カテゴリー: F1マシン

  • F1マシン:ダウンフォースに頼らずともスピードは上がる?

    F1マシン:ダウンフォースに頼らずともスピードは上がる?

    F1の技術責任者を務めるチャーリー・ホワイティングは、F1は現在の空力に関連した問題を悪化させることなく、スピードを上げられると考えている。

    ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、2017年もしくは2018年にF1マシンをラップあたり5〜6秒速くしようというF1関係者の計画を非難した。

    ルイス・ハミルトンは、ラップタイムの大半が、単純により大きなウィングの導入などでダウンフォースを多くすることから得ようとしていると聞いていると述べた。

    F1の最大の問題は、先行マシンに近づけないことだと考えているルイス・ハミルトンは「それは最悪なアイデアだし、彼らが何を解決しようとしているのかわかっていないことを示した」と述べた。

    「ドライバーは、もっと近づけるようにタイヤにもっと多くのグリップと先行マシンから乱気流が減らされることを望んでいる」

    しかし、権威者らはダウンフォースを多くすることが解決策だと考えている。

    ルノーのレミ・タフィンは、ラップタイム改善の一部はよりパワフルなエンジンから得られるとし、「燃料流量を上昇させ、回転制限を解除すれば、今でも1000馬力を達成できる」と Auto Motor und Sport に述べた。

    シャシーに関しては、2017根によりワイドで大きなタイヤを開発するために、2016年にピレリに最大12日間のテストが与えられた。

    チャーリー・ホワイティングは「我々は2017年のスピードをダウンフォースにあまり頼らず、タイヤグリップから大部分を得ようとしている」と F1 Racing に述べた。

    また、シャシー規約の他の微調整によってスピードは上げられるとチャーリー・ホワイティングは述べた。

    「クルマの幅を増やすことによって、既存のタイヤでさえ、1秒はゲインできる。接地面の追加によって、タイヤグリップによって少なくとも5〜6秒を見つけられると自信を持っている」

    関連:2017年のF1マシンはどう変わる?

  • F1:2017年 代替エンジンは2.5リッター ツインターボV6?

    F1:2017年 代替エンジンは2.5リッター ツインターボV6?

    2017年のF1の代替エンジンのスペックについての詳細が明らかになった。

    以前、イルモアやコスワースのような独立系会社が、既存の1.6リッター“パワーユニット”と並行して運用されるレギュレーションのもと、2.2リッター ツインターボV6エンジンを供給すると報じられていた。

    現在、明らかになった仕様は、新しいエンジンは2.5リッター V6、もしく、より小さくなり、1〜2つのターボチャージャーによって870馬力“以上”を発生させるという。

    代替エンジンは、回転数、エンジン耐久性、燃料フローが制限されず、エキゾーストのエリアは自由となるが、ハイブリッドパワーは搭載されないという。

    しかし、タイトルを2連覇中のメルセデスは、異論を唱えている。

    「我々の多くが“高性能エンジンのバランス”がうまくいかないとの意見に同意していると思う。他のどんなカテゴリーでもうまくいかない」とメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは述べた。

    「我々はGTレースでの深刻化を聞かされている。そのアイデアを聞いてそれが頭に浮かんだ」

  • F1:2017年の“クライアントエンジン”導入を推進

    F1:2017年の“クライアントエンジン”導入を推進

    FIAは、現行のV6ターボハイブリッドエンジンの安価な選択肢を提供することを目的に2017年にF1に“クライアントエンジン”と呼ばれる新型エンジンを導入する計画を推し進めていることを発表した。

    FIAは、現行のエンジンとギアボックスにコスト制限を設ける計画はフェラーリによって拒否されたが、バーニー・エクレストンのアイデアである代替エンジン案を進めていくことに決めたと説明した。

    フェラーリは、F1との契約の一部として、レギュレーション変更を拒否する権利を有している。

    FIAは、エンジンコストに上限を設けようと取り組んできたが、先のF1ストラテジーグループの会議で行使されたフェラーリの拒否権が計画に遅れを生じさせた。

    これを受け、FIAは、小規模F1チームが厳しい予算の中で確実に競争し続けられるよう、約3分の1の価格の代替エンジンを導入する道を進むことにしたという。

    「決定ではないは、FIAは、FIA F1世界選手権に参戦するチームのため、以下のコスト削減措置を調査した」

    ・世界的なコスト上限
    ・テクニカルおよびスポーティングの各レギュレーションによる経費の引き下げ
    ・パーツのさらなる標準化

    「FOMの同意を得て、FIAは前回のストラテジーグループの会合でクライアントチーム向けにエンジンおよびギアボックスの最高価格を設定する原則を提案した」

    「これらの措置は投票によって大多数の支持で採択された」

    「しかし、フェラーリはこれに反対し、F1運営の協定において長く認められている拒否権を行使することに決めた。チャンピオンシップの利益のため、FIAはフェラーリの拒否権行使に対する法的措置を取らない」

    「したがって、FIAは2017年に有効となるクライアントエンジン導入の可能性に関して全ての利害関係者と相談を始めていく。この協議に続き、既存のパワーユニットよりもはるかに低いコストとなるクライアントエンジンの入札手続きが行われることになる」

    「FOMの支持を得て、FIAはチャンピオンシップの長期的な発展を確実にする努力を継続するとともに、これを実現させることができるよう解決策を探っていく。チャンピオンシップの利益と長期的な継続のため、提案とイニシアチブを通して今回のアプローチが成功するよう、全チームに前向きな貢献を求める」

    新エンジンは、基本的なエネルギー回生システムを備えた大容量のV6ツインターボとなる。既存パワーユニットとのパフォーマンスバランスを取るため、同等のフォーミュラが採用されるが、エンジニアリングの条件として、新たに導入される安価なエンジンは、相対的に効率は抑えられる。

    だが、F1の既存エンジンメーカーにはこの案はあまり賛同していない。すでに参戦中のエンジンメーカーは、既存レギュレーションの中で燃費効率と市販車に関連した技術に基づいて巨額を投資しているのだ。

    しかし、2014年に現行のパワーユニットが導入されて以降、財政的に苦戦し続けているチームが複数いることから、F1の小規模チームにとっては代替エンジンは安価な選択肢を提供することになるだろう。

    また、今回の新しい提案は2017年まで待たなければならないが、2016年のエンジン供給元が決まらないレッドブルにとっては、もう一年ルノーと関係を継続し、その翌年にこの代替エンジンを載せるということが解決策になるかもしれない。

    関連:F1:2017年から新たに2.2リッター ツインターボV6エンジンも導入?

  • F1:2017年から新たに2.2リッター ツインターボV6エンジンも導入?

    F1:2017年から新たに2.2リッター ツインターボV6エンジンも導入?

    FIAは、新しいF1エンジン形式のサプライヤーの入札プロセスを開始すると Auto Motor und Sport が報じた。

    バーニー・エクレストンは、現在の1.6リッター“パワーユニット”がF1を滅ぼしていると考えている。

    現在のパワーユニットは高価なだけでなく、メルセデスが圧倒的な強さを誇っているよに、事実上エンジンメーカーが政治的にF1を握っている状況にある。

    FIAは、2017年にむけて2.2リッター ツインターボV6エンジンの独立系サプライヤーの入札を開始するという。価格は600万ユーロ(約8億円)で、メルセデスと完全に競合することになる。

    これは、V8エンジンを復活させるというバーニー・エクレストンのプランに続くもの。バーニー・エクレストンは、FIA会長ジャン・トッドをなんとか説得したという。

    「V8は、現在我々が持っているものと比較して、かなりシンプルな技術であり、コストもかなり引く合った」とレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはオースティンで述べた。

    「だが、我々が今持っているパワーユニットは、驚くべき器材だ。我々がする必要があることは、後ろを見るのではなく、前を見ることだ。将来のエンジンを開発するためのね」

    「我々が持っているエレメントは現時点では強いが、改善はできると思う。ボリュームが復活して、開発コストが確実に下がるのを見たい」

    この“パラレルエンジン”の解決策は、メルセデスとフェラーリからパワーユニットの供給を拒否されたレッドブルのエンジン危機も解決する可能性がある。だが、新しい2.2リッター計画は、既存メーカーに反対されている。

    しかし、クリスチャン・ホーナーは欧州委員会の調査の脅威が、それを妥協に導く可能性があることを示唆した。

    フォース・インディアとザウバーは、不公平な収益分配についてに“競争法違反”で欧州委員会提訴していることもあり、クリスチャン・ホーナーは「チームにエンジンを供給するしたがらないことが、競争抑止的だと言えるか?」と述べた。

    入札には、コスワースとイルモアが関心を示しており、FIAは、来週にも入札を開始する準備をしていると Auto Motor und Sport は報じている。

  • メルセデス、エンジン開発規制の緩和に合意

    メルセデス、エンジン開発規制の緩和に合意

    メルセデスは、F1の繁栄のためにエンジン開発規制を緩和することに合意した。

    先週、ジュネーブでエンジンメーカによる会議が開催され、苦戦を強いられているルノーとホンダが来年追いつけるようにFIAとフェラーリが微調整に合意している。

    既存の規約では、2016年25トークンによる開発しか認められておらず、全てをシーズン開幕までに使わなければならないと記されている。

    しかし、ジュネーブでの会議で、来年のトークン数を32に増加し、シーズン中にそれらを使用できることで合意に至った。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「今回のケースで我々は競争的なチームと一緒のプラットフォームが必要であることを熟考した」と Spox に述べた。

    「ホンダとルノーは、同じ目の高さで我々と戦うことを望んでいる」

    「我々が強硬路線をとることはできないし、必ずしも我々の方向性で規約を最適化することはできない」

    「他に呼吸する余地を与えなければならないこともある。ホンダは1年後に参入した。ルノーは再びファクトリーチームになることを決断した」

    「その点で言えば、レギュレーションの緩和は適切だ。『エンジン開発は凍結されている。他は追いつくことはできない』という議論を省くことはできない」

    「公平な競争の場がある。それが重要だと私は思っている」

  • F1:ホンダの弱点、デブロイメントとは?

    F1:ホンダの弱点、デブロイメントとは?

    ホンダのF1パワーユニットの弱点として挙げられているERS(エネルギー回生システム)。中でも『デプロイメント』という言葉は何度も耳にする。

    デプロイメントとは、回生システムで蓄電したエネルギーをトラックのどの部分でどれだけ使用するかの配分量のことをいう。

    F1パワーユニットは、V6ターボエンジンに加え、運動エネルギー回生システム(MGU-K)と熱エネルギー回生システム(MGU-H)という2種類のエネルギー回生システムが組み込まれている。

    MGU-Kは、1周あたりの回生量が2MJ、放出量が4MJと規定されている。フルで放出した場合、約33秒、120kW(約160馬力)のパワーアシストとなる。ただし、回生量・放出量が規定されているため、この部分で大きな差がつくことはないといえる。

    一方、MGU-Hは回生量・放出量ともに制限がない。MGU-Hで蓄積したエネルギーをMGU-Kに配分(デプロイメント)すれば、33秒を超えて160馬力をアシストできるようになる。

    ホンダが問題を抱えているのはこの部分。

    ホンダのF1パワーユニットは、マクラーレンが掲げたコンセプト“サイズゼロ”によるコンパクトなマシンを実現するため、エンジンのVバンク内に小型化されたターボチャージャーとMGU-Hを収めていると言われている。

    ただし、MGU-Hを小型化したことで、ホンダは熱エネルギーの回生の部分から苦戦している。そうなると、必然的にデプロイメントの部分でもライバルと比較して劣ることになる。

    また、ライバルよりも1年遅れで参戦したことで、サーキットや周回、レース状況に応じたデプロイメントの調整にも経験の差が出ている。

    ホンダは、パワー重視やストレートの多いサーキットでは、早くにデプロイメント分のパワーアシストを使い切ってしまう。そうなると、ライバルよりも160馬力低い状態で走らざるを得ず、ストレートで成す術なく抜かれてしまう。

    さらにホンダは、エンジンの馬力もメルセデスと比較すると40〜50馬力劣っていると言われており、合計するとトラックの特定の部分で約200馬力以上劣ったマシンで戦うことになる。

    ジェンソン・バトンは、デプロイメントやDRSを合せると終速度で45km/hの差にあると語っている。また、エネルギーアシストが少ないことでエンジンの燃費にも影響が出ている。

    しかし、残念ながら、今年はレギュレーションによってパワーユニットのレイアウトを変更することは不可能。

    ホンダは、2016年にむけてレイアウト変更を含めたパワーユニットの準備を進めており、大躍進を目指している。

  • F1パワーユニット:MGU-K / MGU-Hとは? / ERC(回生システム)

    F1パワーユニット:MGU-K / MGU-Hとは? / ERC(回生システム)

    2014年に導入されたF1パワーユニット。エンジンに加えて、新たに2種類のエネルギー回生システムがF1マシンの動力として採用されることになった。

    今年、F1に復帰したホンダは、エンジン面では他メーカーに負けていないと自信を見せている。

    だが、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久が“想定外”だったと挙げたのが、ERC(回生システム)だ。

    「電気なので非常に効率はいいんですけど、実際にはラジエーターを持っているわけではないので、いろいろ熱のトラブル、それこそモーターもそうですが、回路自体に非常に苦労していました」と新井康久はフジテレビのF1特番で語っている。

    F1パワーユニットは、運動エネルギー回生システム(MGU-K)と熱エネルギー回生システム(MGU-H)という2種類のエネルギー回生システムを採用している。

    MGU-Kは、2009〜13年に搭載されていたKERS(Kinetic Energy Recovery System)の発展形。モーターとジェネレーター(発電機)ユニットを利用し、運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。クルマを減速するときにはブレーキをかけるが、ハイブリッドシステムを持たないクルマは、運動エネルギーがブレーキユニットによって熱に変換され、大気に放出される。つまり、ブレーキ時に発生したエネルギーを捨ててしまう。一方、ハイブリッドシステムは、従来捨てていたエネルギーをモーター/ジェネレーターユニットを作動させて回収し、電気に変換してバッテリーに蓄える。そしてバッテリーに蓄えられた電気エネルギーは、モーターを動かして加速に使われることになる。この運動エネルギー回生システムを構成するモーター/ジェネレーターユニットは「MGU-K」と呼ばれている。MGU-Kの「MGU」はMotor Generator Unitの略、「K」はKineticの略で「運動」を意味している。

    MGU-Kの最高出力は120kW、1周あたりに蓄えられるエネルギー量は2MJと定められているため、規定上限まで回生するには、計算上、約16.7秒の減速時間が必要となる。

    MGU-Hは、エンジンから出る排気の熱をエネルギーに変換する。通常、エンジンの燃焼室を出た高温の排気は、排気管を通じて大気に放出される。この熱エネルギーを再利用するために、専用のモーター/ジェネレーターユニットを作動させて電気を作っているのが熱エネルギー回生システム。このユニットは、MGU-Hと呼ばれている。MGU-Hの「H」は、Heatの略で「熱」(排熱エネルギー)を意味している。

    ターボ車の場合、減速を終えて次に加速しようとアクセルを踏んでも、排ガスの流量が増えてタービンが本来の性能を発揮するのに一定の時間を要してしまう(ターボラグ)。そこで、MGU-Hを利用してコンプレッサーを回転させ、タービンが排気の到達を待たずに機能させることで、ターボラグの解消を行っている。

    全開加速時は、タービンに供給される排気エネルギーが増えるため、エンジンが必要な空気を圧縮するためのコンプレッサーの仕事を上回る場合がある。その際、使いきれなかった排気エネルギーによってMGU-Hで発電し、その電力を、直接MGU-Kに送る。MGU-Hでの発電量は制限されておらず、バッテリーの充放電エネルギー制限に縛られることなく、エンジンにMGU-Kの出力を上乗せして走ることができる。言い換えれば、余った排気エネルギーを、効率良く加速に使うことができる。コーナー出口の全開加速では、MGU-Hからだけでなく、バッテリーからもMGU-Kに電力を供給する場合がある。こうすることで、MGU-Kをレギュレーションで決められた最大出力(120kW)で駆動し、フル加速することができる。

    ホンダは、MGU-H / MGU-Kによるデプロイメント(アシスト量)が弱点であることを認めている。

    マクラーレン・ホンダ MP4-30は、“サイズ・ゼロ”と呼ばれるマシンのリア部分を極端にコンパクトにした非常にアグレッシブなコンセプトを採用している。ホンダはこれに対応するべき、通常エンジンの外にレイアウトされるコンプレッサーを、エンジンのVバンク内に収めたとされている。

    新井康久は「パッケージは非常に小さいです。もちろん、大きくはしたいですが、コンパクトな方がいいです。我々が苦しんでいるのがそのサイズです」と認める。

    エネルギー回生の不足を解決するには、コンプレッサーを含めた特定のコンポーネントの再考が必要だと考えられている。

    「レイアウトの問題によってそれは非常に難しいです。もちろん、来年にむけて我々はそこを変更したいと思っています」と新井康久はコメント。しかし、マクラーレンに寸法を大きくするよう要求するかという質問には「いいえ。このパッケージで行きます。我々はそれを改善するために頑張っていきます」と述べた。

  • F1:一年落ちのエンジン使用許可について議論

    F1:一年落ちのエンジン使用許可について議論

    F1ストラテージーグループで、2016年に一年落ちのエンジンの使用について議論されるという。

    今年、マノー・は、規則の抜け穴を利用して譲歩的許可を得て2014年型フェラーリのパワーユニットを使用している。

    月曜日に行われるF1ストラテジーグループの会議では、全チームが同等の条件になるよう厳格化されたテクニカルレギュレーション付則4を再度変更することが検討されるという。

    情報筋によると、1シーズンの中で異なる仕様を供給することが許されるような規則変更が行われるという。

    また、これに伴って前年型のユニットに関する費用引き下げが検討される。V8時代には1シーズンあたり700万ポンドだった費用が、現在は1,500〜2,000万ポンドまで上昇し、財政難のチームを苦しめている。

    一年落ちのエンジンを供給することを認めるという案について、フォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーは「以前からこの問題については議論している」と認めた。

    「基本的には今年のマルシャがしていることと同じだ。彼らは2015年に2014年のエンジンを使用している。それと似たようなタイプのことだ」

    現在の規則のままではそれは認められないのではないかと質問されたボブ・ファーンリーは「そうだ。その問題について話し合っている。。」とコメント。

    前年のエンジンを供給することが許されるようになれば、エンジンメーカーとチームにとっての選択肢が広がる。

    メルセデスが、マノーとエンジン契約することを検討していることがわかっているが、マノーは来年2015年型パワーユニットを比較的安価で提供してもらえるかもしれない。

  • FIA:F1のクローズドコックピット化は「まだ実現の可能性は低い」

    FIA:F1のクローズドコックピット化は「まだ実現の可能性は低い」

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、F1にクローズドコックピットを導入するにはまだいくつかの道のりがあると認める。

    元F1ドライバーのジャスティン・ウィルソンがインディカーのレースで亡くなったことを受け、FIAは、F1もドライバーの頭部保護に関して引き続き作業を続ける必要があると認めている。

    ジャスティン・ウィルソンの事故は、クラッシュした他車のノーズコーン構造が頭部に衝突しており、同じことがF1で起こり得るかについて議論がなされた。

    「我々のノーズがインディカーよりも良いか悪いかはわからない」とチャーリー・ホワイティングは Auto Motor und Sport にコメント。

    「しかし、我々のテストは非常に厳しいと言うことはできる」

    「いずれにせよ、我々は、恐ろしい事故から学べることがあるかを確認するためにインディカー・シリーズと話をしていく」

    ジャスティン・ウィルソンの事故死を受け、FIAはすでにメルセデスが交換した“暈”のようなソリューションを含めた、いくつかのコックピット保護のテストを再開していくことをコミットしている。

    完全に閉ざされたコックピットについて、チャーリー・ホワイティングは「ウィルソンの事故がクローズドコックピットに関しての我々の心を変えるとは思わない」とコメント。

    「我々は、不利が利益を上回ると考えている」

    「それでも、我々は跳んでくるデブリをコックピットからそらす方法を見つけるために引き続き努力していく。だが、これは簡単な仕事ではない」

    チャーリー・ホワイティングは、来月のテスト結果を10月上旬に公開する予定だと述べた。

    Mercedes devises F1 protected cockpits

    関連:F1:頭部を保護する“暈”を9月にテストへ

  • F1:2017年レギュレーションの早期確定を求める声

    F1:2017年レギュレーションの早期確定を求める声

    F1は、変更に備えてチームに十分な時間を与えるために2017年の新しい技術規約パッケージの確定プロセスの速度を上げるように求められている。

    5月のストラテジーグリープの会議後、FIAは2017年にF1カーとショーを改善するための多くの計画を発表した。

    計画では、F1カーのスピードを1周につき5〜6秒に上げ、見た目もフロントウィングとリアウィングの幅を広げ、大きなリアタイヤを装着してよりアグレッシブにするとされている。

    現在、F1チームは詳細を待っている段階であり、遅くとも規約は来年の3月までに確定される必要がある。それ以降には変更することができない。

    フォース・インディアの最高執行責任者オトマー・サフナウアーは「ルールがいまだに決まっていないことは大きな懸念だ。長引けば長引くほど、我々の状況は悪化する」とコメント。

    「我々は大きなチームではない。そのため、いくつかのチームのように2つのことを同時にできるようなリソースはない」

    「シリーズごとに開発するしかない。平行作業はできない。だから、レギュレーションの問題は早く進めなければならない。大きく変えるならなおさらだ」

    テクニカルディレクターのアンドリュー・グリーンも「レギュレーションが発表される2016年の3月までに決めることになっているのだから、本当に心配だ」とコメント。

    「技術レギュレーションを決める際には、わずかなアイテムに関してであっても、抜け穴をすべてふさぐために何カ月もの検討が必要だ」

    「だから、レギュレーション全体を変えようという時に、我々に残された時間内で、すべてを抜け穴なく完成させられると考えるのはかなり危険だ。本当に3月までにできるかどうか分わらない」

    アンディ・グリーンによると、来週末のF1ベルギーGP前の18日(火)に、F1の技術責任者が会議を開くことになっているという。