カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • FIA、F1チームの参戦料の大幅値上げを求める

    FIA、F1チームの参戦料の大幅値上げを求める

    FIAは、F1トップチームの参戦料を大幅に引き上げたいと考えている。

    F1の資金分配に関して、FIAとF1のバーニー・エクレストンとの交渉は難航しており、それがチームのコスト急増につながる可能性がある。

    FIAの値上げ提案は「組織の厳しい財政状況と、エクレストンがFIAにレーシングシリーズの収入を分配したがらないため」だと motorsport-magazin.com は報じている。

    現況レッドブルのようなチームは、年間参戦料として30万5,000ユーロ(約3,010万円)を支払っている。

    だが、新提案ではチームの参戦料は70万ユーロ(約6,900万円)に引き上げられ、さらにチャンピオンシップ1ポイントあたり7,000ユーロ(約69万円)を徴収するという。

    レッドブルは2011年に650ポイントを獲得しており、2011年で計算するとチームの支払いは年間525万ユーロ(約5億1,8200万円)にまで跳ね上がることになる。

    またFIAは、参戦料値上げに加えて、F1ドライバーのスーパーライセンス料、罰金、その他FIAサービス料の値上げも検討しているという。

  • F1、クローズドコックピットの導入は回避不可能?

    F1、クローズドコックピットの導入は回避不可能?

    F1ベルギーGPの1周目のクラッシュは、F1へクローズドコックピットを導入する動きを加速させた。

    ロマン・グロージャンのマシンは、玉突き衝突でフェルナンド・アロンソのコックピットの上を飛び越えた。

    フェルナンド・アロンソが、ヘルメットに全く衝撃を受けなかったのは幸運だったが、この事故はF1の安全設計の最大の弱点を際立たせることになった。

    FIAとF1の技術チームは、クローズドコックピットのコンセプトの研究を続けている。

    マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウは、1コーナーでのクラッシュは、その仕事がどれくらい重要かを思い出させたとし、2014年という早い時期にもコックピットデザインを変更するという動きを増加させたと述べた。

    コックピット・プロジェクトに関わるパディ・ロウは「1年前にプロジェクトをスタートさせており、2004年を意図している」とコメント。

    「我々が抱えている大きな(安全性の)露出であり、個人的には回避不可能なことだと思っている」

    「再三再四そのようなものを見て“あれはラッキーだった”と思ってきた。いつかそれは幸運ではなくなるかもしれない。オープン・コックピット・フォーミュラであり、我々はそれを保護しなければならない。だが、なんとかして技術的にそれを可能にしなければならない」

    クローズドコックピットへの取り組みは、マシンの部品が頭部を直撃した2009年のハンガリーGPでのフェリペ・マッサの負傷、そして数日後のF2レースでのホイールが直撃してヘンリー・サーティーズが死亡した事故を受けて強化された。

    パディ・ロウは、当初検討されていたキャノピーによる保護は、テストでバー/ケージ型のデザインの方がずっと適していることが示されたため放棄されたと述べた。

    「テスト部品を作り、ホイール発射のような様々な衝撃で構造的にそれをテストした。それは成功だった」

    「必要とされる角度や部品の強度に関するパラメーターのいくつかは理解できた。現在進行している作業は可視性の評価だ。我々は自分達の解釈でシミュレーターでいくつか作業を成し遂げた」

    「理想的にドライバーは何もないことを望むが、同時に皆は市販車やセンターピラーがついている古いフォルクスワーゲン・キャンパーバンでさせ運転しているし、それに慣れているよね? ピラーが大き過ぎない限り、慣れることができるとわかった」

    「なので、ピラーのサイズについていくつかパラメーターを得ており、今はそのピラーのサイズと適切な強度条件とで作ることを検討している」

    だが、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、必要な安全性に関する考量点が多数あるため、クローズドコックピットの作業を急ぐべきではないと述べた。

    「フェルナンドの頭部に何も起こらなかったのは幸運だった」

    「我々は保護のシステムに取り組むために組織で作業している。テストや取り組んでいるものには、火災が生じた場合などの保護の動きのようないくつかの問題もある。なので、我々は全てのデバイスに対して非常に慎重になる必要がある」

    関連:フェルナンド・アロンソ 「怪我をしなかったのは幸運だった」

  • FIA、EVレース“フォーミュラ E”を2014年から開催へ

    FIA、EVレース“フォーミュラ E”を2014年から開催へ

    FIAは、FIA フォーミュラ E 選手権の商業権について投資コンソーシアムのフォーミュラEホールディングスと合意に達したことを発表した。

    フォーミュラEは、電力だけで動くフォーミュラカーを特徴とした新しいチャンピオンシップ。今後数十年間の自動車産業の未来に対して期待されているカテゴリー。2013年にデモ走行を開始し、2014年に10チーム、20名のドライバーによる選手権を開催するとしている。

    以前に発表されたレギュレーション案では、マシンの最低重量(ドライバー込)は780kgに規定。モーターの出力などは発表されていないが、フォーミュラ3と同等レベルのパフォーマンスにするとされている。また、1レースは15分に制限され、サーキットコースには長いストレートを設けないことなどが提案されている。

    新しいプロモーターであるフォーミュラEホールディングスとは、ロンドンを拠点に活動する企業エンリケ・バニュエロスを投資家とし、CEO兼株主としてモータースポーツ・ビジネスの長い経験をもつアレハンロド・アガグが名を連ねる。プロジェクトにはフランスの電気自動車企業“Electric Formula”のエリック・バルバロー会長が関わる。

    ジャン・トッド (FIA会長)
    「全ての関係各位に感謝したい。主要都市の中心部で、この新しい競技が新しいオーディエンスを引き付けるのは確かだ。フォーミュラEホールディングスとの今回の合意を嬉しく思う。彼らはモータースポーツに非常に強い経験をもたらしてくれる。この素晴らしいシリーズは、エンターテインメントと、より広く若いオーディエンスにクリーンエネルギー、モビリティ、サスティナビリティというFIAの価値と目的を共有する新たな機会をもたらしてくれる」

    アレハンロド・アガグ (フォーミュラEホールディングス CEO)
    「我々は、今回の合意を将来に目を向けた、レーシング、クリーンエネルギー、サスティナビリティを組み合わせた新しい刺激的なスペクタクルを作り出す素晴らしいチャンスだと考えている。我々は、このチャンピオンシップが、我々の都市の将来にとって重要なエレメントとなる電気自動車の研究開発におけるワークフレームになることを期待している」

  • ファブリス・ロム(元ルノー)、FIAでの仕事を語る

    ファブリス・ロム(元ルノー)、FIAでの仕事を語る

    元ルノーでエンジニアを務めたファブリス・ロムが、FIAでの仕事について語った。

    ウィリアムズやベネトン、そしてフェルナンド・アロンソの時代を通してルノーでエンジニアを務めたフランス人のロムが、最後にF1チームと仕事をしたのは2011年。重要なパートナーであるレッドブルとエンジンサプライヤーをつなぐのが彼の役割だった。

    だが、FIAのエンジン部門代表を務めていたジル・シモンが、2014年に新しいV6エンジン供給を目指すクレイグ・ポロック率いるのPUREでの仕事を引き受けたため空席ができた。

    後任として、FIAのパワートレイン新代表に就任したのがファブリス・ロムだ。

    「FIAから連絡があり、仕事のオファーがあった」とファブリス・ロムは語る。

    「ルノーで満足していたが、非常に面白そうな機会だと思えた。それでオファーを受けることにした」

    F1、WRC(世界ラリー選手権)、WEC(世界耐久選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)、F3といったカテゴリーのパワートレインをすべて任されているファブリス・ロムは「とても忙しい仕事だよ」と認める。

    その仕事の1つは、「2014年のF1ルールについて、詳細をマニュファクチャラーと議論すること」だとフェブリス・ロムは明かした。

  • チャーリー・ホワイティング 「シューマッハはルールを覚えるべき」

    チャーリー・ホワイティング 「シューマッハはルールを覚えるべき」

    FIAのチャーリー・ホワイティングは、F1ハンガリーGPでのミハエル・シューマッハとメルセデスAMGのミスを批判した。

    F1ハンガリーGPのスタートで、ミハエル・シューマッハが間違ったグリッドにマシンを停めたことで、スタートは中断され、エクストラフォーメーションラップ後に再スタートとなった。

    さらにその後、2005年にレース再スタートの手順が変更になっていたことを失念したミハエル・シューマッハは、誤ってエンジンを停止。マーシャルが、ミハエル・シューマッハのマシンをグリッド外に運び出すことになった。

    公式レーススターターを務めるチャーリー・ホワイティングは、スタートの混乱を引き起こしたのはミハエル・シューマッハが原因だったことを Bild am Sonntag に認めた。

    「ミハエルは規約を覚えるべきだ」とチャーリー・ホワイティングは付け加えた。

    同紙は、F1スーパーライセンス発給時にドライバーは規約テストに合格する必要があるかとチャーリー・ホワイティングに質問。

    「FIAによるものはない。F1で戦うチームはルールを把握しているものと見なしている。チームには、ドライバー、つまり被雇用者がルールを把握できているようにする責任がある」

    43歳のミハエル・シューマッハは299戦に出場しており、ルーベンス・バリチェロ(326戦)やリカルド・パトレーゼ(257戦)と並んで、F1で2番目に経験を積んだドライバーだ。

    関連:スタートディレイは、ミハエル・シューマッハのグリッド間違い – 2012年7月31日

  • ロータス、技術論争に対するFIAの対応を支持

    ロータス、技術論争に対するFIAの対応を支持

    今年、技術論争の結果としてレッドブルがマシンに多くの変更を強いられているが、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、FIAの対応を信頼している。

    2年連続でチャンピオンシップを獲得してきたレッドブルは、マシンデザインについてライバルチームとFIAから様々な指摘を受けている。

    F1モナコGP以降、レッドブルは、フロアの穴、ホイールハブ、手動でのサスペンションセッティング、エンジンマップを変更するよう求められた。

    だが、変更が実施されるのは、毎回そのデザインが使用されたレース後であり、FIAはなぜチームに対してより厳しく対処しないのか、その時点で罰しないのかとの疑問の声も挙がっている。

    だが、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、FIAの対応は正しいと考えている。

    「理論的には、違法があった場合にペナルティを科せられないのは間違っている」とエリック・ブーリエはコメント。

    「私はFIAのプロセスには関与していないが、チームが実際に違法行為をしているときは、確実に罰せられる必要がある」

    「だが、抜け穴を開拓している場合、それは異なる。例えば、マッピングの状況を考えれば、それは合法的で、賢いアイデアだった」

    レッドブルのデザイナーを務めるエイドリアン・ニューウェイは、特定の規約の解釈について議論がなされた場合、全てのチームが対等に扱われる必要があると述べている。

    「グレーゾーンに対処することになった場合、チームが公平かつ平等に扱われることだが重要だ」

    「例えば、ダブルDRSはグレーゾーンだが、シーズン終了までは合法だとみなされた。それは問題ない。全てに一貫性がなければならない」

  • FIA、エンジンマッピングの規制を強化

    FIA、エンジンマッピングの規制を強化

    FIAは、エンジンマッピングの規制を再び強化した。

    F1ドイツGPで、レッドブルは中間回転数範囲でトルクを低下させたエンジンマッピングで走行してることが判明。

    中回転域のトルクを増すことでトラクションコントロールとエキゾーストブローイングを行っているのではないかと指摘され、技術規約違反の疑いで調査が行われた。

    これは技術規定5.5.3の「アクセルペダル最大作動位置は、測定されたエンジン回転数での最大エンジントルク値以上のエンジントルク要求値に対応していなければならない」に抵触するとされたが、F1ドイツGPではレッドブルに処分は下されなかった。

    しかし、FIAは、論争に終止符を打つべく、エンジンマッピング規制をさらに強化した。

    新しい規制では、エンイジンマップによってコントロールできるトルクの変動は2%しか認められず、各チームはシーズン開幕4戦のひとつで使用されたエンジンマップを提供し、FIAの承認を受けなければならない。

  • チャリー・ホワイティング 「ベッテルへのペナルティは厳しかった」

    チャリー・ホワイティング 「ベッテルへのペナルティは厳しかった」

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、F1ドイツGP決勝レースでセバスチャン・ベッテルに科されたペナルティは厳しいと感じていると述べた。

    スチュワードはレース後、セバスチャン・ベッテルが、コース外からジェンソン・バトンを追い抜いた際に不正にアドバンテージを得たと判断し、ドライブスルーペナルティを科した。

    レース後の裁定だったため、20秒加算ペナルティとして適用され、セバスチャン・ベッテルは2位から5位に降格した。

    デビッド・クルサードは、あのような動きはDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ではよくあることだとし、「違反行為とのバランスが取れていない」と Auto Motor und Sport に述べた。

    チャーリー・ホワイティングもその意見を否定はしてしない。

    「処罰は非常に厳しいものだ。だが、残念ながら、今のところ他の道はない」

    同誌によると、FIAは、5秒加算ペナルティなどを含めた新たなペナルティ制度の導入を検討していると報じた。

    関連:セバスチャン・ベッテル、20秒加算ペナルティで5位に降格

  • 段差ノーズ、排除解決案はカバーだけでほぼ採用されず?

    段差ノーズ、排除解決案はカバーだけでほぼ採用されず?

    2013年もF1マシンの段差ノーズは消えないかもしれない。

    今年、マクラーレンとマルシャを除く全てのチームが、安全性を理由に改訂されたレギュレーションによる産物である段差ノーズを採用している。

    今週、FIAのチャーリー・ホワイティングが、今年のマシンの外観に関する「ファンの不満に気づいている」と述べ、段差ノーズの廃止が検討されていると報じられた。

    しかし、 Auto Motor und Sport は、チャーリー・ホワイティングとF1チームのテクニカルディレクターとの間で状況が議論されたが、2013年のために提案された解決策は義務的なものではないと報じている。

    同誌によると、F1チームは“構造的に無関係”なカバーやレイヤーで“段差”を滑らかにすることを許可されるだけだという。

    ジャーナリストのトビアス・グラナーは、F1チームはその提案に乗っかることはないだろうと主張。

    「段差に慣れなければならないのは間違いないだろう」とザウバーのデザイザーを務めるマット・モリスは同意。

    「来シーズンも同じままだと思う」

    関連:2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに? – 2012年2月5日

  • FIA、マリア・デ・ヴィロタのヘルメットを調査

    FIA、マリア・デ・ヴィロタのヘルメットを調査

    FIAは、事故を起こしたマリア・デ・ヴィロタのヘルメットの調査に乗り出すことが明らかになった。

    マリア・デ・ヴィロタは、マルシャの2012年マシンでの直線テスト中に停止していたトラックの昇降台に衝突。頭部と顔に重傷を負い、右目を失ったが、現在は集中治療室を出て家族と会話できるまで回復していることが発表されている。

    Auto Motor und Sport は、プライベートテスト中に起こった事故だったため、FIAは公式な調査や報告書の作成は行わないと報道。

    だが、FIAは事故発生時の状況に関心を抱いており、レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは「我々はヘルメットを調査したいと考えている。何が問題だったかを突き止めたい」と述べた。