カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • 「ハミルトンがシューマッハの遺産で記録を塗り替えていくのは悲劇的」

    「ハミルトンがシューマッハの遺産で記録を塗り替えていくのは悲劇的」

    元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、メルセデスの支配的な期間の基盤を築いたのは主にロス・ブラウンとミハエル・シューマッハの仕事であり、シューマッハの後継者であるルイス・ハミルトンがその遺産で記録を次々と塗り替えていくのは悲しいことだと語る。

    メルセデスF1は、2014年から両方のチャンピオンシップを連覇しているが、それに先立って何年も前からチームの構築が行われてきた。

    ロス・ブラウンが2019年にブラウンGPでタイトルを獲得した後、メルセデスはチームを買収して2010年にワークスチームとしてF1に戻ってきた。

    だが、メルセデスがチームとして勝利を掴み取れるようになるまでには数年かかり、そこには2010年からドライバーを務めたミハエル・シューマッハが大きな役割を果たしてきたとバーニー・エクレトンは語る。

    ミハエル・シューマッハは、2010年から2012年にメルセデスでF1復帰したが、フェラーリ時代ほどの成功は収められず、いくつかの批判に直面した。

    「あのカムバックは、F1には良かったが、彼にとっては良いものではなかった」とバーニー・エクレストンは Sport1 に語った。

    「だが、彼はフェラーリの頃と同じようにまずはチームを構築しなければならないことを分かっていた。そして、彼はそうした」

    ルイス・ハミルトンはそれを最大限に活用している。メルセデスのマシンはハイブリッド時代のF1を支配しており、ハミルトン6シーズンのうち5シーズンでF1ワールドチャンピオンを獲得。今シーズン、ハミルトンはミハエル・シューマッハの7回のF1ワールドチャンピオン記録に並ぶ可能性が高い。

    それはバーニー・エクレストンにとっては少し痛いことだ。

    「それから恩恵を受けるまさにその人が彼から記録を次々と奪い取っているのはほぼ悲劇的だと言えよう」

    「しかし、それはトト・ウルフや他のすべての人にも当てはまる。関係者全員のパフォーマンスを卑下したいわけではないが、2014年にロス、マイケル、その他数人が少しずつずらして並べたベッドに行き着いた。彼らが提供する実際のパフォーマンスは、彼らがそのレベルを維持することに成功してのことだ。ニキ(ラウダ)はその中で大きな役割を果たしたと思う。しかし、言われているようにメルセデスエンジンはすでにパフォーマンスの半分を占めている」

  • 「努力のシューマッハ、才能のハミルトン」と元F1ドライバー

    「努力のシューマッハ、才能のハミルトン」と元F1ドライバー

    元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、ミハエル・シューマッハとルイス・ハミルトンを比較。シューマッハの方が努力家だったが、才能という点ではハミルトンの方が優れていると述べた。

    先週末のF1ポルトガルGPで勝利したルイス・ハミルトンは、通算92勝目に到達し、ミハエル・シューマッハの記録を抜いてF1史上最多勝利数の新記録を打ち立てた。

    また、ルイス・ハミルトンは、今シーズン終了時にミハエル・シューマッハの7回のF1ワールドチャンピオンに並ぶ可能性があり、2人のスーパースターの比較がさらに促されている。

    11回のグランプリウィナーであるフェリペ・マッサは、2006年にチームメイトだったシーズンを含め、フェラーリシステムの一員といてミハエル・シューマッハと一緒に仕事をしてきた。

    一方、ルイス・ハミルトンは、2008年のF1世界選手権での壮大な対決を含め、何年にもわたってフェリペ・マッサのライバルだった。

    フェリペ・マッサは、比較のための最良の根拠は、両方のドライバーとチームメイトであったかどうかとしつつも、フィットネスとマシンセットアップという点へのこだわりという点ではミハエル・シューマッハの右に出るものはいないが、ルイス・ハミルトンの方が才能という点では優れていると語る。

    「比較するのは非常に難しい」とフェリペ・マッサは Fast Lane podcast に言った。

    「僕は同じチームでルイスとレースをしたわけではない。データを理解し、一方を他方と比較するには同じマシンでレースする必要があると思う」

    「でも、二人ともも本当に素晴らしいドライバーだし、才能があり、異なっている。非常に多くの分野で完成されたドライバーだ」

    「技術面では、ミハエルが前にいたと思う。ルイスがエンジニアと大規模に協力し、技術面ですべてを理解しているとは思わない。彼がマシンを100%知っているとは思わない」

    「でも、才能とペースだけで見れば・・・ミハエルは肉体的に大規模なトレーニングを行っていた。ミハエルは技術面で非常に優れていた。ハミルトンがトレーニング面でもフィジカルでもまったく同じかどうかはわらないけど、技術面ではそれほどではないと思う」

    「しかし、彼はすべてを完璧な方法で作っている。たぶん才能の面でも、彼はシューマッハを超えている。彼はそれほど一生懸命に頑張らなくても、すべてを完璧な方法で行うことができるからだ」

    フェリペ・マッサは、ルイス・ハミルトンの生の能力は、2007年にF1に初めて到着したときから明らかであり、マクラーレンで2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソと対戦したにもかかわらず、タイトルを争っていたことを挙げた。

    「ルイスがスタートして以来、彼が非常に才能のあるドライバーであることは明らかだった」とフェリペ・マッサは語った。

    「彼はいくつかのミスを犯したため、2007年にタイトルを獲得できなかった。いくつかのレースでは経験が不足していたかもしれない。中国で彼がピットストップに入ってクラッシュしたことを覚えている。最終的に彼はいくつかのミスと同じチームのアロンソとの戦いによってチャンピオンシップに勝てなかった」

    「しかし、彼には才能があることを示した。彼は自分が違い、どのドライバーにも勝てることを示した。フェルナンド・アロンソだって素晴らしい才能の持ち主だが、彼はF1での最初の年にフェルナンド・アロンソを倒した」

    「結局、彼の数字は、彼の能力、彼に何ができることを示している。彼はF1のあらゆる記録を破り、おそらく今年はすでにミハエル・シューマッハと同じ数のタイトルになる。数字は示し続けていくだろう。信じられないようなことだ」

  • マックス・フェルスタッペン、ハミルトンの記録に40歳までの現役に意欲

    マックス・フェルスタッペン、ハミルトンの記録に40歳までの現役に意欲

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンがF1ポルトガルGPで通算92勝目を挙げてミハエル・シューマッハのF1史上最多勝利数の記録を破ったことは、今後10年以上にわたってF1に参戦するためのモチベーションになると語る。

    23歳のマックス・フェルスタッペンは、F1ポルトガルGPの決勝でオープニングラップでのセルジオ・ペレスと接触によって5番手に後退した後、素晴らしい挽回を見せて3位でフィニッシュ。F1で自身40回目の表彰台を獲得した。

    レース後、ルイス・ハミルトンの92勝という新記録について質問されたマックス・フェルスタッペンは、モチベーションを高めてくる記録だとライバルを高く評価した。

    「ルイスは、ベンチマークを非常に高く設定したいのでとにかくプッシュし続けると言っていた。僕がそこにたどり着くために一生懸命に努力しなければならないね」とマックス・フェルスタッペンは笑顔で語った。

    「物凄いことだ。それ以外のことが言える? 92勝は信じられないことだし、信じられないような成果だ。それだけで終わるとは思わない。100勝は優に超えるだろう」

    「彼のおかげで、僕は40歳くらいまで現役を続けたいと思えている。でも、それは良いことだ。良いモチベーションにもなる」

    現在、ルイス・ハミルトンはランキングで77ポイントまでリードを広げており、2020年シーズン後には記録的な7回目のF1ワールドチャンピオンシップを獲得している可能性がある。

    マックス・フェルスタッペンは、14年間のルイス・ハミルトンの成功について独自の理論を持っている。

    「ルイスは素晴らしいし、もちろん、彼は7回目のワールドタイトルに向かって進んでいる。それは非常に印象的なことだ」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「彼がとても速いことは誰もが知っていることだけど、一貫性があって、ミスを犯すことが滅多にないことも大きな強みだったと思う。だから、彼はこれだけの数字をとても早くに達成したんだと思う。とても印象的なころだ」

  • ルイス・ハミルトン、前人未踏の勝利の裏で「右足がつっていた」

    ルイス・ハミルトン、前人未踏の勝利の裏で「右足がつっていた」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、圧勝したF1ポルトガルGPのレース終盤に足がつってしまい、スタートフィニッシュストレートで何度もリフトオフしなければならなかったと語った。

    ルイス・ハミルトンは、アルファルベ・サーキットで圧倒的なパフォーマンスを披露。ミハエル・シューマッハがこれまで保持していた記録を破り、通算92勝というF1最多勝利数の新記録を樹立した。

    だが、ルイス・ハミルトンは、決して単純な航海ではなかったとし、レース終盤に右ふくらはぎの筋肉との戦いに直面していたと述べた。

    「信じられないくらい肉体的なスポーツだということはご存じだと思うけど、右ふくらはぎが痙攣していた」とルイス・ハミルトンはレース後にコメント。

    「ストレートでかなり頻繁にリフトオフして伸ばそうとしていた」

    「かなり痛かったけど、どうしようもないし、どうにかしてそれを乗り越えなければならなかった。ラップ全体でリフトすることはできないしね」

    後半は足がつりながらも圧勝だったルイス・ハミルトンだが、オープニングラップではわずかに湿った路面でミディアムタイヤの温度を上げるのに苦労し、順位を落とした。

    一時はマクラーレンのカルロス・サインツとチームメイトのバルテリ・ボッタスに抜かれて3位を走っていたが、20周目にはリードを取り戻している。

    「レース直後に雨が降るとのことだったけど、スタート直後にぱらぱら降ってきた」と語った。

    「良いスタートを切ったけど、ターン7の進入で大きなオーバーステアの瞬間があった。次に何が起こるのかわからない。だから、大きくバックオフした。バルテリから防御しようとすべきだったかもしれないけど、『いいや、後で取り戻そう』という感じだった。そして、幸いなことに、そそうすることができた」

    記録的な92勝の意味について質問されたルイス・ハミルトンは「完全に実感するまでには少し時間がかかるだろうけど、僕はまだラインを通過するまで全力でプッシュしていた」とコメント。

    「まだ精神的にレースモードにいる。でも、現時点では言葉が見つからない」

    ルイス・ハミルトンは、残り5レースでチームメイトのバルテリ・ボッタスに対してドライバーズ選手権での差を77ポイントまで広げた。

  • ルイス・ハミルトン 「どれだけ大変だったか伝えきれないと思う」

    ルイス・ハミルトン 「どれだけ大変だったか伝えきれないと思う」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの予選でポールポジションを獲得。しかし、そこまでの道のりはかなり大変なものだったと語る。

    全てのフリープラクティスでチームメイトのバルテリ・ボッタスに上回られていたルイス・ハミルトンだが、Q3で2アタックするという選択が奏功し、最後の最後で逆転。今季9回目、通算97回目となるポールポジションを獲得した。

    「今日が僕がどれくらい大変だったか伝えられないと思う。僕たちには素晴らしいマシンがあるけど、ラップをまとめるためには気が狂ったようにドライブしなければならないし、今週末ここでのバルテリはとにかく本当に速かったからね!」とルイス・ハミルトンは語る。

    「追加のタイムを稼ぐために必死だった。チームは僕たちといいコミュニケーションを取っていたし、最終的にどうするかの選択肢を僕たちに与えてくれた。僕はバルテリのタイムを破るために3ラップすることを選び、バルテリは1ラップを選んだ。チャンスかもしれないと思っていたし、うまくいった。最終ラップではどんどん良くなっていった」

    「ハードコアなサーキットだ。空しか見えないし、どこに向かっているのか分からない場所もある。例えばブレーキングポイントの目印がなかったりね。これまで経験してきた中で最もチャレンジングなサーキットの1つだ。特にこの新しい路面はタイヤのスイッチを入れて両方のアクスルを機能させるのが難しい」

    「今週末のチームの仕事ぶりと今日ここに来ることができたファンには心から感謝している。コースで彼らのフラッグを見ることができて本当にうれしい」

  • ルイス・ハミルトン、ペトロフをスチュワードに選出したFIAに不満

    ルイス・ハミルトン、ペトロフをスチュワードに選出したFIAに不満

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、FIA(国際自動車連盟)がヴィタリー・ペトロフのような“時代にそぐわない”考え方をもった人物をF1ポルトガルGPのスチュワードに選んだことに対して不満を述べた。

    元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフは、最近、FIAの#WeRaceAsOneキャンペーンにあまり賛同していないと語っており、ルイス・ハミルトンはもっといい人選ができたはずだと考えている。

    ヴィタリー・ペトロフは「僕はひざまずく儀式を理解していない」と母国ロシアの Championat.com に語っていた。

    「人々は、神殿で神の前にいるとき、そして、将来の妻にプロポーズするときの2つの機会にだけひざまずく。彼らはそのジェスチャーで人種差別との戦いに注意を向けようとしている。ロシアの考え方は異なる。ハミルトンが話しているような問題はない」

    また、ヴィタリー・ペトロフは、表彰式でブリオナ・テイラーのTシャツを着用したルイス・ハミルトンの行為をレインボーフラッグを着用するゲイのドライバーに例えた。

    「観客の半数は、説明されるまでこのシャツが何であるかをまったく理解していなかったと思う」とヴィタリー・ペトロフは付け加えた。

    「もしドライバーの1人が同性愛者であることを告白し、虹色の旗を掲げて全員に同性愛者になるように促したしたらどうだろう? 多くのことに例えることができる」

    ルイス・ハミルトンは、ヴィタリー・ペトロフを“時代にそぐわない”と表現し、そのような見解を持った人を雇うというFIAの決定に不満を述べた。

    「すべての引用を見たわけではない。もちろん、皆さんもそれらのいくつかを引用しただけだ」とルイス・ハミルトンはF1ポルトガルGPの木曜日記者会見で語った。

    「彼らが、そのような信念を持ち、僕たちが戦おうとしていることについて非常に声高に発言している人を雇うのを見るのは驚きだと思う」

    「だから、皆さんは本当にそのようなことを取り上げるべきだ。特に僕にはそれについてできることは何もないからね」

    「でも、僕たちは間違いなく時代とともに生きているし、僕たちが生きている時代を理解し、僕たちを取り巻く問題に敏感な人々をここに含めるべきだ」

    「彼らの目標が何なのか、なぜ特に彼がここにいるのか、僕には本当に理解できない。他に良い選択肢がいないわけではない」

  • ルイス・ハミルトン 「ロズベルグに負けたことを消化できずにいた」

    ルイス・ハミルトン 「ロズベルグに負けたことを消化できずにいた」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2016年のF1世界選手権でチームメイトのニコ・ロズベルグに敗れた。現在、6回のF1ワールドチャンピオンとなったハミルトンは、その喪失感を消化するのは難しいことだったと語る。

    ニコ・ロスバーグとルイス・ハミルトンは、2016年以降ほとんど話ていない。それは、彼らが互いに戦った激しい決闘のせいもあるが、ルイス・ハミルトンが敗北を受け入れることに苦労したことも原因だった。

    「F1でのキャリアにおける最大の失望は、2016年にタイトルを失ったことだ。ロズベルグは僕を倒した。その喪失感を消化するのは困難だった」とルイス・ハミルトンは La Gazzetta delloSport に語った。

    「自分の最高の勝利を挙げることはできないけど、不思議なもので、その敗北はまだしっかりと覚えている。本当に慎重に考えならない。雨の中で最高の勝利を収めたと思う。2018年のシルバーストンやモナコのようなレースだ。それらについてほとんど覚えていないけど、それらが僕の最高の勝利だと思う。実際にそれらのレースについての詳細を伝えるには改めて映像を見なければならないだろう」

    今年、ルイス・ハミルトンは7回目のF1ワールドチャンピオン獲得への道を順調に進んでいるが、F1キャリアのなかで人間としても変わったと語る。

    「よく変わったかと聞かれるけど、代わっていないと言っている。それでも、この年齢になるとそれは事実ではない。もちろん、僕はまだ戦士だし、自分の発言を恐れてはいない。たとえ、それらの言葉が他の誰かを怒らせることになったとしてもね。でも、賢くなったし、自分への自分も増している。もちろん、少し臆病で自分を閉ざしていた時期も経てきた。多くの人がそうであるようにね。でも、僕はそこから抜け出した。

    「ライバルとの競争から多くのことを学び、レースの分野でも成長した。最初は、マシンで何を変更する必要があるかを明確に示すことができなかったけど、今はそれができる。マシンを運転しなければならなかったからね。今ではチームとより緊密に連携してマシンをより良くすることができる。チームと一緒により楽しむことができるし、そこは本当に素晴らしい成長だ」

  • ルイス・ハミルトン、F1史上最多勝利数に到達も低評価の怪

    ルイス・ハミルトン、F1史上最多勝利数に到達も低評価の怪

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1アイフェルGPでミハエル・シューマッハの通算91勝に並び、F1史上最多記録数の歴代1位タイとなった。それでも、ハミルトンをF1史上最高のドライバーとして評価する声は少ない。

    F1アイフェルGPで今季7勝目を挙げたルイス・ハミルトンは、塗り替えられることがないと考えられていたミハエル・シューマッハの通算91勝に並んだ。今後のレースではその記録をさらに更新していくことが容易に想像できる。

    それだけでなく、今シーズン終了時には7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得し、ミハエル・シューマッハが君臨してきた最多F1ワールドチャンピオン数に並ぶことになるだろう。それでもルイス・ハミルトンを史上最高のドライバーとして称賛する声は多くない。

    Speedweek.comのインタビューで、ミハエル・シューマッハとルイス・ハミルトンのどちらが史上最高だと思うかを質問されたゲルハルト・ベルガーの答えはそのどちらでもなかった。

    「私にとって、それはまだアイルトンだ」とゲルハルト・ベルガーは語った。

    「彼は若くして亡くなったが、それまではすべての記録を手にしていた。アイルトンは何度も世界チャンピオンになったと思うし、統計は違って見えていたはずだ。3人全員を間近で見てきたし、そのうち数人とはレースをした。彼は私が見た中で最高のドライバーだ」

    また、ゲルハルト・ベルガーは、記録的な勝利数がミハエル・シューマッハのままであることを望んでいたと語る。

    「ミハエルにはずっと史上最も成功したドライバーのままでいてほしかった。シンプルに彼の運命もことがあるからね。とても悲劇的なことであり、それについて考えるたびに泣きそうになる」とゲルハルト・ベルガーは語る。

    「ハミルトンは並外れたドライバーであり、彼はこのタイトルに値することを数え切れないほど証明している。これは、今後数年間議論する2人の偉人の間の戦いだ。どちらもトップであり、2つのうちどちらがベストかを言うことはできないだろう。二人が同じマシンに乗っていたら同じようなパフォーマンスを発揮していたかどうかさえわからない」

    ルイス・ハミルトンを評価しない理由として挙げられるのが、メルセデスのF1マシンが圧倒的な強さを誇っているからだ。多くのドライバーが自分もメルセデスに乗っていれば複数回のタイトルを獲得できたと主張している。また、レース数の違いやマシンの性能などを上げる者もいる。

    その議論はサッカーの世界と似ている。メッシはマラドーナと比較され、ネイマールは記録では上回ってもペレを超えることができず、メッシとクリスティアーノ・ロナウドのどちらが優れているかの議論は永遠に終わることはない。そして、それらは彼らがどれくらい強いチームにいて、どんなライバルがいたかにも依存する。

    ジャッキー・スチュワート卿は「私のなかではファン・マヌエル・ファンジオが史上最も偉大なドライバーだ」とコメント。

    「今のドライバーの方がはるかにプレッシャーが少ない状態で戦っている。ファクトリーに行ってシミュレーターに乗ることもできる。まったく違った世界だ」

    だが、アイルトン・セナが自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得した1988年のマクラーレン・ホンダ MP4/4は、16戦中15勝を挙げた最強マシンだった。ミハエル・シューマッハもフェラーリ F2002は17戦中15勝、フェラーリ F2004は全18戦中15勝と圧倒的な強さをみせていた。

    ルイス・ハミルトンの同期でライバルであるセバスチャン・ベッテルは「ミハエルはいつまでも僕のヒーローだ」とセバスチャン・ベッテルは語る。

    「彼は他のドライバーには目にしていない何かを持っていた。子供の頃、彼は僕のアイドルだった。当然ながら、ルイスはそうじゃない。僕たちはライバルだったからね。おそらく15~20年後にはハミルトンの業績はもっと称賛されると思う」

    一方、ルイス・ハミルトンは、自分がF1の偉人たちのどこに位置するかについて一貫して疑問視しているジャッキー・スチュワートのような批判家たちに反論した。

    「僕は多くの人々、特に年配のドライバーに叩かれているよね」とルイス・ハミルトンは語った。

    「彼らはまだ奇妙な考えにとりつかれている。理由はわからない。たぶん彼らはいつかそれを乗り越えるだろう。彼らはいつも僕について否定的に話し続けているけど、僕は過去のレジェンドたちのことをとても尊敬している。20年後に振り替えるとき、これだけは約束できる。成功している若手ドライバーを言い負かすようなことはしないだろう」

    「どのスポーツでも、過去や現在で誰が最高かという意見があるけれど、比較するのはほとんど不可能だと思う」

    「僕にとって誰が最高であるかという議論は重要ではない。重要なのは過程だ。そこに至るまでに何をしたか、どのような障害に直面したかだ。そして、誰もが異なる道のりを経ている」

  • ミカ・ハッキネン 「ハミルトンの成功はF1マシンだけによるものではない」

    ミカ・ハッキネン 「ハミルトンの成功はF1マシンだけによるものではない」

    2度のF1ワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンは、ルイス・ハミルトンとのF1での目覚ましい成功は、単にグリッドで最高のマシンに乗ってきたという理由では片づけることはできないと語る。

    ルイス・ハミルトンは、ミハエル・シューマッハの記録に並んだ91勝のうち70勝、そして、6回のF1ワールドチャンピオンのうちの5回を、ハイグリッド時代を支配しているメルセデスのF1マシンで獲得している。

    ルイス・ハミルトンがここまでの成功を収めたのはメルセデスのF1マシンに乗っていたからだとの意見が多く聞かれるが、ミカ・ハッキネンは逆にメルセデスはハミルトンなしではその記録を打ち立てることはできなかったと考えている。

    「グランプリで1回勝つのもの簡単ではない。F1でそれを14年以上何度も繰り返しているのは非常に特別な業績であり、ルイスにはそれを誇りに思う権利がある」とミカ・ハッキネンは Unibet のコラムで語った。

    「レースや世界選手権に勝つには、素晴らしいマシン、強力なチームメイト、そして、サポートする優秀なチームなど、多くのことが必要だ。ルイスはメルセデスでそれらすべての恩恵を受けてきた」

    「だが、自分自身のパフォーマンスも必要だ。マシンがどんなに優れていても、運転をし、システムを正しい方法で操作し、正しい戦略を実行し、そして、何よりも重要なのは、本当に優れたレーシングドライバーでなければならない」

    ミカ・ハッキネンは、ルイス・ハミルトンの長年にわたる一貫性と、弱体化の兆候を示さない献身とエネルギーを強調しました。

    「ルイスが勝利を収め、そして、21歳で始め35歳になった今も勝利を繰り返す能力は簡単なことではない」とミカ・ハッキネンは語る。

    「タイトルを2回獲得するのにどれだけのエネルギーが必要かを知っている。そして、自分が33歳でF1でレースをやめたとき、それは正しい瞬間だと分かっていた。だから、誰もルイスが成し遂げたことを単に最高のクルマを持っているだけの問題だと考えるべきではない」

    「勝ち続けるには、能力、フィットネス、アプリケーション、そして集中力が必要だ。明らかにルイスはそれを実現する方法を見つけた」

    「ルイスが引退を決定するまでにどのような新しい記録が生まれるか想像することもできない」

    「もちろん、ミハエルは1シーズンで最も最多勝利である13勝などの記録を保持しており、彼の歴史上の立場は保証されている。だが、ルイスはその記録簿のトップにいる」

  • ハミルトン 「F1史上最高のドライバーとして記憶されなくても構わない」

    ハミルトン 「F1史上最高のドライバーとして記憶されなくても構わない」

    F1史上最多記録を破ることは間違いないと考えられているルイス・ハミルトンは、F1史上最高のドライバーとして記録されることは自分にとっては重要なことではないと語る。

    前戦F1アイフェルGPでメルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンは、ミハエル・シューマッハが保持してきた通算91勝というF1史上最多勝利数の記録に並んだ。

    次戦F1ポルトガルGPでは、その記録を破って単独首位に立つ可能性がある。たとえ、ポルトガルで実現しないとしても、事委はさらに5戦あり、自分の記録を更新することができる。またた、ルイス・ハミルトンは、来年以降もメルセデスF1との契約を更新すると考えられており、通算勝利数が100戦を超えることも考えられないことではない。

    「突然、歴史を書き直すのは本当に難しいことだと思う。それは僕個人にとっては非常に難しい考えだ」とルイス・ハミルトンは語る。

    「自分の経験からしか話すことができないけど、それを計算して実現し、意味を持たせるのは本当に難しいことだ」

    「もちろん、他のスポーツで過去に偉大なレジェンドたちによって破られてきた歴史的な瞬間やタイトル、記録を追いかけている他のクールなレジェンドたちを見てきたし、今も見ている。そして、外から見るのと、中にいるのとでは異なる」

    「でも、僕が言えることは、僕はまだ終わっていないということだ。まだ改善できると感じている。まだ本当に良いレベルで運転していると感じている。

    F1アイフェルGPの勝利により、ルイス・ハミルトンはドライバーズ選手権のリードを69ポイントに広げた。今年タイトルを獲得すれば、再びミハエル・シューマッハが記録した7回のF1ワールドチャンピオンという記録に並ぶことになる。そして、来年は前人未踏の8回目のF1タイトルを追いかける可能性がある」

    「僕にとって本当に明らかなことは、そのような勝利を収めることはとても素晴らしいということだ。でも、もっと重要なことは、車の外で何をするかだと思っている」とルイス・ハミルトンは付け加えた。

    「それこそが、実際に僕が影響を与えることができる部分だと思う」

    「家族以外に覚えておいてもらいたいと思ったことは一度もない。もちろん、ファンと一緒にこの旅を進んでこのような結果を残してきたので、ファンが僕のことを覚えていてくれることを願ってるけどね」

    「皆さんが、実際に世界を気遣い、大きな意図をもって彼らが行ったことを善良な人のことを記憶しておきたいと思うだろう」

    「言ったように、僕にとってベストもしくはグレーテストとして記憶されることは最も重要なことではない。なぜなら、僕は過去のどれらのドライバーをとても尊敬しているからだ」

    「自分のことを彼らと比較する必要があるとは感じていない。僕は異なっているからね。全員が違っているし、ユニークだ」