カテゴリー: F1マシン

  • ハースF1チーム、2026年F1マシン『VF-26』を発表 “GR”ロゴを大胆に配置

    ハースF1チーム、2026年F1マシン『VF-26』を発表 “GR”ロゴを大胆に配置

    TGRハースF1チームは、2026年FIAフォーミュラ1世界選手権を戦う新型マシン「VF-26」のデザインと新リバリーを発表した。VF-26は2026年シーズン全24戦で使用され、ドライバーはオリバー・ベアマンとエステバン・オコンが務める。開幕戦は3月6〜8日に開催されるオーストラリアGPだ。

    チームはF1参戦11年目を迎えるアメリカのチームで、VF-26はソーシャルメディア上で公開された一連のデジタルレンダーを通じて披露された。

    白を基調に赤のアクセントを配した新リバリーは、2026年F1の最新レギュレーションに基づいて設計されたマシンを彩っている。

    2026年レギュレーションでは、マシンは小型・軽量化され、より機敏な特性となる一方で、ダウンフォースと空気抵抗は大幅に削減される。VF-26も全体寸法の縮小とピレリ製タイヤのナロー化が施され、フェラーリ製パワーユニットを搭載。内燃エンジンと電動出力の比率は50:50となり、100%持続可能燃料が使用される。

    ハースF1チームl

    TOYOTA GAZOO Racingとのタイトルパートナーシップ
    2026年シーズンに向けてパートナーポートフォリオを拡大するなか、今回のリバリーは、昨年12月に発表されたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)とのタイトルパートナーシップの開始を強く反映している。TGRはトヨタ自動車のモータースポーツ競技および研究開発部門であり、今季から新たなブランド構成を導入することが発表されている。

    GAZOO RacingとTOYOTA Racingが異なる役割を担う体制へ移行するなかでも、TGRハースF1チームはシーズンを通してTGRのブランディングを掲げて戦う。

    両者は2024年10月に複数年にわたるテクニカルパートナーシップを締結しており、今回のタイトルパートナー契約は、その関係における中核的な目的を改めて示すものとなった。焦点となるのは「People、Product、Pipeline」であり、ドライバー、エンジニア、メカニックといった人材育成を通じて、持続可能なモータースポーツ産業と文化の構築を目指している。

    ハースF1チーム トヨタ自動車

    チーム創設者兼オーナーのジーン・ハースは、次のように語った。

    「他のすべてのチームと同様に、我々も2025年を戦いながら、2026年の新レギュレーションに対応したマシンを設計し、製作するという課題に直面してきた。プレシーズンは、これらのマシンが何をできるのか、そしてドライバーやエンジニア、チーム全体がどのように適応するのかを理解するうえで極めて重要になる。我々はオリバーとエステバンというドライバーの継続性、そして設計・エンジニアリングチームの継続性を確保できている。昨季のミッドフィールドの争いは非常にレベルが高く厳しかったが、再び挑み、オン・オフ両面で開発を続けていく必要がある。新レギュレーションがパフォーマンス面で何をもたらすのか、グリッド全体がどうなるのかを見るのが、個人的にも非常に楽しみだ」

    ハースF1チーム 2026年のF1世界選手権

    チーム代表の小松礼雄は、2026年シーズンに向けた準備について次のように述べた。

    「年明けのこの時期に新車を発表するというのは、正直なところ少し非現実的に感じますが、それでも大きなレギュレーション変更を伴う新しいF1シーズンに踏み出すことは、やはりとてもエキサイティングです。我々はバルセロナでのシェイクダウン・ウィークに向けて、完全に集中して準備を進めています。昨シーズン終了から1月にマシンを走らせるまでの非常にタイトなスケジュールの中で、チーム全員が本当に大きな努力を重ねてくれました。

    これだけ多くの話題や議論があったあとですので、実際にマシンがどのように走るのか、そしてオーストラリアに向けたテストプログラムを進める中で、どんな課題に直面するのかを見るのが待ちきれません。スペインとバーレーンでの走行時間は極めて重要になると考えていますし、困難が待ち受けていることは分かっていますが、それでも我々がF1に情熱を注いでいる理由は、まさにそこにあります」

    ハースF1チーム フォーミュラ1カー

    初走行と今後のスケジュール
    TGRハースF1チームは、1月26〜30日にスペインのカタルーニャ・サーキットで行われるシェイクダウン・ウィークで、2026年シーズンの初走行を迎える。各チームには3日間の走行が認められており、その後は2月11〜13日、18〜20日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで公式テストが実施される。

  • 【速報】 ハースF1チーム 2026年F1マシン『VF-26』のリバリーを披露

    【速報】 ハースF1チーム 2026年F1マシン『VF-26』のリバリーを披露

    ハースF1チームは、2026年のF1世界選手権を戦う新型マシン『VF-26』のリバリーをお披露目した。

    今回の発表はオンライン形式で行われ、デトロイトでライブショー形式のローンチイベントを開催したレッドブル・レーシングとは対照的に、シンプルな手法が採られた。新レギュレーション初年度を迎える中、ハースF1チームは実務的かつ効率重視の姿勢を示している。

    ドライバーラインアップは2026年も継続される。新F1レギュレーション下では、開発初期における安定したデータ収集が重要となるため、既存体制の維持は合理的な判断といえる。

    一方で、パフォーマンス面には注目が集まっている。マラネロを拠点とするハースF1チームは、歴史的にフェラーリの競争力と連動する傾向があり、その浮き沈みの大きさはF1ファンの間でもよく知られている。2026年の新レギュレーション環境において、その関係性がどのような形で表れるのかが焦点となる。

    2026年、チームは、WRC、WEC、IMSAで数々の成功を収めてきたトヨタ・ガズー・レーシングがタイトルスポンサーに就任し、『TGRハースF1チーム』として参戦する。

    ハースF1チームにとって2026年シーズンは、新レギュレーション下での競争力回復と中団上位への再浮上を目指す重要な一年となる。VF-26は今後、プレシーズンテストを通じて本格的な走行準備に入る予定だ。

    ハースF1チーム フォーミュラ1カー 2026年のF1世界選手権

  • 2026年F1エンジン開発の現実 レギュレーションとADUOが決める進化の余地

    2026年F1エンジン開発の現実 レギュレーションとADUOが決める進化の余地

    F1パワーユニットの開発凍結は4年間続いたが、その制限が解除されたことで、2026年からは再び開発が可能になった。ただし、その自由度は極めて複雑なレギュレーションによって厳しく管理されている。

    2022年から2025年まで、F1のハイブリッド・パワーユニットは性能に関わる開発が凍結されていた。だが、サステナブル燃料を使用する次世代1.6リッターV6ハイブリッドが2026年から実戦投入され、その開発サイクルが新たに始まった。

    では、この新時代のパワーユニットは、いつ、どのような条件でアップグレードが許されるのか。

    2026年F1パワーユニットレギュレーションのサイクル
    2026年F1では、基本構成こそ従来世代と同じ1.6リッターV6ハイブリッドが採用されるが、その中身は設計思想からして全面刷新となる。

    サステナブル燃料の導入と電動化の強化により、内燃機関(ICE)と電動出力の比率はほぼ50:50に近づいた。パワーユニットレギュレーションがシャシー規則よりも先に確定した点については懸念も示されてきたが、2025年後半にはエンジン形式変更の可能性は完全に否定されている。

    サステナブル燃料を用いたV8やV10への移行案も議論されたものの、各方面で合意に至らず、さらにパワーユニットメーカー各社がすでに多額の投資を行っていたことから、エンジンレギュレーションは2026年から2030年末までの5年間にわたって継続されることが決まった。

    2026年に参戦する5社すべてのパワーユニットメーカーは、3月1日までに新設計のホモロゲーション・ドシエをFIAに提出しなければならない。この書類には、ICE、コントロールエレクトロニクス(CE)、排気系、ターボチャージャー(TC)、エナジーストア(ES)、MGU-K、さらにすべてのPU要素に付随する小部品の詳細が含まれる。なお、新世代パワーユニットにはMGU-Hは存在しない。

    このホモロゲーションは、供給先となるすべてのカスタマーチームにも同一仕様で適用される。例外として認められるのは、燃料サプライヤー、エンジンオイル仕様、そしてシャシーごとの搭載要件に対応するための最小限の変更に限られる。具体的には、配線、排気位置、ターボ位置(元の位置から20mm以内)、ウエイストゲートやポップオフバルブの配置変更などだ。

    FIAは提出から14日以内に設計を承認し、4月1日までに各メーカーは封印用のリファレンス・パワーユニットを提出する義務がある。

    フォーミュラ1エンジン

    パワーユニットの通常アップデートはどう制限されるのか
    2026年から2030年までのPU開発は、厳格なレギュレーションのもとで管理される。いったんホモロゲーションが完了すると、許可された範囲以外の変更は認められず、すべての改良は承認プロセスを経なければならない。

    これらの規則は、コスト抑制、競技の公平性、そして信頼性確保のバランスを目的としている。通常のアップグレードは、テクニカルレギュレーション第3条の範囲内でのみ許可される。

    これとは別に、FIAは性能面で後れを取ったメーカーを救済するため、「ADUO(Additional Development and Upgrade Opportunities)」という制度を導入した。ADUOによるアップグレードも、パワーユニットメーカーの予算上限の枠内で行われる。

    FIAはパワーユニットとエネルギー回生システムを細かく分解し、各コンポーネントごとに「いつ」「どの条件で」開発・変更が可能かをレギュレーション上で定めている。

    そのリストは非常に詳細だ。例えば最初に挙げられるのが「メインICEアセンブリ」で、クランクケース、シリンダーヘッド(燃焼室やポート、インジェクターポート加工を除く)、クランクシャフト、カムシャフト(ローブ形状を除く)、カム駆動系、バルブ、フィンガーフォロワー、内部ギア類、ICEマウントを介してサバイバルセルとギアボックスを結ぶ構造部品などが含まれる。

    この領域は2026年のみ通常開発が許され、2027年から2030年までは原則として凍結される。ただし、ADUO対象メーカーに限り、追加変更が認められる。

    一方で、リスト中の3番目にあたるフライホイールについては、全メーカーが5年間を通じて開発可能とされている。ただし重要なのは、アップグレードは「許可された年の開幕戦」でしか導入できない点だ。2026年中に開発したフライホイールであっても、実戦投入は2027年開幕戦に限られる。

    吸気系(トランペット、スロットル、プレナム)に関しては、2026年、2027年、2029年は開発可能だが、2028年と2030年は不可とされている。そのため、2027年に開発した新仕様は、2029年開幕戦まで投入できないことになる。

    このような制限をより詳しく知りたい場合は、新テクニカルレギュレーションの付録4を参照する必要がある。

    ADUOはどのように機能するのか
    ADUOは、近年の空力テスト制限に似た考え方を、パワーユニット専用に適用した制度だ。

    付録4第4条で定められた条件を満たすメーカーは、追加のホモロゲーション機会を得ることができる。対象となるのは評価年(Year N)とその翌年(Year N+1)だ。

    ただし、燃料ポンプやインジェクター、ノックセンサー、各種温度・電気・規制センサーなど、一部コンポーネントはADUO対象外とされている。

    FIAは5年間を通じて、各メーカーのICE性能を継続的に監視する。各エンジンについて「ICEパフォーマンス指数」が算出され、メーカーやカスタマーチームから提供されるデータを基に比較評価が行われる。

    この指数が基準を下回った場合、追加アップグレードの権利が与えられる。

    ・最上位ICEから2%以上4%未満遅れている場合
     シーズンNで1回、シーズンN+1で1回の追加ホモロゲーション

    ・最上位ICEから4%以上遅れている場合
     シーズンNで2回、シーズンN+1で2回の追加ホモロゲーション

    ADUOによるアップグレードはシーズン内で累積せず、未使用分は失効する。

    2026年は24戦を6戦ずつ4期に分け、ADUOが認められたメーカーは次の期の初戦からアップデートを投入できる。例えば、開幕6戦後に権利を得た場合、導入可能なのは第13戦からとなる。

    すべての変更について、メーカーは使用予定レースの14日前までに、更新されたホモロゲーション・ドシエを提出しなければならない。

    また、信頼性、安全性、コスト削減、供給問題を理由としたごく小規模な変更については、別途承認のもとで認められる場合がある。ブランド変更や部品番号変更など、性能にほとんど影響しない修正も例外的に許可される。

    このように、2026年F1のパワーユニット開発は「再び自由になった」一方で、実際には極めて厳密に管理されたレギュレーションのもとで進められることになる。

  • キャデラックF1、シェイクダウンで見えた2026年F1マシンの最初の“秘密”

    キャデラックF1、シェイクダウンで見えた2026年F1マシンの最初の“秘密”

    金曜日、セルジオ・ペレスがシルバーストン・サーキットでキャデラックの新車をシェイクダウンしたことで、2026年F1マシンが走行する姿を目にする2度目の機会を得た。

    ただし、バルセロナで行われたアウディのシェイクダウンとは異なり、今回はマシンの主要な特徴を明らかにする画像が公開された。

    このマシンは、いくつかの点でオーソドックスな印象を与える。空力コンセプトは極端なものではなく、絶対的なパフォーマンスを追求するというより、プレシーズンで可能な限り多くの走行距離を稼ぐことを目的とした設計のように見える。

    フロントエンドでは、スロープ状のノーズコーンの下に2本のピラーがあり、そこにフロントウイングが接続されている。そのウイングは、2000年代初頭のマシンを想起させる深い中央のスプーン形状が特徴だ。画像から判断する限り、フロントサスペンションはプルロッド式で、リアにはプッシュロッド式が採用されている。

    レッドブルRB22のレンダリングと比較すると、サイドポッドははるかにボリュームがあり、アンダーカットは控えめで、リアに向かって長く伸びているように見える。

    リアタイヤ前方でボディワークは大きく絞り込まれているものの、サイドポッドとエンジンカバーの容積は、パワーユニットの信頼性を優先している点が興味深い。

    内部のパッケージングは視認できないが、ラジエーターや熱交換器の正確な配置に特別な注意が払われていることは明らかだ。エンジンフード側面の冷却ベントは、2025年にマクラーレンやフェラーリが採用していたものに近い。

    フェラーリ製エンジンのダイナミックインテークは楕円形で、3分割された構成となっている。この解決策はすでにレッドブルでも見られ、内部ダクトを合理化する観点から、2026年マシンの多くに共通する特徴となる可能性がある。

    フロントウイングに始まるウイング類は、FIAのレンダリングで示されたコンセプトから大きく逸脱したものではない。フェンダーには、ホイール上方および側方でアウトウォッシュを生み出すための、大型の水平ウイングレットが備えられており、フローセパレーターとして機能している。

    キャデラック F1

    キャデラックにとって初めてのF1マシン設計は、デビュー作として想像される通り、非常に合理的で堅実な仕事ぶりに見える。

    この新車の開発は、過度に集中的なペースで進められることはなく、トラックでの経験を積みながら、データ収集と段階的なパフォーマンス評価に応じて、徐々に加速していくことになるだろう。

    最終的には、フェラーリのパワーユニットが、このパッケージの強み、あるいはプロジェクト全体における重要な中核部分と見なせる。シーズンを通じてワークスカーから得られる追加データが、その評価をさらに裏付けていくはずだ。

  • ウィリアムズF1代表、2026年の最低重量は「多くのチームが達成できない」

    ウィリアムズF1代表、2026年の最低重量は「多くのチームが達成できない」

    2026年F1マシンが1月末にバルセロナで初めて姿を現すとき、ピットレーンで最も注目されるのはストップウォッチではなく、体重計になるかもしれない。ウィリアムズF1のチーム代表ジェームス・ボウルズは、各チームがFIAの定める新たな最低重量に苦しむ可能性が高いと警告した。

    舞台裏ではすでに、多くのチーム代表が不都合な現実を覚悟しているという。最新鋭の2026年マシンの多くが、FIAの狙う重量、そして理想とされる重量を上回ってしまう可能性が高いというのだ。

    ボウルズは、新レギュレーション開始時から最低重量に到達できるという楽観論に冷や水を浴びせた最新の幹部の一人であり、その見立ては率直だ。大半のチームは達成できないだろうという。

    極めて野心的な目標
    FIAの2026年レギュレーションは、当初から厳しい内容になることが予想されていた。マシンの小型化、グラウンドエフェクト空力への依存低下、そしてハイブリッドパワーユニットにおける電動要素の大幅な比重増加により、F1史上でも屈指の複雑な技術課題が生まれている。

    その中心にある数値が、エンジニアたちの眠りを奪っている。最低重量768kgだ。

    これは現在の800kgから32kgの削減を意味するが、同時にバッテリーは内燃機関とMGU-Kによる約50対50の出力配分を支えるために大型化する。

    FIAは、最大ホイールベースを200mm短縮し、全幅を100mm縮小、さらにタイヤ幅を狭めることで重量を相殺できると主張してきた。

    理論上は筋が通っているが、現実にはその目標がいかに厳しいかをチームは思い知らされている。

    「他のチームがどこにいるのか知ることができればいいが、ほとんどはオーバーウェイトになると思う」

    ボウルズは昨年アブダビで、そう語った。

    「それが単純な事実だ。非常にアグレッシブな目標だが、達成可能ではある。レギュレーション発表から5〜10か月後には、妥当な位置に収まる数字になると見ているので、私は落ち着いている」

    その冷静な口調の裏には、シーズン序盤の勢力図を大きく揺るがしかねない現実がある。F1では重量が10kg増えるごとに、ラップタイムはおよそ0.3秒失われるとされる。この差は、新時代の序列どころか、選手権全体を左右しかねない。

    ウィリアムズ・レーシング フォーミュラ1カー

    過去の教訓と高くつく代償
    ボウルズの見解は、メルセデスを含む他チーム内部でも共有されている。メルセデスのエンジニアリング責任者アンドリュー・ショブリンも、2026年プロジェクトにおける重量管理の重要性を強調している。

    「重量は非常に大きな課題だ。限界値は部品を積み上げて決められたものではなく、単純に設定された数値だ。部品を作る前に重量を削る方が、マシン完成後や在庫が出回った後に削るより、はるかに安く済む」

    「過去のレギュレーションでも、最初は10〜20kgオーバーだったチームがあった。それはコストがかかり、開発の妨げになる。我々の目標は、できるだけ限界に近い状態でスタートすることだ」

    この歴史的な背景は重要だ。過去の大規模レギュレーション変更では、重量超過でスタートしたチームが、単に軽量化するためだけに数か月と莫大な資金を費やし、その結果、性能向上のための開発リソースを失ってきた。

    2026年はコストキャップの制約がこれまで以上に厳しい。そうしたトレードオフは、さらに痛みを伴うものになるだろう。

    FIAは長期的にはマシン重量をさらに削減したい考えを示しているが、新時代の初期段階では、理想よりも現実的な対応が優先されることになりそうだ。

  • フェラーリ 2026年F1マシン『SF-26』搭載の新パワーユニットを初始動

    フェラーリ 2026年F1マシン『SF-26』搭載の新パワーユニットを初始動

    スクーデリア・フェラーリは今朝、コルセ部門で事前に定められていたスケジュールに従い、SF-26に搭載される新パワーユニットの火入れを行った。

    鋼製シリンダーヘッドを採用した新ユニットによる、最初のファイアアップである。今後の焦点は、ちょうど1週間後の1月23日に予定されている正式発表に移る。

    SF-26はその「産声」を上げた。ジェスティオーネ・スポルティーバの組み立てエリアにおいて、鋼合金製ヘッドを備えた新しいパワーユニットが、恒例のファイアアップのために始動された。

    この毎年繰り返される儀式は、赤いマシンのプレゼンテーションに先立って行われるもので、今年は2月23日金曜日にフィオラノで予定されている。ウェブ上で最初の画像が公開された後、ホームコースでのシェイクダウン走行も実施され、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが、FIAにより認められている15kmを分け合う予定だ。

    V6ターボのサウンドがコルセ部門の空気を切り裂いた。最初に耳にした印象では、新しいユニットは魅力的な音色を奏でる能力を備えているように感じられる。ただし、同一回転数(10,500回転)において、内燃エンジンは昨年のパワーユニットと比べて約200馬力少ない出力となる。これは、規則制定者が電動モーター・ジェネレーターの出力をほぼ同等のレベルに引き上げる決定を下したためである。

    跳ね馬にとって72台目となるF1マシンの「洗礼」には、スクーデリアの主要人物たちが立ち会った。SF-25がコンストラクターズ選手権でマクラーレン、メルセデス、レッドブルに次ぐ4位に終わった苦い失望を受け、マラネロでは「沈黙」という路線を選択する決断が下された。今年語るべきなのは、宣言ではなく結果だ。

    チームはコードネーム678で、近年の流れと決別するプロジェクトを進めている。最低重量の追求に向けた攻撃的なマシンになることが見込まれており、俊敏なマシンはグラウンドエフェクトカーより30kg軽くなる。マシンはクリスマス前にクラッシュテストを受けており、フロントは合格していた。一方、側面については、ボッラーテに立ち会っていたFIA技術者から、解決策が限界に近かったとして、いくつかの箇所に追加の補強層を加えるよう求められた。その修正が提示された後、シャシーはホモロゲーションを取得している。

    跳ね馬のチームはこれまでシャシーに関して非常に慎重な姿勢を取ってきたが、ロイック・セラのもとでは、より大胆なアプローチが採用されている。設計面では、とりわけ常に果敢な選択を行ってきたレッドブルの路線に倣う形となっている。

  • レッドブルF1、原点回帰の『RB22』リバリーでフォード時代開幕

    レッドブルF1、原点回帰の『RB22』リバリーでフォード時代開幕

    レッドブル・レーシングは木曜夜、アメリカ・デトロイトで開催されたイベントで、チームの2026年F1リバリーを披露した。発表は“いかにもレッドブルらしい”演出で行われ、航空機がマシンを覆っていたカバーを引き剥がすという前代未聞の形でベールが取り払われた。

    ミシガン・セントラル・ステーションで行われた2026年シーズン・ローンチでは、レッドブルのパイロットであるマーティン・ソンカが圧巻のスタントを披露。

    飛行機がマシンのシートを一気に引き抜き、新しくもどこか懐かしいルックが姿を現した。これは、チームが2005年のF1デビュー時に採用していたグロス(光沢)仕上げへの回帰を示すものでもある。

    それから22年。F1は大規模な技術レギュレーション変更を控え、まもなく新時代へ突入する。その節目はオラクル・レッドブル・レーシングにとっても決定的な意味を持つ。開幕戦メルボルンは、チームが初めて同一拠点でシャシーとパワーユニットを開発・製造する体制で臨む「レッドブル・フォード・パワートレインズ」の公式レースデビューとなるからだ。

    この大胆な一歩を象徴するため、RB22はF1参戦初期のオリジナル・ルックに着想を得たリバリーをまとう。よりクラシックなレッドブル・レーシングの存在感を呼び起こし、照明下での反射を研ぎ澄まし、コントラストを高めることで、ヘリテージ要素がスピード域でよりリッチでプレミアムに映えるよう設計されている。

    レッドブル・レーシング

    2026年リバリーは、ヘリテージを象徴するホワイトを基調に、グロス塗装によって奥行きと透明感を強化。アイコニックなサン&ブルのロゴは、よりシャープなエッジと高い彩度で際立つ。光沢は躍動感とエネルギーを与えるだけでなく、ボディ全体に織り込まれた新しいジャカード・パターンを浮かび上がらせ、これはオラクル・レッドブル・レーシングの2026年シーズン全体のルック&フィールに通底する意匠となる。

    なお、飛行機がミシガン・セントラル・ステーションの内部にあったわけではない。実際のスタントはチェコのインジフーフ・フラデツ空港で実施された。機体の尾部にはカバーを外すための装置が取り付けられ、悪天候のなか、ソンカは極めて高度な曲技飛行「コブラ・マニューバ」を成功させた。これは、機首をほぼ垂直まで一気に引き上げながら高度を上げず、その後水平飛行へと戻す難度の高い技である。

  • レーシングブルズ、2026年F1マシン『VCARB03』のリバリー発表

    レーシングブルズ、2026年F1マシン『VCARB03』のリバリー発表

    レーシングブルズは今夜、歴史的なミシガン・セントラル駅を舞台にした記念イベントで、2026年F1マシンのリバリーを披露し、新ドライバーのアービッド・リンドブラッドを発表した。

    荘厳な建築美を誇る会場を背景に、この夜はレーシングブルズ、フォード・レーシング、レッドブル・レーシングが一堂に会し、革新、スピード、エンジニアリングの卓越性を祝う場となった。

    これは、レッドブル・フォード・パワートレインズとして初のパワーユニットを共同開発するパートナーシップの始動を告げるものでもあった。

    イベントの幕開けでは、デトロイト出身でBETアワード7回受賞、マルチプラチナを誇るアーティストのBig Seanが、特別に制作された60秒のレッドブル・ラップでチームを紹介。さらに「IDFWU」「Bounce Back」といった代表曲でイベントを締めくくった。

    この発表は、チームにとって戦略的な節目となるもので、今後の方向性、構築のあり方、そしてファンが2026年シーズンに期待できるものを示す場となった。

    NEW LIVERY
    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドは、CEOのピーター・バイエル、チーム代表のアラン・パーメインとともに、1,500人の来場者、そしてYouTubeとRed Bull TVを通じて世界中のファンに向けて新リバリーを披露した。

    昨季にファンから高い支持を集めたオールホワイトの基調は維持され、そこにフォードとのパートナーシップをさりげなく示すアクセントが加えられた。シャシーの輪郭に沿って施された洗練されたブルーのラインが、よりシャープで流麗な印象を与えている。

    レーシングブルズ 2026年のF1世界選手権

    NEW DRIVER
    アービッド・リンドブラッドは、刷新されたドライバーラインアップの一員としてチームに加入する。スピードと強い決意で知られるリンドブラッドは、2021年にランド・ノリスへ「グリッドで会おう」と語ってからちょうど5年後、今季グリッド最年少にして唯一のルーキーとしてF1デビューを果たす。

    レッドブル・ジュニア・プログラムを通じた着実なステップアップの中で、ジュニア・シングルシーターカテゴリー全体で強い印象を残してきた。

    NEW PARTNERSHIPS
    2026年、レッドブルはフォードとともにパワーユニット・マニュファクチャラーとして新たな一歩を踏み出す。このプロジェクトは、21年前にF1の舞台に登場して以来、常識に挑み続けてきたレッドブルの精神を体現するものだ。

    125年以上にわたる歴史、革新、そしてパフォーマンスへの絶対的な献身を誇るフォードは、チームを突き動かす競争心と共鳴する存在である。このパートナーシップは、レースへの情熱と限界を押し広げる意志で結ばれたグローバルブランド同士の結集と言える。

    また、今夜披露されたリバリーにも見られるように、オクターブがアセット・ライフサイクル・マネジメント・パートナーとしてチームに加わった。ヘキサゴンABからスピンアウトした同社は、戦略的および運営上の意思決定プロセスの広範な領域でチームを支援する。詳細は近日中に明らかにされる予定だ。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    NEW CREATORS
    2026年最初の「クリエイター・プラットフォーム」企画として、写真家のジャン・イカターがイベントの撮影を担当した。サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とする彼の作品は、コミュニティとスポーツをつなぎ、真正性、クラフト、そして人間的なつながりを重視している。

    移民の両親を持つ家庭で育った経験は、彼の創造性にレジリエンス、アイデンティティ、そして集合的な体験に根差した視点を与えている。また、VCARBゲスト向け公式リストバンドをファンがデザインするコンペティションも実施され、上位5作品がファン投票に進出。最優秀デザインに選ばれたアイルランド出身のマグダレナ・オレックは、イベントに招待され、自身のデザインを現地で目にする機会を得た。

    NEW THREADS
    今週初め、チームは2026年シーズン用のチームキットとレーシングスーツを発表した。パフォーマンス、ファッション、コミュニティを融合させたこの新キットは、次世代のファンとのつながりを意識したものとなっている。

    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド、そしてクリエイティブな先駆者たちによって披露されたスタイリングは、境界を押し広げ、新たな声にF1とファッション文化の未来を形作る場を与えるという、チームの継続的な取り組みを象徴している。

  • 【速報】 レーシングブルズ 2026年F1マシン『VCARB03』のリバリーを披露

    【速報】 レーシングブルズ 2026年F1マシン『VCARB03』のリバリーを披露

    レーシングブルズは、ミシガン州デトロイトで開催されたフォードのイベントにおいて、2026年F1マシン『VCAR03』のリバリーを正式に披露した。

    この発表は、同日行われたレッドブルとの合同イベントの一環として実施され、レーシングブルズにとって2026年F1レギュレーション下で初めて公開される新車のカラーリングとなった。

    VCAR03のリバリーは、レーシングブルズのアイデンティティを強く反映したデザインが採用されており、チームの新時代を象徴するビジュアルとしてお披露目された。2026年に向けた体制移行を印象づける形となっている。

    このイベントでは、F1マシンのリバリー公開に加え、レッドブル陣営全体としての2026年F1参戦プロジェクトが改めて強調された。フォードとのパートナーシップを軸とした新パワートレイン時代に向け、レーシングブルズも本格的な準備段階に入ったことが示された。

    ステージには、レーシングブルズのドライバーであるリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッド、そしてチーム代表のアラン・パーメインが登壇し、2026年シーズンに向けた新たな一歩を踏み出した。

    レーシングブルズは、レッドブルと並んで2026年F1マシンのリバリーを最初に公開したチームとなり、新レギュレーション時代へのスタートを切った。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • レッドブル 2026年F1マシン『RB22』のリバリーを披露

    レッドブル 2026年F1マシン『RB22』のリバリーを披露

    レッドブル・レーシングはデトロイトで開催されたフォードのイベントにおいて、2026年F1マシン『RB22』のリバリーを正式に披露した。

    この発表は、2026年F1レギュレーション導入を前に行われたもので、レッドブル・レーシングが同年に投入する新車のカラーリングが初めて公の場に姿を見せた瞬間となった。

    RB22のリバリーは、従来のレッドブルらしいダークブルーを基調としながらも、白縁が復活し、フォードとのパートナーシップを象徴する要素が随所に盛り込まれている。デザインは原点回帰のイメージを踏襲しつつ、2026年の新時代を強く意識した仕上がりとなった。

    今回のイベントでは、リバリー公開に加え、レッドブル・パワートレインズとフォードが共同で進めてきた2026年F1パワーユニット・プロジェクトの正式ローンチも行われた。レッドブルは2025年末をもってホンダとの協業を終了し、2026年からは自社製パワートレインを搭載してF1に参戦する。

    ステージには、マックス・フェルスタッペン、アイザック・ハジャー、チーム代表のローラン・メキースが登壇し、新体制で迎える2026年シーズンへの意気込みを示した。

    レッドブルは、レーシングブルズとともに2026年F1マシンのリバリーを最初に公開したチームとなり、新レギュレーション時代に向けた準備が本格段階に入ったことを強く印象づける形となった。

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