カテゴリー: インディカー

  • 【速報】 インディ500:元F1ドライバーのマーカス・エリクソンが優勝!

    【速報】 インディ500:元F1ドライバーのマーカス・エリクソンが優勝!

    第106回インディ500の決勝が5月29日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が優勝した。

    ケータハム、ザウバー/アルファロメオで5年間F1を戦ったマーカス・エリクソンは、2019年にインディカーに転向。2021年に強豪チップ・ガナッシ・レーシングに移籍して2勝を挙げている。

    残り5周でレッドフラッグ。残り4周、実質的には2周のスプリントでパトリシオ・オワードのチャージを抑え来てマーカス・エリクソンは4回目のインディ500挑戦で優勝した。インディカー通算3勝目、オーバルコースでは初勝利となる。

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)は25位でフィニッシュした。

  • 佐藤琢磨、インディ500最終プラクティスで3番手と好調を維持

    佐藤琢磨、インディ500最終プラクティスで3番手と好調を維持

    インディ500のファイナルプラクティスは、決勝の2日前の金曜日に行うのが恒例となっている。木曜日の夜から金曜日の朝にかけて雨が降ったインディアナポリスは、午前中も曇り空が広がり続け、小雨も降ったためにプラクティスの開催が危ぶまれた。しかし、天候が回復して午後1時から無事に走行時間を確保することができた。気温は20~21℃と低めで、やや湿度の高いコンディションで決勝に出場する33台がレースに向けた走行を重ねた。

    このセッションで最速ラップを記録したのは2013年インディ500ウィナーのトニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)だった。2005年にインディ500でのポールポジション獲得経験も持つブラジル出身のベテランが出したベストは39秒6227=平均速度227.14mphだった。今年の彼の予選順位は6番手なので、インディでのキャリア2勝目を十分に狙える状況にある。

    2番手となる227.004mphをマークしたのはマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)だった。昨シーズンのデトロイトで初優勝し、ナッシュビルでキャリア2勝目を挙げたスウェーデン出身ドライバーは、今週末のインディ500も予選5番手で2列目真ん中のグリッドからのスタートであり、当然オーバルレース初優勝を狙っていくことが可能だ。

    平均時速226.839mphのラップで3番手につけたのは佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)だった。佐藤琢磨はファイナルプラクティスでも新しいセッティングにトライし、マシンのレベルをひとつ上げた。手応えをつかんだ佐藤琢磨は、予選10番手からインディ500での3勝目を目指す。

    5回目のインディ500ポールポジションを獲得したスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は226.696mphで4番手、今シーズンからオーバルレースにも出場している元ストックカーチャンピオンのジミー・ジョンソン(Chip Ganassi Racing)は7番手につけた。スポット参戦のマルコ・アンドレッティ(Andretti Herta Autosport with Marco and Curb-Agananian)も9番手と、ホンダドライバーたちはファイナルプラクティスでもトップ10に6人が入った。

    土曜日は公開ドライバーズミーティング、パレードなどが行われ、決勝レースは5月29日(日)の午後0時45分(日本時間:30日午前1時45分)にスタートする。

    トニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)
    「僕たちのマシンは今月の最初のプラクティスから速さを保ってきています。それは誰もが知っていることでしょう。今日はトラフィックで走ることに専念し、マシンのハンドリングのよさを確認しました。何か試さないとならない項目がいくつもあるわけではなく、平穏な1日を過ごしました。正直に言うと、今日の僕たちは一切のセッティング変更をしなかったぐらいでした。ファイナルプラクティスで速くても意味はありませんから、最速など目指してはいませんでした。しかし、クルマがいいから最速ラップが記録できた。それだけのことだと思います」

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
    「レースに向けた準備の整い具合は間違いなく昨年よりいいものにできています。多くのセッションでトップ5に入れているのは、僕たちのマシンの完成度が非常に高いところにあることを示していると思います。決勝日の気温が高くなるという予報が出されていますが、今日のプラクティスも気温が低いコンディションでの走行となっていました。暑さに対応したマシンのセッティング変更はどれだけのものとするべきか。その点が非常に難しく、レースでのパフォーマンスに大きな影響を与えることとなるでしょう。経験から言って、僕たちはその調整をうまく行えるものと考えています」

    佐藤琢磨

  • マクラーレン、インディカー用の新施設をインディアナ州に建設

    マクラーレン、インディカー用の新施設をインディアナ州に建設

    マクラーレン・レーシングは、アロー・マクラーレンSPチームのための新しいインディカー施設を発注したことを確認した。建設は2022年後半に開始される予定。詳細な設計と計画はすでに進行中であり、徹底的な詳細設計と計画はすでに進行中であり、新しい施設は2023年から2024年初頭にかけて段階的に稼働することが見込まれている。施設はインディアナ州ホワイツタウンのインディアナポリスの北に位置する。

    マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、インディアナ・グローバル・エコノミック・サミットに出演した際にこのニュースを発表した。

    アロー・マクラーレンSPは、2023年にNTTインディカーシリーズで3台のフルタイムエントリーをしており、チームは長期的に拡大することを目指している。インディカーと北米の重要性に対するマクラーレンの取り組みを反映して、新しい建物は現在の施設の2倍以上のサイズになり、97,000平方フィート以上のスペースがある。新しい施設はまた、さまざまなカテゴリーにわたって、かなりの数の追加の高品質の仕事を提供する。

    持続可能性は、最初から設計と建設の中心的な焦点であり、生態学的な特徴は人々の幸福に焦点を合わせている

    新しい施設は、近代的なオフィススペースと技術エリア、ワークショップスペース、ロジスティクスおよび輸送エリア、さらにはチームがピットストップを練習するための専用スペースを組み合わせている。建物にはスポーツ科学に重点を置いたジムもあり、すべての従業員がコースの内外で身体的および精神的な健康に集中できるようになる。

    この施設はまた、テクノロジーとエンジニアリングの進歩に焦点を当て、インディアナポリスでのマクラーレンの歴史とモータースポーツの血統を尊重している未来を見据えている。 Accelerator&Engageなどのマクラーレンの高度な開発プログラムは、施設で大きくフィチャーされる。

    マクラーレン・レーシングは、8月または9月に土地の準備と建設を開始することを目指しており、推定建設期間は18か月強としている。

    ザク・ブラウン(マクラーレンレーシング CEO)
    「本日、このニュースを発表できることをうれしく思う。アロー・マクラーレンSPの長期戦略の一部は、チームを将来に適した新しい施設に移転することだ。これはインディカーに対する我々のコミットメントと、インディアナポリス市のホワイツタウンのコミュニティ、そしてスポーツが始まって以来インディカーの本拠地であるインディアナ州に対する我々のコミットメントの明確な兆候だ」

    テイラー・キール(アロー・マクラーレンSP社長)
    「この新しい施設は、北米のマクラーレン・レーシングのモータースポーツとビジネスの成長を促進するだろう。我々は、プロセス全体を通してホワイツタウンの関係者と協力し、ハードワークと卓越性のための環境を確実に作成している。我々は、チームが勝利とチャンピオンシップを競うために必要な最先端のリソースにアクセスできるクラスをリードする新しい家を持つことを楽しみにしている。このような投資はインディカーの地域的および全国的な興奮と成長を示している」

    エリック・ホルコム(インディアナ州知事)
    「モータースポーツのリーダーとしてのインディアナの評判は、マクラーレン・レーシングのような企業が我々の州に投資することを選択することで、スピードを上げ続けている。最近のヨーロッパ旅行中にチェンバーズと私がザクブラウンに会ったとき、我々は持続可能性と適応性が彼らの成功の鍵であることに心から感銘を受けた。それは、我々がここインディアナで構築しているものと完全に一致している」

    ブラッド・チェンバース(インディアナ州商務長官)
    「マクラーレン・レーシングが質の高いキャリアを生み出し、州のすでに活気に満ちたモータースポーツ業界に加わったことで、インディアナ州でのマクラーレン・レーシングの成長をサポートできることを誇りに思う。これにより、世界のモータースポーツの首都としてのインディアナ州の地位がさらに強固になる。同社の持続可能性への注力は、IEDCの将来の5Eビジョンと正直に一致している」

  • 佐藤琢磨、2022年インディ500は10番グリッドからスタート

    佐藤琢磨、2022年インディ500は10番グリッドからスタート

    佐藤琢磨は、2022年インディ500を10番グリッドからスタートする。

    5月22日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで第106回インディ500の予選2日目が行なわれ、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は4ラップの平均で231.670mph(約370.672km/h)を記録し、10番グリッドを手に入れた。

    予選初日の昨日に12番手となった佐藤琢磨は、ポールポジション獲得を決めるファイアストン・ファスト6への進出を賭けてトップ12に挑んだ。佐藤琢磨は力走を見せたが、トップ12での結果は、ファスト6進出には一歩及ばない231.670mphというものだった。

    このため佐藤琢磨は、5月29日に開催される第106回インディアナポリス500に4列目の内側から臨むことが決まった。

    今後は、月曜日に行なわれる2時間のプラクティスに続き、同じく2時間の走行枠が設けられた金曜日のカーブ・デイを経て、日曜日の決勝レースに挑むことになる。

    「インディ500のポールデイとなった今日、僕たちはトップ10の結果を残しました」と佐藤琢磨はコメント。

    「10位という成績は素晴らしいものですが、正直にいえば、僕たちにとって今日は難しい1日でした。予選前の最終プラクティスにあたるファスト・フライデイで、僕たちのマシンはとてもいい仕上がりを示しました。そこで大きな期待を抱きましたが、土曜日はコンディションに関する計算を誤ったため、やや難しい状況となりました」

    「今日は、予選セッション前のプラクティスに参加し、予選用セットアップを確認したので、できることはすべてやったといえるでしょう。予選10位という結果はやや不本意なものですが、レースはまったく異なる展開となるはずです」

    「いま、僕たちはとてもワクワクしています。僕たちはトラフィックで非常に強力なマシーンを手にしています。まだ、やるべき作業は残っていますが、月曜日のプラクティスとカーブデイでそれらに取り組むことになります」

    佐藤琢磨
    佐藤琢磨 各ラップのスピード
    Lap 1: 232.165mph
    Lap 2: 231.746mph
    Lap 3: 231.450mph
    Lap 4: 231.321mph
    平均: 231.670mph

  • インディ500予選:スコット・ディクソンが2年連続ポールポジション

    インディ500予選:スコット・ディクソンが2年連続ポールポジション

    第106回インディ500の予選が2日間に渡って開催され、Chip Ganassi Racingのホンダエンジン搭載マシンで戦うスコット・ディクソンがポールポジションを獲得した。インディカーシリーズで6回チャンピオンになっているニュージーランド出身のディクソンは、そのすばらしいキャリアをさらに輝かせるインディ500での5回目のポールポジション獲得を成し遂げた。

    インディ500の予選は今年から三段階で争われるものに変更され、予選1日目の土曜日に最速だった12人が2日目の予選へと駒を進めてポールポジションを争う方式とされた。決勝のスターティンググリッドの13番手から33番手までは土曜日に決定し、ポールポジションとフロントローから4列目までのグリッドが予選2日目の日曜日に決まるというルール。

    7人のホンダドライバーたちが予選2日目に戦う権利を与えられるファスト12入りを果たし、そのうちの4人が12人から半分の6人に絞り込まれてポールポジション争いを繰り広げました。いずれの予選でも各ドライバーに与えられるアタックのチャンスは1回だけとなる。

    予選1日目を10番手でクリアしたスコット・ディクソンは、予選2日目の最初の予選でトップタイムをマークした。そしてディクソンは、最後の勝負である予選2日目の2回目のシングルカー予選において、4ラップ平均234.046mphという驚異的なスピードを実現させ、キャリア5回目となるインディ500ポールポジションを獲得した。

    スコット・ディクソンは2008年のインディ500で優勝を飾っており、今年はキャリア2勝目を目指してフロントロー内側のグリッドからレースに臨む。

    予選2番手はディクソンのチームメートのアレックス・パロウだった。2020年にルーキーながら予選7番手に食い込んだパロウは、Chip Ganassi Racingに移った初年度の2021年に予選6番手、今年は予選2番手と見事な成績を残してきており、初めてフロントローからスタートする権利を獲得した。彼らのチームメートたちは、マーカス・エリクソンとベテランのトニー・カナーンがそれぞれ予選5番手と予選6番手という結果になった。そして、ホンダエンジンを使用する他のドライバーもロマン・グロージャン(Andretti Autosport)が予選9番手、佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)が予選10番手だった。

    これで第106回インディ500の予選は終了し、月曜日はマシンをレースモードに戻してのプラクティスが2時間行われる。そして、決勝まで2日と迫った金曜日にファイナルプラクティスが開催される。いずれも走行時間は2時間となる。

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「インディ500というイベントは本当に驚くべきもので、1日のうちに起こる浮き沈みの激しさは異常と表現してよいほどです。今日、予選を見るためにスピードウェイに来てくださったファンの皆さんに「ありがとう」と言いたいと思います。チームとHondaには深く感謝しています。今日のポールポジション獲得にはたいへん大きな意味があります。それは僕のカーナンバー9のマシンを担当するクルーたちだけでなく、チームオーナーのチップ・ガナッシ、彼のグループ全体とってたいへん大きな成果です。今日のポールポジション獲得には、チームのスタッフ全員が貢献しています。チームが予選に注ぎ込んだ努力にはすさまじいものがありましたから、その努力が報われたことを本当にうれしく感じています。僕たちのチームはエントリーした5台すべてを予選のファスト12に入れ、4台がファスト6で戦いました。インディカーのチームオーナーであれば誰もが望む状況になっていました。チップとチームの全員を讃えたいと思います。そして、HondaとHPDも同様に讃えたい気持ちです」

    アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)
    「予選での僕のマシンは本当に速かったと思います。ファスト6を走ったときのマシンがベストの状態でした。安心してアタックを行うことができました。自分にできることはすべてやった予選でしたが、ポールポジションは僕ではなく、チームメートのスコットが獲得しました。彼は本当にすばらしいドライバーです。僕はまた来年チャレンジし、そのときにぜひともインディ500の初ポールポジション獲得を成し遂げたいと考えています。今年の僕たちのチームは5台体制でインディ500に出場していますが、プラクティスの間から各自がどんなセッティングで走り、その時のマシンはどんなフィーリングで、どんなバランスになっていたのかといった情報を全員で共有してきています。それが僕たちの強さの秘密で、僕のフロントローグリッド獲得につながりました」

    インディアナポリス500

  • 佐藤琢磨、2022年インディ500の予選初日を12位で終える

    佐藤琢磨、2022年インディ500の予選初日を12位で終える

    インディアナポリス・モーター・スピードウェイで第106回インディ500の予選初日が行なわれ、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのNo.51 Nurtec ODT ホンダを駆る佐藤琢磨は4ラップの平均で231.708mph(約370.733km/h)を記録し、12位となりました。

    佐藤琢磨は最初のアタックで平均232.196mph(約371.514km/h)をマーク。この時点で6番手となったが、減速中にほかのドライバーを妨害したとして、1回目の記録は無効となった。

    雨になるとの予報もあるなか、メカニックたちは急いで2度目の走行に向けた準備を終えると、走行順を待つ列にマシンを並べた。

    佐藤琢磨は2回目のアタックでも速さを披露しましたが、3ラップ目にウォールと軽く接触したこともあって、4ラップの平均で231.708mphを記録。予選初日を12位で終えた。

    佐藤琢磨は日曜日の午後4時(現地時間)に始まる最終予選にポールポジション獲得を賭けて挑む。

    「いろいろな出来事が起きた1日でした」と佐藤琢磨はコメント。

    「最初のアタックに臨むとき、あのようなスピードになると予想していませんでした。コンディションは昨日から大きく変わっていたうえ、マルコ(アンドレッティ)のウォームアップ・ラップに僕が干渉するという不測の事態も起きました。これによってインディカーは僕にペナルティを科しましたが、これに異論はありません」

    「ただし、予選の記録を失ったことにより、もう1度アタックしなければいけなくなります。雨がいつ降り出すかわからない状況でしたが、幸運にも僕たちは2度目のアタックをすることができました。当初、少し高めの気温で走るのはチャレンジングだと思いましたが、僕たちは運よく速さを維持することができ、トップ12に入りました」

    「チームメイトのデイヴィド・マルカスが13位で僕が12位だったので、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRは素晴らしい働きをしたと思います」

    佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、2022年インディ500の“ファスト・フライデー”でも最速タイム

    佐藤琢磨、2022年インディ500の“ファスト・フライデー”でも最速タイム

    佐藤琢磨は、インディ500のプラクティスで3日連続最速ラップを記録。ポールポジション最有力候補に名乗りをあげた。

    インディ500の予選を前日に控えた金曜日は“ファスト・フライデー”と呼ばれている。出場チームは予選用ターボブーストでこれまでのプラクティスから約90馬力のパワーアップがなされたマシンでシミュレーションを繰り返し、前日までよりも大きくスピードをジャンプアップさせるからだ。

    今年のファスト・フライデーは強風のために走行がかなり限られた1日となった。そして、これまでのプラクティス2日間で最速ラップを連続して記録してきている佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)が、夕方に38秒6616=平均時速232.789マイルのラップを記録し、トップに躍り出た。強風下としては驚異的なスピードで、3日間すべてで最速ラップをマークすることとなった佐藤琢磨には大きな歓声が送られた。

    プラクティスの早い段階で38秒8127=平均時速21.883マイルを記録してトップに立っていたのは2016年インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)で、彼はファスト・フライデーを2番手で終えた。

    エントリー33台が予選モードでの走ったプラクティス5でもホンダ勢が1、2番手を占め、6台がトップ10に入るラップを記録した。

    正午に始まったプラクティスは夕方の6時まで続きました。出場33台がかわるがわるコースインして予選シミュレーションを行う、非常に忙しい1日になることが期待され、快晴に恵まれたインディアナポリス・モーター・スピードウェイには朝から多くのファンが詰めかけた。しかし、午後を通してインディアナポリスでは強風が吹き荒れ続け、時速230マイル(=370km/h以上)の高速での周回が非常に難しいコンディションとなった。

    風が鎮まることを期待してガレージで待機していたチームも、予選1日目である土曜日もほぼ同じコンディションになるという予報を聞き、セッション半ば過ぎからはコースを走るマシンが増えた。しかし、多くのチームがリスクを避けて走行を最小限に抑えていた。マシンを壊せば予選を走れなくなるか、ハンドリングに悪影響が及ぶのは明らかなため、どのチームもマシンのセッティングもドライビングも慎重に行っていた。

    佐藤琢磨はチームメートのデイビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)と協力し、難しいコンディションの克服にトライした。2人が異なるセッティングを施したマシンで走って情報収集に努めた。暑さと強風という過酷な条件がふたつ重なっている中、果敢に走行を重ねた彼らは佐藤琢磨がトップタイム、マルカスが7番手につける38秒8913=平均時速231.414マイルをマークという成果を得た。

    佐藤琢磨、マルカス、ロッシの他にも、マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)が38秒8226=平均時速231.782マイルで4番手、2008年インディ500ウイナーのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が38秒8718=平均時速231.530マイルで5番手、2013年インディ500ウイナーのトニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)が38秒8950=平均時速231.392マイルで8番手とHonda勢は6人がトップ10入りした。

    土曜日の予選は、午後に悪天候に見舞われる可能性から開始が1時間早められ、午前11時にスタートする。今年のインディ500では予選に新ルールが採用されており、予選1日目の最速12人が予選2日目にポールポジションをかけた二段階の戦いを行う。

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
    「プラクティスの3日間ずっとトップに立てて素直にうれしいです。これは冬の間からチームが準備してきてくれた賜物だと思います。本当に僕たちのチームのことを誇りに思います。ここまでどんなコンディションでも好タイムを出せていることは自信につながります。明日からの予選は4周のラップタイムが安定して出せる事が重要なので、チームメートのデイビッド・マルカスとのデータを比較して明日に備えたいと思います。予選の出走順が10番手と決まったので、涼しいコンディションで走れれば良いですね。2日間の予選をきっちりこなし、日曜日に思いっきり自分の走りを見せたいと思います」

    アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)
    「強風というコンディションのために今日はとても難しい1日になりました。自分たちはほとんど走ることなく、ライバルたちがどんな走りをするのかを見続けました。周回を重ねることによって多くを学ぶことは残念ながらできませんでしたが、それは今日のコンディションが非常にワイルドなものだったからです。僕たちのマシンは走行が開始されて以来ずっと速く、どんな優位を持っているかがわかっています。明日が今日とは違ったコンディションになったとしても、僕たちは何をすべきかがわかっていると思います」

    佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨、2022年インディ500のプラクティスで2日連続トップタイム

    佐藤琢磨、2022年インディ500のプラクティスで2日連続トップタイム

    第106回インディア500のプラクティス3日目が終了。2日目の水曜日(プラクティス3)は走行開始直前から降り出した雨により、33台集まっているインディカーがとうとう1周も走ることなく終了した。しかし、幸いにも木曜日のプラクティス4はスケジュール通りの正午に走行が開始され、6時間という長さのセッションが無事に行われた。

    雲が空を覆っている時間帯の長かったこの日、39秒5572=平均時速227.519マイルの最速ラップを夕刻にマークしたのは、初日も最速だった佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)だった。雨による休みが1日挟まれてはいるが、プラクティスで2日連続のトップタイム記録は、インディ500で2勝利の実績を持つ佐藤琢磨にとっても13回目となる挑戦の中で初めてとなる。

    日中には太陽が照りつけることもあり、最高気温は摂氏27度を記録したプラクティス3日目だったが、セッション後半は雲で太陽光が遮られ、午後3時30分を境に路面温度が下がっていった。スピードの出易いコンディションとなってベストラップを更新するドライバーが続出、セッション終了30分前の午後5時半に佐藤琢磨は走行初日の午後と同じく、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)からトップの座を奪う最速ラップをマークした。

    佐藤琢磨のチームメートでルーキーのデビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)は、まだ暑いコンディション下だった午後3時過ぎに、その時点で2番手にランクされる平均時速266.869マイルのラップを記録した。インディ初挑戦のマルカスはまだ20歳という若さだが、安定感のある走りを続けてプラクティス4を3番手で終えた。

    2日連続でトップタイムをマークしたホンダ勢は、プラクティス初日のトップ4独占に続き、走行2日目となった木曜日もトップから3番手までを占めた。

    昨シーズンからインディカーのストリートコースとロードコースのレースに出場し、今年はオーバルレースも含めたフルシーズン参戦を行っているストックカーレースチャンピオンのジミー・ジョンソン(Chip Ganassi Racing)は、プラクティス初日が3番手で、木曜日も5番手と2日続けて上位につけている。

    初日に4番手だったマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)も木曜日に7番手のタイムをマーク。2018年インディウイナーのシモン・パジェノー(Dale Coyne Racing with RWR)は、走行2日目に9番手のスピードを記録と、ホンダドライバー6人がトップ10入りを果たした。

    土曜日、日曜日の2日間に渡って行われる予選に備え、金曜日もプラクティスは6時間の長さで行われる。インディ特有のルールにより、予選はターボのブースト圧が高められたハイパワーエンジンを使って争われる。その高速タイムトライアルに備え、金曜日の走行では全車がハイパワーの予選スペックで走り込みを行う。これまでの2日間はレースを想定した集団走行がメインだったが、金曜日は1台ずつが、ほかのマシンのドラフティングを使わないように連続周回し、4周連続アタックで争われる予選に向けたマシン造りをしていく。

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
    「昨日の水曜日が雨でプラクティスがキャンセルとなったため、今日は通常のターボブースト圧で走る2日目でした。僕たちのチームは2台揃ってトップ3入りをしました。ボーナスをもらったような1日になりましたが。それよりも重要なのは自分たちのマシンのトラフィック内でのハンドリングがよくなっていることです。スピードでトップになれたことはうれしいのですが、今日の場合はライバル勢との比較を正確に行える状況ではありませんでした。誰でも新品のタイヤを装着し、ハッピーアワーと呼ばれる涼しい時間帯に大きな集団の中を走れば、あれぐらいのラップは可能だったはずです。それでも総合的に見て、今日はすばらしい1日でした。トラフィック内での走りで大きな進歩を遂げることができました。そして明日は”ファストフライデイ”です。Dale Coyne RacingのマシンはINDY500の予選でずっと速さを見せて来ていますから、僕はそのマシンで走ることに大きな興奮を抱いています」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「とても興味深い1日でした。みんなが多くのラップを重ねていました。僕たちはその半分以上でレース用セッティングを行いました。その結果、いくつかの状況でマシンは満足の行く仕上がり具合になったと思います。しかし、1列で走っていているときに自分が6番目、あるいはそれより後ろのポジションになるとハンドリングが悪くなっていました。その点を改善するために、レース用セッティングでのダウンフォース量をどれぐらいにしたらいいのか、さらなる検討が必要と分かりました。明日は予選開始前日で、ターボのブースト圧が予選用の高いものに変わります。僕たちは控えめな予選用セッティングで走り出すことになると思います」

    デビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)
    「インディアナポリスモータースピードウェイでの3日目、僕たちは非常によい結果を残すことができました。2日目の昨日は雨のために何もできませんでした。モーターホームで洗濯をしていました。今日、走行2日目が終了したわけですが、たいへん順調に来ています。走行1日目の走り出しからマシンは非常によく、1日が終わったところで7番手につけることができました。そして、2日目が終わった今も、僕の自己ベストは総合での7番手を保っています。今日、僕たちは3番手につけるラップタイムを出しました。チームががんばってくれているおかげです。とても喜んでいます。マシンの仕上がりは非常によいと感じています。チームメートの琢磨は2日ともトップタイムでした。すごいことです。明日、金曜日は完全な予選仕様での走りに変わります。予選でも速さを発揮するために、明日はマシンセッティングの確認を行います。今日はトラフィックの中をできる限り走り、乱気流を受けたり、ドラフティング【空気抵抗を少なくするために先行車の真後ろについて走ること】を利用したりという走りを重ねました。まだ決勝レースに向けて準備すべきことは残っていますが、自分たちは目指すレベルに到達しつつあります。これまでの自分たちのパフォーマンスに対して自分はとてもハッピーです。この調子で物事がうまく進んでいってくれることと期待しています」

  • 佐藤琢磨、2022年インディ500のプラクティス1日目にトップタイム

    佐藤琢磨、2022年インディ500のプラクティス1日目にトップタイム

    2022年のインディ500の公式プラクティスがスタートぢ、初日は佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)が最速ラップをマークした。

    世界一の歴史と世界一の規模を誇るインディアナポリス500マイルは今年が第106回目の開催となる。自動車の歴史とともに歩んできたレースは、伝統的にプラクティスから決勝レースまでに5月のほぼ1カ月を費やしてきた。

    つねに時代の最先端を行くスピードで競い合うビッグレースは、長い時間をかけて入念に準備を整えて戦うものとして開催され続けてきたからこそ、数々の革新的な技術が生み出され、多くの名勝負が繰り広げられてきた。

    そんなインディ500も1990年代の終盤からは、出場チームの参戦経費高騰を抑える目的で走行日数が徐々に減らされていった。それでも、通常のレースのように1週末で完結するところまでの変更はなされず、今年の場合でもプラクティスは予選前に4日間あり、週末2日間を使った予選の後にもさらにプラクティスを2日間開催してから決勝レースを迎える。

    5月17日は今年の第106回インディ500に向けたプラクティス初日で、午前中に2時間、午後に3時間の走行時間が設けられた。レースの開催期間は短くされているものの、今でもインディ500は他のレースに比べて遥かに長いプラクティス時間が用意されるため、磨き上げたセッティングが施されたマシンを使った、競争のレベルがさらに高められたレースが展開される。

    アメリカ東部インディアナ州の州都インディアナポリスには朝から清々しい青空が広がり、心地よい風も吹く快適なコンディションが1日続いた。気温は一番涼しい時でも19℃あり、午後のセッション中には27℃まで上がった。

    エントリー33台が全長2.5マイルの歴史あるオーバルコースを走り込み、午前中のプラクティスセッション1ではスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が39秒6268=平均時速227.119マイルの最速ラップを記録し、久しぶりのインディカー出場となるドライバー用のプラクティスの後、午後3時から行われたプラクティス2では佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)が39秒3118=平均時速228.939マイルの最速ラップを記録した。

    スコット・ディクソンは2008年のインディ500ウイナーで、佐藤琢磨は2017年、2020年の2回インディ500で優勝しているドライバー。伝統あるビッグレースで輝かしい記録を残しているベテランのHondaドライバーたちが幸先のいいスタートを切った。そして、プラクティス1ではマーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)がディクソンに続く2番手につけ、スポット参戦のマルコ・アンドレッティ(Andretti Herta Autosport with Marco & Curb-Agajanian)が5番手、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が8番手とHondaドライバーたちが1-2で、4人がトップ10入りを果たした。

    さらに、午後のプラクティス2では佐藤琢磨、スコット・ディクソン、ルーキーのジミー・ジョンソン(Chip Ganassi Racing)、マーカス・エリクソンの順番でHonda勢がトップ4を独占し、アレックス・パロウが6番手、ルーキーで佐藤琢磨のチームメートであるデビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD)が7番手、2013年インディ500ウイナーで今年もスポット参戦しているトニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)が9番手、マルコ・アンドレッティが10番手とHondaドライバーたちはトップ10に8人が入り、11、12番手もHondaエンジンを使うルーキーのデブリン・デフランチェスコ(Andretti Steinbrenner Autosport)と2019年インディ500ウイナーのシモン・パジェノー(Meyer Shank Racing)だった。

    2回のプラクティスでスコット・ディクソンは75周、佐藤琢磨は68周を走行。最多はジャック・ハーヴィー(Rahal Letterman Lanigan Racing)の132周でした。

    2日目のプラクティスは18日正午にスタートし夕方6時まで、初日より1時間長い6時間にわたって開催される予定となっている。

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
    「今日はスコット・ディクソンがずっとトップでしたが、最後の方の走行中に大きなドラフティングを得たことで最速ラップを記録できました。とてもハッピーな1日となりました。新品のタイヤと大きなドラフティングがセットになれば、誰でもあれぐらいのスピードは出せると思います。正直に言って私たちのチームは、午前中のプラクティスを自分たちが望んでいたようなスムーズなものにできませんでした。マシンの感触によくない部分があったため、ガレージに戻って多くのチェックを行う必要がありました。午後には状況を一転させ、速いスピードを記録できるようになりました。マシンのハンドリングもよくなっていきました。チームメートのマシンも仕上がりはいいようです。Dale Coyne Racingが冬の間にすばらしい準備を整えてくれた。それが証明されたプラクティス初日でした」

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「私自身にとってだけでなく、Chip Ganassi Racing全体にとって非常にいい1日でした。走り出しからマシンは仕上がりが非常によく、多くのテスト項目をこなすことができました。インディ500に限らず、レースでは常に用意したセッティングをすべて試すことはできません。しかし、私たちのチームは5台体制で、誰もが高い能力を備えていますから、短時間で多くのテストをクリアしていくことができています。同じものでもドライバーによって感じ方が違うことがあるので、その場合はそれぞれのドライバーが実際に確認するようにしています。明日以降も多くのテストを重ね、次第にセッティングは重要なポイントへと近づいていくでしょう。今日、多くのドライバーたちが務めていたように、とにかくできる限りトラフィックで走ること。それがレースで強いマシンを作るためには必要です。昨年は予選用のセッティングを試し始めた木曜日ぐらいから混乱に陥ったところがあったので、今年は注意してセッティングを進めていくつもりです。今日はまだ1日目ですが、私たちのマシンは戦闘力が高いと感じました。そしてもちろん、どんなマシンにも改善の余地はあります。繰り返しになりますが、今日はまだ走行初日です。まだ誰もその実力のすべてを見せ切ってはいないと思います」

    佐藤琢磨 インディ500

  • インディカー 第5戦:コルトン・ハータが今季初優勝!佐藤琢磨は7位

    インディカー 第5戦:コルトン・ハータが今季初優勝!佐藤琢磨は7位

    インディカー – インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された2022年シーズン第5戦GMRグランプリは、ウエットコンディションでスタートし、ドライ、再びウエット、さらには極度のウエットとレースコンディションが目まぐるしく、そして激しく変化する、非常に難しい戦いとなった。

    予定されていた85周を走り切る、もしくはスタートから2時間でチェッカーフラッグが振り下ろされるルールでのレースでコルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)が見事なマシンコントロール能力を見せ、2022年の初優勝へと逃げきった。

    そして、ハータと同様にHondaエンジン搭載マシンで走るシモン・パジェノー(Meyer Shank Racing)が2位でフィニッシュ。ホンダの今シーズン初勝利は1-2フィニッシュで達成された。

    カリフォルニア出身の22歳、コルトン・ハータを走らせるAndretti Autosport with Curb-Agajanianは、レースのスタート後まもなく、路面が短時間で乾くだろうと読み、ウエットタイヤからスリックタイヤに交換することとした。そしてレース終盤に雨が続いた時には、いったん装着したスリックタイヤをウエットタイヤに換える好判断を下し、自らの元へと勝利を引き寄せた。ドライバーはミスのない走りを続け、チームが的確な判断を下したことによってハータはインディカーでの通算7勝目を挙げた。

    シモン・パジェノーは予選20番手だったが、ウエットコンディションを自分の味方につけ、Meyer Shank Racingのマシンを2位にまでポジションアップさせた。最終的にレースはスタートから2時間が経過した75周でゴールとなったが、41周目時点で11番手を走っていたパジェノーは、グリップの非常に低いレース終盤に次々と順位を上げて行き、今シーズン初の表彰台に上がることとなった。マーカス・エリクソン(Chip Ganassi Racing)もパジェノーと同じくすばらしいレースを戦い抜き、序盤の接触と、それによる長いピットストップという試練を乗り越えて4位でゴールした。

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)は予選13番手から、今シーズンの自己ベストとなる7位でのフィニッシュを果たした。ウエットタイヤでのスタートから2ラップを走ったのみでスリックタイヤに交換し、レース中盤戦の乾いていく路面コンディションですばらしいスピードを見せた佐藤琢磨は表彰台に上る期待を抱かせる戦いを見せていた。

    しかし、42周目のリスタート直後のターン1で目の前の2台が接触し、芝生に押し出されたためにスピン。そこから17番手まで大きくポジションを落とした。そこからのばん回はかなり難しいものと見えていたが、ウエットタイヤを装着し、雨がさらに降って路面のグリップが低くなると、難しいコンディションでのバトルを得意とする佐藤琢磨の本領が発揮され、次々と順位をばん回。フルコースコーション下でのゴールを7位で迎えた。佐藤琢磨のチームメート、ルーキーのデビッド・マルカス(Dale Coyne Racing with HMD Motorsports)も12位でゴール。彼らのチームは来週の火曜日にプラクティスの始まる第106回インディアナポリス500マイルに向けて勢いを手に入れた。

    コルトン・ハータ(Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian)
    「今日のレースは私がこれまでに経験してきた中で最もたいへんなものでした。レースがスタートしてすぐにウエットタイヤからドライタイヤに交換した作戦が功を奏し、大幅にポジションを上げることができました。今日はその他の作戦もタイミングよく、的確に下すことができていたと思います。 ウエットからドライ、そしてまたウエットに戻るという、本当に信じられないレースでした。 このような天候の中、ゴールまで席を離れず見守ってくれたファンの皆さんに感謝します」

    佐藤琢磨(Dale Coyne Racing with RWR)
    「ワイルドなレースでした。しかし、とても楽しいレースでもありました。順位が激しく上下した戦いにもなっていました。一番いい時は4番手を走りました。コルトン・ハータがトップで、その後ろにマクラーレンが2台、その次が私たちで、後続を離していく展開になっていました。ところが終盤のリスタートで1台のマシンが目の前でスピンし、それを避けた私は濡れた芝生の上に飛び出し、ドライタイヤ装着だったためにスピンに陥りました。あれで今日のレースは終わったかのようにも思われました。最後尾近くまで後退し、そこまでとても奮闘してくれていたチームのクルーたちに申し訳ない気持ちになりました。その後、雨が私たちに力を貸してくれました。周回遅れからリードラップに復活し、集中力を発揮して仕事を着々とこなした結果、7位でのゴールを達成できました。本当にドラマチックなレースでした。私たち51号車のクルーはすばらしい仕事をしてくれ、私をレースに送り返し続けてくれました。そのおかげで私はプッシュする走りを続け、上位のドライバーたちとのサイド・バイ・サイドのバトルを戦うことができました。今日は非常にいいパスもいくつか実現できました。あのスピンは非常に悔しいものでしたが、今日のレースで私たちはインディ500に向けたすばらしい勢いを手に入れることができました」

    佐藤琢磨

    Pos. Driver Num. チーム Constr.
    1 Colton HERTA 26 Andretti Autosport w/ Curb-Agajanian Honda
    2 Simon PAGENAUD 60 Meyer Shank Racing Honda
    3 Will POWER 12 Team Penske Chevrolet
    4 Marcus ERICSSON 8 Chip Ganassi Racing Honda
    5 Conor DALY 20 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    6 Felix ROSENQVIST 7 Arrow McLaren SP Chevrolet
    7 Takuma SATO 51 Dale Coyne Racing with RWR Honda
    8 Callum ILOTT 77 Juncos Hollinger Racing Chevrolet
    9 Christian LUNDGAARD 30 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    10 Scott DIXON 9 Chip Ganassi Racing Honda
    11 Alexander ROSSI 27 Andretti Autosport Honda
    12 David MALUKAS 18 Dale Coyne Racing with HMD Motorsports Honda
    13 Jack HARVEY 45 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    14 Helio CASTRONEVES 06 Meyer Shank Racing Honda
    15 Tatiana CALDERON 11 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    16 Graham RAHAL 15 Rahal Letterman Lanigan Racing Honda
    17 Romain GROSJEAN 28 Andretti Autosport Honda
    18 Alex PALOU 10 Chip Ganassi Racing Honda
    19 Pato O’WARD 5 Arrow McLaren SP Chevrolet
    20 Scott MCLAUGHLIN 3 Team Penske Chevrolet
    21 Devlin DEFRANCESCO 29 Andretti Steinbrenner Autosport Honda
    22 Jimmie JOHNSON 48 Chip Ganassi Racing Honda
    23 Rinus VEEKAY 21 Ed Carpenter Racing Chevrolet
    24 Juan Pablo MONTOYA 6 Arrow McLaren SP Chevrolet
    25 Josef NEWGARDEN 2 Team Penske Chevrolet
    26 Kyle KIRKWOOD 14 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet
    27 Dalton KELLETT 4 A.J. Foyt Enterprises Chevrolet