カテゴリー: F1マシン

  • 【動画】 アウディ 2026年F1マシンを全チームに先駆けてシェイクダウン

    【動画】 アウディ 2026年F1マシンを全チームに先駆けてシェイクダウン

    アウディは、1月9日(金)にカタルーニャ・サーキットで2026年F1マシンでの極秘テストを実施。初走行は大きなトラブルもなく終了し、エンジンを中心とした基本的なメカニズムは問題なく機能したという。

    2026年F1シーズンが、早くも静かに幕を開けた。最初にコースへ姿を現したのは、グリッドで最も早く動き出したチーム、アウディF1チームだ。

    今回のテストは非公開で行われており、FIAが定める「カメラが入り、一般に公開される場ではチームの識別カラー(リバリー)を使用する」という義務は適用されない。そのため、アウディF1が使用したマシンの外観は極めてシンプルだった。

    車体は完全なブラックで統一され、確認できたロゴはリアウイングに入ったアウディのエンブレムのみ。このマシンは市販イメージとは程遠い、明らかな開発用プロトタイプであり、バーレーンで披露される最終仕様とはほとんど共通点がない“ミュールカー”だ。

    当初は情報流出を防ぐため、厳重な警備体制を敷く計画もあったようだが、今回の走行内容がほぼパワーユニット関連に限定されていることから、セキュリティは最終的に簡素化された。

    走行プログラムでは、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトの2名が担当し、それぞれ約100kmずつ走行。現地にはアウディF1プロジェクトの責任者であるマッティア・ビノットの姿も確認されている。

    また、少人数ながらマーケティングチームも帯同しており、近く公式画像が公開される見込みだ。チーム関係者は全員、アディダスが手がけた黒一色の新ユニフォームを着用。その姿は「バルデベバスでトレーニングするレアル・マドリードの選手のようだ」と冗談交じりに語られるほどだった。

    アウディF1はこうして、2026年F1シーズンへの第一歩を踏み出した。表舞台に出るのはまだ先だが、そのプロジェクトはすでに走り始めている。

  • フェラーリ、2026年F1マシンの名称は「SF-26」に決定

    フェラーリ、2026年F1マシンの名称は「SF-26」に決定

    スクーデリア・フェラーリは、2026年のF1世界選手権に参戦するマシンの名称を「SF-26」とすることを明らかにした。シーズン開幕が近づく中、これまで伏せられてきた新車の正式名称が公表された。

    2025年シーズンのフェラーリは、グランプリ未勝利に終わる厳しい一年を過ごした。大きな注目を集めたルイス・ハミルトンの加入も、結果面では苦戦を強いられ、7度のワールドチャンピオンはF1キャリアで初めて表彰台に一度も上がれないシーズンとなった。

    こうした状況を受け、フェラーリはシーズン序盤から開発の重点を2026年F1マシンへと移していた。2026年はシャシーとパワーユニットの双方で大規模なレギュレーション刷新が予定されており、その影響を見据えた早期の方向転換だった。

    フェラーリは、この判断が将来的に実を結ぶことを期待しており、2008年以来となるチャンピオン獲得への回帰を目標に掲げている。2025年シーズン終了時点では、チーム代表のフレデリック・バスールは新車の名称を明かすことを避けていたが、その秘密はついに明らかになった。

    フェラーリは近年の命名規則を踏襲し、2026年のマシン名を「SF-26」と命名した。「SF」はスクーデリア・フェラーリを意味し、その後に参戦年を示す数字を組み合わせる方式で、この流れは過去4シーズンにわたって継続されている。

    新レギュレーション時代の幕開けとともに投入されるSF-26が、フェラーリにとって再起の象徴となるのか注目が集まる。

  • アウディ 2026年F1マシン「R26」を全チームに先駆け1月9日にシェイクダウン

    アウディ 2026年F1マシン「R26」を全チームに先駆け1月9日にシェイクダウン

    アウディは、2026年F1参戦に向けた重要な節目として、1月9日(金)にバルセロナでF1マシンのシェイクダウンを実施する。ドイツメーカーにとって、実走行での初披露となる。

    新型「R26」はフィルミングデーを実施し、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトがステアリングを握る予定だ。これによりアウディは、アクティブ・エアロダイナミクスを採用したシャシーと、電動出力の比重が高まる新パワーユニットを特徴とする2026年F1新時代において、最初にトラック走行を行うチームになる可能性が高い。

    これは、2026年に向けてザウバーを自社ブランドへ刷新して以降、アウディとしての初走行であり、同時にアウディ初のF1エンジンが実環境で走る初めての機会でもある。

    F1の公式テストは同じサーキットで月末まで行われない予定であり、それを考えると今回のシェイクダウンは異例の早さだと言える。

    フィルミングデー規定と今後のスケジュール
    スポーティング・レギュレーションで「プロモーショナルイベント」として規定されるフィルミングデーでは、走行距離は最大200kmまでと定められており、これはカタロニア・サーキットで最大42周に相当する。R26はデモンストレーション用のピレリタイヤを装着して走行する。これらは公式テストやグランプリで使用されるコンパウンドとは異なる。

    各チームは今季、フィルミングデーを2日間実施することが認められており、ライバル勢も新車のシェイクダウンにこの機会を活用すると見られている。

    アウディ 2026年のF1世界選手権 フォーミュラ1カー

    早期シェイクダウンに込められたビノットの狙い
    この動きは、プロジェクト責任者であるマッティア・ビノットが、プレシーズンを通じた信頼性確保の重要性を強調してきた姿勢を反映している。できるだけ早い段階で走行距離を稼ぎ、初期トラブルを迅速に洗い出して対処することを優先していることを示唆している。

    ビノットは以前、The Raceに対し、12月19日に初めて火入れされたこの仕様のアウディF1エンジンについて、「3月にホモロゲーションされる最終仕様とは距離があるものになる」と述べていた。

    「これは長い旅路のための、しっかりとした基盤を築いたということだ」とビノットは語っている。

    今週初めには、12月のファイアアップ、すなわちエンジンが初めてシャシーに搭載された状態で稼働した瞬間について、ビノット自身が「特別な瞬間」と表現し、チーム代表のジョナサン・ウィートリーも「極めて重要なマイルストーン」と位置付けていた。

    今回のシェイクダウンは、1月20日にベルリンで行われる、正式名称Audi Revolut F1 Teamの正式ローンチに先立つ、もう一つの重要な局面となる。その3日後には、バルセロナで非公開の初回テストが控えている。

  • F1はなぜタイヤ装着で勝敗が決まるのか ピットに隠された決定的瞬間

    F1はなぜタイヤ装着で勝敗が決まるのか ピットに隠された決定的瞬間

    F1の勝敗は、ドライバーの速さやマシン性能だけで決まるわけではない。わずか数秒で行われるピット作業、その中でも「タイヤ装着」は、レースの流れを一変させる決定的な要素となっている。

    空気圧や温度管理、ホイールバランス、交換のタイミング、そして一瞬のミス。走行中には見えないピットの舞台裏で積み重ねられた判断と作業精度が、F1という極限の世界ではそのまま順位となって表れる。なぜF1では、タイヤ装着ひとつで勝敗が決まるのか。その真実はピットの中に隠されている。

    自動車競技の厳しい世界では、あらゆる技術的ディテールが勝敗を分ける要因になり得る。その中でも、タイヤの装着はパフォーマンス、安全性、そしてレース戦略に直接影響する中核的な要素だ。この重要な作業がどのように結果へ影響するのかを理解することで、現代モータースポーツの複雑さがより鮮明に見えてくる。

    競技におけるタイヤ装着の技術的パラメータ
    競技用タイヤの装着は、単にホイールをハブに取り付ける作業ではない。ミリ単位の精度と、数多くの技術的パラメータを完全に把握する高度な作業が求められる。プロフェッショナルチームは、タイヤから最大限の性能を引き出すため、装着のあらゆる要素に多大な時間を費やしている。

    近年では、タイヤの作動状態をリアルタイムで監視できる高度なセンサーの導入により、この分野は大きく進化した。これらのデバイスはレース中のゴムの状態に関する貴重なデータを収集し、戦略を即座に調整するための重要な情報源となっている。

    アルピーヌは、ラジアルタイヤやスリックタイヤの開発で重要な役割を果たし、モータースポーツ史に名を刻んだ。現在のタイヤにはRFIDチップやバーコードが組み込まれ、競技におけるタイヤ配分を正確に管理できるようになっている。このトレーサビリティはレギュレーション遵守と競技の公平性を支えている。

    空気圧と温度 密接に結びつく二つの変数
    空気圧と温度の関係は、競技用タイヤ装着において最も複雑な要素のひとつだ。両者は常に連動して変化し、レース中も刻々と推移する。スタート前、メカニックは走行中の温度上昇を見越して冷間時の空気圧を調整する。この判断には、サーキット特性、天候、ドライバーの走行スタイルに対する深い理解が不可欠となる。

    空気圧が高すぎれば接地面積が減少し、グリップ低下や中央部の摩耗を招く。逆に低すぎる場合、サイドウォールが過度に変形して危険な過熱やショルダー部の早期摩耗を引き起こす。耐久レースでは、タイヤ管理が長期戦略の一部となり、この最適なバランスを見つけることが極めて重要になる。

    最適なハンドリングを支えるホイールバランス
    ホイールバランス調整は見過ごされがちだが、競技では決定的な役割を果たす。バランスの取れていないタイヤは振動を発生させ、シャシー全体に悪影響を及ぼす。これによりハンドリング精度が低下し、部品の異常摩耗やドライバーの疲労を招く。

    プロチームは極めて高精度なバランサーを使用し、わずかな不均衡も見逃さない。ピットストップでは、この作業を瞬時に正確に行う必要があり、スピードと品質の両立が求められる。また、キャンバーやトーといったサスペンションジオメトリの管理も、タイヤ性能を最大化する上で欠かせない要素だ。

    レース条件に応じたタイヤ選択
    タイヤ選択は結果を左右する重要な戦略判断だ。単なるメーカー選びではなく、コース特性や予想されるコンディションを踏まえた総合的な分析が求められる。耐久選手権では使用可能なタイヤ本数が厳格に制限され、6時間レースで18本、8時間で24本、24時間レースでは56本と定められている。この制約が、タイヤ管理を高度な戦略ゲームへと昇華させている。

    スリックとレインタイヤ 戦略の分かれ目
    スリックタイヤは乾燥路面で最大のグリップを発揮するが、路面が濡れると一転して危険な存在になる。一方、レインタイヤは深い溝によって大量の水を排出し、ウェットコンディションでも安定した接地を確保する。

    天候が変化するレースでは、タイヤ交換のタイミングが勝敗を分ける。早すぎても遅すぎても大きなロスにつながり、時にはレース全体を台無しにすることもある。

    路面特性がゴム選択に与える影響
    サーキットごとに路面の粗さや摩耗特性は異なる。新しい滑らかなアスファルトではソフトコンパウンドが有利だが、荒れた路面ではハードタイヤが必要になる。気温や路面温度もタイヤ挙動に大きく影響し、適正な作動ウインドウを外れると性能は大きく低下する。

    チームは過去データとフリー走行で得た情報を組み合わせ、最適なコンパウンドを選定していく。

    タイヤ F1

    ピットストップにおけるタイヤ交換の重要性
    ピットストップでのタイヤ交換は、レースの流れを一変させる瞬間だ。数秒の差がポジションを左右し、時には勝敗を決定づける。トップチームは入念な訓練によって作業を極限まで洗練させ、複雑な工程を確実なルーティンへと昇華させている。

    プロメカニックを支える工具と技術
    高トルクのインパクトレンチ、超高速ジャッキ、タイヤウォーマーなど、使用される機材は高度に専用化されている。これらの装備と、役割分担が徹底されたチームワークによって、数秒で完璧な作業が可能となる。

    ピットストップのタイミングと順位への影響
    ピットで失われた1秒は、そのまま順位低下につながる。耐久レースでは、この差が積み重なり、最終的に周回差となって表れる。シミュレーションとデータ解析によって最適なタイミングを導き出すことが、総合結果を左右する。

    タイヤ装着とその運用は、単なる整備作業ではなく、レース全体の運命を形作る戦略的要素である。細部に宿る差こそが、栄光と敗北を分ける決定打となる。

  • F1チーム、2026年マシン開発でフォーミュラEドライバーを極秘活用

    F1チーム、2026年マシン開発でフォーミュラEドライバーを極秘活用

    2026年F1レギュレーションという大転換期を前に、全11チームは可能な限り最良のマシンを作るため、これまでにない手段を取り始めている。そのひとつが、ライバル選手権のドライバーやエンジニアを開発に関与させるという動きだ。

    2026年のルール変更では、DRSの廃止と、パワーユニットにおける内燃機関と電動出力の50/50分配という、極めてラディカルな設計が導入される。これにより、各チームは未知の領域に踏み込むことになった。

    エンジンと電動化を巡る論争
    新レギュレーションはすでに論争を生んでいる。メルセデスとレッドブルは内燃エンジンの圧縮比に関する抜け穴を見つけ、出力向上を図っているとされ、フェラーリは不利になる可能性があるとして、メルボルンでの抗議を計画している。

    一方で、電動化の比重増大も大きな懸念材料だ。複数のドライバーが、新型マシン、とりわけバッテリー運用に強い不安を示している。レース中のエネルギー管理のため、ストレートでリフト&コーストを強いられる可能性が指摘されており、こうした背景が、F1チームが他カテゴリーに助けを求める理由になっている。

    F1チーム、フォーミュラEの知見をシミュレーターに導入
    ジャーナリストのジョン・ジャクソンは、talkSPORTの番組「On Track」で、F1チームがフォーミュラEのドライバーやエンジニアに強い関心を示し、すでに一部が極秘裏にシミュレーター作業を行っていると明かした。

    「電動コンポーネントの変更と、バッテリー由来エネルギーの増加によって、フォーミュラEの技術には非常に大きな関心が集まっている」とジャクソンは語る。

    同席していた記者ニック・ゴールディングも、F1チームでシミュレーター業務に関わるフォーミュラEドライバーが想像以上に多いと指摘した。

    「よくSNSに写真を投稿しているのがニック・デ・フリースだ。彼はマクラーレンのシミュレーター・ドライバーとして活動している。他にも名前は出せないが、フォーミュラEに参戦しながらF1チームの仕事をしているドライバーはかなりいる。電動化という点で、F1にとってこれは未知への大きな一歩だからだ」

    F1 フォーミュラE

    フォーミュラE側はF1の関心をどう見ているのか
    F1がフォーミュラEに目を向けるのは不思議ではない。完全電動シリーズであるフォーミュラEは、レース中のエネルギー節約と最適配分を競技の根幹としてきた。

    DSペンスキーの責任者フィル・チャールズは、F1からの接触について次のように認めている。

    「彼らが電話してきていないと言ったら嘘になる。エネルギー最適化という話であれば、F1にもすでにハイブリッドシステムはあるが、新ルールの方向性ではエネルギー管理が決定的に重要になる」

    「エネルギーをどう使うかという点で、フォーミュラEとの共通点は多い。正直に言えば、F1にいる友人たちから『君たちがやっていることは、こちらにとって非常に重要だ』と言われたことが何度もある」

    F1とフォーミュラE。両者は異なる哲学を持つが、2026年の大変革を前に、その境界線は静かに、しかし確実に揺らぎ始めている。

  • 2026年F1マシンを先取り “ピットストップ対応”公式ショーカーが公開

    2026年F1マシンを先取り “ピットストップ対応”公式ショーカーが公開

    2026年F1シーズンを前に、新レギュレーションに基づいた“ピットストップ対応”ショーカーが公開された。これは、F1公式ショーカーサプライヤーを務める英国の記念品メーカー、Memento Exclusivesが製作したもので、2026年F1マシンの外観と構造をこれまでにない精度で再現している。

    今回公開されたショーカーは、実車さながらの構造を持つ点が最大の特徴だ。

    本物のカーボンファイバー製コンポーネントを採用し、ピレリの公式タイヤを装着。ステアリングは機能し、4輪は可動式となっている。外観だけでなく、触れて体感できるレベルで2026年F1マシンの姿を提示する存在となっている。

    商業用として初の“ピットストップ対応”仕様
    このショーカーは、商業用途としては初めて“ピットストップ対応”仕様を実現した。フロントウイングとリアのクラッシュ構造は補強されており、フロントおよびリアジャッキを使用した実際のピットストップデモンストレーションが、F1公式イベント以外の場でも可能となっている。ジャックポイントも実車同様の位置と構造を持つ。

    床下のフロアは2分割構造となっており、設置や輸送の柔軟性を高めているほか、クレーンでの吊り上げを想定した隠しトーイングポイントも備える。これにより、大規模イベントや展示会場での取り回しも考慮された設計となっている。

    フォーミュラ1カー

    2026年F1レギュレーションを忠実に反映したディテール
    細部の再現性も徹底されている。ヘイローは新設計となり、壁面展示を想定したマウント機構を採用。リアライトシステムは最新仕様にアップデートされ、排気系にはリアリズムを高めるための熱処理が施されている。さらに、ノーズコーンとフロントウイングはカムロック機構によって迅速かつ確実に脱着可能となっている。

    空力サーフェスは、2026年F1テクニカルレギュレーションを正確に反映した形状で設計されており、F1チームから提供されたCADデータを用いて開発された。視覚的な再現にとどまらず、技術的にも新世代F1マシンの輪郭を忠実になぞっている。

    「これまでで最もエキサイティングな時代」
    Memento Exclusivesの創設者兼CEOであるバリー・ゴフは、2026年レギュレーションと新たなショーカーについて次のように語った。

    「2026年に新レギュレーションが導入され、新チームもグリッドに加わる。このタイミングは、F1に関わる上でこれまでで最もエキサイティングな時代だ」

    「2026年に向けてショーカーに施した数々の革新により、これまでで最も本格的な体験を提供できると約束できる」

    「チームやパートナー、コレクターが、この瞬間を自分のものとして、私たち史上最も革新的なショーカーに触れてくれるのが待ちきれない」

    さらに、これらのショーカーはVIP向けイベントやホスピタリティ、コレクター市場を主なターゲットとしており、パドックの外で体験できる“最も実車に近いF1体験”を目指している。すべての車両は英国本社で製作され、技術的完成度と視覚的インパクトの両立が図られている。

    なお、F1は今年、Memento Exclusivesとの公式パートナーシップを2030年まで延長しており、同社は2019年からF1の公式ショーカーサプライヤーを務めている。今回の“ピットストップ対応”ショーカーは、2026年F1時代の到来を象徴する存在として、ファンに新たな視点を提示することになりそうだ。

    2026年のF1世界選手権 フォーミュラ1カー2026年のF1世界選手権F1 フォーミュラ1カー

  • ハースF1、2026年F1マシン『VF-26』の発表日を混雑回避で1月19日に前倒し

    ハースF1、2026年F1マシン『VF-26』の発表日を混雑回避で1月19日に前倒し

    ハースF1チームは、2026年F1マシン「VF-26」の発表日を当初予定していた1月23日から、4日前倒しの1月19日に変更した。各チームの新車発表が同日に集中する状況を避け、単独で注目を集める時間を確保する狙いだ。

    当初の発表日は、アルピーヌF1チームがすでに新車発表を予定しており、さらにフェラーリF1も同日デビューを発表したことで、カレンダーが一気に過密化。ハースは方針転換を決断した。チーム関係者は「チーム発表の過度な集中を避けるため」と説明している。

    VF-26はデジタル形式で公開
    VF-26の初披露は、近年主流となっているデジタルレンダーと動画によるオンライン発表となる。物理的なローンチイベントは行われないものの、2026年という大規模レギュレーション刷新を前に、チームにとっては極めて重要な節目となる。

    テクニカル面では、ハースは引き続きフェラーリF1製パワーユニットを使用する。これはF1参戦初年度から続く関係で、2026年も維持される。なお、フェラーリの発表日変更も、ハースが前倒しを決める一因となった。

    ハースF1チーム 2026年のF1世界選手権 フォーミュラ1カー

    ドライバー体制とチームの転換点
    ドライバーラインアップは継続され、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンが引き続きステアリングを握る。両者は予定より早く新マシンと対面することになり、2026年F1規則への準備が本格化する。

    また、2026年はハースにとってコース外でも転機の年となる。トヨタとの技術提携が拡大し、タイトルスポンサーに昇格。これまで名称権を持っていた送金サービス企業に代わり、トヨタが前面に立つ体制となる。

    前年のコンストラクターズランキングは8位に終わったが、VF-26と体制強化によって、新時代での前進を目指す。その第一歩は、予定より早い1月19日のデジタル発表で示されることになる。

  • 2026年F1マシン:各チームの新車&リバリー発表スケジュール

    2026年F1マシン:各チームの新車&リバリー発表スケジュール

    2026年のF1世界選手権は、4年間続いたグラウンドエフェクト規則が終了し、完全に新しい技術レギュレーションへ移行する節目の年となる。パワーユニットも大きく刷新され、キャデラックの新規参戦とザウバーのアウディ化により、全11チームが新時代のマシン開発に挑む。

    冬季テストは1月26日から30日までスペイン・バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、その後2月11日から13日、18日から20日にかけてバーレーン・インターナショナル・サーキットで実施される。

    これらのテストを前に、各チームは新車または新リバリーを披露するチームプレゼンテーションを順次開催する。

    1月15日 レッドブル・レーシング/レーシングブルズ
    レッドブル・レーシングとレーシングブルズは、2026年シーズンに向けたチームプレゼンテーションを、アメリカ・ミシガン州デトロイトで合同開催する。

    レッドブル・レーシングではマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーが新リバリーを披露し、姉妹チームであるレーシングブルズではリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが2026年のカラーリングを公開する予定だ。

    この発表の舞台にデトロイトが選ばれたのは偶然ではない。デトロイトはフォードの本拠地であり、レッドブル・パワートレインズがフォードと共同開発を進めている2026年用F1パワーユニットプロジェクトの正式発表も、このイベント内で行われる。

    1月20日 ホンダ
    ホンダは、2026年F1シーズンに向けたパワーユニットを、1月20日に東京で開催される特別イベントで発表する。この発表は、アストンマーティンとのパートナーシップによるF1正式復帰を前に行われる。

    2026年から導入される新たなパワーユニット規則の下で、ホンダはエンジンサプライヤーとしてF1に復帰する。ホンダは2021年末をもってレッドブルとの提携から正式に撤退していたが、その後は方針を事実上修正し、2025年シーズン終了までレッドブル・パワートレインズに対して技術支援を継続してきた。ただし、この期間においても日本の自動車メーカーとしてF1に正式参戦する立場ではなかった。

    新パワーユニットの発表は、2026年1月20日13時(現地時間)に東京で行われる。イベントには、ホンダ代表執行役社長の三部敏宏、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリ、そしてアストンマーティンのエグゼクティブチェアマンであるローレンス・ストロールが登壇する予定となっている。

    1月20日 アウディ
    アウディは2026年からF1に新規参戦するメーカーだが、チームの母体は30年以上F1を戦ってきたザウバーである。

    一方で、F1用パワーユニットを自社開発するのは初の試みとなる。そうした大きな挑戦の第一歩として、アウディは1月20日にドイツ・ベルリンで公式チームプレゼンテーションを開催する。

    この場では、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトがドライブする2026年マシンの新リバリーが初披露される予定となっている。

    1月22日 メルセデス
    メルセデスは1月22日に、2026年型マシン「W17」のレンダリング画像をオンラインで公開する。

    この段階では実車は披露されず、あくまでデザインイメージのみの公開となる。

    実際のマシン発表は2月2日に予定されているシーズンローンチイベントで行われ、ジョージ・ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリ、そしてチーム代表トト・ヴォルフが登壇する。このイベントはオンラインで配信される予定だ。

    1月23日 ハースF1チーム
    ハースF1チームは、スペイン・バルセロナでの最初の冬季テスト開始を目前に控えた1月23日、オンライン形式で2026年シーズンの新リバリーを発表する。

    2026年はトヨタとの協力関係がさらに強化されることから、新しいカラーリングにはトヨタの存在感がより強く反映されると見られている。

    一方で、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンがドライブする新車そのものの公開時期については、現時点では明らかにされていない。

    1月23日 フェラーリ
    フェラーリは1月23日、イタリア・マラネロで2026年型F1マシンを正式に発表する。

    発表後は、フェラーリの専用テストコースであるフィオラノ・サーキットで、恒例のシェイクダウン走行が行われる予定だ。

    ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールがドライブする新車の名称については、チーム代表フレデリック・バスールが「それはローンチの一部であり、当日まで明かさない」と語っており、発表当日まで伏せられる。

    1月23日 アルピーヌ
    アルピーヌも1月23日に2026年シーズン用リバリーを発表する。

    ただし、発表の具体的な場所や形式については現時点で明らかにされていない。

    また、2026年からメルセデス製パワーユニットを初めて搭載する新車については、この時点では公開されず、実車発表は後日あらためて行われる予定となっている。

    2月3日 ウィリアムズ
    ウィリアムズは、2026年型F1マシン「FW48」のリバリーを2月3日に公開する。

    この発表は、バルセロナで行われる最初の冬季テスト終了後、バーレーンテスト前に行われる形となる。

    なお、ウィリアムズはバルセロナテストではファン投票によって選ばれた特別カラーリングを使用することが決まっており、本番リバリーはこの日が初公開となる。

    2月8日 キャデラック
    2026年からF1に参戦するキャデラックF1チームは、他チームとは一線を画す方法でリバリー発表を行う。

    キャデラックは、アメリカ・カリフォルニア州サンタクララで開催されるNFLスーパーボウルのテレビCM枠を購入し、その中で2026年リバリーを世界初公開する。

    セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという経験豊富なドライバーラインアップを擁する新チームにとって、極めて象徴的なデビュー演出となる。

    2月9日 アストンマーティン
    アストンマーティンは2月9日、2026年型F1マシン「AMR26」を正式に発表する。

    発表場所は現時点では明らかにされていないが、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが新車のアンベールを行う予定だ。

    このAMR26は、ホンダ製パワーユニットを搭載する最初のアストンマーティンF1マシンとなり、チームにとって新たな時代の象徴的存在となる。

    F1 自動車 フォーミュラ1カー 2026年のF1世界選手権

    2026年F1 チームプレゼンテーション日程
    ■ 1月15日
    ・レッドブル・レーシング
     発表内容:リバリー
     場所:アメリカ・デトロイト

    ■ 1月15日
    ・レーシングブルズ
     発表内容:リバリー
     場所:アメリカ・デトロイト

    ■ 1月20日
    ・ホンダ
     発表内容:パワーユニット
     場所:日本・東京

    ■ 1月20日
    ・アウディ
     発表内容:リバリー
     場所:ドイツ・ベルリン

    ■ 1月22日
    ・メルセデス
     発表内容:レンダリング公開
     場所:オンライン

    ■ 1月23日
    ・ハースF1チーム
     発表内容:リバリー
     場所:オンライン

    ■ 1月23日
    ・フェラーリ
     発表内容:新車発表+シェイクダウン
     場所:イタリア・フィオラノ

    ■ 1月23日
    ・アルピーヌ
     発表内容:リバリー
     場所:未定

    ■ 2月3日
    ・ウィリアムズ
     発表内容:リバリー
     場所:未定

    ■ 2月8日
    ・キャデラック
     発表内容:リバリー
     場所:アメリカ・サンタクララ

    ■ 2月9日
    ・アストンマーティン
     発表内容:新車発表
     場所:未定

    冬季テスト日程
    ■ 1月26〜30日:バルセロナ(Circuit de Barcelona-Catalunya)
    ■ 2月11〜13日:バーレーン(Bahrain International Circuit)
    ■ 2月18〜20日:バーレーン(同上)

    2026年のF1は、プレゼンテーションの段階から“新時代”を強く印象づける流れとなっている。どのチームが最もインパクトある第一歩を踏み出すのか、注目が集まる。

  • ウィリアムズF1 2026年F1マシン『FW48』のリバリーを2月3日に公開

    ウィリアムズF1 2026年F1マシン『FW48』のリバリーを2月3日に公開

    ウィリアムズ・レーシングは、F1が大胆な新時代へと加速する中で、次なるステージへ踏み出す準備が整ったことを示した。

    グローブを拠点とするウィリアムズ・レーシングは、2026年F1マシン「FW48」の“印象的な”レーシングリバリーを、2月3日(火)に公開すると発表した。これは、包括的な新レギュレーションの下でウィリアムズがどのような姿と方向性を打ち出すのかを、ファンが初めて具体的に目にする機会となる。

    F1ファンの期待が高まる中でのこの発表は、グランプリ史上でも最大級の技術的リセットに向けたウィリアムズの歩みにおいて、重要な節目を意味する。

    FW48は、2026年F1レギュレーションを前提にゼロから設計された、ウィリアムズ初のマシンとなる。新規則では、マシンはより短く、より軽量化され、より接近した、競争力の高いレースの実現が目指されている。ウィリアムズにとって、この規則刷新は単なる変化ではなく、明確な好機でもある。

    本格的なリバリー公開に先立ち、チームはファン重視のアプローチで2026年をスタートさせる。今月後半に行われるバルセロナ・プレシーズンテストでは、特別に用意されたファンデザインのリバリーで走行する予定だ。

    このワンオフ仕様のデザインは、世界162カ国から約5万5,000人のファンが参加したグローバル投票によって決定されたもので、サポーターをチームの歩みにより近づけようとするウィリアムズの姿勢を象徴している。

    その特別リバリーは、2月3日に披露されるFW48のフルシーズン仕様カラーへと引き継がれる。ウィリアムズは、このデザインが野心と復活への意志の両方を象徴するものになると考えている。

    勢いと期待が交差する2026年
    ウィリアムズは、近年で最も力強い流れを携えて2026年を迎える。2025年シーズンには、コンストラクターズランキング5位を獲得し、獲得ポイントは137点。さらに、バクーとカタールでの表彰台、そしてオースティンでのスプリント初表彰台という結果が、確かな前進を示した。

    現在のドライバーラインアップには、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.が名を連ね、グリッドでも屈指の強力な組み合わせと評価されている。チームは、これまで以上に高い目標を見据えている。

    FW48、そして間もなく公開されるその印象的なリバリーは、ウィリアムズが長期的に掲げる「F1の最前線への復帰」に向けた、次なる一歩を象徴する存在となる。

    ウィリアムズ・レーシング フォーミュラ1カー 2026年のF1世界選手権

  • メルセデスF1 2026年F1マシン『W17』を1月22日に発表

    メルセデスF1 2026年F1マシン『W17』を1月22日に発表

    メルセデスは、2026年F1マシン『W17』の発表日を正式に明らかにした。F1史上でも屈指の大変革となる2026年レギュレーションを前に、その動向に注目が集まっている。

    ブラックリーを拠点とするメルセデスは、2026年1月22日にW17を公開する。ファンにとっては、新時代に向けてメルセデスが送り出すマシンの姿を初めて目にする機会となる。

    その直後には、2026年最初の非公開テストがスペイン・バルセロナで実施される。テストは1月26日から30日まで行われ、エンジニアとドライバーにとって、革新的なパッケージを実走で評価する初の機会となる。

    新時代に向けた新車
    W17は1月に姿を現すが、メルセデスは2月2日にフルスケールのシーズンローンチイベントも予定している。このイベントはオンラインでライブ配信される。

    イベントには、チーム代表のトト・ヴォルフをはじめ、ドライバーのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリが出席し、大きな期待を背負ったシーズンの正式なスタートを切る。

    2026年F1レギュレーションでは、パワーユニットの思想が大きく転換され、内燃エンジンと電動パワーの比率は50/50となる。持続可能性を高めつつ、パフォーマンスを維持することが狙いだ。

    2014年から2021年にかけてハイブリッド時代を支配したメルセデスは、この新レギュレーションを最大限に生かせるチームのひとつと広く見られている。

    2025年コンストラクターズランキング2位という結果を受け、ファンの間では楽観論も広がっているが、ヴォルフ自身は慎重な姿勢を崩していない。

    「私は有名な悲観主義者で、コップはいつも半分しか満たされていないように見える」と、ヴォルフは2025年シーズン終了後のメルセデスのデブリーフ動画で語った。

    「パワーユニットでもシャシーでも目標は設定した。それが十分に野心的だったのか、何か見落としている部分があるのか、そして実行があるべきレベルで完璧にできるのかどうかは分からない。

    1月末のテスト、そしてバーレーンで、パフォーマンスバランスの一端は見えてくるだろう。ただ、重要なのはシーズンを通した継続的な開発になると思う」

    開幕へのカウントダウン
    1月のマシン公開と2月のテストに続き、2026年F1シーズンは3月6日から8日に開催されるオーストラリアGPで幕を開ける。

    メルセデスにとって、W17は単なる新車ではない。それは新たな技術時代の幕開けに向けた意思表示であり、勢力図を塗り替える可能性を秘めた存在だ。

    再び“シルバー時代”の支配を築けるかどうかは未知数だが、ひとつだけ確かなことがある。新時代へのカウントダウンは、すでに本格的に始まっている。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ フォーミュラ1カー 2026年のF1世界選手権