カテゴリー: F1マシン

  • 【F1】 チャンピオンはスペシャルカラーのHalo搭載のアイデア

    【F1】 チャンピオンはスペシャルカラーのHalo搭載のアイデア

    FIA会長のジャン・トッドは、2018年にF1に導入されるコックピット保護デバイス『Halo』の人気を高めたいと考えている。

    多くのドライバーや関係者、ファンは、コックピット保護デバイスが2018年からF1の美学と“DNA”に影響を及ぼすことに不満を抱いている。

    グリッドの多くの人々はF1がすでに“十分に完全”だと考えているが、ジャン・トッドは、Haloはドライバーの安全を維持するために導入するのだとモンツァで述べた。

    「それはスポーツを率いる責任のある人々を必要としている理由だ」とジャン・トッドは Auto Motor und Sport にコメント。

    「我々は2018年シーズンのフォーミュラEにHaloを導入すると発表した際には批判はなかった」

    「また、来年のF2にHaloを導入することに関しても否定的な意見は耳にしていない。これは人々がすでにそれに慣れていることを示していると思う」

    それでもHaloは不人気なままであり、多くのF1ファンの間で議論がなされている。

    「私が耳にした気にいったアイデアがある。チャンピオンシップリーダーのハローにはスペシャルカラーを与えるべきだというものだ」

    「だが、いくつかのチームはすでにスポンサーにHaloのスペースを販売しているとも聞いている」とジャン・トッドは付け加えた。

  • 各F1ドライバーのパワーユニット使用状況 (F1ベルギーGP 終了時点)

    各F1ドライバーのパワーユニット使用状況 (F1ベルギーGP 終了時点)

    2017年 第12戦 F1ベルギーGP終了時点での各F1ドライバーのパワーユニット使用状況を振り返る。

    ルイス・ハミルトンがキャリア200戦目をポール・トゥ・ウィンで飾ったF1ベルギーGP。メルセデスは、オイル消費量の制限が厳格化される前のスパに最新アップデートを施した4基目のICE(内燃エンジン)を投入。エンジン面でライバルにアドバンテージを築いた。

    また、メルセデスはICEに加えて両ドライバーにターボチャージャーとMGU-Hについても4基目を投入している。

    マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンに“スペック3.6”パワーユニットを導入するために6つのコンポーネント全てを交換。バンドーンは、この時点でICE(5基目)、ターボチャージャー(8基目)、MGU-H(8基目)、MGU-K(5基目)、エネルギー貯蔵(5基目)、コントロールエレクトロニクス(6基目)となり、40グリッド降格ペナルティが確定。

    だが、金曜日に信頼性の問題が発覚したことで、ICE(6基目)、ターボチャージャー(9基目)、MGU-H(9基目)、MGU-K(6基目)を投入し、さらに20グリッド降格が科せられた。

    土曜フリー走行でエンジントラブルに見舞われたトロ・ロッソのダニール・クビアトは、ICE(5基目)、ターボチャージャー(5基目)、MGU-H(5基目)を交換して、20グリッド降格ペナルティを受けた。

    ICEが4基目に達してのはハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセン、ジョリオン・パーマー(ルノー)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)。マーカス・エリクソン(ザウバー)は、ターボチャージャーとMGU-Hを4基目に交換している。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4基目のICEを投入し、決勝にむけて3基目のエネルギー貯蔵とコントロールエレクトロニクスの封を切ったが、レースではエンジントラブルが発生してリタイア。次戦でのグリッド降格ペナルティの可能性を残した。

    F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり4基のエンジンを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが5基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    チーム ドライバー ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
    メルセデス ルイス・ハミルトン 4 4 4 3 2 2
    バルテリ・ボッタス 4 4 4 3 2 2
    レッドブル ダニエル・リカルド 4 4 5 3 2 2
    マックス・フェルスタッペン 4 3 4 3 3 3
    フェラーリ セバスチャン・ベッテル 3 4 3 3 3 3
    キミ・ライコネン 3 4 3 3 3 3
    フォース・インディア セルジオ・ペレス 3 3 3 2 2 2
    エステバン・オコン 3 3 3 2 3 2
    ウィリアムズ フェリペ・マッサ 2 2 2 2 2 2
    ランス・ストロール 2 2 2 2 1 2
    マクラーレン・ホンダ フェルナンド・アロンソ 6 8 8 6 5 4
    ストフェル・バンドーン 6 9 9 6 6 6
    トロ・ロッソ ダニール・クビアト 5 5 5 2 3 3
    カルロス・サインツ 3 3 4 3 2 3
    ハース ロマン・グロージャン 4 4 3 3 3 3
    ケビン・マグヌッセン 4 4 3 3 3 2
    ルノー ニコ・ヒュルケンベルグ 3 3 4 3 3 3
    ジョリオン・パーマー 4 4 4 2 3 3
    ザウバー マーカス・エリクソン 3 4 4 3 3 3
    パスカル・ウェーレイン 4 4 4 3 3 3

    ICE … 内燃機関(エンジン)
    TC … ターボチャージャー
    MGU-H … 運動エネルギー回生システム
    MGU-K … 熱エネルギー回生システム
    ES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)
    CE … コントロールエレクトロニクス

    関連:【F1】 パワーユニット 用語解説 (ICE/MGU-H/MGU-K/TC/ES/CE)

  • 【F1】 ハロー導入決定の遅れが2018年F1マシンの開発に影響

    【F1】 ハロー導入決定の遅れが2018年F1マシンの開発に影響

    2018年にF1にコックピット保護デバイス『ハロー』を導入するという決定が遅れたことで、2018年F1マシンがプレシーズンテストに間に合わないかもしれないとフォース・インディアのフォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーは考えている。

    今年7月、FIAは、10チーム中9チームが反対したにも関わらず、2018年のF1マシンにハロー装着を義務化することを決定した。

    オトマー・サフナウアーは、ハローによる負荷はシャシーの構造に直接的な影響を与えることになり、シャシーの作業に遅れが生じることになると説明する。

    「来年のクルマは遅れるかもしれない」とオトマー・サフナウアーは Autosport にコメント。

    「モノコックの設計と製造する時間は限られている。その時間枠が定義できないとモノコックを製造する際に全てに遅延が発生してくる。今のところ、我々はテストまでに製造することができないかもしれない」

    オトマー・サフナウアーは、FIAのクラッシュテストの基準がとても高いものになれば、シャシーとハローを一体化させる方法がモノコックの設計に影響を与えることになると付け加えた。

    「(1998年のカナダGPで)アレックス・ブルツが回転し、ロールフープが壊れた際、ロールフープのテスト基準は一桁上がった」とオトマー・サフナウアーはコメント。

    「実際にテスト基準に合格するロールフープを設計し、試行錯誤したことを覚えている。大変な時間がかかった」

    「最終的にはそれを成し遂げたが、何度も失敗し、再設計することになった・・・」

    「ロールフープの素晴らしい部分は、その部分をカットして、別のものに置き換えることができたので、モノコック全体を再設計する必要がなかったことだ」

    「このテスト基準がとても高いものになり、ハローが失敗し、モノコックが失敗した場合、我々は酷い目にあうだろう」

    オトマー・サフナウアーは、ハロー導入の理由は理解しているが、あまりに早くに実施に移されていると感じている。

    「急ぎ過ぎた。きとんとそれをしていくためにもう一年あったら良かっただろう。それを止めるする唯一の方法は、FIAがそれをストップし、1年後にそれをしようと言う場合だけだ」

    「急いでやるよりもきとんとやった方が安全だ。それが我々が止めることができる唯一の方法だ」

  • 【F1】 ハロー搭載で追加される重量にドライバーが不満

    【F1】 ハロー搭載で追加される重量にドライバーが不満

    2018年に全てのF1マシンに搭載が義務付けられるコックピット保護デバイス『ハロー』。最大の焦点はその見た目にあるが、実際にはその重量がもうひとつの論点になるかもしれない。

    ハローは、そのビーチサンダルのようなルックスに大きな批判が集まっている。だが、より重要な影響を及ぼす可能性があるのはデバイスの重量にある。カーボンとチタンで製造されるハローは、追加で10kgの重量をF1マシンにもたらすことになる。

    実際、Blick は、2018年にハローの重要に対応するために、マシンの最低重量が現在の728kgから5kg増加すると報じている。

    「ドライバーはさらに5kgの減量を強いられるという意味だろうか?」と同紙は報じている。

    ルイス・ハミルトンは「安全性が17%向上するのであれば、ハローを無視することができる」とコメント。

    「でも、ルックスが良くないだけでなく、追加の重要も良いことではない」

    カルロス・サインツも「クルマのためだけにサイクリストのようにスリムになるべきではないと思う」と続ける。

    メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、ハローがF1の“DNAを破壊する”と考えている。

    しかし、バルテリ・ボッタスはその意見には同意していない。

    「僕はハローがF1を傷つけるとは思っていない」とバルテリ・ボッタスは Auto Bild にコメント。

    「スポーツの歴史における他の多くと同じように安全性を向上させるためのものだ。それはドライバーにとって良いことだ」

    「唯一の欠点は重量の追加だ。クルマが重くなればなるほど、エキサイティングではなくなってしまう」

  • 「F1はフォーミュラEとは反対の道を進んでいく必要がある」

    「F1はフォーミュラEとは反対の道を進んでいく必要がある」

    レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1は岐路に立たされていると考えており、テクノロジーに関してフォーミュラEとは反対の方向に進むべきだと考えている。

    大手自動車メーカーはフォーミュラEへの進出を進めており、ここ数週間でポルシェとメルセデスが2019年にフォーミュラEに参戦することを発表。モータースポーツの頂点として、F1は2020年以降に適切なエンジンを選択する必要に迫られている。

    現在、行われている議論では、F1はハイブリッドのコンポーネントを削減して簡略化したV6ツインターボパワーユニットへと進んでいるようだが、クリスチャン・ホーナーはその選択が正しいとは確信していない。

    フォーミュラEは、自動車メーカーに電気自動車を開発する場を提供しているが、F1は将来のエンジンテクノロジーを追いかけるのをやめて、ドライバーとチームを重視したフォーミュラに戻るべきだとクリスチャン・ホーナーは考えており、F1が“純粋なレース”とドライバーが差が生むことができるという理由から、自然吸気エンジンへ回帰することを望んでいる。

    「悪い妥協で終わらないことを願っている」とクリスチャン・ホーナーは Auto Motor und Sport にコメント。

    「自動車メーカーはすでにフォーミュラEへと進んでいる。ポルシェ、メルセデス、ルノー、アウディ、ジャガー。これまでのF1以上だ」

    「現在、フォーミュラEのコストは、F1エントリーのわずか5%だ。大手自動車メーカーがフォーミュラEに移行し、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティンのようなスポーツカーメーカーがF1にいるkとおが想像できる。それが彼らの居場所だ」

    「F1は岐路に立たされていると思う」

    「政治を信じれば、我々全員が2030年には電気自動車を運転しているだろう。なので、F1は対抗馬でなければならない。純粋なレース、人、マシン、燃料エンジンによる世界最高のドライバーの競争というね」

    クリスチャン・ホーナーは、中途半端な決定や悪い妥協を避けるために、F1のスポーティングマネージャーであるロス・ブラウンが“正しい決断を下すために必要な勇気”を持っており、最終的な決断を下してくれると信じている。

    ロス・ブラウンは、F1が市販車産業と関連すべきかどうかを再評価する必要があると述べており、クリスチャン・ホーナーはF1が現在とは異なる道を進んでいく必要があると同意する。

    「新オーナーは、もっと良いプロダクトを通して、チームに価値を与えたいと考えている。現時点で、F1は経済的な点では誰にも意味をなさない。したがって、我々はこのモデルを修正していく必要がある」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「素晴らしいショーは我々がホイール・トゥ・ホイールのレースを必要としており、ドライバーがヒーローになるかにかかっているとリバティと人々と話をした。ロス・ブラウンは利害の衝突に直面している。彼は正しい決定を下す勇気が必要だ」

    クリスチャン・ホーナーは、アストンマーティンのスポーツカープロジェクトのために実施した“多くの市場調査”により、圧倒的多数がハイブリッドではなく、V10やV12を望んでいることが示されたと述べた。

    「ファンフォーラムのひとつで独自のアンケートを実施し、我々はV10に戻りたいと言うと、全員が喝采を送っていた」

    「我々がそうすることはないと思う。我々はツインターボのV6に満足しなければならないだろう。だが、サウンドが鍵をに握る」

    「現在のエンジンへのあらゆる批判のなかで、ファンにとって最も重要なのはサウンドだ」

  • 次世代F1エンジンの方針は「大音量、低コスト、高性能」

    次世代F1エンジンの方針は「大音量、低コスト、高性能」

    F1の新CEOを務めるチェイス・キャリーは、将来のF1では“大音量、低コスト、より優れた”のエンジンを目にしたいと語る。

    F1チーム代表とFIAは、2021年から現在のテクノロジーの一部は残す可能性はあるものの、現行の1.6リッター ターボハイブリッド・パワーユニットを廃止し、より安価でサウンドの大きいエンジンを導入する方向で議論が進めている。

    チェイス・キャリーは、コスト削減と公平な収益配分と並行してエンジンを新たな方向性に進めることで、将来的にF1は改善していくと考えている。

    「我々はすでにいくつかのイニシアチブを実施している」とチェイス・ケアリは Auto Bild にコメント。

    「ひとつは新しいエンジンだ」

    チェイス・キャリーは、メルセデスの現在のエンジン仕様での圧倒的な進歩に感銘を受けたと語る。

    「現在のエンジンを極めたメルセデスには脱帽だ」とチェイス・キャリーはコメント。

    「だが、パフォーマンスの差はあまり大きすぎる。そのため、大音響、低コスト、優れたエンジンという方針のもと、状況をよりシンプルにしたい」

    「もうひとつのエリアはコストだ」とチェイス・キャリーは続ける。

    「現在、年間5億ドル(約550億円)を使うチームもあれば、1億ドル(約110億円)のチームもある。これでは競争が妨げられ、歪められてしまう」

    「チームがスポーツで収益を得られることが目標でなければならない。だが、実際には現時点で利益を上げいるチームはいない」

    フォーミュラEが将来の自動車エンジン開発の電気的な側面を引き受ける一方で、F1はどのような方向に進むかが問題となっている。

    FIA会長のジャン・トッドは、F1が以前のV8やV10エンジンに戻ることはないとすでに述べている。

    元F1ワールドチャンピオンのアラン・プロストは、コンストラクターの間でもそのルートに進むという願望はないと語る。

    「自然吸気エンジンに戻ることを望んでいるコンストラクターはいない」とプロストは Crash.net にコメント。

    「彼らは、少なくとも今日のような複雑ではないエンジンを望んでいる」と
    「だが、電気を異なる方法で、異なる形で使い続けていくことになるかもしれない」

    「彼らは戻りたくはないだろう」

  • 【F1】 ハローのデザイン改良に取り組む

    【F1】 ハローのデザイン改良に取り組む

    FIAは、2018年に導入を予定しているコックピット保護デバイス『ハロー』のデザイン改良し、厚めを減らす方法を探っている。

    新たに検討されていた『シールド』デバイスのテストが不調に終わり、FIAは2018年から全チームにハローの装着を義務付けられることをした。ドライバーの安全と頭部に重傷を負うリスクを軽減することに注力しているFIAは、ハローが「全体的な安全性においてベストなパフォーマンス」を提供すると主張している。

    ハローは、ビジュアルという観点から批判を受けており、メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、ハローが“F1マシンのDNAを破壊する”と語り、F1はコックピット防護システムに力を入れたことを後悔するだろうと述べている。

    しかし、FIAは、2018年の導入までにハローのビジュアル面のデザインを改善できると確信しており、現在、センターピラーを細くした改良版をテストしている。

    「現在、センターピラーは20mmになっている」とFIAのセーフティディレクターであるローレン・メキースは説明。

    「ドライバーの前方の視野を確保するため、我々はこの厚みを減らすことを考える必要があると感じている。来年までにテストを行い、16mmまで細くしてどれだけプッシュできるか見てみるつもりだ」

    F1のレースディレクターをツト得mるチャーリー・ホワイティングによれば、FIAは後半戦のレース週末に各F1チームがトラック上でハローをテストを行う許可を与えたという。

    「我々はFP1とFP2でそれらを使用できるかと尋ねてきた一部のチームに伝えた」とチャーリー・ホワイティングはコメント。

    「インシーズンテストでもだ。ピレリのタイヤテストは除外しているが、ハンガリーの2日間のテストも該当し、今回のテストやアブダビ後のテスト、そして、彼らの大部分が昨年に行ったように、全イベントの初日に行なわれるフリー走行でも使用できる」

    F1ハンガリーテストでは、メルセデスのテストを担当したジョージ・ラッセルが、ハローの導入が発表されて以降、初めてハローを装着してマシンで走行を行っている。ジョージ・ラッセルはテスト2日目に、幅を狭いバージョンのハローをテスト。走行を終えたジョージ・ラッセルは、ハローの視界への影響の少なさに驚いたとコメントしている。

  • 各F1ドライバーのパワーユニット使用状況 (F1イギリスGP 終了時点)

    各F1ドライバーのパワーユニット使用状況 (F1イギリスGP 終了時点)

    2017年 第10戦 F1イギリスGP終了時点での各F1ドライバーのパワーユニット使用状況を振り返る。

    メルセデスが1-2フィニッシュを飾ったF1イギリスGP。シーズンの折り返しとなる第10戦で、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、初日にそれぞれ3基目のターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを投入している。

    フェラーリは、アップグレード版のエンジンを投入。各ドライバーが3基目の内燃エンジンとなり、キミ・ライコネンはターボチャージャー、MGU-H、セバスチャン・ベッテルがコントロールエレクトロニクスを交換。両ドライバーはターボチャージャーが4基目に達している。

    マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが、5基目のエネルギーストア、8基目のターボチャージャーとMGU-H、6基目の内燃機関とMGU-Kを投入して30グリッド降格ペナルティを科せられた。

    レッドブルは、ダニエル・リカルドが5基目のMGU-Hを搭載して10グリッド降格ペナルティを科せられている。

    F1レギュレーションでは、各ドライバーあたり4基のエンジンを使用することができる。そして、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが5基目に達した時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    チーム ドライバー ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
    メルセデス ルイス・ハミルトン 3 3 3 3 2 2
    バルテリ・ボッタス 3 3 3 3 2 2
    レッドブル ダニエル・リカルド 4 4 5 3 2 2
    マックス・フェルスタッペン 3 3 4 3 2 2
    フェラーリ セバスチャン・ベッテル 3 4 3 2 2 3
    キミ・ライコネン 3 4 3 2 2 2
    フォース・インディア セルジオ・ペレス 2 2 2 2 3 2
    エステバン・オコン 2 2 2 2 2 2
    ウィリアムズ フェリペ・マッサ 2 2 2 2 2 2
    ランス・ストロール 2 2 2 2 1 2
    マクラーレン・ホンダ フェルナンド・アロンソ 6 8 8 6 5 4
    ストフェル・バンドーン 4 7 7 4 5 5
    トロ・ロッソ ダニール・クビアト 3 3 4 2 3 3
    カルロス・サインツ 3 3 4 3 2 3
    ハース ロマン・グロージャン 3 4 3 3 2 2
    ケビン・マグヌッセン 3 4 3 3 2 2
    ルノー ニコ・ヒュルケンベルグ 3 3 4 3 3 3
    ジョリオン・パーマー 3 4 4 2 3 3
    ザウバー マーカス・エリクソン 3 3 3 3 2 2
    パスカル・ウェーレイン 3 3 3 3 2 3

    ICE … 内燃機関(エンジン)
    TC … ターボチャージャー
    MGU-H … 運動エネルギー回生システム
    MGU-K … 熱エネルギー回生システム
    ES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)
    CE … コントロールエレクトロニクス

    関連:【F1】 パワーユニット 用語解説 (ICE/MGU-H/MGU-K/TC/ES/CE)

  • 【F1】 エンジンオイルの不正燃焼の規制をさらに強化

    【F1】 エンジンオイルの不正燃焼の規制をさらに強化

    FIAは、論争の的となっているエンジンオイルの不正燃焼問題を追及していくためにF1イタリアGPから新たな規制を設けることをF1チームに通達した。

    今シーズンの開幕前からエンジンオイルを燃料として使うことでエンジン出力を増幅させるトリックの存在が取り沙汰されており、疑惑を感じたチームがFIAに問い合わせている。

    F1アゼルバイジャンGPから規制は強化され、内燃機関の燃焼改善に役立つ可能性のある化学物質をエンジンオイルに使用することができなくなった。

    2018年からはオイルの燃焼を非合法化する当たらなルールが合意されているが、FIAは今シーズンもチームがこの制限を逃れることができないようにプッシュを続けている。

    FIAは、F1ハンガリーGPにむけて技術指令を発行。エンジンオイルの消費量を100kmあたり0.6リットルに制限することが可能だと考えており、2018年から“厳格に取り締まる”ことをチームに通達した。

    これまでは、一部のマニュファクチャラーは現行エンジンでその制限内で走らせることに苦労する可能性があることを考慮してオイル消費は厳しく実施されていなかったが、FIAはシーズン前半のエンジン状況を分析し、イタリアGPからは新たに導入される新たなパワーユニットに対しても100kmあたり0.9リットルにオイル消費を制限することを決定した。

    「我々は、一部競技者が今シーズンに0.6L/100kmの制限を順守することが困難である可能性を認め、現在は全てのパワーユニットに対して許容誤差を適用している」とFIAの技術代表を務めるマルチン・ブコウスキーは記した。

    「しかし、我々は2017年イタリアGP以降に導入されるパワーユニットのいかなるICE(内燃エンジン)エレメントに関してもオイル消費量は0.9L/100km未満であることを期待している。消費量がこれを超えた場合、技術レギュレーション違反の可能性があるとの疑いを持たれ、調査されることになる」

    「我々は、全ての競技者のオイル消費を監視し、定期的に物理的な調査と測定を続けていく」

    F1チームには、新しい制限を順守することなく、ハンガリーとベルギーで新たなV6エンジンをプールする機会がまだ残されている。しかし、モンツァ以降の9戦でエンジンメーカーはパフォーマンスアップグレードの導入をすでに計画している可能性があり、その場合は新しい制限を順守しなければならない。

  • 【F1】 FIA、2018年のハロー導入決定に至った経緯を説明

    【F1】 FIA、2018年のハロー導入決定に至った経緯を説明

    FIAは、2018年にF1世界選手権にコックピット保護デバイスとして『ハロー』を導入するに至った経緯を説明した。

    19日(水)、全F1チーム、FIA、リバティ・メディアが参加する“臨時”のストラテジーグループ会議がジュネーブで開催され、2018年からF1マシンに『ハロー』が安全デバイスとして導入されることが発表された。

    F1は、何らかの頭部保護システムをF1マシンに導入することを検討しており、昨年は『ハロー』、そして、レッドブルが発案した『エアロスクリーン』をテストした。

    今年に入ってから、ハローは一旦廃案となり、新たに『シールド』が提案され、F1イギリスGPのフリー走行1回目にフェラーリのセバスチャン・ベッテルがテストしたが、湾曲したスクリーンは視界が悪く、走行していて眩暈がしたとネガティブなフィードバックをしていた。

    ハローの導入に関しては、フェラーリ以外の全チームが反対票を投じたとされるが、FIAはそれを覆し、安全を理由に『ハロー』を2018年のF1レギュレーションに組み込むことを決定。ファンだけでなく、ニキ・ラウダを始めとするF1チーム側からも多くの批判が出ている。

    FIAは22日(土)に声明を発表。ハロー導入という決定を擁護し、その決定に至った経緯を説明した。

    「モータースポーツの安全はFIAにとって最優先の懸念だ。モータースポーツの多くのエリアで大きな進歩がなされてきたが、シングルシーター競技の頭部保護は長年にわたる懸念のエリアだった」とFIAは声明で述べた。

    「モータースポーツは元々危険をはらんでいるが、優れた研究と技術開発を通してコース上でより素晴らしい安全性を恒久的に追求し、その危険を最小にすることに絶えず務めることがFIAのミッションだ」

    「過去10年間、モータースポーツはドライバーに影響を及ぼした深刻な事故を目撃した。その事故の厳しさは、コックピットのエリアの正面へのインパクトを軽減するためのソリューションを開発することが、既存の弱点に対処するFIAにとってのリサーチ上のプライオリティであることを明白にした。多くのニアミス事故があったこともアクションを起こす必要性があることをハイライトした」

    「いくつかの事故の結果、GPDA(グランプリ・ドライバー・アソシエーション)も2016年7月にFIA会長ジャン・トッドに何らかの正面のコックピット保護を“できる限り早くに実装”するべきとの要請を出していた」

    「1か月後のF1ストラテジーグループとF1コミッションの会議の後、コミッションは“2017年シーズンから何らかのコックピット保護”を導入するというコミットメントを確認し、“現在の好ましい選択肢である『ハロー』コンセプトを実現するために全投資家が協力していく”ことを保証した」

    「デバイスの静的テストを継続する間、特にコックピットの両側に縁材を取り付け、対のピラーでウィンドウシールドを搭載する“エアロスクリーン”など、他のソリューションも同時に探索された。そのシステムは2016年のロシアGPでフリー走行1回目でテストされたが、いくつかのエリアでは成功したものの、さらなるテストはデバイスの効果に関する懸念を引き起こした」

    「対照的に、ハローのテストは成功を証明し続けた。クルマ対クルマの接触、クルマと環境との接触、外部オブジェクトという3つの重要な種類をリスクを中心に据えて、テストはクルマ対クルマの事故のケースで、ハローがクルマの大部分の静的負荷の15倍に耐えることができ、怪我の可能性を大きく減少させられることがわかった」

    「参照として以前の事故を選択して行われたクルマ対環境のテストでは、ハローは多くのケースでウォールやバリアとのヘルメットの接触を避けられることが確認された」

    「最終の外部オブジェクトのケースでは、ハローはコックピット環境から大きなものを逸らすことができることがわかり、小さなデブリに対するほぼのレベルを高めることも示された」

    「さらにまた、広範囲なトラックテストからのフィードバックから視認性があまり影響を受けず、中心支柱にはそれほど大きな視覚への障害がないことが分った。また、トラックテストはコックピットから出ることに関しても問題がないことを明らかにした。安全な救出を確実にするために定式化された手順が修正され、ハローを装着した複数の救出テストが行われた」

    「成功にも関わらず、2016年7月にF1ストラテジーグループは、ハローデバイスでのトラックテストを実施し、代替となるソリューションを探求するためのより多くの時間を提供できるようにコックピット保護システムの導入を延期することに同意した」

    「しかし、実施が延期される間、ストラテジーグループは“2018年シーズンにドライバーの安全性を大きく強化するためにF1カーにとって正面コックピット保護の導入することを満場一致で合意”することを述べており、保護システムの導入へのコミットメントを再確認していた。ハローは好ましいオプションのままだった」

    「より多くのチームとドライバーが視認性へのデバイスの影響を評価するために集中的なトラックテストが2016年F1シーズン後半に実施された。同時に、FIAは2018年シーズンのためのデバイスの導入へのコミットメントを維持していた」

    「それらのトラックテストと代替システムの分析に続き、F1ストラテジーグループとF1コミッションは今年4月に“透明な『シールド』にプライオリティを与える”ことを決定した。FIAは2018年の実装に備えて今シーズン中にこのシステムの走行テストを実施することを目指した」

    「静的テストの後、シールドシステムは2017年のイギリスGPでフェラーリのセバスチャン・ベッテルに装着され、短いトラックテストが行われた。このテストからのフィードバックでは、そのようなシステムのいくつかの制約への懸念があった」

    「ハローシステムで実施されたたわみテストの成功、2016年シーズン後半のドライバーとチームによって行われた複数の成功したトラックテスト、そして、2018年シーズンの開始時にむけた最終期限のためのレギュレーションへの実装の必要性という点で、ハローシステムが現存する正面コックピットほどの問題に対するベストなソリューションであることが示された」

    今後、ハローの最終デザインは、チーム、ドライバー、FIA間の共同の努力によって、2018年の導入にむけてさらに洗練されていく」