カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • ル・マン24時間レース 6時間経過:トヨタが1-2体制で夜間走行へ突入

    ル・マン24時間レース 6時間経過:トヨタが1-2体制で夜間走行へ突入

    9月19日(土)午後2時半、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 第88回ル・マン24時間レースのスタートが切られた。

    開始から6時間が経過し、レースの4分の1を終えたところで、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、1-2体制を守って走行を続けている。

    3番手スタートのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーが駆るTS050 HYBRID 8号車は、タイヤのパンクとブレーキダクトの清掃などのために2度のピットインを強いられタイムをロスしたが、6時間を経過した時点では首位を走行している。

    ポールポジションからスタートを切った、WECのポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人がドライブするTS050 HYBRID 7号車は、序盤の6時間、首位での走行を続けていたが、予定通りのピットへ向かったタイミングで不運にもセーフティカーが導入されたためタイムロス。8号車に続く2位につけている。ライバルとなるレベリオンの1号車は、1周遅れの3位を走行している。

    7号車のスタートを担当したコンウェイは、3番手からスタートしたブエミの8号車が、2番手スタートのレベリオン1号車との2位争いを繰り広げる間に、後続とのマージンを拡げていった。

    最初のピットストップで、ブエミの8号車はレベリオン1号車をかわして2位へと浮上したが、1時間を経過したところで左リアタイヤのパンクに見舞われ予定外のピットイン。首位から1分程遅れた4位へと後退した。しかしその後、首位の7号車コンウェイが快調にリードを拡げていく間に、8号車のブエミも2台のレベリオンをかわし、2位へと復帰した。

    2台のTS050 HYBRIDは、ピットタイミングが半スティントほどずれた状況で、ピットのたびに順位が入れ替わる展開となttが、実質的には7号車が1分ほどの差で首位を守りながら周回が重ねられていった。

    2台のハイペースなバトルは、3時間を前に、7号車が小林、8号車がハートレーへとドライバー交代、同時に新品タイヤへ交換してからも続いた。気温がやや高くなってきたこともあり、8号車はブレーキダクトの清掃のために、通常のピットストップ時間に加えて20秒を費やした。

    コース上の混雑やスローゾーンの影響で7号車と8号車の差は変動したが、3位のレベリオン1号車との差は1周以上へと拡大した。5時間を過ぎ、8号車は中嶋へとドライバーチェンジ。この再、再びブレーキダクトの清掃のために30秒ほどを失った。

    これで7号車のロペスはチームメイトに対し90秒のリードとなったが、5時間45分が過ぎたところでGT車両のアクシデントによりセーフティカーが導入。7号車はこの不運なタイミングで予定されていた燃料補給のピットインを行ったため、2分以上もピット出口での待機を余儀なくされ、6時間経過の時点では、8号車が僅差での首位に立つこととなった。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    6時間経過時順位 : 2位, (トップと10秒124差) 100周

    小林可夢偉(7号車):
    私の走っていたときはコース上の混雑が酷い上にアクシデントも多く、かなり難しいスティントでした。不運なタイミングのスローゾーンでなんどもタイムをロスし、時には30秒も失いました。コース上の多くの車をかわすのは大変でしたが、最も大事なのはリスクを冒さないように走ることです。まだまだ先は長いので、それを守って走り続けなくてはなりません。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    私の最初のスティントはとても順調でした。スタート直後の1コーナーへの進入こそレベリオン1号車に横に並ばれましたが、お互いフェアでクリーンなバトルができました。首位の座は守ることができましたが、レベリオン1号車も速く、ギャップを広げるためにプッシュしなくてはなりませんでした。中盤のスティントでは車のバランスにやや苦しみましたが、コースのコンディションや温度の変化にあわせて少しずつバランスを調整したことで、終盤はまた快調に走ることができました。

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    6時間経過時順位 : 1位, 100周

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    今週初めには週末の大雨予報がありましたが、予想を覆し、コースコンディションは良い状態です。ただレース開始直後、レベリオンの背後でパンクに見舞われて、7号車に挑む事が出来ませんでした。またブレーキダクトのクリーニングで時間を取られたりと、忙しいレース序盤になってしまいました。今後は落ち着いて7号車へ挑戦できることを願っています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    片方のフロントブレーキの冷却問題に見舞われて、ブレーキダクトからゴムを取り除かなければならず時間をロスしてしまいました。このことで本来の性能を出し切れていませんが、レースは長いし、TS050 HYBRIDでの初めてのル・マンのレースは楽しいです。序盤ですので慎重にドライブし、ミスはありませんでした。

    WEC第7戦 ル・マン24時間 6時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    100
    2 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    100 10.124
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    99 1 Lap
    4 3 ロマン・デュマ
    ルイ・デレトラズ
    ナタナエル・ベルトン
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    99 1 Lap
    5 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ブルーノ・スペングラー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    91 9 Laps
  • トヨタが開発中のGR Super Sportがサルト・サーキットで初走行を披露

    トヨタが開発中のGR Super Sportがサルト・サーキットで初走行を披露

    第88回ル・マン24時間レースの決勝を前に、TOYOTA GAZOO Racingは、開発中のハイパーカー、GR Super Sport(仮称)でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開した。

    今回走行したのは、2018年・2019年にル・マン総合優勝を果たしたTS050 HYBRIDをベースにしたロードカー、GR Super Sport(仮称)の開発中のモデル。

    特別にオープン仕様にカスタマイズし、GRのカモフラージュ柄が施された車両に、かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツと村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションラップと決勝スタート前のトロフィー返還を行った。

    トロフィー返還セレモニー終了後には、ル・マン24時間レース3連覇に向けて2台のTS050 HYBRIDの挑戦が始まった。TS050 HYBRIDは2016年のデビューから、優勝を達成するだけでなく、最速ラップタイム更新や現時点でのコースレコードの樹立など、ル・マンで数々の歴史を作ってきた。この過程で得た知見はすべて、開発中のハイパーカーGR Super Sport(仮称)の開発に活かされており、まさにル・マン直系の市販車と言える。

    GR Super Sport(仮称)は、モータースポーツを通じてもっといいクルマづくりに取り組むTOYOTA GAZOO Racingの理念を具現化したクルマ。そして、TGRのレース活動とGR商品の非常に密接な関係を示す象徴でもある。

    アレックス・ブルツ:
    GR Super Sport(仮称)の開発中のモデルを初めて公の場で、しかもこのクルマとつながりの深いル・マンのようなサーキットでドライブすることができてとても光栄です。GR Super Sport(仮称)はここル・マンで生まれたクルマなので、ホームに戻ったように感じます。今回このクルマを運転するのは私にとって初めてで、さらに1周では限界まで性能を発揮させるチャンスはありませんでしたが、GR Super Sport(仮称)がすでに高いパフォーマンスとポテンシャルを持っていることが感じられました。運転中は、特に四輪駆動とハイブリッドシステムにTS050 HYBRIDとの類似性を感じました。エンジニアたちは、「それはこのクルマの本当のパフォーマンスのほんの一部だ」と言っていたので、近い将来、またこのクルマをドライブできる日がとても楽しみです。

    GR Super Sport(仮称)

  • 2020年 ル・マン24時間レース:無料Webライブ配信

    2020年 ル・マン24時間レース:無料Webライブ配信

    2020年のル・マン24時間レースの決勝レースが9月19日(土)にスタートが切られた。

    前日には第88回ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得。TOYOTA GAZOO Racingは、4年連続でのポールポジションを獲得し、3年連続優勝を目指す。

    スタート前のセレモニーでは、昨年の覇者であるTOYOTA GAZOO RacingがGRスーパースポーツのカスタマイズされた開発モデルでデモ走行を実施、トロフィーを返還。再びこのトロフィーを手にするべく24時間の長い戦いに臨む。

  • トヨタ、小林可夢偉のTS050 HYBRID 7号車がポールポジション獲得

    トヨタ、小林可夢偉のTS050 HYBRID 7号車がポールポジション獲得

    9月18日(金)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、第88回ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得。TOYOTA GAZOO Racingは、4年連続でのポールポジションを獲得し、3年連続優勝を目指す。

    小林可夢偉がアタックを担当したTS050 HYBRID 7号車は、2番手のレベリオン1号車に0.555秒差をつける3分15秒267をマークし、自身3度目となるポールポジションを獲得。マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共にル・マン初勝利を目指す。

    TS050 HYBRID 8号車は中嶋一貴がアタックを担当し、僅差での争いの中、ポールポジションから1.382秒差の3番手となり、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと共に24時間レースに挑む。

    ポールポジションは、今回初めてとなるハイパーポール方式で競われまた。前日17日(木)の予選で各クラストップ6につけた車両が、30分間のセッションでポールポジション獲得を目指し熾烈なアタックを繰り広げた。通常の予選よりもコース上を走る車両の台数が減ることで、ドライバーにとってはクリアなアタックラップのチャンスが増えることとなった。

    昼前のル・マンは好天に恵まれ、気温23度というコンディションの中で、2台のTS050 HYBRIDが先陣を切ってアタックへと向かった。小林可夢偉にとっては、2017年に自身が記録し、未だ破られていない3分14秒791というコースレコードタイムへの挑戦でもあった。計測1周目でマークしたタイムを一旦レベリオンに上回られるも、小林可夢偉はさらにタイムを更新しトップ奪還。そして、セッション終盤にはタイヤを交換して再アタックへ向かい、自身のコースレコード更新へ向けタイムを縮めていったが、僅かにコースをはみ出し、アタックを諦めることとなった。

    それでも、平均時速251.2km/hというアタックラップタイムは、驚くべき記録であり、彼にとっては2017年と2019年に続く3度目のポールポジション獲得となる。来季からハイパーカーベースへとル・マンのトップカテゴリーが替わるため、この1000馬力を誇る4輪駆動レースカーであるTS050 HYBRIDは、現行LMP1車両として最後のル・マン24時間レースをポールポジションからスタートすることとなる。

    7号車のドライバーは、ポールポジション獲得により、タイトル争いにおいても1ポイントを追加することとなった。この結果ランキング首位の7号車は、2位の8号車に対し13ポイント差、そしてTOYOTA GAZOO Racingは、首位に立つチームタイトル争いで2位のレベリオンに43ポイント差とした。このル・マンの決勝を含め残り2戦で獲得できる最大ポイントは89ポイントになる。

    第88回ル・マン24時間レースは、明日19日(土)の現地時間午後2時30分(日本時間午後9時30分)、59台の車両によってスタートが切られる。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 2番手 (3分19秒638), 51周
    公式練習4回目 : 2番手 (3分21秒630), 15周
    ハイパーポール : 1番手 (3分15秒267), 7周

    小林可夢偉(7号車):
    またポールポジションを獲得できて本当に嬉しいです。チームが素晴らしい準備してくれたおかげです。このハイパーポールでは、2度アタックのチャンスがあり、最初のアタックではやや安全にタイムを出しに行きました。2度目のアタックでは限界までプッシュし、途中までは非常に良いタイムで、私自身のコースレコードに迫れたのですが、コースを少し外れてアタックを断念しました。記録更新のチャンスだっただけにタイム抹消は残念です。練習走行でのレースペースは良かったので、後は24時間レースを戦うだけです。ここまで本当にハードに頑張ってきたので、決勝レースでベストを尽くします。

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    公式練習3回目 : 4番手 (3分20秒673), 50周
    公式練習4回目 : 4番手 (3分22秒525), 13周
    ハイパーポール : 3番手 (3分16秒649), 9周

    中嶋一貴(8号車):
    ポールポジションを獲得した7号車に祝福を送ります。可夢偉のタイムは素晴らしかったですし、最後のアタックではさらに速いタイムを出せたかも知れません。我々にとっては困難なハイパーポールでした。公式練習3回目からやや苦戦しており、簡単なセッションではありませんでした。TS050 HYBRIDの感触はとても良かったので、ラップタイム向上のために色々試しましたが、最前列獲得には届きませんでした。ただ、予選はあくまで予選で、大事なのは24時間後のレース結果だということは分かっています。決勝レースで自分たちの力を最大限に発揮すべく、最善の方法で準備を進めます。

    WEC第7戦 ル・マン24時間 ハイパーポール結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    7 3:15.267
    2 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3 3:15.822
    3 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    9 3:16.649
    4 3 ロマン・デュマ
    ルイ・デレトラズ
    ナタナエル・ベルトン
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    6 3:18.330
    5 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ブルーノ・スペングラー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    8 3:23.043
  • トヨタ、初日の予選を1-2で終え、明日の「ハイパーポール」へ

    トヨタ、初日の予選を1-2で終え、明日の「ハイパーポール」へ

    9月17日(木)、88回目を迎えるFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦、ル・マン24時間レースが幕を開けた。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、伝統のル・マンでの3連覇へ向け、初日の予選で最速タイムをマークするなど順調なスタートを切った。

    走行初日となったこの日は、午前10時からの2回の練習走行に続き、明日金曜日に行われ決勝のスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」への進出権を賭けた予選が行われる忙しい一日となった。

    「ハイパーポール」には今日の予選での各クラス上位6台が進出。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、LMP1クラスを争う3台のライバルとともに「ハイパーポール」を争い、4年連続でのポールポジション獲得を目指す。

    現在のWECポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスがドライブするTS050 HYBRID 7号車がこの予選で3分17秒089という最速タイムをマーク。2018年、2019年のル・マン覇者であるセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、加えてブレンドン・ハートレーが組むTS050 HYBRID 8号車は、1周13.626kmのラップタイムで、チームメイトから0.247秒遅れの2番手につけた。

    現状を鑑みて、今年のル・マン24時間レースは、多くの変更を余儀なくされた。通常であればレースの2週間前に行われてきたテストデーは実施されず、レースカーがサルト・サーキットを走るのは昨年6月のレース以来となる。

    最新のローダウンフォース仕様TS050 HYBRIDでル・マンを走るのは初めての機会となる。TOYOTA GAZOO Racingは朝からの公式練習など、合計で約11時間にわたる走行セッションをフルに活用し、週末のレースへの準備を整える。

    午前10時からの3時間にわたる公式練習セッションで、最初にル・マンのコースへと出たのはブエミだった。チームはこの時間を使って、ローダウンフォース仕様の空力特性を分析し、長く、高速なミュルサンヌストレートと、ポルシェコーナーなどでのダウンフォースの妥協点を見出すべくセットアップの最適化作業を続けた。

    それぞれの走行セッションの間に設けられたインターバルが短く、ドライバーやチームメンバーは、ミスやトラブルの許されないプレッシャーとも戦わなくてはならなかった。彼らのハードワークにより、公式練習1回目は大きな問題なく終わり、中嶋が8号車でマークした3分21秒656が最速タイム。そして7号車の小林が0.334秒差のタイムで2番手となった。

    60分間のインターバルを経て、再開された3時間の公式練習2回目では、チームは更なるセットアップを進め、タイヤパフォーマンスの分析や、メカニカル及びハイブリッドのセッティングを続けた。このセッションはLMP2車両のアクシデントにより2度の赤旗中断を余儀なくされたが、再び8号車がブエミによりトップタイムをマーク。7号車はコンウェイが0.892秒差の2番手で続いた。

    3時間ずつ2回の練習走行セッションで、2台の合計127周、1730kmを走破したチームは、気温が29度に達する暑い一日となる中、予選へ向けた準備を進めた。

    ル・マンで2017年にコースレコードを記録している小林と、2度のポールポジションを獲得している中嶋が、7号車と8号車でまず予選のアタックを開始。セクター1とセクター2では中嶋が最速のペースでしたが、セクター3で逆転した小林がトップタイムをマーク。

    その後、全てのドライバーが予選セッション中に走行しましたが、新品タイヤと少な目の燃料で最初にアタックした小林と中嶋のタイムは更新できず、予選は7号車がトップ、8号車が2番手で、そこから4.262秒遅れのレベリオン1号車が3番手で続いている。

    今日木曜日の24時間レースへ向けた準備はまだ終わらず、この後4時間にわたる夜間走行セッションが控えている。そして、明日18日(金)は決勝のスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が現地時間11時半から開始される。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 2番手 (3分21秒990), 30周
    公式練習2回目 : 2番手 (3分20秒611), 32周
    公式予選 : 1番手 (3分17秒089), 12周

    小林可夢偉(7号車):
    路面コンディションを心配していましたが、周回を重ねるごとに良くなっていき、問題ありませんでした。ロングランでのセットアップにはとても満足していますし、さらにデータを収集して改良を続けるつもりですが、良い方向に進んでいると思います。TS050 HYBRIDの感触は良いですが、レースは24時間と長いので、快適に、着実に走り続けるための微調整が必要です。私の予選アタックラップは圧倒的に速くはなかったですが、トップに立つには十分でした。とはいえあの2017年のレコードタイムには届きませんでした。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    久しぶりにル・マンに戻れてとても嬉しいです。まるで家に帰ってきたようで、昨年のTS050 HYBRIDにそのまま乗り続けているような感覚です。今日は多くの空力セットアップを試し良い方向に向かっています。今の感触は非常にいいですが、もっとよくなるはずです。今日学んだことを最大限活用し土曜日のレースに備えます。可夢偉のトップタイムは良かったですが、勿論レースに向けて集中することがより重要です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ここに戻ってこられたことをとても嬉しく思っていますし、1年以上ぶりに最初の1周を走ったときは最高の気分でした。今日は考える時間も無いほど忙しい一日でしたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれて、TS050 HYBRIDも速かったです。可夢偉とマイクもいつも通りよくやってくれました。まだバランス面の調整をしていて、さらに改良を続けます。明日のハイパーポールは今日の予選よりも重要で、それ以上に決勝レースが最大の目標ですが、今日の予選で7号車が最速だったのは良かったです。

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    公式練習1回目 : 1番手 (3分21秒656), 32周
    公式練習2回目 : 1番手 (3分19秒719), 33周
    公式予選 : 2番手 (3分17秒336), 13周

    中嶋一貴(8号車):
    今日は忙しい日でした。多くの走行時間が設けられ、セッション間の時間もあっと言う間に過ぎました。予選の前に計画していたことは全て出来、午前中に空力仕様の比較、午後には異なるセットアップを試しました。でもまだやることはたくさんあります。今日の結果から最も効率的なセットアップを見出さなければなりません。明日のハイパーポール・セッションに向けてさらに準備を進めます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    今日は全てがスムーズでした。レースに向けて重要な初日ですが、何の問題もありませんでした。トラックコンディションも想像していたより良くて空力セットアップの比較も出来ました。今年は時間が限られているので全てのラップが貴重です。一貴は良いラップタイムを出し、2台のTS050 HYBRIDが1-2を占めたのは良かったですが、これは明日のハイパーポールに向けたウォームアップに過ぎません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    ル・マンに戻って来られたのは大変嬉しいです。昨年はル・マンのテストデーでTS050 HYBRIDを少しだけ運転しましたが、ル・マンを走るために作られた車というのがわかりました。今日は多くの周回を重ね、本当に楽しかったです。チームのモチベーションも高く、準備も順調に進んでいるのでレースが楽しみでなりません。

  • トヨタ:WEC 第7戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 第7戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、9月19日(土)から20日(日)にかけて行われる、今回で88回目を迎えるフランスの伝統的なル・マン24時間レースに、さまざまな歴史を作ってきたTS050 HYBRIDと共に3連覇をかけて挑む。

    1000馬力、4輪駆動のTS050 HYBRIDは、デビューした2016年は残り2周というところで勝利を逃したが、2018年に初勝利を飾ると2019年も制し2連勝を挙げている。

    LMP1規定の終焉と共に今季限りで戦線から退くTS050 HYBRIDにとって、最後の挑戦となる今年のル・マン24時間レースで3連覇を達成し、優勝トロフィーを永久に保有する権利を得るのが目標となる。

    TS050 HYBRIDはトヨタに初めてのル・マン24時間レース優勝をもたらした車両であると共に、2017年に小林可夢偉がポールポジションを獲得したラップタイム(3:14.791)は、現行レイアウトのサルト・サーキットにおけるコースレコード。またTS050 HYBRIDは効率面で新たな基準を打ち立てた。

    TS050 HYBRIDはブレーキング時に発生するエネルギーの60%を回収し、ハイブリッド・ブーストとして加速時に利用する。このエネルギー総量は、24時間の合計で約3000MJに達し、初めてハイブリッド車両がル・マンを走った2012年に比べ150%増加している。同時に、燃料消費量は35%も少なくなったにもかかわらず、1周あたりのラップタイムは約10秒向上している。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、FIA世界耐久選手権(WEC)のチームタイトルをかけ、他の4台のLMP1を含む、60台の車両と共にグリッドに並び、24時間の戦いに臨む。

    今年のル・マン24時間レースは、全8戦で戦われる2019-2020年シーズンの第7戦として行われる。先月の第6戦スパ6時間レースを制したTS050 HYBRID 7号車を駆るマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライバーズタイトル争いで首位に立っている。この7号車を12ポイント差で追うのが、過去2年のル・マン勝者であるセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴と、今季加入のブレンドン・ハートレーの8号車。ル・マンで勝利すると、ポールポジションポイントを含め最大51ポイントが与えられる。

    97年間のル・マンの歴史の中で、今年は6月にレースが開催されない4度目の年となる。最初は1923年で5月、1956年は7月、そして1968年はフランス国内の問題で9月にレースが行われた。今年はそれだけではなく、史上初めて無観客での開催となる。毎年25万人を超える熱狂的な耐久レースファンが集う、独特の雰囲気でのレースが今年は見られなくなった。

    例年との違いはそれだけではない。市内中心部で行われてきた公開車検とドライバーズパレードは実施されず、走行スケジュールも変更される。走行初日の9月17日(木)は、練習走行と予選でほぼ11時間の走行が行われる。このため、ドライバーやチームメンバーにとっては大変な一日となるだろう。そして金曜日は、午前中の1時間の練習走行を経て、新たに各クラス6台ずつ出走するハイパーポールセッションが行われ、決勝レースのスターティンググリッドが決定される。

    トヨタは4年連続、通算6度目のポールポジションを狙う。この獲得を果たせば、プジョーが持つ歴代3位の通算ポールポジション数に並ぶこととなる。

    そして9月19日(土)、例年では一番夜の短い夏至に近い時期に行われていたル・マンが、今年は24時間のうちおよそ半分が夜間走行となる戦いへ向けて、午後2時半にスタートが切られる。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    ル・マンというシーズン最高の舞台で勝つことは、常に我々の目標であり最大の挑戦です。2連覇中のチャンピオンとしてこのレースを迎えられることは大変光栄です。日本とドイツのチーム全員が”one for all, all for one”をスローガンに、心を一つに必死の準備をしてきました。3連覇を目指して全力で戦います。例年、耐久レース特有の熱狂的な空気をつくってくれるファンの皆様に我々の挑戦を見て頂くことを楽しみにしているのですが、今年は残念ながらそれが叶いません。とても特殊なル・マンになるとは思いますが、この環境下でレース開催にこぎつけ、我々に挑戦するチャンスを与えてくれたACO(フランス西部自動車クラブ)の多大な努力に感謝します。ファンの皆様と直接会場でお会いすることはできませんが、ご家庭から観戦されているファンの皆様への感謝を胸に今年のル・マンに挑みます。

    小林可夢偉(7号車):
    ここ数年、我々7号車は勝つチャンスがありながらも、それを逃してきました。それだけにル・マンでの勝利を切望しています。いつかその日が来ると信じて戦ってきましたが、それが今年である事を願っています。最高の性能を発揮するTS050 HYBRIDの最後となる今年のル・マンが無観客で行われるのは残念ですが、遠くからTVで観戦してくださるファンの皆様の応援を背に受けて頑張ります。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    もうル・マンでの2位には飽きました。既に我々7号車は3度も2位に終わっており、もちろん今年の目標は優勝です。ル・マンはそれだけ特別なレースであり、どれだけ勝つことが難しいか、歴史が物語っています。この年に一度のレースのために、チームは車両を作り上げてきました。私自身も、シーズンを通してずっとル・マンのことを思い続けてきました。昨年は不運でしたが、今年はまた大きなチャンスがあります。我々には素晴らしいTS050 HYBRIDがあり、2人の最高のチームメイトがいるので、いつものように自分たちのレースを戦っていきます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    私はツーリングカーで3回世界チャンピオンになっていますが、ル・マンで勝つことは常に私の夢でした。このレースで勝つことは、私のレースキャリアの中でも最高点となるでしょう。最高のチームメイトと共に、最高のチームに所属している今こそ目標は明確であり、それは表彰台の真ん中です。しかしル・マンは非常に困難で、多くのドライバーが惜しいところまで行きながら勝てずにいます。私はTOYOTA GAZOO Racingでル・マンを戦い、勝利を争うことができるという幸運に恵まれましたし、このチャンスをものにすべく全力を尽くします。

    中嶋一貴(8号車):
    ル・マンは私にとって多くの意味を持つ、特別で、唯一無二なレースです。2012年に初めて出場したときから、私にとって最大の目標はこのレースでの勝利でしたが、2018年、2019年と優勝することが出来た今でもそれは変わっておらず、我々全員が勝利という唯一の目標へ向けて突き進んでいます。もちろん2度ル・マンを制することが出来たこと、そして日本人ドライバーとして初めてそれを達成出来たことは光栄です。しかし、私自身はさらに記録を伸ばすことを目指しています。このレースに勝つことがいかに難しいかはとても良く分かっています。何が起こるか分かりませんので、自分の仕事に最大限に集中して挑みます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    ル・マンは今年最大のレースですが、いつもよりも長く待つことになりました。この特別な年にル・マンで戦えるのは幸運ですし、TOYOTA GAZOO Racingのためにも良い結果で終えたいと思っています。我々は2年連続でル・マンを制していますが、もちろん今年の目標も3度目の勝利で、そのために全力を尽くします。今年はファンの皆様のいないコースでのレースとなりますが、我々はその状況にも適応していく必要があります。とはいえ集中力や決意は変わりません。我々は再び勝つために全力を尽くします。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    ル・マンでの勝利、表彰台の最上段に登ることは全てのドライバーにとっての夢です。もちろん、今年は観客の方々がいないなど、いつもとは大きく違うレースになると思いますが、勝利のために求められるファイティングスピリットと、そのチャレンジは変わりません。非常に多くの要素が絡み合うので、チーム全員が一丸となり、それぞれが完璧に自分の仕事をこなさなくてはなりません。長く、厳しい戦いになりますし、何が起こるか分からないので、そのための準備を完璧にする必要があります。

  • F1:セバスチャン・ベッテルにル・マン24時間レース参戦のラブコール

    F1:セバスチャン・ベッテルにル・マン24時間レース参戦のラブコール

    セバスチャン・ベッテルは、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスからル・マン24時間レースに出場するラブコールを受けている。

    スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスは、トヨタとバイコレスとともにFIA 世界耐久選手権でLMP1クラスの後継となるハイパーカークラスを形成することになっている。

    2020年限りでフェラーリF1を離れるセバスチャン・ベッテルは、2021年にアストンマーティンF1にブランドを変えるレーシング・ポイントと契約を結ぶことが広く期待されているが、新しいことに挑戦したくなった場合には、別の選択肢がある。

    「フェラーリは、ドライバーの扱いが悪いという伝統を守り続けているようだね。私はそれをまったく喜ばしいことだとは思わない」と長年マラネロに関わってきたフェラーリ愛好家であるジム・ギリッケンハウスは Dyler.com に語った。

    「セバスチャンがル・マンに来て、我々のために走りたいというならば、彼のためのシートはある!」

    「F1にはあまりあまり興味はない。スタートはOKだし、フィニッシュも問題ないが、中間は単なる行列だ。それにある国の奇妙な独裁政権で開催されたF1レースでシャンパンの泡の中で生きている人々を見れば、私にはあまり合わない」

    「だが、セバスチャンについて知っているのは、彼はやや昔気質の男であり、私はそこが好きだ」

    「昔は、マリオ・アンドレッティ、マーク・ダナヒュー、グラハム・ヒル、そして、最近では、F1、インディ500、スポーツカーなどすべて同じ年にレースに出場したフェルナンド・アロンソのような人々がいる。セバスチャンがそれに手を出して、我々のためにレースをしたいのであれば、私は彼を喜んで迎える」

    「彼にフェラーリほどのお金を払うだけの余裕はないがね」

    ジム・グリッケンハウスは、元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロ大統領、元フェラーリのドライバーであるニーノ・ヴァッカレッラらと交友関係がある。彼の個人的な車のコレクションには、素晴らしいフェラーリがいくつか含まれている。

    彼のコレクションには、フェラーリ・モデューロ・コンセプトカー、1967年にデイトナ24で優勝したフェラーリP34、フェラーリ512 S、ルマンで優勝したフェラーリ412P、ピニンファリーナから委託されたワンオフモデルのフェラーリP4 / 5が含まれる。

    「誤解しないでほしい。私は今もフェラーリと非常に良好な関係を保っている。だが、『あなたのゴルフクラブを持ち運んでもいいですか?』と言うだけの人はたくさんいると思う。逆に本当に考えていることを言う人々も他にはいる」とジム・グリッケンハウスは語る。

    「今、私はフェラーリの内部構造については何も知らないが、部外者として、彼らがドライバーを不適切に扱ってきた長い歴史があることは明らかだ。これは、エンツォが生きていた頃まで遡る」

    「彼が死んだとき、その老人は一部の人々は非常に人々をひどく贈り物を送り、一部の人々には贈り物としてフェラーリを与えたことに気づいたと思う」

    「彼はニーノ・ヴァッカレッラに208 GTB Turboを贈り物としてくれた。タルガ・フローリオの100周年のお祝いに招待されたとき、私は彼からそれを購入してコレクションに残した」

  • マックス・フェルスタッペン、rFactor 2の技術的な不具合に怒り爆発

    マックス・フェルスタッペン、rFactor 2の技術的な不具合に怒り爆発

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、チーム・レッドラインの一員として参加したル・マン24時間バーチャルでrFactor 2の技術的なトラブルによって事実上の戦線離脱。プラットフォームへの怒りを露わにした。

    マクラーレンのF1ドライバーであるランド・ノリスと2人のプロシムレーサーとともにチーム・レッドラインの20号車を走らせたマックス・フェルスタッペンは9時間が経過した時点でレースをリードしていた。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは彼のシミュレーターの画面がフリーズするなどの技術的なトラブルに見舞われて2度のクラッシュ。ピットでの長い修理を強いられた。

    障害が起こった際、マックス・フェルスタッペンの怒りの声がチームメイトのランド・ノリスのストリーミング配信で流れた。

    「クソっ、冗談だろ。ピットにいるけどマシンは完全に壊れている。 rFactor マジふざけんな」

    チーム・レッドラインは、ドライバーをアトツェ・ケルコフに交代したが、今度はAIにマシンのコントロールを奪われ、AIがマシンをクラッシュさせるという不具合。技術的な問題でログインできなくなり、事実上のリタイアに追い込まれた。

    ランド・ノリスは「信じられない…10時間レースをリードしていた、あんな感じでほぼ終わりだ」とTwitterでコメント。

    「ゲームのバグでほぼ終わりだ。戦い続け、何ができるかを見てみよう」

    rFactor 2は、リアルなドライビングの挙動で称賛されているが、長年オンライン環境が不安定なことで知られており、マックス・フェルスタッペンが多く使用しているiRacingと比較されている。

    残り5時間を切ったところで主催者はサーバーを再起動。チーム・レッドラインはレースに復帰したが、最終的に146周遅れの25位でレースを終えた。

    チーム・レッドライン関連:ル・マン24時間バーチャル:Rebellion Williams Esports 1号車が優勝

  • シャルル・ルクレール 「本物のル・マン24時間レースに参戦したくなった」

    シャルル・ルクレール 「本物のル・マン24時間レースに参戦したくなった」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、6月13日・14日に開催されたバーチャルレース『ル・マン24時間バーチャル(24 Hours of Le Mans Virtual)』に参加。結果は振るわなかったが、“本物のル・マン24時間レースに参戦したくなった”と語った。

    新型コロナウイルスの発生により実際のレースは9月末まで延期されたたことを受け、ル・マン24時レースの主催者は総勢200名が参加する世界最大級のオンラインレースを開催した。

    シャルル・ルクレールは、アルファロメオのF1ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ、2人のプロシムレーサーとともにFERRARI – AF CORSE 52号車で参戦。レースでは技術的なトラブルによってピットレーンでマシンが逆さまになるというトラブルもあり、GTEクラス18位、総合52位という成績でレースを終えた。

    それでもシャルル・ルクレールは、耐久レースを楽しんだと語り、いつか本物のル・マン24時間レースに出場したいと語った。

    「みんな、24時間ずっと応援してくれてありがろう」とシャルル・ルクレールはTwitterに投稿。

    「最初の8~9時間はポジションを争えてとても楽しかった。いくつかの問題があって、レースのフィニッシュを目指すだけになってしまったけど、それでも楽しかった。こうなると、本物ル・マン24時間レースに参戦したくなったよ」

    シャルル・ルクレール
    「笑っていいのか泣いていいのか・・・やっとレースに戻れたのに、ピットを出たらクルマが勝手に逆さまになった」(シャルル・ルクレール)

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、VELOCE ESPORTS 1でジャン・エリック・ベルニュと組んで現役F1ドライバーでは最高位となる5位でレースをフィニッシュ。フランス出身のガスリーも将来的なル・マン24時間レースへの参戦に興味があると語った。

    初開催のル・マン24時間バーチャルで5位。バーチャルレースにこんなに興奮するなんて思ってもみなかったよ。とてもクールな体験だった。いつか本物にも参加したいね! でも、今は寝る時間だ・・・」

    ピエール・ガスリーは、ル・マン24時間バーチャルをフィニッシュした後、F1の公式イベントであるF1バーチャル・カナダGPにも参戦。予選でペナルティを受けて17番手からスタートしたガスリーは、決勝でもペナルティを多数受けたことで失格となった。

    ピエール・ガスリー関連:ル・マン24時間バーチャル:Rebellion Williams Esports 1号車が優勝

  • ル・マン24時間バーチャル:Rebellion Williams Esports 1号車が優勝

    ル・マン24時間バーチャル:Rebellion Williams Esports 1号車が優勝

    ル・マン24時間レースの公式バーチャルレース『ル・マン24時間バーチャル(24 Hours of Le Mans Virtual)』が6月13日・14日に24時間にわたって行われ、REBELLION WILLIAMS ESPORT 1号車(ルイ・デレトラズ/ラファエレ・マルチェロ/Nikodem Wisniewski/Kuba Brzezinski)が総合優勝を果たした。

    新型コロナウイルスの感染拡大によって9月19~20日に延期されたル・マン24時間レースにの代わりとしてACOフランス西部自動車クラブは総勢200名が参加する世界最大級のオンラインレースを開催。

    ルマン24時間バーチャルは、4人のドライバーで構成されるチームで最低2人のプロのドライバーと最大2人のシミュレーターで構成される必要がある。レースはゲームプラットフォーム rFactor 2 で使用される。レースはLMP2とGTEの2つのクラスで争われ、各カテゴリーで最大50台のマシンがレースに参加。マシンは、LMP2がオレカ07、GTEはポルシェ911 RSR、アストンマーティン・バンテージAMR GTE、シボレー・コルベットC7.R、フェラーリ488 GTEの4車種から選択でき、チームはカラーを自由に選択できる。

    ドライバーの変更は必須。各ドライバーは、最低4時間、最大7時間運転する必要がある。さらに、レースは天候が変化する中で行われ、破損したマシンはピットで修理することができる。チームはパフォーマンスを最適化するために独自の設定を調整できる。給油とタイヤ交換が必須。戦略がレースの中心となる。

    レースは、NBAのバスケットボール選手であるトニー・パーカーがスタートフラッグを担当。ポールポジションのBYKOLLES – BURST ESPORT 4号車を先頭にレースがスタート。クラッシュやオンラインレースならではの回線トラブルが多数発生する展開となった。

    優勝はREBELLION WILLIAMS ESPORT 1号車。レースの大半をリードして記念すべきル・マン24時間バーチャルを制した。

    2位にはBYKOLLES – BURST ESPORT(トム・ディルマン/エステバン・グエリエリ/Jernej Simon/Jesper Pedersen)、3位にはREBELLION WILLIAMS ESPORT 13号車(アグスティン・カナピノ/ジャック・エイトケン/Alex Arana/Michael Romanidis)が続き、WILLIAMS ESPORTとタッグを組んだレベリオンがダブル表彰台を獲得した。

    TOYOTA GAZOO RACINGは、8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/山下健太/Yuri Kasdorp)が11位、7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス/Maxime Brient)が14位だった。また、TOYOTA GAZOO RACING ARG(ネルソン・ピケJr./ジュリアン・サンテロ/Fabrizio Gobbi/Moreno Sirica)はリタイアに終わった。

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが参加したVELOCE ESPORTS 1は5位、ジェンソン・バトンのTEAM ROCKET ZANSHOは9位、フェルナンド・アロンソとルーベンス・バルチェロが組んだFA/RB ALLINSPORTSは17位、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスが組んだTEAM REDLINE 20号車は25位でレースを終えた。

    GTEクラスは、PORSCHE ESPORTS TEAM 93号車が優勝。2位にはASTON MARTIN RACING 95号車、3位にハースF1チームのロマン・グロージャンのチームであるR8G ESPORTS TEAMが続いた。

    フェリペ・マッサとジャンカルロ・フィジケラが組んだSTRONG TOGETHERはクラス8位、総合36位、シャルル・ルクレールとアントニオ・ジョビナッツィが組んだFERRARI – AF CORSE 52号車はGTEクラス18位、総合52位だった。

    ル・マン24時間バーチャル 結果

      Class N° TEAM DRIVER
    1 LMP 1 REBELLION WILLIAMS ESPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    ルイ・デレトラズ
    ラファエレ・マルチェロ
    Nikodem Wisniewski
    Kuba Brzezinski
    2 LMP 4 BYKOLLES – BURST ESPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    トム・ディルマン
    エステバン・グエリエリ
    Jernej Simon
    Jesper Pedersen
    3 LMP 13 REBELLION WILLIAMS ESPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    アグスティン・カナピノ
    ジャック・エイトケン
    Alex Arana
    Michael Romanidis
    4 LMP 33 2 SEAS MOTORSPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    イーサ・ビン・アブドラ・アルカリファ
    オリバー・ローランド
    Rory MacDuff
    Devin Braune
    5 LMP 24 VELOCE ESPORTS 1
    (Oreca 07 LMP2)
    ジャン・エリック・ベルニュ
    ピエール・ガスリー
    Jarno Opmeer
    Isaac Gillissen
    6 LMP 3 REBELLION WILLIAMS ESPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    イェ・イーフェイ
    アーサー・ロジャー
    Isaac Price
    Jack Keithley
    7 LMP 30 E-TEAM WRT
    (Oreca 07 LMP2)
    ドリス・ファントール
    ケルビン・ファン・デル・リンデ
    Fabrice Cornelis
    Arne Schoonvliet
    8 LMP 46 TDS E RACING MOTUL
    (Oreca 07 LMP2)
    ラリー・テン・フールデ
    ギド・ヴァン・デル・ガルデ
    Alex Siebel
    Dennis Jordan
    9 LMP 23 TEAM ROCKET ZANSHO
    (Oreca 07 LMP2)
    ジェンソン・バトン
    アレックス・バンコム
    Jan von der Heyde
    Matt Richards
    10 LMP 17 IDEC SPORT RACING
    (Oreca 07 LMP2)
    ポール・ルー・シャタン
    リチャード・ブラッドレイ
    フランコ・コラピント
    Josh Purwien
    11 LMP 8 TOYOTA GAZOO RACING
    (Oreca 07 LMP2)
    セバスチャン・ブエミ
    ブレンドン・ハートレー
    山下健太
    Yuri Kasdorp
    12 LMP 31 PANIS RACING TRIPLE A
    (Oreca 07 LMP2)
    トリスタン・ヴォーティエ
    ニコラス・ジャマン
    Hany Alsabti
    Thibault Cazaubon
    13 LMP 16 VELOCE ESPORTS 2
    (Oreca 07 LMP2)
    ノーマン・ナトー
    ストフェル・バンドーン
    Eamonn Murphy
    Tomek Poradzisz
    14 LMP 7 TOYOTA GAZOO RACING
    (Oreca 07 LMP2)
    マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    Maxime Brient
    15 LMP 38 JOTA TEAM REDLINE
    (Oreca 07 LMP2)
    アントニオ・ダ・コスタ
    フェリック・ローゼンクヴィスト
    Rudy van Buren
    Kevin Siggy
    16 LMP 37 JOTA TEAM REDLINE
    (Oreca 07 LMP2)
    ウィル・スティーブンス
    ガブリエル・オーブリー
    Aleksi Uusi-jaakkola
    Dominik Farber
    17 LMP 14 FA/RB ALLINSPORTS
    (Oreca 07 LMP2)
    フェルナンド・アロンソ
    ルーベンス・バリチェロ
    Olli Pahkala
    Jarl Teien
    18 LMP 2 REBELLION WILLIAMS ESPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    グスタボ・メネゼス
    ブルーノ・セナ
    Petar Brljak
    Dawid Mroczek
    19 LMP 50 RICHARD MILLE RACING TEAM
    (Oreca 07 LMP2)
    キャサリン・レッグ
    タチアナ・カルデロン
    ソフィア・フローシュ
    Emily Jones
    20 LMP 12 MPI-ZANSHO
    (Oreca 07 LMP2)
    マックス・パピス
    ピエトロ・フィッティパルディ
    トニー・カナーン
    Siedo Weijer
    21 LMP 42 COOL RACING
    (Oreca 07 LMP2)
    ニコラ・ラピエール
    アントニン・ボルガ
    Erwan Barbier
    Maxime Scalabrini
    22 LMP 9 PANIS RACING TRIPLE A
    (Oreca 07 LMP2)
    オリビエ・パニス
    オーレリアン・パニス
    Adam Pinczes
    Nuno Pinto
    23 LMP 15 MULTIMATIC ZANSHO
    (Oreca 07 LMP2)
    アンディ・プリオール
    セバウチャン・ブリオール
    Mike Epps
    Olivier Fortin
    24 LMP 22 UNITED AUTOSPORTS
    (Oreca 07 LMP2)
    フェリペ・アルバカーキ
    アレックス・ブランドル
    Job van Uitert
    Tom Gamble
    25 LMP 20 TEAM REDLINE
    (Oreca 07 LMP2)
    マックス・フェルスタッペン
    ランド・ノリス
    Atze Kerkhof
    Greger Huttu
    26 LMP 36 SIGNATECH ALPINE ELF
    (Oreca 07 LMP2)
    トーマス・ローラン
    アンドレ・ネグラオ
    Pierre Ragues
    Nicolas Longuet
    27 LMP 6 TEAM PENSKE
    (Oreca 07 LMP2)
    ファン・パブロ・モントーヤ
    シモン・パジェノー
    デイン・キャメロン
    リッキー・テイラー
    28 LMP 21 AXLE MOTORSPORT
    (Oreca 07 LMP2)
    アレックス・ユーン
    アリスター・ユーン
    Muhammad Naquib
    Mohammad Aleef
    29 GTE 93 PORSCHE ESPORTS TEAM
    (Porsche 911 RSR)
    ニック・タンディ
    イハンキャン・グーベン
    Joshua Rogers
    Tommy Ostgaard
    30 GTE 95 ASTON MARTIN RACING
    (Aston Martin Vantage GTE)
    ニッキー・ティーム
    リチャード・ウェストブルック
    ラッセ・ソーレンセン
    Manuel Biancolilla
    31 GTE 80 R8G ESPORTS TEAM
    (Corvette C7.R)
    ダニエル・ジュンカデラ
    マティアス・ベシェ
    Erhan Jajovski
    Risto Kappet
    32 GTE 64 CORVETTE RACING
    (Corvette C7.R)
    トミー・ミルナー
    ヤン・マグヌッセン
    デニス・リンド
    Alen Terzic
    33 GTE 88 DEMPSEY-PROTON RACING
    (Porsche 911 RSR)
    リカルド・ペラ
    レーク・ハルトゲ
    Michael Francesconi
    Kevin van Dooren
    34 GTE 63 CORVETTE RACING
    (Corvette C7.R)
    ジョーダン・テイラー
    ニッキー・キャツバーグ
    Alex Voss
    Laurin Heinrich
    35 GTE 71 FERRARI – AF CORSE
    (Ferrari 488 GTE)
    ミゲル・モリーナ
    デビッド・ペレル
    Danilo Santoro
    Jordy Zwiers
    36 GTE 54 STRONG TOGETHER
    (Ferrari 488 GTE)
    フランチェスコ・.カステラッツィ
    ジャンカルロ・フィジケラ
    フェリペ・マッサ
    Tony Mella
    37 GTE 57 TEAM PROJECT 1
    (Porsche 911 RSR)
    フェリペ・フラガ
    マッテオ・カイロリ
    Tim Neuendorf
    Zbigniew Siara
    38 GTE 98 ASTON MARTIN RACING
    (Aston Martin Vantage GTE)
    ダレン・ターナー
    ロス・ガン
    ジョナサン・アダム
    Giuseppe de Fuoco
    39 GTE 92 PORSCHE ESPORTS TEAM
    (Porsche 911 RSR)
    ジャクソン・エヴァンス
    マット・キャンベル
    Mack Bakkum
    Jeremy Bouteloup
    40 GTE 91 PORSCHE ESPORTS TEAM
    (Porsche 911 RSR)
    アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    Mitchell DeJong
    Martti Pietila
    41 GTE 99 FEED RACING
    (Corvette C7.R)
    シモン・ピラーテ
    テオ・プールシャール
    Axel Petit
    Alexandre Vromant
    42 GTE 97 ASTON MARTIN RACING
    (Aston Martin Vantage GTE)
    アレックス・リン
    チャーリー・イーストウッド
    ハリー・ティンクネル
    Tiziano Brioni
    43 GTE 51 FERRARI – AF CORSE
    (Ferrari 488 GTE)
    ニクラス・ニールセン
    フェデリコ・レオ
    Kasper Stoltze
    Amos Laurito
    44 GTE 56 TEAM PROJECT 1
    (Porsche 911 RSR)
    ローレンツ・ホール
    デビッド・コルクマン
    Dany Giusa
    Lukas Müller
    45 GTE 67 MAHLE RACING TEAM
    (Aston Martin Vantage GTE)
    フェルディナント・ハプスブルク
    ジェイミー・チャドウィック
    Jimmy Broadbent
    Kevin Rotting
    46 GTE 52 FERRARI – AF CORSE
    (Ferrari 488 GTE)
    シャルル・ルクレール
    アントニオ・ジョビナッツィ
    Enzo Bonito
    David Tonizza
    47 GTE 86 GULF RACING
    (Porsche 911 RSR)
    ベンジャミン・バーカー
    アンドリュー・ワトソン
    Adam Maguire
    Eros Masciulli
    48 LMP 18 VELOCE ESPORTS 3
    (Oreca 07 LMP2)
    サッシャ・フェネストラズ
    ライアン・ティベター
    James Baldwin
    Tom Lartilleux
    49 LMP 10 TOYOTA GAZOO RACING ARG
    (Oreca 07 LMP2)
    ネルソン・ピケJr.
    ジュリアン・サンテロ
    Fabrizio Gobbi
    Moreno Sirica
    50 GTE 94 PORSCHE ESPORTS TEAM
    (Porsche 911 RSR)
    パトリック・ピレ
    シモーナ・デ・シルベストロ
    Martin Krönke
    David Williams