カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • アイザック・ハジャー F1後半戦へ「状況は必ずひっくり返せる」

    アイザック・ハジャー F1後半戦へ「状況は必ずひっくり返せる」

    F1ドライバーはさまざまな形で現れる。自信家、傲慢、自虐的、親しみやすい、攻撃的、超競争的、扱いにくい、被害妄想的、懐疑的──その一部を挙げるだけでも多様だ。

    彼らは決して一面的な存在ではなく、ドライバーも人間である以上、複雑であればあるほど、そして興味深ければ興味深いほどいい。アイザック・ハジャーは、その中でも最も興味深い存在かもしれない。

    謎めいたレッドブルのルーキーは、グリッドにとって魅力的な新加入者だ。1ポンドあたりで考えれば、2025年のF1グリッドで最も好奇心をそそるドライバーだろう。スピードは速く、生々しく、トラック上では刺激的で、トラック外では気まぐれなキャラクターだ。面白く、非常に正直だが、率直すぎて時に突き放すように見える。

    彼の率直な話し方と容赦ない自己批判は、厳しく響くことがある。それはメディアセッションやミックスゾーンでのやり取りに限らず、気まずい沈黙を生む場面でも同様だ。ハジャー自身も「もっと笑え」と言われたことを認めている──無理に外向的になれという意味ではなく、ガレージやチームの周囲でもう少しだけ前向きな雰囲気を出すためだ。

    ハジャーは『The Race』に対し、F1ドライバーとしての精神的側面やプレッシャーへの対処について誰かと取り組んでいると率直に語る一方で、モータースポーツの厳しい現実から培われた鮮烈なリアリズムも持っており、それが浮き沈みをならす助けとなり、彼が「悲観的」に見える一因かもしれないと述べた。

    「僕のキャリアでは、良い週末よりも挫折や低迷の方がずっと多かった」

    「モータースポーツでは、良い週末なんて本当に珍しいんだ。僕は昔からそう教わってきた……父もいつも僕に言っていたんだ、重要なのは[個々のリザルト]じゃなくて、週末を通しての成長のカーブだって」

    「『だから、どこから始めようと、最終的にはこうならなきゃいけないんだ(と手を上に動かして示す)。どこでフィニッシュしようと、こうなってなきゃならない』ってね」

    「だから、物事がうまくいっていないときでも、状況をひっくり返すことはいつだってできる。僕はそう信じている」

    ルーキーF1シーズンの彼にとって、それほど大きな問題にはなっていないが、必要な場面ではこのプロセスが驚くほど効果を発揮してきた。レッドブルが当初、ハジャーはF1、少なくともトップチームにとって感情的に不安定すぎるのではと恐れていたにもかかわらず、彼は実際には極めてバランスの取れた人物のように見える。

    もちろん、デビュー戦オーストラリアGPでのフォーメーションラップのクラッシュはあったが、それも今では取るに足らない脚注となった。そして、鈴鹿でのQ1でシートベルトのトラブルが発生したり、モナコFP2で二度もウォールに当てたりと、歴史的かつ非常に難しいサーキットで週末を壊しかねない出来事もあったが、逆に彼は踏ん張り、その週末をキャリア最高のパフォーマンスに変えてみせた。

    彼が怒ったり動揺したりしないわけではない。F2時代に目立った派手な無線メッセージの癖は、ある程度F1にも引き継がれている。しかしそれには目的がある。イモラのインラップでステアリングを叩き続けていたような非公開の瞬間も同じだ。

    「発散しないといけないんだ」

    「そうしないと気持ちを引きずってしまう」

    「だから、無線じゃなくても、車内で大声を出す必要があるんだ!そうしなければ心に残ってしまう。僕にとってはそれが手放す方法で、そのおかげで前に進めるんだ」

    驚異的に速く、勤勉で、学習能力が高い──ハジャーは優れたグランプリドライバーに必要な核心的資質を備えている。それが、彼がF1に容易に適応できた理由だ。ただし「容易」という表現は誤解を招くかもしれない。努力が足りないことを意味するわけではないからだ。ハジャーはパリからファエンツァに移住し、「事実上レーシングブルズのファクトリーの隣に住んでいる」生活を送っているのだ。

    「一番大事だったのはシーズン前にチームの人たち、特に僕のエンジニアであるピエール(・ハムラン)と過ごした時間だった。バーレーンのプレシーズンテストからアブダビまで、僕らはチームと全力で動いていて、頻繁に顔を合わせていた」

    「だから試験の前にできる限り準備をしようと考えた。イタリアに引っ越して、ほとんど1か月をファクトリーで過ごし、できることはすべて取り組み、あらゆるシナリオを準備して、技術的な側面もすべて学んだんだ」

    「ファクトリーにはシミュレーターもあるし、他のスタッフとも知り合いになれた。だから、実際にドライブしていなくても、自分の環境を整えることができたんだ」

    アイザック・ハジャー F1 レッドブル

    その結果、ハジャーは驚きをもって迎えられる存在となった。レッドブルは彼を高く評価していたが、「どんな犠牲を払ってもF1に上げるべき逸材」とまでは見ていなかった。彼の昇格は、セルジオ・ペレスの不振と、レッドブル内での人員整理が引き金となって初めて保証されたものだった。これは、彼をピエール・ガスリー型のレッドブルジュニア(最終的には昇格したが、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンのようにチームが全力で押し上げたわけではないタイプ)に位置付けることになった。

    そのため、レッドブルがハジャーの究極の可能性をどこに見ているのかには疑問符がついた。しかし、それは若いドライバーにとって常に難しい問題であり、彼のジュニアキャリアは、確かに強かったがピーク時ですら、失望を乗り越え、文脈を踏まえて評価する必要があるものだった。とりわけ、18歳で挑んだ困難なF2ルーキーシーズンはその典型だ。

    だが明らかなのは、チャンスを得た今のハジャーは自らの最高の姿を見せているということだ。『The Race』の別のインタビューで、2024年末にF1シートを待たされていた不確実な時期について問われた際、ハジャーは「非常に難しい時間だった」と認めたが、最終的にレッドブルは正しい選択をしたと語った。

    それは半分冗談交じりの発言だったが、その裏には強い信念がある。ハジャーはそれを信じており、そしてパフォーマンスで裏付けてみせた。レッドブルが彼を昇格させたのは絶対に正しかった。彼はあまりにも優れた走りを見せたため、角田裕毅が交代させられるなら来季マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補の筆頭に挙がるほどだ。F1昇格を遅らせるどころか、レッドブルにトップ候補と見なされることすら躊躇させていた疑念は、今や消え去ったように見える。

    これはすべて、今季のルーキーの中で最もF1経験が少なかったにもかかわらず達成されたことだ。なぜなら、レッドブルには彼のための旧型車テストプログラムがなかったからだ。これこそが、ハジャーの仕事を印象的にしている要因だ。レーシングブルズのマシンはグリッドの中でも扱いやすく、メカニカル的にもスイートスポットに持ち込みやすいが、それを経験の浅さを覆い隠す形で最大限活かしている。

    「僕はカート時代からずっとそうなんだ」

    「チャンピオンシップに挑むのに必要最小限の走行距離しか経験してこなかった。だからライバルより準備不足であることに慣れているんだ」

    「結局のところ、それが僕のアプローチであり、年々培ってきたスキルセットなのかもしれない。限られた走行時間を最大限活かすことに慣れてしまったんだ」

    「実際には準備不足だとは感じなかった。ただ、他の人たちと比べて準備不足だと感じただけだ!」

    「[でも] ただ何千キロも走るために走るなんて無意味だと思う。僕には生の速さがある。そこに到達するために何千キロも必要じゃない。お金で買えないもの、経験できないものが実際のレースなんだ。ここで最も学ぶことができる」

    「速さがあれば、レースに出て学べばいい。でもテスト走行をいくらしても、失敗を防ぐことはできないんだ」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    これはほとんど哲学のようだ。しかしハジャーにとっては単なる論理なのだろう。ただ、その中には、彼が自分の不利を自覚しているという一面も垣間見える。そして彼は、実際にプレシーズンでいくつか疑念を抱いたことを認めている。

    「面白いのは、バーレーン(テスト)ではワンラップをまとめきれないように感じたことだ」

    「生の速さはあった。でも明確に裕毅(当時まだレーシングブルズにいた)と比較することはできなかった。同じタイミングで走っていなかったから、推測するしかなかった。でもワンラップペースはあまり印象的ではなかった」

    「F1のスピードにまだ慣れていなかったんだ。それ以前のテストはアブダビだけだったからね。だからメルボルンに向かう前は少し疑念があった」

    「でも結局は走行距離の問題で、自分が慣れるまでのことだったと思う」

    それは長くはかからなかった。オーストラリアではデビュー戦からトップ10の速さを見せ(決勝では活かせなかったが)、日本の鈴鹿という伝説的で難しいサーキットで3戦目にしてポイントを獲得し、その後はシーズン中盤にかけて3戦連続で入賞した。

    その時に「ハジャー旋風」が最高潮に達した。彼は選手権13位で、フェルスタッペンに次ぐレッドブルのポイントリーダーとなった。これはほとんどのルーキーならシーズン前に喜んで受け入れる状況だ。しかしハジャーは自分のシーズンに特に満足している様子はない。

    「もし僕が経験する低い瞬間を事前に知っていたら、この条件で契約はしなかっただろう」

    「もっと良い結果を出そうと努力したはずだ。しくじった週末は、もっと上手くまとめるべきだった。もっと良いやり方を模索したはずだ」

    ハジャーのシーズンは少し勢いを失った。夏休み前は5戦連続でノーポイントに終わったからだ(ただしスパのスプリントでは1ポイントを獲得)。その原因はさまざまだった。カナダでの戦略ミス、オーストリア最終スティントでのダメージ、イギリスでの雨の中でのキミ・アントネッリへの追突(今季最大のミス)、ベルギーでのマシントラブル、そしてハンガリーでのスタートロスによる11位。

    その間、チームメイトのリアム・ローソンはキャリア再生の勢いを強め、5戦でハジャーを16ポイント対1ポイントで上回った。ハジャー自身に原因がある部分もあったが、大部分は彼のコントロール外だった。

    そのことを彼に代わって強調しておく必要がある。というのも、彼は言い訳や正当化を一切口にしないからだ。これは彼が正しく対処できている証拠だ。彼の自己卑下は演技ではなく、それが自分をすり減らすほどでもない。なぜなら彼自身は、自分を特に厳しく扱っているとは思っていないからだ。

    「いや、ただ君たちに正直に話してるだけだ」

    「僕は常に予選前に自分が持つ最大の可能性を目標にしている。それが僕のターゲットだ。すべてを最大化することなんだ」

    「だから、もしマシンの潜在力がP5だったのに、自分がP8で、わずか0.1秒差で終えたなら、僕はそのどこかでタイムを見つけられたはずだとわかる。だから悔しいんだ。まだ少し余地があったと知っているから」

    「僕はP12でも『これが僕の絶対的なベストだ』と言える方がいい。P8でマシンを最大化できなかったよりはね」

    だから、良いレースをしたはずなのに、意外なほど淡々とした様子を見せることがある理由もそこにある。彼は自分自身や自分の仕事の質を、結果だけで定義していないのだ。ただ、そのパフォーマンスが良かったかどうかで決めている。

    ここで再び彼のモットーに戻ってくる。「状況をひっくり返すことはいつでもできる」。今まさに、リザルトだけを見れば下り坂にいる彼にとって、これを抜け出すことができれば、非常に力強く、キャリアを変えうるルーキーシーズンを完成させられるだろう。

    そのとき、ハジャー自身から大きな歓声は期待できないかもしれない。だが、もしそれがやがてレッドブル・レーシングのシートにまでつながるのであれば、その瞬間ばかりは心から喜んでいいはずだ。

  • 角田裕毅 後任でハジャーのレッドブルF1昇格をRB拒否「手錠で繋いでおく」

    角田裕毅 後任でハジャーのレッドブルF1昇格をRB拒否「手錠で繋いでおく」

    レーシングブルズのCEOであるピーター・バイエルは、角田裕毅の後任として噂されるアイザック・ハジャーのレッドブル昇格について「手錠で繋いでおく」と冗談を交えて否定した。シーズン中の昇格を封じ、2025年はレーシングブルズで経験を積ませる方針を強調した。

    フランスとアルジェリアにルーツを持つアイザック・ハジャーは、F1ルーキーイヤーで輝かしい前半戦を過ごしている。

    開幕戦での痛恨の単独ミスを乗り越え、ここまで22ポイントを獲得し、サマーブレイク時点でドライバーズ選手権13位につけている。

    ハジャーはルーキー勢の中で2番手の成績を残しており、上回るのはメルセデスというトップチームに所属するキミ・アントネッリだけだ。パリ出身の若きフランス人ドライバーは、今年の「最優秀新人」として評価される存在に躍り出ており、辛口で知られるヘルムート・マルコでさえ「間違いなくハジャーが最も印象的なルーキーだ」と認めている。

    そのためハジャーの名はすぐさまレッドブル昇格と結びつけられることになったが、レーシングブルズCEOピーター・バイエルは独Bild紙に「彼には2026年末までにビジネス全体を理解してもらう必要がある。それまでは手錠でつないでおくしかないね」と冗談交じりに語った。

    しかし、角田裕毅がレッドブルで苦戦を強いられていることから、ハジャーが早期に昇格し2026年の布陣を見据えた評価を行うのでは、という噂がパドックで囁かれてきた。だが、バイエルはこの可能性をきっぱりと否定している。

    「正直に言えば、あれは冗談だったんだ」とバイエルはPlanetF1.comに語った。

    「我々はチーム内で強い合意をしている。今年は落ち着いて進め、全員が自分の仕事に集中すべきだとね。サマーブレイク後には2026年の話し合いが始まるだろうが、2025年については静かにやりたい。アイザックには成長し、学ぶ機会を与える。それが我々の方針だ。彼は本当に素晴らしいよ」

    バイエルはオーストリアGP予選での出来事を振り返り、その才能をこう説明した。

    「無線で彼の走行を聞いていたら、エンジニアのピエール・アムランが『ターン6で0.05秒ほど失っている』と伝えた。するとアイザックは『もっと正確に言ってもらえる?』と返したんだ。エンジニアが『0.035秒失っている』と答えると、彼は『OK、じゃあ分かった』と。そして次の周で修正したんだ」

    ハジャーはオーストラリアGPのフォーメーションラップで単独クラッシュを喫するという苦いスタートを切ったが、その後は安定してポイントを獲得する存在へと成長した。チーム内部からも「自信とF1への適応力が明らかに増した」との声が上がっている。

    「彼の能力は本当にシンプルに運転技術にある」とバイエルは語る。

    「きっと彼は大きなことを成し遂げると思う。彼の頭は常に働き、問い、成長している。アイザックは素晴らしい若者だ。だからこそ今年は我々と過ごす必要があるし、それが最善だと全員が一致している」

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    リアム・ローソンと角田裕毅の状況
    もう一台のレーシングブルズを駆るリアム・ローソンもシーズン中盤で勢いを取り戻し、ここまで20ポイントを獲得。第2戦までレッドブルで走った後にファエンツァのチームへ戻されたが、経験不足の中で徐々に適応し、オーストリアGPでは6位入賞を果たした。ローソンは「自信は失っていなかった」と語り、バイエルも「不運が続いただけだ」と評価している。

    一方、レッドブルに昇格した角田裕毅は、9位1回と10位2回が今季のベストリザルトで、成績は2人のレーシングブルズ勢を下回る。バイエルは「彼の潜在能力や準備は知っているが、レッドブルのマシンは非常に難しく、我々のクルマのように寛容ではない」と説明し、適応に時間が必要だと語った。

    アービッド・リンドブラッドの将来
    次なる焦点はアービッド・リンドブラッドの昇格だ。イタリアで旧型車テスト(TPC)を経験し、高い評価を得たが、バイエルは「彼をどうするかはまだ先の話。今年はまず手元の3人に集中する」と強調した。

    「今は彼らを“手錠でつないで”シーズンを戦い抜くことに集中する。そして年末に、我々がどこにいるのかを見極め、次に何が可能かを考える」

  • アイザック・ハジャー F1ルーキー躍進で光る“責任転嫁しない”強み

    アイザック・ハジャー F1ルーキー躍進で光る“責任転嫁しない”強み

    レーシングブルズは、アイザック・ハジャーがF1デビューイヤーで成功を収める上で重要な役割を果たしている特性を強調した。

    ハジャーは今年、F1の舞台で旋風を巻き起こし、ミッドフィールドでの一連の印象的なパフォーマンスから、多くの人々がマックス・フェルスタッペンのレッドブルでのチームメイトとして最も適任だと見ている。

    シーズン後半戦に向け、フランス系アルジェリア人ドライバーは選手権13位につけており、22ポイントを獲得。今季これまでのベストリザルトはモナコでの6位だ。

    レーシングブルズ、アイザック・ハジャーを称賛
    新たに昇格したレーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、ここまでのハジャーのシーズンに非常に感銘を受けているとし、特に困難な時でも冷静さを保てる点が、彼を他のドライバーと差別化していると語った。

    パーメインは、20歳のハジャーがうまくいかない時や他のドライバーに劣っている時、まず自分を見つめ直してペースを引き出そうとするのであり、クルマやチームを責めることはしないと説明した。

    「彼は、物事がうまくいかない時や、他のドライバーや他のクルマの方が速い時に、まず自分自身を見るタイプのドライバーだと思う。それは強みだ」

    「時にはパフォーマンスが出ていない時、少し不満を抱くことはあるかもしれないが、それでも集中して懸命に取り組んでいる。すぐにクルマやマリオ(ピレリのマリオ・イゾラ)のせいにすることはない」

    「彼が最初にすることは『自分は何を改善できるか?』と自問することだ。明るくいることも悪くないし、それはチームの士気を上げるが、彼はとにかく一生懸命働いている」

    アイザック・ハジャー F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    F1での素晴らしいスタートにもかかわらず、ハジャーは最近やや足踏み状態にあるようで、直近5戦でわずか1ポイントしか獲得できていない。

    しかし2024年のF2ランキング2位である彼は、2025年ここまでに示したスピードから自信を得ており、シーズン後半戦への見通しについては前向きだ。

    「正直言って、持ち帰れるポジティブな点はたくさんある」とハジャーはF1公式サイトに語った。「クルマは戦える状態にあり、自分も速い。あとはそれを最も重要な場面でまとめるだけだ」

    「ここ数戦は非常に不運だった」

    「後半戦が良いものになるという兆しはすべてそろっている」

  • アイザック・ハジャー F1ハンガリーGPで手首を負傷 「愚かな」グラベルに苦言

    アイザック・ハジャー F1ハンガリーGPで手首を負傷 「愚かな」グラベルに苦言

    アイザック・ハジャーは、負傷した左手首に痛みを感じながらもハンガリーGPを戦い、「走行は可能だった」と明かした。

    問題の負傷は、グラベル(砂利)がコックピット内に入り込み、ハジャーの手首に直撃したことで発生したもの。これを受け、ハジャーは「愚かな」グラベルトラップに対し改善を訴えている。

    レース1周目、ターン13への進入時にオリバー・ベアマン(ハース)が巻き上げたグラベルが、ハジャーの左手に直撃。無線でハジャーはすぐに痛みを訴えた。

    「マジで手がやられた。全部グラベル喰らった、全部だよ」

    それでもハジャーはレースを走り切り、11位でフィニッシュ。ポイント圏外ながら完走順位では最上位となった。レース後、PlanetF1.comを含むメディアに対し、手首の状況についてこう語った。

    「正直、走れたし、集中もできた」

    アイザック・ハジャー F1 ハンガリーGP ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームハンガリーGPでの接触でグラベルが飛び、ハジャーの左手首に直撃した

    こうした事態は以前にも経験したかと問われると、ハジャーはこう答えた。

    「経験はあるけど、ここまでの量やスピードはなかった」

    ターン12の立ち上がりに設けられたグラベルストリップは、トラックリミット違反を抑制するうえで有効な施策とされているが、ハジャーは撤去を求めている。

    「こういうのはなくしてほしい。馬鹿げてるよ」

    レーシングブルズのマシンを降りたあと、手首に損傷はあるのかとの質問にはこう答えた。

    「いや、ちょっと痛むし、少し青くなってるけど、また痛みが出てきた」

  • アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP決勝「あと少しでポイントだった」

    アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP決勝「あと少しでポイントだった」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝を11位で完走。自身初の連続ポイント獲得にはあと一歩届かなかったものの、週末を通じて見せた安定したスピードに手応えを示した。

    9番グリッドからのスタートでポイント圏内フィニッシュが期待されたが、1周目の加速で後手に回り、序盤はポジションを失う展開に。その後はDRS列に阻まれながらも粘り強く走行を続け、1ストップ戦略を最後まで維持しつつも、10位のアントネッリには届かず0ポイントに終わった。

    レース後、ハジャーは率直な悔しさをにじませた。

    「ポイントを逃してしまって、本当に悔しい。週末を通してペースは良かったし、自信もあった。でもスタートでうまく加速できず、1周目で何とか頑張ってみたんだけど、ポジションを落としてしまった。そこからはずっと他のクルマの後ろに詰まっていた。ミディアムタイヤでのペースはすごく良かったんだけどね。」

    「チームとしてはリアムがいい結果を出してくれたし、そこはポジティブに捉えたい。クルマには確かなポテンシャルがあるし、自分としてももっとすべてをうまくまとめられるようにしたい。最近のレースはちょっと不運が続いてるけど、後半戦に向けて気持ちを切り替えて頑張る。」

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、ハジャーの奮闘を評価しつつも、スタートでのポジションロスが響いたと語った。

    「アイザックは昨日の予選についても“もっと上を狙えた”という手応えを持っていた。今日もスタートでベアマンに前を許し、結果的にそのあと多くの時間を失ったのが痛かった。それでも彼のペースは確かだったし、ここ2戦連続でQ3進出を果たしているのは評価に値する。今後もこの流れを継続していけば、必ず結果はついてくるはずだ。」

    シーズン後半へ向けて、ハジャーは初のF1フル参戦での経験を糧に、安定したポイント獲得ドライバーとして飛躍できるか注目される。

    アイザック・ハジャー ハンガリーGP F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームアイザック・ハジャーが11位でフィニッシュ。スタートでの後退が響き、あと一歩で自身初の連続ポイント獲得を逃した。

    アイザック、惜しくもポイントには届きませんでした。率直な気持ちは?

    アイザック・ハジャー: うーん……今週末はほんとに不公平に感じる。もう1台のマシンはポイントを取ってるし、僕も週末ずっと速さはあったのに、肝心の予選Q3でうまくいかなかった。それがすごく悔しい。今日のレースペースも本当に良かったのに、遅いマシンに抑えられて前に行けなかった。

    グラベルが手に当たったあと、状態はどうでしたか?

    ハジャー: よくはないよ。こんな場所にグラベルがあるのは正直バカげてると思う。もし前のマシンがグラベルでスピンしたら、石がこっちに飛んできて、手とかヘルメットに当たる。全然いいことじゃない。

    シーズン前半を振り返ってみて、良かった点も多かったと思いますが、前向きな気持ちで夏休みに入れそうですか?

    ハジャー: うん、ポジティブな面はたくさんある。マシンは速いし、自分にもスピードはある。あとは肝心なところでそれをまとめるだけ。ここ数戦は運にも恵まれてなかったけど、後半戦はきっとうまくいくと思ってるよ。

  • アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP予選「7番手も狙えたと思う」

    アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP予選「7番手も狙えたと思う」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で10番手を獲得。前戦に続き2戦連続のQ3進出を果たし、ルーキーながら安定した予選パフォーマンスを見せた。

    FP3ではスピンを喫してソフトタイヤを失い、十分な予選シミュレーションができない状況で臨んだが、難しいコンディションの中でも粘り強く戦い、Q1・Q2を順調に突破。Q3では1回のみのアタックで健闘した。

    「チームにとっては全体的にポジティブな予選だったけど、コンディションの変化は厄介だった」とハジャーはコメント。

    「週末を通してクルマの感触は良かったし、Q2まではすごくうまく進んでいた。でもQ3では風が強くなってミスをして芝に出てしまった。アタックは1回しかできなかったけど、もっとポテンシャルはあったと思う。正直P7も狙えた」

    「それでもロングランは良さそうだし、ここはスタートと戦略が重要になる。P10からでもしっかりとポイントを狙いたい」

    チーフテクニカルオフィサーのティム・ゴスも、ハジャーの冷静な対応力を高く評価した。

    「今日の予選は、リアムもアイザックも素晴らしい走りを見せてくれた」とゴスはコメント。

    「マシンは週末を通して競争力があったが、特に予選に向けてはロースピードでの旋回性能とハイスピードでの安定性の両立を重視してセットアップを微調整した。それが功を奏して2人ともQ3に進出できた」

    「風向きが刻々と変化する中でラップタイムの安定性が難しかったが、両ドライバーともそれをうまく乗り越えてくれた。明日はロングランペースを活かして、2台揃ってのポイント獲得を狙っていく」

    アイザック・ハジャー ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム ハンガリーグランプリ

    Q:Q3進出おめでとうございます。ただ、まだ出し切れていないという印象も受けましたが?

    アイザック・ハジャー:そうだね、一番のラップで草に乗ってしまった。

    だからもう言うことはあまりない。そこでかなりのタイムを失ったし、それがすべてだったと思う。

    Q:クルマの挙動自体はどうでしたか?限界を攻めすぎてのミスだったんでしょうか?

    アイザック・ハジャー:クルマの感触はセッション中ずっと良かったよ。
    でもQ3に入ってから風が一気に強くなって、すごく運転しづらくなった。

    とはいえ、それはみんな同じ条件だからね。単純に僕がミスをしただけさ。

  • アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP初日「FP2の順位は実力通り」

    アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP初日「FP2の順位は実力通り」

    アイザック・ハジャーは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行でトップ10圏内の順位を記録し、「強いスタートが切れた」と手応えを語った。

    FP1では上位に食い込み、FP2ではトップチームが本格的に動き出したことで順位をやや落としたが、それでも「FP2の結果が実力をよく表している」とハジャーは振り返った。

    ハイダウンフォース仕様のハンガロリンクについては「モナコのリアウイングを使ってるような感覚」と表現し、走行自体を楽しめている様子。「まだ完全に快適な状態じゃないが、それでも速い」という自信ものぞかせた。

    Q:今日の一日を振り返っていかがでしたか?クルマの感触や自身の手応えは?

    アイザック・ハジャー: FP1はとてもいいスタートだったと思う。そのあとFP2でトップチームが本格的に動き出して順位は少し下がったけど、それでもトップ10に入れてたし、クルマの感触も良かった。

    まだ自分が完全に快適だと思えるエリアは残ってるけど、それでもマシンは速い。改善の余地があるのはポジティブなことだよ。

    アイザック・ハジャー ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    Q:今の自分の位置について、FP2の結果は実力を反映していると?

    アイザック・ハジャー: そうだね。アストンマーティンの2台が明日も僕の前にいるとは思わないけど、その代わりに何台かのトップチーム勢が上がってくるはず。

    だから、今日のFP2の順位が今の僕たちの実力をよく表していると思う。

    Q:このサーキットを走ってみての印象は?楽しめていますか?

    アイザック・ハジャー: すごく楽しいよ。ここはハイダウンフォースのサーキットで、モナコのリアウイングをつけてるような感じ。

    ストレートがほとんどないから、とにかくひたすらドライビング。だからこそ、ドライバーの力が試されるコースなんだろうね。僕もそうなれてるといいけど。

  • アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP展望「本来の位置に戻れた」

    アイザック・ハジャー F1ハンガリーGP展望「本来の位置に戻れた」

    アイザック・ハジャーは、前戦ベルギーGPで見せた手応えを糧に、今週末のハンガリーGPに自信を持って臨む姿勢を示した。特に予選とスプリントでの好パフォーマンスを評価しつつも、決勝では1ポイントの獲得にとどまり悔しさもにじませている。

    ハジャーは、今のマシンの状態に手応えを感じており、「本来の位置に戻ってきた」と語る。テクニカルでツイスティなハンガロリンクに対して好感を示し、日曜の決勝ではふたたびポイント圏内を目指す意気込みだ。

    「先週のスパ・フランコルシャンでは好パフォーマンスを発揮できたし、決勝前までの結果も良かった」とハジャーはコメント。

    「週末の終わり方は少しフラストレーションが残ったけど、1ポイントだけではなくもっと多くを得られる内容だったと思う。それでも、今のマシンは非常に良い状態にあるし、本来の位置に戻れたと感じている」

    今週またレースに戻れることに自信を持っているし、ブダペストは好きなサーキットだ。すごくツイストしていてテクニカルだから、日曜のレースでポイントを争うために全力を尽くすよ」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

  • アイザック・ハジャー F1ベルギーGP決勝「レースを通してマシンに不具合」

    アイザック・ハジャー F1ベルギーGP決勝「レースを通してマシンに不具合」

    アイザック・ハジャーにとって、2025年F1ベルギーGP決勝は悔しさの残る一戦となった。

    序盤はポイント圏内を走行していたが、レースを通して抱えていたマシンの不具合によりペースを失い、最終的には下位に沈む結果に。スリックタイヤに履き替えた後はDRSが有効となる中で次々にオーバーテイクを許し、「何もできなかった」と語った。

    チームメイトのリアム・ローソンが8位入賞を果たしただけに、レーシングブルズにとってはダブル入賞の可能性もあったレース。ハジャーは「それができたはずだった」としながらも、不具合による機会損失に強い悔しさをにじませた。

    Q:アイザック、とても悔しい午後になったように見えました。序盤はポイント圏内を走っていましたが、マシンに何か問題があったのでしょうか?

    アイザック・ハジャー: うん、レースのほぼ全体を通して何らかの問題を抱えてたんだ。自分でもそれはわかってたし、ラップタイムにもけっこう響いてた。

    それでも何とか最善を尽くそうとしてたけど、ピットインしたあとは完全にドライになってDRSも使える状況で、ただただ抜かれるだけだった。本当に悔しかった。

    マシン自体のフィーリングはすごく良かったから、なおさら何もできなかったのが辛い。

    div class=”imagecap”>アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ「何もできなかった」と語るほど厳しい展開に見舞われたアイザック・ハジャー

    Q:「悔しい」と言ってましたが、それだけマシンが良かったからこその感情ですよね?今日は本来なら大きなチャンスだったのでは?

    アイザック・ハジャー: そう思うよ。正直、リアムがフィニッシュしたポジションくらいは僕にも可能だったはずだし、チームとしてもダブル入賞できるレースだった。

    だからこそ本当に残念だし、チャンスを逃してしまったのが悔しいんだ。

  • アイザック・ハジャー F1ベルギーGP予選「もっとやれた気がして悔しい」

    アイザック・ハジャー F1ベルギーGP予選「もっとやれた気がして悔しい」

    アイザック・ハジャーがF1ベルギーGPのスプリントで見せたパフォーマンスは、確かな進化と同時に、トップ5目前で逃したチャンスへの悔しさを物語っていた。

    午前のスプリントでは、スタート前にガスリーがリタイアしたことにより8番手へ繰り上がり。その後はハースのオリバー・ベアマンに終始迫りながらも、追い抜くまでには至らなかった。それでも1ポイントを獲得し、チームに貴重な結果をもたらした。

    そして迎えた予選では、今季自身初となるQ3進出を果たし、1分41秒310のタイムで8番手を獲得。

    「スプリントは良い内容だったし、すごく良いペースがあった。予選でも序盤からリズムに乗れたけど、P8より上を狙えたはず。スタートはとても良かったし、アレックス(アルボン)はほんの0.1秒前。もっとやれた気がして悔しい部分もある」と語り、実力を発揮できた手応えと、わずかに届かなかった上位への悔しさをにじませた。

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ベルギーGP F1

    チームの車両性能部門責任者ギヨーム・デゾトゥーも、この日を「非常に良い1日だった」と評価。「スプリントは全員が同じタイヤという条件でオーバーテイクが難しかったが、アイザックがポイントを取ってくれたのは素晴らしい。予選では両ドライバーがQ3に進出し、明日の決勝に向けて非常に良いポジションを手に入れた」とコメントした。

    また、ハジャーの予選ラップについても「中盤セクターで非常に安定していて、ドライバーに自信を与えるクルマに仕上がっていた。雨の可能性もあるが、我々にはチャンスがある」と手応えを語った。

    開幕当初はF1のリズムに苦しむ場面もあったルーキーのハジャーだが、ここ数戦で着実な前進を遂げており、今回のスパでその努力が数字に現れた。日曜の決勝では、さらなるポイント獲得を狙う。彼の安定感と冷静さが発揮されれば、中団トップ争いのダークホースとして大きな存在感を放つはずだ。