カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • 【F1】 2021年のF1エンジン仕様を概説…MGU-Hを廃止した1.6L V6ターボ

    【F1】 2021年のF1エンジン仕様を概説…MGU-Hを廃止した1.6L V6ターボ

    F1とFIA(国際自動車連盟)は、2021年のF1世界選手権に導入する新しいF1エンジン仕様の初期計画を公表。V6ターボハイブリッドを継続しつつ、よりシンプルでサウンドの大きなエンジンに変更するとした。

    2014年にF1に現在のパワーユニットは、導入されて以降、数多くの批判がなされており、FIAとF1の技術代表のロス・ブラウンは、将来のエンジン計画を定義するために自動車メーカーや他のステークホルダーと協力してきた。

    今年行われたエンジンワーキンググループの会議には、現在F1にパワーユニットを供給するメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4社に加え、ポルシェ、アウディ、ランボルギーニといったフォルクスワーゲン・グループのメーカーやアストンマーティン、イルモアやコスワースなどの独立系エンジンメーカー、そして、日本からも数社が参加したと報じられている。

    全ての関係者はよりシンプルでサウンドの大きいエンジン形式にすることで一致していた。

    31日(火)、パリでエンジンワーキンググループの会議が開催され、FIAとF1によって2021年のF1エンジンのビジョンがメニュファクチャラーの代表者らに公表された。

    2012年のF1エンジンの主な特徴は、1.6リッター シングルターボV6エンジンを継続し、MGU-Hを廃止、MGU-Kを強化し、コスト削減のためにエネルギーストアやコントロールエレクトロニクスなどを標準化するというもの。

    提示された2021年のF1エンジンの仕様は以下

    ・ 1.6リッター V6ターボハイブリッド
    ・ サウンドを改善するための3000rpm高い範囲でのエンジン走行スピード
    ・ 開発コストを抑え、過酷なデザインや走行条件を阻止するための規範的な内部設計パラメーター
    ・ MGU-Hの廃止
    ・ ドライバにレースをコントロールする戦術的な要素を与えるために数周にわたってエネルギーを節約するオプションがあり、レースでドライバーが手動でデプロイメントすることに重点を置いたよりパワフルなMGU-K
    ・ 寸法の制約と重量制限付きのシングルターボ
    ・ 標準エネルギーストアとコントロールエレクトロニクス
    ・ エンジン/シャシー/トランスミッションのスワップ機能“プラグ&プレイ”を提供する高水準の外部規定デザイン
    ・ より厳しい燃料レギュレーションと燃料使用量を制限する意向

    FIAは声明で「コスト削減、ハイブリッド技術の市販車との関連性の維持、クルマのサウンドの向上、ファンへの訴求力を含めた将来のレギュレーションにむけてFIAによって概説された目標に沿って、自動車メーカーの代表者は次世代のレギュレーションの開発のためのロードマップを提示された」と述べた。

    「本日共有された提案は、チーム、パワーユニットサプライヤー、そして、外部の専門家からのデータとインプットを使用して、FIAとF1によって共同で開発されたものであり、2021年のパワーユニット定義の全体的な枠組みは2017年末にFIAによって整備され、公表される予定である」

    「コスト削減という目標を維持するために、今後12ヶ月にわたってパワーユニットの特定の要素を定義する作業は継続されるが、完全なパワーユニットの設計と開発は全ての情報が2018年末に発表されるまで可能とはならない。これは自動車メーカーが現在の仕様のパワーユニットへの作業を続けることを確実にすることを目的としている」

    「2017年と2018年の残りの期間中、FIAとF1は、他のコスト削減対策と同様に、パワーユニットのテストや開発制限を確立させるためにチームと協力していく」

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは「2021年のパワーユニットは、レギュレーターとしてのFIA、商業権保有者としてのF1、そして、ステークホルダーとしてのメーカーがスポーツの共通の利益のために協力していくという将来の進むべき道の一例だ」とコメント。

    「本日発表された提案は、現在のFIA F1世界選手権に参戦するチーム、そして、モータースポーツの最高峰の一員になることに関心を示したマニュファクチャラーとともに2017年に開催された一連のミーティングの結果だ」

    「また、よりシンプル、安価、ノイズが大きいパワートレインを供給し、新しいマニュファクチャラーがパワートレインサプライヤーとしてF1に参戦することを容易にし、スポーツをより平準化されたフィールドに到達させるための条件を作り出していくという一連のレギュレーションを定義するための課題として、ファンが現在のパワーユニットについてどのように考えているか、近い将来にどのよなものを見たいと考えているかに注意深く耳を傾けてきた」

    「新しいF1は最先端の技術と結びついた世界有数のグローバルなスポーツ競技を目指している。あらゆる年齢層のファンを興奮させ、エンゲージし、圧倒するだけでなく、持続可能な方法でそれをやっていくというこおとだ。我々は将来のパワーユニットがそれを達成すると信じている」

    関連:【F1】 2021年のF1パワーユニットから姿を消すことになったMGU-H

  • 【F1】 2018年から生体計測グローブの導入を計画

    【F1】 2018年から生体計測グローブの導入を計画

    F1は、医療スタッフが事故後のドライバーの体調をより評価できるよう、2018年シーズンから“生体計測グローブ”の導入を計画している。

    2018年のドライバーのグローブには内側に厚さ3mmのセンサーが縫い込まれ、ドライバーの心拍数や血中酸素濃度を計測。将来的には、体温や呼吸数をモニタリングする機能も追加される予定となっている。

    このセンサーは、F1ハンガリーGP週末中にメルセデス、フェラーリ、レッドブルのドライバーによってテストされている。センサーをグローブのどこに縫い込むかの決定は間もなく下されるという。

    このプロジェクトは、モータースポーツ安全研究の統括団体である国際モータースポーツ安全研究機関(Global Institute for Motor Sport Safety)が支援し、センサーからのデータが大きなインシデントにおいて効果を発揮することが期待されている。

    FIAの医療部門の副責任者であるイアン・ロバーツ博士は、FIAの広報誌 “AUTO” のインタビューで「医療という観点において、人をモニタリングすることは必要不可欠であることはわかっている」とコメント。

    「ドライバーが事故に遭った時も同じだ。できるだけ早急にモニタリングを開始し、状況を把握したいと考えている

    「しかし、現在我々が使用している装置は比較的かさばるので、事故が起きたあとでしか適用できない」

    「また事故が起きてもすぐに我々がドライバーのところにたどり着けない場合がある。我々からドライバーが見えない場合や、我々がドライバーのそばに行けない場合、得られる情報は限られる」

    イアン・ロバーツ博士は、センサーからのデータは、2015年のF1ロシアGPのフリー走行中に起きたカルロス・サインツの事故のような場合に有用になると示唆した。このときのカルロス・サインツはバリアの下に潜り込んだままで、彼の状態を外側から評価するのが難しかった。

    「我々がそばに行くまで正確なモニタリングは不可能だった。そしてバリアが移動されるまで、モニタリングができなかった」

    「すぐに彼のモニタリングを開始できていれば、我々はより適した救助を計画できただろう」

    「この新技術を使えば、ドライバーが事故に遭った瞬間に、生理学的数値と生体データを得ることができ、そのドライバーは事故直後から最初の応答まで、そして医療センターまで、継続的にモニタリングされることになる」

  • 世界初のFIA公認ドリフト世界一決定戦、総合優勝者が決定!

    世界初のFIA公認ドリフト世界一決定戦、総合優勝者が決定!

    FIA(国際自動車連盟)公認による初のドリフト競技会であるFIAインターコンチネンタルドリフティングカップのLeg2が1日(日曜日)、前日のLeg1につづいて東京・お台場の特設コースで開催された。

    Leg2も競技内容はLeg1と同様。まず選手が単独で走行して得点を競う『単走』が行われた。ここで優勝したのは、D-MAXの横井昌志(日産シルビア)。高い車速からコーナーに飛び込みつつ、大きな角度と安定した姿勢を保ってコーナーをまわりきり、99.34点を獲得した。

    PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのアルカディ・サレグラセブ(日産スカイライン)は、鋭い振り出しや安定した姿勢で99.21点をとり2位。3位には、高い速度でコーナーに進入し、そのあともミスなくスムーズに走りきって98.96点をマークしたTeam TOYO TIRES DRIFT Doluckのデチャポン・トイングチャレン(日産フェアレディZ)が入った。

    つづいて、単走の上位16名によって『追走』トーナメントが行われた。ベスト16はおおむね単走で上位だった選手が勝ち上がる順当な展開となったが、ベスト8では、Leg1の決勝と同カードであるTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人(日産GT-R)とWANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R)の対戦があった。この対戦では2本目に齋藤のマシンがトラブルを起こして走行不能になり、川畑が勝った。

    準決勝に勝ち上がったのは、横井昌志、川畑真人に加えて、PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのアルカディ・サレグラセブ(日産スカイライン)、PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのジョージ・チヴシャン(日産シルビア)の4名。横井vs川畑の対戦では川畑がスピードで上まわって勝利。サレグラセブとチヴシャンの対戦は、接戦の末に再戦2本目でチヴシャンがコンクリートウォールにテールをヒットして敗れた。3位決定戦も再戦にもつれましたが、その2本目に横井がチヴシャンに接触して姿勢を乱し、チヴシャンが勝った。

    決勝は川畑真人vsアルカディ・サレグラセブ。1本目はコーナー飛び込みで後追いのサレグラセブが川畑に寄せてアドバンテージを獲得。2本目は後追いの川畑がサレグラセブを攻めたてたが、接触してサレグラセブの姿勢を乱してしまったことによって大きく減点され、サレグラセブがLeg2の追走優勝を果たした。

    なおLeg1とLeg2の単走の成績を総合させた結果、WANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R)が単走総合優勝となった。

    また、Leg1とLeg2の単走と追走の成績を総合させた結果、第1回FIAインターコンチネンタルドリフトカップの総合優勝はTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人となり、総合2位はPRIMRING TEAM with TOYO TIRESのアルカディ・サレグラセブ、総合3位はWANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾となった。

  • 世界初のFIA公認ドリフト世界一決定戦がお台場で開催

    世界初のFIA公認ドリフト世界一決定戦がお台場で開催

    FIA(国際自動車連盟)公認のドリフト世界一決定戦「FIAインターコンチネンタル ドリフティングカップ(IDC)」が30日(土)、東京・お台場で開幕。世界14カ国から24名の選手が参加して、Leg1が行われた。

    まずは各選手が単独で走行して、得点を競う『単走』が行われた。

    各走行では採点の補助システムとして、エレクトリック・スコアリング・システムが使用される。

    これはドリフト競技D1グランプリで使用される採点システムで、速度、ヨー変化速度、角度の安定性などを車両に取り付けた機器で計測するとともに、その数値をコースの各セクターで求められる要素に当てはめて得点化する。通常はコースを5つのセクターに分けて採点する。

    多くの選手の最高速が90km/hに満たない中で、WANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R)が、97.0km/hという高い最高速を記録し、さらに高い平均速度と鋭い振り出しで得点を稼ぎ、100.42点で優勝した。

    これに続いたのがTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人(日産GT-R)で、勢いのある振り出しと旋回区間での大きいドリフトアングルで点を稼いで、99.58点を獲得し、2位となった。そして3位には、角度の大きさと安定性などで得点を稼ぎ、98.96点をとったTeam MAXXOIL Racingのチャールズ・ウン(日産180SX)が入った。

    つづく『追走』は、単走の上位16名によってトーナメントが行われた。ベスト16では、すべての対戦で、単走で上位だった選手が順当に勝ち上がる。さらに、ベスト8の結果、日本人選手2名、ロシア人選手2名が準決勝に進出した。

    準決勝。WANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R) vs PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのジョージ・チヴシャン(日産シルビア)は、齋藤がチヴシャンよりも接近度の高いドリフトで勝利。TOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人(日産GT-R )vs PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのアルカディ・サレグラセブ(日産スカイライン)は、先行時、後追い時ともにスピードで上まわった川畑が勝利。ロシア人選手同士の対戦となった3位決定戦は、接近度の差でアルカディ・サレグラセブがジョージ・チヴシャンに勝利した。

    決勝は齋藤太吾vs川畑真人。1本目、振り返しの際に先行の齋藤車のテールと後追いの川畑車のノーズとが接触し、川畑車がドリフトをストップするアクシデントがあったが、両車とも大きなダメージはなく競技は再開された。けっきょく2本の走行では決着がつかず、勝負は再戦にもつれた。

    再戦の1本目、後追いの川畑は非常にきれいなマシンコントロールで齋藤に対して接近したドリフトを決め、2ランクのアドバンテージを獲得。2本目は後追いの齋藤が、川畑に対して距離は詰めたものの、角度がやや浅くなる場面などもあったため、アドバンテージは1.5にとどまり、川畑の優勝が決まった。

    Leg1の単走勝者であるWANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾と、追走勝者であるTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人には、FIAのジャン・トッド会長より優勝カップが手渡された。

  • FIA公認ドリフト世界一決定戦がお台場でいよいよ開催

    FIA公認ドリフト世界一決定戦がお台場でいよいよ開催

    FIA公認のドリフト世界一決定戦「FIAインターコンチネンタル ドリフティングカップ(IDC)」がいよいよ開幕。29日(金)に東京・お台場の特別コースでプラクティスが行われた。

    プラクティスは3つのヒートで構成され、多くのドライバーが第1ヒートで路面とマシンをチェック。だが、第2ヒート以降は高得点を叩き出しながらテストを重ねていった。

    各走行では採点の補助システムとして、エレクトリック・スコアリング・システムが使用される。これはドリフト競技D1グランプリで使用される採点システムで、速度、ヨー変化速度、角度の安定性などを車両に取り付けた機器で計測するとともに、その数値をコースの各セクターで求められる要素に当てはめて得点化する。通常はコースを5つのセクターに分けて採点する。

    プラクティスでは川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が98点をマーク。齋藤太吾(WANLI Fat Five Racing)、横井昌志(D-MAX)も高得点を叩き出した。

    海外出身のドライバーも、ロシア出身のジョージ・チヴシャン(PRIMRING TEAM WITH TOYO TIRES)、マレーシア出身のツンクー・ジャン・リー(Team Maxxoil Racing)が98点をマークした。

    明日から行われる競技では、選手が1名ずつ走行し、どれだけ正確な技術を持っているかを競うのが「単走」、1対1で戦い勝敗を決するトーナメント戦の「追走」が行われる。

  • 【F1】 2018年から反則スタートのルールを厳格化

    【F1】 2018年から反則スタートのルールを厳格化

    F1は2018年からジャンプスタートを含めた反則スタートのルールを厳格化。自動検知システムが起動しなくてもペナルティが与えられる可能性が広がった。

    正式には今年のF1オーストリアGPでは、優勝したバルテリ・ボッタスがシグナルが消えるよりも早くに動いたように見えたことで論争を巻き起こしたが、最終的にペナルティは科せられなかった。

    ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、自ら“人生で最高のスタート”と称する抜群のスタートを決めたが、ライバルはライトが消える前に動いていたと納得していない様子だった。

    しかし、FIAは、ドライバーにはスタート前の瞬間にクラッチを調整する機会が必要であり、ライトが消える前に多少の動きは許容されていると説明している。

    一方、F1中国GPでは2番グリッドのセバスチャン・ベッテルが、滑りやすい白線を避けるべく、極端に左側に寄せてスターティンググリッドについた。こちらも審議対象になったが、ペナルティなどの処置は科せられなった。

    F1の競技規約ではフォーメーションラップ後に「それぞれのグリッド位置内にストップする」とだけ記されており、ドライバーは必ずしも白線内に正確に止めなければならないとは記されていないが、ベッテルのグリッド停止位置はFIAのシステムに登録されていなかったとされている。

    現在、F1の競技規約の第36条13には「反則スタートに対しては第38条3c)あるいはd)のペナルティが科せられる。その判断は、所定の方法で車両への取り付けが義務づけられているFIA供給のトランスポンダーを使用して行われる」と記されている。(第38秒3cはドライブスルーペナルティ、第38秒3dは10秒間のストップアンドゴー・タイムペナルティ)

    2018年シーズンからは「次のように判断されたドライバーには第38条3c)あるいはd)のペナルティが科せられる」との条文が加わる。

    「a)所定の方法で車両への取り付けが義務づけられているFIA供給のトランスポンダーによってスタートシグナルが与えられる前に動いたという判断された場合 b)スタートシグナルが与えられた後、トランスポンダがグリッドポジションから最初に移動した瞬間を検出できないような方法で車両を置いた場合」

    これにより、ドライバーはグリッドに正確にクルマを置かなかった場合、反則スタートとしてペナルティを科せられることになる。

    関連:
    ・【動画】 F1 中国GP 決勝 ダイジェスト
    ・【動画】 F1オーストリアGP 決勝 ダイジェスト

  • 【F1】 スーパーライセンスの各カテゴリーのポイント構成を変更

    【F1】 スーパーライセンスの各カテゴリーのポイント構成を変更

    FIAは、F1のスーパーライセンス資格の変更を承認。チャンピオンに40ポイントが与えられるカテゴリーはF2(旧GP2)とインディカーだけとなった。

    F1でレースをするには過去3年でスーパーライセンスポイントを少なくとも40ポイント集めなければならない。これまでのシステムでは、F2、ヨーロッパF3、フォーミュラE、インディカー、WECのLMP1クラスでチャンピオンになれば40ポイントを与えられ、F1への参戦資格が得られていた。

    しかし、21日(木)にパリで開催されたFIA 世界モータースポーツ評議会でポイント構成の変更が承認され、各カテゴリーのポイント配分が変更されることになった。

    F2は、上位3名のドライバーに40ポイントが加点される。過去2年間のGP2については変更はない。

    インディカーは、これまでのポイント配分を維持。トップ3ドライバーにそれぞれ40、30、20ポイントが与えられ、以下10位までポイントが与えられる。

    ユーロF3は、チャンピオンに与えられるポイント数が40から30ポイント、2位が30から25ポイントに減少。残りのポイントはない。

    同じポイント配分はフォーミュラEにも適用される。

    GP3はチャンピオンのポイントが30から25ポイントに減少、フォーミュラV8 3.5のチャンピオンは35から20ポイントに減少された。

    WECのLMP1クラスは、チャンピオンが30ポイント、2位が24ポイントに変更されたが、4位から10位のドアイバーは獲得ポイントが増えている。

    スーパーフォーミュラのチャンピオンは25から20ポイントに減少。トップ6のドライバーへの配分も少なくなり、フォーミュラV8 3.5と同じステータスとなった。

    また、今回新たにSUPER GT、NASCAR Cup、IMSAなど、いくつか新しい選手権がスーパーライセンスの構造に追加された。

    SUPER GTでは、3年間でチャンピオン2回、3位以内1回でF1スーパーライセンスの受給対象となる。

    ホンダが2018年からトロ・ロッソにF1エンジンを供給することで日本人ドライバーのF1への道が残されたが、ホンダの育成ドライバーでは、F2に参戦する松下信治は現在4ポイントで3位以内、GP3に参戦する福住仁嶺は6ポイントでGP3でチャンピオンになったとしても40ポイントには届かない。

    F1 スーパーライセンスポイント

    選手権 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
    FIA F2 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
    GP2 40 40 30 20 10 8 6 4 3 2
    インディカー 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
    ヨーロッパF3 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
    フォーミュラE 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
    WEC (LMP1) 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
    GP3 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
    フォーミュラV8 3.5 20 10 8 6 4 3 2 1 0 0
    スーパーフォーミュラ 20 10 8 6 4 3 2 1 0 0
    WEC (LMP2) 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    WTCC 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    DTM 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    SUPER GT 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    NASCAR Cup 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    インディライツ 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
    Supercars 13 11 9 6 4 3 2 1 0 0
    IMSA prototype 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
    各国FIA F4 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
    各国F3 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    フォーミュラ・ルノー2.0 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    フォーミュラ・マツダ 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
    Asian/ELMS prototype 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    WEC (GTE Pro) 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    WEC (GTE Am) 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    IMSA GTLM 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
    International GT3 6 4 2 0 0 0 0 0 0 0
    Formula Academy (FFSA) 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0
    CIK-FIA世界選手権(シニア) 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0
    CIK-FIA世界選手権(ジュニア) 3 2 1  0 0 0 0 0 0 0
  • 【F1】 2018年からF1公式イベントで現行F1マシンでのデモ走行が可能に

    【F1】 2018年からF1公式イベントで現行F1マシンでのデモ走行が可能に

    2018年からF1公式イベントで現行F1マシンでのデモ走行を可能にするようF1レギュレーションが調整された。この変更により、新F1オーナーのリバティ・メディアは今年7月にロンドンで開催したF1 Live Londonのようなデモ走行イベントを計画しやすくなった。

    FIA世界モータースポーツ評議会は、2018年のデモイベントで、F1チームは2018年F1マシン、あるいは2017年F1マシンを走らせられるための変更を承認した。

    今回の変更により、2018年からF1チームはレース週末や公式テストセッション以外で現行F1マシンを走らせることが容易になったが、それでもF1が主催するイベントに限られる。

    現在でも、F1チームは、シーズン最終戦から年末まで、現行マシンでのデモ走行は“FIAの裁量、全競技者が完全に把握”しているもとで“2日間、15km以内”で認められている。実際、その規定はワールドチャンピオン獲得を祝うための走行として用いられ、過去にメルセデスが実施している。

    今回、2018年はF1公式イベントでのデモ走行が許可されたが、15kmの制限は変わらず、“F1カーによって現在使用が承認されているトラック構成でそのようなデモ走行は行わないこと”との制限が科せられている。

    これらの制限により、F1チームは常に旧型マシンでデモ走行を行っており、F1 Live Londonでは、多くのチームが2015年マシンで走行を実施した。フォース・インディアとハースは利用できるマシンがないため参加しなかった。ハースはそもそも2年前のクルマがなかった。またルノーとマクラーレンはヒストリックカーを走らせた。

    多くの場合、エンジンサプライヤーや物流上の問題によって、2~3年前のクルマを走らせることは実際的ではないことがある。

  • 【F1】 ジャン・トッド 「検討に値する新F1チームの問い合わせはない」

    【F1】 ジャン・トッド 「検討に値する新F1チームの問い合わせはない」

    FIA会長のジャン・トッドは、新たにF1への参入を希望する団体から本格的に検討するに値する申し入れはないと述べた。

    今年7月、元ステファンGPのゾラン・ステファノヴィッチが、F1にチームとして参戦するための2度目の挑戦を計画していることを明らかにした。また、中国のコンソーシアムが新F1チーム設立に関連したプロジェクトに取り組んでおり、英国で『チャイナF1レーシングチーム』という社名を登記したとの報道もある。

    しかし、ジャン・トッドは、候補者から連絡はあるものの、FIAがグリッドに追加のスロットを開設することを本格的に検討するようなものはないと述べた。

    合理的なオファーはあったかと質問されたジャン・トッドは「非常に真剣なオファーとしてコメントできるものはない」とコメント。

    「我々が入札を行うのは、ハースがF1にやってきたときのように、いくつか本格的なオファーがあったときだ。我々はある程度の本格的な関心があると理解し、入札を行った」

    一時はF1には26台がグリッドに並んでいたが、1995年シーズン中盤以降、参戦台数はそれを超えていない。

    ジャン・トッドは、現在合意しているのは24台だが、状況次第では13番目のチームを受け入れる可能性もあると述べた。

    「現在、F1では10チームが競争している。良い選手権だ。我々が受け入れられるチームの最大数は12であり、良い提案があれば嬉しく思う」

    「我々はさらに良い選手権を運営できるように取り組んでるが、契約では最大12チームだ」

    2018年のプレシーズンテストまで5ヵ月半となっており、F1参戦を目指す新チームは早くても2019年のエントリーを目指すことになるだろう。

    関連:
    ・元ステファンGP代表ステファノヴィッチ、2019年のF1参戦を目指 – 2017年7月11日
    ・『チャイナF1レーシングチーム』が英国で登記…中国系F1チームが誕生? – 2017年6月22日

  • FIA会長ジャン・トッド 「ホンダにはF1を離れてほしくない」

    FIA会長ジャン・トッド 「ホンダにはF1を離れてほしくない」

    FIA会長ジャン・トドは、ホンダがマクラーレンとの将来を解決できない場合、ホンダがF1に残れるように支援するつもりだと述べた。

    今週末、マクラーレンとホンダのパートナーシップは決別間近だとされており、モンツァでは今後を占う重要な会議が行われるとされている。

    マクラーレンがホンダを切り、トロ・ロッソもルノーのままでいることを選択した場合、ホンダはF1から追い出されることになる。

    そのようなシナリオは、FIAもF1のオーナーであるリバティ・メディア望んでいない。

    ジャン・トッドは、ホンダがF1に残る道を見い出せることを願っており、ホンダと話をしていると述べた。

    「我々は話をしている。彼ら(ホンダ)が離れることを私は本当に望んでいない」とジャン・トッドはコメント。

    「今、私が理解している限りでは、エンジンメーカーは3チーム以上に供給することはできない。たとえ我々がレギュレーションを忘れたとしてもね」

    「簡単にできるならば、3×3で9チームだ。そうなれば、エンジンのないチームはなくなる。我々はそれを望んでいない」

    「それを避けるためにレギュレーションを作ったわけだし、6月より前に適用する必要があった」

    「今はチームがいるし、チームは契約している。なので、我々は見守ってみるつもりだ。現時点で完全に明らかになっていない事実についてコメントはしたくない」

    「時が来たら、喜んでコメントするつもりだ。全員がビジネスに留まれることを助けられるのあれば、そのために全力を尽くすつもりだ」

    2日(土)には、本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史が日本からモンツァに到着。マクラーレンと重要な話し合いがなされるとされている。