カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • レッドブルF1代表 アイザック・ハジャーへの「チームオーダー」疑惑を否定

    レッドブルF1代表 アイザック・ハジャーへの「チームオーダー」疑惑を否定

    アイザック・ハジャーは日曜のF1オランダGPで自身初の表彰台を手にした。レーシングブルズのドライバーは3位でチェッカーフラッグを受け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンからわずか2秒差でフィニッシュした。

    F1に2チームを擁する唯一の組織であるレッドブルとレーシングブルズは、ザントフォールトのグリッドでフェルスタッペンが3番手、ハジャーが4番手に並んだ。

    彼らの前には、オスカー・ピアストリとランド・ノリスが並ぶマクラーレンのフロントロー、そしてメルセデスのジョージ・ラッセルが5番手、フェラーリ勢がその後方につけていた。

    フェルスタッペンは序盤にランド・ノリスを間に挟む形でハジャーとの差を作ったが、ハジャーも負けじとシャルル・ルクレールを抑え込み、その後はラッセルの攻撃にも耐えた。ノリスがフェルスタッペンをかわした後、ハジャーはフェルスタッペンの背後を走行したが、攻撃を仕掛けることはできなかった。同様にルクレールやメルセデス勢もハジャーを抜くことはできなかった。

    3度のセーフティカー再スタートがあったが、そのすべてでハジャーはフェルスタッペンの後ろに並んだ。しかしポジション争いを仕掛けることはなく、逆に背後のルクレールやメルセデスも突破できなかった。

    72周のチェッカーフラッグが振られたとき、最大の勝者はノリスのリタイアで順位を上げ、キャリア初の表彰台を手にしたハジャーだった。ノリスのエンジン故障によるリタイアを除けば、ハジャーは常にフェルスタッペンの背後を走行しており、マクラーレンの2台が勝利と2位を争う中で、フェルスタッペンは“ベスト・オブ・ザ・レスト”となっていた。

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、ハジャーの快挙をザントフォールトでの予選4位獲得に起因すると語った。

    「アイザックにとって、これは本当に素晴らしいレースだった」とメキースはPlanetF1.comを含むメディアに語った。

    「彼がシーズン序盤からどれだけ良い仕事をしてきたか、その証明だった。雨の日に偶然のように表彰台を取ったわけではない。彼は予選で実力でP4を獲得し、レース中もマックスから数秒差を保ち続けた」

    「だから本当に彼とレーシングブルズの努力に敬意を表する。これは運ではなく、彼らの多大な努力の賜物だ」

    レッドブル・レーシング F1 アイザック・ハジャー

    しかし72周を通してフェルスタッペンの背後を走り続けたことから、ハジャーはレッドブルの規則のもとでフェルスタッペンを攻撃すること自体が許されていたのかという疑問も浮かんだ。

    メキースはすぐにレッドブルとレーシングブルズ間のチームオーダーを否定した。

    「もし許されていないとしたら、それは違法だ」と彼は強調した。「だから答えはイエス、彼には許されていた」

    「それに前戦のブダペストでは、我々はレーシングブルズの後ろでフィニッシュしていることを思い出してほしい」

  • アイザック・ハジャー驚異の防衛術 F1オランダGP初表彰台の秘密

    アイザック・ハジャー驚異の防衛術 F1オランダGP初表彰台の秘密

    アイザック・ハジャーは2025年F1オランダGPでキャリア初の表彰台を獲得した。

    鮮烈な予選で4番手につけた20歳のフランス人は、決勝でもフェラーリやメルセデスといった格上のマシンを相手に冷静かつ精緻な走りを見せた。2度のピットストップや複数回のセーフティカーリスタートを生き延び、最後はランド・ノリスのリタイアという幸運にも恵まれて3位でチェッカーを受けた。

    ザントフォールトはオーバーテイクが難しいことで知られるが、ハジャーは周到なペースマネジメントと正確なライン取りで追撃を許さず、レース中盤にはルクレールやラッセルを突き放す場面もあった。新人ながら堂々と走り抜いた一戦は、今後のキャリアに向けて強烈なアピールとなった。

    ルーキー初表彰台にふさわしい鮮烈な走り
    ハジャーは良い結果を得たいのであれば、スタートでポジションを守るしかないことを理解していた。ザントフォールトのイン側ラインは理想的とは言えないが、それでもレーシングブルズの彼はオープニングラップでP4を死守した。ここで助けとなったのはルクレールだった。フェラーリのルクレールが1周目にラッセルを抜いたことで、ハジャーは序盤のプレッシャーから「守られた」格好となった。

    これでハジャーは2つの戦いのちょうど間に位置することになった。前方ではマクラーレン勢とフェルスタッペンの争い、後方ではラッセルとルクレールの争い。背後に迫るマシンがいなかったことで、ハジャーは自分のマシンの持てる速さを最大限に引き出しやすくなった。

    彼はまさにそうした走りを見せた。レース後に本人が語ったように、これほど強いレースペースを持ち、理論上は自分より速いはずのマシンに付いていけるとは思っていなかった。第1スティントでは平均してルクレールよりも1周あたり0.1秒速く、ラッセルよりも0.2秒近く速かった。

    11周目あたりでルクレールが0.6秒差まで接近したが、本格的な攻撃はなかった。おそらくフェラーリがタイヤ温存を優先したからだ。13周目には両者の差はすでに2秒以上に広がっていた。

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP 第1スティント比較

    ザントフォールトは簡単にオーバーテイクできるサーキットではない。前走車に本当に挑むためには、少なくとも1周あたり0.8秒速く走る必要がある。ハジャーの精密なドライビングは、後方がその差を築くことを許さなかった。

    とはいえP4を守り抜くには、何度かのセーフティカーリスタートを生き延びる必要があった。ハミルトンのクラッシュ、さらにルクレールのアクシデントにより戦略的には淡々とした展開となった。先頭集団はすべてセーフティカー下でピットに入ったため、戦略面での駆け引きはほとんど生じなかった。

    ラッセルの唯一のチャンスを封じ込める
    ハジャーに最初の試練が訪れたのは27周目、最初のセーフティカーリスタート直後だった。このときはラッセルが背後に迫り、メインストレートでフランス人をディフェンシブなラインへと追い込んだ。しかし、それが唯一の機会だった。ハジャーはその後のラップを見事に走り切り、ラップ終盤には3秒以上のギャップを築いていた。

    その後もルクレールとラッセルのP5争いが続いたため、ハジャーは余裕を持って走ることができた。

    続いてバーチャルセーフティカーが導入されたが、この時点でハジャーの状況はさらに楽になった。なぜなら、ルクレールとの接触によりラッセルのマシンがダメージを負ったからだ。サイドポッドやフロア端部に傷が入り、テレビ中継でもはっきり映し出された。こうした損傷はダウンフォースやバランスを大きく乱し、レースペースを低下させる。

    ラップタイムチャートを見ると、2度目と3度目のセーフティカー後もハジャーとライバルたちの差は1周あたり0.3〜0.4秒程度で安定していた。必要最小限の時間で安全圏を確保できたことが分かる。

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP ラップタイム1アイザック・ハジャー F1 オランダGP ラップタイム2アイザック・ハジャー F1 オランダGP ギャップ進化

    幸運を呼び込んだ走り
    この時点で、ハジャーはP4を守り、チームに貴重なポイントを持ち帰るという目標を果たしていた。そこに幸運が加わる。ランド・ノリスがマシントラブルでリタイアしたことで、フランスの若者は表彰台を手にしたのだ。キャリア15戦目にして、シーズン開幕戦オーストラリアでのルーキーミスからここまでの道のりは、劇的な成長の証となった。

    もちろん結果には運も絡んだ。しかし、それもハジャーが自らその位置にいたからこそ意味を持つ。圧倒的に速いはずのルクレールやラッセルを相手に何度もポジションを守り抜いたこと自体が並大抵ではない。

    予選での鮮烈なパフォーマンスに続き、決勝でも光を放ったハジャー。その走りはチームのみならず、レッドブル首脳陣に対しても、マックス・フェルスタッペンの隣に座るセカンドシートを真剣に検討させるに十分な理由を示すものとなった。

  • ヘルムート・マルコ 「ハジャーはレッドブルF1の2台目の重圧に耐えられる」

    ヘルムート・マルコ 「ハジャーはレッドブルF1の2台目の重圧に耐えられる」

    オスカー・ピアストリがF1タイトル争いで完璧な一日を過ごした一方で、オランダGPの最大の勝者はアイザック・ハジャーだったかもしれない。

    ハジャーは自身初の表彰台を獲得し、その内容も印象的なものだった。新人ながらレーシングブルズを予選4番手に並べ、決勝でも冷静に走り切った。後方からの激しいプレッシャーにも屈せず、ランド・ノリスのリタイアで順位をひとつ上げ、F1初の表彰台を確保した。

    その走りは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに強い印象を残した。

    「彼は本当にハードに戦わなければならなかったんだ」レース後にマルコはMotorsport.comに語った。「僕はラッセルが何度も彼に仕掛けるのを見た。そしてもう一人はルクレールだ。彼らは本気で挑んだが、彼は冷静さを保ち、何も間違えなかった。だから、そうだね、いいやつが出てきたよ」

    マルコはSky Sportsに対しても「仮に4位でも大きな成果だったが、今は表彰台だ。これはさらに驚きだ。彼はそれに値する」と称賛を送った。

    “リトル・プロスト”と呼ばれる才能
    マルコは以前からハジャーを“四度の世界王者アラン・プロストを彷彿とさせる『リトル・プロスト』”と呼んできた。プロストは分析的かつ知的なレース運びで知られるが、マルコはハジャーにその資質を重ねている。

    「我々が彼を選んだのは、特別なものがあると知っていたからだ。初期の頃から彼を『リトル・プロスト』と呼んでいたが、人々は笑っていた。だが今や彼は結果を示した」

    「新しいサーキットに来ても3周で競争力を発揮する。金曜にはエンジントラブルでセッションを丸々ひとつ失い、もうひとつも半分しか走れなかった。それでも彼は気にせず『自分には速さがある。予選でトップ5に入る』と言ったんだ。そしてその通りに2列目を獲得した」

    アイザック・ハジャー F1 ヘルムート・マルコ レッドブル・レーシング

    レッドブル・レーシング昇格への可能性
    当然ながら、この走りはハジャーが来季レッドブルに昇格する準備が整っているのかという議論を呼び起こす。ここ数年、マックス・フェルスタッペンはすべてのチームメイトを圧倒してきたため、あまりに早い昇格はキャリアを危うくするリスクもある。

    しかしマルコは「アイザックは違う」と強調する。20歳の才能がレッドブルのセカンドシートの重圧に耐えられるかと問われると、オーストリア人はうなずき、同意を示した。

    「自己信頼も際立っている」とマルコは述べた。「彼の精神的な強さは、オランダGPの週末を通して証明された」

    ただし、ハジャーの将来についての最終判断はまだ下されていない。レッドブル昇格が有力視される一方で、マルコは「それは後で決める」と言葉を濁した。

  • アイザック・ハジャー F1オランダGPで見事3位「夢のような初表彰台」

    アイザック・ハジャー F1オランダGPで見事3位「夢のような初表彰台」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーが、ザントフォールトで自身初のF1表彰台を獲得した。4番手スタートから冷静にポジションを守り続け、最後はランド・ノリスのリタイアにより3位へと繰り上がった。ルーキーとして堂々の走りを披露し、母国に近い舞台で歴史的な快挙を達成した。

    前半はフェラーリやメルセデスの猛追を受けたが、安定したブレーキングと守備的なライン取りで攻撃を封じ込めた。レース後半は表彰台の可能性を視野に入れ、残り20周でその夢を現実に変えた。

    レース直後、ハジャーは達成感を噛み締めながら「正直、信じられない気分だ」と語った。

    「何より驚いたのは、レースを通してずっと4位を守れたことだ。ランドには不運があったけど、僕らはミスをせずに走り切った。クルマは週末を通して本当に素晴らしく、僕自身も力を出し切れた。表彰台をチームに持ち帰れて本当にうれしい」

    さらに、子供のころから抱いてきた夢が実現したと喜びを表した。

    「いつか表彰台に立つのは目標だった。今日それを実現できた。これが最初のステップで、これからもっと多くの表彰台を獲得したい」

    記者会見では、序盤のフェラーリ勢との攻防を振り返った。ハジャーは「とても厳しかった」としながらも、「スタートは悪くなかったけど、シャルルがすぐに攻めてきた。僕はブレーキングで安心できていたから、正しい守り方をして抑え込めた。それで“戦える”と実感できたんだ。終盤になって前で何か起きれば表彰台だと考えていたし、実際その通りになった」と続けた。

    支えてくれた人々への感謝も忘れなかった。

    「まず両親に感謝したい。スポーツの面ではヘルムートだ。4年前、彼が僕をFRECAでサインして道を作ってくれた。その流れを今も歩めているのは本当に大きい」

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    さらに会見ではユーモアも交え、会場を沸かせた。夢で表彰台を見たかと問われると「いや、現実的に考えてビッグポイントが目標だった」と答えた。

    「表彰台は想定外。20周を切ってから『もし前で何かあれば…』と思っていたけど、ランドにトラブルが出て本当に実現した」と笑顔を見せた。

    そして「早すぎる表彰台では?」という問いに対しては「オーストラリアのクラッシュの後は『人生終わった』と思ったけど、すぐに乗り越えられた」とコメントした。

    「今日の表彰台は奇跡でも何でもなく、純粋なペースで掴んだ結果。早すぎるなんて思わない」と胸を張った。

    最後に、同じ表彰台に立ったフェルスタッペンへの敬意も忘れなかった。

    「彼はずっと僕のリファレンスだった。レースを通して2、3秒後ろで走り、彼と一緒に母国で表彰台に立てたのは本当にクールだ」

  • ローラン・メキース 「ハジャーはレッドブルF1にふさわしいか?答えはイエス」

    ローラン・メキース 「ハジャーはレッドブルF1にふさわしいか?答えはイエス」

    F1オランダGPはマクラーレンのオスカー・ピアストリが制したが、注目を集めたのはレーシングブルズのアイザック・ハジャーだった。20歳のフランス人ルーキーがキャリア初の表彰台を獲得し、3位でフィニッシュした。

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースはSky Sportに対して「ハジャーはレッドブルにふさわしい」と高く評価し、将来のトップチーム昇格を示唆した。

    メキースは「ハジャーはずっと表彰台に値していた。偶然そこに行ったわけではなく、素晴らしい予選と決勝を戦い抜いた結果だ。彼とレーシングブルズにおめでとう。彼らはそれを勝ち取った」とコメント。そのうえで「ハジャーはレッドブルにふさわしいか? 答えはイエスだ」と明言した。チームの育成体系から直接トップチーム入りしたピアストリやフェルスタッペンのような存在になれるか、関心が高まっている。

    一方、母体チームのレッドブルではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得した。スタートでは唯一ソフトタイヤを選択するリスクを冒し、多くの人から「無謀だ」と見られたが、フェルスタッペンは見事にコントロールしてセーフティカー導入まで21周を走破。メキースも「マックスは素晴らしかった。ソフトでスタートしてセーフティカーまで持たせたのは見事だった」と称賛し、リスクを結果につなげたエースの力を強調した。

    アイザック・ハジャーとマックス・フェルスタッペン(2025年F1 オランダGP)

    レースのハイライトとなったオープニングラップでは、フェルスタッペンが積極的に前を狙う姿勢を見せたが、メキースは「彼が最初のコーナーで2台を抜くつもりだったかどうかは彼に聞くしかない。しかし、ファーストラップでやったことには大きな称賛を送りたい」と語り、その攻めの姿勢を評価した。

    マクラーレン勢は明暗が分かれた。ピアストリが完璧なレース運びでポール・トゥ・ウィンを達成し、キャリア初のグランドスラムを記録した一方、タイトルを争うランド・ノリスは終盤に突然のマシントラブルで無念のリタイア。シーズン後半戦の選手権争いに大きな影響を与える結果となった。

    メキースはマクラーレンの不運について「こうした壊れ方は誰にでも起こり得る。もちろん誰もうれしくはないが、今日彼らに起こったことは明日誰にでも起こり得る。だからこれはただのバッドラックだ」と冷静に分析した。

    ハジャーの躍進、フェルスタッペンの安定感、そしてマクラーレンの不運。この三つの要素が交錯したオランダGPは、今後のタイトル争いと若手ドライバーの去就に新たな注目点を加える週末となった。

  • フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    F1オランダGP後の記者会見で、表彰台に立ったマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーが、将来レッドブルでチームメイトになる可能性について問われ、ユーモアを交えて答える場面があった。

    ジャーナリストから「今日の結果を受けて、ハジャーが将来レッドブルに昇格した場合、チーム内のダイナミクスはどうなるか?」と質問されると、フェルスタッペンは笑いながら「ひどいことになるね。冗談だよ」と返し、会場を沸かせた。

    すかさずハジャーも「マックスの隣には行きたくない。彼が嫌いだから(笑)」と冗談で応じ、会場はさらに大きな笑いに包まれた。

    しかし、その後のやり取りでは互いの実力を認め合う発言が続いた。ハジャーはフェルスタッペンについて「彼はずっと僕のリファレンスだった。レースを通して2、3秒後ろで走り、彼と一緒に母国で表彰台に立てたのは本当にクールだ」と敬意を示した。

    一方のフェルスタッペンもルーキーの快挙を称賛。「新人でこのクルマに乗るのは簡単じゃない。彼がここで表彰台を取ったのは完全にふさわしいことだ。週末全体で素晴らしかったし、レースも立派だった」とコメントし、若きチームメイト候補に太鼓判を押した。

    冗談と敬意が交錯したやり取りは、将来の“レッドブル・コンビ”を想像させるものであり、会見場を大いに盛り上げた。

    マックス・フェルスタッペン アイザック・ハジャー F1 オランダGP レッドブル

  • アイザック・ハジャー F1オランダGP初表彰台トロフィーがまさかの破損

    アイザック・ハジャー F1オランダGP初表彰台トロフィーがまさかの破損

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年F1オランダGPで週末を過ごしたが、最後に小さな過ちを犯してしまった。F1キャリア初の表彰台を獲得した直後、チームとの記念撮影中に手作りのトロフィーを壊してしまったのだ。これは2023年ハンガリーGPでランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンのトロフィーを壊してしまった一件を思い起こさせる出来事だった。

    20歳のフランス人であるハジャーは、2025年F1オランダGPで3位に入り、初めての表彰台を獲得した。

    ランド・ノリスがレース終盤にパワーユニットのトラブルでリタイアしたことにより、この結果を得ることができた。土曜予選で驚きの4番手を獲得したハジャーは、そのポジションを活かして、ザントフォールトで完璧な走りを見せた。

    フェラーリのシャルル・ルクレールやメルセデスのジョージ・ラッセルを相手に粘り強い防御を見せたハジャーは、レース後に言葉を失っていた。

    「ちょっと現実味がない感じがする」とハジャーは語った。「僕にとって一番驚いたのは、レースを通してずっと4位を守れたことだ。ランドには不運があったけど、僕らはミスをせずに走り切った」

    この表彰台は、彼を史上最年少のフランス人F1ドライバーとしての快挙に導いただけでなく、今季2人目のルーキー表彰台獲得者ともなった。

    しかし、チームとの記念撮影中にトロフィーを床にそっと置いた際、首の部分が折れてしまった。周囲は笑いに包まれた。

    トロフィーの金銭的価値は不明だが、今大会のために制作された4つのトロフィーはすべて陶器製の手作りで、オランダのデザイナーと絵付け師によってロイヤル・デルフトが手描きした花模様のデルフトブルー装飾が施されている。


    モータースポーツ・ドットコムによれば、予備のトロフィーは存在するが、まだ絵付けはされていないという。製作会社は今回の事故を受け、レーシングブルズと連絡を取って交換を進めている。

    「今回のトロフィーは1939年に作られたデザインを基にしている。当時、ザントフォールトでのレースはまだ現在のようなサーキットではなく市街地コースだった。2021年、2023年、2024年の大会と同様に、スタジオ・ピート・ボーンによって形がデザインされた。見れば我々が誇れる結果だと感じる」と、オランダGPのスポーティングディレクターであるヤン・ラマースは述べた。

    見事な走りを見せたオランダでの週末の後、持ち帰るべきトロフィーは手元になかったが、彼はドライバーズランキングで10位に浮上し、2度の王者フェルナンド・アロンソを上回り、チームメイトのリアム・ローソンに17ポイント差をつけている。

    「正直、目標は大きなポイントを獲得することだった」とハジャーはCanal+の放送で語った。「スタートでは4位を守ることを意識した。それができた後は、最初のスティントでシャルルを相手に賢く守った。セクター2で少し抑えて、セクター3で速く走ってポジションを守ることができた。何周も耐えることができたから、彼の方が少し速かったかもしれないけど、僕のペースもあった。ジョージに対しても全く同じことをした」

    「信じられないことだけど、同時に、子供の頃から頭の中でイメージしてきたものだ。ずっとここに来たいと思っていた。これが僕にとってF1初の表彰台だ。予想よりも早く訪れたけど、これからもっと多くの表彰台を獲得したい」

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP

  • アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) F1オランダGPで初表彰台!

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) F1オランダGPで初表彰台!

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、2025年オランダGP決勝で4番グリッドからスタートし、キャリア初の3位表彰台を獲得した。チームにとってもレーシングブルズに改名して初の表彰台となる。

    スタート直後に先頭3台が飛び出すと、その後方でルクレールやラッセルらを抑え込み、序盤から落ち着いた走りを展開した。ターン1では効率的なラインを選び、以降もペースを崩さずに走行を続けた。

    中盤にはルクレールやアントネッリとの接触やペナルティが相次ぎ、上位陣にも波乱が広がったが、ハジャーはミスをせずに隊列を守り切った。終盤にはランド・ノリスがマシントラブルでリタイア。これで繰り上がる形で3番手に入り、マックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリに次ぐ堂々の表彰台に立った。

    クールダウンルームではターン1で“efficient line”を選んだことをピアストリと語り合う一幕もあった。

    「現実味がない。いちばん驚いたのは、レース全体で4番手のポジションを守れたこと」とハジャーは語った。

    「ランドには不運だったけど、僕らは彼のリタイアを生かした。持っているものを最大限に使って、ミスをしなかった」

    「これは子どもの頃からの目標で、これが第一歩だ。ここから先も、もっと続いていく」

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP レーシングブルズ(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

  • アイザック・ハジャー F1オランダGP予選で4番手「今季最高のラップ」

    アイザック・ハジャー F1オランダGP予選で4番手「今季最高のラップ」

    レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーがF1オランダGP予選で圧巻の走りを披露し、驚異の4番手を獲得した。ハジャーは「今季最高のラップ」と語り、日曜決勝をセカンドロウから迎える。

    20歳のフランス人ドライバーは、ザントフォールトでのQ3終盤に1分09秒208を叩き出し、スタンドを沸かせた。今季デビュー組の中でも特に注目される存在として、その実力を証明する結果となった。

    「正直言って、クルマは僕が望んでいた通りの状態だった」とハジャーは振り返る。「特に最後のラップではすごくよく反応してくれた。多分、風の影響で少しラッキーもあったかもしれないけど、データを見てみないと分からない。とにかく素晴らしいラップをまとめられた。クルマが素晴らしかったからだ」

    ハジャーは無線でも興奮を隠しきれず、予選後にはこう強調した。

    「今年一番のラップだったと思う。すごく難しいトラックで本当に要求が高い。最後のコーナーでは全てを出し切ったし、あそこでさらに1コンマ稼げたのは自分でもよくやったと思う。特別な瞬間だった」

    Q1とQ2ではチームメイトのリアム・ローソンに後れを取っていたが、最後のQ3で大逆転。ローソンが7番手にとどまる一方、ハジャーは一撃で4番手に飛び込んだ。

    日曜の決勝に向け、ハジャーは冷静な姿勢を崩さない。前方には地元ヒーローのマックス・フェルスタッペンがおり、状況の難しさを理解している。

    「彼はきれいなグリッド側からスタートするし、スタートもうまい。たぶん前のクルマを抜いていくと思う」とハジャーは語った。

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP

    金曜は走行距離が限られていたものの、ローソンのペースを見てレースでの競争力にも自信を持っている。

    「僕自身は昨日あまり走れていないけど、リアムは速かった。クルマの状態は良いし、1周で速ければ何周も速いはずだ」

    ただし、背後には速いマシンが並んでおり、防衛は容易ではないと認める。

    「正直言って、ここはオーバーテイクが難しいとは思わない。ストレートが長くて、DRSも早く開く。相手にペースがあれば抜かれる。それを受け入れて賢く走らないといけない」

    ルーキーながらも冷静な判断力を見せるハジャー。好位置からのスタートと手応えあるマシンを武器に、決勝でさらなるインパクトを残せるか注目だ。

  • アイザック・ハジャー F1オランダGP初日でPU問題「もっと走りたかった」

    アイザック・ハジャー F1オランダGP初日でPU問題「もっと走りたかった」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、F1オランダGP初日のフリー走行で十分な走行時間を得られず、不完全燃焼に終わった。

    FP1では1分11秒772で12番手につけたものの、FP2ではパワーユニット関連のトラブルに見舞われ、タイムを残すことなく20番手に沈んだ。午後はバッテリーとPUを交換したが、センサー系の問題が再発し、わずか1周でマシンを止めざるを得なかった。

    ハジャーは走行後、「FP1でPUのセンサーに問題があって、FP2の前にバッテリーとPUを両方交換した」と振り返った。

    「少し遅れて走り出したけれど、バッテリーの挙動にチームが満足できず、指示でクルマを止めた。明日までにすべて解決しているといい。今日はもっと走りたかったが、FP3があるので予選に向けて十分準備できるはずだ」

    アイザック・ハジャー ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム F1 オランダGP

    チーフレースエンジニアのマッティア・スピーニも、「ザントフォールトは高速コーナーやバンキング、そして風で砂が舞う難しいサーキットだ」と総括した。

    「FP1ではソフトタイヤでの走りを十分に活かせなかったが、重要な領域を把握できた。アイザックのクルマは午後にセンサーの異常が出て、予防措置としてマシンを止めさせた。明日は予選がカギになるので、チームとして最大限の準備を進める」