カテゴリー: F1マシン

  • FIA 「フェラーリの新しいカメラ冷却デバイスに違法性はなさそう」

    FIA 「フェラーリの新しいカメラ冷却デバイスに違法性はなさそう」

    FIA(国際自動車連盟)のF1ディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、F1シンガポールGPでフェラーリが搭載した新しいカメラ冷却デバイスは合法のように見えるが、近い将来、詳細に調べていくと述べた。

    フェラーリは、F1イタリアGPでカメラを冷却する“アイスバック”を禁止されたが、先週末のF1シンガポールGPではSF71Hのエアボックスに別の冷却装置を装着していた。

    だが、ライバル勢は、フェラーリがFOMの車載カメラにコックピット周りの映像が映ることを妨げていると疑っている。

    「我々はそれを調査したが、画角は遮られてはいない」とチャーリー・ホワイティングはコメント。

    「彼らがカメラの上部にあるユニットのOCUを冷却しているのであれば、彼ら(FOM)にとっても問題ではないし、カメラの画角が妨げられていない限りは我々としても問題はない」

    しかし、チャーリー・ホワイティングは、検査は長いものではなかったとし、後日、別の見解から正当な比較をしていくことになるとみとめる。

    「フェラーリにそれを見に行ったが、クルマに搭載されてさえいなかった。それはフリープラクティスの1時間後のことだった」

    「彼らは明らかにエアボックスにそれを入れていたし、主に冷たい空気をエアボックスに送り、大きなダクトによって様々な場所に送風していた」

    「それらにはOCUに少し空気を吹き込むように思える2つ目のダクトがあった。だが、我々のスタッフはそこに懸念はないと言っている」

    「別の見解で調べてみるつもりだが、我々の最優先事項ではない」とチャーリー・ホワイティングは語る、フェラーリがおそらく“心理戦”を仕掛けているのではないかとの見解を示した。

  • フェラーリのF1パワーユニットが1000馬力超えとの報道

    フェラーリのF1パワーユニットが1000馬力超えとの報道

    フェラーリのF1パワーユニットがついに1000馬力の壁を突破したと報じられている。

    2014年にF1にV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以来、メルセデスのF1エンジンは最強と謳われており、過去4年間でドライバーズとコンストラクターズの両方のタイトルを連覇してきた。

    しかし、今年はフェラーリが快進撃を見せており、現状ではメルセデスに両方の選手権をリードされていはいるものの、グリッドで最強のパワーユニットの座を奪ったと言われてきた。それと同調するように、カスタマーであるハースとザウバーも競争力を上げている。

    イタリアの報道によると、フェラーリの最新のF1パワーユニットは1000馬力の壁を突破したと報道。現在、フェラーリのF1パワーユニットは1005馬力に到達しており、メルセデス(978馬力)よりも27馬力先行しているという。また、ルノーは950馬力、ホンダは930馬力だと算出している。

    2017年の報道では、メルセデスが949馬力、フェラーリが934馬力、ルノーが906馬力、ホンダは860馬力だと報じられており、この報道が正しければ、ホンダは90馬力のアップに成功していることになる。

    ホンダは、F1ロシアGPで“スペック3”エンジンを投入するとされており、そのアップグレードで35馬力アップを達成するとされている。それが実現すれば、ホンダのF1パワーユニットは965馬力となり、ルノーを上回り、メルセデスとも13馬力差まで迫ることになる。

    F1ロシアGPでホンダがスペック3エンジンを投入したした場合、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーはグリッド降格ペナルティを科せられることになるが、鈴鹿サーキットで開催されるホンダのホームレースであるF1日本GPではペナルティを受けずに好成績を狙えることになる。

    2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「ホンダは懸命にプッシュしている」とコメント。

    「我々は自分たちが目にしたものに自身を持っている。プログラムへの投資、関与している人員のクオリティなど、物事は非常に正しい方向に動いている」

    「時間だけが教えてくれることではあるが、だが、間違いなく今年さらなる変化を目にすることになると私は思っているし、それらはすべて2019年とそれ以降に向けた開発プロセスの一部だ」

  • 「2021年F1マシンのコンセプトデザインはまるで古いチャンプカー」

    「2021年F1マシンのコンセプトデザインはまるで古いチャンプカー」

    フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、彼のチームのエンジニアたちは2021年F1マシンのコンセプトカーのデザインに感銘を受けてはいないと語った。

    F1は9月14日(金)、大幅なレギュレーション変更が予定されている2021年に導入を目指しているマシンデザインのいくつかのコンセプトデザインを提示した。

    F1パドックでは概してポジティブな反応が見られていたようだが、マウリツィオ・アリバベーネは、スクデリア・フェラーリの技術スタッフはあまり乗り気ではないと語る。

    「数日前にロスから発表されたクルマを見せてもらっていた。良いエクササイズだ」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。

    「エンジニアにどう思うか聞いてみた。彼らの意見は面白みに欠けるというものだったし、古いチャンプカーのようだと言っていた。だが、それはエクササイズだ」

    F1は、“レースを改善し、ルックスを向上させる”F1マシンを製造するための取り組みの一環としてこの変更を推進している。

    マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、デザインを受け入れてはいるようだが、F1は他のシリーズを真似たと考えている。

    「ポジティブな変更だ」とフェルナンド・アロンソは El Mundo Sportivo にコメント。

    「フォーミュラ・ルノーやインディカーのように見える。彼らはうまくいくとわかっているアイデアをコピーしている」

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは Channel 4 の番組内で「彼らはフォーミュラEからスタイリングをいくつかパクったと思う」と述べて、司会者から「それはこの番組で言ってはいけない言葉だ」とたしなめられていた。

    関連:F1 | 2021年 F1マシンの3種類のコンセプトデザインを正式公開

  • F1 | 2021年 F1マシンの3種類のコンセプトデザインを正式公開

    F1 | 2021年 F1マシンの3種類のコンセプトデザインを正式公開

    F1は、2021年のF1マシンの方向性を示す3種類のコンセプトカーのデザインを公開した。

    F1は、2021年に大幅なレギュレーション変更を予定しており、今週末のF1シンガポールGPに先立ち、F1のスポーティングディレクターを務めるザク・ブラウンが未来のF1マシンの3つのコンセプトデザインの詳細を公開した。

    3つのF1マシンのデザインコンセプトは、オーバーテイクを増加させてコース上のスペクタクルを改善させようという最近の動きに倣ってよりシンプルなフロントウイングとリアウイングを採用している。また、コックピット保護デバイスのヘイロー(Halo)もより見た目を良くするために改善が図られている。

    将来のF1マシンの設計のために技術チームを率いるザク・ブラウンは、より魅力的で、新しいエントラントの参入を目指しており、次世代のF1マシンのルックスは“驚異的”なものでなければならないと語る。

    「2021年F1マシンの調査を始めた際の主な目的はお互いに競い合えるクルマにすることだった」とザク・ブラウンは説明。

    「リサーチの早い段階で確立したのは、現在のマシンはお互いに追いかけることが非常に苦手ということだ」

    「クルマがお互いに1台分の車長の中に入ると、ダウンフォースの50%が失われる。それはかなりの量のパフォーマンスが失われるということだ。それで、我々はなぜそうなっているのか、どうすれば改善できるかを理解することにした。我々は約80%だと言えることを嬉しく思う」

    「時間が経つにつれて、もうひとつの主な目的は見た目の素晴らしいクルマを作ることになった。ビデオゲームで目にしているクルマよりも良いルックスのクルマにしたい。クルマを進化させる各段階で、クルマがどのような見た目になるかを感じるためのグラフィック表現を生み出すことに取り組んだ」

    「この開発は目標を達成することが重要であり、開発をコントロールするものではない。だが、我々がクルマを進化させる際に見た目の良いクルマにならないのはなぜだろう? 我々は刺激的なクルマが欲しい。F1はモータースポーツの頂点であり、クルマの見た目はセンセーショナルなものでなければならない」

    デザインの開発とリサーチは継続して行われ、F1は、今年末までに具体的なフレームワークを提示することを目標にしており、それまでにさらにデザインは洗練させていくという。

    2021年 F1マシン コンセプトデザイン①2021年 F1マシン コンセプトデザイン②2021年 F1マシン コンセプトデザイン③

  • F1 | 2021年 F1マシンのコンセプトデザインを公開

    F1 | 2021年 F1マシンのコンセプトデザインを公開

    F1のモータースポーツディレクターを務めるロス・ブラウンが、2021年のF1マシンのコンセプトデザインを公開した。

    F1は、2021年にレギュレーションの大幅な変更を予定しており、今年1月にロス・ブラウンは2021年のF1マシンは“ビデオゲームから出てきたようなセンセーショナルなルックス”になると語っていた。

    ロス・ブラウンは9月13日(金)にシンガポールでF1の未来についてのプレゼンテーションを実施。2021年のF1マシンのコンセプトカーの画像を公開した。

    公開されたコンセプトカーではマシンの空力デザインが大幅に変わっている。来季からオーバーテイクの増加を狙って段階的に導入されるフロントウイングの変更、2020年から導入される18インチの扁平タイヤなども盛り込まれている。

    また、今シーズンから導入されて頭部保護デバイスのヘイロー(Halo)のデザインも変更され、より長く、細いバーとなっている。最近のレースではヘイローの安全性が確証されており、FIAはより美学的に美しいルックスのヘイローに進化させたいと語っている。

    2021年 F1マシン コンセプトデザイン

  • メルセデスが提唱する“3台体制”案にライバルF1チームは難色

    メルセデスが提唱する“3台体制”案にライバルF1チームは難色

    メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、ジュニアドライバーのためのシートがないという問題を解決するための案として3台目のマシンを走らせることを提案しているが、ライバルF1チームは難色を示している。

    メルセデスは、2019年に育成ドライバーであるエステバン・オコンとジョージ・ラッセルのためのシート探しをしているが、難航している。

    エステバン・オコンは、ローレンス・ストロールのチーム買収によるランス・ストロールの加入によってフォースインディアのシートを失うと考えられており、ジョージ・ラッセルは今季F2でタイトルを獲得した場合には来季は同シリーズに参戦することができないため活動自体が不透明となっている。

    ライバルF1チームは、競合が抱え込んでいるドライバーを雇うことに消極的であり、マクラーレン、ルノーは、エステバン・オコンを採用しなかった理由にメルセデスとのコネクションを挙げており、レッドブルも同じ理由でトロロッソ・ホンダで起用することはないと言い切っている。

    レッドブルは、ジュニアチームとしてトロロッソを所有して若手ドライバーを育っているが、トト・ヴォルフは3台目のマシンを走ることがジュニアチームを支援するよりも安価な解決策だと提案している。

    以前もチーム消滅が相次いだ際に3台目のエントリーを認める可能性が議論されたことがある。

    だが、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「興味深いことではある。だが、実際的なことを考えれば、3台のマシンを走らせる場合、ピットストップのようなことは非常に複雑になるだろう」と Autosport にコメント。

    「コンセプトに興味はあるが、それを実践するのは非常に複雑だ。特にミッドフィールドはそれに満足しないだろう」

    現在、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強チームがトップ6のポジションを独占しているが、それが3台に拡大されれば、中団チームは10位をかけて争うことしかできなくなる可能性がある。

    ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、3台目のマシンのエントリーには反対だとはっきりと語る。

    「我々は3台目のクルマには賛同しかねます」とクレア・ウィリアムズはコメント。

    「チームと提携関係があり、3台目のクルマを走らせる。どのような結末になるでしょう? 間違った方向への一歩だと思います」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、コンセプト自体には反対ではないが、実用性を実現するのは難しいだろうと語る。

    「3台目のマシンのアイデアは好きだが、どうやって管理する? グリッドに余裕はあると思うが、全員にその余裕があるわけではない。特定のレースでは実現できるかもしれないが、平等かつ公平でなければならない」

    関連:メルセデス、若手ドライバーのための3台目のF1マシン参戦を提案

  • F1 | 2021年に見た目を改善した新バージョンのヘイロー導入を検討

    F1 | 2021年に見た目を改善した新バージョンのヘイロー導入を検討

    FIA(国際自動車連盟)は、2021年シーズンのF1世界選手権に見た目がより美しい新バージョンのヘイローを導入することを目指している。

    FIAは長年にわたってドライバーの安全性改善のための研究を続けており、2018年からF1世界選手権にドライバーの頭部を保護するコックピット保護デバイス『ヘイロー(Halo)』をF1マシンに装着することを義務化した。

    F1ベルギーGPでは、オープニングラップに追突されたフェルナンド・アロンソのマシンが、シャルル・ルクレールのヘイローと接触する事故が発生。ルクレールのヘイローにはタイヤ痕がしっかりとつく危険な事故だったがルクレールに怪我はなく、ヘイローの効果が再認識される出来事となった。

    また、F1イタリアGPでは、フリー走行2回目にマーカス・エリクソン(ザウバー)がマシンが何回転もするほどの大クラッシュを喫したが、無傷でマシンを降りることができた。エリクソンのヘイローにも大きな傷が確認されている。

    ヘイローの2018年に導入される前、キャノピー型のシールドなどを含め、いくつかのデバイスが検討されたが、FIAは2021年の大幅なレギュレーション変更にむけてさらなる研究開発を進めている。

    FIAのレースディレクターを務めれるチャーリー・ホワイティグは「2021年にむけておそらく美学的により喜ばれるであろう新バージョンの研究がさらに進められている」とコメント。

    「だが、それを行うのは美学面が主な理由ではない。ヘイロープロジェクトは、我々がこれまでに実施したなかで最も徹底的に研究されたプロジェクトだと言わなければならない」

    「我々は助けられたかもしれない全ての事故を調査するために多大な作業を行ってきた。プレゼンテーションを見たことがあるかもしれないが、我々はそれがあった場合となかった場合の評価をしてきた」

    「非常に複雑な研究であり、別のバージョンを導入したければ、同じように徹底的にやらなければならない」

    当初はその見た目の悪さからドライバーを始めとする多くの批判をヘイローだが、シャルル・ルクレールの事故は、ヘイローについての議論を再熱させた。

    FIA会長のジャン・トッドは、ルクレールの事故、またF2で牧野任祐の事故を見て、ヘイローを実装することが正しい判断であったことが証明されたと感じていると述べた。

    「見た目は私としては何の問題はないし、まだレース、そしてF1の情熱は残っている。F1にとっていかに悪いものかについての様々なコメントがあったことには少し驚いた」とジャン・トッドはコメント。

    「だが、我々は正しい決断をしたと確信していた。スパでのルクレールの事故について多くのことを話した。ヘイローの結果に非常に満足しているF2ドライバーともね」

    「我々はそれが正しい決断だったと常に確信していた。スパで起こったこと、そして、(マーカス)エリクソンに起こった恐ろしクラッシュを見て、我々はヘイローがあることにより安心している」

  • カルロス・サインツ 「F1は“危険”なDRSをなくするべき」

    カルロス・サインツ 「F1は“危険”なDRSをなくするべき」

    ルノーのカルロス・サインツは、F1イタリアGPのフリー走行2回目のマーカス・エリクソンの恐ろしいクラッシュを受け、F1は“危険”なDRSを使用せずにオーバーテイクを改善する方法を見つけなければならないと考えている。

    マーカス・エリクソンは、金曜日の午後にホームストレートからターン1へのブレーキングでDRSが閉じないというトラブルに見舞われ、ウォールに激突した後、マシンは宙を舞って大破する大クラッシュを起こした。

    しかし、幸運にもマーカス・エリクソンは無傷でマシンを降り、歩いてパドックに戻ることができた。

    カルロス・サインツは、マーカス・エリクソンが無事だったことがとにかく嬉しいと述べ、F1は危険なデバイスであるDRSをなくするべきだと考えていると語った。

    「DRSは人工的なデバイスだし、危険なものだ」とカルロス・サインツは Autosport にコメント。

    「閉じない場合、バランス、ブレーキングのパフォーマンスなどクルマは完全に違ったものになる」

    「F1がオーバーテイクのためにDRSを必要としない方向に向かっていくかはわからない。最近ではオーバーテイクがかなり不可能になっているので、僕たちはDRSが必要だと感じているんと思う。でも、彼らがDRSを必要としないフォーミュラを開発してくれることを願っている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、あれほど酷いクラッシュでもマーカス・エリクソンが無傷だったことに“驚いた”と語る。

    「本当にお揃いい事故だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「僕はピットでクルマの中にいたし、コースに出る前にテレビでみたいような映像ではなかった」

    「彼がクルマから降りるのが見えた。実際、かなり驚いたし、彼は完全に大丈夫みたいだね」

    「330km/hに達するし、あのスピードでクルマのコントロールを失って、ウォールにぶつかって転がっていくなんて決して素晴らしいことではない」

    DRS (Drag Reduction System)とは
    DRSとは、リアウイングのフラップをドライバーが手動で可動させることでドラッグを低減させ、オーバーテイクを促進させることを目的に導入された可変リアウイング。フリー走行、予選ではDRSゾーンで自由に使えることができ、決勝では検知ポイントで先行マシンの1秒以内につけているドライバーが使用できる。

    関連:動画 | マーカス・エリクソンが大クラッシュで赤旗中断 / F1イタリアGP

  • レッドブル、フェラーリ型の“空洞ミラー”をF1ベルギーGPで導入

    レッドブル、フェラーリ型の“空洞ミラー”をF1ベルギーGPで導入

    レッドブル・レーシングは、F1ベルギーGPにフェラーリ型の空洞ミラーを持ち込んでいる。

    F1ベルギーGPの木曜日、レッドブルのガレージでは気流を改善することを目的とした新しいミラーデザインを採用したRB14が姿を現した。

    このアイデアは、ミラーの表面に効果的に穴を空けることにより、空気が通るチャンネルを作り、サイドポッドに沿った特定のエリアに気流を向けることを目的としている。

    通常、ミラーは、パフォーマンスを改善させるものではなく、気流を乱し、ドラッグを増加させる原因とみなされている。そのため、各チームはマシンの残りの部分の障害を最小限に抑える方法を常に追求している。

    空洞ミラーのアイデアは、最初にフェラーリがシーズン開幕時にSF17Hに導入。その後、F1イギリスGPではレッドブルの姉妹チームであるトロロッソが同様のソリューションを投入している。

    また、レッドブル・レーシングは、メルセデスやフェラーリに対するルノーのF1パワーユニットの直線スピード不足を最小限に抑えるために極端にロードラッグリアウイングをスパ・フランコルシャンに持ち込んでいる。

  • F1 | 2019年の新型フロントウイングでドライビングスタイルに変化?

    F1 | 2019年の新型フロントウイングでドライビングスタイルに変化?

    2019年にF1に導入される新しいフロントウイングは、F1ドライバーのドライビングスタイルに変化を強いることになるかもしれない。そう語るのは先のハンガリーテストで実際に2019年型のフロントウイングをテストしたオリバー・ローランドだ。

    2019年のF1世界選手権では、オーバーテイクを促進させるためにフロントウイング、リアウイング、バージボードを含めた空力パッケージのF1レギュレーションに変更が加えられる。

    フロントウイングは幅が1800mmから2000mmに拡大し、デザインを単純化。エンドプレートもシンプルなものになり、複雑フラップは禁止。現在は先行マシンからの気流に非常に敏感なタイヤの外側の“アウトウォッシュ”が重視されているが、2019年型フロントウイングは“アウトウォッシュ”を整流することはできなくなり、気流をアンダーボディに導く“インウォッシュ”型となる。

    今月初旬に開催されたハンガリーテストでは、ウィリアムズ、フォース・インディア、レッドブル・レーシングの3チームが2019年の空力レギュレーションに対応したフロントウイングを持ち込んだ。

    テストで2019年型フロントウイングを走らせたオリバー・ローランドは、ドライビングスタイルへの影響について「そうなるかもしれない」とコメント。

    「クルマの残りの部分の関して少しアプローチを変えなければならなくなるかもしれないし、まず最初にその点をキャッチアップしていくことになるだろう」

    オリバー・ローランドは、2019年型フロントウイングでアグレッシブな走りはしなかったものの、FW41に大量のフロービズを塗って複数周のアプトラップを走行した。

    オリバー・ローランドは、気流への影響はあるものの、寸法の変化はそれほど大きな問題ではないと語る。

    「あまり違いは感じなかった。バランスは少し異なってるかもしれないけど、そういうものだ。気流という点でクルマに依存することになると思う」

    「見た目は少し違っているし、ある時点ではかなりカラフルだったけど、クルマにセンサーなどをつけているときは、あまり限界まで攻められないものだ。チームは来年にむけて何をするかを見据える必要がある。興味深い走行だった」

    ウィリアムズ FW41をドライブしたのは5月のバルセロナテスト以来となるオリバー・ローランドは、ウィリアムズはまだ現行マシンの改良に取り組んでいると語る。

    「ウィリアムズ側としては、シーズン全体にむけて完成されたパッケージではなかったし、そこは来年にむけて取り組む必要のある部分だと思うし、彼らもそれは承知している。オリジナルのフロントウイングでさえ、完璧ではない」