カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトンの復活を元F1ドライバーが称賛「再び本来の姿を取り戻した」

    ルイス・ハミルトンの復活を元F1ドライバーが称賛「再び本来の姿を取り戻した」

    2025年にフェラーリ移籍初年度の苦戦を経験したルイス・ハミルトンだが、2026年はスペインGPで移籍後初勝利を挙げるなど復調を印象づけている。

    その復活ぶりについて、かつてF1で活躍した名ドライバーたちが相次いで評価。ゲルハルト・ベルガーやデイモン・ヒルらは、苦しい時期を乗り越えて再び勝利をつかんだハミルトンの精神力と実力を高く称えている。

    ベルガー「ハミルトンは苦境から這い上がった」
    元フェラーリドライバーのゲルハルト・ベルガーは、フェラーリでの初年度に苦戦したハミルトンが再び結果を残し始めたことを喜んでいる。

    「フェラーリが勝つ姿を見るだけで誰もがうれしい。フェラーリは特別な存在だからね」

    「ルイスのこともうれしかった。フェラーリに来て過去の成功を再現したいと思っていたが、技術的にもチームメイトとの比較でも非常に難しい状況に置かれてしまった」

    「昨年は本当に厳しい一年だった。しかし今は再び本来の調子を取り戻しつつあるように見える」

    ヨハンソン「2%の勝機を勝利へ変える能力」
    元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンは、スペインGPでのハミルトンの勝利は、王者らしいレースマネジメントだったと分析する。

    「バルセロナでのレースは、まさにルイス・ハミルトンらしい勝利だった」

    「彼は金曜日の段階で勝てる可能性を感じ取り、レース前から勝つためのプランを組み立て、それを完璧に実行した」

    「正直、あの状況で勝てたドライバーは多くないと思う。しかし彼は何をすべきかを正確に理解し、それをやり切った。それこそがチャンピオンの証だ」

    「彼らは2%しかないチャンスでも勝利へ結び付けられる。マックス・フェルスタッペンも同じタイプのドライバーだ」

    フィッティパルディ「年齢への批判を実力で覆した」
    2度のF1王者エマーソン・フィッティパルディは、自身も年齢による批判を受けた経験があるとして、ハミルトンに共感を示した。

    「ルイスとフェラーリが速さを見せて本当にうれしかった。昨年の状況は、私自身がインディカーやF1で経験したことでもある」

    「年齢を重ねると『もう速く走れない』と言われ始める。昨年は誰もが『ルクレールに勝てない』『年を取り過ぎた』とルイスを批判していた」

    「しかし今の彼は絶好調だ。これはF1にとってもファンにとっても素晴らしいことだ」

    さらにフィッティパルディは、2026年型マシンの特性もハミルトン復活の要因になっていると考えている。

    「今年のマシンは小型化され、ダウンフォースも減っている。その分、速く走らせるのが難しくなり、ドライバーの才能がより際立つ」

    「ルイスはマシンコントロールとフィーリングに優れた非常に才能あるドライバーだ。フェラーリとの2年目を迎え、エンジニアやチームのやり方も完全に理解している」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    ヒル「競争心がハミルトンを支えている」
    1996年F1ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルは、ハミルトンほどの競争心を持つ人物なら苦境から立ち直るのは当然だったと語る。

    「本物は最後には必ず浮かび上がってくる。彼を半分に切っても、中身はすべて『競争心』でできているような人間だ」

    「彼は何をやっても勝ちたいタイプで、簡単に諦めることなどない」

    ヒルは、ハミルトン自身がフェラーリの開発にも大きく関与したことが復活につながったと考えている。

    「彼は冬の間に懸命に努力し、自分が望むフェラーリのセットアップをチームへ伝えてきた」

    「フェラーリは莫大な金額を払って彼を獲得した。だから彼は『ただチームのやり方に従うだけではない。自分の求める方向へマシンを作ってもらう』という姿勢を貫いた」

    「彼の実績と影響力を最大限に活用した。それは当然のことだ」

    ブーツェン「敗北から学んだから再び勝てた」
    ティエリー・ブーツェンも、ハミルトンの復活劇を高く評価する一人だ。

    「ルイスはルイスだ。彼はトップにいるべきドライバーだ」

    「昨年は自信やマシン性能など様々な要素が重なって苦しんだ。しかしマシンが改善されれば、すぐに本来の力を発揮した」

    ブーツェンは、ニキ・ラウダの言葉を引用しながら、敗北が成長につながったと指摘する。

    「ニキ・ラウダは『勝っている時には何も学べない。負けた時こそ多くを学べる』と言っていた」

    「勝てない時こそ、自分自身やマシン、チームとの関係まで徹底的に分析し、改善を重ねる。そしてそれを乗り越えた時に再び勝利をつかめる」

    「常に勝ち続けることは不可能だ。だからこそ苦しい経験が次の成功につながるのである。」

  • ルイス・ハミルトン NFL投資が大成功 100億ドル評価目前で資産価値急騰

    ルイス・ハミルトン NFL投資が大成功 100億ドル評価目前で資産価値急騰

    ルイス・ハミルトンは、F1で成功を収めるだけでなく、投資家としても卓越した手腕を発揮している。

    フェラーリから年間約94億円(6000万ドル)の報酬を受け取る7度のF1ワールドチャンピオンは、高級不動産やさまざまな投資資産を保有している。その中でも2022年に行ったNFLチームへの投資は、わずか4年で大きなリターンを生み出しつつある。

    デンバー・ブロンコスへの投資価値が急騰
    2022年、ルイス・ハミルトンはウォルマート創業家のロブ・ウォルトン氏が率いる投資グループの一員として、NFLのデンバー・ブロンコスを46億5000万ドル(約7300億円)で買収した。当時としては北米スポーツ史上最高額での球団売却だった。

    投資グループには元米国務長官のコンドリーザ・ライス氏らも参加し、ハミルトンは少数株主として名を連ねた。

    当時から将来性の高い投資と評価されていたが、その後のNFL市場の急成長によって、保有する持ち分の価値は想定を上回るペースで上昇している。

    NFL球団は100億ドル時代へ
    NFLではテレビ放映権収入の急拡大を背景に、球団価値が過去に例を見ない勢いで上昇している。

    その象徴となったのが、スーパーボウル王者シアトル・シーホークスの売却だ。2026年、コースラ家が96億1200万ドル(約1兆509億円)で買収し、北米スポーツ史上最高額を大幅に更新した。

    この売却以前から、デンバー・ブロンコスとシアトル・シーホークスはほぼ同等の価値を持つ球団と評価されていた。

    フォーブスが2025年に発表したNFL球団価値ランキングでは、ブロンコスは68億ドル(約1兆678億円)、シーホークスは67億ドル(約1兆519億円)と査定されていた。しかし実際の売却額は、その評価を約50%も上回る水準となった。

    この結果を受け、ブロンコスをはじめとする複数のNFL球団は現在100億ドル(約1兆5700億円)規模の価値を持つとみられている。ハミルトンが保有する株式も、この4年間でほぼ倍の価値になったと考えられており、その上昇は今後も続く可能性が高い。

    絶妙だった投資タイミング
    ハミルトンは、NFLの放映権ビジネスが大きく成長するタイミングで投資を行った。

    NFLは2021年、CBS、FOX、Amazon、ESPNなどと総額1110億ドル(約17兆4270億円)に及ぶ11年間の大型放映権契約を締結。リーグ全体の収益は急速に拡大している。

    契約期間はまだ半分にも達していないが、NFLのロジャー・グッデル・コミッショナーは放送局との契約見直しを望んでいると報じられており、さらなる放映権料の引き上げが期待されている。

    収益が増えればオーナーへの利益配分も拡大し、球団価値はさらに押し上げられる見通しだ。現在は球団の少数株式を外部投資家へ売却することも認められており、市場価値の上昇を後押ししている。

    F1チームの価値上昇とも共通する流れ
    NFLの急成長は、近年のF1にも通じるものがある。

    Netflixの人気シリーズ『Drive to Survive』やリバティ・メディアによるF1買収以降、F1人気は世界的に拡大。テレビ放映権や開催権料、グッズ販売収入が増加し、さらにコストキャップ導入によってチームの収益性も改善した。

    その結果、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは保有株の一部を約3億ドル(約471億円)で売却し、チーム全体の企業価値は59億7000万ドル(約9373億円)と評価された。

    ハミルトンはサーキットで数々のタイトルを獲得してきたが、投資家としても優れた判断力を発揮している。2022年のデンバー・ブロンコスへの出資は、その先見性を示す代表例となり、NFL人気の拡大とともに今後も資産価値を伸ばしていく可能性が高そうだ。

  • フェルナンド・アロンソ マクラーレンF1時代にハミルトンへのデータ共有停止を要求

    フェルナンド・アロンソ マクラーレンF1時代にハミルトンへのデータ共有停止を要求

    2007年にマクラーレンでチームメイトとなったフェルナンド・アロンソが、当時新人だったルイス・ハミルトンへのデータ共有を停止するようチームに要求していたことが明らかになった。

    当時アロンソのレースエンジニアを務めたマーク・スレイドが振り返り、この要求は却下されたものの、アロンソがチーム内で不公平な扱いを受けていると強く感じていたことの表れだったと証言している。

    スレイドが明かしたアロンソの要求
    2007年シーズン、前年まで2年連続でワールドチャンピオンを獲得していたフェルナンド・アロンソは、マクラーレンへ移籍。一方、チームメイトにはF1デビューを果たした新人ルイス・ハミルトンが起用された。

    しかし、シーズンが進むにつれて両者の関係は急速に悪化。アロンソはチームが新人のハミルトンを優遇していると感じ、不満を募らせていった。

    当時アロンソのレースエンジニアだったマーク・スレイドは、ピーター・ウィンザーのインタビューで次のように明かした。

    「2007年、フェルナンドとルイスの関係が最悪だった頃、シルバーストンあたりの時期にフェルナンドはルイスに自分のデータを見せないよう要求した」

    「彼は、自分もルイスのデータを見なくて構わないと言っていた。両方のマシンのデータにアクセスできることは、ルイスにとって有利になるだけだと確信していたんだ」

    この要求は最終的にマクラーレンに却下された。

    マクラーレンが要求を拒否した理由
    スレイドは、チームが要求を受け入れなかった理由について、チーム全体の競争力を優先したためだと説明した。

    「もちろん認められなかった。しかしフェルナンドは本気だった」

    「彼もルイスのデータを見ることはできた。その情報をもっと有効に使って自分のパフォーマンス向上につなげるべきだったと思う」

    さらにエンジニアの立場から、データ共有はチーム全体の利益につながると強調した。

    「エンジニアとして言えば、情報は多いほど判断の質が高まり、チームは速くなる。戦っている相手はチームメイトだけではなく、グリッド上のすべてのライバルだからだ」

    「もし両ガレージで扱える情報を制限すれば、結果としてチーム全体のパフォーマンスも制限してしまう」

    要求の背景にあった不信感
    スレイドによれば、アロンソは要求が拒否されたことにも強い不満を抱いていたという。

    「最終的には拒否されたが、彼は非常に真剣だった。そして自分の望みがかなわなかったことに非常に不満を抱いていた」

    一方で、この要求そのものが問題の本質ではなく、チームとの関係悪化が生んだ結果だったと振り返る。

    「この要求は、彼がさまざまな面で不公平な扱いを受けていると感じていたことの表れだった」

    「これは多くの要因の一つに過ぎない。彼なりに、不公平だと感じていた状況を正そうとした行動だったのだろう」

    2007年のマクラーレンは、アロンソとハミルトンの激しいタイトル争いに加え、チーム内対立やスパイゲート問題などで混乱したシーズンとして知られる。アロンソは3年契約で加入したものの、わずか1年でチームを離脱しており、今回の証言は当時の緊張関係の一端を改めて示すものとなった。

  • マルク・マルケスとルイス・ハミルトンの共通点「必要な時に速く自己演出もうまい」

    マルク・マルケスとルイス・ハミルトンの共通点「必要な時に速く自己演出もうまい」

    MotoGPのTech3を率いるギュンター・シュタイナーが、現MotoGP王者マルク・マルケスをF1界のルイス・ハミルトンになぞらえ、その実力とセルフブランディング能力を高く評価した。

    ハースF1で約10年間チーム代表を務めたシュタイナーは、現在はRed Bull KTM Tech3のCEO兼オーナーを務めている。F1とMotoGPの両カテゴリーを知る立場から、両者の共通点について語った。

    7度の王者同士に共通する資質
    マルケスとハミルトンは、それぞれMotoGPとF1で7度のワールドチャンピオンに輝いた歴史的ライダー・ドライバーだ。

    マルケスは2025年、2020年の右腕骨折とその後の4度に及ぶ大手術を乗り越え、6年ぶりとなるタイトルを獲得。通算7度目の戴冠でバレンティーノ・ロッシに並んだ。

    一方、ハミルトンは2020年に7度目のF1世界王座を獲得し、ミハエル・シューマッハと並ぶ最多記録に到達した。2025年はフェラーリ移籍初年度に苦戦したものの、2026年にはスペインGPでフェラーリ移籍後初優勝を飾るなど復活を印象づけている。

    シュタイナー「ハミルトンに少し似ている」
    イタリアの専門誌『Motosprint』から「マルケスはF1ドライバーに例えると誰か」と問われたシュタイナーは、ハミルトンの名前を挙げた。

    「難しい質問だね。これまでそんなことを聞かれたことはなかった」

    「彼は少しハミルトンに似ているように思う。必要なときに速く走る能力はもちろん、自分のイメージを上手にマネジメントしているからだ」

    「もちろん、ルイスとまったく同じやり方ではない。彼は唯一無二の存在だからね。それでもマルケスも非常に優れているし、多くの勝利を挙げてきた」

    シュタイナーは、競技力だけでなく、トップアスリートとしての存在感やブランド価値を築く能力も両者の共通点として評価した。

    両者とも2026年はタイトル争いの渦中
    2026年シーズンのF1では、ハミルトンはランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリを50ポイント差で追い、史上最多となる8度目の世界王座を目指している。

    一方のマルケスはMotoGPランキング3位につけ、首位ホルヘ・マルティンとは18ポイント差。直近4戦で3勝を挙げる好調ぶりで、次戦イギリスGPを前に逆転タイトル獲得への期待を高めている。

    シュタイナーはF1とMotoGPの両世界を知る数少ない人物として、競技を超えて比較した末に、マルケスの総合力をハミルトン級と評価した。両者は異なるカテゴリーで戦いながらも、勝負強さとスター性を兼ね備えたチャンピオンとして共通する存在感を放っている。

  • ルイス・ハミルトン 初のトレーディングカード専門店をドイツに開業

    ルイス・ハミルトン 初のトレーディングカード専門店をドイツに開業

    ルイス・ハミルトンが、自身の新たなビジネスとして立ち上げたトレーディングカード事業『Card Culture by Lewis Hamilton』の第1号旗艦店をドイツ・フランクフルトにオープンした。

    この事業は、ハミルトンの投資会社と米国の大手カードショップ「Dave and Adam’s Card World」の共同プロジェクトで、今後は欧州をはじめ、オーストラリア、中東、アジアへの店舗展開も計画されている。

    「カード文化」を世界へ広げる新プロジェクト
    ハミルトンは、新事業について「Card Cultureを通じて、これまで誰も実現できなかった形でトレーディングカード文化を広げる大きな可能性があると信じている」と説明した。

    この構想の原点は、幼少期に夢中になったサッカーのトレーディングカードだったという。

    「学校でカードパックを開けるときのワクワク感を今でも覚えている」

    「当時は小さなコミュニティだったけど、スポーツとカードが好きという共通点でみんながつながっていた」

    ハミルトンは、その体験を次世代にも届けたいという思いから事業化を決意した。

    販売だけではない「コミュニティの拠点」
    ハミルトンは、アメリカには1000店以上の専門店が存在する一方で、それ以外の地域では本格的なカードショップが非常に少ないと指摘する。

    「アメリカには1000店以上あるけれど、世界の他の地域ではその何分の一しかない」

    「コレクターやプレーヤー、そして子どもたちがカードパックを開ける楽しさを共有し、コミュニティの一員になれる場所を作りたかった。ただ商品を売るだけの店にはしたくなかった」

    店舗ではカード販売に加え、イベントや交流の場も提供し、カードカルチャー全体を育てることを目指している。

    Card Culture by Lewis Hamilton

    ハミルトン自身も熱心なコレクター
    現在ハミルトンは、約500枚の価値あるポケモンカードを所有しているほか、F1、サッカー、バスケットボール、野球、さらには『スター・ウォーズ』関連のカードも収集している。

    「僕の目標は、コミュニティとカルチャー、そして競争の楽しさを融合させた現代的なカードショップを作ることだ」

    今回のフランクフルト店は、その構想を実現する最初の拠点となる。

    トレーディングカード市場は近年世界的に拡大を続けており、ハミルトンはF1ドライバーとしての知名度だけでなく、自らもコレクターである経験を生かしながら、新たなコミュニティづくりに挑戦していく考えだ。

  • ルイス・ハミルトン 子犬「ヘイロー」を家族に迎える キム・カーダシアンが写真公開

    ルイス・ハミルトン 子犬「ヘイロー」を家族に迎える キム・カーダシアンが写真公開

    フェラーリF1のルイス・ハミルトンが、新たな家族となる子犬を迎えたことが明らかになった。愛犬家として知られるハミルトンは、昨年9月に長年の相棒だったブルドッグのロスコーを肺炎で亡くしており、その後新たな一歩を踏み出した形だ。

    今回迎え入れたのは、ゴールデン・レトリバーのメス「Halo(ヘイロー)」。今週ロサンゼルスに到着し、ロスコーや愛犬ココを担当していたドッグトレーナーのカースティン・マクミラン氏が引き続きトレーニングを担当する予定となっている。

    キム・カーダシアンがヘイローとの写真を公開
    話題をさらに集めたのは、米実業家でタレントのキム・カーダシアンが自身のInstagramでヘイローとの写真を公開したことだ。

    ハミルトンとカーダシアンは交際を正式には認めていないものの、近年はたびたび一緒にいる姿が目撃されており、海外メディアでは交際説が繰り返し報じられている。今回の投稿も、その関係を裏付ける新たな動きとして注目を集めている。

    ルイス・ハミルトンの愛犬ヘイローを公開したキム・カーダシアン

    ハンガリーGPでは戦略に不満
    夏休み前最後のハンガリーGPでハミルトンは5位でフィニッシュしたが、フェラーリの戦略には不満を示した。

    「シーズンを通して確実に進歩はあった。でも今週末はシャルル(ルクレール)も僕も、トップ3を争えるマシンがあったと分かっていた。それなのに4位と5位で終わってしまった。完璧なレース運びではなかった」

    さらにSky Sportsの取材では、「結果という意味では完全にチームのチャンスを逃した。今週末は勝てるレースだった」と振り返っている。

    終盤のピットストップについても疑問を呈し、次のように語った。

    「ピットインの指示はピットレーン入口の直前だったので、議論する時間はなかった。ポジションを失うと分かっていたら、僕なら絶対に入らなかった」

    ハミルトンは「マックス(フェルスタッペン)には新しいタイヤがあったので最終スティントで抜かれていたかもしれない。それでも2位、少なくとも3位は守れた可能性があった。結果的には多くのポイントを失ってしまった」と悔しさをにじませた。

    今回のヘイローとの新生活は、昨年ロスコーを失った悲しみを乗り越える大きな出来事となりそうだ。ハミルトンは夏休み期間を新たな家族とともに過ごし、オランダGPから始まるシーズン後半戦へ向けて英気を養うことになる。

  • フェラーリF1代表 ハミルトンの5秒ペナルティは「一連のミスの積み重ね」

    フェラーリF1代表 ハミルトンの5秒ペナルティは「一連のミスの積み重ね」

    ルイス・ハミルトンが2026年F1第11戦ハンガリーGPで受けた5秒ペナルティについて、フェラーリF1代表のフレデリック・バスールは「一連のミスの積み重ね」が原因だったと説明した。

    ハンガロリンクではSF-26のシャシー性能を武器に優勝候補と目されていたフェラーリだったが、表彰台を逃す結果に終わった。ハミルトンは予選での進路妨害ペナルティに続き、決勝ではピットレーン速度違反により5秒ペナルティを科され、悔しい週末となった。

    ピット進入のロックアップが連鎖の始まり
    決勝終盤、オスカー・ピアストリがマシントラブルでストップしたことによるバーチャル・セーフティカー(VSC)中、フェラーリはハミルトンをソフトタイヤへ交換。ハミルトンは表彰台争いを続けていたが、ピットレーンで制限速度を0.1km/h超過したことで5秒ペナルティを受け、最終的に5位へ後退した。

    バスールは、ハミルトンがピット進入時にタイヤをロックさせたことが、その後の判断に影響したと説明した。

    「すべてのペナルティを同じように考えるのは難しい。私にとってスパでの(ジョージ・)ラッセルとの接触はレーシングインシデントだ」

    「もし同じ場面をもう一度やるとしても、私は彼にまったく同じことをするよう求める。縁石へ逃げることはできなかったからだ」

    「今日については、一連のミスだった。ピット進入でタイヤをロックさせ、ピットストップでコンマ数秒を失った。そして、その遅れを取り戻そうとして、ピットレーン速度制限解除のタイミングを最適より少し早めてしまったのだろう」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「一つのミスが次のミスを招いた」
    バスールは、一度ミスが起きると、その後も焦りからミスが連鎖しやすくなると語り、今回のレースはその典型例だったと振り返った。

    「一つミスをすると、その後にさらにミスをしてしまうのは珍しいことではない。この週末はその良い例だった」

    「ピットストップで限界まで攻めようとした結果、ピット出口ではコンマ2秒ほど前車に遅れていた。そうした出来事が積み重なった結果だ」

    「ペース自体は悪くなかった。しかし序盤はマックス(フェルスタッペン)をまったく攻略できず、その後は(オスカー・)ピアストリも抜けなかった。この経験を今後のシーズンに生かさなければならない」

    直近3戦で4件目のペナルティ
    ハミルトンはハンガリーGPで予選と決勝の2件のペナルティを受けた。これにより、スパ・フランコルシャンでのジョージ・ラッセルとの接触、シルバーストンでのフォルススタート(false start)と合わせ、直近3戦で4件目のペナルティとなった。

    その結果、夏休み前の時点でドライバーズランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリとの差は50ポイントに広がっている。

    フェラーリはハンガリーGPで勝利を狙えるだけの競争力を示しながらも、細かなミスが重なったことで大きな代償を払うことになった。バスールは、この経験を残りシーズンの改善につなげたい考えを示している。

  • ルイス・ハミルトン F1裁定に不満「ペナルティの基準が一貫していない」

    ルイス・ハミルトン F1裁定に不満「ペナルティの基準が一貫していない」

    ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGPで予選と決勝の両方でペナルティを受けたことを受け、FIAスチュワードの裁定基準に「一貫性がない」と不満を示した。

    フェラーリのハミルトンは、予選でオスカー・ピアストリの走行を妨害したとして3グリッド降格処分を受け、2番手から5番手へ降格。決勝でもバーチャル・セーフティカー(VSC)中のピットストップで速度違反を犯し、5秒加算ペナルティを受けたことで、表彰台争いから後退して5位でレースを終えた。

    スチュワードの裁定基準に疑問
    ハミルトンは、ここ数戦で相次いでペナルティを受けている状況について問われると、スチュワードの裁定には一貫性が欠けているとの認識を示した。

    「この2戦は僕自身にとって本当に厳しかった。シルバーストンのフォルススタート(false start)は僕の責任だった」

    「でも、スタートについてはドライバーズブリーフィングでも話し合った。これまでにも動いていてもペナルティを受けなかった例がある。信号が点灯している間に動いていなければペナルティにすべきではないという話をしたんだ」

    「僕はグリッドボックスの位置まで到達していなかったし、その点について彼らも認めてくれた。だから今後見直しが行われることになっている」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「多くのポイントを失った」
    ハミルトンは、ベルギーGPでジョージ・ラッセルと接触した際のペナルティについても納得していない様子を見せた。

    「前戦では、接触した相手(ラッセル)でさえ『単なるレーシングインシデントだった』と言っていた。それでも僕にはペナルティが科された」

    「そのせいで多くのポイントを失った。昨日(予選)の件も本当に不運だったと思う」

    「もちろん責任は僕にある。コースは長いし、ミラーを確認すべきだった。でも、みんな1周目の終わりにはもう通過していると思っていたんだ」

    「無線で情報が入ったのは、本当に最後の最後で、彼がすぐ後ろに来たタイミングだった。コミュニケーションのミスだったと思う」

    残りシーズンへ「隙を与えたくない」
    ハミルトンは、ここ3戦でフォルススタート、ラッセルとの接触、予選妨害、ピットレーン速度違反と計4件のペナルティを受けており、ランキング争いでも大きな痛手となっている。

    それでもハミルトンは、残りシーズンへ向けて気持ちを切り替える考えを強調した。

    「気持ちを切り替えて、もう一度立て直したい。ポジティブな要素はまだたくさんある。ただ、もうペナルティを受ける理由を与えないようにしなければならない」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1のピット判断に疑問「ペナルティへの扉を開いた」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1のピット判断に疑問「ペナルティへの扉を開いた」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1ハンガリーGP決勝でフェラーリのバーチャル・セーフティカー(VSC)中の戦略判断が表彰台を逃す原因になったと語り、「あのピットストップがペナルティへの扉を開いてしまった」と悔しさをあらわにした。

    予選ではオスカー・ピアストリへの進路妨害で3グリッド降格処分を受けたハミルトンだったが、決勝では2番手を走行。しかし、VSC中のピットストップと、その際のピットレーン速度違反による5秒加算ペナルティが重なり、最終的に5位でレースを終えた。

    VSC中のピット判断を疑問視
    レース終盤、ピアストリがギアボックストラブルでリタイアしたことで、ハミルトンは2番手へ浮上。表彰台獲得へ向けて有利なポジションにつけていた。

    しかしフェラーリは、VSC導入中にハミルトンをピットへ呼び戻すことを決断。この判断によってマックス・フェルスタッペンとアンドレア・キミ・アントネッリの後方へ回ることになった。

    さらに、そのピットストップではピットレーン速度をわずか0.1km/h超過したとして5秒加算ペナルティを科される。チェッカー時点では4位だったものの、チームメイトのシャルル・ルクレールとは0.7秒差しかなく、最終的に5位へ後退した。

    ハミルトンはSky Sports F1に対し、ピットストップ自体が不要だったとの考えを示した。

    「正直、あのタイミングでピットストップをするべきではなかったと思う。コールが来たのはピット入口の直前で、議論する時間もなかった」

    「チームの判断を信頼するしかないけれど、今振り返ればタイヤの状態はまったく問題なかった。たぶんマックスには抜かれていたと思うけど、それでも少なくとも3位は守れたはずだ」

    「それが最後に受けたペナルティへの扉を開いてしまった」

    フェルスタッペンはステイアウトを選択して2位を獲得。ハミルトンは、フェラーリが本来はシンプルに進められたレースを複雑にしてしまったのではないかとの思いをにじませた。

    「ここ3戦はミスが多すぎる」
    一方でハミルトンは、ここ数戦の苦戦については自らにも責任があると認めた。

    「ここ3戦は僕にとって良いレースではなかった。ミスが多すぎる」

    「シルバーストンでは大きな代償を払うミスがあったし、前戦でもそうだった」

    「ここ3戦でペナルティをたくさん受けている。だから、もう二度とペナルティを与えられるような状況を作らないよう努力しなければならない」

    ハミルトンはシルバーストンでフォルススタート(false start)による5秒加算ペナルティを受け、ベルギーGPではジョージ・ラッセルとの接触でも5秒加算処分を受けていた。今大会ではピットレーン速度違反で3戦連続となる5秒ペナルティを科される結果となった。

    また、ハンガリーGPでは予選でもピアストリへの妨害により3グリッド降格処分を受けており、週末を通して厳しい戦いとなった。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    ブランドル「厳しいがルールはルール」
    ハミルトンへの処分については、その厳しさを指摘する声も上がった。

    Sky Sports F1の解説者で元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、0.1km/h超過というごくわずかな違反であっても、明確な基準を設ける以上は処分が必要だと説明した。

    「車重が250グラム不足しているようなものだ。不満に感じるだろうが、ルールはルールだ」

    ブランドルは、モナコGPでもピットレーン速度違反が話題になったことに触れ、「0.1km/hなら許されるなら、0.3km/hも許されるのかという話になってしまう」と指摘した。

    各チームは速度リミッターを制限速度よりわずかに低く設定し、限界まで調整している。そのため、ほんのわずかな超過であっても競争上のアドバンテージにつながる可能性があるという。

    「どこかで明確な線引きは必要だ。車幅でも車重でもピットレーン速度でも同じことだ。厳しく感じるが、それがルールだ」

    フェラーリの戦略判断と自身のミスが重なり、またしても表彰台を逃したハミルトン。2026年シーズンは、小さな判断やわずかなミスが大きな代償となる苦しい戦いが続いている。

  • ルイス・ハミルトン F1ハンガリーGP予選「ポールを逃した以上に審議が気になった」

    ルイス・ハミルトン F1ハンガリーGP予選「ポールを逃した以上に審議が気になった」

    ルイス・ハミルトンは2026年F1第11戦ハンガリーGP予選で、ポールポジションを逃した悔しさ以上に、オスカー・ピアストリへのインピーディング(走行妨害)の審議を気に掛けていたことを明かした。

    ハミルトンは予選2番手を獲得したものの、Q3終了後に審議対象となり、「明日はダメージリミテーション(被害を最小限に抑えるレース)になるだろう」とコメント。

    その後、スチュワードはインピーディングがあったと判断し、3グリッド降格ペナルティが科され、決勝は5番グリッドからスタートすることになった。

    「誰かの邪魔をしたかもしれない」
    予選直後のインタビューでハミルトンは、ポールポジションを逃したことよりも、審議の行方が頭から離れなかったと率直な心境を語った。

    「予選を通して僕たちは一番速かったから、ポールポジションは確実に手の届くところにあった。それを逃したのは残念だ」

    「でも今は、そのことよりも別のことで頭がいっぱいなんだ。ラップを終えたあと、誰かの邪魔をしてしまったかもしれない。正直、誰かが来ていることには気づいていなかったから、その状況を頭の中で何度も振り返っている」

    さらにテレビインタビューでは、ポールを逃したことよりも審議結果を気にしていたと明かした。

    「ラップそのものについては、それほど気にしていない。こういうことは起こるものだからね」

    「問題はその後だ。どういう裁定になるのか分からないけど、明日はたぶんダメージリミテーションになると思う」

    このコメントどおり、ハミルトンには最終的に3グリッド降格ペナルティが科されることになった。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    Q3の戦略判断にも疑問
    ハミルトンは予選全体ではマシンに十分な競争力を感じていた一方で、Q3最後のアタックに向けたチームの判断には疑問を示した。

    「ランド、おめでとう。素晴らしいラップだった」

    「僕たちは週末を通して素晴らしい仕事をしてきたし、予選でもずっと手応えがあった。でも最後のQ3では最初にコースへ出た。それは正しい判断ではなかったと思う」

    「そのうえ最後のアタックでは、理由は分からないけれどグリップがなかった。シャルルも同じような状況だったと思う」

    「ここは僕が大好きなサーキットだし、マシンにも競争力はある。でも明日は厳しい一日になるだろう」

    5番グリッドから巻き返しを狙う決勝
    フェラーリはハンガロリンクで週末を通して高いパフォーマンスを示し、ハミルトンも予選ではポール争いを展開した。しかし、Q3終盤のインピーディングにより3グリッド降格という痛手を負い、決勝は5番グリッドからのスタートとなる。

    それでもレースペースには自信をのぞかせており、本人が語った「ダメージリミテーション」を乗り越えて表彰台争いへ加われるかが、決勝の大きな見どころとなる。