カテゴリー: F1マシン

  • フォース・インディア、F1マシンのカラーリングをピンクに変更

    フォース・インディア、F1マシンのカラーリングをピンクに変更

    フォース・インディアは、BWTとのスポンサー契約を締結。契約の一部として2017年F1マシン『VJM10』のカラーリングをピンクにすることを発表した。

    BWTは、飲料水を始め、冷却用水やプール用水などを生産するオーストリアの水の専門企業。

    今回の契約により、フォース・インディアは2017年F1マシンのカラーリングを同社の要望であるピンクに一新。

    これまでフォース・インディアが採用していたチーム国籍であるインドの国旗カラーのグリーンとオレンジは姿を消すことになった。

    ピンクの新しいカラーリングは、開幕戦F1オーストラリアGPでデビューする。また、セルジオ・ペレス、エステバン・オコンのヘルメットにもピンクのカラーリングが施される。

    ビジェイ・マリヤ (フォース・インディア チーム代表)
    「F1へのBWTの到着は大きなニュースであり、我々の10年の歴史で最も重要なパートナーシップのひとつとなる。それは我々がいかに強い結果を出すチームになったか、そして、冬の間に堅実な商業パフォーマンスを完了させた表れだ。2017年の我々のクルマはスタートなマット仕上げの新しい鮮やかなカラースキームを誇る。我々のマシンのカラー変更は、この新しいパートナーシップの強さを表すものであり、BWTがF1との関係を開始するという意図の表明だ」

  • F1:2017年はスタートがさらに困難に?

    F1:2017年はスタートがさらに困難に?

    F1ドライバーは、FIAが2017年から導入した新ルールによって、クリーンなスタートを決めるのがより難しくなる。

    FIAは、F1における“ドライバーエイド”の削減を進めている。無線やクラッチのバイトポイントの規制をはじめ、昨年はスタートでクラッチを操作するパドルは1つに限定された。

    さらに2017年は、クラッチの制御方法、パドルの作動域やレイアウトにも制限が加えられた。最大の変更点は、ステアリングホイールのパドルでのクラッチを制御方法。今年からトルク制御をリニアなものにしなければならなくなった。

    これまでは、エンジニアがステアリングホイールの動作の大部分をクラッチの“スイートスポット”にするようセッティングをマッピングすることが可能であり、ドライバーによってスタートは容易なものとなっていた。

    新しいスタートについてケビン・マグヌッセンは「昨年までは10~80%の間のどこかでリリースするだけでよかった」と説明。

    「だいたい、グリップ、タイヤ、燃料搭載量に応じたフラットなマップがあった」

    「なので、以前のスタートは100%エンジニアがやっているようなものだった。でも、今年は完全ンに僕たちに委ねられる」

    リニアなセッティグとなったことで、ドライバーは、スタートでのホイールスピンなど避けるには、クラッチパドルのミートポイントを完璧にヒットしなければならない。

    ザウバーのパスカル・ウェーレインは「今は普通の市販車と同じような状況だ」とコメント。

    「ドライバーはバイトポイントを完全に自力で見つけなければならない。これまでは、セットアップに問題がないか、クラッチが正しくつながるかどうかは、エンジニア寄りの仕事だった」

    「でも、これからは自分の手でそれをやることになるし、調整可能な部分はなくなる」

    また、クラッチパドルの設計にも新たな制限が加えられた。

    チームが、クラッチのバイトポイントを探しやすくする何らかのデバイスをステアリングホイールの裏側に取り付けることを防ぐために、何も設置することができないゾーンが設けられた。

    チームは、クラッチパドルとステアリングホイールの他の部分との間に、50mm以上の間隔を確保しなければならない。

    50mmの間隔の唯一の例外とは、メルセデスとフォース・インディアが採用しているとさっるドライバーの指がパドル以外の場所に触れないようにするためのストッパー機構だ。

    また、クラッチパドルの可動範囲も、チームがドライバーに完璧なスポットを見つけやすくする可能性を潰すために最大80mmに制限された。

    先週、バルセロナで行われたプレシーズンテストではスタート練習が実施されており、ドライバーは、スタートがよりチャレンジングになるとのフィードバックをしている。

    「ドライバーにとっては、スタートがとても難しくなるだろう」とパスカル・ウェーレインはコメント。
    。
    「ちょっと運が良ければ良いスタートが切れるかもしれないし、運が悪ければスタートで大きく出遅れることにもなるかもしれない」

  • 2017年 F1プレシーズンテスト:総合タイム&周回数・走行距離

    2017年 F1プレシーズンテスト:総合タイム&周回数・走行距離

    8日間にわたる2017年のF1プレシーズンテストが終了した。

    F1スペインGPの舞台となるカタロニア・サーキットで行われたプレシーズンテスト。2017年の新レギュレーションの公約通り、キミ・ライコネンが記録した最速タイムの1分18秒634は、2015年のポールタイム(1分24秒681)から6秒、2016年のポールタイム(1分22秒000)から3.3秒速くなった。

    フェラーリは、1回目のプレシーズンテストから1.3秒ラップタイムを縮めており、約0.4秒を縮めたメルセデスとは0.676秒のタイム差がついた。

    信頼性面では、メルセデスが1096周とF1スペインGPを16回分の距離を走り込んだ。ただ、2位のフェラーリとの差が140周とそこまで大きな違いはないことは興味深い。

    レッドブルは、ルノーのパワーユニット、特にERSのトラブルに悩まされたこともあり、メルセデスとの周回数差は412周分となった。ラップタイムでもフェラーリからの0.8秒差がついており、開幕までにその差がどこまで縮まるかに注目が集まる。

    マクラーレン・ホンダにとっては厳しいシーズンスタートとなってしまった。12日間で380周しか走れなかった2015年ほどではないが、昨年の710周から大きく後退。前年からのタイムアップが3秒に届いていないのもマクラーレン・ホンダだけだ。ラップタイムでもフェラーリから2.714秒差、8番手のハースから0.8秒差がついており、最下位のザウバーとは0.332秒差と、このままではQ1突破も厳しいかもしれない。

    2017年 開幕戦 F1オーストラリアGPは、3月24日(金)の10時(現地時間12時)からフリー走行1回目が行われる。

    2017年 F1プレシーズンテスト 総合タイム

    順位 ドライバー チーム ベストタイム ギャップ タイヤ
    1 キミ・ライコネン フェラーリ 1分18秒634   SS
    2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分19秒024 0.390 US
    3 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分19秒310 0.676 SS
    4 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分19秒352 0.718 US
    5 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1分19秒420 0.786 US
    6 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分19秒438 0.804 SS
    7 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1分19秒837 1.203 US
    8 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分19秒885 1.251 US
    9 ダニエル・リカルド レッドブル 1分19秒900 1.266 US
    10 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分20秒116 1.482 US
    11 エステバン・オコン フォース・インディア 1分20秒161 1.527 US
    12 ジョリオン・パーマー ルノー 1分20秒205 1.571 US
    13 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分20秒335 1.701 S
    14 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1分20秒416 1.782 SS
    15 ケビン・マグヌッセン ハース 1分20秒504 1.870 US
    16 ロマン・グロージャン ハース 1分21秒110 2.476 US
    17 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1分21秒348 2.714 US
    18 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1分21秒389 2.755 US
    19 マーカス・エリクソン ザウバー 1分21秒670 3.036 US
    20 パスカル・ウェーレイン ザウバー 1分22秒347 3.713 US
    21 アントニオ・ジョビナッツィ ザウバー 1分22秒401 3.767 US
    22 アルフォンソ・セリス フォース・インディア 1分23秒568 4.934 US

    ドライバー別 周回数&走行距離

    順位 ドライバー チーム 周回数 走行距離
    1 バルテリ・ボッタス メルセデス 628周 2923km
    2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 591周 2751km
    3 ルイス・ハミルトン メルセデス 468周 2179km
    4 マーカス・エリクソン ザウバー 445周 2071km
    5 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 414周 1927km
    6 ランス・ストロール ウィリアムズ 386周 1797km
    7 マックス・フェルスタッペン レッドブル 374周 1741km
    8 キミ・ライコネン フェラーリ 365周 1699km
    9 エステバン・オコン フォース・インディア 365周 1699km
    10 ケビン・マグヌッセン ハース 361周 1680km
    11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 349周 1625km
    12 ロマン・グロージャン ハース 341周 1587km
    13 ダニエル・リカルド レッドブル 337周 1569km
    14 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 314周 1462km
    15 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 307周 1429km
    16 ジョリオン・パーマー ルノー 283周 1317km
    17 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 277周 1289km
    18 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 235周 1094km
    19 パスカル・ウェーレイン ザウバー 192周 894km
    20 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 190周 884km
    21 アントニオ・ジョビナッツィ ザウバー 151周 703km
    22 アルフォンソ・セリス フォース・インディア 71周 331km

    マシン別 ベストタイム(周回数&走行距離)

    順位 マシン ベストタイム

    ギャップ 周回数 走行距離
    2 フェラーリ SF70H 1分18秒634   956周 4450km
    1 メルセデス W08 1分19秒310 0.676 1096周 5102km
    3 ウィリアムズ FW40 1分19秒420 0.786 800周 3724km
    7 レッドブル RB13 1分19秒438 0.804 684周 3184km
    9 トロ・ロッソ STR12 1分19秒837 1.203 584周 2719km
    8 ルノー R.S.17 1分19秒885 1.251 597周 2779km
    5 フォース・インディア VJM10 1分20秒116 1.482 785周 3654km
    6 ハース VF-17 1分20秒504 1.870 715周 3328km
    10 マクラーレン・ホンダ MCL32 1分21秒348 2.714 425周 1978km
    4 ザウバー C36 1分21秒670 3.036 788周 3668km

    エンジン別 周回数&走行距離

    順位 エンジン 周回数 走行距離
    1 メルセデス 2681周 12498km
    3 ルノー 1865周 8182km
    2 フェラーリ 1671周 7778km
    4 フェラーリ(2016年型) 788周 3668km
    5 ホンダ 425周 1978km
  • ジャン・トッド、F1エンジンのV10やV12への回帰には否定的

    ジャン・トッド、F1エンジンのV10やV12への回帰には否定的

    FIA会長のジャン・トッドは、F1のエンジンは、国際社会に受け入れられるものでなければならないと主張する。

    現行のV6ターボハイブリッドエンジンが導入された背景には、パワーユニットの燃料効率を高めるとともに、F1に新たなメーカーを参入させる狙いがあった。

    燃料効率の面では成功を収めている。V8時代は熱効率は30%だっが、今では約50%に達している。

    だが、新しいエンジ規約が導入された後にF1に復帰したのはホンダだけであり、ホンダはメルセデス、フェラーリやルノーに追いつくことに苦戦している。

    またV6ターボのエンジンサウンドは、甲高い轟音のようなV8のエンジツと比べて魅力的ではないとファンからは不評だ。

    現行のエンジン規約は2020年で失効することになっており、エンターテインメント的にもっとシンプルな高回転エンジンを復活させるべきとの意見も出ている。

    だが、ジャン・トッドは、V10エンジンやV12エンジン復活の可能性を一蹴した。

    「それは社会に受け入れられない」とジャン・トッドはFIAが発行する Auto で語った。

    「我々には国際社会によってモニターされている組織を運営する義務がある。そして、国際社会はそのようなことを受け入れないだろう」

    「実際に“10年前のエンジンに戻そう”と提案したところで、多くのマニュファクチャラーがそのような動きを支持するはずがない。少なくとも4社のうち3社は去っていくだろう」

    「また、我々は安定性がいかに重要かということも知っている。第一優先は可能な限り多くの競争を設けること、次に投資を保護することだ」

    「毎年のように新しい技術に投資することはできない。それは財政的に持続可能なことではないし、今でもF1でレースをするコストには不満が出ている。私に言わせれば不条理なコストだ」

    「それは我々が戦っていかなければならない問題だ。これまでは理想的な解決策を見つけることはできなかった。私は統括団体の代表として、その責任の一端を引き受ける覚悟がある。だが、そうはいっても妥協点を見いだすのは簡単なことではない。何かを決めるに場合、私は常にある種の団結を求めたがる」

    ジャン・トッドは、F1は正しいイメージを示す場でなければならないと考えている。

    「スポーツの心臓部は不変だが、社会の進化を考慮に入れなければならない。気候変動、汚染問題がこれほどまで重視される世の中になっており、我々も参加する義務があると感じている」

    「F1レースによって生じる汚染が、パリ発ニューヨーク行きの飛行機よりも少ないのは事実だ。だが、我々は手本でなければならない。そして、手本であるためには自らが不必要な汚染を生み出すようなことを認めるわけにはいかない。それは間違ったイメージだ」

  • F1:2017年F1マシンにかかるGフォースは“失神寸前レベル”

    F1:2017年F1マシンにかかるGフォースは“失神寸前レベル”

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、2017年F1マシンにかかるGフォースレベルを聞いてショックを受けたし、それは“普通の人間”には到底ドライブできないものだと考えている。

    新レギュレーションによって今年のF1マシンはダウンフォースの増加でコーナリングスピードが上がり、ドライバーにとってより過酷なものになるよう設計された。ピレリのF1タイヤも、大きく、太くなっている。

    新レギュレーション発表時の公約は2015年と比較してラップタイムを5秒アップさせることだったが、これはプレシーズンテスト3日目にメルセデスのバルテリ・ボッタスがすでに達成している。

    バルセロナテストでは、時速280kmのターン3での全開走行が可能となっており、ポール・ヘンベリーは、それが新世代のF1マシンの過酷な要求を際立たせていると語る。

    今季マシンで増大した負荷について質問されたポール・ヘンベルーは「かなりショッキングだ。この段階で早くもコーナーで5Gという話が出てきている・・・市販車ではフェラーリやランボルギーニの最上位モデルでも1.2〜1.3Gくらいだろう。今やそれは私の理解を超えたレベルに到達しようとしている・・・」

    「医師に詳しく説明を聞けば、失神寸前のレベルだと説明してくれるだろう。私には想像もつかない。だが、確かにターン3を見ていると、非常に印象的だった。普通の人間には不可能な業だろう」

    ピレリは、2017年は1ストップレースが主流になるとピレリは予想しており、ドライバーは後半戦の特に暑さが問題となるサーキットでは過酷な体験をすることになるだろうとポール・ヘンベリーは語る。

    「遊園地の乗り物のようだ。5Gまでいくと、気分が悪くなりそうだ。どんなサーキットかにもよるだろう。ドライバーにとって、シルバーストンで30〜40周のスティントを走るのははかなり疲れるはずだ。かなりぐったりすると思う。ここ(バルセロナ)でも、あと20℃気温が上がり、レース状態で全開走行すればそうなる」

    「ドライバーにとっては肉体的に非常に大きなチャレンジだ。もちろん、彼らは一流のアスリートたちばかりだし、入念に準備している。我々がすでに目にしている3秒というタイム短縮は、通常であれば3年の開発に相当する。驚くべきパフォーマンスだ」

  • バルテリ・ボッタス 「2017年F1マシンは風の影響を受けやすい」

    バルテリ・ボッタス 「2017年F1マシンは風の影響を受けやすい」

    バルテリ・ボッタスは、2017年F1マシンを風の強いコンディションで走らせるのは難しいと感じており、スピンの数を増加させると考えている。

    バルテリ・ボッタスは、バルセロナテスト2日目に突然の強い追い風によってターン9でスピン。ボッタス以外にも多くのドライバーがスピンを喫している。

    「2日目のように風がとても強いコンディションでは、大抵のクルマがかなりスナッピーだと感じると思う」とバルテリ・ボッタスはコメント。

    「全体的に空力面でより大きなダウンフォースが生み出されているので、風の影響が大きくなっていると思う」

    「風にあおられたら、通常よりもより多くのダウンフォース量を失う。よりトリッキーになっている」

    ルノーのジョリオン・パーマーは、テスト3日目にアウトラップでスピンしてグラベルにはまり、ウィリアムズのルーキーであるランス・ストロールは2日間の走行で2度スピンとクラッシュを喫して注目を集めた。

    バルテリ・ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンも、2017年の新車は去年のクルマを“簡単に感じさせる”と語っている。

    上記の事故は、タイヤがグリップを失い、急なスナップオーバーステアを引き起こしたとの見方もあるが、バルテリ・ボッタスはタイヤは大きな要因ではないと考えている。

    「僕のフィーリングだけど、タイヤに関しては、グリップが突然失われるという点では大きな違いはないと思う」とバルテリ・ボッタスは説明。

    「そのような状況になりやすいのはタイヤに十分な熱が入っていない場合だけだ。硬い方のコンパウンドでは特にね。うまく働かせるのが大変なときがある。オーバーステアの際に、突然、かなりスナッピーになる」

    「でも、軟らかい方のコンパウンドは、一旦、熱が入れば、スライドやグリップを失う割合は昨年とほぼ同じように感じた」

  • ロス・ブラウン 「シャークフィンとTウィングは禁止にしたい」

    ロス・ブラウン 「シャークフィンとTウィングは禁止にしたい」

    F1の新たな競技責任者に就任したロス・ブラウンは、新世代のF1マシンからシャークフィンとTウィングを取り除きたいと考えている。

    今年、空力レギュレーションが大幅に変更されたが、その結果、2017年F1マシンにはシャークフィンが復活し、新たなデバイスとしてTウィングが登場した。

    ファン、チーム、そして、ロス・ブラウンも、シャークフィンやTウィングにはまったく満足していない。

    「新車や新しいレギュレーションでは、それらがどのようなパフォーマンスを発揮し、どのような影響を持っているかを確認する必要がある」とロス・ブラウンは Formula1.comのYouTubeインタビューで語った。

    「レーシングカーとしてはより刺激的に見える。全体的なクルマのプロポーションは良くなっている」

    「マシンはずっと速くなっている。かなり印象的なパフォーマンスだ。ドライバーはフィジカル的にチャレンジングだと私に話しているし、それは求められていたことだ」

    「新しいレギュレーションでは常にいくつか小さな問題があるものだ。後部のシャークフィンは不人気だ。頃合を見計らって対処する必要がある

    「新しいレギュレーションの目的の一部は、見た目にも刺激的なクルマを造ることにあった。周囲のデバイスでそれを台無しにしたくはないし、価値を下げたくはない。だが、新しいレギュレーションではそれは普通のことだ」

    Tウィングに関しては「それらはすべて新しいレギュレーションの結果であり、意図されたものではない。すべてが予想外の結果だと思う。時間をかけて除外していく必要がある。もう少し純粋な見た目にしたい」

  • 2017年 F1プレシーズンテスト1回目:総合タイム&周回数・走行距離

    2017年 F1プレシーズンテスト1回目:総合タイム&周回数・走行距離

    2017年の1回目のF1プレシーズンテストとなる第1回目のバルセロナテストの終了した。

    2月28日〜3月2日の4日間にわたってカタロニア・サーキットで行われた1回目のテストでは、全チームが新レギュレーションに適応した2017年F1マシンを投入。シェイクダウンテストを含めて新車の出来栄えをチェックした。

    レギュレーション変更の初年度は、マイレージを稼ぐことが重要。また、今年からパワーユニット開発のトークンの廃止により、各エンジンメーカーは新型パワーユニットを導入しており、またパワーユニット使用数もシーズンあたり4基へと減少するため、さらに信頼性を築き上げることが鍵となってくる。

    最も多くの周回を走ったのはメルセデスのW08。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスを合わせて558周を走行。フェラーリ SF70Hよりも90周多く走っている。2年目のハースが4番目の走行距離を稼いでいる点も興味深い。

    パーツのチェックが焦点で、まだセットアップを煮詰めていない段階だが、今年はメルセデスとフェラーリの速さが際立っている。バルテリ・ボッタスとセバスチャン・ベッテルは1分19秒台に突入。1分20秒台のタイムを記録しているのも2チームだけだ。

    レッドブルはまだ上記2チームから一歩遅れているが、今後の新パーツ導入でどこまでタイムを削ってくるか興味深い。また、ルノーが走り出しから好タイムを記録しており、ワークスチームとしてのリソースでどこまで底上げしてくるかも注目だ。

    マクラーレン・ホンダは、前半2日目のトラブルで208周で終了。タイムもストフェル・バンドーンが17番手、フェルナンド・アロンソが18番手と下位に沈んでいる。信頼性ともにトロ・ロッソと下位争いをしている状況。来週以降の巻き返しに期待したい。

    2017年 F1プレシーズンテスト1回目 総合タイム

    順位 ドライバー チーム ベストタイム タイヤ
    1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分19秒705 Ultra Softs
    2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分19秒952 Softs
    3 キミ・ライコネン フェラーリ 1分20秒872 Softs
    4 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分20秒983 Super Softs
    5 ダニエル・リカルド レッドブル 1分21秒153 Softs
    6 ジョリオン・パーマー ルノー 1分21秒396 Softs
    7 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分21秒769 Softs
    8 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分21秒791 Softs
    9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分21秒824 Super Softs
    10 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1分22秒076 Softs
    11 ロマン・グロージャン ハース 1分22秒118 Super Softs
    12 ケビン・マグヌッセン ハース 1分22秒204 Super Softs
    13 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分22秒351 Softs
    14 アントニオ・ジョビナッツィ ザウバー 1分22秒401 Ultra Softs
    15 エステバン・オコン フォース・インディア 1分22秒509 Super Softs
    16 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分22秒534 Super Softs
    17 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 1分22秒576 Ultra Softs
    18 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1分22秒598 Ultra Softs
    19 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1分22秒956 Softs
    20 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1分23秒540 Mediums
    21 アルフォンソ・セリス フォース・インディア 1分23秒568 Ultra Softs

    ドライバー別 周回数&走行距離

    順位 ドライバー チーム 周回数 走行距離
    1 バルテリ・ボッタス メルセデス 324周 1508.22km
    2 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 267周 1242.89km
    3 ルイス・ハミルトン メルセデス 234周 1089.27km
    4 キミ・ライコネン フェラーリ 201周 935.66km
    5 マーカス・エリクソン ザウバー 198周 921.69km
    6 マックス・フェルスタッペン レッドブル 174周 809.97km
    7 ロマン・グロージャン ハース 174周 809.97km
    8 ケビン・マグヌッセン ハース 169周 786.70km
    9 アントニオ・ジョビナッツィ ザウバー 151周 702.91km
    10 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 150周 698.25km
    11 ジョリオン・パーマー ルノー 143周 665.67km
    12 セルジオ・ペレス フォース・インディア 121周 563.26km
    13 ダニエル・リカルド レッドブル 120周 558.60km
    14 ランス・ストロール ウィリアムズ 110周 512.05km
    15 ストフェル・バンドーン マクラーレン・ホンダ 107周 498.09km
    16 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 103周 479.47km
    17 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 101周 470.16km
    18 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 100周 465.50km
    19 エステバン・オコン フォース・インディア 86周 400.33km
    20 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 83周 386.37km
    21 アルフォンソ・セリス フォース・インディア 71周 330.51km

    マシン別 周回数&走行距離

    順位 マシン 周回数 走行距離
    1 メルセデス W08 558周 2598.49km
    2 フェラーリ SF70H 468周 2178.54km
    3 ザウバー C36 349周 1624.60km
    4 ハース VF-17 343周 1596.67km
    5 レッドブル RB13 295周 1373.23km
    6 ルノー R.S.17 293周 1363.92km
    7 フォース・インディア VJM10 278周 1294.09km
    8 ウィリアムズ FW40 213周 991.52km
    9 マクラーレン・ホンダ MCL32 208周 968.24km
    10 トロ・ロッソ STR12 183周 851.87km

    エンジン別 周回数&走行距離

    順位 エンジン 周回数 走行距離
    1 メルセデス 1049周 4883.10km
    2 フェラーリ 811周 3775.21km
    3 ルノー 771周 3589.01km
    4 フェラーリ(2016年型) 349周 1624.60km
    5 ホンダ 208周 968.24km
  • メルセデス W08:シャークフィンをチムニーダクト化

    メルセデス W08:シャークフィンをチムニーダクト化

    メルセデスは、2017年F1マシンのエンジンカバーのエリアの開発をプッシュしている。

    2017年F1マシンは、ロー&ワイドになったリアウイングへの気流の改善を狙って、ほぼ全てのマシンがシャークフィンを復活させている。

    メルセデスは、F1バルセロナテストで特にそのエリアのテストを積極的に行っている。

    これまでメルセデス W08では、ノーマルなエンジンカバー、シャークフィンにTウィング、ダブルTウィングを組む合わせた何通りのパターンが試されている。

    特に注目を集めているのが、シャークフィン。テスト初日に登場したシャークフィンは、他チームよりも短いが、違いはそれだけではない。上部に煙突のように冷却用の排気口が設けられている。

    2009年、F1マシンのサイドポッドのショルダー部分には冷却のために煙突のようなアウトレットが設けられ、チムニーダクトと呼ばれていた。

    F1カーには、パワーユニットからの熱を発散させるために多くの冷却方法がとられている。エンジンにはオイルおよびウォーターラジエーター、ハイブリッドシステムのためのクーラー、ターボインタイクーラー、油圧液クーラー、ギアボックスのオイルクーラーなど。それら全てはエンジンカバーとサイドポッド内に収められるが、空気はクーラーを通してどこかに排出されなければならない。

    通常、それはサイドポッドの後部に設けられるが、ディフューザーとリアウィングへの気流を改善させるために、チームはタイトなサイドポッドを好んでおり、コックピッドサイド、エキゾースト周りののわずかな場所に熱い空気の排出口を求めている。

    だが、メルセデスはそれをシャークフィン後方の上部に持っていくという発想をした。

    サイドッポッド内の気圧は高いが、フィンの上の空気はクリーンであり、周囲の圧力によって空気はチムニーの外に流れる。また、シャークフィンの先端で作り出される渦はフィンの後方で低い気圧を作り出し、それもチムニーからの空気の排出を助け、効果をさらに高める。

    上記の機能を備えるため、メルセデスのシャークフィンは通常よりも厚くなっているが、余分なドラッグや気流の妨げになることはないだろう。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、“シャークフィンが提供するパフォーマンス的な利益はそれほど重要なものではない”として美学的に禁止することを提案した。

    しかし、メルセデスは、美学や整流だけでなく、さらに一歩先を行く開発を進めている。

  • メルセデス、“ダブルTウィング”をテスト

    メルセデス、“ダブルTウィング”をテスト

    メルセデスは、F1バルセロナテスト2日目に“ダブルTウィング”をテストしている。

    今年、エンジンカバーの後端に前年のウィングの寸法を再現したTウィングという新たなソリューションが登場。メルセデスがフィルミングデーで搭載して話題を呼んだ。

    その後、フェラーリ、ウィリアムズ、ハースといったチームがTウィングを搭載し、今季の注目のデバイスとなっている。

    メルセデスは、エンジンカバー部分のアイテムを評価しており、初日にはシャークフィンもテストしている。

    テスト2日目にはTウィングを二重にした“ダブルTウィング”が登場。他チームも含め、このエリアはまだまだ開発の余地がありそうだ。

    ダブルTウィング