2026年F1第13戦イタリアGPの決勝ハイライト動画が、F1公式サイトで公開された。モンツァで行われた53周のレースは、赤旗中断や激しいオーバーテイク、戦略を分けたVSC(バーチャル・セーフティカー)など、最後まで目の離せない展開となった。
勝利を飾ったのはメルセデスのキミ・アントネッリ。PU交換によるグリッド降格で19番手からスタートしながら猛烈な追い上げを見せ、終盤にチームメイトでタイトル争いのライバルでもあるジョージ・ラッセルを逆転。母国イタリアで劇的な勝利を挙げた。
赤旗からメルセデス同士の激闘まで凝縮
スタートではポールポジションのピエール・ガスリーが首位を守った一方、フェラーリのルイス・ハミルトンはチームメイトのシャルル・ルクレールとの激しい攻防で順位を落とした。
さらに2周目、ルクレールがパラボリカでマシンのリアを失って大クラッシュ。レースは赤旗中断となった。
再開後はラッセルがトップに立ったものの、19番手スタートのアントネッリが次々と前車を攻略。メルセデスの2台は首位を何度も入れ替える激しいバトルを繰り広げた。
レース中盤にVSCが導入されると、アントネッリは新品ミディアムへ交換する一方、ラッセルは使い込んだハードでステイアウト。大きなタイヤオフセットが生まれ、これが終盤の勝負を決定づけることになった。
アントネッリは一度グラベルに飛び出す場面もありながらラッセルを猛追し、残り3周で逆転。そのままトップでチェッカーを受け、19番手からの大逆転勝利を完成させた。
2位はラッセル、3位はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ランド・ノリスがオスカー・ピアストリとのマクラーレン対決を制して4位に入り、ピアストリが5位、ハミルトンが6位となった。
角田裕毅はレーシングブルズから10位でフィニッシュ。F1復帰後初となるポイントを獲得した。
イタリア人ドライバーによるイタリアGP優勝は、1966年のルドビコ・スカルフィオッティ以来60年ぶり。20歳のアントネッリが母国の大観衆の前で演じた歴史的なP19からP1への逆転劇をはじめ、波乱続きとなったモンツァの決勝をハイライト動画で振り返ることができる。
