カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • FIA、チャーリー・ホワイティングをジョルジオ・アスカネッリに交代?

    FIA、チャーリー・ホワイティングをジョルジオ・アスカネッリに交代?

    メルセデスによる“テストゲート”の余波が思わぬところにも及んでいる。

    メルセデスは否定しているものの、今回のテストゲート騒動により、メルセデスのチームロス・ブラウンが生贄として更迭されるとの見方がなされている。

    さらに、Auto Motor und Sport は、FIA会長のジャン・トッドが、レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングの交代を検討していると報道。

    推測では、チャーリー・ホワイティングが、論争の的になっているバルセロナでのテストを規約的に問題ないとロス・ブラウンに伝えたとされている。

    同紙は、チャーリー・ホワイティングの後任として最近トロ・ロッソのテクニカルティレクターを辞任した経験豊富なF1エンジニアのジョルジオ・アスカネッリの名前を挙げている。

    だが、パドックのある人物は「ホワイティングの交代は、トッドが実施する可能性のある最も愚かなことだ」とコメント。

    「チャリーは、世界で最も難しい仕事をしているし、彼はそれをうまくこなしている」」

    現在、FIAは、6月20日の国際法廷にむけて規約違反の可能性にについて分析を進めているが、 Sport Bild は、メルセデスは紳士協定についても露骨に破ったと主張している。

    同誌は、ロス・ブラウンを含めたチーム代表全員の署名がなされた“Testing Agreement 2013”の契約のコピーを掲載。

    文書では、ピレリが2014年にむけた開発テストを実施することを希望した場合には、どのようなテストであっても、チームとFIAによるテスト委員会の承認を受けなければならいことにF1の11チームが合意したことが示されている。

    「文書は、メルセデスの信頼について大きな疑問を抱かせる」と同誌は報じた。

    6月20日の国際法廷では、ピレリも被告席に座るが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、不満を抱いているのはメルセデスだと明言した。

    「我々の問題はピレリとは関係ない」とクリスチャン・ホーナーは Mirror にコメント。

    「現在のクルマを使って規約を破ったの参加者についてだ」

  • F1:V6ターボエンジンを2018年までに“凍結”との報道

    F1:V6ターボエンジンを2018年までに“凍結”との報道

    FIAは、新しいV6ターボエンジンの開発を“凍結”する方向で動くかもしれない。

    現行のV8エンジンは、コスト管理を目的として数年前に開発が凍結されたが、2014年から導入されるV6ターボエンジンも2018年までに段階的に“凍結”が導入されると Auto Motor und Sport が報じた。

    2014年は、メルセデス、フェラーリ、ルノーの3メーカーがF1の12チームにV6エンジンを供給予定。2015年からは、マクラーレンのエンジンサプライヤーとしてホンダがF1に復帰する。

    「新エンジンの開発は2018年までに段階的に凍結される見込みでなので、ホンダはぎりぎりで間に合うことになる」と同誌のミハエル・シュミットは述べた。

    「エンジンメーカーが長く待ち過ぎれば、彼らの問題へのレスポンスが制限される可能性がある」

    2018年の“エンジン凍結”は、F1参入を目指す自動車メーカーにとってプレッシャーになるだろう。これまでにBMW、トヨタ、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェのF1復帰・参入が噂されている。

    「迅速な決断が必要だ。彼らが長く待ち過ぎれば、ルールが彼らを手荒に歓迎するだろう」

    段階的な凍結は、サプライヤーが完全に新しいV6エンジン微調整と改善を加えるなかでチームが別のサプライヤーに乗り換えるのを防ぐことになり、エンジンサプライヤーがカスタマーチームを長期契約で繋ぎとめる手段になるかもしれない。

    関連:2014年 F1 エンジン規約 : パワーユニット解説

  • メルセデスのテスト論争:国際法廷の役割

    メルセデスのテスト論争:国際法廷の役割

    メルセデスが、F1スペインGP後にバルセロナで行った2013年マシンでのテストが規約に違反したのかどうかに焦点が集まっている。この件は、国際法廷(International Tribunal)に持ち込まれるとみられている。

    国際法廷が、このような注目を集める問題に関与するのは初めてになるかもしれない。2007年のマクラーレンのスパイ・スキャンダルの際は、FIAの世界モータースポーツ評議会によって正式な結論が下された。

    国際法廷は、新しい司法制度の一環としてFIA総会によって2010年に準備された。その役割は、レーススチュワードではすぐに対処できない問題に決断を下すことがこの機関に役割となっている。

    FIA法規では「国際法廷は、提出された問題に審理する」とされている。

    「それは、インターナションナル・スポーティング・コードを含めたFIAの法令と規約を実施する目的で、現在の規約を適用し、解釈する」

    国際法廷の12名のパネルは、FIAとは完全に分けられており、現在の会長はイギリス人のエドウィン・グラスゴー、副会長はモナコ出身のローラン・アンセルミが務める。FIA法規では「国際法廷は、FIAの他の組織、FIAのメンバーとは完全に独立して動く」とされている。

    メルセデスが反論することを決定した場合、国際法廷の審理パネルが招集される。

    FIA法規では、会長は少なくとも3名のメンバーから構成されるパネルを指名すると定められ、そのうちの1名は“the President of the Hearing(聴取長)”と称される。独立を確実にするために、審理パネルのメンバーは、問題の主要組織と同じ国籍であることは許されない。

    被告側と他の利害関係者は、聴取前に証拠書類を提出するよう依頼される。そして、特別な状況ではない限り、最終手続きはメディアにオープンにされる。

    FIAが、国際法廷の聴取が必要と決定した場合、厳格なプロセスが実施される。

    FIA法規によって、起訴された団体は、告訴についての自らの所見を提出するために、少なくとも15日間を与えられる。起訴する側の団体は、答弁のためにさらに15日を与えられる。起訴側の答弁と聴取が実施されるまでにはさらに15日の間隔が空けられる。

    理論的に45日の間隔があり、今週プロセスが開始された場合、実施されるのは7月のドイツGP後となる。

    だが、プロセスが急速に展開する可能性のある問題については特例があり「聴取長は、訴訟の制限時間を短縮もしくは拡大することを決定する可能性がある」とされている。

    メルセデスは、バルセロナで2013年マシンを走らせたのは、FIAからOKとの通知を受けたからだと説明しているが、FIAはそのような承認は他チームがピレリテストの機会を得られるという条件が付いていると述べている。

    だが、そのような複雑な要素は国際法廷では重要な事項とはみなけれないかもしれない。国際法規は、その件が単に規約に違反したかどうかを決定するだけの機関だからだ。

    メルセデスのライバルは、ピレリとの会い台に個別の合意があったに関わらず、バルセロナでのテストでメルセデスが2013年マシンを走らせたのは規約違反だと主張している。

    国際法廷の法規では「特に明記しない限り、それが故意または過失によって委託されたかに関わらず、違反もしくは侵害は罰すべき」と記されている。

    国際法規が、規約違反だと判断した場合、審理パネルは適切な処罰を言い渡す。

    解決策として、他チームにもメルセデスと同じ3日間のピレリテストを与えるとの提案もあったが、国際行程の法規にもとでは、そのような選択肢が通る可能性はない。

    処罰は、インターナショナル・スポーティング・コードで定められている。

    インターナショナル・スポーティング・コードでは、違反の度合いにより、戒告、罰金、公共の福祉での労働義務、時関刑、除外、資格の停止もしくは剥奪といった処罰がリストされている。

    またFIAは「FIA フォーミュラ・ワン世界選手権、FIA ワールドラリー選手権に関しては、チャンピオンシップ全体のポイント剥奪からなるペナルティが科せられる可能性がある」と記されている。

  • 2014年 F1 エンジン規約 : パワーユニット解説

    2014年 F1 エンジン規約 : パワーユニット解説

    2014年、F1には新たなエンジン規約が導入される。

    F1エンジンは7年間開発が凍結されていたが、2014年にエンジンが一新されることにより、エンジンメーカーがマシンパフォーマンスにおける重要な役割を果たすことになる。

    新エンジン導入はレーシングカーと市販車の双方でのフィードバックが可能にし、昨今では耐久レースに奪われていた研究開発の場としてのF1の立場を復活させることになるかもしれない。

    現在のF1は、2.4リッター V8自然吸気エンジンにKERSを“ボルトオン”したKERSハイブリッドシステムを搭載している。

    だが、2014年からはICE (Internal Combustion Engine:内燃機関)とERS (Energy Recovery System)を初めから統合した“パワーユニット”に変貌を遂げる。

    内燃エンジンは、1.6リッター V6直噴ターボエンジンに変更。排気量は現在の約3分の1にダウンサイジングされる。最大エンジン速度は約550馬力で15,000rpmに制限される。

    また、レース中に使用できる燃料量は140リットルに引き下げられ、燃料の総流量規制も導入される。1万500rpmを超えるときには100kg/h、1万500rpmを下回るときは、毎分回転数×0.009+5.5の計算に基づいた数字が1時間当たりの総燃料流量(kg/h)となる。

    ERSと呼ばれる新しいエネルギー回生システムは、制動時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する“MGU-K”と排気エネルギーを電気エネルギーに変換する“MGU-H”と呼ばれる2基のモーター発電機によって、ERS-K(運動エネルギー)とERS-H(排熱エネルギー)が回収される。

    ERS-Kは、現在のKERSの2倍となる2MJのエネルギーを回収。1周あたり4MJ(現在の10倍)、つまり1周あたり約33秒間(現在は6.5秒)使うことができ、120KW(160馬力以上)の最高出力を供給することができる。

    ターボチャージャーに取り付けられるMGU-Hは、廃棄されていた熱エネルギーの一部を回収して電気エネルギーに変換する。この電気エネルギーは、電池またはMGU-Kに電気として蓄えられてマシンを駆動する。このシステムによって、MGU-Kを事実上1周全体で使うことができるようになる。

    ただし、開発コストは大きく制限されため、無限の予算でエンジンを開発できるわけではない。また、シーズンに各ドライバーが使えるエンジン数も引き下げられる。2014年はドライバーあたり5基(現在は8基)だが、2015年からは4基となり、より耐久性・信頼性が求められることになる。

    関連:ホンダ、F1復帰を正式発表!マクラーレン・ホンダ復活!

  • ピットレーンスピード違反、罰金はドライバーではなくチームに請求

    ピットレーンスピード違反、罰金はドライバーではなくチームに請求

    F1ドライバーは、ピットレーンでのスピード違反について罰金を科せられることはなくなった。

    GPDAは、F1ドライバーが2013年のF1スーパーライセンスの大幅な値上げを受け入れたことで、ピットレーンスピード違反に関する罰金は科せられないと認識していた。

    だが、F1のスポーティングレギュレーションでは時速1キロの速度違反につき200ドル(約2万円)の罰金が義務付けられていることで複雑な状況となっていた。

    FIAはその件について歩み寄ることに合意。妥協協定として、ドライバーの代わりにチームがスピード違反の罰金を払うことになった。

    また罰金自体も時速1キロにつき100ドルに調整され、最大でも1000ドルに制限された。

    新しい構造はF1バーレーンGPから実施され、F1スペインGPのフリー走行2回目にキミ・ライコネンがピットレーンを93.2 km/hで走ったことに対して、ロータスに1000ドルの罰金が科せられた。

    F1オーストラリアGPでは、ピットレーンを73.8km/hで走行したバルテリ・ボッタスに2800ドルの罰金が科せられていた。

  • F1、ペナルティポイントシステムの導入を議論

    F1、ペナルティポイントシステムの導入を議論

    F1チームは、新たにドライバー・ペナルティポイント制度を導入することについてスペインGPで議論を行う。

    FIAのレースディレクターを務めるチャリー・ホワイティングは、今後のレギュレーション変更について議論するためにF1スペインGPのレース前にSporting Working Groupとの会談を予定している。

    その場では、2014年のテストスケジュールについて議論されるだけでなく、ライセンスにペナルティポイントを導入する件も議題にあげられている。

    ペナルティポイントの導入について、いくつかのチームは賛同しているが、まだ今シーズン末に導入するために必要な合意は得られていない。

    いくつかのチームは、マイナーに違反によるペナルティの加算がシーズン後半に大きなペナルティに繋がることを懸念しており、FIAはその懸念を和らげるために、疑似システムをトライアルしてきた。

    疑似システムは、SWG会議で評価される。

    チャーリー・ホワイティングは、解決する必要がある重要な問題のひとつは、ペナルティポイントの結果として科せられるいかなる重い罰も価値があるとみなされることだと考えている。

    「複雑な問題だ。ドライバーを締め出すことは深刻な問題なので、適切なバランスにする必要がある」

    「我々は、いかなる出場停止であってもドライバーに本当に値することを確実にする必要がある」

    「我々は違反を監視し、実行された場合に全てがどのように働くかを確認するためにバックグラウンドで(仮定的な)システムを実行している。しばらくそれを実行していく必要がある」

    F1ドライバーは、今年ピットレーンスピード違反に科せられた罰金が終わることになるので、ペナルティポイントシステムの導入に熱心だ。

    GPDAは、スーパーライセンスの値上げに同意したことで、スピード違反への罰金はなくなったと考えていたが、まだ罰金を科せられている理由についてFIAに説明を求めている。

  • F1テレメトリーシステム問題、F1スペインGPでの解決を約束

    F1テレメトリーシステム問題、F1スペインGPでの解決を約束

    F1ドライバーは、開幕4戦でうまく機能しなかったコックピット警告システムが来週のF1スペインGPからきとんと機能することを約束された。

    F1では、今年から電子マーシャリング・システムのサプライヤーをリーデル(Riedel)に変更。だが、開幕4戦ではシステムは十分に機能せず、ドライバーはコックピットの警告灯なしでのレースを強いられた。

    元F1ドライバーでレーススチュワードを務めるデレック・ワーウィックは「彼らはバルセロナにアップグレードを持ち込むと伝えられている。そこからはうまく機能するだろう」とコメント。

    電子マーシャリング・システムは、レースコントロールとドライバーを繋ぎ、トラック上で振られるフラッグに加えて、レッド、イエロー、ブルーのライトでドライバーに警告を与える。

    英国レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)の代表も務めるデレック・ワーウィックは、システムの機能不全がいくつか寛大な判断に繋がったこともあったが、オフィシャルにそれ以外での指示はなかったと述べた。

    「我々がサポートパッケージに関して混乱を与えていたのであれば、ドライバーを非難することはできない」

    「FIAは、ドライバーへの処分を軽くするように要求してきたが、我々にはまだ他の罰のために利用できる同じツールがある」

  • FIA、現在のテレメトリーの供給元を継続

    FIA、現在のテレメトリーの供給元を継続

    FIA、F1バーレーンGPでさらなるトラブルが発生したにも関わらず、今のところは、現在のF1の電子マーシャリング・システムのサプライヤーを変更しないことに決定した。

    今年からF1の新しいサプライヤーとなったリーデル(Riedel)は、システムを十分に確実に機能させることができておらず、開幕4戦でドライバーは、コックピットの警告灯なしでのレースを強いられた。

    FIAは、それらの問題を受け、先週末のF1バーレーンGPで進歩の兆候がみられなければ、F1スペインGPから昨年の供給元であるEMにシステムを戻すことを真剣に検討してた。

    だが、最終的にFIAは、電子システムのマーシャリング・システムtGPSは標準レベルまで改善されたと納得。

    コックピットの警告灯を制御するテレメトリーシシステムは、まだ十分ではないが、開幕3戦よりは良くなっていたという。

    FIAは、テレメトリーシステムの残りの問題を解決するために更なる時間を与えることを明らかにした。

    F1スペインGPまでの日程は、今後のヨーロッパでのレースにむけてリーデルが問題を解決するために役立つことが期待されている。

    FIAが供給元を変更した場合、EMがシステムを再インストールするための時間が必要なだけでなく、FIチームも異なるテクノロジーのためにクルマを配線し直さなければならない。

    FIAは、リーデルを継続することをF1チーム側にすでに伝えている。

  • F1シーズン開幕前に秘密会議でペナルティ緩和で合意

    F1シーズン開幕前に秘密会議でペナルティ緩和で合意

    2013年のF1シーズン開幕前、FIAは“秘密会議”を開き、レースでのアクッションを活性化させるためにペナルティを減らすことで合意されていたと Auto Motor und Sport が報じた。

    同誌によると、セバスチャン・ベッテルを含むドライバーやチームマネジャー、FIAのチャーリー・ホワイティング、スチュワード陣がFIA会長のジャン・トッドとのミーティングに参加いたという。

    同誌の記者ミハエル・シュミットは「気づいているだろうか? ドライバーへのペナルティはかなり減っている」とコメント。

    シーズン前に行われたミーティングの結果として、スチュワードはトラック上でのちょっとした出来事には寛大になっており、ドライバーはホイール・トゥ・ホイールのバトルの中でよりリスクをとることが可能になっているはずだとミハエル・シュミットは考えており、ドライブスルーやグリッド降格のペナルティが“驚くほど少ない”なっており、「それがレースを良くしている」と述べた。

    「ドライバーがより自信を持っていると感じられる。バーレーンほどの抵抗やホイール・トゥ・ホイールのバトルが見られるのは稀なことだ」

  • ジャン・トッドのF1バーレーンGP欠席に非難の声

    ジャン・トッドのF1バーレーンGP欠席に非難の声

    F1ジャーナリストは、FIA会長のジャン・トッドが、今週末のグランプリのためにバーレーンに行かないことに非難の声をあげている。

    今週末バーレーンでF1が開催されるが、火曜日には治安部隊が抗議者に催涙ガスを発射したと報じられている。

    Guardian の記者ポール・ウィーヴァーは「FIA…最も緊急なときに無力だ」とジャン・トッドの不参加に言及。

    「メカニックとモーターホームのスタッフは、彼らが標的の的にならないかどうか不審に思っているに違いない」とケビン・イーソンは Times に寄稿。

    だが、すでにバーレーン入りしている O Estado de S.Paulo のリビオ・レッキオは「空港からホテルまでレンタカーで移動したが、首都マナーマは静かだ。政治的なデモはない」と伝えた。