カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン レッドブルF1解任のホーナーに言及「功績は否定できない」

    ルイス・ハミルトン レッドブルF1解任のホーナーに言及「功績は否定できない」

    ルイス・ハミルトンは、クリスチャン・ホーナーのレッドブル退任について言及し、初対面時には「ウマが合わなかった」と振り返りながらも、そのF1への「素晴らしい貢献」を称えた。

    イギリスGPとベルギーGPの間の2週間のインターバル期間中、レッドブルはホーナーとの決別を発表した。

    ホーナーは2005年のチーム創設時からレッドブルのチーム代表を務め、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンとのタイトル獲得を指揮し、F1史上最も成功したチーム代表のひとりとなった。

    しかし過去12カ月で状況は一変。ホーナーの不適切行為に関する疑惑がチームを揺るがし、エイドリアン・ニューウェイやジョナサン・ウィートリーの退団とも重なった。

    マックス・フェルスタッペンが2024年のドライバーズタイトルを制したとはいえ、レッドブルの競争力は下降傾向にあり、ホーナーのセルジオ・ペレスへの対応も批判を受けた。ペレスは2024年シーズン中に契約延長が発表されたにもかかわらず、年末にリアム・ローソンに交代させられている。

    ハミルトン「彼の歩みは本当に驚異的だった」
    F1キャリアを通じて、ハミルトンはたびたびレッドブルと激しいライバル関係にあった。2010年代初頭はベッテルと争い、2021年にはフェルスタッペンとのタイトル争いで歴史的なバトルを繰り広げている。

    水曜に行われたベルギーGPのFIA記者会見でホーナー退任について問われたハミルトンは「僕の人生には何も影響はないよ(笑)」と笑った。

    「でもまあ……彼ら(レッドブル)の成長ぶりを見るのは素晴らしかった」

    「2005年、僕はクリスチャンと会って彼のオフィスに座ったことがある。たしかアーデンにいて、僕はGP2に上がる話をしていた。でも…正直に言えば、最初からウマが合ったとは言えないね!」

    「でも彼の歩みは本当に驚異的だった。あれだけの大きな組織をまとめて成功させるには、才能と手腕が必要だし、それを彼は持っていたと思う」

    「彼の今後の幸運を祈っているよ」

  • ボッタス フェラーリで苦戦するハミルトンに助言「適応はF1ドライバーの仕事」

    ボッタス フェラーリで苦戦するハミルトンに助言「適応はF1ドライバーの仕事」

    バルテリ・ボッタスが、ルイス・ハミルトンがスクーデリア・フェラーリで苦戦している現状についてコメントし、F1ドライバーとして「新しいマシンへの適応は当然のこと」だと語った。

    2025年にメルセデスからフェラーリへと移籍したハミルトンは、ここまでの12戦でフルレースの表彰台はなく、唯一の勝利は中国GPのスプリントレースにとどまっている。ドライバーズランキングでは現在6位に位置し、SF-25の挙動やパフォーマンス特性について、メディアを通じて批判的なコメントも残してきた。

    そんなハミルトンの状況について、かつてメルセデスで5年間チームメイトとして過ごしたボッタスが、ポッドキャスト『Red Flags』で自身の見解を語った。

    「適応できなければいけない」
    「もちろん、新しいことを学んだり、慣れたりする必要はある」とボッタスは前置きしたうえで、こう続けた。

    「特にチームメイトがすでにすべてに慣れている場合、最初は彼がアドバンテージを持つことになる。でも、レースドライバーというのは常に適応力が求められる存在だ」

    「F1ではほぼ毎年、新しいマシンになる。パワーユニットも変化するし、常に何かしらに慣れなきゃいけない。そういう意味では、F1で“常に学ぶ”という姿勢はごく普通のことだよ」

    「ハミルトンが今どんな状況にいるのかはよく分かるし、僕自身はアルファロメオに移籍したとき、割とスムーズに順応できた。でもそのときはレギュレーションの大きな変更があったから、そもそもすべてが新しくなっていたっていう背景もある」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「違いはあるが、謎ではない」
    またボッタスは、メルセデスとフェラーリのパワーユニットやシステムの違いについても言及し、ハミルトンが直面しているであろう技術的ギャップについて次のように説明した。

    「ドライバビリティ、特に低回転域でのパワーの出方は違うね。どっちがいいかは一概に言えないけど」

    「セッティングやエネルギー回生・デプロイの方法にも違いがある。チームごとに名称も違うし、それをまず覚えなきゃいけない。ブレーキングの感覚にも若干の違いが出る場合がある」

    「ただ、それも別にロケットサイエンスじゃない。やれば分かることだよ」

    また、ブレーキメーカーの違いにも触れ、メルセデスはCarbon Industries(CI)製を使用し、フェラーリおよびそのカスタマーチーム(ボッタスが所属したザウバーなど)はBrembo製を使用している点についても、「自分にはほとんど違いがなかった」と語った。

    「ブレーキのウォームアップに少し差がある程度。あるブランドのほうが立ち上がりが早いけど、挙動自体は大差なかったよ」

    バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン

    「フェラーリのプレッシャーはあるが、順応は避けられない」
    ハミルトンは今季、初めてフェラーリのドライバーとしてフルシーズンに挑んでおり、その難しさや周囲からの注目度も他チームとは一線を画している。

    だがボッタスは、F1という競技において「順応の過程」は誰にとっても避けられないものであり、ハミルトンの経験やスキルをもってすれば、乗り越えられるはずだと示唆した。

    「チームが変われば、マシンもシステムも変わる。そのなかでどうやって自分のベストを引き出すか。それがF1ドライバーの宿命だと思う」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1での苦戦は「見ていて辛い」とクルサード

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1での苦戦は「見ていて辛い」とクルサード

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ルイス・ハミルトンが2025年シーズンにフェラーリで苦戦している姿を「見ていて居心地が悪い」と感じていると語った。

    今季ハミルトンは大きな期待を背負ってフェラーリに移籍。しかしマラネロでの新生活は、40歳の7度のワールドチャンピオンにとって容易ではなかった。開幕から12戦を終えてもグランプリでの表彰台はなく、チームメイトのシャルル・ルクレールが4度の表彰台を獲得し、ハミルトンを16ポイント上回っている。

    中国GPのスプリントではサプライズのポールポジションから優勝を果たし、マイアミでもスプリントで表彰台に上がったが、グランプリでのトップ3入りは未だ果たせていない。

    シルバーストンでは週末を通じてマクラーレン勢に匹敵する速さを見せ、グランプリでの表彰台も期待されたが、決勝日のウェットコンディションがフェラーリに不利に働いた。

    直近の数戦でハミルトンはルクレールのセットアップに近づけるよう取り組み、イギリスGPでは非常に競争力を示した。しかしクルサードは、それが単に母国グランプリだったからなのかは判断がつかないと述べている。

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    F1公式サイトのインタビューでクルサードは、ハミルトンのフェラーリ移籍後最初の12戦をこう振り返った。

    「シルバーストンでは、ようやく少し快適そうに見えた」

    「中国を除けば、それまでのレースではルイスがフェラーリにいる姿を見るのが正直辛かった。彼はシャルルほど速くは見えなかった」

    「どのチームも速いフェラーリに文句を言うことはないと思う。結局、フェラーリはこのスポーツの歴史の中で最も大きな存在だからね」

    「でもシルバーストンでは、彼が状況を把握しつつあるように見えた。とはいえ、それがシルバーストンだからなのかどうかは、まだ分からない」

  • フェラーリF1 ハミルトンとルクレールが新型リアサスペンションをテスト

    フェラーリF1 ハミルトンとルクレールが新型リアサスペンションをテスト

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが今週、フェラーリの2025年型マシンに向けた大規模なリアサスペンションのアップグレードを先行テストしている。

    フェラーリ所有のムジェロ・サーキットでは、「TPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)」として2年落ちのマシンを使った走行が行われているのと並行して、両ドライバーが現行マシンでフィルミングデーを利用し、最大許容距離の200kmを走行。新型サスペンションの初期フィードバックをチームに提供している。

    『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、今回の改良は「アッパーウィッシュボーンの取り付けポイントの変更」が含まれており、技術的には極めて複雑な作業だという。

    「この変更は簡単ではない」とF1ジャーナリストのパオロ・フィリセッティは述べる。「ギアボックスを覆うカーボンファイバー構造の正確な位置に、改良後の取り付けによる負荷に耐えられる強度を持たせる必要がある」

    フェラーリ副チーム代表のジェローム・ダンブロジオは最近、加入したばかりのハミルトンが徐々にルクレールの好むセットアップに近づいてきていると明かしている。

    「クルマの性能を最大限に引き出すには、一定のバランスが必要だ」と彼は語る。「最近のレースでは、ルクレールは少しオーバーステア傾向のあるクルマで結果を出しており、それが彼には合っている。ルイスもその方向に向かっており、同様にうまくいっている」

    スクーデリア・フェラーリ

    すでに今季のドライバーズおよびコンストラクターズタイトル争いからは脱落しているフェラーリだが、チームは少なくともメルセデスとレッドブルを抑えてランキング2位を確保することに意欲を燃やしている。

    チームはすでに新型フロアを投入しており、今回のサスペンション改良は、そのフロアとの相乗効果によってさらなる性能向上が期待されている。

    「我々は少しずつクルマを改善している」とルクレールは語る。「ただ、まだ満足できるレベルには到達していない。だが開発は軌道に戻った。新しいフロアは前進だったし、次のアップグレードでもう一段近づけるはずだ」

    「マクラーレンには追いつけないかもしれないが、プレッシャーをかけられる位置までは接近できると思う」

    一方、ハミルトンもようやくマシンに手応えを感じ始めているというが、彼の本当の関心は2026年の“自分のDNA”を持った新型マシンの開発にあると語っている。

    「少しずつこのフェラーリに慣れてきた」と7度のワールドチャンピオンは話す。「次の開発ステップでさらに前進できることを期待している」

    「シャルルはすでに自分に合った道とセットアップを見つけている。僕もいろいろ試したが、まだ完全には見つかっていない。だからこそ、来年は同じことを繰り返したくないんだ」

  • ルイス・ハミルトン 2026年フェラーリF1マシンへの自身の「DNA」反映に意欲

    ルイス・ハミルトン 2026年フェラーリF1マシンへの自身の「DNA」反映に意欲

    ルイス・ハミルトンは、自身のドライビングスタイルにより適したマシンとなるよう、フェラーリの2026年型F1マシンの開発に積極的に関与していることを明らかにした。

    メルセデスからフェラーリへ電撃移籍して迎えた2025年シーズンだが、ハミルトンはここまで苦戦が続いており、新天地での適応に時間を要している。現在のマシン「SF-25」に対しては「一体感が持てない」と語っており、チームメイトのシャルル・ルクレールに対してもパフォーマンス面で劣勢が続いている。

    しかし、最近になってようやく手応えが得られつつあり、次なる目標は2026年シーズンに導入される新レギュレーションに向けたマシン開発だ。空力とパワーユニットに大幅な変更が加えられる中、ハミルトンは自身の特徴を反映させたマシン作りを目指している。

    ハミルトンは次のように語った。

    「シャルルとチームはマシンの扱い方を見つけたようだけど、僕が試した他の方向性は、理論上はうまくいくはずなのに、なぜか機能しないんだ。だから徐々にシャルルのセッティングに近づけていった。先週のオーストリアGPではこれまでで最も近づいたし、レースペースも似ていた。でも、それでもまだ難しい。バランスが繊細で、運転していても快適とは言えない」

    「だからロイック(セラ)やファクトリーの皆と協力して、次のマシンには僕の“DNA”を自然に反映できるようにしている。来年のマシンには、自分が求めている特性が備わることを願っているよ」

    スクーデリア・フェラーリ F1 ルイス・ハミルトン

    フェラーリ、ハミルトンの声に耳を傾けるよう求められる
    フェラーリが2025年前半戦で期待を下回る結果に終始している中、イタリア国内メディアでは、ハミルトンのフィードバックにより真剣に耳を傾けるべきだとの声が高まっている。

    これに対し、フェラーリ副チーム代表のジェローム・ダンブロジオは、チームとして両ドライバーの意見に耳を傾けていると強調。ハミルトンとルクレールの要求は「非常に似通っている」と述べた。

    「我々はドライバーの意見を聞いている。どちらか一方だけではなく、両方だ。実際、ファクトリーでの会議では、2人の要求は概念的に非常に似通っていることが多い」

    「もちろん、開発の一部はダウンフォースとパフォーマンスを最大化するパッケージを持ち込むことにあるが、それと同時に、ドライバーが力を発揮できるよう、適切なツールと環境を提供することも重要だ。そして、ドライビングスタイルに合わせてクルマを適応させる余地も残さなければならない」

    「2つの段階があり、それらは完全に別個というわけではない。全体的なバランスがパフォーマンスを生み出す一方で、細部の段階では、ドライバーの声に真摯に耳を傾ける必要がある」

    2026年のレギュレーション変更に向けて、フェラーリはすでに来季車両の開発に着手しており、ハミルトンの豊富な経験と技術的知見が新マシンの競争力向上にどこまで貢献できるかが注目される。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1への不満の矛先は戦略ではなくマシン性能?

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1への不満の矛先は戦略ではなくマシン性能?

    F1イギリスGP後、ルイス・ハミルトンが不満を抱いたのはフェラーリの戦略だったが、識者は「真の問題は別にある」と指摘している。

    母国レースでハミルトンは表彰台争いのさなかにスリックタイヤへの交換を決断。しかし結果的にニコ・ヒュルケンベルグに敗れて4位に終わった。その一週間前のオーストリアGPでも戦略面での不満を訴え、チームと話し合いを行ったばかりだった。

    しかしSky Sportsのナオミ・シフはシルバーストンでのハミルトンの主張に異議を唱えた。

    「フェラーリ勢、特にハミルトンにとって望んだ展開ではなかった。週末を通して高いポテンシャルがあったのに」としつつ、「ただ、ハミルトンが戦略が原因だと言っていた点は私には理解できなかった」とコメント。

    「実際には、ヒュルケンベルグやストロールのように特別な走りをしたドライバーの影響を受けていたし、一時はピエール・ガスリーにも抜かれていた」

    「ランド・ノリスやオスカー・ピアストリ、マックス・フェルスタッペンと同じ戦略を取っていた。結局、問題は『マシンとの相性』だった。彼は純粋な速さで劣っていた。クルマにうまく馴染めなかったというだけだ」

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    「華麗なオーバーテイクもあった」とバトンは評価
    一方、同じSky Sportsの解説を務める元F1王者ジェンソン・バトンはハミルトンの走りを称賛した。

    「いい仕事だったと思う。ジョージ・ラッセルと何周にもわたって激しく争っていたし、ターン3で2台を一気に抜いたあの場面は本当に美しかった。メガだったよ」

    この4位という結果は、フェラーリ移籍後のハミルトンにとってシーズンベストタイと並ぶ成績。前年の同GPではメルセデスで優勝していただけに、物足りなさは否めない。

    苦戦が続く中で、ハミルトンは「今回の問題を通じて、2026年仕様のフェラーリ開発に役立つフィードバックが得られた」と前向きに語っている。

    イタリアメディアでは、2007年以来遠ざかっているフェラーリのドライバーズタイトルを奪還すべく「スター選手の意見を真摯に受け止めるべきだ」との論調も強まっている。ハミルトンは来季、その悲願の実現を目指す。

  • 伊メディア フェラーリF1にハミルトン重視を要求「彼のビジョンを受け入れよ」

    伊メディア フェラーリF1にハミルトン重視を要求「彼のビジョンを受け入れよ」

    フェラーリが2025年F1イギリスGPで再び低調な結果に終わったことを受け、イタリア・メディアはチームに対し、ルイス・ハミルトンの意見をもっと重視すべきだと圧力を強めている。

    伊紙『La Gazzetta dello Sport』のジャーナリスト、ジャンルカ・ガスパリーニは、「フェラーリが今後の方向性を見直すには、ハミルトンの経験を活かすべき時が来た」と主張。「ルイスを雇ったということは、彼の仕事観やクルマ作りのビジョンを受け入れ、共に歩むという意味だ」と断じた。

    同紙によれば、ハミルトンは「より極端ではない哲学への転換」を求めており、「ドライバーが扱いやすい、優れた空力バランスを持つマシン」を目指すべきだと考えているという。

    イギリスGPでは、ハミルトンが4位でフィニッシュ。予選Q3での最終アタック失敗が響き、5番グリッドからのスタートとなったが、決勝では時折力強い走りを見せたものの、終盤はニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)を捉えきれなかった。

    一方のシャルル・ルクレールは、キャリアでも最悪とも言える週末を過ごした。スタート前にスリックタイヤへ交換した判断が裏目に出て大きく後退し、終盤のアクシデントもありトップ10圏外でのフィニッシュとなった。

    フェラーリにとって「無駄にはできない」ハミルトンの意見
    F1史上最多となる7度のワールドチャンピオンと100勝超を誇るハミルトン。その豊富な経験を、フェラーリが活用せずに終わることはあってはならないとガスパリーニは訴える。

    フェラーリのコンストラクターズタイトルは2008年を最後に遠ざかっており、昨年は惜しくもマクラーレンに14ポイント差で敗れた。だが今季のSF-25は期待に応えられておらず、ハミルトンもルクレールもその根本的課題を公には語っていない。

    ベルギーGPでは新しいリアサスペンションの投入が予定されており、一定の性能向上は見込まれるものの、現状のままではマクラーレンとのガチンコ勝負は難しいとされている。

    ハミルトンはこれまでもチーム内に根深く残る課題について率直に語っており、果たしてフェラーリがF1史上最も成功した男の声にどれだけ耳を傾けるかが、今後のカギとなりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン 映画『F1/エフワン』続編の噂に慎重「急ぐべきではない」

    ルイス・ハミルトン 映画『F1/エフワン』続編の噂に慎重「急ぐべきではない」

    ブラッド・ピット主演の映画『F1/エフワン』が世界中で注目を集めるなか、続編の可能性についてルイス・ハミルトンがコメントした。

    ハミルトンがプロデューサーとして携わった本作は、Apple Original Films史上最も成功した劇場公開作となり、現在までに全世界で約1億7000万ドルの興行収入を記録している。ただし、制作費が膨大だったこともあり、まだ黒字化には至っていない。

    スイス紙「Blick」は本作について「アドレナリンはたっぷりだが、キッチュな要素も多い」「物語は表面的でチーズのようにベタで予想通り。F1ファンにとっては、多くの重要なシーンがまったく現実味に欠ける点が苦い後味を残す」と辛口の評価を下している。

    それでもすでに一部では続編『F1 2』の噂もささやかれているが、ハミルトンは慎重な姿勢を示した。

    「急いで取りかかるべきではない。それが最悪の展開になると思う」とハミルトンはF1イギリスGP開催中のシルバーストンで語った。「続編の多くはオリジナルよりも出来が悪くなるものだし、これは4年かけて作った作品だから、少し時間を置いて熟成させるべきだ」

    ただし、続編に関する話し合いがすでに始まっているかどうかについては明言を避けた。

    「もしそうだとしても、僕は言わないよ」とハミルトンは笑顔で答えている。

  • フェラーリF1代表 ハミルトンのGPS喪失を明かす「完全に視界を失っていた」

    フェラーリF1代表 ハミルトンのGPS喪失を明かす「完全に視界を失っていた」

    スクーデリア・フェラーリは、F1イギリスGPでルイス・ハミルトンのマシンのGPS信号を失い、「完全に視界を失っていた」と明かした。

    シルバーストンでのハミルトンの連続表彰台記録は、サウバーのニコ・ヒュルケンベルグがキャリア初のF1表彰台を獲得し、ハミルトンが4位に終わったことで幕を閉じた。

    ハミルトンは41周目にスリックタイヤへと交換したが、アウトラップでターン3と4を直進してしまい、そこで数秒を失った。一方のヒュルケンベルグは1周遅れでピットインし、そのまま前を維持して40歳の英国人ドライバーの母国表彰台を阻んだ。

    レース後、クラッシュネットなどのメディアに対してフェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、ハミルトンのマシンにトランスポンダーの問題が発生し、チームが走行位置を把握できなかったことを明かした。

    バスールはハミルトンの2回目のピットストップについて、「今振り返れば、たぶん1周早すぎた。というのも、彼はターン3と4で直進してしまい、そこで4~5秒は失っていた」と説明した。

    「でも、アロンソはその前にピットインしていて、一部のコーナーではインターで走る全ドライバーよりも速かった」

    「こういう状況では、もし待ってしまえば他のドライバーが先に動いて、それはもう遅すぎるということになる。そしてレース後にはいつも『最初のピットストップは1周早ければよかった、2回目は1周遅ければよかった』と言うものなんだ」

    「でも正直に言えば、ピットウォールで決断しなければならない立場にあるときは、常に難しい。なぜなら、常に先を読んで動かなければならないからだ」

    「さらに言うと、我々はレース中ずっとルイスのGPSを失っていた。つまり、完全に視界を失っていて、どこに彼がいるのかまったくわからなかった。本当に難しい状況だった」

    スクーデリア・フェラーリ ルイス・ハミルトン F1 イギリスGP

    フェラーリが苦戦した理由は?
    フェラーリはウェットコンディションでのパフォーマンス向上を狙って高ダウンフォースのセットアップを採用していたが、両ドライバーともSF-25が非常に扱いづらいと訴えていた。

    ハミルトンはコプスでワイドになったあと、「すごくスナッピーだ」と無線で不満を述べ、シャルル・ルクレールはスタート前にスリックタイヤへの交換を決断したものの、その賭けが裏目に出て14位でレースを終えた。

    競争力を欠いた理由を問われたバスールは「マクラーレンと比べて我々は1段階劣っていた。我々はマックスよりもずっと多くのダウンフォースを積んでいたが、今日に関してはマックスよりも速かった」と答えた。

    「今日の主な問題は純粋なペースではなかったと思う。少なくともシャルルについては、スリックタイヤに変えた時点で、レースは1周目にして終わってしまっていた」

    「今日一番の問題は、ダーティエアのなかではオーバーテイクに非常に苦労したことだ。前のマシンを抜くためにタイヤライフを余計に使ってしまい、時には10周も費やしてしまった。そのあとでようやくペースが上がった」

    「戦略的にも難しい週末だった。今日のレースではランドとニコ以外、全員が何らかの後悔をしていると思う」

    「でも、レースを終えたあとはいつも『あと1周早くピットインしていれば、1周遅ければ』という思いが残る。だからこそ、予選とチャンピオンシップに集中するべきだ」

  • ルイス・ハミルトン F1イギリスGP決勝「ウェットでのフェラーリは運転困難」

    ルイス・ハミルトン F1イギリスGP決勝「ウェットでのフェラーリは運転困難」

    ルイス・ハミルトンは、2025年のフェラーリSF-25について「ウェットで運転した中で最も難しいマシンだった」と語り、地元シルバーストンでの厳しいレースを振り返った。

    ハミルトンは今季ここまで続けていた母国GPでの表彰台フィニッシュを、4位という結果で終えた。表彰台争いには絡んでいたものの、レース終盤でザウバーのニコ・ヒュルケンベルグを追い詰めきれず、最終的には5秒差でゴール。これにより、フェラーリでのグランプリにおける自己最高位タイとなった。

    レース後、ハミルトンは次のようにコメントした。

    「みんなにとって厳しい一日だったと思う。自分が望んでいた結果ではなかったけど、ポイントは取れた」

    「このコンディションでここを走った中で、これほど運転が難しいマシンは初めてだった」

    一方で、チームメイトのシャルル・ルクレールは14位に終わり、レース序盤から苦戦。スタート前のタイヤ選択で誤り、終盤のスリックタイヤ走行中にはコースオフするなど、ミスが重なった。

    ルイス・ハミルトン F1 イギリスGP スクーデリア・フェラーリ

    ハミルトンはSF-25のウェット性能についても苦言を呈した。

    「このマシンは信じられないほど運転しづらかった。今日は多くのことを学んだし、得られたものも多かった。ウェットでこのマシンを運転したのはまだ2回目なんだけど、本当にどれだけ難しいか言葉で表現できないくらいだ」

    「このクルマはウェットが得意じゃない。でも今回のレースで得られたデータはたくさんあるから、来年のクルマを設計しているエンジニアたちと一緒に見直していきたい。今のマシンの要素の一部は来年に引き継がれるからね」

    また、路面が乾いてきた後もマシンの感触は改善されなかったという。

    「特に良くなった感じはなかった。完全にドライになった終盤は多少マシになったけど、それでも11コーナーではワイドになってスピンしかけた」

    「今日はたくさんミスした」と締めくくり、難しい週末だったことを認めた。