カテゴリー: F1日本GP

  • F1日本GP予選Q2 フェルスタッペン敗退 リンドブラッドが弾き出す波乱

    F1日本GP予選Q2 フェルスタッペン敗退 リンドブラッドが弾き出す波乱

    2026年F1日本GP予選Q2は、まさかの大波乱となった。マックス・フェルスタッペンが敗退し、さらにルーキーのアービッド・リンドブラッドがQ3進出を決めるという劇的な展開が鈴鹿で繰り広げられた。

    メルセデス、フェラーリ、マクラーレンが上位争いを展開する中で、中団グループは再び僅差の攻防となり、最後の1周で明暗が大きく分かれる結果となった。

    フェルスタッペン敗退 レッドブルの不調が露呈
    最大の衝撃は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが11番手でQ2敗退を喫したことだ。

    セッション中からマシンの挙動に苦しんでおり、「マシンに何か問題があると思う。完全にドライブできない状態だった」と無線で訴える場面もあった。

    最終アタックでは一時はQ3圏内に踏みとどまったものの、他車のタイム更新により押し出される形で脱落。今週末を通じて指摘されてきたパフォーマンス不足が決定的に表れた形となった。

    リンドブラッド躍進 鈴鹿でQ3進出
    その一方で大きなインパクトを残したのが、アービッド・リンドブラッドだ。

    最終ラップでタイムを伸ばし10番手に浮上。これによりフェルスタッペンを押し出し、見事Q3進出を果たした。初めて走る鈴鹿でのこの結果は驚きであり、元F1ドライバーのジョリオン・パーマーも「驚異的な仕事だ」と評価した。

    フェラーリとマクラーレンが拮抗
    上位争いではシャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリが互いにトップタイムを更新し合う接戦となった。

    ルクレールはセッション終盤にトップに立ち、フェラーリがポール争いに絡む速さを示した。一方でピアストリも新品タイヤで強力なラップを記録し、マクラーレンの競争力も際立った。

    メルセデス勢も安定して上位に位置し、キミ・アントネッリは引き続き高いパフォーマンスを維持。三つ巴の争いはQ3に持ち越されることとなった。

    中団は再び僅差 勝負は最終ラップへ
    中団グループでは最後のアタックまで順位が確定しない混戦となった。

    ニコ・ヒュルケンベルグは最終セクターでタイムを伸ばせず12番手に後退。エステバン・オコンやリアム・ローソン、フランコ・コラピント、カルロス・サインツJr.も僅差の中で敗退となった。

    わずかなミスやセクタータイムの差が、そのまま脱落に直結するシビアな展開だった。

    Q2敗退ドライバー
    ■ 11番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    ■ 12番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    ■ 13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ■ 14番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ 15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    ■ 16番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)

    フェルスタッペンの敗退という波乱を経て、予選は最終決戦のQ3へ。若手の台頭と勢力図の変化が交錯する中、ポールポジション争いはさらに激しさを増していく。

  • F1日本GP 予選Q1 アストンマーティン・ホンダは最下位敗退

    F1日本GP 予選Q1 アストンマーティン・ホンダは最下位敗退

    2026年F1日本GP予選Q1は波乱の展開となったが、その中でも中団勢の明暗と勢力図の変化が色濃く表れるセッションとなった。

    鈴鹿サーキットで行われた予選最初の18分間は、上位勢が比較的余裕を持って通過する一方で、中団から下位にかけてはわずかコンマ1秒台の差で順位が入れ替わる緊迫した争いとなった。

    ベアマン敗退 中団争いの厳しさ露呈
    今回のQ1で最も大きな出来事のひとつは、ハースF1チームのオリバー・ベアマンの敗退だった。

    ここまでの2戦で印象的なパフォーマンスを見せてきたベアマンだが、この日はトラフィックやタイミングの影響もあり、Q1で姿を消す結果となった。前日にはトップ10入りが見える速さを示していただけに、わずかな差が結果を大きく左右する現実が浮き彫りとなった。

    アストンマーティン低迷 想定内でも深刻さは際立つ
    アストンマーティン勢のQ1敗退は、ここまでの流れを踏まえれば決して驚きではない結果だった。

    しかし、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台が揃って下位に沈んだ事実は、チームのパフォーマンス不足の深刻さを改めて示している。

    信頼性面では改善の兆しが見られる一方で、純粋なスピードでは明確に中団争いから後退しており、鈴鹿でもその傾向が変わらなかった。

    僅差の攻防 コラピントが生き残る
    中団グループでは最後の最後まで順位が入れ替わる展開となった。

    フランコ・コラピントは終盤にタイムを更新し16番手に浮上。これによりアレクサンダー・アルボンがわずか0.052秒差で敗退圏に押し出される形となった。

    コンマ1秒に満たない差が明暗を分ける、予選Q1らしいシビアな争いだった。

    上位勢は余力 メルセデスとフェラーリが主導
    上位ではシャルル・ルクレールがセッション終盤にトップタイムを記録し、フェラーリが存在感を示した。

    一方でメルセデス勢は走行タイミングをコントロールしながら確実に通過。キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルはいずれも余裕を持ってQ2進出を決めており、依然としてポール争いの中心にいることを印象づけた。

    Q1敗退ドライバー
    ■ 17番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    ■ 18番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    ■ 19番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    ■ 20番手:バルテリ・ボッタス(アウディ)
    ■ 21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ■ 22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)

    中団の僅差バトルが勝敗を分けた今回のQ1。勢力図は依然として流動的であり、予選後半ではメルセデス、フェラーリ、マクラーレンによるトップ争いが本格化していく。

  • F1日本GP予選 展開:フェルスタッペン敗退 メルセデス独走体制

    F1日本GP予選 展開:フェルスタッペン敗退 メルセデス独走体制

    2026年F1日本GP予選は、キミ・アントネッリがポールポジションを獲得。チームメイトのジョージ・ラッセルを抑え、メルセデスがフロントロウを独占した。

    3番手にオスカー・ピアストリ、4番手にシャルル・ルクレールが続き、決勝はメルセデス対フェラーリ/マクラーレンの構図が濃厚となっている。鈴鹿はオーバーテイクが難しいコースであり、スタートとトラックポジションが勝敗を大きく左右する展開が予想される。

    Q1:ベアマン敗退 アストンマーティンは苦戦
    Q1ではアレクサンダー・アルボン、オリバー・ベアマン、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールが敗退した。

    特にベアマンは僅差での敗退となり、これまで好調だった流れが途切れる結果となった。またアストンマーティンは2台揃って敗退し、パフォーマンス不足が露呈した。

    Q2:フェルスタッペン衝撃の敗退 レッドブル苦境
    Q2ではマックス・フェルスタッペンが11番手で敗退。エステバン・オコン、ニコ・ヒュルケンベルグ、リアム・ローソン、フランコ・コラピント、カルロス・サインツJr.もここで姿を消した。

    フェルスタッペンは「マシンは完全にドライブ不能だった」と不満を示し、レッドブルは深刻なパフォーマンス問題を抱えている状況だ。アイザック・ハジャーは辛うじてQ3進出を果たしたが、チーム全体としては厳しい予選となった。

    Q3:アントネッリ圧巻 ラッセルはセットアップミス
    最終セッションではアントネッリが1分28秒台のラップで主導権を握り、そのままポールを確定させた。ラッセルも2回のアタックを行ったが届かず、2番手に留まった。

    トト・ヴォルフはラッセルの不振について「セットアップがフロント寄りになりすぎた。我々のミスだ」と認めており、決勝でも不利を抱える可能性がある。

    ピアストリは3番手につけ、マクラーレンの復調を印象づけた一方、フェラーリは最終セクターでタイムを失い、ルクレールは4番手に留まった。

    スタートが勝負の鍵 フェラーリの加速に注目
    鈴鹿は伝統的にオーバーテイクが難しく、スタートが極めて重要となる。特にフェラーリは発進性能に優れており、ルクレールとルイス・ハミルトンが序盤でポジションを上げる可能性がある。

    一方でメルセデスはクリーンエアでのレースペースに優位性があり、先頭を守れればそのまま逃げ切る展開も十分に考えられる。

    決勝展望 メルセデス内対決か、それとも波乱か
    アントネッリは今季2勝目を狙うが、過去のスタートでは課題も見せており、序盤の立ち上がりが最大の焦点となる。

    ラッセルがフェラーリ勢との争いに巻き込まれれば、アントネッリが独走する可能性もある。一方でピアストリが好スタートを決めれば、メルセデス2台の間に割って入りレースをかき乱す存在となる。

    中団ではピエール・ガスリーが有力なポイント争いの中心となり、レッドブル勢やルーキー勢の追い上げにも注目が集まる。

    決勝はスタートから大きく流れが動く可能性が高く、今季のタイトル争いを占う重要な一戦となる。

    日本グランプリ アンドレア・キミ・アントネッリ

    2026年F1日本グランプリ 予選

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.ランド・ノリス(マクラーレン)
    6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    7.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    8.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    10.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    11.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    12.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    16.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    17.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    18.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    19.セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • 鈴鹿サーキット F1日本GP後にタイヤテスト開催 レッドブルとRB参加

    鈴鹿サーキット F1日本GP後にタイヤテスト開催 レッドブルとRB参加

    鈴鹿サーキットは、F1タイヤテストを3月31日(火)と4月1日(水)の2日間にわたりレーシングコースで実施すると発表した。一般来場者も観覧可能で、入園券を購入すれば走行を間近で見ることができる。

    走行時間は両日ともに午前9時から13時、午後14時から17時30分までを予定。メインゲート横の観戦者専用ゲートは午前8時40分にオープンする。なお、スケジュールは変更される可能性がある。

    今回のテストには、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの2チームが参加予定。2026年シーズンのタイヤ開発に向けた重要な走行機会となる。

    観覧には鈴鹿サーキットパークの入園券が必要で、WEB価格は大人(高校生以上)2,400円、子ども(小中学生)1,200円、幼児(3歳~未就学児)1,000円。2026年F1日本グランプリの観戦券では入場できず、別途入園料が必要となる。

    観戦エリアは仮設スタンドを除く全観戦席およびエリアに加え、有料のVIPスイートも利用可能。VIPスイートはレーシングコースを一望できる空調完備の施設で、ドリンク付きで観覧できる。

    なお、パドックエリアおよび仮設スタンドへの立ち入りはできない。今回のテストは、グランプリ週末とは異なる形でF1マシンの走行を楽しめる貴重な機会となりそうだ。

  • F1日本GP フリー走行3回目ハイライト動画:アントネッリが週末最速でトップ

    F1日本GP フリー走行3回目ハイライト動画:アントネッリが週末最速でトップ

    キミ・アントネッリが、鈴鹿サーキットで行われた2026年F1日本GPフリー走行3回目でトップタイムを記録した。メルセデスはジョージ・ラッセルが2番手に続き、予選を前に最も強い位置につけた。

    セッション終盤にかけてタイムは大きく更新されていき、アントネッリはこの週末ここまでの最速となる1分29秒362をマーク。ラッセルに0.254秒差をつけ、3番手のシャルル・ルクレールには0.8秒以上の差を築いた。

    アントネッリが週末最速でトップ
    メルセデスは最終プラクティスで再びタイムシートの頂点に立った。アントネッリがトップ、ラッセルが2番手に入り、チームとして予選へ向けて万全の流れを作った。

    アントネッリの1分29秒362は、この週末ここまでで最速のラップとなった。メルセデス勢の1-2という結果は、鈴鹿での一発の速さを改めて印象づける内容だった。

    ルクレール3番手 ピアストリも上位に
    フェラーリではシャルル・ルクレールが3番手に入り、トップ3を確保した。ただしアントネッリとの差は8分の1秒ではなく、0.8秒以上と小さくはなかった。

    マクラーレンではオスカー・ピアストリが4番手につけ、引き続き上位圏を維持した。一方でチームメイトのランド・ノリスは、ERS(エンジン回生システム)のトラブルによりセッションのかなりの時間を失った。それでも6番手に食い込んだが、走行距離の面では予選前に不利な状況となった。

    アウディが好調 ハースにはヒヤリとする場面
    アウディはニコ・ヒュルケンベルグが7番手、ガブリエル・ボルトレトが9番手に入り、予選へ向けて好材料を手にした。2台そろってトップ10圏内に入ったことで、鈴鹿での競争力を示す内容となった。

    一方、ハースF1チームのオリバー・ベアマンはスプーン立ち上がりでコースをややワイドに使い、大きく姿勢を乱す場面があった。それでもスピンは回避し、危ういシーンを何とか切り抜けている。

    予選はこのあと15時にスタートする。最終プラクティスを終えた時点では、メルセデスがポールポジション争いの中心にいると言えそうだ。

    動画の公開は終了しました
  • 2026年F1日本GPガイド 鈴鹿サーキット攻略の重要データと見どころ

    2026年F1日本GPガイド 鈴鹿サーキット攻略の重要データと見どころ

    2026年F1第3戦日本GPが、三重県・鈴鹿サーキットで開催される。今季は開幕2戦を終えた段階でメルセデスが連続ワンツーを達成し、勢力図にも大きな変化が見られる中で迎える重要な一戦となる。

    決勝は3月29日に53周で争われる。高速かつテクニカルなレイアウトを持つ鈴鹿は、ドライバーの技量とマシンバランスが問われるサーキットであり、2026年の新レギュレーション下ではさらに難易度が増している。

    ■ 鈴鹿サーキット 基本データ
    ・初開催:1987年
    ・コース全長:5.807km
    ・ラップレコード:1分30秒965(アンドレア・キミ・アントネッリ/2025年)
    ・最多ポール:ミハエル・シューマッハ(8回)
    ・最多優勝:ミハエル・シューマッハ(6勝)
    ・特徴:F1唯一の8の字レイアウト
    ・1コーナーまでの距離:342m
    ・2025年のオーバーテイク数:28回
    ・セーフティカー確率:50%
    ・VSC確率:33%
    ・ピットロス:約23.75秒

    鈴鹿サーキット

    ■ ドライバー視点 鈴鹿の攻略ポイント
    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、鈴鹿の本質を「流れ」と表現する。

    「特に第1セクターは流れが重要だ。1コーナーを抜けると明確な基準点はなく、2〜7コーナーの“S字”は完全に感覚頼りになる。グリップを感じながら限界ギリギリでバランスを取る必要がある」

    「デグナーはミスを誘発するコーナーだ。1つ目で速すぎると2つ目で止まれなくなる」

    「スプーンの2つ目は特に難しい。早くアクセルを踏みたくなるが、早すぎると外に膨らんでタイムを失う」

    「130Rは簡単だが、その後のシケインはブレーキングが重要になる」

    高速区間とテクニカルセクションが交錯する鈴鹿では、わずかなミスが大きなタイムロスにつながる。

    ■ 近年の支配 フェルスタッペンの連勝記録
    直近の日本GPではマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さを見せている。

    ■直近ポールポジション
    ・2025年:フェルスタッペン
    ・2024年:フェルスタッペン
    ・2023年:フェルスタッペン
    ・2022年:フェルスタッペン
    ・2019年:ベッテル

    ■直近優勝
    ・2025年:フェルスタッペン
    ・2024年:フェルスタッペン
    ・2023年:フェルスタッペン
    ・2022年:フェルスタッペン
    ・2019年:ボッタス

    近年はポール・トゥ・ウインの傾向が強く、予選結果が決勝の行方を大きく左右するサーキットとなっている。

    ■ タイヤ戦略 カギは新舗装とグレイニング
    ピレリは今週末、最も硬いレンジであるC1〜C3を投入する。

    「高速コーナーと方向転換の連続により、このコースはタイヤにとって最も厳しい部類に入る」

    「新舗装はグリップが低く、特にソフトタイヤではグレイニングが発生する可能性がある」

    「C1が十分なグリップを発揮し、C3が安定すれば全コンパウンドが戦略に関与する」

    「気温が低ければ熱劣化は抑えられ、1ストップ戦略も現実的になる」

    舗装が第2・第3セクターまで拡張されたことで、タイヤの挙動は例年以上に不確定要素が大きい。金曜日の走行が戦略判断の鍵を握る。

    日本グランプリ

    ■ 勢力図 メルセデス優勢も接戦必至
    開幕2戦を制したメルセデスが今週末も中心となる。

    ジョージ・ラッセルがランキング首位に立ち、アンドレア・キミ・アントネッリが中国GPで初優勝を飾るなど、勢いは明らかだ。

    一方でフェラーリも接近しており、上海で初表彰台を獲得したルイス・ハミルトンは鈴鹿5勝の実績を持つ。

    マクラーレンは中国GPで両車DNSと苦戦し、レッドブルもフェルスタッペンのリタイアなど不安を抱える。勢力は流動的であり、鈴鹿がその分岐点となる可能性が高い。

    また、ハースF1チームがランキング4番手につけるなど中団争いも激化。レーシングブルズやアルピーヌ、アウディも含め、ポイント争いは接近している。

    ■ 歴史的名場面 1989年セナ vs プロスト
    鈴鹿といえば、1989年のタイトル決戦が象徴的だ。

    アイルトン・セナとアラン・プロストは130Rからシケインにかけて接触。プロストはその場でリタイアし、セナは一度は優勝するもシケイン不通過により失格となった。

    この一件はF1史に残る最大級の論争のひとつとして語り継がれている。

    2026年仕様のマシンと新たな戦略要素が加わる中、鈴鹿は再びドラマの舞台となる。予選でのわずかな差、そしてエネルギーマネジメントが勝敗を分ける週末となりそうだ。

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  • F1日本GP フリー走行3回目 アントネッリ最速 メルセデス0.8秒差の独走態勢

    F1日本GP フリー走行3回目 アントネッリ最速 メルセデス0.8秒差の独走態勢

    鈴鹿サーキットで行われた2026年F1第3戦日本GPのフリー走行3回目は、メルセデス勢が他を圧倒する形で終了した。

    ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが引き続き高いパフォーマンスを維持し、アントネッリが最速タイムを記録。予選に向けて“2強対決”の構図が色濃くなっている。

    天候の安定したコンディションの中、各チームは予選シミュレーションを中心に最終調整を進めた。信頼性やセットアップに課題を抱えるチームも多く、勢力図の差が明確に表れたセッションとなった。

    アントネッリ最速 メルセデスが完全支配
    セッション終盤、アンドレア・キミ・アントネッリが1分29秒362を記録しトップに立った。

    チームメイトのジョージ・ラッセルに0.254秒差をつけており、両者ともほぼ同条件でのアタックだったことから、純粋な速さでの優位が証明された。

    3番手のシャルル・ルクレールは0.867秒遅れと大きく離され、メルセデスの優位は明確。唯一、1秒以内に入った非メルセデス勢がルクレールのみという状況だった。

    トト・ヴォルフは次のように語った。

    「今回のパフォーマンスには少し驚いている。マシンはとても良かった。特にエス字とコーナーでの改善が大きい」

    「2人が競い合っているのを見るのは素晴らしい」

    フェラーリ追走も差は大きく ハミルトン苦戦続く
    フェラーリはマクラーレンを上回り“第2勢力”の位置につけたが、メルセデスとの差は依然として大きい。

    シャルル・ルクレールは3番手につけたものの、トップからは約0.8秒遅れ。ルイス・ハミルトンは終盤に5番手まで順位を上げたが、それでも1秒以上の差を抱えている。

    鈴鹿で4勝を誇るハミルトンだが、依然としてマシンから最大限のパフォーマンスを引き出しきれていない状況だ。

    マクラーレンに再び信頼性の影 ノリスが大幅ロス
    マクラーレンは速さを見せつつも、信頼性問題に悩まされ続けている。

    ランド・ノリスはバッテリー問題によりセッションの大半を失い、走行開始は残り24分という遅れたタイミングとなった。

    前日には油圧トラブルにも見舞われており、走行不足が深刻な状況。決勝でのペースには期待が持たれる一方で、予選では不利な立場に置かれる可能性が高い。

    一方、オスカー・ピアストリは4番手を記録したが、メルセデス勢からは1秒遅れと、前日の勢いはやや後退した。

    アウディが存在感 トップ10に2台進出
    アウディは信頼性問題を抱えながらも、予選前に好パフォーマンスを披露した。

    ニコ・ヒュルケンベルグが7番手、ガブリエル・ボルトレトがトップ10入りを果たし、2台揃って上位に食い込んだ。

    今季はこれまで決勝で1台しかスタートできていない状況だが、信頼性が確保されれば競争力は十分であることを示した形だ。

    マッティア・ビノットはジョナサン・ウィートリーの後任を探していることも明かしており、体制面でも動きが続いている。

    レッドブル苦戦 フェルスタッペン苛立ち
    レッドブルは依然として苦しい状況が続いている。

    マックス・フェルスタッペンは7番手に沈み、トップからは1.5秒差。無線ではシフトについて「ひどい」と不満を爆発させる場面もあった。

    前戦中国GPに続き、ドライバビリティへの不満は解消されておらず、予選・決勝に向けても課題が残る。

    ハース好調維持 ベアマンはスピンも速さ示す
    ハースF1チームは引き続き好調を維持している。

    オリバー・ベアマンはターン14でスピンを喫したものの、大きなダメージなく走行を継続。チーム代表の小松礼雄は「少し攻めすぎただけ」と冷静に振り返った。

    ヒュルケンベルグの5番手タイムにも影響を与える場面はあったが、チーム全体としては高い競争力を示している。

    予選は“メルセデス対決”の様相へ
    FP3の結果から、ポールポジション争いはメルセデスの2台による一騎打ちとなる可能性が高い。

    フェラーリとマクラーレンが2列目争いを繰り広げる構図の中、アウディやハースがどこまで食い込めるかも注目ポイントとなる。

    予選に最も満足して臨むチームは明らかにメルセデスだが、その優位がどこまで続くのか。鈴鹿の一発勝負が、その真価を問うことになる。

    日本グランプリ

    2026年F1日本GP フリー走行3回目 結果

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分29秒362(18周)
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分29秒616(17周)
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分30秒229(20周)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分30秒364(19周)
    5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分30秒383(23周)
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分30秒600(13周)
    7.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分30秒658(21周)
    8.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分30秒910(22周)
    9.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分31秒000(21周)
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分31秒082(20周)
    11.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分31秒094(21周)
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分31秒097(21周)
    13.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分31秒288(17周)
    14.エステバン・オコン(ハース) – 1分31秒326(22周)
    15.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分31秒558(18周)
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分31秒733(20周)
    17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分31秒829(25周)
    18.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分31秒854(26周)
    19.バルテリ・ボッタス(キャデラック) – 1分32秒503(20周)
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック) – 1分32秒540(18周)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分33秒485(19周)
    22.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分33秒529(14周)

  • ランド・ノリス F1ペナルティ危機 マクラーレンPU上限到達

    ランド・ノリス F1ペナルティ危機 マクラーレンPU上限到達

    ランド・ノリス(マクラーレン)は2026年F1シーズン開幕からわずか3戦で、パワーユニット関連コンポーネントの使用上限に到達し、グリッド降格ペナルティの瀬戸際に立たされている。

    現時点でドライバーズランキング6位(15ポイント)と苦戦が続く中、信頼性トラブルが状況をさらに悪化させており、今後の戦いに大きな影響を及ぼす可能性がある。

    FIAのレギュレーションでは、エナジーストアおよびコントロールエレクトロニクスはシーズンあたり3基まで使用可能と定められているが、ノリスはすでに両コンポーネントの上限に到達。これにより、今後いずれかを4基目に交換した場合、初回で10グリッド降格のペナルティが科される。

    さらに、それ以降の交換では5グリッド降格が追加されるため、シーズン序盤から極めて厳しい状況に追い込まれている。

    この事態の発端となったのは中国GPでのトラブルだった。レース前に発生したバッテリーの重大な不具合により、エナジーストアは完全に機能停止。ソフトウェアの問題によって修復不能な状態となり、シーズン割り当ての3分の1を一度に失う結果となった。

    続く日本GPでも問題は収まらなかった。フリー走行2回目では油圧系トラブルにより20分以上ガレージに留まり、十分な走行時間を確保できなかった。

    さらにチームはフリー走行3回目を前に再びパワーユニットの交換を余儀なくされ、準備不足のまま週末を迎えることになった。

    序盤で露呈した信頼性の脆さ
    マクラーレンは2026年の新レギュレーション下で競争力を見せつつあるが、その一方で信頼性面の課題が顕著となっている。

    特に電力系統のトラブルは致命的であり、エネルギーマネジメントが重要となる現行レギュレーションにおいては、単なるパフォーマンス不足以上に大きなリスクとなる。

    ノリスにとっては、今後のレースでトラブルを回避し続ける必要がある“綱渡り”の状況だ。わずかな不具合でも即座にペナルティに直結するため、タイトル防衛を目指す上で極めて厳しい立場に追い込まれている。

  • F1日本GP フリー走行3回目 結果・タイムシート アントネッリが最速

    F1日本GP フリー走行3回目 結果・タイムシート アントネッリが最速

    2026年F1日本GP フリー走行3回目の結果・タイムシート。3月28日(土)に鈴鹿サーキットで2026年のF1世界選手権 第3戦 日本グランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、ランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手だった

    ■ メルセデスが圧倒的優位 FP3で他を大きく引き離す
    アントネッリがトップ、ラッセルも続きワンツー体制。3番手ルクレールは0.867秒差と大きく離され、メルセデスが頭ひとつ抜けた存在となった。

    ■ ポール争いは“メルセデス内戦”の様相
    他チームが僅差で並ぶ中、メルセデスだけが別次元の速さ。予選はアントネッリとラッセルによる一騎打ちの可能性が高まっている。

    ■ フェラーリとマクラーレンは接戦も差は歴然
    ハミルトンはピアストリに0.019秒差、ヒュルケンベルグとノリスも僅差と中団上位は拮抗。ただしトップとの差は依然大きい。

    ■ ハミルトンは5番手浮上も1秒差の壁
    セッション終盤にタイムを伸ばし5番手へ。しかし首位からは1秒以上遅れ、マシンの完成度にはまだ課題が残る。

    ■ フェルスタッペン苦戦 セットアップに不満爆発
    無線で「ひどい」と不満を吐露し、さらに放送できない発言も飛び出す状況。7番手ながらトップから1.5秒差と厳しい内容となった。

    ■ ベアマンがスピン ソフトアタック不発
    ターン14でスピンしタイヤをフラットスポット。ミディアムに戻したことで、ソフトでの代表的タイムを記録できずに終わった。

    ■ アウディ勢が存在感 ヒュルケンベルグ5番手
    ヒュルケンベルグが5番手、ボルトレトもトップ10入り。安定した速さを見せ、予選でも上位争いに加わる可能性を示した。

    ■ ノリスはトラブルから挽回も出遅れ
    バッテリー問題で走行が遅れたが終盤に走行再開。ただし周回不足が響き、十分なアタック準備ができたとは言い難い。

    ■ アントネッリが絶好調 週末通して安定感
    初優勝後の週末でも速さと安定感を維持。ラッセルと互角以上の走りで、チーム内対決の主役として存在感を強めている。

    日本グランプリ

    F1日本グランプリ フリー走行3回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分29秒362   18
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分29秒616 0.254 17
    3 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分30秒229 0.867 20
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分30秒364 1.002 19
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分30秒383 1.021 23
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分30秒600 1.238 13
    7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分30秒658 1.296 21
    8 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分30秒910 1.548 22
    9 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分31秒000 1.638 21
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分31秒082 1.720 20
    11 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分31秒094 1.732 21
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分31秒097 1.735 21
    13 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分31秒288 1.926 17
    14 31 エステバン・オコン ハース 1分31秒326 1.064 22
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分31秒558 2.196 18
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分31秒733 2.371 20
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分31秒829 2.397 25
    18 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分31秒854 2.467 26
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分32秒503 3.141 20
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分32秒540 3.178 18
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分33秒485 4.123 19
    22 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分33秒529 4.167 14
  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1母国戦で完走誓う「全周回を走り切りたい」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1母国戦で完走誓う「全周回を走り切りたい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1日本GPで、第1子が誕生したことを明かした。木曜のメディアデーを欠席していたアロンソは、金曜に鈴鹿入りし、フリー走行2回目後の取材で「本当に特別な瞬間だった」と心境を語った。

    アストンマーティンは木曜の時点で、アロンソが「家族に関する個人的な事情」で週末への到着が少し遅れると説明していたが、詳細は明かしていなかった。

    アロンソが父親になった喜びを語る
    フェルナンド・アロンソは、金曜朝に日本へ到着した直後の状況について次のように語った。

    「今朝到着したばかりなので、少し時差ボケがある。でも、こうしてここに来た。FP2を終えたところで、数時間後には眠る時間だ。ヨーロッパの夜を飛ばしてきたような感じだ」

    アロンソは、パートナーのメリッサ・ヒメネスと赤ちゃんの状態が良好であることも明かした。

    「何か特別に想像していたわけではない。物事は起きるべくして起きるものだし、すべてがうまくいくかどうかには少しストレスや心配もある」

    「幸い、母親も赤ちゃんも無事だった。本当にうれしいし、とても特別な瞬間だった」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1

    鈴鹿での走行後は現実的な評価
    木曜のメディア対応を欠席したアロンソは、金曜の走行ではフリー走行1回目を見送り、午後のフリー走行2回目からアストンマーティンのマシンに乗り込んだ。この日のアロンソは19番手で走行を終え、チームメイトのランス・ストロールを2つ上回った。

    その一方で、マシンの感触については厳しい見方を崩していない。

    「さて、仕事に戻って、ここで何ができるかを見ていく。FP2では、マシンにすごく良い感触があったわけではないし、以前とほとんど同じような状態だと思う」

    「いくつかアップグレードパーツを持ち込んだが、ここまでのテストや走った周回の中では、大きな違いは感じなかった。だから、パフォーマンス面ではまだかなり後れを取っているし、今夜改善するために作業しなければならない」

    ホンダの母国戦で完走を目指す
    アロンソは、鈴鹿がホンダにとってのホームレースであることにも触れ、苦しい状況の中でもチームを支えていく姿勢を示した。

    「ホンダにとってもホームレースだし、僕たちが今経験しているような難しい時期だからこそ、ここにいて、彼らを支えなければならない」

    「そして、できれば今季初めてレースを完走したい。すべての周回を走り切ることが目標だ」