カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン フェラーリで初のF1モナコGPに「本当にワクワクしている」

    ルイス・ハミルトン フェラーリで初のF1モナコGPに「本当にワクワクしている」

    ルイス・ハミルトンは、木曜日のメディア対応で上機嫌な様子を見せた。先週末のエミリア・ロマーニャGPでの好リカバリーを経て、7度のワールドチャンピオンは今週末のモナコGPでさらに前進を図っている。

    フェラーリは今季初のホームレースとなったイモラでQ2敗退という悪夢に見舞われたが、ハミルトンとチームメイトのシャルル・ルクレールは決勝でそれぞれ4位と6位に入り、見事な巻き返しを見せた。特にハミルトンにとっては今季スプリント以外では最高の結果となった。

    今週末のモナコGPは「まったく違うチャレンジ」だと認識しているものの、ハミルトンはイモラで得た教訓が、F1の三連戦の中盤にあたる今回のレースでもチームにとってプラスになると信じている。

    「ポジティブな要素は確実に持ち帰った」とハミルトンは語った。「まだ消化すべきことはたくさんある――まだ数日しか経っていないからね」

    「月曜日にはシミュレーターに乗って相関関係の確認をしたり、週を通してエンジニアたちと一緒に作業した。良い週末になるといいなと思っている」

    「このトラックは全然違う……フェラーリは過去にここでうまく走ってきたけど、知ってのとおり予選がすべてだし、今季はそこに苦しんできたから、どうなるか見てみよう」

    「このクルマでこのトラックを走るのは初めてだし、今までに経験したことのない特性を持っている。だけど、モナコの街中でフェラーリを運転するのはワクワクするよ」

    今季メルセデスからフェラーリへ移籍し“初めて尽くし”のシーズンを送るハミルトンは、F1で最も有名なレースのひとつでフェラーリのドライバーとして臨むことの特別さを語った。

    ルイス・ハミルトン モナコGP F1 スクーデリア・フェラーリハミルトンはこれまでモナコで2度のポールポジション、3度の優勝を記録している

    「マクラーレン時代、特に2007年のデビュー年のことは覚えているよ。あの時代のクルマは本当に格好良くて、リバリーも最高で、心から楽しかった」と当時を振り返った。

    「でも、ここモナコにフェラーリのドライバーとして来るなんて……すごいことだよ。どの週末も、行く先々でフェラーリとしての初体験が続いているけど、ここでフェラーリを運転するのは――」

    「いつも思っていたんだ、モナコのガレージで“赤”に囲まれるのってどんな気分だろうって。それを明日、ついに体験できるんだ。今夜眠れるか分からないよ。本当に、本当にワクワクしてる」

    ハミルトンは現在ドライバーズ選手権で6位につけており、ルクレールに8ポイント差で1つ下の順位。スクーデリア・フェラーリはコンストラクターズ選手権で4位、首位マクラーレンとは165ポイントの差がある。

  • ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリとの一体感を感じた」

    ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリとの一体感を感じた」

    ルイス・ハミルトンは、2025年F1エミリア・ロマーニャGPで4位に入ったことで、ようやく再びフェラーリとの「本当のシナジー(相乗効果)」を感じられたと語った。こうした感覚は、中国GP以来初めてだという。

    イモラでは土曜日の予選で苦戦し12番グリッドからのスタートとなったが、そこから見事なリカバリー走行を披露。惜しくも表彰台は逃したものの、フェラーリ移籍後ベストとなるグランプリ結果を収めた。

    レース序盤、ハミルトンはスタートで1つ順位を落とし、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの後方に位置した。だが、バーチャルセーフティカーのタイミングで両者ともにピットインし、ここからハミルトンは7度のワールドチャンピオンらしい華麗なオーバーテイクを連発。5番手まで浮上した。

    アントネッリのマシンがストップしセーフティカーが導入されると、ハミルトンは再びハードタイヤへ交換し7位に後退したが、すぐにポジションを回復。ジョージ・ラッセルを抜いて6位に上がると、さらにシャルル・ルクレールとアレックス・アルボンの接触を機に一気に2台をパスし、最終的に4位でチェッカーを受けた。

    40歳となったハミルトンはレース後、ついにSF-25との本当の一体感を感じられたことに満足感を示した。

    「ポジティブな要素はたくさんあるけど、まず戦略が素晴らしかった」と語るハミルトン。

    「本当に見事だった。判断はどれも正しかったと思う」

    「中国ではマシンとの一体感を感じていて、それが今日、もう一度あったんだ」

    「本当にシナジーを感じられた。セットアップも良かったと思う」

    「レースペースは少し改善できたけど、あとは予選でポテンシャルを引き出すことが必要だ」

    「もしもっと上位でスタートできていれば、表彰台争いができていたはず。正直、今日はそこまで行けるとは思っていなかったからね」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 エミリア・ロマーニャGP

    また、イモラに集まったティフォシの声援についても「信じられないほど素晴らしかった」と称賛を送った。

    ハミルトンにとって、今回の4位は今季のグランプリにおけるベストリザルト。中国スプリントでの勝利や、マイアミでのチーム無線の混乱もあったなかで、フェラーリとしても待ち望んでいた好結果だった。

    中国スプリントとの比較については「中国も最高だったけど、今回の方が上だと思う」とコメント。

    「後方から追い上げる展開って、子どもの頃から好きなんだ。ポールトゥウィンよりも、そっちの方が断然気持ちいい。間違いなく、すごく良いレースだったよ」と喜びを語った。

  • ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「本当に打ちのめされた」

    ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「本当に打ちのめされた」

    ルイス・ハミルトンは、F1エミリア・ロマーニャGPの予選でスクーデリア・フェラーリの2台がトップ10圏外に沈んだことを受けて、「打ちのめされた」「本当にがっかりしている」と心境を吐露した。

    スクーデリア・フェラーリにとって今季の厳しい滑り出しは、イモラのホームレースで新たな低迷を迎えることとなり、ハミルトンとチームメイトのシャルル・ルクレールはともに予選Q2で敗退した。

    両者ともQ2の2回目のアタックでタイムを伸ばせず、他のドライバーが記録を更新したことで脱落圏に追いやられた。

    前戦マイアミGPでも早期敗退を喫していたハミルトンは、今回の結果がSF-25の一発の速さの限界を浮き彫りにしたと語った。

    「本当に打ちのめされた気分だ。がっかりしている。マシンのフィーリングは悪くなかったんだ」

    「セットアップも整っていて、ブレーキの感触も良かった。すべてがかみ合っていたのに、それでも速く走れない」

    「ターン2と3でのマックス(フェルスタッペン)の速さを見ると、僕らには到底真似できない」

    「最後にニュータイヤを履いたけど、なぜかまったくグリップが出なかった。生きてこなかったんだ」

    ルイス・ハミルトン F1 エミリア・ロマーニャGP スクーデリア・フェラーリ

    ハミルトンは、タイヤ交換まではマシンの挙動が良かったため、Q3進出を確信していたと明かす。

    「本当に通過できると思っていた。マシンは“生きていた”」

    「14秒7台で走ってる連中を見ながら、僕らはせいぜい15秒7。1秒もの差がある」

    ハミルトンのフェラーリ初年度は厳しい状況が続いており、ここまで7戦中6戦でルクレールの後塵を拝している。現在の差を埋めるにはアップグレードが不可欠だと強調する。

    「今週末は前進できたと思う。でも、まだ必要なレベルには達していない。その点では改善の余地はある」

    「もっとアップグレードが必要だ。今のレベルじゃ足りない」

    「(マクラーレンは)ターン2で時速6〜10キロも速かったけど、僕らはそれに匹敵できない。クルマを押し続けて、プレッシャーをかけ続けていくしかない。エンジニアたちが何か見つけてくれることを願う」

    また、スクーデリア・フェラーリで迎える初の母国レースで「魔法のような」声援を受けたと語ったハミルトンだが、イモラは追い抜きが困難なコースであるため、決勝での巻き返しは厳しいとの見解を示した。

    「ここはレースをするにはあまり向いていないサーキットなんだ。1周単位ではドライブしていて楽しいけど、DRSトレインの中ではオーバーテイクが難しい。明日は多くの動きはないと思う」

    「でも全員がソフトタイヤを履いているから、どうなるか見てみよう。再び少しずつ順位を上げていけるように頑張る。レースペースは良さそうだったし、今回は悪くないはずだ」

  • ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「ブレーキ問題はくじ引き状態」

    ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「ブレーキ問題はくじ引き状態」

    ルイス・ハミルトンは、スクーデリア・フェラーリの2025年型マシン「SF-25」で続くブレーキの問題について、「まるでくじ引きだ」と表現し、イモラでのフリー走行金曜セッションでもスピード不足に悩まされたと明かした。

    ハミルトンは、F1エミリア・ロマーニャGPの舞台となるエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットで行われたフリー走行2回目(FP2)で11番手にとどまった。各ドライバーがピレリの最も軟らかいコンパウンドを使って予選シミュレーションを行った中での結果だった。

    1時間のセッションを通して、ハミルトンはブレーキの問題に悩まされ続けた。このトラブルはシーズンを通して続いており、メルセデス時代のCarbon Industrie製ブレーキパッドから、スクーデリア・フェラーリで使用されているBrembo製への移行が原因ではないという。

    「問題はブレーキパッドの移行じゃなくて、パフォーマンスにあるんだ」とハミルトンは語った。

    「毎回がくじ引きなんだ。サイコロを振って、あるパッドをつけるとうまくいくけど、別のをつけるとうまくいかない。明日こそはうまくいってほしいね。もちろん、解決しようと取り組んでいるよ」

    FP1では、ハミルトンはポジティブな兆しを見せ、5番手タイムを記録。トップタイムのマクラーレン勢との差も1コンマ以内と僅差だった。

    「FP1ではすごく満足してたよ。クルマに乗ってる感触も良かったし、前進できたと感じてた。ポジティブな手応えがあったんだ」

    しかし、午後のセッションに向けて「ごく小さなセットアップ変更」を施したことで、再びブレーキ問題に悩まされることになったという。

    「今年やった変更の中でも一番小さい部類のセットアップ変更だったんだけど、それでブレーキに問題が出てしまった。その結果、パフォーマンスに大きな影響が出た。正直、こういうことが今シーズンずっと起きてるんだよ」

    ルイス・ハミルトン F1 エミリア・ロマーニャGP スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1初シーズンに苦悩「この困難は予想外」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1初シーズンに苦悩「この困難は予想外」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリに加入してからのF1シーズン序盤で苦戦している中、「ここまで適応が難しいとは思わなかった」と率直に語った。

    7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンは、フェラーリ移籍後、満足のいくスタートを切れず、現在ドライバーズランキング7位に位置している。唯一のハイライトは中国GPスプリントでの勝利である。

    彼はSF-25のバランスの取りづらさに苦しんでおり、それはチームメイトのシャルル・ルクレールも同様で、現在は快進撃を続けるマクラーレン勢の後塵を拝している。

    さらに、ハミルトンはルクレールに遅れを取っており、現時点でポイント差は12、順位も2つ下となっている。

    エミリア・ロマーニャGPを前に、ハミルトンは新しいチームと環境で直面している苦労について率直に語った。

    「加入前からかなり厳しいだろうとは覚悟していた。以前にもチームを変えたことがあるからね」と語った。

    「すごくオープンな気持ちで来たけど、ここまで大変だとは思わなかった。もちろんチャレンジングだとは思っていたけど、すべての面で想像以上に困難だ」

    ハミルトンは、マクラーレンに対する差を埋めるのは容易ではないとしつつも、その挑戦から逃げるつもりはないと強調した。

    「チャンピオンシップ? まだ道のりは長い」と語った。

    「長年の経験から言えば、この時点で100ポイント以上の差があって、こちらのマシンがかなり優れたマシンを相手にしているとすれば、現実的にはチャンピオン争いは難しいと考えるのが普通だ。

    でも、物事は一変する可能性もある。実際にそうなった例はまだ見たことがないけど」

    フェラーリにとって追い風となる可能性があるのは、スペインGPから導入されるフレキシブルウイングに関する厳格な新規則、そして予定されているアップグレードである。

    ハミルトンはこうした変化によってどれほどパフォーマンスが改善されるかについての見通しは明言を避けたものの、タイヤの摩耗や現行のフロアが課題だと認めた。

    「現時点では、今シーズン終盤までにコンマ数秒、あるいは1秒近く縮められるのかどうか、はっきりとは言えない」と認めた。

    「その領域に少しでも近づきたいと思っている。そして今は、どんな可能性にも扉を閉ざすわけにはいかない。

    常に視野を広く持ち、注意を怠らず、勝利を目指して進まなければならない。それが今も毎週末の目標だ」

    「エンジニアと話すときも、どうやってこの週末に勝つかがテーマだ。タイヤからもう少し引き出せれば、フロアからもう少し引き出せれば、チームの全員が0.05秒ずつでも何かを伸ばせれば、もしかしたらその先に辿り着けるかもしれない」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 エミリアそれでもハミルトンは、ティフォシの前でフェラーリを走らせる初レースに胸を躍らせている

    初めてティフォシの前で走ることに「興奮している」
    現在の困難な状況にもかかわらず、ルイス・ハミルトンはフェラーリの赤いマシンで情熱的なティフォシの前を走ることに大きな喜びを感じている。

    イタリアでの初レースを控え、ハミルトンは胸を躍らせつつも、特別な準備はしていないと語った。

    「特別な準備はしていない。いつも通りの準備をした」とハミルトンはメディアに語った。

    「火曜日と水曜日はファクトリーにいた。正直、何が待っているのか分からない」

    「この何年もイタリアに来て、ティフォシの姿は見てきた。ステージではフェラーリのドライバーの後に自分が登場してきたし、いろいろな場所でもファンの熱気を見てきた」

    「工場の中でもそうだし、門のところにも毎日人がいて、本当に信じられないくらいのサポートがある。このチームが受けているサポートは特別だ」

    「それだけ期待も大きい。でも、それが偉大さというものだと思う」

    「偉大なチームがあってこそ、人々はそうした期待を寄せる。でも、アプローチ自体はいつもと変わらない。良いポイントを取ることを目指している」

    「当然、毎週末良いポイントを取りたいと思っている。でも今回は特に、もっと多くの赤を目にできることが楽しみだ」

  • ルイス・ハミルトン 苦戦のフェラーリF1移籍 ベッテルとオコンが語る適応の壁

    ルイス・ハミルトン 苦戦のフェラーリF1移籍 ベッテルとオコンが語る適応の壁

    2025年、ルイス・ハミルトンは12年間在籍したメルセデスを離れ、スクーデリア・フェラーリの一員として新たな挑戦をスタートさせた。

    しかし、開幕から6戦を終えた段階で、その道のりは決して平坦ではないことが明らかになっている。F1界の中でも象徴的な存在であるハミルトンは、フェラーリF1という特異な環境への適応に苦しんでいる。

    そんなハミルトンの現状について、かつてスクーデリア・フェラーリで戦ったセバスチャン・ベッテルと、現在フェラーリ製パワーユニットを搭載するハースF1のドライバー、エステバン・オコンがそれぞれの立場から理解と見解を示している。

    「フェラーリF1には独自の文化がある」 ベッテルが語る適応の難しさ
    2015年から2020年までスクーデリア・フェラーリに在籍したセバスチャン・ベッテルは、ハミルトンが直面する困難について深い理解を示している。

    「今のチームにはもう知っている顔はあまりいないけど、それでもフェラーリF1が持つ文化の特異性は分かっている」とオーストリア紙『Kronen Zeitung』に語ったベッテルは、「フェラーリにはフェラーリのルールがある。それは外部からは見えにくいが、内部にいる人間には日々感じられるものだ」と語る。

    ベッテルにとっても、スクーデリア・フェラーリというチームは一筋縄ではいかない場所だった。だからこそ、ハミルトンの挑戦がいかに過酷かを理解できるのだ。

    「ルイスにとっても非常に大きな変化だと思う。だけど彼ならきっと乗り越えられる。彼の能力に疑いはないし、周囲も彼の成功のために全力を尽くしているはずだ」

    オコン「僕も分かる」 技術的な違いとフィロソフィーの壁
    また、現在ハースF1に所属するエステバン・オコンも、ルイス・ハミルトンの苦戦に対して強い共感を示している。フェラーリF1のパワーユニットを使用する立場として、彼もまたマシンの性格に苦労しているという。

    「車のフィロソフィーが変わると、本当に大変なんだ。僕もメルセデスのマシンを運転したことがあるから分かるけど、フェラーリのクルマとはまったく別の操縦感覚なんだ」と語るオコンは、「ブレーキの感触や車体のバランスも違う。慣れるには時間が必要だし、それはルイスにとっても同じだと思う」と説明した。

    さらに、ハミルトンが長年メルセデスF1で築いてきたスタイルが逆に適応の足かせになる可能性もあると指摘する。

    「経験が多いからこそ、それまでの習慣が染み付いている。そういう意味では、僕やカルロス(サインツ)もまだ完全に慣れてはいない。だけど時間をかければ必ず順応できると思う」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1

    ハミルトンはフェラーリF1で再び輝けるか
    2025年開幕からの6戦で、ハミルトンはグランプリ本戦での最高成績が5位(バーレーンGP)。スプリントレースでは中国で優勝、マイアミでも3位を獲得するなど一部で光を見せてはいるが、スクーデリア・フェラーリでの本格的な成功はこれからの課題だ。

    だが、ベッテルとオコンの言葉には共通点がある。それは「ハミルトンなら必ず乗り越えられる」という信頼だ。フェラーリF1という歴史と伝統、そして独自文化の中で結果を出すことは容易ではない。だが、だからこそその挑戦には価値がある。

    40歳にしてなおF1の最前線に立つルイス・ハミルトンの“第二のキャリア”は、まだ始まったばかりだ。

  • ルイス・ハミルトン 後継アントネッリのF1初ポールを称賛「批判を黙らせた」

    ルイス・ハミルトン 後継アントネッリのF1初ポールを称賛「批判を黙らせた」

    ルイス・ハミルトンは、キミ・アントネッリがF1マイアミGPで自身初のポールポジションを獲得したことについて、「心が温かくなった」と語り、メルセデスで自身の後継者となったアントネッリが「批判を黙らせた」と称賛した。

    アントネッリにとってF1デビューからわずか6戦目での快挙であり、ランド・ノリスやマックス・フェルスタッペンからもその成果が認められた。

    メルセデスで12シーズンを過ごした後にフェラーリへ移籍したハミルトンは、アントネッリと長年のレースエンジニアであるピーター・ボニントンが映った動画をInstagramに投稿した。

    6度のドライバーズタイトルをメルセデスとともに獲得したハミルトンは、自らの後任としてアントネッリを起用するよう、より実績のある候補ではなく若手を選ぶようにチームに働きかけていた。

    ハミルトンは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのアントネッリの注目の活躍が、その選択に対する懐疑的な声を打ち消したと信じている。

    「この動画を見て本当に心が温まったから投稿したんだ」と、ハミルトンはMotorsport Weekを含むメディアに対して語った。

    「僕はあのチームにとても長くいた。ボノ(ボニントン)は本当に最高の存在だし、もっと経験豊富なドライバーを起用すべきだという声も多かったけど、それでも努力を続けてポールを獲得した。それはすべての批判を黙らせるものだ。僕はそういう“アンダードッグ”が結果を出す姿が大好きなんだ。素晴らしい物語だよ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「F1という旅を楽しんで」アントネッリにアドバイス
    アントネッリのスプリントレースは、ターン1で順位を落とし、さらにマックス・フェルスタッペンがピットレーンで危険なリリースを受けたことで不運に見舞われた。

    しかし、前方集団にペナルティが科されたことによりポイント圏内でフィニッシュし、その後の本予選ではチームメイトのジョージ・ラッセルを上回って3番グリッドを獲得した。

    決勝では6位まで順位を落としたものの、ハミルトンはアントネッリがこの先も成功を収めていくことを願いつつ、「その過程を楽しむことを忘れないでほしい」と語った。

    「彼には今のままを続けてほしい。彼は自分が何をすべきかを分かっていると思う。そして、その道のりを楽しみ続けてほしい」

  • フェラーリF1低迷の中でルイス・ハミルトンが希望「抑えられているだけ」

    フェラーリF1低迷の中でルイス・ハミルトンが希望「抑えられているだけ」

    F1マイアミGPで困難な週末を過ごし、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがともにマクラーレン勢から1分以上遅れてフィニッシュする結果となったが、それでもハミルトンは、フェラーリが2025年に再びトップ争いに加わるだけの力を持っていると信じている。

    しかし、この8度の世界チャンピオンは、現在のフェラーリには「何かがパフォーマンスを抑え込んでいる」とも感じている。

    マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われたスプリントでは、ハミルトンが的確な戦略判断を活かして3位表彰台を獲得し、フェラーリにとっては一筋の光となった。

    しかし、SF-25のパッケージが抱える問題は予選で明らかになり、ルクレールは8番手、ハミルトンはQ2で敗退し12番手に沈んだ。

    「全体的には良い一日だったと思う。でも8位という結果はそう見えないかもしれない」とハミルトンは語った。

    それでも彼は、マシンが持つ潜在能力には前向きな見方を示している。

    「将来には楽観的に見ている。このクルマには確かにパフォーマンスがある。ただ、それを今は引き出せていないだけなんだ」

    「中国GP以降、パフォーマンスを失ってしまった。クルマにはあるはずの力が、使えなくなっている。それが解決されるまでは、この位置が現実だ」

    7度の世界王者は、現在のフェラーリの限界が、期待とはかけ離れた位置でのレースを強いていることを認める。

    「僕らは今、ウィリアムズと争っている状態だ。だから明らかに、望んでいるような速さが出ていない。ウィリアムズは素晴らしい仕事をしたと思う」

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリの反撃に向けた希望
    SF-25の予選ペースの引き出しに苦戦する一方で、ハミルトンは今後導入されるアップグレードや、チームの運用面での改善に期待を寄せている。

    「その間にも、他の部分、あらゆるプロセスを見直すことができる」と彼は語った。

    「先週も同じような状況だったけど、全体的には良い週末だったと感じている」

    「昨日のスプリントで3位を取れたのはポジティブだった。もし予選がもう少し良ければ…Q3進出を逃したのはコンマ05秒だけだった」

    ハミルトンは、技術的な問題が解消されればフェラーリが再び上位争いに加わることができると確信している。

    「いくつかの問題を解決できれば、フェラーリはメルセデスやレッドブルとも再び戦えるようになると本気で信じている」

    「ただ、その時が待ちきれない気分だ」

    「次のレースでは違うアプローチを試してみる。プロセスを改善し続けるよ。表彰台を争えるようになる日が待ち遠しい。それが叶えば最高だね」

    フェラーリでの表彰台はまだ遠いものの、ハミルトンの中には長期的な視点に立ったフェラーリ復活への確かな信念がある――それが一日でも早く現実となることを彼は願っている。

  • ルイス・ハミルトンとBLACKPINKロゼ F1マイアミGPでの再会が話題

    ルイス・ハミルトンとBLACKPINKロゼ F1マイアミGPでの再会が話題

    F1マイアミGPに世界的K-POPグループBLACKPINKのメンバー、ロゼが登場し、世界中のファンから大きな注目を集めた。今回の登場は、彼女が出演する映画『F1/エフワン』のプロモーションの一環であり、同映画のオリジナル・サウンドトラック(OST)に収録される新曲「Messy」を披露するためであった。

    ロゼは、映画と音楽の両面でこのプロジェクトに関わっており、彼女のグローバルな影響力とF1というモータースポーツの世界が交差する、極めて象徴的な場面となった。

    彼女が登場したイベントの終盤では、F1における最も象徴的な儀式の一つである「チェッカーフラッグを振る」という大役も務め、サーキットのフィニッシュラインでその手を高々と掲げた。この瞬間はF1の公式SNSアカウントを通じて全世界に発信され、世界中のファンやメディアから賞賛の声が寄せられている。

    さらに注目されたのは、彼女とF1の7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンとの再会の場面である。二人は過去に、スイスのラグジュアリーブランド「TUMI」のキャンペーン『Never Still 4』において共演した経験があり、その際には互いのライフスタイルや価値観について語り合い、和やかな関係を築いたことが知られている。

    今回のマイアミGPでも、パドックエリアで二人が再び顔を合わせる場面が目撃され、自然な笑顔で抱擁を交わす様子が映像として収められた。こうした再会の瞬間は、双方のファンにとって非常に感慨深く、SNS上でも数多くの反響が見られた。

    ルイス・ハミルトン BLACKPINK ロゼ F1 マイアミグランプリ

    ロゼがイベントで披露した楽曲「Messy」は、映画『F1/エフワン』のサウンドトラックアルバムの一部として、2025年6月27日にリリースされる予定である。このサウンドトラックには、映画に登場するさまざまなシーンと密接に結びついた楽曲が収録されており、ロゼの曲はその中でも特に注目度の高い1曲として位置づけられている。

    映画『F1』は、世界最高峰のモータースポーツにおけるスリル、葛藤、そして人間ドラマを描く大作であり、音楽と映像の融合によって、これまでにないF1体験を観客に提供することを目指している。ロゼの存在は、このプロジェクトにおけるグローバルな広がりとカルチャーの交差点を象徴するものであると言える。

  • フェラーリF1で苦戦のハミルトン レースエンジニアとの不協和音が顕在化

    フェラーリF1で苦戦のハミルトン レースエンジニアとの不協和音が顕在化

    7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、2025年からスクーデリア・フェラーリへ移籍。しかし、メルセデス製エンジンのマシンでキャリアの大半を戦ってきた彼にとって、新天地での適応は容易ではない。中でも課題となっているのが、レース中のコミュニケーションだ。

    イタリア紙『ラ・レプッブリカ』は、ハミルトンが開幕戦メルボルン以降、レースエンジニアのリカルド・アダミ(元セバスチャン・ベッテルおよびカルロス・サインツ担当)と幾度も衝突を繰り返していると報じた。

    「ハミルトンとアダミの間の理解はいまだ噛み合っていない。開幕戦の日曜日から摩擦と緊張が続いている」と同紙は伝えている。

    また、マイアミGP期間中、ハミルトンはSNS上で、かつての盟友であるメルセデスのレースエンジニア、ピーター・ボニントン(現キミ・アントネッリ担当)との思い出に触れた。ボニントンやアントネッリ、トト・ヴォルフが映る映像を見たというハミルトンは、「心が温かくなった」とし、「ボノは最高の存在だ」と称賛の言葉を送った。

    こうした状況に対し、『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙のジャーナリスト、アリアンナ・ラヴェッリは「ハミルトンとフェラーリ、そしてアダミの組み合わせは、いまだに“バランスを欠いている”」と指摘。さらに、ハミルトンの加入自体が短期的な視点による決断だったのではないかと疑問を呈した。

    「年齢を考えれば、フェラーリにとってこの移籍は短期的な賭けだ。今こそ“赤い新たなキミ(アントネッリ)”を夢見るべきだったのではないか」

    10代の新星アントネッリとの契約を見送った件について、フェラーリ会長のジョン・エルカーンは「彼が40歳になった頃に」と冗談めかして語った。

    一方、ラヴェッリ記者はチーム代表フレデリック・バスールの手腕についても厳しい視線を向けている。

    「ビノット時代の終焉後、“バスールに料理を任せろ”というのがマラネロの合言葉だった。しかし、材料が悪かったのか、それとも料理人の腕が足りなかったのか」

    マイアミGPでのアダミとの無線応答について問われたハミルトンは、自身の闘志が衰えていないことを強調し、こう語った。

    「僕の中にはまだ闘う気持ちがある。勝利を望むこと、戦うことに謝るつもりはない」