カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • F1:2020年の序盤8戦の日程を正式決定。7月5日にオーストリアで再開

    F1:2020年の序盤8戦の日程を正式決定。7月5日にオーストリアで再開

    F1は、2020年のF1世界選手権が7月5日にオーストリアで再開することを発表。新しいカレンダーの序盤8戦の詳細を明らかにした。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によってレースが中断された後、F1チームとFIA(国際自動車連盟)はシーズンを安全に開始するための計画に取り組んできた。そして、6月2日(火)、F1の最高経営責任者チェイス・キャリーが、レースの改訂版カレンダーの序盤8戦を概説した。

    2020年のF1世界選手権は7月5日にレッドブル・リンクでのオーストリアGPで開幕し、1週間の7月12日に同じサーキットで第2戦が行われる。7月19日には第3戦ハンガリーGPが開催され、最初の3連戦が行われる。

    1週間のブレークを経て、シルバーストンで2週連続でレースを開催。8月9日のF1イギリスGPは“70th Anniversary Grand Prix”と題される。8月16日にはスペインGPが開催され、2回目の3連戦が行われる。

    1週間のブレークを経て、ベルギーGP、イタリアGPが2週連続で開催される。すべてのレースはサポートレースとしてF2とF3が開催される。

    新型コロナウイルスの状況は世界的に進行しており、F1は今後数週間でより広範囲のカレンダーの詳細を最終決定し、12月にシーズンが終了する合計15~18戦の世界選手権を予定している。

    最初の8戦は無観客の“クローズドイベント”として開催されることになるが、その後のレースではファンが参加できる“オープンイベント”として開催されることが期待されている。

    2020年F1カレンダー:最初の8戦の日程

    Date Race Venue
    7月3日~5日 Formula 1 Rolex Grosser Preis von Osterreich レッドブル・リンク/オーストリア
    7月10日~12日 Formula 1 Pirelli Grosser Preis der Steiermark レッドブル・リンク/オーストリア
    7月17日~19日 Formula 1 Aramco Magyar Nagydij ハンガロリンク/ハンガリー
    7月31日~8月2日 Formula 1 Pirelli British Grand Prix シルバーストン/イギリス
    8月7日~9日 Emirates Formula 1 70th Anniversary Grand Prix シルバーストン/イギリス
    8月14日~16日 Formula 1 Aramco Gran Premio de Espana カタロニア/スペイン
    8月28日~30日 Formula 1 Rolex Belgian Grand Prix スパ・フランコルシャン/ベルギーー
    9月4日~6日 Formula 1 Gran Premio Heineken d’Italia モンツァ/イタリア

    F1にとって関係者全員の健康と安全が引き続き最優先事項であり、F1とFIAは厳格な手順を採用し、レースが最高レベルの安全性を維持することを保証するための計画を立てている。

    新型コロナウイルスの感染率を最小限に抑えるため、各チームは各グランプリに同行させる人数を80名に制限される。サーキットではソーシャルディスタンスが保たれる。

    F1関係者は、レースに向かう前に新型コロナウイルス検査を受け、到着後も定期的に検査が実施される。また、一般の人との接触を制限するため、チャーター機で移動するとともに、サーキットから車で移動できる距離にある貸し切りのホテルに宿泊する。レース運営に重要なマーシャルも感染率を最小限にするために小規模のグループで活動する。

    F1の会長兼CEOであるチェイス・キャリーは「過去数週間、我々は可能な限り安全にレースを再開できるように、2020年カレンダーの改訂に向けて、全てのパートナー、FIAおよびチームと精力的に協力してきた」とコメント。

    「本日、序盤8戦のカレンダーを公表できることを嬉しく思う。今後数週間で完全版のカレンダーを公開できることを楽しみにしている」

    「すべてのプロモーターとパートナーのF1へのサポートと継続的な取り組みに感謝したい。現在、現時点で今シーズンはレース会場にファンの姿のない状態で進めていくことになると予想しており、この先数カ月を通して、安全が確保できるようになった際にはファンを迎えられる状況になることを願っているが、F1の復活は世界中のスポーツファンに歓迎されると信じている」

  • トヨタ、FIA主催のオークションに2009年F1マシン『TF109』を出品

    トヨタ、FIA主催のオークションに2009年F1マシン『TF109』を出品

    FIA(国際自動車連盟)は、新型コロナウイルスのためのオンラインチャリティオークションを開催。目玉アイテムとしてトヨタの2019年F1マシン『TF109』が出品される。

    #RaceAgainstCovid オークションは、RMサザビーズが主催し、国際赤十字および赤新月社の国際連合の支援により開催される、FIAはすでに同組織に100万ユーロを寄付している。

    オークションにはF1チームとドライバーが出品。トヨタは、2009年初めにヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックによってテストされたシャーシTF109-01を寄付。トヨタ TF109は5つの表彰台とポールポジションを獲得し、コンストラクターズ選手権5位を獲得した。

    だが、その年をもってトヨタはF1から撤退。2010年のプロトタイプは完成していたが、レースで走ることはなかった。

    その後、TF109-01はピレリタイヤテストカーになり、ニック・ハイドフェルド、ペドロ・デ・ラ・ロサ、ルーカス・ディ・グラッシ、ロマン・グロージャンによって運転された。マシンは、ピレリの黒いカラーリングのままでエンジンとギアボックスを完備している。

    その他の目玉アイテムには、デイモン・ヒルから寄贈された1995年のF1オーストラリアGPで優勝した際のヘルメットとオーバーオール、および複数のル・マン優勝者であるトム・クリステンセンが、2014年にインテルラゴスでアウディで最後のWECレースで使用したオーバーオールなどがある。

    フェラーリF1は、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールがレースで優勝した2019年オーバーオール、マラネロのシミュレーターで1日を過ごす機会を提供する。メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのスーツやその他のアイテムを提供した。今後さらに多くのものが発表される

    「健康危機が始まって以来、FIAとモータースポーツコミュニティ全体は、#RaceAgainstCovidなどの多くのイニシアチブを通じてパンデミックとの闘いに取り組んできた」とFIA会長のジャントッドは述べた。

    「今日、我々が強さと団結を示す機会がある。国際赤十字国際連盟と赤新月社のCOVID-19パンデミックに対する世界的な対応のために、FIAとRMサザビーズの協力に心から歓迎する」

    「すべてのドライバーとチームの貢献、FIA基金からの多大な寄付に感謝している。このオークションを成功させるために、モータースポーツファミリーの一人ひとりに参加するようお願いする」

    オークションは6月15日にrmsothebys.comで始まり、6月22日に終了する。

  • F1:同サーキット2連戦の片方でリバースグリッド式の予選レースを検討

    F1:同サーキット2連戦の片方でリバースグリッド式の予選レースを検討

    F1は、オーストリアとシルバーストンで計画されているダブルヘッダーレースを利用して、どちらかのレース週末で通常の予選に代えてリバースグリッド式の予選レースを試すというアイデアについて話し合っている。

    2020年のF1世界選手権は、7月5日にレッドブル・リンクで再開する予定であり、翌週の12日にも同サーキットでレースを行うことが計画されている。同じようにシルバーストンで開催されるF1イギリスGPも8月2日と9日のダブルヘッダーが計画されている。

    リバティ・メディア、F1チーム、およびFIA(国際自動車連盟)は、それらのダブルヘッダーレースを利用して、同じサーキットで開催される1つの週末の予選でリバースグリッド方式のスプリントレースを実施するというアイデアについて話し合った。

    このアイデアは、以前にF1のマネージングディレクターであるロス・ブラウンによって提案されていた。ドライバーはチャンピオンシップの逆の順番でグリッドに並び、日曜日の決勝のグリッドを決定するというもの。だが、昨年末に2つのチームがこの案に反対票を投じ、2020年に実施するための承認は得られなかった。

    だが、新型コロナウイルスによる多数のレースの中止によって、同じサーキットでレースを開催するという計画が立てられたことで、このアイデアが再浮上。1つの週末は通常の3つのセグメントで構成される予選を実施することで、直接の比較が可能となる。

    しかし、このようなレギュレーション変更は、チャンピオンシップに影響を与えるため、10チームからの満場一致の合意が必要になる。メルセデスはこのアイデアに強く反対しているとされ、他チームも態度を保留している。

    このようなハイディキャップシステムはF1のDNSに反しているとの意見もあり、F1が懸命にコストの削減を目指しているこの時期に、レースの結果を変える可能性のあるアイデアは逆に経済的な影響が懸念される。

    最近、FIAは国際スポーツコードにセーフガード条項を導入した。これは、新型コロナウイルス危機の影響により、“例外的な状況”で大多数の参加者の同意のみで規制の変更が可能であると述べている。だが、このような競技自体の意味合いを変える変更には正当化されないと考えられている。

  • FIA、予算上限の引き下げを含む2021年のF1レギュレーション変更を承認

    FIA、予算上限の引き下げを含む2021年のF1レギュレーション変更を承認

    FIA世界モータースポーツ評議会は、F1世界選手権における2021年からの予算上限の引き下げを含めた、競技規則、技術規則、財政規則の変更案を承認した。

    F1チームは、新型コロナウイルスの世界的大流行によって予想される影響からシリーズを保護するために、レギュレーション変更にいてF1およびFIA(国際自動車連盟)と協議を続けてきた。

    2021年の最大の変更点の1つは、コスト削減の予算上限の導入となる。先週のF1チームの承認を受けた後、5月27日(水)に世界モータースポーツ評議会によるe投票により青信号が出された。

    予算上限は、2021年に1シーズンあたり1億7,500万ドルから1億4,500万ドルに引き下げられ、2022年には1億4,000万ドルに削減された後、21戦のシーズンを基本に、2023年〜2025年の間で1億3,500万ドルまで引き下げられる。

    2020年と2021年に予定されているシャシーのフリーズと連携して、F1チームは新しいトークンシステムを介して実行できるアップグレードの数も制限される。

    また、シーズンごとのF1パワーユニットのアップグレードにも新たに制限が設けられ、2021年にドライバーが使用できる排気システムの数も制限される。

    さらに2021年の潜在的なダウンフォース増加を減らすために、リアタイヤの前のフロアデザインに関連する技術規制にも変更が加えられた。

    F1マシンの最小重量も2021年に増加し、746kgから749kgに増加する。

    空力開発のための新しいハンディキャップシステムも2021年に導入され、コンストラクターズの上位チームの風洞時間を短縮するスライディングスケール運用される。これは、コスト削減を目指して、2020年から有効な空力開発テストとF1パワーユニットのベンチテストの全体的な削減に続くものとなる。

    現状ではその内容については明確には伝えられていないが、コンストラクターズチャンピオンは割り当ての90%となり、順位ごとに2.5%が増加し、最下位のチーム、および新チームは112.5%を使用できる。将来的にこれらの数値はそれぞれ70%と115%にシフトするとされている。

    レギュレーションは、“オープン”および“クローズド”のイベントを定義するように更新された。後者は、新型コロナウイルスパンデミックの結果として無観客でのレースイベントとなる。

    クローズドイベントでは、レースごとにF1チームスタッフが80人に制限され、そのうち60人だけが車両の操作に関連付けられる。

    2020年のタイヤ関連の規制も更新され、ピレリの新しいタイヤ仕様の承認に必要な場合は、フリープラクティス2による追加テストが可能になった。

    FIAは、大規模なチームとカスタマーチームの間での譲渡可能な部品の概念的な価値を定義するために動き、コスト削減策としての実践をサポートし、大小のチーム間の“プロジェクトの切り替え”を防ぐ。

    FIA会長のジャン・トッドは、G1の関係者が変更の承認に関与したことを感謝し、「F1とモータースポーツの持続可能性への大きな前進」と評価した。

  • ジャン・トッド、予算上限決議で「フェラーリF1の拒否権を恐れていない」

    ジャン・トッド、予算上限決議で「フェラーリF1の拒否権を恐れていない」

    FIA会長のジャン・トッドは、フェラーリF1が論争の的となっている「拒否権」を行使して新型コロナウイルス危機と直面しているF1の生き残りへの道を脱線させることを恐れてはいないと語る。

    F1は、新型コロナウイルス危機からF1チームを救うために様々なコスト削減策を講じてきたが、最も論争になっているのは2021年に導入予定の1億7500万ドルの予算上限をさらに引き下げることだ。議論はかなり長引いているが、最終的に投票によって決定する予定となっている。

    ジャン・トッドは、F1とチームを保護するための変化を推し進めるために“緊急に必要となる可能性のある決定”を下すことができる権限を与えられているが、フェラーリF1の歴史的な拒否権はそのまま残っている。

    「私はこのよなデリケートな時期に我々がスポーツのために最善の結果を得ることができるよう、全員が必要な常識を示してくれることを期待しているい」とジャン・トッドはイタリアの Sky Sports に語った。

    「私が関与している限り、フェラーリの潜在的な拒否権を恐れてはいない。私は彼らの歴史とスポーツへの貢献に感謝している。したがって、彼らも私たちに手を貸してくれると確信している」とジャン・トッドは付け加えた。

    また、ジャン・トッドは、2020年にF1から引退する可能性のあるセバスチャン・ベッテルの将来について質問された。

    「おそらく彼は将来的にFIAの良い大統領になるだろう。先のことはわからないがね」とジャン・トッドは微笑んだ。

    セバスチャン・ベッテルの現在の苦境についてジャン・トッドは「我々はもっと楽観的でなければならない」

    「セバスチャンはモーターレースの素晴らしい才能の一人だ。2020年以降はフェラーリでドライブしないことが発表されているが、他にも多くのチャンスがある」

    「彼を起用できるチームは非常に幸運だ」

  • 元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼーモロ、FIA会長選への出馬を否定

    元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼーモロ、FIA会長選への出馬を否定

    元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは、次期FIA(国際自動車連盟)会長の選挙に出馬するとの噂を否定した。

    現在、FIA会長を務めるジャン・トッドは、2021年末で最大3期となるの会長職の3期目の4年間の任期を終えることになる。それを受け、元F1最高経営責任者のバーニー・エクレストンの後ろ盾を得て、ルカ・ディ・モンテゼーモロがFIA会長選に出馬する可能性があると報じられた。

    だが、ルカ・ディ・モンテゼーモロは、FIA会長に就任するつもりはないと語った。

    「その仮説は私も目にした」と ルカ・ディ・モンテゼーモロは Formula Passion にコメント。

    「FIAの会長職が、私の目標あるいは可能性のあるリストに含まれることはない」

    他の候補者としては、プロドライブの会長でモータースポーツUKの会長でもあるデビッド・リチャーズ、フォーミュラE代表のアレハンロド・アガグ、および現FIA副会長のモハメド・ビン・スライエムの名前が挙げられている。

    一方、今年は新型コロナウイルスのパンデミックによってほとんどのレースシリーズが開幕を迎えることができていないという異常な状況となっており、“例外措置”としてジャン・トッドに任期を1年延長するとも噂されている。

  • F1世界選手権、70歳の誕生日を迎える

    F1世界選手権、70歳の誕生日を迎える

    F1世界選手権が2020年5月13日で70歳の誕生日を迎えた。

    1949年に世界各国のグランプリからプライオリティの高い数戦を選手権対象レースに指定し、個別レースの成績に応じて与えられる点数の年間合計により年度の優勝者を決める世界選手権構想が固まり、翌1950年からの開催が決まった。当初、選手権タイトルはドライバーのみだったが、1958年からコンストラクターズタイトルが設定された。

    1950年5月13日にF1世界選手権の第1戦としてF1イギリスGPが開催された。F1世界選手権開催を記念して、英王室から当時の国王ジョージ6世とエリザベス皇后、マーガレット王女の計3人が観覧に訪れた。

    結果は、アルファロメオのティーポ158に搭乗したこの年の王者でもあるジュゼッペ・ファリーナが1分50秒8で獲得した予選1位から勝利を収め、記念すべきF1初レースの優勝者として名前を残している。2位は同じくアルファロメオのルイジ・ファジオーリ、3位にはこれまたアルファロメオのレグ・パーネルが入賞し、1位から3位までが全てアルファロメオのティーポ158が占めた。

    それから70年。ここまで世界選手権として1018のレースが開催され、108人のレースウィナー、32人のドライバーズチャンピオンが誕生した。


    各F1チームはF1の70歳の誕生日を記念した画像をSNSに投稿した。

    メルセデス
    メルセデスAMG F1
    フェラーリ
    フェラーリF1
    レッドブル・ホンダ
    レッドブル・ホンダF1
    マクラーレン
    マクラーレン
    ルノー
    ルノーF1
    アルファタウリ・ホンダ
    アルファタウリ・ホンダF1
    レーシング・ポイント
    レーシング・ポイントF1チーム
    アルファロメオ・レーシング
    アルファロメオ・レーシング
    ハースF1チーム
    ハースF1チーム
    ウィリアムズ
    ウィリアムズF1
    FIA
    FIA(国際自動車連盟)
    シルバーストン
    シルバーストン・サーキット
  • F1関連:FIA、旗色を表示するレインライトシステムを含む安全提案を発表

    F1関連:FIA、旗色を表示するレインライトシステムを含む安全提案を発表

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    IA(国際自動車連盟は)、2019年に発生した重大かつ致命的な28のモータースポーツ事故の調査を実施し、一連の安全勧告を公開した。

    この調査には、昨年夏のF2でのスパ・フランコルシャン大会におけるアントワーニ・ユベールが命を落とし、ファン・マヌセル・コレアが重要を負った悲惨な事故の分析も含まれている。

    FIAの提案した1つには、F1を含めたサーキットレースに関連するすべてのマシンに必須となっているマシン後部のレインライトで使用する色数を増やすことで、サーキットのステータスを反映し、ドライバーにレースコントロールによって示される旗の視認性を向上させるというものがある。

    例えば、レースが黄旗状態になった場合、レインライトは黄色に変わる。また、先行ドライバーが黄旗区間に入るときに減速を促す警告を示すこともできるとしている。

    FIAは「さらなるテストと調査が必要だが、レインライトの使用方法を調整することで、ドライバーへの通知時間を短縮し、通知の信頼性を向上させ、黄旗が提示された際に、ドライバーが適切反応をすることができるようにする」と声明で述べた。

    また、FIAは“インシデント発生後の協調したマシンのパワー減少や出力転換”を通じて、マシンをまとめて減速させる自動システムの使用を検討している。

    昨年のスパでのアントワーヌ・ユベールの致命的な事故は、ジュリアーノ・アレジが見舞われたパンクよって引き起こされた一連のイベントの最終な結果だった。したがって、FIAは、リアルタイムのタイヤ空気圧監視の改善に安全対策の一部を集中させた。

    このシステムは「パンクの結果としてマシンのコントロールが失われる可能性を軽減するため、タイヤの状態に関する情報、特にタイヤの現在の内圧に関する情報をドライバーに提供し、コントロールの喪失を回避するためにドライバーがより早く適切に速度を調整するためのより大きな機会を提供”できるように配備されるように設定される」ものになるという。
    今回のFIAの推奨事項の中心にあるのは、シングルシーターターマシンのサバイバルセルに適用されるより厳しい衝突試験であり、その前面と側面に関する構造の総エネルギー吸収能力の向上に重点が置かれている。

    「このプロセスはすでにF1、F4、フォーミュラEで進行中であり、F2およびF3のアクションは次のマシンのアップデートに組み込まれる」とFIAは述べた。

    「この研究を補完するものとして、新世代の側面衝突構造の研究を開始した。目標はシングルシータータイプのマシンのエネルギー吸収能力をさらに高めるために高い確率で起こりうるマシン対マシンの衝突でアクティブになる新しい設計となる」

    「正面衝突構造と同様に、サバイバルセルの仕様は互換性を確保するために進化する」

    「フロントウィングの設計、特に典型的なウィング・トゥ・ノーズの取り付け方法に関して位は、完全なフロントウィングアセンブリの損失とこの種の故障に関連する安全上のリスクを軽減するために見直しが計画されている」

    この作業では、次世代のシングルシーターカーに“制御された故障”ポイントを含むフロントウィングの設計を組み込むことができるかどうかも検討される。この場合、フロントウィングの特定の部分だけが外れ、“アセンブリへの負荷、特にノーズマウントの負荷が軽減される”としている。

    ヘッドレストデザインの“保持の堅牢性を高める”ための研究も進行中であり、事故の際に大きなデブリが脱落しないようにする“テザリング”ソリューションが調査されている。

    さらに、サーキットの設計については“滑り止めや高摩擦路面の使用を含め、ランオフエリア内でコントロールを失ったマシンの速度を落とすための新しい、特に追加の効率的な減速ソリューション”が調査される。また、0~20度の低い衝撃角度用に特別に設計されたバリアシステムを含め、バリア衝撃性能を最適化するための実物大の試験を計画している。

  • FIA医師 「今後は新型コロナ感染者が出てもF1レースは中止にならない」

    FIA医師 「今後は新型コロナ感染者が出てもF1レースは中止にならない」

    FIA(国際自動車連盟)の会長職をにある医師ジェラール・サイヤンは、今後のF1レースの現場で新型コロナウイルス感染者が出たとしても、安全対策を適用するためレースを中止する必要はないとの見解を示した。

    現在、F1は7月初旬にオーストリアのレッドブル・リンクで2週連続で無観客レースを行う計画を進めている。レース週末には2日ごとに新型コロナウイルス検査が行われ、感染悪大のリスクを低減する対策が実施される予定となっている。

    2020年の開幕戦オーストラリアGPは、マクラーレンのチームメンバーが新型コロナウイルスに感染したことが判明したことにより、金曜フリー走行1回目の開始予定時刻の2時間前に開催が中止されていた。

    だが、ジェラール・サイヤンは、このシステムによって、検査でパドックのスタッフに新型コロナウイルスへの感染が確認されたとしても、開催中止を回避することができると語る。

    「3月のオーストラリアと比較すれば、状況は変わってきている。今では診断をすぐに確定させるためのテスト手段もあるし、感染者と接触があった人たちを隔離してテストすることができるようになっている」とジェラール・サイヤンは L’Equipe にコメント。

    「もし、そこで新たな感染者が見つかったとしてもF1選手権を中止することにはならないと思う。それは感染した乗客が乗っていたことが分かったから地下鉄を封鎖すると言うようなものだ」

    だが、ジェラール・サイヤンは、当然ながら、サーキットが位置する環境などによって対応の仕方は変わってくるとも認める。

    「サーキットが地方にあれば、都市部にあるものとは違ってくる。オーストリアでの対策は、ドイツやハンガリーとは違ってくるかもしれない。各国には異なる規制があり、サーキットとホテルの状況は隔離ルールに影響を与えることもあるだろう」

    「シンガポールやベトナムでF1をやるときにはまた全てが違ってくる。シンガポール政府はF1関係者がサーキットに入る前に2週間の隔離を求めるだろう」

    「オーストリアでは状況も非常に落ち着いてきており、危機から抜け出しつつある。全てが比較的安全だし、提案された対策が守られている限り、問題はないだろう」

    「恐らく、7月になれば、数分で結果が分かる新たなテストが登場しているだろうし、1000人もの人たちが全ての結果が送られてくるまで待つ必要はなくなるだろう」

    F1は、たとえパドック内部を必要不可欠なチームスタッフのみ制限したとして約2000人が集まることになる。しかし、ジェラール・サイヤンは、F1が規定した安全保護措置と対策が保護的役割を果たすことを確信していると語る。

    「無観客のグランプリであれば、ホスピタリティ施設が不要になる。そのような施設は換気され、密集していないスペースに設営され、数も限定されるだろう」

    「スタッフがサーキットを離れた場合、我々は非常に厳格なルールに基づいた検査を繰り返し実施する。地元当局とWHOが決定した頻度で実施する」

    「我々は法務部門と協力して、任意ではあるが感染者とどれだけの接触があったか、1m以内に近づいていたかを判断できるアプリを開発している」

  • 元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼーモロ、次期FIA会長候補に浮上

    元フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼーモロ、次期FIA会長候補に浮上

    元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは、次期FIA(国際自動車連盟)会長の後任候補として名前が挙げられている。

    現在、FIA会長を務めるジャン・トッドは、2021年末で最大3期となるの会長職の3期目の4年間の任期を終えることになる。

    イタリアの Autosprint は、ルカ・ディ・モンテゼーモロが、元F1最高経営責任者のバーニー・エクレストンの後押しを受けてFIA会長選に出馬する可能性があると報道。

    他の候補者としては、プロドライブの会長でモータースポーツUKの会長でもあるデビッド・リチャーズ、フォーミュラE代表のアレハンロド・アガグ、および現FIA副会長のモハメド・ビン・スライエムの名雨が挙げられている。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロは、彼の後継者であるセルジオ・マルキオンネとの間の緊張関係が高まり、2014年にフェラーリの会長職を更迭されている。その後はアリタリア-イタリア航空の会長やローマオリンピック招致責任者などを務めていた。

    現在、72歳のルカ・ディ・モンテゼーモロは、現在、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの関係性が取り沙汰されているフェラーリの状況について、ベッテルにはまだフェラーリにもたらせるものがたくさんあると考えている。

    「そうだね、セブはまだ非常に速い」とルカ・ディ・ディモンテゼモーロは語る。

    「彼には多くの経験があり、モチベーションに関して危機的状況にあるとは思わない」

    「彼の存在は、非常に才能のあるルクレールにとっても有用だが、素晴らしいシーズンの後もトップの地位を確証する必要がある」

    「ルクレールにはより大きなプレッシャーがかかるだろう」