザイドルがチーム代表に就任。

    2014年2月
    ドライバーの組み合わせを確定。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組、デュマ/ジャニ/リーブ組。

    2014年3月4日
    ジュネーブモーターショーでポルシェ919ハイブリッドと911 RSRを公開。

    2014年4月20日
    デビュー戦で表彰台へ。シルバーストン6時間レースでベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3位入賞。

    2014年5月2日
    2戦目にして初のポールポジション獲得。スパ・フランコルシャンでジャニ/リーブ組が予選を支配。

    2014年6月15日
    ル・マン:マルク・リーブが総合11位でゴール。レース終了2時間前には4位ポジションで走行するも、ギアボックス修理のため長時間のピットストップ。ほぼ同時に、レース2位のマーク・ウェバーがエンジントラブルでリタイヤ。両方の919ハイブリッドとも、レース序盤からトラブルに見舞われたものの(カーナンバー14は燃料システム、カーナンバー20はサスペンション)、見事な追い上げを見せた。レース終盤にかけて、カーナンバー20が長時間に渡って首位を走行。

    2014年10月12日
    富士スピードウェイで、初めて919がレース中のファステストラップを記録(ウェバー)。

    2014年11月15日
    初めて2台の車両が表彰台を獲得。バーレーンにおいて、デュマ/ジャニ/リーブ組が2位、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3位を獲得。

    2014年11月25日
    2015年のスパおよびル・マンに3台目のポルシェ919ハイブリッドを投入すると発表。

    2014年11月
    2015年のスパおよびル・マンにおける3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルクと契約。

    2014年11月29日
    初めて2台の919がフロントローを独占。サンパウロ戦で、ベルンハルト/ウェバー組が919ハイブリッドにとって4回目のポールポジションを獲得。

    2014年11月30日
    サンパウロ戦で、デュマ/ジャニ/リーブ組が919で初優勝。これはデビューシーズンにおける6回目の表彰台で、残り30分時点でマーク・ウェバーが激しい事故に見舞われた状況下でのドラマチックな勝利であった。幸いウェバーは大きなケガもなく難を逃れた。

    2014年12月15日
    2015年型ポルシェ919ハイブリッドがヴァイザッハのテストコースに初登場。ドライバーはマーク・リーブ。

    2015年2月5日
    パリにおいて、ポルシェは3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてアール・バンバーとニック・タンディを発表。

    2015年3月26日
    ポール・リカール・サーキットで第2世代ポルシェ919ハイブリッドを公開。

    2015年4月12日
    シルバーストン戦において、2台の919がフロントローを独占。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がポールポジションを獲得するも決勝は途中リタイヤ。デュマ/ジャニ/リーブ組は2位入賞。

    2015年5月2日
    スパ戦で、ル・マンのリハーサルも兼ねて初めて3台の919を投入。これら3台が予選でトップ3を独占、ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウェバー組。彼らは、デュマ/ジャニ/リーブ組に続く3位でゴール。LMP1初挑戦のバンバー/ヒュルケンベルグ/タンディ組は6位を獲得。

    2015年6月10日
    ル・マンの予選1回目で、2台の919が7年破られる事のなかった予選記録を更新。最速はジャニの3分16秒887で、2位はベルンハルト。

    2015年6月11日
    タンディが夜間の予選2回目に3台目の919で3位を獲得。

    2015年6月14日
    バンバー/ヒュルケンベルク/タンディ組が、ポルシェのル・マンにおける17回目の総合優勝を飾る。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が2位でワンツーフィニッシュを達成。これはポルシェにとって1971年、1987年、1998年に続く4回目。デュマ/ジャニ/リーブ組は5位でフィニッシュ。世界選手権3戦を終了し、ル・マンにおいてダブルポイントを獲得したポルシェが世界選手権のマニュファクチュアラー部門をリード。

    2015年8月30日
    ドイツ初のWECで再びワンツー優勝を達成。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がニュルブルクリンクで優勝、数回のストップアンドゴーペナルティが課されたにも関わらず、デュマ/ジャニ/リーブ組が続いてフィニッシュ。予選では、この順は逆だった。919の新型エアロキットが強力なダウンフォースを獲得した。

    2015年9月19日
    オースティン戦で、2番手グリッドからスタートしたベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が優勝。ポールポジションはデュマ/ジャニ/リーブ組が獲得、しかし電子制御系のトラブルで決勝5位の結果。

    2015年10月11日
    天候の問題に悩まされたものの富士スピードウェイで3回目のワンツーフィニッシュを達成。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組に続き、デュマ/ジャニ/リーブ組がフィニッシュ。この2台の919は、同じ順位でスタート。レース終了直前に順位が入れ替わったため、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が世界選手権のドライバー部門の首位に立った。

    2015年11月1日
    最終戦を残した状態で、ポルシェのマニュファクチュアラー部門の優勝が確定。上海戦でベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が4勝目、デュマ/ジャニ/リーブ組が2位を獲得したため、ポルシェのチャンピオンシップタイトルが確定。ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が獲得。

    2015年11月21日
    バーレーンのシーズン最終戦でポルシェはシーズン6連勝を達成し、ドライバー部門のタイトルを獲得。5位のベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は世界選手権のドライバー部門タイトルを獲得。デュマ/ジャニ/リーブ組は、待望のシーズン初優勝。レースはスリルに溢れる展開。最速のアウディを13ポイントリードするベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、ポールポジションからスタート。しかし、その30分後、同組は修理のため長時間のピットストップを行い、最後尾から5位まで激しく追い上げ。バーレーンでは、もう1台の919ハイブリッドが最速のアウディからリードを奪い、決定的な選手権ポイントを獲得。2015年シーズン、フロントローからスタートしたのは919のみだった。

    2016年3月23日
    ポール・リカール・サーキットで新開発された919を発表。成功を収めたドライバーのラインナップは変更なし。

    2016年4月17日
    シルバーストン開幕戦でデュマ/ジャニ/リーブ組(4番手グリッド)が2位でフィニッシュ。しかし、カーナンバー7のアウディが失格となり、繰り上げ優勝。ジャニがファステストラップを記録。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組(3番手グリッド)は、周回遅れの車両をオーバーテイクする際に事故に見舞われ(ハートレー)2時間でリタイヤ。

    2016年5月7日
    スパ戦で、ハイブリッドのトラブルにも関わらず、デュマ/ジャニ/リーブ組が2番手スタート、2位でフィニッシュ。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組はタイヤの損傷によってLM P1-Hクラスで5位。ポールポジションからのスタート後、ハートレーがレースファステストラップを記録。

    2016年6月19日
    数時間におよぶトヨタとの一騎打ちの末、デュマ/ジャニ/リーブ組がポルシェの18回目の総合優勝を獲得。フィニッシュはドラマチックだった。トヨタを駆る中嶋一貴が残り1周でストップ。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、長時間の修理(ウォーターポンプ)によって遅れ総合13位でフィニッシュ。ジャニとベルンハルトが先頭グリッドからスタート。

    2016年7月24日
    ホームのニュルブルクリンクで、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3番手スタートから前年に続き優勝。予定外のピットストップを数回行ったデュマ/ジャニ/リーブ組(4番手グリッド)は4位でフィニッシュ。彼らは、世界選手権のドライバー部門のリードを防衛。

    2016年9月3日
    ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がメキシコシティで初開催となったWECで4番手スタートから、優勝。ハートレーがファステストラップを記録。デュマ/ジャニ/リーブ組は、変化する条件に対応したタイヤ戦略が失敗、トラフィックでアクシデントに見舞われた。結局4位フィニッシュとなったものの、チャンピオンシップのリードを広げた。

    2016年9月17日
    オースティンの熱帯性の気候条件のもと、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が3番手スタートから3連勝目を獲得。デュマ/ジャニ/リーブ組は5番手グリッドからスタート、長時間ダウンフォース不足に苦しみ、4位でフィニッシュ。チャンピオンシップのリードは守ったものの差は縮められた形となった。

    2016年10月16日
    最高の路面状態の富士スピードウェイで、919がフロントローを奪還。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組が2番手グリッド、デュマ/ジャニ/リーブ組が6番手グリッド。ポールポジションのライバルとのタイム差は0.025秒。優勝したトヨタと2位のアウディの差は1.4秒。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は3位フィニッシュ、チャンピオンシップをリードしていたデュマ/ジャニ/リーブ組は5位でさらにアドバンテージが減少。木曜日にウェバーがこのシーズンを最後に引退することを発表したため、このウィークエンドは感動的なものとなった。ウェバーはポルシェの特別アドバイザーとなる。

    2016年11月6日
    上海戦で、ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組がポールポジションからスタート・トゥー・フィニッシュの優勝。ハートレーがレースファステストラップを記録。デュマ/ジャニ/リーブ組は6番手スタート、4位フィニッシュ。ポルシェが2年連続で世界選手権マニュファクチュアラー部門のタイトルを獲得。

    2016年11月19日
    ミッション完遂。WEC全9戦のバーレーン最終戦で、3番手グリッドからスタートしたデュマ/ジャニ/リーブ組がレース序盤のクラッシュにも関わらず6位でフィニッシュ、新たなドライバー世界チャンピオンに。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組(2番手グリッド)は決勝3位。

    2016年12月3日
    ポルシェがウェバー、デュマおよびリーブが去った後の2017年のWECおよびル・マンに向けた新たなドライバーラインナップを発表。ニール・ジャニが新アンドレ・ロッテラーと、LM P1に復帰するニック・タンディとカーナンバー1をドライブ。カーナンバー2に乗るのは、ティモ・ベルンハルト、ブレンドン・ハートレー、およびアール・バンバー(タンディと同様ポルシェ ワークスドライバー、2015年ル・マンで優勝、LM P1プログラムに復帰)。

    2017年3月31日
    イタリアのモンツァ・サーキットで改良型ポルシェ919ハイブリッドを公開。

    2017年4月16日
    WECのシルバーストンおよびスパの最初の2戦で、ポルシェは空力に計画的な妥協をし、ル・マン・パッケージを使用。シルバーストン戦ではバンバー/ベルンハルト/ハートレー組が予選4位、決勝2位。ジャニ/ロッテラー/タンディ組は3番手スタート、3位フィニッシュ。

    2017年5月6日
    スパ戦では、両方の919が事故に見舞われた。バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がスローパンクチャーでタイムをロス。彼らは5番手スタートで、ハートレーがレースファステストラップを記録するなどして3位でフィニッシュ。ポールポジションからスタートしたジャニ/ロッテラー/タンディ組は、フルコース・イエローのタイミングが悪く4位。

    2017年6月18日
    土曜夕方に行ったモーター交換のための65分間のピットストップにも関わらず、バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がポルシェの19回目のル・マン総合優勝を飾る。この3名は、懸命な努力の結果54位からポジションを上げて1位に。4番手グリッドからのスタート。ジャニ/ロッテラー/タンディ組は3番手グリッドからスタートし、10時間以上レースをリード。しかし、日曜日の11時9分、ロッテラーがドライブ中にエンジン故障のためリタイヤ。

    2017年7月16日
    2015年、2016年に続き、ポルシェは919ハイブリッドでニュルブルクリンク戦において3連勝。チャンピオンシップをリードするバンバー/ベルンハルト/ハートレー(2番手グリッド)が優勝、これにジャニ/ロッテラー/タンディ(3番手グリッド)が続いた。

    2017年9月3日
    メキシコシティで開催されたWEC第5戦は、ポルシェの独断場。バンバー/ベルンハルト/ハートレー組とジャニ/ロッテラー/タンディ組がフロントローからスタート、そのまま同じ順でワンツーフィニッシュを達成。ハートレーは6時間のレース中にレースファステストラップを記録。

    2017年9月16日
    オースティン戦では、ポルシェ チームはトヨタとの激戦の末、再度ワンツーフィニッシュを達成。ジャニ/ロッテラー/タンディ組がポールポジションからスタート、ジャニがファステストラップタイムを記録し、チャンピオンシップをリードするバンバー/ベルンハルト/ハートレー組に勝利を譲るまで、テキサスの地で長時間レースをリード。

    2017年10月15日
    富士スピードウェイで開催されたWEC全9戦中の第7戦で、バンバー/ベルンハルト/ハートレー組がポールポジションを獲得、ジャニ/ロッテラー/タンディ組がそれに続いた。決勝では、バンバーがファステストラップタイムを記録したものの、霧と雨に悩まされたレースで早い段階でレッドフラッグが出され、チャンピオンシップリーダー達は5位に終わる。もう1台の919ハイブリッドは3位でチェッカーフラッグを受けた。トヨタが地元でワンツーフィニッシュを達成。

    2017年11月5日
    上海インターナショナル・サーキットでバンバー/ベルンハルト/ハートレー組が2位、ジャニ/ロッテラー/タンディ組が3位でフィニッシュ。これによって、バンバー、ベルンハルト、ハートレーの世界選手権ドライバー部門タイトル、およびポルシェのマニュファクチュアラー部門タイトルが確定。

  • フェルナンド・アロンソ、トヨタとのル・マン参戦が確定との報道

    フェルナンド・アロンソ、トヨタとのル・マン参戦が確定との報道

    フェルナンド・アロンソが、2018年のル・マン24時間レースにトヨタから参戦することがほぼ確定したと BBC が報道。また、ル・マン24時間だけでなく、FIA 世界耐久選手権(WEC)の他のラウンドへの参戦についても交渉が進められてるという。

    フェルナンド・アロンソは、世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)での『3冠』獲得を自身のキャリアの目標に掲げており、今年はリタイアに終わったもののインディ500に挑戦している。

    今週、フェルナンド・アロンソはWEC最終戦の翌日となる11月19日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるルーキーテストでトヨタ・TS050ハイブリッドを走らせる契約に近づいており、すでにケルンにあるToyota Motorsport GmbHのファクトリーを訪問してシート合わせを行ったと報じられた。

    この件について、トヨタはこの件について否定も肯定もしておらず、広報担当は「我々はそのような推測にコメントすることはありません」とだけ述べている。

    BBC は、フェルナンド・アロンソとトヨタは、ル・マン24時間レース出場については基本的に合意しており、さらに2018年のWECの“ほとんどのレース”に出場する可能性について交渉を行っていると報道。現時点で正式な契約は結ばれてはいないものの、少なくともル・マン24時間レース参戦は実現する見通しだと報じた。

    今週発表されたWECルーキーテストのエントリーリストにフェルナンド・アロンソの名前は掲載されていないが、アロンソはテストに参加する見込みだと伝えている。

    トヨタの近い情報筋は「ル・マンについては合意がなされている」とコメント。

    「シーズンの残りのレースについては今も交渉中だが、彼はほとんどのレースで走ることになりそうだ」

    現状、2018年のF1とWECでは、10月21日に開催されるF1アメリカGPとWEC富士6時間の1レースしか日程は重なっていない。

    今シーズン限りでポルシェがLMP1クラスから撤退することで、来シーズンはトヨタが唯一のファクトリーチームとして参戦することもあり、トヨタにとってもフェルナンド・アロンソにとってもル・マン24時間を制覇するチャンスは非常に高い。

    ブラジルでトヨタとの契約について質問がなされたフェルナンド・アロンソは「今のところ、コメントすることはない。ただの噂に過ぎない」とコメントしている。

    一方、マクラーレンはル・マン24時間レース参戦については理解を示しているものの、他のWECラウンドに参戦することに関しては否定的な姿勢を見せている。

    「彼が最も注力すべきなのはF1であり、F1が最優先事項であるべきだ。彼に競争力のあるマシンを提供できるよう我々は全力を尽くしていく。強力なマシンに乗れれば、他ではレースをすることはないだろう」

    「身体的に2つのプログラムに取り組むことは可能だとは思わない。簡単なことではないだろう。ル・マンやインディ500、デイトナに出るのはいい。1戦限りのレースだからね。だが、それ以上となれば、最も力を注ぐべきことから気持ちがそれてしまうだろう」

  • トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタは、10月にFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1での活動を継続していくか否かを決定する。

    今年7月、ライバルのポルシェは今シーズン末でLMP1での活動から撤退することを発表。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはまだ計画にコミットするにはまだ時期尚早だと述べた。

    「我々にはさらに情報が必要だし、そのあとで決定してくつもりだ。10月まで決定することはないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「カレンダーがどうなるか、新しいコンペティターが来るのか、レギュレーションがどうなるのかを理解する必要がある」

    バスカル・バセロンは、2018年もWECを継続するかどうかは、2020年からのLMP1規約によると説明した。

    「我々が残留する場合、それは2020年との関連になる」とパスカル・バセロンは述べた。

    2020年の新しいLMP1規約では、ゼロエミッション走行とプラグイン・ハイブリッド技術が導入される予定となっている。

    パスカル・バセロンは、WECが“技術タンクを空にしない”ことが重要だとし、トヨタは今週末のメキシコラウンドで発表する将来についての発表で情報を“吸収する”つもりだと述べた。

    トヨタは、2018年までWEC参戦をコミットしているが、パスカル・バセロンは、7月にポルシェ撤退の噂が広まった際に、ファクトリーのライバルがいることが必要であり、見直さなければならないと述べていた。

    バスカル・バセロンは、TS050ハイブリッドの2018年版の作業は継続していると強調したが、ル・マン24時間で3台目のクルマを走らせることは考えにくいと認めた。

    「現時点でそのようなオプションは考えていない」

  • マクラーレン、ル・マン24時間へのLMP1カーでの参戦を検討

    マクラーレン、ル・マン24時間へのLMP1カーでの参戦を検討

    マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2019年以降にFIA 世界耐久選手権(WEC)、もしくはIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のいずれかのプロトタイププログラムを含め、あらゆるスポーツカーレースへの参戦を本格的に検討していると述べた。

    ザク・ブラウンは、WECのトップクラスであるLMP1はF1レベルの支出に近づいたことで自動車メーカーの参戦が不可能になったと考えており、現在のLMP2規約やIMSA選手権のDPiなどにインスピレーションを得た新たな方向性が必要だと考えている。

    マクラーレンは、1995年にル・マン24時間レースでJ.J.レート/ヤニック・ダルマス/関谷正徳が走らせるマクラーレン F1 GTRで勝利を収めている。

    ザク・ブラウンは、以前からマクラーレンとしてル・マンに復帰することを望んでいると述べていた。

    「WECがリセットボタンを押す機会があると私は信じている」とザク・ブラウンはコメント。

    「彼らには、ファクトリーとプライベーターが勝つチャンスがあると知りながた一緒にレースをしていたポルシェ956や962の時代に戻ってほしい。」

    「現在のルールではそれは可能ではない。だが、LMP2カテゴリーの成功に見てみると、コストは全員が利益が得られるように管理されている。私はそのような考え方をLMP1に移行させてみたい」

    「IMSAのDPiの状況も少し似ている。自動車メーカーはその方向で話をしている」

    「WECが、ハイブリッド技術のエレメントでルールパッケージにおいて同じスピリットと費用対効果を再現できるのであれば、我々は関心を持つだろう」

    ザク・ブラウンは、LMP1のハイブリッド技術は近年でコストが上昇したことで、自動車メーカーは投資に見合った利益を得られていないと語る。

    「現在、LMP2カーは数年前のLMP1カーよりも最高速度が高くなっている。WECのフルシーズンのために500万ドルをLMP2に費やしていることを考えればそれは本当に印象的だ」

    「現在のLMP1の投資レベルでは、費用が増加しても、20倍の改善はみられない。だが、LMP1カーにそれらの教訓を踏まえ、2000万ドルの予算であれば、我々は非常に興味を持つだろう」

    「まずは経済的水準を設定し、スポーツの偉大な歴史に反映させてほしい」

    「必ずしもIMSAのDPiプラットフォームを再現する必要はないが、そのようなスピリットが必要かもしれない」

    「もう一つの選択肢は、DPiを完全にグローバルなプラットフォームにするというものだ。それも興味深いことになるだろう」

    ザク・ブラウンは、トップレベルのカテゴリーは市販車市場と技術的な関連性を維持すべきであると考えている。

    「モータースポーツではどの自動車メーカーにとってはR&Dが利益になる必要があるが、それだけが理由ではない」とザク・ブラウンはコメント。

    「効率的な支出でなければ意味はない。投資回収と比例する必要がある。結局のところ、モータースポーツはマーケティングだ」

  • 【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    村田久武が8月1日(火)より新たにドイツケルン市に拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表並びにTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)社長に就任した。

    新社長となる村田久武は、2006年、初めて専用ハイブリッド車両でレースに挑戦し、2012年からトヨタが参戦することになったFIA世界耐久選手権(WEC)におけるレース用ハイブリッドパワートレーン開発を率いてきた。

    2015年4月からTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表、並びにTMG社長として職務に携わってきた佐藤俊男は、この度、トヨタ自動車パワートレーンカンパニーへ帰任することになり、村田久武が佐藤俊男のポジションを引き継ぐ。

    かつての米国CARTシリーズやグループCカーによるル・マン24時間レースに挑戦した経験を持ち、更には近年、好成績を上げているSUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で培ったモータースポーツへの広い見識を持つ村田久武新社長のTMGでの活躍が期待される。

    TOYOTA GAZOO RacingのWECプロジェクトと共に、村田久武は、新社長として、トヨタ自動車の先行開発プロジェクトや一般カスタマー向けの技術開発事業等、TMGの全般の事業にも関わり、経営を担うことになる。

    新社長となる村田久武は、TMG着任後、ロブ・ロイペン チーム・ディレクター兼ビジネスオペレーション担当副社長、パスカル・バセロン技術部門担当副社長とともにTMGを支える。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 新チーム代表

    TMGで新しい業務を担うことを誇らしく思います。LMP1ハイブリッド車両開発プロジェクトのスタート当初より、TMGの関係者とは強い絆を結んできておりましたが、この度、更に緊密な関係を築きつつ、すべての分野において成功に向かって挑戦していくことになりました。2015年以来TMGのトップとしてリーダーシップを発揮されてきた佐藤俊男社長には格別な労いを述べるとともに、新しい職場での活躍をお祈り申し上げたいと思います。

    佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 元チーム代表

    これまでの3シーズン、一緒に懸命に働いてくれたTOYOTA GAZOO RacingチームとTMGの関係者の皆様全員に心から感謝を申しあげます。このチームとTMG、両方の組織の一員になれたことを嬉しく思いますし、低迷した2015年シーズンから着実な進歩を遂げられたことを誇らしく思います。今後、自分自身はトヨタ自動車に帰任し、パワートレーンカンパニーの中で新たな業務に携わることになりますが、日本からチームとTMGを応援して参ります。引き継ぐ村田久武新社長を全面的に支援すると共に彼の成功を心からお祈り申し上げます。また最後になりますが、ファンの皆様、関係会社の皆様、これまでの暖かいご支援、本当にありがとうございました。

  • トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、ポルシェがFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退することを受けてコメントを発表した。

    ポルシェは29日(金)、今シーズン限りでWECのLMP1クラスから撤退し、2019年からフォーミュラEに参戦することを発表した。

    豊田章男社長は「ポルシェがWEC(世界耐久選手権)LMP1から撤退することを決めたと聞き大変残念に思います」とTOYOTA GAZOO RacingのFacebookページにコメントを寄せた。

    「昨年、ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェチームとは、優勝を懸けて競い合うような良い戦いができ、私どもトヨタのことをライバルと認めていただけました」

    「そして本年の戦いに向けて、そのポルシェの気持ちに応えたい、そして超えたい…その想いで我々は努力を重ねることができ、新たな技術や技能を実現することに力を尽くせています」

    「今年のル・マンでは、Dr.ポルシェと再会でき、お話をさせていただきました。ポルシェも、我々と同じく、もっといいクルマづくりの為にモータースポーツに取り組んでいるというお話を聞きました。それを、ずっと前から、継続して取り組まれているポルシェは本当に尊敬すべきカーメーカーです」

    「そのポルシェと、来年は同じ道で競い合い、技術を高め合うことが出来なくなると思うと、本当に寂しく、残念に感じます。しかし、まだ戦いは終わっていません。今年、残された5戦を全力で競い、お互いの心に・・・、そしてファンの皆さまの心に残る素晴らしいレースをしましょう」

    「感謝の気持ちでいっぱいですが、感謝の言葉は、シリーズが終わった後に、述べさせてください。その時に、どちらが「チャンピオンおめでとう」という言葉を添えられるか?それを楽しみに戦いを続けましょう」

    「ポルシェの皆さま、よろしくお願いします」

    関連:ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

  • トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    トヨタ、ポルシェのWEC撤退に「ポルシェがいないのは悲しい」

    ポルシェのWEC撤退発表を受け、ライバルであるトヨタがチームの公式Twitterでコメントを発表した。

    28日(金)、ポルシェは今シーズン限りでFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスから撤退することを発表。2019/2020シーズンからフォーミュラEに参戦することを発表した。

    ポルシェの撤退により、LMP1クラスに参戦する自動車メーカーはトヨタ1社となる。

    トヨタは「2018年にポルシェがLMP1でレースをしないのは悲しい。我々は2014年以降、ポルシェチームと多くの激しいレースを戦ってきたことを名誉に思う」とコメント。

    「2017シーズンはまだ終わっていない。我々は残り5レースでバトルを続けていく。歴史に残るような素晴らしいレースをしよう!」

    関連:ポルシェ、WEC撤退を正式発表…フォーミュラEに参戦