カテゴリー: インディカー

  • フェルナンド・アロンソ 「インディ500制覇は非常に重要な目標」

    フェルナンド・アロンソ 「インディ500制覇は非常に重要な目標」

    ル・マン24時間レースで優勝して世界3大レースでの2冠を達成したフェルナンド・アロンソは、3冠のための残りのレースとなるインディ500での優勝は“とても魅力的”だと語り、3冠達成に意欲をみせている。

    フェルナンド・アロンソは、先週のル・マン24時間レースでToyota Gazoo Racingのトヨタ・TS050・HYBRID 8号車をドライブして優勝。20回目の挑戦となったトヨタに悲願の初優勝をもたらした。

    F1で2度のF1ワールドチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソは、自分が“完成されたドライバー”であることを証明するべく、世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)のすべてを制覇することをキャリアの究極の目標に掲げている。

    これまで3冠を達成したのはグラハム・ヒルただ一人。F1モナコGPとル・マン24時間レースの2冠を達成したのは、タツィオ・ヌボラーリ、モーリス・トランティニアン、ブルース・マクラーレ、ヨッヘン・リント、そして、グラハム・ヒルに続く6人目の快挙となる。

    現在36歳のフェルナンド・アロンソは、F1で優勝争いに絡めなくなっている今、3冠達成に意欲をみせた。昨年、インディ500に参戦したアロンソは残り21周でエンジントラブルによりリタイアを喫している。

    「2017年にインディ500に出場したけど、特にこれといった目標はなかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「トップで終盤を迎えて、あと少しで優勝だったけど、土壇場で逃してしまった。」

    「インディ500は世界3大レースのひとつだし、本当に重要な目標になる。インディ500制覇はとても魅力的だし、誰よりも優れた完璧なドライバーであるかを確かめる証拠になる」

    フェルナンド・アロンソはまだ来季の去就を発表しておらず、F1引退も囁かれている。マクラーレンは2019年からインティカー・シリーズにフル参戦することを本格的に検討しており、その際はフェルナンド・アロンソがドライバーを務めると噂されている。

    関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!

  • マクラーレン 「アロンソのためにインディカーを検討するわけではない」

    マクラーレン 「アロンソのためにインディカーを検討するわけではない」

    マクラーレンは、2019年からのインディカー参戦を真剣に検討しているのは、フェルナンド・アロンソをチームにつなぎ留めておきたいからではないと主張する。

    昨年、フェルナンド・アロンソとともにインディ500にスポット参戦したマクラーレンは、2019年からインディカーにフル参戦することを検討していることを明らかにしている。

    今月初めにはマクラーレンの上層部がデトロイトで開催されたインディカーの現場を訪れており、インディ500をともに戦ったアンドレッティ・オートスポーツと提携の可能性について交渉を行ったとされている。また、F1カナダGPには逆にアンドレッティ・オートスポーツの関係者がマクラーレのゲストとして訪問している。

    フェルナンド・アロンソは来季以降の去就をまだ明らかにしておらず、F1を引退してインディカーに転向するとの噂が囁かれている。

    自身のキャリアで世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げるフェルナンド・アロンソは、先週末に開催されたル・マン24時間レースにトヨタから参戦して優勝。F1モナコGPに次ぐ2冠目を達成し、残りはインディ500優勝のみとなった。

    これまで世界3大レースのすべてを制覇したドライバーは、1960年台から1970年台にかけて3冠王に輝いたグラハム・ヒルだけとなっている。

    フェルナンド・アロンソのF1契約は今年末で満了するが、マクラーレンとは複数年契約があると主張しており、マクラーレンのインディカー参戦が実現すれば、チームのインディカープログラムに加わるとみられている。

    しかし、マクラーレンを率いるザク・ブラウンは、インディカー参戦は、フェルナンド・アロンソの計画に関係なく決断を下すと強調する。

    「我々がインディカーに参戦するかどうかは、フェルナンドがやりたいかどうかとは関係ない。彼の決断次第では彼と一緒に取り組んでいく可能性はある。だが、彼なしでやっていく可能性も十分にある。ドライバーがどうしたいかに合わせてレースをする場所を決めることはない」とザク・ブラウンはコメント。

    「彼が別のチームと戦うことになったとしても、それが我々を抑制させることはない。我々がフェルナンドと話しているのはかなり長期に渡るものだ。彼もそれを考えていると思う。フェルナンドの第一選択肢はマクラーレンファミリーにとどまることだと思っている」

    マクラーレンがインディカーに参戦する場合、既存チームとの提携によって1台での参戦になると見られている。それでも、ザク・ブラウンは、マクラーレンにとって少なくとも2つの選択肢があるとし、インディカーがF1プログラムに影響することはないと強く主張した。

    「参戦するかどうか、どのような体制で参戦するか関しての最終的な判断は我々の次第だ。いくつか異なるシナリオを考えているし、まもなく決断を下せるのではないかと思っている」

    「“F1を整えるべきではないか”と言う人もいる。だが、我々は巨大な企業であり、F1のリソースを使うわけではないし、ひとつのものが他に影響することはない。我々にとって、インディカー参戦は良いタイミングだ。もしくは世界耐久選手権に参戦するいいタイミングかもしれない。F1とは全く関係のない話だ」

    「批判があることはわかっているし、それは公正な疑念だとも思う。ただ、我々は他のプログラムに影響しない別のプログラムを動かせるだけの十分に大きな組織だ」

  • アンドレッティ・オートスポーツ、フォース・インディアの買収先候補?

    アンドレッティ・オートスポーツ、フォース・インディアの買収先候補?

    アンドレッティ・オートスポーツが、フォース・インディアの新たな買収先候補として報じられている。

    最近、英国エナジードリンク企業であるリッチエナジーが、フォース・インディアの間近だと報じられており、リッチエナジーの最高経営責任者であるウィリアムズ・ストーリーも、買収提案は“原則的に合意されている”と認めていた。

    しかし、新たにインディカーなどに参戦するアンドレッティ・オートスポーツが、新たな買収先候補に浮上している。

    マリオ・アンドレッティは、先週末のF1カナダGPにマクラーレンのゲストとして招かれており、マクラーレンとフェルナンド・アロンソの2019年のインディカーへのフル参戦に先駆けた交渉が行われたと報じられている。

    しかし、F1記者のジョー・サワードによると、アンドレッティ・オートスポーツがモントリオールを訪れた理由はそれだけではなかったと伝えている。

    「マリオ・アンドレッティのパドックへの登場は、来年インディカーでフェルナンド・アロンソを走らせる契約を交渉していたのは明らかだった」とジョー・サワードはコメント。

    「しかし、マリオがモントリオールを訪れた目的はそれだけではにのは明らかだった。彼は会社の会長であるJ-F・トンプソンとアンドレッティのドライバーであり、インディカー500ウィナー、元F1ドライバーであるアレクサンダー・ロッシの父親であるお馴染みのピーター・ロッシを伴っていた。

    「インディカーでマクラーレンのバッチをつけたアンドレッティを走らせるアロンソとの契約に他の2人が必要ではなく、彼らは明らかに他のことに関与していたはずだ」

    「リバティメディアとフォース・インディアへの訪問は、財政的に陥っているチームを獲得するために契約をまとめられるかどうかを状況を嗅ぎまわるためにそこにいることを示唆していた」

    「複数の情報源によると、フォース・インディアは財政面と法律面で問題に陥るのを避けるために早急な財政的な解決策を必要としているようだ」

    フォース・インディアは、単純にほんの少しのリブランディングをするだけで競争力のある完全請負契約によるF1運営を得る素晴らしいチャンスだ。だが、アンドレッティはどれくらいのコストがかかるかを把握しない限り、飛び込むことはまずあり得ないし、F1の予算制限とそのグラインドパスの問題の答えを得られるまで確実ではないだろう」

    「だが、スピードは今でも不可欠であり、さもなければ、もはやガス欠で飛べなくなっているF1チームを失うことになるかもしれない。そしれ、フォース・インディアは財政危機に陥っている唯一のチームではない」

  • 【インディカー】 佐藤琢磨 「大変なレースだった。7位はいいリザルト」

    【インディカー】 佐藤琢磨 「大変なレースだった。7位はいいリザルト」

    佐藤琢磨は、インディカー・シリーズ 第9戦テキサスの決勝を7位でフィニッシュした。

    テキサス州ダラス郊外にある全長1.5マイルのテキサス・モータースピードウェイは、コーナーに最大24度の急なバンクがつけられていることから、時速200マイルを超える高速を保ったままでのバトルが繰り広げられるエキサイティングなコース。

    すで真夏を迎えたメキシコ湾に面するテキサス州では、日中の気温が摂氏35℃にも達するため、ここでのレースは夕刻にスタートが切られ、陽が落ちて暗くなってからゴールするスケジュールになっており、それがレースを難しくしている。昼間の暑さが残っているコンディションでスタートし、気温も路面温度も下がる夜間にゴールとなるため、レース中の温度変化によってマシンのハンドリングが大きく影響を受ける。

    予選9番手からスタートした佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、序盤はトップ10のポジションを保っていたが、右のリアタイヤに大きなトラブルを抱えて緊急ピットインしたため、2ラップダウンとなってしまう。しかし、その後もトップグループと変わらないペースで走り続け、最後にはリードラップに復活。しぶとく戦い抜いて最終的に7位フィニッシュを果たした。

    次戦は舞台を再びアメリカ北部に移し、ウィスコンシン州の緑豊かなサーキット、ロード・アメリカで第10戦が開催される。

    佐藤琢磨(7位)
    「たいへんなレースでした。今日のポイントは、タイヤのマネジメントにありました。僕らは残念なことに序盤の走行で右のリアタイヤに大きなトラブルが出たため、早めのピットストップに入って2ラップダウンに陥りました。しかし粘り強く走り続け、パスできるチャンスがあればパスをして少しずつポジションをばん回し、チームのがんばりもあって、レース終盤にリードラップに復帰することができました。そして、そこからはゴールまでポジション争いを繰り広げることができました。7位はいいリザルトだと思います。スタートが9番手だったことを考えると、もっと上位でフィニッシュしたかったのも確かですが、チームメートと揃って6、7位でゴールできた勢いで、次戦のロード・アメリカではトップ争いに加わりたいと考えています」

  • マクラーレン・ホンダ、2019年にインディカーで復活?

    マクラーレン・ホンダ、2019年にインディカーで復活?

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2019年にマクラーレンとしてインディカー・シリーズに参戦することを“真剣に検討している”と述べ、その際には「またホンダとレースをしたい」と語った。

    マクラーレンは、早ければ2019年からインディカーへのフル参戦を本格的に検討しているとされており、インディカー参戦時に提携するチームの最有力は、昨年のインディ500にフェルナンド・アロンソが参戦した際に組んだアンドレッティ・オートスポーツだとされている。

    先週末、ザク・ブラウンは、マクラーレンのF1レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエ、そして、最近チームのコンサルタントに就任した2度のインディカーチャンピオンでインディ500のウィナーでもあるジル・ド・フェランとともにインディカーのレースが開催されたデトロイトを訪問。アンドレッティ・オートスポーツのオーナーであるマイケル・アンドレッティと会っていた。

    今週末のF1カナダGPでは、そのマイケル・アンドレッティがザク・ブラウンのゲストとしてマクラーレンのパドックを訪れている。

    「我々は真剣にインディカーを検討している」とザク・ブラウンはモントリオールでコメント。

    「かなり時間をかけて適性評価を実施している。以前にも話したように、偉大なる歴史を持つマクラーレンが他の形態のモータースポーツに参入する場合は、まずは何よりもF1活動を妥協しないようにする必要がある。それができないようであれば考えることはない」

    「商業的に生き残れなければならず、競争力を発揮できると実感し、ブランドに適したものである必要もある。それらの項目のほぼすべてではなく、すべての項目をチェックできなければならない」

    「適性評価はまだ終えていないが、いい形になりそうなので、2019年に向けて準備を進めるためにも、今後数カ月で決断を下すつもりだ。4つの要素、すべてに問題なくチェックできると確信できれば、おそらくは前に進むことになるだろう。ただし、まだ旅路に出てはいない」

    ザク・ブラウンは、インディカーにエンジンを供給するホンダとシボレーの2つのライバルメーカーの両方と会っている。昨年、マクラーレンはホンダとのエンジンプログラムで決裂しているが、ザク・ブラウンはインディカーでホンダと再会することをためらうことはないと語る。

    「2つのエンジンメーカーがあり、両社ともインディカーで素晴らしい仕事をしている」とザク・ブラウンはコメント。
    「そして、我々はホンダと再びレースをしたいと思っている。彼らは素晴らしいエンジンを造っているし、インディカーの多くのレースで勝利を収めている。だから、最終的にそれが我々が向いている方向であるならば、ホンダと再びレースをすることを躊躇しないだろう」

    一方、今シーズン末でマクラーレンとの契約が期限を迎えるフェルナンド・アロンソは、F1を引退してマクラーレンとのインディカー参戦に転向するとも噂されている。

    今週末、モントリオールでF1参戦300レース目を迎えているフェルナンド・アロンソだが、2013年から勝利から遠ざかっており、ここ数年はフラストレーションを抱えている。

    噂では、マクラーレンがインディカーに参戦する場合にフェルナンド・アロンソはチームに残留し、その間にマクラーレンがF1で競争力を取り戻すことができれば、F1に復帰するというオプションが契約に盛り込まれるとも言われている。

    ザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソとの交渉は現在進行中だと語る。

    「フェルナンドとは話をしているところだ」とザク・ブラウンはコメント。

    「彼も言っているように、昨年の今頃から話を始めた。彼は長くF1で戦っており、これまで以上にドライブを楽しんでいる。彼は今までで最も優れた走りを見せていると思っている」

    「ドライバーズ選手権以上にコンストラクターズ選手権を多く制したいと彼も指摘しているし、F1には少しフラストレーションを抱えていると思う。彼はF1を愛しているし、世界耐久戦も愛している。デイトナもそうだ。だから、どういう形でもフェルナンドをマクラーレンにとどめておければと願っている」

  • 【インディカー】 第9戦 決勝:S.ディクソンが優勝、佐藤琢磨は7位

    【インディカー】 第9戦 決勝:S.ディクソンが優勝、佐藤琢磨は7位

    2018年のインディカー・シリーズ 第9戦 テキサスの決勝が6月9日(土)にテキサス・モーター・スピードウェイで行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が優勝。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は7位でレースを終えた。

    先週のデトロイトでのダブルヘッダーに続き、今週末はテキサスでのオーバルレースと、インディ500から3連戦と過密スケジュールのインディカー・シリーズは早くも折り返し地点。

    テキサス・モーター・スピードウェイで行われたレインガード600は、日没後にスタートするトワイライトレースとして開催された。

    優勝は7番グリッドからスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)。タイヤ、戦略ともに完璧な展開をみせたディクソンは130周目にトップに立つと大量なリードを築いてデトロイトのレース1に続いて今季2勝目を手にした。これでスコット・ディクソンは43勝目となり、歴代勝利数でマイケル・アンドレッティを抜いて単独3位に浮上した。

    予選ではシボレー勢が有利とみられたレースだが、2位のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)を除き、9位までホンダ勢が8台を占める結果となった。

    9番グリッドからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、タイヤに苦しみ一時は2周遅れとなったが、3度のフルコースイエローとなったレースで最終的にリードラップに返り咲く粘りのレースで7位でフィニッシュした。

    2018 インディカー 第9戦 テキサス 決勝 結果

    Pos No Driver Team  
    1 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H
    2 22 シモン・パジェノー Team Penske C
    3 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H
    4 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H
    5 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H
    6 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H
    7 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H
    8 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H
    9 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H
    10 23 チャーリー・キンボール Carlin C
    11 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C
    12 59 マックス・チルトン Carlin C
    13 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C
    14 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H
    15 88 ギャリー・チャペス Harding Racing C
    16 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H
    17 19 ザカリー・クラマン・デ・メロ Dale Coyne Racing H
    18 12 ウィル・パワー Team Penske C
    19 6 ロバート・ウィッケンズ Schmidt Peterson Motorsports H
    20 20 ジョーダン・キング Ed Carpenter Racing C
    21 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C
    22 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C
  • 佐藤琢磨、テキサスの予選は9番手 「完璧なアタックではなかった」

    佐藤琢磨、テキサスの予選は9番手 「完璧なアタックではなかった」

    佐藤琢磨は、インディカー・シリーズ 第9戦テキサスの予選で9番グリッドを獲得した。

    6月8日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで行われた公式予選において、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は2周の平均で218.578mph(約349.7km/h)を記録して9番グリッドを獲得した。

    6月9日(土)は夕方に30分間のプラクティスを実施した後、現地時間の午後7時45分(日本時間の6月10日午前9:45)に決勝レースのスタートが切られる。

    佐藤琢磨
    「ターン1からターン2ではバンプでマシンがスライドし、スロットルをわずかに戻さなければいけなかったので、完璧なアタックとはいえませんでした。ハンドリング特性が少しニュートラル過ぎたのかもしれません。ただし、ターン3とターン4は今日のプラクティスから改善を図れたので、自分たちが記録したスピードについては満足しています。状況を考えると、30台のマシンがスムーズに予選を行えたことにも満足しています。決勝レースでは、昨年と比べて400ポンド(約180kg)以上もダウンフォースが少ない状態で走るので、集団は少し前後に伸びた形となり、インディ500と同じように前のマシンに追い付いていくのが難しくなるでしょう。いっぽう、ここのバンクではテキサス特有の2ワイドのレースが楽しめるはずです。日が沈めば2番目のレーンも使えるはずなので、エキサイティングなレースになると思います」

  • 【インディカー】 第9戦 予選:ニューガーデンがポール、佐藤琢磨9番手

    【インディカー】 第9戦 予選:ニューガーデンがポール、佐藤琢磨9番手

    2018年のインディカー・シリーズ 第9戦 テキサスの予選が6月8日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで行われ、ジョセフ・ニューガーデンがポールポジションを獲得。佐藤琢磨は9番手だった。

    先週のデトロイトでのダブルヘッダーに続き、今週末はテキサスでのオーバルレースと、インディ500から3連戦と過密スケジュールのインディカー・シリーズ。

    テキサス・モーター・スピードウェイは全長1.455マイルの高速オーバル。2年前に改修され、路面の再舗装、およびターン1とターン2のバンク角が24度から20度に変更されている。

    オーバルトラックでの予選は、各車が2周を連続して走行し、その平均速度をもとにグリッドを決定する。

    ポールポジションを獲得したのはジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)。平均速度220.613mphをマークした。2番手にはシモン・パジェノー、3番手にウィル・パワーとペンスキー勢が続いた。

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は218.78mphをマークし、9番手だった。ホンダ勢のトップはロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン)の4番手だった。

    2018 インディカー 第9戦 テキサス 予選 結果

    Pos No Driver Team   Speed
    1 1 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 220.613
    2 22 シモン・パジェノー Team Penske C 220.311
    3 12 ウィル・パワー Team Penske C 220.194
    4 6 ロバート・ウィッケンズ Schmidt Peterson Motorsports H 219.561
    5 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 219.302
    6 14 トニー・カナーン AJ Foyt Racing C 219.157
    7 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 219.112
    8 27 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 218.894
    9 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing H 218.578
    10 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 218.553
    11 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 218.430
    12 23 チャーリー・キンボール Carlin C 218.145
    13 10 エド・ジョーンズ Chip Ganassi Racing H 218.120
    14 20 ジョーダン・キング Ed Carpenter Racing C 218.057
    15 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 217.590
    16 26 ザック・ビーチ Andretti Autosport H 217.473
    17 88 ギャリー・チャペス Harding Racing C 217.149
    18 21 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 216.895
    19 4 マテウス・レイスト AJ Foyt Racing C 216.607
    20 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 216.092
    21 19 ザカリー・クラマン・デ・メロ Dale Coyne Racing H 215.813
    22 59 マックス・チルトン Carlin C 214.275
  • 【インディカー】 ホンダ:第8戦 デトロイト 決勝レポート

    【インディカー】 ホンダ:第8戦 デトロイト 決勝レポート

    インディカー 第8戦 デトロイトの決勝レースが行われ、ライアン・ハンターレイが優勝。Hondaはダブルヘッダーの両レースを制覇した

    ミシガン州デトロイトで開催されるストリートレースは同じ週末に2レースを行うダブルヘッダーだが、Hondaドライバーたちが2年連続で両レースでの優勝を飾った。ライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)がレース終盤にチームメートのアレクサンダー・ロッシとスリリングなバトルを展開し、2018年シーズンの初勝利を記録した。

    レース2の予選は日曜日午前中にウエットコンディションの下で行われ、ポールポジションはアレクサンダー・ロッシが獲得。2番手はロバート・ウィッケンズ(Schmidt Peterson Motorpsorts)となった。

    決勝スタートまでに路面は完全に乾き、太陽も出て気温も上昇、とても快適なコンディションで70周のレースは争われた。出場チームの作戦がほぼ真っ二つに分かれ、オーソドックスなのはピットストップを2回行う作戦で、燃費をセーブし、タイヤの消耗を極力抑えた走りが要求される。もう一つが3ストップ作戦となり、1回ピットに多く入ってタイヤ交換や燃料補給の作業を受けるため、タイムロスは大きいだが、新しいタイヤを装着してタイヤの消耗を気にすることなく速いラップを重ねられるところがメリットとなる。

    レース2終盤、トップ争いはHondaエンジン搭載マシンに乗るAndretti Autosportのチームメート2人で繰り広げられたが、アレクサンダー・ロッシは2ストップ、ライアン・ハンターレイは3ストップと同じチーム内で異なる作戦を採用していた。

    ライアン・ハンターレイは52周目に3回目のピットストップに入り、一方アレクサンダー・ロッシは、残り15周の55周に2回目のピットストップを行った。新しいタイヤを装着したハンターレイはここから猛追を開始。ロッシとの差は瞬く間に縮まって行き、追われる身となったロッシは直角コーナーのターン3へのアプローチでブレーキをロックさせ、タイヤから白煙を上げてランオフエリアにストップした。彼はレースに戻ってゴールを目指すことはできたが、コースオフした際にタイヤを傷めたためピットでタイヤを交換し、12位まで順位を下げてのゴールとなった。

    この勝利はライアン・ハンターレイにとっては今シーズン初、キャリア17勝目となった。土曜日に2位フィニッシュ、日曜に優勝を飾った彼はシリーズポイントが278点まで急伸し、ランキングで4番手に浮上した。土曜日のレース1ウイナーのスコット・ディクソンは合計304点でポイントランキング2番手、298点のロッシが3番手につけている。

    Hondaドライバーは日曜のレース2でも5人がトップ6でのフィニッシュした。エド・ジョーンズ(Chip Ganassi Racing)は今シーズン2回目の表彰台に上り、チームメートで昨日のウイナーのディクソンが4位。グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が5位。そして、ルーキーのウィッケンズが6位でゴールした。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は午前中の予選でマシンセッティングに不具合があったため、20番手という後方グリッドからレースに臨んだ。彼は早めのピットストップを行う3ストップ作戦を採用したが、2回目のピットタイミングが悪かったために上位進出のチャンスを逃し、集団の中で順位を上げて行くことも叶わず、17位でのゴールとなった。

    ライアン・ハンターレイ(優勝)

    「2セット目のハードタイヤを装着してからの僕とマシンは一体化し、思い通りに走ることができました。最後のロッシとの戦いは、彼がストレート1本分先行して始まりました。しかし、私のマシンは本当に速く、飛ぶイルカのようでした。作戦もピットストップもすばらしく、全力でマシンを走らせました。今週のような戦いを続け、チャンピオンシップを戦いたい。そのために私たちはインディカーシリーズに参戦しているのですから。デトロイトで勝てたことを誇りに思います」

    佐藤琢磨(17位)

    「非常に難しいレースになりました。何もかもが自分たちの考えや、狙いと逆に出ていましたね。作戦が当らず、ピットインもピットからコースへ出るタイミングも悪く、トラフィックに引っかかってばかりいました。レース中盤には非常に速いペースで走れていた時がありました。しかし、それは長くは続きませんでした。集団に追いつくと、そこからライバルをパスして順位を上げて行くことができなかったのです。何とか前へ出ようと全力で戦いました。残念なのはフルコースコーションがスタート直後にしか出なかったことです。そのため攻撃的な作戦が実を結ぶことにならなかったのです」

  • 【インディカー】 動画:ペースカーがパレードラップでクラッシュの珍事

    【インディカー】 動画:ペースカーがパレードラップでクラッシュの珍事

    2018年のインディカー 第8戦 デトロイトの決勝で、レース前のパレードラップでペースカーが単独スピンを喫するという珍事が起こった。

    3日(日)のデトロイトは予選では雨が降ったが、午後には雨が上がって快晴となり、ドライコンディションでパレードラップを開始した。

    しかし、路面が濡れていたのか、ゼネラルモーターズのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるマーク・ロイスが走らせるコルベットZR1はウォールに激しくクラッシュ。

    バックアップカーとしてもう1台のコルベット ZR1が用意され、30分以上中断となった後、今後はオリオール・セルビアがステリングを握って無事にレースはスタートした。

    関連:【インディカー】 第8戦 デトロイト 決勝:ハンターレイが優勝、琢磨17位