カテゴリー: F1マシン

  • レッドブルF1の空力コンセプトはマックス・フェルスタッペンにも不利?

    レッドブルF1の空力コンセプトはマックス・フェルスタッペンにも不利?

    レッドブルF1が採用する空力コンセプトは、実際にはマックス・フェルスタッペンにとって大きな不利だと元F1デザイナーのゲイリー・アンダーソンは分析する。

    レッドブルは何年にもわたって独自の“ハイレーキ”の空力哲学を採用してきた。マシンの前部は後部よりもかなり低く、アスファルトに対して前傾姿勢をとっている。

    これにより、ダウンフォースは増加するが、ドラッグも増加する。レッドブルはそれを貫いているが、近年、そのアイデアをコピーしてきたいくつかのチームは、ハイレーキ・コンセプトを放棄している。

    ジョーダンやジャガーなどのチームで仕事をした元F1デザイナーのゲイリーアンダーソンは、ハイレーキ・コンセプトがレッドブルF1のアキレス腱になったと考察する。

    「レッドブルのダウンフォースは非常に壊れやすい。彼らはレーキを使用してフロントウィングを地面にできるだけ低く保ち、フロントウィングの効率に完全に取り組んでいる」とゲイリー・アンダーソンは彼自身のポッドキャストで The Gary Anderson Show で語った。

    「マシンの他の場所にも、空気の流れに影響を与えるために必要な空力アプリケーションがあり、それはすべて素晴らしいが、それをうまく理解して機能させる方法を知っている場合に限る。マックスフェルスタッペンは今、彼がそれで何ができるか、そして何をするかを分かっている。マシンにとってはそうだが、実際にはレッドブルにとっては不利だと思う。それはフェルスタッペンにとっても不利だと思う」

    ゲイリー・アンダーソンは、レッドブルF1とその“ドライバビリティ”を競合他社のマシンと比較する。

    「レーシング・ポイントは、従来のコンセプトに戻ることで利益が得られることを確認した。たとえば、ニコ・ヒュルケンベルグは、代役を務めたどちらの場合も非常にうまくやることができた。それは実質的に準備なしだった」

    ゲイリー・アンダーソンは、ある意味でレッドブルF1のマシンを運転するのが難しいことは犠牲となるので、レッドブルにコースを変更するようにアドバイスする。

    「マシンはユーザーフレンドリーでなければならない。ドライバーはその壊れやすいダウンフォースに慣れるのに時間がかかるし、いつ展開できるか、自分に対してうまく機能するのはいつかを理解しなければならない。ピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンの両方がこれに苦しんでいた。それは彼らに望ましいレベルへのプッシュを止めさせ、減速させた。メディアはそれに便乗し、負のスパイラルに陥った」

    「もし私がレッドブルの担当者だったが、ダウンフォースの点でその1つのスイートスポットにあまり依存せず、ドライバーに自信を与えるマシンを作ろうとするだろう。長期的にマックスフェルスタッペンもそこから恩恵を受けるだろう」

  • フェラーリ、2022年型のF1エンジンで“急進的”なコンセプトを検討

    フェラーリ、2022年型のF1エンジンで“急進的”なコンセプトを検討

    フェラーリは、2022年のF1プロジェクトでこれまでに見られなかったデザインを特徴とする急進的なエンジンコンセプトを検討している。

    2022年のレギュレーション変更でF1は完全に新しい時代を迎えるが、フェラーリはその計画の一部としてF1エンジンの全面的な見直しを計画している。

    昨年、フェラーリは、FIA(国際自動車連盟)からの燃料流量測定に関する一連の技術指令によって、F1エンジンのパワーは著しく低下。そこに故亜土にドラックの多い空力コンセプトの失敗も相まって競争力を失い、コンストラクターズ選手権6位という過去数十年で最悪のシーズンに耐えた。

    フェラーリは、2021年に向けてF1エンジンのアップグレードに取り組んでおり、その分野でのベンチマークであるメルセデスのパワーユニットとの差を縮められることを期待しているが、2022年に備えてはさらに野心的な作業が行われている。

    情報筋によると、フェラーリは革新的なエンジンにリスクを冒す準備ができており、それが機能すれば、F1のゲームチャンジャーのいなる可能性があるという。

    その作業は次世代F1マシンに動力を供給するパワーユニットのコンセプト考案を任されたウルフ・ツィンマーマンが担っている。

    フェラーリの新型F1エンジンで採用されると考えられている1つの変更は、コンプレッサーとターボから分離するメルセデス型の方式だ。このレイアウトは、数年前にホンダも採用している。

    現状、フェラーリの両方のコンポーネントはエンジンのギアボックス側にあるが、2022年仕様からは2つのコンポーネントはその両側に配置され、シャフトで接続される。

    しかし、フェラーリは、その哲学的な変化を超えてアイデアをさらに一歩進めて、インタークーラーにまったく新しい配置を採用し、コンプレッサーを6気筒の吸気ボックス内に持ち込むことを検討していることも理解されている。

    このような革新的な変更は、パフォーマンスの向上をもたらすだけでなく、エンジン全体のレイアウトをよりコンパクトにすることができ、空力の機会をさらに広げる。

    また、エンジンサイズの小型化は、重心とバラストの位置の両方に役立つ可能性のある重量の利点をもたらす。

    新しい設計のアイデアは、パフォーマンスの向上を確実にするだけでなく、信頼性が損なわれないことを保証するという点でも、大きな課題を提示する。

    フェラーリ内の一部のチームは、より伝統的なパワーユニットの設計を継続し、SF21で使用されるバージョンの進化形を使用することを好んだかもしれらない。だが、フェラーリ、2022年の新しいF1レギュレーションによってもたらされる機会を最大限に活用することを決意している。

  • 【動画】 セルジオ・ペレス、レッドブル・ホンダ RB16Bでシート合わせ

    【動画】 セルジオ・ペレス、レッドブル・ホンダ RB16Bでシート合わせ

    セルジオ・ペレスが、2021年F1マシンとなるレッドブル・ホンダ RB16Bでシート合わせを行った様子をチームが公開した。

    昨年のF1サヒールGPで待望のF1初勝利を挙げたセルジオ・ペレスは、2021年にアレクサンダー・アルボンの後任としてレーシング・ポイントからレッドブル・レーシングに移籍。マックス・フェルスタッペンとチームを組み、ホンダのF1エンジンを走らせる。

    先月、セルジオ・ペレスはミルトンキーンズにあるレッドブルF1のファクトリーを初訪問。ホンダのロゴが入ったレーシングスーツを着用して2021年F1マシン『RB16B』でシート合わせを実施した。シューベルト製のヘルメットはまだ塗装がされておらず、どのようなカラーリングが施されるかも気になるところだ。

    シミュレーターで2日間の作業を実施したセルジオ・ペレスは、レッドブルのF1マシンは“これまでとは慣れてきたものとは非常異なる”とし、素早く対応する必要があることを認識していると語る。

    シミュレーターで新しいマシンを試したけど、僕が慣れてきたものとは非常に異なっている」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「でも、結局のところ、それはまだF1カーなので言い訳はない」

    「今年は非常に限られたテストになるだろうけど、それは誰にとっても同じだ。チームを移籍するドライバーはたくさんいるので、新しいチームで誰が最速のラップをするかを見るのは素晴らしいことだ」

    これまでフェラーリとメルセデスのF1エンジンを走らせてきたセルジオ・ペレスだが、ホンダのF1エンジンで戦うのは初めてとなる。

    セルジオ・ペレスは、ホンダF1との協力にも興奮していると語り、2021年末にF1から撤退することを決定しているホンダF1にチャンピオンを獲らせたいと考える一方で、ホンダがF1バーレーンGPでのシーズン開幕戦までにマシンを開発するために非常に懸命にプッシュすると考えている。

    「すべてのエンジニアと一緒に仕事ができることをとても楽しみにしている。レッドブル・ファミリー全員がトップに立ってチャンピオンシップを獲得することを心から望んでいる。僕たちは持っているすべてを提供し、素晴らしいシーズンを過ごたいと思っている」

  • アストンマーティンF1、2021年マシンは「哲学は同じでもパーツ的には新車」

    アストンマーティンF1、2021年マシンは「哲学は同じでもパーツ的には新車」

    アストンマーティンF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは、2021年のF1マシンは必須のキャリーオーバールールに準拠してはいるものの、新たに設計されたパーツの数が非常に多いという点で“ほぼ新車”だと語る。

    今シーズンは、新型コロナウイルスの影響からくるF1チームの経済的負担を軽減するために2020年のシャシーを引き継ぐ必要がある。しかし、レギュレーションによって義務付けられている重要な空力変更により、まったく同じシャシーというわけではない。

    フロア面積の変更、リアブレーキダクトのウィングレットの変更、ディフューザーフェンスの縮小は、すべて2021年F1マシンのダウンフォースレベルに影響を与えるが、F1チームはさらなるアップデートは2つの開発トークンを使用して実装する必要がある。

    トークンによる制限にも関わらず、オトマー・サフナウアーは、アストンマーティンF1は2020年の設計についてかなり広範囲の再考に取り組んだと語る。

    「通常のような開発の自由度はなかったので、ローレーキのマシンを走らせるという哲学の観点では同じままだ」とオトマー・サフナウアーは Sky Sports F1 に語った。

    「とは言え、開発の余地はあまりなかったが、FIAは空力的な変更を行い、重要な変更はダウンフォースを取り除き、速度を落とした」

    「そのため、すべてを再開発する必要があった」

    「キャリーオーバーカーの多くのパーツを新しくするのが今回が初めてだ。そのため、哲学はキャリーオーバーだが、それでもマシンには多くの新しいパーツがあり、多くの新しい空力開発が行われた。我々にとっては新しいシャシーさえそうだ」

    「マシンは昨年と類似したものになるが、ほぼ新しい」

    昨年までレーシング・ポイントを名乗ったチームは、コンストラクターズ選手権のトップ3を目指してマクラーレンと激しい戦いを繰り広げ、ランキング4位でシーズンを終えた。

    今年、アストンマーティンF1としてチームはランキング3位を目標にしているが、オトマー・サウナウアーはそのポジションはライバルチームも切望していることを承知していると語る。

    「簡単なことではないと思う。そこには手ごわい競争相手がいる」とオトマー・サフナウアーは語る。

    「フェラーリは昨年よりも良い結果を出すために冬の間に懸命に働くだろう。マクラーレンは我々が持っているものと同じ新しいパワートレインを手に入れる。彼らは競争力の理由でそうしたと確信している」

    「そして、何人かドライバーの移籍もあるので、それらすべてがどのように機能するかを見ていくつもりだ。いくつかの違いを生むだろう」

    「そして、もちろん、FIAは大きなルール変更を行う。彼らは我々がダウンフォースを失うようにフロアの大きな塊を取り除いた。チームがそのダウンフォースをどのように取り戻すかによってパフォーマンスに大きな影響を与える」

    「したがって、冬の間に変わったことがいくつかある。そして、全員が行った仕事、そして、それが競争力の賭けでどのように展開するかを見るのは本当に興味深いだろう」

  • レッドブル・ホンダF1:2つの開発トークンは新型ギアボックスに使用?

    レッドブル・ホンダF1:2つの開発トークンは新型ギアボックスに使用?

    レッドブル・ホンダF1の2021年F1マシンは、その名の通り前年モデルの進化系であり、ウィリアムズが今季マシンにFW43Bと名付けたように『RB16B』と命名された。

    2021年F1マシンに新しい名前をつけないという選択は、昨年マシンから持ち越すパーツがいかに多いかを示している。マクラーレンの新車はMCL35Mとして知られている。これは前モデルと同じ名前ですが、メルセデスパワーへの切り替えを示す「M」が追加されている。

    昨年、レッドブル・ホンダは、特に夏の終わり以降、十分な発展の兆しを見せていた。しかし、チームの努力を示す勝利は2回だけであり、どちらもマックス・フェルスタッペンによる勝利だった。レッドブル・ホンダ RB16Bは単なる進化形ですが、チームは、メルセデスのメインチャレンジャーとして新しいシーズンを開始することを強く望んでおり、今年のタイトルに挑戦できる自信を持っている。
    レッドブル・ホンダ RB16B
    ホンダのF1エンジンの改良
    ホンダがF1プログラムを終了するというニュースはレッドブルを震撼させ、未だ解決策は見つかっておらず、チームの未来に影を落としている…。

    しかし、ホンダは、F1から撤退するにも関わらず、支配的なメルセデスと同等かそれ以上のパワーユニットを提供することを期待して、2021年の開発プログラムを推進し、2022年に予定していたいくつかのアップデートを導入した。

    レッドブルは、ホンダのF1エンジンを今後何年にもわたって利用し続けることができると期待しているが、名前が変更される可能性は高い。過去にルノーとの関係がこじれた際には『タグ・ホイヤー』と改名されている。

    ホンダのF1エンジンの開発の焦点は、主に馬力の追及の基本となる吸熱部分とされている。燃料の燃焼では優れた効率性が求められ、パワーの探求においても最も効果であるべきはずだ。ハイブリッドシステムも改訂され、信頼性の向上が期待されている。
    レッドブル・ホンダ RB16B:リア周り
    リアでの開発の焦点
    エイドリアン・ニューウェイは革新的なデザインで知られているが、新型コロナウイルスのパンデミックの結果として、コストをセーブするためにFIAによって課されたさまざまな開発の凍結と公認期限によって幾分制限されている。

    したがって、開発作業は、昨年のRB16の弱点であることが証明されたマシンのリアに焦点を当てる可能性がある。実際、RB16は特にシーズンの序盤に安定性の問題とリアでの突然の負荷の喪失に晒されていた。

    レッドブルは、シーズンを通してそこに取り組み、改善を果たし、9月には新しいリアサスペンションのデザインを公認したが、このエリアはさらなる開発が行われる可能性がある。

    RB16Bに引き継がれる新しいリアサスペンションは、上部の三角形のアームを上げるためにブラケットに変更が加えられた。この変更は、2つの三角形(下部と上部)間の距離を大きくして、より多くの空気の流れを通過させるためのチャネルを確保し、抵抗を少なくすることを目的としている。

    ブラケットも変更され、メルセデス型のブロー成形が挿入されている。この変更は、メルセデスと同じように、ブレーキディスクを冷却する目的ではなく、純粋に空力的な目的がある。
    レッドブル・ホンダ RB16B:リアサスペンション
    レッドブルは、2つの開発トークンを新しいギアボックスのホモロゲーションに費したと Motosportweek は報じている。これにより、他のいくつかのホモロゲーションされたコンポーネントを変更することもできる。

    空力は凍結されていないため、この開発エリアはかなりオープンなままだ。昨年、エイドリアン・ニューウェイと彼のチームは、ウェイストゲート・エキゾ-ストの構成(2021年は必須ではない)とリアウィングのサポートピラー周りを再検討した。

    レッドブルは、以前はリアウィングにツインピラーを使用していたが、F1バーレーンGPではシングルピラーのサポートに変更され、リアウィングのブロー効果を高めてリアの安定性を向上させるためにウェイストゲートを再配置した。このソリューションは、RB16Bに残る可能性がある。

    また、レッドブルはは、リアのダウンフォースに対するフロアとディフューザーの影響を制限する新しい空力規制に対処する必要がある。チームは、割くシーズン中に2021年を視野に入れた空力テストを実施し、新しいレギュレーションで要求されるカット済みのフロア構成を数回トラックで走らせていた。

    トラック上のデータ収集は、CFD(数値流体力学)のデータ収集に加えて、新しい空力制限によるダウンフォースの損失を定量化することを目的としたものだ。

    F1アブダビGPの金曜フリー走行では、さらに2021年型のフロアのプレバージョンをテスト。ヤス・マリーナでテストされたバージョンでは、斜めの部分をカットすることに加えて、リアタイヤに当たる乱気流を軽減させるためにリアホイール近くに垂直ストリップが追加された。これは、様々なチームが新しい技術規制をどのように解釈しているかについてすでに重要な兆候を示している可能性がある。
    レッドブル・ホンダ RB16B:フロア
    フロントは変更されないまま
    昨年もレッドブルはマシンのフロントで多くの開発を行っており、これは新しいマシンに引き継がれる。チームは、メルセデス型のケープを備えた狭いノーズを走らせて、フロントウィングの中立領域を通過する空気の流れを管理した。

    内部の衝撃構造がすでに公認されているノーズは、フレームとともにRB16Bに継承される。昨年、レッドブルはウイングの支柱の配置をより狭い構成とより広い構成の2つのバージョンのノーズを交互に使用していた。どちらのバージョンがRB16Bに実装されているか、または2つをサーキットに合わせて交換する方法を継続するかどうかを興味深いポイントとなる。
    レッドブル・ホンダ RB16B:フロント周り

  • F1エンジン開発の凍結はレッドブルだけでなくF1全体にとって最良の選択

    F1エンジン開発の凍結はレッドブルだけでなくF1全体にとって最良の選択

    レッドブルF1が提案する2022年からのF1エンジン開発の凍結は、レッドブルとホンダF1のプロジェクトだけでなく、F1全体にとって最良の選択だとF1の新CEOを務めるステファノ・ドメニカリは主張する。

    レッドブルF1は、ホンダが今年の終わりにF1から撤退した後も既存のホンダのF1パワーユニットを使い続けることができるように開発の凍結を推進している。

    レッドブルには、メルセデス、フェラーリ、ルノーが行っているよな独自の完全なエンジン開発プログラムを実施する資金的な余裕はない。もし、2022年のF1エンジンについての開発策が見つからない場合は、レッドブル・レーシング、そして、アルファタウリのF1からの撤退もちらつかせている。

    F1王者メルセデスは、レッドブルの計画は“懸命な提案”だと表現し、当初は抵抗していたフェラーリも支持派へと展示だ。しかし、ルノーは12か月以内に既存のF1パワーユニットに大規模なアップグレードをすでに計画しているため、エンジン開発の凍結には固く反対している。

    実際、ルノーは以前にエンジン開発の凍結を支持していたが、その際にはレッドブルが反対して流れたという遺恨もある。

    レッドブルの提案は今週木曜日のF1コミッションの会議で議論されるが、先月チェイス・キャリーからF1のCEOの役割を引き継いだステファノ・ドメニカリは支持を表明している。

    「エンジンの凍結は非常に重要なポイントです」とステファノ・ドメニカリに語った。

    「しかし、レッドブルのためだけだと言いたくはない。それはF1全体に当てはまる」

    現在、多くのコスト削減策がこのF1に導入されている。今シーズンは、F1チームが運用に費やすことができる金額を制限する新しい予算上限があり、エンジンのコストを抑えることもリストのトップにある。

    「これは多くのマニュファクチャラーにとって優先事項だ」とステファノ・ドメニカリ氏は、コストを抑制しようとする現在の動きについて語った。

    「それは確かにその会議での議論の中心にあるものだ」

    「実際のレギュレーションと凍結は2023年に基づいている。メーカーとチームが新しいエンジンに投資できるようにするためにお金を節約したいので、凍結を前倒ししたいと思っている」

    ステダノ・ドメニカリは、レッドブルと姉妹チームのアルファタウリがホンダのF1撤退後もルノーのカスタマーに戻されることなくF1に参加し続けることができるよう合意に達することができるだろうと楽観的だと語った。

    「現在行われている議論は正しい方向に進んでいる」とステファノ・ドメニカリは語る。

    「私は何も予想したくないが、これらのことを実現することの重要性を誰もが理解するだろうと確信している」

    「レッドブルだけでなく、F1界全体にとって、それが最良の選択であることを誰もが理解してくれることを願っている」

  • エイドリアン・ニューウェイ 「2022年の新F1レギュレーションは残念」

    エイドリアン・ニューウェイ 「2022年の新F1レギュレーションは残念」

    レッドブルF1のエイドリアン・ニューウェイは、2022年に導入される次世代F1マシンを定義する新しいF1レギュレーションにまったく満足していない。

    2022年のF1レギュレーションは、F1マシンが互いに追従でき、オーバーテイクを増すことを目的にダウンフォースが大幅に削減され、F1マシンの空力コンセプトが一新され、外観はまったく異なるものになる。

    しかし、レッドブルF1のトップデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイはまったく満足しておらず、F1は機会を逃したと考えている。

    「とにかく残念に思う。新しいルールを導入するならば、適切に行わなければならない。これらのルールはとにかく適切ではない」とエイドリアン・ニューウェイは Formula 1 Magazine にコメント。

    近年、エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンのヴァルキリーの開発、自身のエクストリームEプロジェクト、セーリングなどのサイドプロジェクトをF1と並行して行ってきた。

    新しいF1ルールに不満げなエイドリアン・ニューウェイだが、それでもF1は十分なチャレンジを提供すると語る。

    「確かにそうだね。だが、私はまだこれらのルールをもう少しエキサイティングにする何かを自分で見つける必要がある」

  • 2021年 F1マシン:新車発表スケジュール…5チームが確定

    2021年 F1マシン:新車発表スケジュール…5チームが確定

    F1チームが、2021年のF1世界選手権を戦う新車の発表日が近づいてきた。

    2021年のF1世界選手権は、昨年の新型コロナウイルスのパンデミックを受け、基本的に前年モデルのシャシーが使用される。レギュレーションの安定によるダウンフォースの増加を抑えるためにフロア、リアブレーキダクト、ディフューザーが調整され、シャシーは2つのトークンを使用した開発に制限されるが、空力開発には自由が与えられている。

    シャシーが引き継がれることで、レッドブルは『RB16B』、マクラーレンは『MCL35M』、ウィリアムズは『FW43B」と前年モデルに記号を追加したマシン名を与えている。

    現時点で最初に新車を公開するのはマクラーレン。2月15日に『MCL35M』を発表する。マクラーレンは今年ルノーからマクラーレンにエンジンを変更、また、カルロス・サインツに代わってダニエル・リカルドが加入し、ランド・ノリスとチームを組む。

    2月19日にはアルファタウリ・ホンダF1が『AT02』を発表。ダニール・クビアトに代わって日本人ドライバーの角田裕毅がF1デビューを果たし、ピエール・ガスリーとチームを組む。

    2月22日にはアルファロメオF1がタイトルスポンサーを務めるPKNオレーンが拠点とするポーランドの首都ワルシャワで『C41』を発表。昨年、アルファロメオF1はマシン『C39』と名付けていたが、連番ではなく2021年マシンには『C41』と名付けられた。これは、新型コロナウイルスのパンデミックによって新しいF1レギュレーションの導入が1年延期するという決定が下される前に次世代F1マシンを『C40』として開発していたためであり、マシン名を付け替えることはせず、2021年マシンには新たに『C41』という名前が与えられた。

    3月2日には王者メルセデスが『W12』を発表。メルセデスはまだルイス・ハミルトンとの契約を更新していないが、発表直前、もしくは発表会の場で新契約が発表されると期待されている。

    3月5日にはウィリアムズが『FW43B』を発表。昨年、ドリルトンキャピタルによる買収後、2021年はウィリアムズ家が運営に関与しない最初のシーズンとなる。新CEOにはヨースト・カピートが就任し、昨年暫定チーム代表を務めていたサイモン・ロバーツがフルタイムでチームを率いる。また、今季はシニアアドバイザーとして元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが関与する。

    まだ発表日は確定していないものの、フェラーリは『SF21』、アルピーヌは『A521』、ハースF1は『VF-21』というマシン名になることが明らかにされている。

    2021年 F1新車発表スケジュール
    マクラーレン(MCL35M):2月15日
    アルファタウリ・ホンダ(AT02):2月19日
    アルファロメオ(C41):2月22日
    メルセデス(W12):3月2日
    ウィリアムズ(FW43B:3月5日

    フェラーリ(SF21):未定
    レッドブル・ホンダ(RB16B):未定
    アルピーヌ(A521):3月
    アルファロメオ(未定):3月
    ハース(VF-21):未定

    2021年 F1プレシーズンテスト(バルセロナ)
    3月12日~14日

  • F1 CEO、レッドブルのF1エンジン凍結要求へのサポートをチームに喚起

    F1 CEO、レッドブルのF1エンジン凍結要求へのサポートをチームに喚起

    F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、重要会議に先立ち、F1エンジン凍結を求めるレッドブルの呼びかけをサポートするようF1チームに促した。

    レッドブルは、ホンダが2021年限りでF1から撤退することを決定した後、今年の終わりからホンダのF1エンジンプロジェクトを引き継ぐことを望んでいる。

    しかし、レッドブルは、F1エンジンの開発凍結が課せられた場合のみ、ホンダのF1エンジンの稼働を継続できることを明確にしている。これはレッドブルには、メルセデス、フェラーリ、ルノーという自動車メーカーがF1パワーユニットの改善に投入できる開発予算に見合うだけの余裕がないためだ。

    だが、F1エンジン凍結の要求は全社の承認を得られていない。特にルノーは2022年の初めに新しいF1パワーユニットを導入する予定であるため熱心ではない。

    実際、ルノーは以前にF1エンジンの凍結を要求していたが、レッドブルがそれを拒否したことで、アップグレードのタイミングを2022年に決定したという経緯がある。

    F1エンジン凍結の問題は、2月11日のF1コミッションの会議で議論される予定であり、この問題に関する投票の結果は、F1におけるレッドブルの長期的な将来の鍵となる可能性がある。

    今年の初めにチェイス・キャリーからF1のCEOを引き継いだステファノ・ドメニカリは、F1エンジン凍結の議案が通ることを切望している。

    ステファノ・ドメニカリは、F1エンジン凍結はすべてのF1チームにとって良いことだと考えている。F1は2025年に導入される可能性がある新しいパワーユニット規則に備えており、重要なコスト削減を実現することになるからだ。

    「確かに、エンジンの凍結を早期に導入するために前倒しすることは非常に重要なポイントだ」とステファノ・ドメニカリは語った。

    「しかし、レッドブルのためだけに言いたくはない。今日ご存知のように、実際のレギュレーションと凍結は2023年に基づいているので、F1全体に当てはまる」

    「我々は、メーカーとチームが新しいエンジンに投資できるようにお金を節約したいと思っており、凍結を前倒したいと思っている。そして一方で、それは多くのメーカーにとって優先事項だ」

    F1のパワーユニットメーカーは、すでに2022年からF1エンジン凍結に適合するレギュレーションを組み立てようと努力しており、ステファノ・ドメニカリはこの動きがF1チームから必要なサポートを得ることができると楽観視している。

    「現在行われている議論は正しい方向に進んでいる」とステファノ・ドメニカリは述べた。

    「私は何も予想したくないが、これらのことが起こることの重要性を誰もが理解するだろうと確信している」

    「それはその会議での議論の中心にあるものだ。そして、レッドブルだけでなく、F1全体にとって、それが最良の選択であることを皆が理解することを望んでいる」

  • ウィリアムズF1、2021年F1マシン『FW43B』を3月5日に発表

    ウィリアムズF1、2021年F1マシン『FW43B』を3月5日に発表

    ウィリアムズF1は、2021年のF1世界選手権を戦う新車『FW43B』を3月5日(金)に発表することを確認した。

    ウィリアムズF1は、バーレーンでF1プレシーズンテストが開始される1週間前となる3月5日に2021年F1マシン『FW43B』をお披露目することを発表。2020年マシンのシャシーが引き継がれる今季は、レッドブルが『RB16B』、マクラーレンが『MCL35M』と、連番を進めずに記号を追加している。

    ウィリアムズ FW43Bの新車発表はデジタルで行われる。新型コロナウイルス関連の制限により、現在、物理的なプレゼンテーションは困難な状況となっている。

    新車の発表日と同時にウィリアムズF1は『FW43B』のメルセデス製エンジンを初始動させたことをサウンドファイルで公開した。

    過去2年間をランキング最下位で終えているウィリアムズF1は、FW43Bが順位を上げることに役立つことを望んでいる。

    また、2021年シーズンは、昨年のドリルトンキャピタルによる買収後、ウィリアムズ家が運営に関与しない最初のシーズンとなる。

    新CEOにはヨースト・カピートが就任し、昨年暫定チーム代表を務めていたサイモン・ロバーツがフルタイムでチームを率いる。

    また、今季はシニアアドバイザーとして元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが関与する。バトンの役割は、レースドライバーのジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィをサポートすることになるだろう。

    ウィリアムズF1は、2021年F1マシンの発表日を確定させた5番目のチームとなった。現時点で最初に公開するのはマクラーレンで2月15日にMCL35Mを発表。2月19日にはアルファタウリがAT02、2月22日にはアルファロメオがC41をポーランドのワルシャワでお披露目。3月2日には王者メルセデスがW12を公開する。