カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • 2018年 F1エントリーリストが正式発表

    2018年 F1エントリーリストが正式発表

    FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権の確定版エントリーリストを発表。ルーキードライバーのカーナンバーと4チームの新しい正式チーム名が発表された。

    今年デビューする新人は2名。F2チャンピオンでフェラーリの育成ドライバーでもあるシャルル・ルクレールは16番、ウィリアムズでF1デビューを果たすセルゲイ・シロトキンは35番をつける。

    注目はホンダとのパートナーシップを開始するトロ・ロッソ。今季は「スクーデリア・トロロッソ」として参戦していたが、2018年は親会社のレッドブルの名前を掲げ「レッドブル・トロロッソ・ホンダ(RED BULL TORO ROSSO HONDA)」のチーム名で参戦する。

    レッドブルは、すでにレッドブル・テクノロジー社を通してホンダとトロ・ロッソのマシン開発で協力体制を築いており、今回のチーム名にレッドブルの名前を付けることでマーケティング面でもホンダとの提携を強化することになる。

    レッドブルは来シーズン限りでルノーのF1パワーユニットを失うとされており、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載すると予想されている。

    レッドブルは、2018年からアストンマーティンをタイトルスポンサーに迎えて、「アストンマーティン・レッドブル・レーシング(ASTON MARTIN RED BULL RACING)」として参戦。エンジン名は時計ブランドのタグ・ホイヤーの名前が掲げられる。

    また、ザウバーは、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えて、「アルファロメオ・ザウバーF1チーム(ALFA ROMEO SAUBER F1 TEAM)」として参戦。エンジン名はアルファロメオではなく、フェラーリのままとなる。

    ホンダとワークスパートナーシップを解消し、ルノーのカスタマーユニットを搭載するマクラーレンは「マクラーレンF1チーム(MCLAREN F1 TEAM)」として参戦する。

    フォース・インディアは、これまでのチーム名で記載されているが、シーズン開幕前は変更が予想されている。

    2018年 F1世界選手権 エントリーリスト

    No ドライバー チーム名 シャシー名 エンジン名
    8 Romain GROSJEAN HAAS F1 TEAM HAAS FERRARI
    20 Kevin MAGNUSSEN
    14 Fernando ALONSO MCLAREN F1 TEAM MCLAREN RENAULT
    2 Stoffel VANDOORNE
    44 Lewis HAMILTON MERCEDES AMG
    PETRONAS MOTORSPORT
    MERCEDES MERCEDES
    77 Valtteri BOTTAS
    3 Daniel RICCIARDO ASTON MARTIN RED BULL RACING RED BULL RACING TAG HEUER
    33 Max VERSTAPPEN
    27 Nicolas HULKENBERG RENAULT SPORT
    FORMULA ONE TEAM
    RENAULT RENAULT
    55 Carlos SAINZ Jr
    11 Sergio PEREZ MENDOZA SAHARA FORCE INDIA
    F1 TEAM
    FORCE INDIA MERCEDES
    31 Esteban OCON
    9 Marcus ERICSSON ALFA ROMEO SAUBER F1 TEAM SAUBER FERRARI
    16 Charles LECLERC
    5 Sebastian VETTEL SCUDERIA FERRARI FERRARI FERRARI
    7 Kimi RAIKKONEN
    10 Pierre GASLY RED BULL TORO ROSSO HONDA SCUDERIA
    TORO ROSSO
    HONDA
    28 Brendon HARTLEY
    18 Lance STROLL WILLIAMS
    MARTINI RACING
    WILLIAMS MERCEDES
    35 Sergey SIROTKIN
  • 【F1】 2018年の各セッションのスタート時刻の変更を正式発表

    【F1】 2018年の各セッションのスタート時刻の変更を正式発表

    F1とFIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権の全21戦の各セッションのスタート時刻を発表した。

    2018年のF1世界選手権は昨年から主に2つの変更が施される。まず、これまでF1の決勝レースは0分ちょうどにスタートしていたが、すべてのグランプリで決勝レースは10分後ろ倒しでスタートすることになる。

    いくつかの放送局ではレーススタートと同じ0分ちょうどに放送を開始していたため、スタート前のグランプリの緊張感を伝えることができなかった。(日本のフジテレビNEXTは30分前から放送している)

    10分後ろ倒しにすることにより、テレビ視聴者はチームやドライバーの表情やシグナルが消える直前の光景をフルに楽しめるようになる。また、放送局によってはCMを挟むことが可能になる。

    2つ目の変更は、ヨーロッパとブラジルのレース週末のスケジュールが変更。F1によると、調査の結果“より広いテレビ視聴者は特に夏季は午後の遅くに視聴可能になる”ことが示唆されたという。

    その結果、ヨーロッパとブラジルの各レース週末の全セッションは1時間後ろ倒しのスケジュールに変更されることが決定した。

    また、F1フランスGPに関しては、サッカーのワールドカップの試合との衝突を避けるために各セッションが微調整されている。

    2018年のF1世界選手権 セッションスケジュール

    グランプリ 金曜日 土曜日 日曜日
    FP1 FP2 FP3 予選 決勝 日没
    オーストラリア 12:00-13:30 16:00-17:30 14:00-15:00 17:00-18:00 16:10 19:24
    バーレーン 14:00-15:30 18:00-19:30 15:00-16-00 18:00-19:00 18:10 17:57
    中国 10:00-11:30 14:00-15:30 11:00-12:00 14:00-15:00 14:10 18:22
    アゼルバイジャン 13:00-14:30 17:00-18:30 14:00-15:00 17:00-18:00 16:10 19:33
    スペイン 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 21:01
    モナコ* 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 21:00
    カナダ 10:00-11:30 14:00-15:30 11:00-12:00 14:00-15:00 14:10 20:42
    フランス 12:00-13:30 16:00-17:30 13:00-14:00 16:00-17:00 16:10 21:22
    オーストリア 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 20:57
    イギリス 10:00-11:30 14:00-15:30 11:00-12:00 14:00-15:00 14:10 21:24
    ドイツ 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 20:19
    ハンガリー 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 20:22
    ベルギー 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 20:35
    イタリア 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 19:59
    シンガポール 16:30-18:00 20:30-22:00 18:00-19:00 21:00-22:00 20:10 19:03
    ロシア 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 14:10 18:04
    日本 10:00-11:30 14:00-15:30 12:00-13:00 15:00-16:00 14:10 17:30
    アメリカ 10:00-11:30 14:00-15:30 13:00-14:00 16:00-17:00 13:10 18:53
    メキシコ 10:00-11:30 14:00-15:30 10:00-11:00 13:00-14:00 13:10 18:04
    ブラジル 11:00-12:30 15:00-16:30 12:00-13:00 15:00-16:00 15:10 19:26
    アブダビ 13:00-14:30 17:00-18:30 14:00-15:00 17:00-18:00 17:10 17:33

    *モナコGPは木曜日にフリープラクティスを実施

  • 【F1】 F1ドライバー、2018年から“生体計測グローブ”を着用へ

    【F1】 F1ドライバー、2018年から“生体計測グローブ”を着用へ

    F1ドライバーは、2018年のF1世界選手権から“生体計測グローブ”を着用することになるようだ。

    昨年末、FIA(国際自動車連盟)が重大なクラッシュが発生した際にドライバーの心拍数や血中酸素濃度を計測するために、レーシンググローブの内側に縫い込む厚さ3mmのセンサーを開発していると報じられていた。

    Sport Bild によると、来年まで義務化はされないものの、2018年の導入にむけてグローブの準備が整ったという。

    FIAのセーフティディレクターであるローレン・メキースは「我々は、最先端の技術を用いてメディカルチーム、そして、F1ドライバーを助ける方法を検討していた」とコメント。

    「ドライバーは、安全性を改善するこの動き非常に支持してくれている」

    生体計測グローブがどのように役立つかについてローレン・メキースは「ドライバーが動いているのか、呼吸しているのかがわからない場合、かなり異なる意思決定をしてしまう可能性がある」と説明。

    「例えば、ドライバーにアクセスするためにクルマを素早く動かくべきか?それとももっと慎重に回復を実施しなければならないか?といったことが挙げられる」

  • F1オランダGPが復活に前進、FIA代表団がTTサーキット・アッセンを視察

    F1オランダGPが復活に前進、FIA代表団がTTサーキット・アッセンを視察

    F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングが、先週オランダのTTサーキット・アッセンを視察。F1オランダGPが1985年以来となるカレンダー復帰にむけて一歩前進を果たした。

    オランダでは1985年にザントフォールトでグランプリが開催されて以降、F1カレンダーからは遠ざかっている。しかし、近年ではオランダ出身のマックス・フェルスタッペンが活躍。オランダだけでなく、世界中に新しい世代のF1ファンを集めている。

    先週金曜日、FIAはF1レーシングディレクターのチャーリー・ホワイティングをTTサーキット・アッセンに派遣。F1を開催するために必要なグレード1ライセンスを取得するためにはいくつかの調整とアップグレードが必要な判断が下された。

    チャーリー・ホワイティングは、縁石、クラッシュバリアの変更、Tecproのセーフティバリアの導入、トラックレイアウトのいくつかの変更を指摘した。

    TTサーキット・アッセンは、コンピュタシミュレーションで独自に評価を続けており、F1オランダGPの復活に一歩近づいた。

    「我々はまだそのレベルにいないが、ホワイティングからサーキット、現代の設備、メンテナンス状態についてかなりポジティブな評価を聞けたことは嬉しいことだ」とTTサーキット・アッセンのアルジャン・ボス会長は De Telegraaf にコメント。

    「我々は3年以内にオランダにグランプリを戻すことを望んでいるとずっと言ってきた。現時点でその可能性は五分五分だと思っている」

    アルジャン・ボスによると、サーキットと設備をF1レベルにはアップグレードするには約200万ユーロ(約2億7000万円)の費用がかかるという。

    またF1オランダGPの開催にはプロモーターが必要となるが、アルジャン・ボスはオランダ国内外からこのプロジェクトに関心が寄せられていると述べた。

    全長4555mmのTTサーキット・アッセンは、MotoGPのオランダGPを1949年の第1回大会から開催しており今年で70回目を迎える。昨年は3日間で16万1000人がMotoGPの観戦に訪れた。

  • 【F1】 FIA技術代表 「テクノロジーとエンターテインメントは共存できる」

    【F1】 FIA技術代表 「テクノロジーとエンターテインメントは共存できる」

    FIAでテクニカルディレクターを務めるジル・シモンは、F1は適切なバランスを達成することができれば、洗練されたテクノロジーとエンターテインメントが互いを打つ消し合うことはないと考えている。

    過去にルノー、フェラーリ、ホンダでF1に関わってきたジル・シモンは、昨年9月にFIA(国際自動車連盟)の技術責任者に任命された。現在、F1は2021年以降のエンジンレギュレーションを策定しており、エンジンサプライヤーの新規参入を目指してパワーユニットの単純化を目指している。

    ジル・シモンは、F1はショーを改善する必要があることを認識しているが、テクノロジーとエンターテインメントは競争できると主張する。

    「エンターテインメントとテクノロジーが互いに抵抗するとは思わない」とジル・シモンは Racecar Engineering にコメント。

    「我々のチャンピオンシップのプロモーターは、最後の瞬間まで面白く、スペクタクルで、良いショーを提供したいと思っている。それがファンの心を掴む最善の方法であり、一般的に全てのスポーツ、全てのエンターテインメントにおいて大切なことだ」

    「モータースポーツで特有なのはそこにモーターがあることだ。すでにテクノロジーがそこにある。ファンの興味の一部はクルマに関することだ。戦いだけでなく、クルマの美しさも重要だ」

    「スペクタクルで速いクルマであることが重要であり、どんな種類のレースを観るものであっても、クルマのエンジニアリングは重要だ。それがクルマを速くする理由であるし、そのように行動する理由だ。ショーの一部はテクノロジーによるものだ」

    「テクノロジーとエンタテインメントの間に敵対はないし、とにかく各チャンピオンシップでバランスが取れる必要がある。コストを許容可能な範囲にとどめる必要がある。この問題はおそらくモータースポーツの各フォーミュラの持続可能なモデルを持つことであり、F1、耐久、GTやツーリングカーでどのような予算が当てはまるかを理解することだ。その範囲内でテクノロジーを特定していく必要がある」

    しかし、ジル・シモンは、F1は自動車業界や市販車との関連性を維持しなければならないと主張する。

    「6月にガソリンエンジンの会議に出席し、他の人々と議論を交わした。少なくとも2つの大手OEMが排気ガスのエネルギー回生に関するプログラムを開始していることがわかった。彼らはそれがポテンシャルのあるソリーションであることをわかっているからだ」

    「彼らはそれを研究するために予算を得ることができなかった。彼らが『F1で使うシステムだ』と言うと、すぐに予算を得ることができた」

    「最先端であることの効果は常にそうだったし、それは我々の産業とスポーツにとって依然として重要なことだと考えている」

    「テクニカルレギュレーションという側面で我々にとって難しい問題は、コストとその価格に見合う最大限のテクノロジーとのバランスを見つけることだ。我々はいくつかの困難に直面しているが、妥協点を見つけなければならない。問題はシンプルなものだ。適切なバランスを見つけるというね。それは難しいことであり、異なる意見もあるが、我々は合理的かつ正しい方向性を見つけるためにそれを議論していかなければならない」

    「我々のアプローチは『これがレギュレーションだ』と言うのではなく、むしろ利害関係者とじっくり話し合うことだ」

  • フェラーリ、F1レギュレーション変更への拒否権を喪失する可能性

    フェラーリ、F1レギュレーション変更への拒否権を喪失する可能性

    FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、フェラーリが有するF1レギュレーション変更に対する拒否権を廃止すべきかどうかを熟考している。

    1950年にF1世界選手権が始まってから唯一の参戦を続け、最も多くの成功を収めているチームであるフェラーリは、F1で特権的なステータスと巨大な権力を持っている。

    フェラーリには長期参戦のプレミアムボーナスが与えられており、この10年はタイトルから遠ざかっているが、毎年の分配金は全チームのなかで最も多額となっている。

    それだけでなく、特定の条件下ではあるが、F1レギュレーション変更への拒否権を持っている。FIAは、2005年にF1のライバルシリーズ立ち上げの動きがあった際にフェラーリと協定を結び、正式にレギュレーション変更に関する拒否権を与えた。

    だが、フェラーリの拒否権の歴史はエンツォ・フェラーリ時代にまでさかのぼる。他がV8エンジンを搭載していた時代にV12エンジンを搭載したマシンで参戦したエンツォ・フェラーリは、他がフェラーリのエンジンを禁止にすることを防ぐために、変更に反対する権利を要求した。

    元フェラーリのチーム代表を務めたジャン・トッドは、フェラーリの拒否権の強さを十分に承知している。

    「フェラーリは何十年もこの拒否権と呼ばれるものを有している」とジャン・トッドはコメント。

    「協定の更新について話し合うとき、それは議論される事柄のひとつだ」

    フェラーリが最後に拒否権を行使したのは2015年。カスタマーエンジンの価格に制限を設ける計画を阻止している。

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネは、F1の勢力を均等化しようとする動きに強い反発を示しており、F1撤退をも辞さないという強硬な姿勢をみせている。そのため、FIAとマニュファクチャラーによる今後の議論のなかで、ジャン・トッドとセルジオ・マルキオンネの間で活発な討論が繰り広げられる可能性が高い。

    しかし、ジャン・トッドは、フェラーリだけでなく、他のチームであっても、F1に背を向けるものを理解する意思はないと語る。

    「私がメルセデスやフェラーリが出ていくことを恐れているか? それは彼らの選択だ」とジャン・トッドはコメント。

    「我々は誰も去ることを望んでいない。それは確かだ。だが、もちろん、フェラーリは主張的なブランドのひとつだ。創立以来、全てのF1世界選手権に参加してきた会社であり、チームだ」

    「なので、私はフェラーリが離れるのを見たくはない。フェラーリにとってF1を離れることが良いことかどうかはわからない。レースと市販車の組み合わせのあるユニークなブランドだからんだ」

    「フェラーリにとってもF1にいないことは痛手だと思う。だが、それはもはや私の責任ではない」

  • マーティン・ウィットマーシュ、FIAの臨時コンサルタントとしてF1復帰

    マーティン・ウィットマーシュ、FIAの臨時コンサルタントとしてF1復帰

    元マクラーレンのF1チーム代表マーティン・ウィットマーシュが、FIA(国際自動車連盟)の臨時コンサルタントとしてF1の現場に復帰することになった。

    マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンでチーム代表としての5年間を含めて24年間仕事をしてきたが、チーム低迷の責任を問われる形で2014年に辞任。その後は、ランドローバー BAR アメリカズカップのヨットレーシングチームのCEOを務めてきた。

    最近ではフォーミュラEの新たな機関“グローバル・アドバイザリー・ボード”のメンバーとして同シリーズに参画していた。この機関は4度のF1ワールドチャンピオンで、ルノーF1チームのアンバサダー、ルノー e.damsの共同オーナーでもあるアラン・プロストが率いている。

    そして、このたび、マーティン・ウィットマーシュは、予算キャップを含め、F1のコスト管理ルールを導入する手助けをするためにFIAと協力することになった。

    マーティン・ウィットマーシュは、2010年から2012年までFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)の会長を務め、F1のコスト管理を扱ってきた。その間、FOTAはチーム間のリソース・リストリクション・アグリーメント(RRA)を締結している。RRAは、コスト削減を目的に合意されたものだったが、その後チーム間の争いに発展してFOTAの崩壊へとつながった。

    FIAのF1コミュニケーション責任者を務めるマッテオ・ボンチアーニは「ウィットマーシュは、FIA F1世界選手権の公平で持続可能な競争のための財政規則の定義を支援するために、臨時でFIAと協力してほしいという招待を受け入れてくれた」と述べた。

    マーティン・ウィットマーシュの任命と役割については、18日(木)にロンドンで開催されるFIAとF1ストラテジーグループの会議に続いて明らかにされるとみられている。

    前回、F1が予算キャップを設定しようとしていた2013年、マーティン・ウィットマーシュはそのようなシステムは全チームがそれを受け入れ、不公平な利益を得るために機会を利用しようとしない場合にのみ機能すると述べていた。

    「予算キャップを導入したいのであれば、それを実現する方法はある。だが、機会主義的であったり、それを頓挫させようとする少数派は常にいるものだ」と当時マーティン・ウィットマーシュは語っている。

    「常に“持っている”者と“持っていない”者がおり、問題は“持っている”者がそれに対処することを望まないことだ。予見できない結果や変化をきめ細やかにバランスがとれた状況で実現するのはとても簡単なことだ。私はそれは可能だと思っている。だが、そこには十分な意思がなければならない・・・」

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、FIAと協力して今後数年で何らかのカタチでコスト管理を導入したいと考えているのは明らかだ。

    昨年、予算キャップのコンセプトがチームに概説され、さらに数週間にわたって個別の会議が行われている。

    FIAとリバティメディアは18日(木)のF1ストラテジーグループの会議で、2021年のF1エンジン計画を含めた将来のルールについて議論する予定となっている。

  • 【F1】 FIA、HaloのサプライヤーとしてCP Tech社を承認

    【F1】 FIA、HaloのサプライヤーとしてCP Tech社を承認

    FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権で導入されるコックピット保護デバイス『Halo』の最初のサプライヤーを承認した。

    オランダのNedschroefグループが所有する『CP Tech』は、FIAから第一号としてHaloを製造することを承認された。CP Techは、同社の製造するHaloが「FIA規格で規定された厳格な要件を達成した」と述べた。

    CP Techのマネージングディレクターを務めるトーマス・ケーシーは、同社の有する“チタンと追加素材の複雑な機械加工の専門知識”によって選ばれたし、「モータースポーツ事業における25年以上の経験を誇りに思うことができる輝かしいプロジェクトだ」と付け加えた。

    Haloは、225kphまでのインパクトスピードでドライバーをデブリやホイールなど逸らすように設計されている。2011年から開発が進められ、すでに最初のサンプルがチームに提供されている。

    Haloは、フォーミュラ2でも今シーズンから必須となり、フォーミュラEでも2018/19シーズンから導入が予定されている。FIAは最終的に2020年までに大部分のオープンホイールの選手権にHaloの導入を目指している。

    Haloは、3社がFIAから生産する権利を与えられることになり、チームは3社から調達先を決定し、入荷数を決定。価格は201万円~とされている。

    関連:【動画】 2018年F1マシンの主な変更点

  • FIA会長 「F1のコスト削減は予算キャップだけに頼ってはいけない」

    FIA会長 「F1のコスト削減は予算キャップだけに頼ってはいけない」

    FIA会長のジャン・トッドは、F1はコスト削減の答えとして予算キャップだけに頼ってはいけない語る。

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、将来の重要な変更としてチームの支出を制限することを挙げている。

    しかし、ジャン・トッドは、F1をより安価にする他のレギュレーションと組み合わせなければ、予算キャップのコンセプトは失敗する可能性があると語る。

    「我々はしばらくの間、コスト管理/コスト上限について話し合ってきた。それは良い動きであると信じている。だが、それは組み合わせでなければならないと思う」

    「我々は実際のコストにいくつら影響を与えるレギュレーションを作る必要がある。予算キャップを作りますと言うだけでは、うまくいかないと思う。これまで、どんな試みもうまくいかなかった」

    「それを達成するためにはより洗練されたものに合意得る必要がある」

    F1のコマーシャル責任者は、予算キャップの詳細を煮詰めるためにこの冬にF1チームと個別に議論することになっている。

    しかし、F1チームはコストについて何らかのことを実施する必要があることを認識しているが、コスト上限を定めることが有効かどうかについては懐疑的である。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、それを取り締まる方法に確信を持っておらず、それが過去に予算キャップの導入に失敗した理由のひとつだと考えている。

    クリスチャン・ホーナーもジャン・トッドと同じく、予算キャップ自体はあまり精査の対象にならない場合は、コストを制限するために他のルールを整えることが不可欠だと語る。

    「私はそれほど予算キャップのファンではない。全員の企業構造は異なっており、どのように取り締まることができるかについて懐疑的だからだ」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「上流のコストドライバーに対処できるように完全に協力しなければならない。なぜなら、コストはレギュレーションによって発生するかただ。レギュレーションが我々が費やす金額を決定する」

    「なので、根本的な原因に対処しなければならない。そうすれば、予算に上限を設けることにそれほど敏感ではなくなる」

    「キャップに全力を注いだ場合、ダムに圧力がかかりすぎる」

  • アストンマーティン、次世代F1の“グローバルエンジン”構想を支持

    アストンマーティン、次世代F1の“グローバルエンジン”構想を支持

    アストンマーティンのCEOを務めるアンディ・パーマーは、FIA会長のジャン・トッドが提唱するF1エンジンを他のモータスポーツと共通化するという“グローバルエンジン”構造は理にかなっていると考えている。

    ジャン・トッドは、エンジンコストを大幅に下げる可能性のあるアイデアとして、様々なチャンピオンシップに合わせて調整・適応することができるベーシックなグローバルユニットの構想を示した。

    だが、このアイデアの実用性に対しては、様々なシリーズのオーガナイザーが懐疑的な見方を示している。

    今シーズンからレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めるアストンマーティンは、新しいF1エンジンレギュレーションが導入される2021年にエンジンメーカーとしてF1に参入する可能性を検討している。

    「二つのことがある」とアンディ・パーマーはコメント。

    「一つは、単なるマーケティング的な役割ではなく、エンジンを製造することをビジネス化できる人も出てくるだろう。もう一つは、それはドライバーに重点を置くことになる」

    F3やF2のようなジュニアカテゴリーから、インディカー、WECのLMP1クラス、F1まで、全てのインターナショナルカテゴリーは、特定のエンジンルールによって統治されている。

    だが、最近のフェラーリのF1エンジンの標準化への反発とF1撤退の脅威を考えれば、リバティメディアがシャン・トッドのアイデアを支持することはないだろう。