カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • アイザック・ハジャー F1イタリアGP 予選Q1敗退「サインツに邪魔された」

    アイザック・ハジャー F1イタリアGP 予選Q1敗退「サインツに邪魔された」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)はF1イタリアGP予選で不運に見舞われ、16番手スタートが決定した。チームラジオでは強い苛立ちをあらわにし、予選最後のアタックが台無しになった背景を明かした。

    Q1序盤ではマシンの速さに手応えを得ていただけに、落胆は大きい。本人は「正直、すごく速い」と感じていたが、最後のラップでリズムを崩し、Q1敗退という結果に終わった。

    最後のラップについて、ラジオでも大きなフラストレーションを表していましたが、何が起きたのでしょうか?

    アイザック・ハジャー:「うん、カルロス(サインツ)が僕のアウトラップでちょっと邪魔をしていたんだ。正直、何をしていたのか分からない。彼は中古タイヤで走っていたと思うけど、その前でアタックを始めて、変な形で僕を前に出した。だからタイヤのウォームアップが完全に狂ってしまったんだ。明日後方からスタートするのは分かっていたけど、こんな形で予選を終えるのは本当に良い気分じゃない。これが敗退の原因だよ」

    決勝に向けて巻き返すチャンスについてはどう考えていますか? この週末、マシンは速さを見せていますが。

    ハジャー:「すごく速いと思う。実際、Q1の最初のラップは本当に良かったし、フリー走行3回目も強かった。だから最後尾スタートはすごく長いレースになるけど、やれることをやっていくよ」

    アイザック・ハジャー F1 イタリアGP(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

  • レッドブルF1代表 「角田裕毅とハジャーを今季中に交代する計画はない」

    レッドブルF1代表 「角田裕毅とハジャーを今季中に交代する計画はない」

    レッドブルF1代表のローラン・メキースは、2025年シーズン終了前に角田裕毅をアイザック・ハジャーと交代させる計画はないと明言した。

    ハジャーは先週末のF1オランダGPで初めての表彰台を獲得した。予選で見事に4番手につけ、決勝ではランド・ノリスの終盤リタイアの恩恵を受けて3位に入り、初の表彰台フィニッシュを果たした。

    レーシングブルズのルーキーであるハジャーは、そのスピードと結果で印象的なシーズンを過ごしており、先週末ついにフランス人最年少でF1表彰台に立つ快挙を成し遂げた。

    それ以前からも、ハジャーが早期にレッドブルに昇格するのではないかという憶測は高まっていた。20歳の彼自身も6月のカナダGP前には「準備ができているとは思わない」と語っていた。

    一方で角田裕毅は、今季序盤2戦の後に不振のリアム・ローソンと交代する形でレーシングブルズからレッドブルに昇格した。しかし25歳の角田は昇格後苦しいシーズンを過ごし、14戦でわずか4度の入賞にとどまっている。それでも、先週末のザントフォールトでは9位に入り、7戦連続ノーポイントの悪循環を断ち切った。

    フェルスタッペンのチームメイトとしては苦戦が続いているものの、残り9戦における角田のシートは安泰のようだ。

    イタリアGP開幕前の金曜日、ハジャーがシーズンを通してレーシングブルズに留まるのか問われたメキース代表は次のように答えた。

    レッドブル・レーシング

    「短い答えで言えば、イエスだ。ドライバーの決定については我々は明確に、そして公に“時間がある”と言ってきた。来年に向けてさまざまなシナリオをカバーできる十分な人数がドライバープログラムにいる。我々には急ぐ理由がない」

    「シーズン中に変更するつもりはない。角田はここ3戦で良いステップを踏んできている。我々はさらなる成長を望んでいるが、彼は良い仕事をしている。7戦ぶりにポイントを獲得し、スパではチームでのベスト予選を記録し、彼はポジティブな流れに乗っている」

    「アイザックの進歩を見て、彼が前戦で示したパフォーマンスを目にするのは本当に素晴らしいことだった。今季を通して積み重ねてきた進歩の素晴らしい証明だ。ただ我々はドライバー問題については落ち着いている。レッドブル側にはすべてのカードが揃っている」

  • アイザック・ハジャー F1トロフィー事件はオランダ王子が関与するひと騒動

    アイザック・ハジャー F1トロフィー事件はオランダ王子が関与するひと騒動

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーがF1オランダGPで初表彰台を獲得した際に起きた「トロフィー破損事件」。祝福ムードの裏で手作りの優勝杯が折れてしまうハプニングが発生し、その後の展開にはオランダ王子まで巻き込まれることとなった。

    破損したトロフィーはベルンハルト王子の尽力により即座に代替品が用意され、ハジャーはイタリアGPを前に無事に新しいトロフィーを手にすることに。珍事はチームとファンに笑顔をもたらす「ひと騒動」となった。

    レーシングブルズCEOのピーター・バイエルは、アイザック・ハジャーの壊れたオランダGPのトロフィーの交換に、オランダのベルンハルト王子が関与したことを明らかにした。

    ハジャーは先週ザントフォールトで開催されたレースで、マクラーレンのオスカー・ピアストリ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに続いて3位に入り、F1で初の表彰台を獲得した。しかし、チームとともに喜びを分かち合う最中、誤って手作りのトロフィーの首を折ってしまった。

    フランスとアルジェリアにルーツを持つこのドライバーは、その後イタリアGPを前に、新しいトロフィーを授与された。

    バイエルは、この交換トロフィーがどのようにして実現したか、その舞台裏をSky Sports F1ドイツに明かし、ベルンハルト王子の影響力について語った。

    「アイザックがトロフィーを床に置いたんだ。だから私は『アイザック、拾い上げなさい。みんなが走り回ったら壊れてしまうぞ』と言ったんだ。すると彼は拾い上げて、また置いて……不運にも壊れてしまった」とバイエルは説明した。

    「でもオーガナイザーたち――オランダでのイベントホストのひとりであるオレンジ家のベルンハルト王子がすぐに連絡をくれて『助けましょう』と言ってくれたんだ。そして今朝、実際に代わりのトロフィーを受け取った」

    「2つのオリジナルは我々のオペレーションオフィスに安全に保管されていて、彼は今日それを持ち帰ることができる。ちょっとしたハッピーエンドだね」

    アイザック・ハジャー F1

    バイエルはまた、ハジャーの表彰台獲得がチーム全体にとってどれほど重要だったかについても語った。

    「ここで見られる通りだ。3位を祝うドライバーやチームメンバー全員の純粋な感情や喜びがね。我々にとって最後の表彰台は2021年のバクー以来だ。これは日常的に起こることではなく、もしかすると少し運もあった――『勇者の幸運』とでも言うべきかな」とバイエルは付け加えた。

    「でも正直に言うと、その後ジャン・トッドから電話が来て、彼が自宅のリビングで文字通り飛び跳ねて喜んでいたと言ってくれた時に、初めて実感が湧いたんだ。我々がシャルル・ルクレールやジョージ・ラッセルを抑え、同時にマックスについていけたことをね」

    「それはマシンに速さがあったこと、アイザックが完璧に走ったことを示している。そしてもちろん今は、今日のレースで再び成功できることを楽しみにしている」

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表は「今季交代は考えていない」もハジャーを評価

    角田裕毅 レッドブルF1代表は「今季交代は考えていない」もハジャーを評価

    角田裕毅は今季のシートを守ることが確実となった。レッドブルF1代表ローラン・メキースは「角田裕毅の交代は考えていない」と明言し、直近数戦での前進を高く評価している。

    その一方で、ザントフォールトで初表彰台を獲得したアイザック・ハジャーについても「大きな成長を示した」と称賛。角田裕毅とハジャー、二人の存在がレッドブルの来季ドライバー決定に向けた焦点となっている。

    マックス・フェルスタッペンは現時点でレッドブル・ファミリーの中で唯一、2026年のシートが確保されている。しかし他のドライバーたち、特にフェルスタッペンのチームメイトについてはまだ不透明な状況にある。

    「短い答えは『イエス』だと思う」と、レッドブルのチーム代表ローラン・メキースはRacingNews365からの「角田がシーズン残りもレッドブルにとどまるのか」という質問に対して答えた。「我々はドライバーについて決断するための時間があることを非常に明確かつ公にしてきた。そして我々のプログラムには来年に向けたいくつものシナリオをカバーできる十分なドライバーが揃っている」

    「だから拙速な決断を下す理由は本当にない。そして君の質問に関して言えば──いや、我々はシーズン中に何かを変えるつもりはない。角田はここ3戦で良いステップを踏んできた。我々はもっと多くを求めているが、彼はいい仕事をしている。彼はザントフォールトで7戦ぶりにポイントを獲得した。ブダペストではマックスに近い位置にいたし、スパではチームにとって自己最高の予選ポジションを獲得した。つまり、彼はポジティブな流れにある」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    メキースはさらに、レーシングブルズでのハジャーのパフォーマンスについても言及した。「レーシングブルズのマシンでアイザックが前進していくのを見られるのは本当に楽しいし、彼が直近のレースで見せたようなレベルで走るのを見られるのも素晴らしいことだ。あれは彼がどれだけ前進したかを示す素晴らしいデモンストレーションだった。我々はドライバーというテーマについて非常にリラックスしている。なぜなら基本的にレッドブルは全てのカードを手にしているからだ。そして我々は決断を下すのを数週間、あるいは数か月遅らせることもできる」

    「もちろんそれは、最終戦まで決断を待たなければならないという意味ではない。なぜなら我々は、それがある意味でドライバーたちに影響を及ぼすことを理解しているからだ。だが現時点で我々が十分な時間を持っていると確信しているのは間違いない」とメキースは締めくくった。

  • アイザック・ハジャー F1初表彰台は「これまでの苦労と痛みを思い出した」

    アイザック・ハジャー F1初表彰台は「これまでの苦労と痛みを思い出した」

    レーシングブルズのルーキーであるハジャーは、ザントフォールトでの週末において注目の存在となった。予選で4番手につけると、決勝でもそのポジションを守り抜いた。そして終盤にマクラーレンのランド・ノリスがリタイアしたことで、ハジャーは3位に繰り上がり、チームとともに初めての表彰台を祝った。

    イタリアGPを前に、数日間を経て心境を振り返ったハジャーは、P3トロフィーに手をかけた瞬間の感情を次のように語った。

    「言葉は出なかった。ただ、自分がF1に辿り着くまでに直面してきたすべての苦労を思い出していた。それだけだった。本当に、苦労と痛みのことだけを考えていたんだ。諦めなくてよかったと思う」

    その象徴的な出来事のひとつは、ザントフォールトの週末序盤にあった。金曜の2回目のプラクティスではマシントラブルによりわずか1周しか走れず、土曜以降に向けて不利な立場に置かれた。しかし彼はすぐに気持ちを切り替え、予選で結果を出し、決勝でもその速さを示した。

    「それが一番嬉しい部分なんだ」とハジャーは強調した。「レース中も、4位で終われると思っていた。『4位をコントロールできている、素晴らしい仕事をしている』と感じていたんだ」

    「だから、純粋な速さでフェラーリやメルセデスを打ち破って4位でフィニッシュできるだけでも、すでに勝利のようなものだった。そして表彰台は、その上に載ったチェリーのような存在だった。でも本当に大事なのは、金曜から土曜にかけて僕たちが積み上げてきたもの、それを思い出すことなんだ」

    アイザック・ハジャー F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    モンツァのパドックに姿を見せた木曜日、笑顔を見せていたハジャー。しかし、その裏では少しばかりの“ドラマ”もあった。表彰式後のピットレーンでの祝賀の最中にトロフィーを壊してしまい、その後オランダからイタリアへの移動の間に行方が分からなくなったのだ。

    「正直、トロフィーがどこにあるのか分からないんだ。壊れたトロフィーがね」と彼は笑った。「チームが管理してくれていると思う。両方のパーツを良い手に預けてきたから」

    「どうなっているのか分からないけど、新しいのが届くのは分かっている。でも僕が欲しいのは壊れた方だ……新しいのなんて気にしない。だってそれはグランプリの歴史の一部じゃないから」

  • アイザック・ハジャー 壊れたF1初表彰台トロフィー返却希望「本物が欲しい」

    アイザック・ハジャー 壊れたF1初表彰台トロフィー返却希望「本物が欲しい」

    アイザック・ハジャーはF1オランダGPでキャリア初の表彰台を獲得したが、喜びの最中にトロフィーを真っ二つに割ってしまった。代替品が用意されるものの、彼が強く求めるのは「壊れた本物」だという。

    レーシングブルズのドライバーであるハジャーは、ザントフォールトでの決勝を3位でフィニッシュし、レースウィナーのオスカー・ピアストリ、そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペンに続いて初めて表彰台に立った。

    しかし、その節目をチームと共に祝う最中に、手作りのトロフィーを誤って真っ二つに割ってしまった。

    その後、ハジャーには代わりのトロフィーが届くことが確認されたが、本人は元の壊れたものを強く望んでおり、それがどこに行ってしまったのか分からないと語っている。

    「自分のトロフィーがどこにあるのかすら分からないんだ。壊れたトロフィーがね」と彼は説明した。「まあ、チームが面倒を見てくれていると思う。両方の破片をちゃんと託したんだ。でも何がどうなっているのかは分からない」

    「新しいものをもらえるのは分かっている。でも自分は壊れた方が欲しいんだ」と彼は力を込めて付け加えた。

    アイザック・ハジャー F1 トロフィー

    新人ドライバーのハジャーは、これまでに多くの人から「接着剤を渡された」とも明かした。

    「信じられないくらいだよ。今の僕ならパドック全体を接着できるくらいだ」

    数日を経て表彰台の実感が少しずつ湧いてきたハジャーは、モンツァでメディアに語ったときも笑顔を見せていたが、まだその節目を祝うことはできていないと明かした。

    「月曜日はひたすら返信を返して終わるんだ。何も変わらないように感じるね」とハジャーは説明した。「でも今は『自分はF1の表彰台フィニッシャーだ』って言える。それはすごくクールだし、とても幸せだよ」

    彼の初表彰台は、シーズン開幕戦オーストラリアGPでフォーメーションラップ中にクラッシュしてしまうなど、困難なスタートを切った年の後にもたらされた。

    「難しいのは、そういうことに対処しようとしないこと、考えないようにすることだと思う」と彼はこれまでの感情のジェットコースターについて語った。「いい結果でも悪い結果でも、それは後ろにあるもの。次の日にまたクルマに戻って、自分が一番得意なことをするだけなんだ。実際のところ、とてもシンプルなんだよ」

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「2026年なら話は別」

    アイザック・ハジャーは、今季中のレッドブル・レーシング昇格には関心を示さない一方で、全チームが次世代マシンを投入する2026年のレギュレーション刷新を見据えれば魅力的な選択肢になると認めた。

    先週末のザントフォールトでF1初表彰台を獲得したばかりのハジャーは、近い将来、4度のF1世界王者マックス・フェルスタッペンのチームメイト候補として有力視されている。

    しかし当面のところ、このフランス人は新人シーズンの勢いを固めることに集中しており、木曜にモンツァで記者団に語った。

    「正直に言うと、シーズン序盤に『今年レッドブルに飛び込む準備はできているか』と聞かれたけど、その答えは今でもノーだ。今はそうする意味があるとは思っていない」とハジャーは説明した。

    2026年は新たなスタート
    ハジャーはシーズン途中での移籍を考えていないが、2026年の大規模な技術レギュレーション刷新は変化の自然なタイミングだと捉えている。

    「でも『26年は別の話だ。チームにとって全く新しいスタートになるからだ。『セカンドカー』の話なんて出ないだろう」とハジャーは続けた。

    「なぜなら全員にとって新しいマシンだからだ。クルマを正しい方向に導く必要がある段階に入る。だから、これは本当に面白いと思う」

    20歳の彼は、レッドブルのシートは常に頭の片隅にあるものの、焦点はあくまで2025年残りのレースにあると付け加えた。

    「もちろん頭の中にはある。まだ9レース残っていて、良い仕事を続けられることを証明しないといけない」と語った。

    アイザック・ハジャー F1 レッドブル・レーシング

    レッドブル首脳との会話はまだなし
    レッドブルは近年、大幅なドライバー入れ替えを行ってきた。2024年末でセルジオ・ペレスと袂を分かち、2025年にリアム・ローソンを起用。その後、ローソンの短い在籍を経て角田裕毅をトップチームに昇格させた。

    好調なパフォーマンスを見せているにもかかわらず、ハジャーはレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコやレーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースと将来の昇格についてまだ話していないことを明かした。

    「僕自身は(会話を)していない。近いうちに始まるとは思うけど、正直急いではいない」と彼は認めた。

    ハジャーのルーキーシーズンはここまで37ポイントを獲得しランキング10位につけるなど、2025年の新人の中でも際立つ存在となっている。

    オランダでの表彰台はその潜在力を証明した一方、キャリアの進め方を慎重に見極める姿勢も示した。

    2026年にF1の次世代マシンが登場すれば、ハジャーの忍耐は実を結ぶかもしれない。今後の活躍次第では、レッドブルの長期的な将来における中心人物となる可能性が高い。

  • アイザック・ハジャー F1イタリアGP展望「期待を抑えて集中する」

    アイザック・ハジャー F1イタリアGP展望「期待を抑えて集中する」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、先週のオランダGPでF1キャリア初の表彰台を獲得し、大きな自信を得た。ルーキーながら着実に存在感を示す彼は、続くイタリアGPに向けて「浮かれることなく集中したい」と冷静な姿勢を強調している。

    舞台となるモンツァは、レーシングブルズにとってホームのひとつ。特別な雰囲気の中で走ることを喜びながらも、ハジャーは直線の多いコース特性に警戒を示し、堅実に戦うことが重要だと語った。

    「先週の非常に良い結果から数日後に再びレースができるのはとても嬉しいことだ」とアイザック・ハジャーはコメント。

    「モンツァという僕たちのホームレースのひとつで走るのは特別だ。チームの中には大きな自信があるが、同時に僕たちは期待を抑えて集中したいとも思っている」

    「直線が多いサーキットなので難しくなるかもしれないが、もう一度素晴らしい結果を目指すためにレースにしっかり加わることが重要になるだろう」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

  • 角田裕毅の後任最有力:アイザック・ハジャー F1デビュー戦の挫折から復活

    角田裕毅の後任最有力:アイザック・ハジャー F1デビュー戦の挫折から復活

    F1の最新表彰台フィニッシャーとなったアイザック・ハジャーは、すでに今季のルーキー・オブ・ザ・シーズンの座を確かなものにしつつある。しかし、その物語はオーストラリアでのデビュー戦後、まったく違うものになっていたかもしれない。

    2024年F2ランキング2位のフランス人ハジャーは、フォーメーションラップのターン2でレーシングブルズのマシンをクラッシュさせ、レースが始まる前に週末を終えてしまった。

    厳しいコンディションのなか、開幕戦で壁に突っ込んだのは彼だけではなかったが、ハジャー自身はデビューを「ただただ恥ずかしい」と表現した。

    しかし、パドックに戻った際にルイス・ハミルトンの父アンソニーから温かい言葉をかけられたことで、ハジャーはすぐに大きな期待通りの潜在能力を示し始めた。

    フランス人は2025年シーズン、夏休みに入る前までに6度の入賞を果たし、常にトップ10争いを演じてきた。特にモナコ市街地での6位はシーズン前半のハイライトだったが、ザントフォールトでの驚きの初表彰台がそれをさらに上回る結果となった。そして、マックス・フェルスタッペンの隣のシートが来季も未定であるなか、ハジャーはすでにシニアチーム昇格への道を固めたのかもしれない。

    恥ずかしいデビューをどう乗り越えたか
    自ら「恥ずかしい」と表現したメルボルンでのデビューを経て、ハジャーはすぐに失望を乗り越え、結果を積み重ね始めた。続く中国ではポイントを逃したが、日本ではQ3に進出し、7番グリッドを獲得。憧れのハミルトンを予選で上回る快挙を果たした。

    決勝では8位入賞を果たして初ポイントを獲得したが、同じルーキーのキミ・アントネッリが史上最年少のレースリーダーとなり、その快挙に隠れる形となった。しかし、鈴鹿をきっかけに次の6戦で4度ポイントを獲得し、モナコではキャリアベストの6位をマーク。リヤム・ローソンがレッドブルから降格後の調整に苦しむなかでも、ハジャーはレーシングブルズをミッドフィールドの中で確実に競争力ある存在に保ち続けた。

    レッドブル昇格への大きな一歩?
    その後一時的に結果を落としたものの、ハジャーはオランダで衝撃の走りを見せた。トップ10に返り咲いただけでなく、予選Q3最終アタックでラッセルや2台のフェラーリを上回り、2列目4番グリッドを確保。すぐ隣にはレッドブルのフェルスタッペンが並んだ。

    決勝では序盤からルクレールのフェラーリやラッセルのメルセデスを退け、フェルスタッペンの背後についていく走りを披露。度重なるセーフティカーリスタートでも冷静に4位を守り続けた。そして、残り8周でノリスがマシントラブルによりリタイアすると、ハジャーは見事に表彰台を手にした。

    この結果、ハジャーは史上最年少で表彰台に立ったフランス人となっただけでなく、レッドブル支援ドライバーとしても最速での表彰台獲得記録を更新。従来の記録は2008年モンツァでの優勝(22戦目)だったセバスチャン・ベッテルのものだったが、ハジャーはわずか14戦でこの偉業を達成した。

    そしてフェルスタッペンの隣のシートを巡る議論が続くなか、ハジャーは角田裕毅の2026年残留の可能性に“とどめを刺した”との見方さえ広がっている。

    角田裕毅 F1 アイザック・ハジャー

    レッドブルの次なるスター候補?
    角田裕毅が8戦ぶりにポイントを獲得したザントフォールトの週末を経ても、角田の2025年以降の将来はレッドブル内では厳しいと見られている。

    一方、ハジャー自身はメディアに対し、現時点でレッドブル昇格の準備ができていないと率直に語っている。フェルスタッペンのチームメイトとして挑んだドライバーが次々と苦戦している現実を目の当たりにしてきたからだ。

    しかし、2026年にフロントランニングカーを得られる可能性を考えると、そのチャンスを断るのは難しいだろう。近年のレッドブルマシンはドライバビリティに問題を抱えてきたが、2026年の新レギュレーションで採用される従来型アンダーフロアへの回帰が、この問題を緩和する可能性もある。

    レッドブルはこれまでもフェルスタッペンやベッテルといった若き才能を頂点に導いてきた。ハジャーもその系譜に連なる資質を備えている。開幕戦で「終わった」と思った失望から、いまや“レッドブルの次なるスーパースター”候補にまで上り詰めたハジャーの逆転劇は、まさに驚くべきものだ。(文:ダニエル・ハリス)

  • アイザック・ハジャー F1オランダGP主催者が壊れたトロフィーの代替品を製作

    アイザック・ハジャー F1オランダGP主催者が壊れたトロフィーの代替品を製作

    オランダGPの主催者は、アイザック・ハジャーが自身のF1初表彰台を祝う際にトロフィーを壊してしまったため、新しいトロフィーを授与することを確認した。

    フランス人ドライバーは、2025年F1オランダGPで3位に入賞したトロフィーをレーシングブルズのガレージ前での集合写真の前に地面に置いた際、上部が外れて半分に割れてしまった。

    これはレース後にドライバーがトロフィーを壊してしまった初めてのケースではない。ランド・ノリスは2023年のハンガリーGPで、表彰台上でマックス・フェルスタッペンのトロフィーを壊してしまったことがある。

    ハジャーにとって幸いなのは、新しいトロフィーが用意されることだ。そして壊れたトロフィーも「彼にとって伝説的な瞬間の記念品」として手元に残される。

    「トロフィーは高品質のセラミック製であり、我々の熟練の画工によって手描きされています。セラミックは美しい素材ですが、同時に壊れやすいものでもあります。予期せぬ振動や衝撃にさらされると壊れてしまうことがあります」とオランダGPの広報担当者はSpeedcafeに語った。

    「今回のケースでは、トロフィーがおそらく不均一な表面に置かれてしまったのでしょう。その場合、圧力が不均等に分散される可能性があります」

    「これにより中央部や薄い部分に応力が集中し、ひび割れや破損につながることがあります」

    「我々はハジャーのために新しいトロフィーを作ります。いつ届けられるかはまだ未定ですが、現在作業を進めています」

    「壊れたトロフィーはハジャーの手元に残ります。それもまた彼にとって伝説的な瞬間の記念品です」

    アイザック・ハジャー F1 オランダGP

    ザントフォールトで輝いたハジャーの週末
    ハジャーはオランダGPで週末を通して最も注目されたドライバーだった。

    レーシングブルズのドライバーは堂々の4番手タイムを記録し、ジョージ・ラッセルやフェラーリ勢を打ち破って予選を終えた。

    決勝でも4番手を維持し、シャルル・ルクレールからの激しいプレッシャーを跳ね返した。

    20歳のハジャーはレース終盤まで4位を守っていたが、残り7周でノリスがリタイアしたことで、結果的に3位でフィニッシュ。ファエンツァ拠点チームにとって2021年以来となる表彰台をもたらした。

    今回の走りは、2026年にフェルスタッペンのチームメイトが誰になるかまだ決めていないヘルムート・マルコやレッドブル首脳陣に強い印象を残したことは間違いない。