カテゴリー: インディカー

  • 2021年 インディ500 エントリーリスト:35台がエントリー

    2021年 インディ500 エントリーリスト:35台がエントリー

    2021年のインディ500のエントリーリストが発表され、33台のグリッド数に対して35台のマシンがエントリー。2台が予選落ち=バンプアウトすることになる。

    5月30日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される『第105回 インディ500』には、優勝経験者が9名、シリーズチャンピオンが8名、ルーキーが3名含まれる。

    過去の優勝者には、3度のウィナーであるエリオ・カストロネベス、そして、2回のウォナーである佐藤琢磨とファン・パブロ・モントーヤ、1回のウィナーであるシモン・パジェノー、ウィル・パワー、アレクサンダー・ロッシ、ライアン・ハンターレイ、トニー・カナーン、スコット・ディクソンが含まれる。

    ルーキーは、R.C.エナーソン、ピエトロ・フィッティパルディ、スコット・マクラフリンのア名。

    15か国のドライバーが参戦し、アメリカが3名、ブラジルとイギリスが各3名、ニュージーランド、スウェーデン、カナダ、フランスが各2名、メキシコ、スペイン、オーストラリア、スイス、ドバイ、オランダ、日本、コロンビアが各1名となる。

    2021年のインディ500のトラックアクションは5月18日(火)に始まる。

      No. Driver Team Engine
    1 1 JR.ヒルデブランド A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    2 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske Chevrolet
    3 3 スコット・マクラフラン Team Penske Chevrolet
    4 4 ダルトン・ケレット A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    5 5 パトリシオ・オワード Arrow McLaren SP Chevrolet
    6 06 エリオ・カストロネベス Meyer Shank Racing Honda
    7 7 フェリックス・ローゼンクビスト Arrow McLaren SP Chevrolet
    8 8 マーカス・エリクソン Chip Ganassi Racing Honda
    9 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing Honda
    10 10 アレックス・パロウ Chip Ganassi Racing Honda
    11 11 チャーリー・キンボール A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    12 12 ウィル・パワー Team Penske Chevrolet
    13 14 セバスチャン・ブルデー A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    14 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    15 16 シモーナ・デ・シルベストロ Paretta Autosport Chevrolet
    16 18 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing with Vasser Sullivan Honda
    17 20 エド・カーペンター Ed Carpenter Racing Chevrolet
    18 21 リーナス・ヴィーケイ Ed Carpenter Racing Chevrolet
    19 22 シモン・パジェノー Team Penske Chevrolet
    20 24 セージ・カラム Dreyer & Reinbold Racing Chevrolet
    21 25 ステファン・ウィルソン Andretti Autosport Honda
    22 26 コルトン・ハータ Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda
    23 27 アレクサンダー・ロッシ Andretti Autosport Honda
    24 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport Honda
    25 29 ジェームズ・ヒンチクリフ Andretti Steinbrenner Autosport Honda
    26 30 佐藤琢磨 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    27 45 サンティノ・フェルッチ Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    28 47 コナー・デイリー Ed Carpenter Racing Chevrolet
    29 48 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing Honda
    30 51 ピエトロ・フィッティパルディ Dale Coyne Racing/RWR Honda
    31 59 マックス・チルトン Carlin Chevrolet
    32 60 ジャック・ハーベイ Meyer Shank Racing Honda
    33 75 RC・エネルソン Top Gun Racing Chevrolet
    34 86 ファン・パブロ・モントーヤ Arrow McLaren SP Chevrolet
    35 98 マルコ・アンドレッティ Andretti Herta-Haupert
    with Marco & Curb-Agajanian
    Honda
  • パトリシオ・オワード、インディカー初勝利でマクラーレンでF1テスト

    パトリシオ・オワード、インディカー初勝利でマクラーレンでF1テスト

    アロー・マクラーレンSPのドライバーを務めるパトリシオ・オワードは、インディカーでの初勝利により、今年後半にマクラーレンのF1マシンをテストするチャンスを獲得した。

    先月、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンは、今年のインディカーのレースでパトリシオ・オワードが優勝した場合、F1シーズン終了後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるヤングドライバーテストでマクラーレンのF1マシンをテストさせると語っていた。

    そして、先週末テキサス・モータースピードウェイでダブルヘッダーで開催された2レース目の第4戦でパトリシオ・オワードは、インディカー初勝利を達成した。
    ザウ・ブラウンは、パトリシオ・オワードの優勝のチェッカーを受けた直後、「取引は取引だ」とソーシャルメディアで宣言した。

    「なんて勝利だ!今年後半にアブダビで会おう!」

    取引について質問されたパトリシオ・オワードは「そうだね。彼は約束を守ってくれるだろう!」とコメント。

    ザク・ブラウンに最初に何と伝えるかと質問されてオワードは「僕のF1テストはどこ? マクラーレンが欲しい!」と答えた。

    マクラーレンのF1マシンをテストするチャンスに興奮しているパトリシオ・オワードだが、現在、ランド・ノリスとダニエル・リカルドが乗るマクラーレンF1のレースシートを狙っているわけではないと語る。

    「僕の心はインディカーにある」とエイドリアン・フェルナンデス以来のメキシコ人のウィナーとなったパトシリオ・オワードは語った。

    「とにかく素晴らしいレースであり、とても競争力がある。ドライバーにとって、世界でこれほど難しいことはないと思う。F1からインディカーに来た多くのドライバーが僕に同意してくれると思う」

    「ご存知のとおり、F1はテクノロジーの頂点だ。誰もがそこに行きたがっている。もし、チャンスが訪れて、ザクが『シートが空いている、君を私のチームに入れたい』と言われたが、–それは本当にクレイジーなチャンスだし、それを引き受けないのはかなり馬鹿げているだろう。そんなチャンスは頻繁に来ないからね」

    「今、僕はインディカーでの仕事に集中している。それを最大限に活用したい」

  • 佐藤琢磨、テキサスのレース2は14位 「何もかも裏目に出てしまった」

    佐藤琢磨、テキサスのレース2は14位 「何もかも裏目に出てしまった」

    佐藤琢磨は、インディカー 第4戦テキサスの決勝レースを14位でフィニッシュした。

    予選が悪天候でキャンセルされたため、佐藤琢磨はポイントランキングに従って11番グリッドからスタート。ただし、オープニングラップで多重クラッシュがあった影響で最初の18ラップはフルコーションとされた。

    そのリスタートで佐藤琢磨はコルトンハータをパスして10番手になるが、59周目にはフェリックス・ローゼンクヴィストの先行を許して11番手に後退。64周目には最初のピットストップを行ったものの、インパクトレンチにトラブルがあったため、ピットアウトは遅れ、16番手でコースに復帰した。

    119周目、琢磨はコーション中に2度目のピットストップを実施。15番手となってレースを再開する。166周目には13番手から3番手のピットストップを行うが、ライバルたちが順にピットに入ると、佐藤琢磨は首位に浮上。そのまま12ラップを周回する。その後211周目にピットストップを行い、14番手でコースに復帰すると、そのままのポジションでレースを終えた。

    「テキサスのレースは僕たちにとって不運なもので、なにもかも裏目に出てしまいました」と佐藤琢磨は語る。

    「スタートはうまくいき、その後はトップ10圏内で周回を重ねていきます。ところが最初のピットストップでトラブルがあり、ここで直ちにラップダウンとなりました。その後、懸命に追い上げてリードラップに返り咲きます」

    「そこまではよかったものの、そこで僕たちはライバルと異なる戦略、異なるピットシーケンスで走行し、これはうまくいっているようにも思えたのですが、その後、イエローに捕まってしまいます。これで僕たちの戦略は台無しになし、ふたたびラップダウンとなりました」

    「難しいレースでしたが、いいデータが手に入ったものと期待しています。次戦のインディGPまでにはオフがあり、これに続いてインディ500が行われます。もちろん、僕たちはシーズン最大のレースを楽しみにしているところです」

  • インディカー 第4戦テキサス:P.オワード&マクラーレンが初勝利

    インディカー 第4戦テキサス:P.オワード&マクラーレンが初勝利

    2021年のインディカー・シリーズは開幕3週間で早くも4レース目を迎えた。シリーズ第3戦、第4戦は全長1.5マイルの超高速オーバル、テキサスモータースピードウェイでのダブルヘッダー。 昨日のレース1は雲が空を覆った涼しいコンディションとなっていたが、今日のレース2は一転して快晴となり、気温27℃を超える真夏のようなコンディション下での戦いとなった。

    同じコースを使いながらも、今日のレース2は昨日のレース1より周回数が42周多い248周で争われた。気温や路面の温度が上がったことで、マシンが作り出すダウンフォースは減り、タイヤのグリップは下がる。それによって、レース1よりもオーバーテイクが難しい戦いになった。

    時速200マイル以上のスピードを保って周回し続けるレースでは、タイヤに負担をかけないマシンセッティング、タイヤに負担をかけないスムーズな走りを実現できたチームがアドバンテージを得られる戦い。

    優勝はアロー・マクラーレンSPのパトリシオ・オワード。自身初、そして、マクラーレンにインディカーに復帰後初勝利をもたらした。

    Honda勢の中ではグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)がマシンの仕上がりと走りの両方で一歩抜き出た存在となっていた。彼は昨日のレースでも猛チャージを見せて13番手スタートから5位フィニッシュを達成したが、今日は7番手スタートから3位でのゴールを成し遂げた。

    テキサスでの優勝経験を持っているレイホールは、レース終盤にトップに躍り出て、久しぶりの優勝を記録するチャンスをつかみんだ。しかし、最後のピットストップを終えると彼の順位は3番手に下がっていた。イン&アウトラップ、そしてクルーたちのピット作業の速さでライバル勢が先行した。レイホールはそこから激しくチャージを仕掛けたが、暑さの中でペースを上げられず、3位でチェッカーフラッグを受けた。それでも彼にとっては今シーズンのベストリザルトで、ポイントスタンディングも5番手に浮上した。

    ポールポジションスタートだったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing) は180周目あたりまで快調にトップを走っていたが、終盤戦でペースが上がらず、レース2の結果は4位。開幕4戦すべてでトップ5入りというディクソンならではの高い安定感により、ポイントスタンディングのトップを保っている。

    先週のシリーズ第2戦で優勝したコルトン・ハータ(Andretti Autosport)はテキサスのレース2で5位フィニッシュ。オーバルでも高い競争力を手に入れていることを示していた。そして、開幕戦ウイナーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)もレース1で4位、レース2で7位と安定したパフォーマンスを発揮し、ポイントスタンディングで3番手につけている。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)はスタートでトップ10へと食い込んだが、1回目のピットストップで右リアタイヤの装着に時間がかかり、周回遅れに陥った。リードラップに戻るべく懸命の走りを続けた佐藤琢磨は、トップグループと違うピットタイミングにしてトップに立ったが、さらに展開が味方をしてくれることはなく、14位でのゴールとなった。

    週末をひとつ挟んで、シリーズ第5戦はインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで開催される。

    グラハム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「最後のピットストップを終えたあと、私は前を行く2台にアタックするつもりでした。しかし、マシンのハンドリングがオーバーステアになっており、彼らに追いつくことができませんでした。それでも今週末は私たちのチームにとってすばらしいものになっていました。ダブルヘッダーでの成績が5位と3位。いいバトルをコース上で戦うことができていました。ポイントも多く稼ぐことができました。Hondaがまたすばらしい仕事をしてくれました。エンジンが非常に高い信頼性を発揮してくれたことで、私たちは2レース続けてトップ5フィニッシュができました。そして、私たちのチームが用意してくれたマシンにはレースを通して高い競争力が備わっていました。スコット・ディクソンとのバトルを楽しむこともできました。さぁ、次はインディGPとインディ500です」

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「テキサスでの2レースはいずれも私たちにとっては不運なものになりました。何もかもが裏目に出た感じでした。レース2もいいスタートが切れました。シングルポジションを走っていました。ところが、最初のピットストップで右リアタイヤの装着が大幅に遅れるトラブルが発生して、1周遅れに陥りました。このレースではトラックポジションがすべてなので、一度周回遅れになるとばん回が本当に難しいんです。がんばってリードラップに返り咲くことはできました。そこで新しい作戦を採用して、トップグループとピットタイミングを変えることで勝機をつかもうと考えました。しかし、またイエローが出されたために私たちの作戦は成功しませんでした。厳しいレースになりましたが、いいデータが得られたレースだったと考えたいと思います。この後はインディGP、インディ500というビッグレースが続きますから楽しみです」

    Pos. Driver Num. チーム Constr.
    1 O’WARD Pato 5 Arrow McLaren SP Chevrolet
    2 NEWGARDEN Josef 2 Team Penske Chevrolet
    3 RAHAL Graham 15 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    4 DIXON Scott 9 Chip Ganassi Racing Honda
    5 HERTA Colton 26 Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda
    6 PAGENAUD Simon 22 Team Penske Chevrolet
    7 PALOU Alex 10 Chip Ganassi Racing Honda
    8 MCLAUGHLIN Scott 3 Team Penske Chevrolet
    9 VEEKAY Rinus 21 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    10 HUNTER-REAY Ryan 28 Andretti Autosport Honda
    11 CARPENTER Ed 20 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    12 ERICSSON Marcus 8 Chip Ganassi Racing Honda
    13 POWER Will 12 Team Penske Chevrolet
    14 SATO Takuma 30 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    15 KANAAN Tony 48 Chip Ganassi Racing Honda
    16 ROSENQVIST Felix 7 Arrow McLaren SP Chevrolet
    17 HARVEY Jack 60 Meyer Shank Racing Honda
    18 HINCHCLIFFE James 29 Andretti Steinbrenner Autosport Honda
    19 BOURDAIS Sebastien 14 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    20 ROSSI Alexander 27 Andretti Autosport Honda
    21 FITTIPALDI Pietro 51 Dale Coyne Racing with RWR Honda
    22 JONES Ed 18 Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan Honda
    23 KELLETT Dalton 4 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    24 DALY Conor 59 Carlin Chevrolet
  • 佐藤琢磨、テキサスのレース1は9位フィニッシュ「厳しいレースでした」

    佐藤琢磨、テキサスのレース1は9位フィニッシュ「厳しいレースでした」

    佐藤琢磨は、2021年のインディカー・シリーズ 第3戦 テキサスの決勝レースを9位でフィニッシュした。

    佐藤琢磨はプラクティスを3番手で終えたものの、予選は悪天候のためキャンセル。このためスターティンググリッドはポイントランキングによって決められ、琢磨は12番グリッドからスタートすることになった。

    オープニングラップで8番手まで浮上した佐藤琢磨は、やがて9番手となって周回。最初のピットストップを行なった54周目までこのポジションを守る。ところが不運にも56周目にイエローが提示。一時はラップダウンとなる。それでも粘り強く周回を重ねてリードラップに返り咲いたものの、このときのポジションは19番手。そして212周のレースの151ラップ目、それまで少なくとも26ラップにわたってバトルを繰り広げてきたヴィーキーを仕留めた琢磨は12番手へと浮上する。さらに175周目にはパジェノーをパスして10番手に駒を進めると、トラブルを抱えたハータが190周目にピットインしたために9番手となり、結果的にこのままチェッカードフラッグを受けた。

    「厳しいレースでした」と佐藤琢磨は語る。

    「スタートはよくて、直後にトップ10圏内に入ったので、滑り出しはとてもうまくいったと思います。ところが、アンダーカットを狙ってピットに飛び込んだ直後にイエローが提示され、僕たちはラップダウンとなり、列の最後尾に並ぶことになりました」

    「その後のイエローでラップダウンから抜け出せたことは、僕たちにとってちょっとした幸運でした。僕は1スティントで多くの周回数を重ねようとして走行していましたが、不運にも左フロントタイヤに大きな亀裂が入り、大きな振動が発生するようになります。このダメージがそれ以上悪化しなかったのは幸運でしたが、それでもポジションをいくつか落としました」

    「ただし、その後の2スティントで僕たちは力強く挽回します。9位という成績は僕たちが期待していたものとは異なりますが、それでもとてもいいデータを収集できました。もちろん、明日は誰もが速くなると思いますが、できればそれまでにさらに前進をしたいと期待しています」

  • インディカー 第3戦テキサス:スコット・ディクソンが優勝。佐藤琢磨9位

    インディカー 第3戦テキサス:スコット・ディクソンが優勝。佐藤琢磨9位

    テキサスでのレース1でスコット・ディクソンが優勝し、Hondaは開幕3連勝
    2021年のインディカー・シリーズ第3戦ジェネシス300がテキサス州ダラス近郊のテキサスモータースピードウェイで開催された。グランドスタンドや、インフィールドのキャンプ場にも大勢のファンを迎え入れて行われた今シーズン最初のオーバルレースはスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が今季初優勝を飾った。Hondaは開幕から3連勝と、快調なシーズンスタートを切っている。

    テキサスモータースピードウェイでのレースはインディアナポリス500マイルレース後の6月に行われるのが恒例だったが、今年はインディ500の前に、ダブルヘッダーでの開催となった。週末の2レースに向けた予選が土曜日の午後に予定されていたが、午前中に雨が降った影響でコースの乾燥に長い時間がかかったため、予選はキャンセルされた。

    レースのスタートは夕方の6時過ぎで、曇り空の下で気温は22℃という低さだった。ポイントスタンディング3番手のディクソンは2列目イン側の3番グリッドからレースに臨み、グリーンフラッグ直後に2番手へと一つ順位を上げた。テキサスで過去4勝を挙げているディクソンは、昨年のテキサスの覇者でもあり、ポールポジションからスタートしていたチームメートでポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganasshi Racing)も3周目にパスし、トップに立った。

    先頭に立ってからのディクソンは完全にレースをコントロール下に置き、212周で行われたレースのうち、206周をリードして今シーズン初勝利のチェッカーフラッグを受けた。ディクソンならではの圧倒的かつ冷静沈着なパフォーマンスが見られたレースとなった。この勝利によって彼は2021年シーズンのポイントリーダーに躍り出た。

    ディクソンはテキサスでの5勝目、キャリア通算51勝目をマークした。また、今回のディクソンの勝利は彼にとって19の異なるシーズンでの優勝ともなったた。これまでディクソンはA.J.フォイトと18シーズンでの優勝で最多タイに並んでいたが、ついにこの記録で彼は史上最多の単独トップに立った。

    パロウは4位でゴールし、13番手スタートだったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が5位まで大きく順位を上げてのフィニッシュを達成した。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は12番手スタートから好ダッシュを見せ、序盤は9番手を走行。しかし、1回目のピットストップに入ったタイミングでフルコースコーションが出るという不運に見舞われ、16番手まで後退を余儀なくされた。それでも再びじわじわとポジションをばん回し、最終的にトップ10に復活、9位でテキサスのレース1を終えた。

    明日のレースは今日よりも早めの夕方4時15分のスタートで、レース距離は今日の212周より36周多い248周で争われる。スターティンググリッドは、今日のシリーズ第3戦終了時点でのポイントスタンディングとされるため、ポールポジションはディクソンで、その外側はパロウとChip Ganassi RacingとHondaがフロントローからスタートを切る。

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「すばらしいレースでした。母国ニュージーランドの若手と最後にバトルになったところもよかったですね。スポンサーの皆さん、チームのスタッフ、Hondaに感謝します。このような勝利を飾ることができてとてもうれしいです。今日は路面のコンディションやトラフィックの処理などが非常に難しいレースでした。そうした条件下で私たちは勝つことができ、大きな喜びを感じています」

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「最初のピットストップに入ったところでフルコースコーションが出ました。自分たちはタイヤの摩耗状態などから少し早めにピットインする作戦に出ることとしたので、あれは仕方がなかったと思います。それでもラップダウンに陥ることはなく、レースの中盤からは少しずつポジションをばん回していく戦いができていました。明日のレースは、今日より少しマシンのスピードを上げ、タイヤへの負担も減らせるセッティングにして戦いたいと考えています」

    Pos. Driver Num. チーム Constr.
    1 DIXON Scott 9 Chip Ganassi Racing Honda
    2 MCLAUGHLIN Scott 3 Team Penske Chevrolet
    3 O’WARD Pato 5 Arrow McLaren SP Chevrolet
    4 PALOU Alex 10 Chip Ganassi Racing Honda
    5 RAHAL Graham 15 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    6 NEWGARDEN Josef 2 Team Penske Chevrolet
    7 HARVEY Jack 60 Meyer Shank Racing Honda
    8 ROSSI Alexander 27 Andretti Autosport Honda
    9 SATO Takuma 30 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    10 PAGENAUD Simon 22 Team Penske Chevrolet
    11 KANAAN Tony 48 Chip Ganassi Racing Honda
    12 JONES Ed 18 Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan Honda
    13 ROSENQVIST Felix 7 Arrow McLaren SP Chevrolet
    14 POWER Will 12 Team Penske Chevrolet
    15 FITTIPALDI Pietro 51 Dale Coyne Racing with RWR Honda
    16 HUNTER-REAY Ryan 28 Andretti Autosport Honda
    17 CARPENTER Ed 20 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    18 KELLETT Dalton 4 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    19 ERICSSON Marcus 8 Chip Ganassi Racing Honda
    20 VEEKAY Rinus 21 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    21 DALY Conor 59 Carlin Chevrolet
    22 HERTA Colton 26 Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda
    23 HINCHCLIFFE James 29 Andretti Steinbrenner Autosport Honda
    24 BOURDAIS Sebastien 14 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
  • アロンソ 「F1はインディカーやWECより即座で対応するのが難しい」

    アロンソ 「F1はインディカーやWECより即座で対応するのが難しい」

    フェルナンド・アロンソは、F1はインディカーやWECと比べて即座で対応することが難しいが、今後それらのカテゴリーで学んだ教訓を生かしたいと考えている。

    2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、過去2年間F1から離れて他のカテゴリーに参戦した後、アルピーヌF1チームとともにF1に復帰した。

    その期間でフェルナンド・アロンソは、2018年と2019年にトヨタとル・マン24時間レースを2回制し、WECのチャンピオンを獲得。デイトナ24時間で優勝し、インディ500に2回挑戦、さらに昨年はダカールラリーにも出場した。

    フェルナンド・アロンソは、より完成されたドライバーに近づくために他のカテゴリーに探究に乗り出したが、F1にはグランプリ週末の規律だったルーチンがあり、F1外の方が即興で行うことがより簡単であることに気づいたと語る。

    「F1以外にも、他の経験から学べることはたくさんある」とフェルナンド・アロンソは語った。

    「F1は非常に閉鎖的な環境であるため、2週間ごとに同じことを繰り返し、2週間ごとにまったく同じルーチンを繰り返す。ドライビングスタイルは何年にもわたって同じようになり、ある意味でチームの指示に従うだけだ」

    「チームは車内のすべてを最適化し、ドライバーもドライングスタイルも最適化しているので、彼らはタイヤを節約する場所、バッテリーのエネルギーを節約する場所、バーンアウトを実行する場所、スタート前にどれくらい多くのことを行うかなど、何をすべきかを教えてくれる」

    「すべてがコントロールされているので、F1の週末に多くのことを即興で行うことはできない」

    フェルナンド・アロンソは、耐久レースの複数クラスで混走とチームメイトとマシンを共有するという要素、そして、インディ500のより深いレース準備が、彼にどのような新しいスキルを教えてくれたかを説明した。

    「耐久レースでは、他のどのレースカーよりもはるかに自分らしくいなければならない。すべてのラップで、ラップの異なる場所、異なる時間帯にトラフィックがある」

    「マシンに飛び乗るたびに、チームメイトともっと多くのことを共有する必要がある。耐久レースでは、F1よりもはるかに多くのチームワークがあるので、学ぶことがあるし、モータースポーツでの将来の冒険のための異なるアプローチが得られる」

    「インディカーでも同じだけど、インディ500のレース準備という点で、セットアップに関して到達しなければならない詳細レベルは、どのF1イベントよりもはるかに高いと思う」

    「マシンは同じだし、細かい部分がドライビングスタイル、パフォーマンス、オーバーテイクの機会に影響を与える可能性がある。次の2、3周で起こることのいくつかを予測する必要がある」

    「異なるカテゴリーで学べる多くの教訓があるし、F1や将来に適用できることを期待している」

  • コルトン・ハータ 「フェラーリと契約できればハースでのF1参戦もあり」

    コルトン・ハータ 「フェラーリと契約できればハースでのF1参戦もあり」

    コルトン・ハータは、アメリカのチームであるハースF1からオファーがあったとしても、フェラーリの支援を受けられなければF1に転向することはないだろうと語る。

    コルトン・ハータは、インディカー 第2戦 セントピーターズバーグでセンセーショナルなパフォーマンスを披露。100周のうち97周をリードし、2度のチャンピオンであるジョセフ・ニューガーデンに2.493秒差をつけて勝利を挙げた。

    2016年にカーリンで英国F3とユーロ・フォーミュラオープンに参戦していた21歳のコルトン・ハータは、F1が“人々が間違いなく見ている”ことだと明かす。

    「他に何も出てこないのなら、F1カーをテストするだけでもいい。悪いマシンでも運転するのはかなり素晴らしいと思うからね」とコルトン・ハータは語る。

    カリフォルニア出身のコルトン・ハータにとって最も可能性があるF1チームは、アメリカに拠点を置くハースF1だが、F1に転向するにはフェラーリのサポートが必要だと語る。

    「正直、ハースなどから連絡があれば、興味を持つことは持つけど、フェラーリが支援するプログラムである場合に限り、その機会を進めるだろう」とコルトン・ヘルタは付け加えた。

    「あそこに行って、ジーン・ハースとだけ3年間の契約を結ぶつもりはない。でも、フェラーリとなら契約を結ぶ。彼らが僕をあのような車に乗せてくれるなら、僕はそれを運転して、トップチームに上がることを目指す」

    コルトン・ハータのチームボスであるマイケル・アンドレッティは、F1のトップチームが電話をかけてきた場合、ドライバーを引き留めることはないと語る。

    「利己的な見地では、彼が私のために何年も何年も運転してくれることを願っている」とマイケル・アンドレッティは語る。
    「しかし、彼の邪魔をしたくはない。フェラーリのようなチームが彼に電話をかけてくるのであれば、彼の邪魔をするつもりはない」

    「しかし、チャンピオンシップで最後や最後から2番目の位置にいるチームのいずれかが電話してきた場合、『私は君をここに留めておきたい』と言うかもしれない」

    「彼をそれらのチームから遠ざけることによって彼に恩恵を与えるだろう。私は今そこにいるそれらの人の多くを知っている。それが良い状況であるならば、私はそれを奨励するだろう」

  • 「マゼピンに取れてコルトンが取れないF1スーパーライセンスは問題」

    「マゼピンに取れてコルトンが取れないF1スーパーライセンスは問題」

    元F1ワールドチャンピオンのマリオ・アンドレッティは、インディカーで活躍するコルトン・ハータのようなドライバーが取得できず、“あのロシアの子供”と称するニキーター・マゼピンが取得できてしまうF1スーパーライセンスには何が問題があると考えている。

    今年、ハースF1からデビューを果たしたニキータ・マゼピンは、開幕2戦でスピンを多発するなどその実力が疑問視されている。

    1978年にF1ワールドチャンピオンであり、インディカーのアンドレッティ・オートスポーツを率いるマリオ・アンドレッティは、第2戦 セントピーターズバーグで圧倒的な勝利を収めたコルトン・ハータは、F1のトップチームのシートに十分な才能があると信じている。

    F1は2022年からマイアミでアメリカでの2つ目のグランプリを開催するが、マリオ・アンドレッティは、コルトン・ハータのようなドライバーが活躍すれば、アメリカでのF1人気を後押しすると確信していると語る。

    「正直、アメリカでのF1のファン層はやや控えめであり、盛り上げる必要があると思う。本当に欠けているのはアメリカ人のドライバーだけだ」とマリオ・アンドレッティは語った。

    「コルトンを猛烈にプッシュしたい。忘れてはならないのは、コルトンは15歳のときに、自力でイギリスでレースに出場していたことだ。F1に到達することは常に彼の目的だった。彼は非常に静かで控えめであり、強引ではないが、F1のクオリティを備えている」

    「チャンスがないと片付けてしまうのではなく、トップチームにアメリカ人ドライバーが必要だ。F1でアメリカ人ドライバーがいて結果を出すことができれば、アメリカはF1に夢中になるだろう」

    「メルセデスはここでたくさんの車を売っている、巨大な市場だ。彼がいればのようなことができるか想像できるか? テレビの評価も引き上げるだろう。しかし、それは1年かそこら以内に起こらなければならない。さもなければ、彼らは彼が年を取りすぎていると見なしてしまう」

    「彼は21歳であり、素晴らしい時期だ。だが、テストが不足し、ライセンスの制限ある」

    「だが、ロシアの子供(マゼピン)はスーパーライセンスを取得し、ここの最上位にいる男がそれを取得できないのはどうしてだ? そこには何らかの問題がある!」

    インディカーはFIAのスーパーライセンスポイントシステムで2番目にランクの高いシリーズだが、コルトン・ハータは必要な40ポイントのうち36ポイントを獲得している(2018年にインディライツ準優勝で12ポイント、2019年にインディカー7位で4ポイント、2020年にインディカー7位で20ポイント)。

  • 佐藤琢磨、6位入賞「チームの作戦が的確でタイヤチョイスも正しかった」

    佐藤琢磨、6位入賞「チームの作戦が的確でタイヤチョイスも正しかった」

    佐藤琢磨は、インディカー・シリーズ 第2戦 セントピーターズバーグの決勝で6位入賞を果たした。

    予選で15番グリッドを得た佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、スタートでスコット・マクラフランとアレックス・パロウを仕留めると、13番手のポジションで周回を重ねていく。ジミー・ジョンソンのアクシデントをきっかけとするコーション後のリスタートで佐藤琢磨は、ジェームス・ヒンチクリフとバトルを繰り広げた影響で、ニュータイヤに交換するタイミングは遅くなった。

    この数周後、ライアン・ハンタ-レイとパトリシオ・オワードをパス。さらに29ラップ目にジャック・ヴィーケイがピットインすると佐藤琢磨は9番手へと駒を進める。さらに35ラップ目に最初のピットストップを行うまでに6番手へと浮上。次のピットストップまでこの順位を守りきると、そのまま6位でチェッカードフラッグを受けることに成功した。

    佐藤琢磨は「今日の6位フィニッシュという結果はすばらしいものです。」とコメント。

    「チームの採用した作戦が的確で、レース中のタイヤチョイスも正しかったと思います。私たちはハードでスタートし、ソフト、ハードという順番で使いました。このチョイスが自分たちのマシンには一番合っていたんだと感じました」

    「マシンのハンドリングバランスは文句のないものでした。接触のためかボディワークが少しグラついており、ダウンフォースが少なくなっていました。ドラッグも増えていたと思います。その状態でディクソンを追いかけ続けました。彼は本当に速かったですね。ゴールまで思いきりプッシュし続けました」

    「全体的に見て、予選後にチームが見せた仕事ぶりがファンタスティックだったといういことです。クルーたちのピット作業は今回も最高でした。次のテキサスに行くのが今から楽しみです」