カテゴリー: F1エミリア・ロマーニャGP

  • ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリとの一体感を感じた」

    ルイス・ハミルトン F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリとの一体感を感じた」

    ルイス・ハミルトンは、2025年F1エミリア・ロマーニャGPで4位に入ったことで、ようやく再びフェラーリとの「本当のシナジー(相乗効果)」を感じられたと語った。こうした感覚は、中国GP以来初めてだという。

    イモラでは土曜日の予選で苦戦し12番グリッドからのスタートとなったが、そこから見事なリカバリー走行を披露。惜しくも表彰台は逃したものの、フェラーリ移籍後ベストとなるグランプリ結果を収めた。

    レース序盤、ハミルトンはスタートで1つ順位を落とし、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの後方に位置した。だが、バーチャルセーフティカーのタイミングで両者ともにピットインし、ここからハミルトンは7度のワールドチャンピオンらしい華麗なオーバーテイクを連発。5番手まで浮上した。

    アントネッリのマシンがストップしセーフティカーが導入されると、ハミルトンは再びハードタイヤへ交換し7位に後退したが、すぐにポジションを回復。ジョージ・ラッセルを抜いて6位に上がると、さらにシャルル・ルクレールとアレックス・アルボンの接触を機に一気に2台をパスし、最終的に4位でチェッカーを受けた。

    40歳となったハミルトンはレース後、ついにSF-25との本当の一体感を感じられたことに満足感を示した。

    「ポジティブな要素はたくさんあるけど、まず戦略が素晴らしかった」と語るハミルトン。

    「本当に見事だった。判断はどれも正しかったと思う」

    「中国ではマシンとの一体感を感じていて、それが今日、もう一度あったんだ」

    「本当にシナジーを感じられた。セットアップも良かったと思う」

    「レースペースは少し改善できたけど、あとは予選でポテンシャルを引き出すことが必要だ」

    「もしもっと上位でスタートできていれば、表彰台争いができていたはず。正直、今日はそこまで行けるとは思っていなかったからね」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 エミリア・ロマーニャGP

    また、イモラに集まったティフォシの声援についても「信じられないほど素晴らしかった」と称賛を送った。

    ハミルトンにとって、今回の4位は今季のグランプリにおけるベストリザルト。中国スプリントでの勝利や、マイアミでのチーム無線の混乱もあったなかで、フェラーリとしても待ち望んでいた好結果だった。

    中国スプリントとの比較については「中国も最高だったけど、今回の方が上だと思う」とコメント。

    「後方から追い上げる展開って、子どもの頃から好きなんだ。ポールトゥウィンよりも、そっちの方が断然気持ちいい。間違いなく、すごく良いレースだったよ」と喜びを語った。

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP談話「メカニックに恩返しできて嬉しい」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP談話「メカニックに恩返しできて嬉しい」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPの決勝レース後の談話を紹介。

    角田裕毅は、予選Q1での大クラッシュによりピットレーンスタートとなる厳しい展開を迎えた。だが、レースでは慎重かつ冷静にポジションを上げ、特に中盤以降はタイヤマネジメントと安定したペースで差を詰めていった。

    戦略面でもチームと連携し、終盤にはポイント圏内の集団に接近。最終的に角田裕毅は10位でフィニッシュし、困難な週末を価値ある1ポイント獲得で締めくくった。

    「予選でクラッシュしてしまって、メカニックの皆さんには本当にご迷惑をおかけてしまいました。でも、あれだけ大きなダメージだったにもかかわらず、一晩でマシンを完璧に仕上げてくれて、本当に感謝しています」と角田裕毅はレース後のインタビューで語った。

    「これだけの作業をしてくれたメカニックのみなさんのために、少しでも何かを返すことができてよかったです。作業量は本当にすごかったですし、それに見合う何かを渡せて満足しています」

    「でも、正直言うと予選でのクラッシュがずっと引っかかっていて、昨日の夜はほとんど眠れませんでした。もう前を向くしかないですけど、こうして結果として何かを返せたのはよかったと思っています」

    角田裕毅 レッドブル F1 エミリア・ロマーニャGP

    「だからこそ、決勝でポイントを獲れたのは少しでも恩返しになったんじゃないかなと思います。レースは簡単じゃなかったですけど、最後まで集中して、自分のやれることはやり切れたと思います」

    「走りのペースはすごくよかったです。特にFP2ではマックスにかなり近い位置にいて、FP3ではちゃんとしたラップができませんでしたが、予選に向けては自信もありました。でも期待しすぎてしまって、ヒーローになろうとしすぎました。それは必要なかったですね」

    また角田裕毅は、自身のアプローチにおいて「攻め」と「自制」のバランスを見直す必要があると認め、モナコGPに向けた反省としてこう語った。

    「もう少し冷静になって、自分の中でうまくバランスを取らないといけないなと思っています。次はもっといい走りができるように、ちゃんと考えて臨みたいです」

  • 2025年F1 ポイントランキング (第7戦 エミリア・ロマーニャGP終了時点)

    2025年F1 ポイントランキング (第7戦 エミリア・ロマーニャGP終了時点)

    2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPが終了。ピアストリが選手権首位を堅持し、フェルスタッペンが追撃態勢へ入った。

    エミリア・ロマーニャGP終了時点で、オスカー・ピアストリがドライバーズランキングのトップを維持した。3位表彰台により18ポイントを加算し、通算146ポイントに到達。2位にはチームメイトのランド・ノリスがつけており、今回の2位フィニッシュで差を詰めたが、両者のポイント差は13に広がっている。

    一方、優勝を飾ったマックス・フェルスタッペンは、今回の25ポイント獲得により通算124ポイントとなり、依然として3位ながらも、マクラーレン勢を射程圏内に捉えた。タイトル争いは三つ巴の様相を呈してきており、次戦以降の順位変動に注目が集まる。

    コンストラクターズランキングでは、マクラーレンが再び1-3位フィニッシュを果たし、ポイントリードを広げた。ノリスとピアストリで計33ポイントを積み上げ、シーズン合計は279ポイントに到達。2位のレッドブルは、フェルスタッペンの勝利と角田裕毅の10位入賞により計26ポイントを加えたが、マクラーレンとの差は広がる結果となった。

    フェラーリはハミルトンとルクレールのダブル入賞により堅実にポイントを加算したが、依然として3位を維持するにとどまっている。ウィリアムズはアルボンとサインツJr.の好成績により順位を上げ、ミッドフィールドの中で存在感を高めつつある。

    2025年F1ドライバーズポイント

    1.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) – (146)
    2.ランド・ノリス (マクラーレン) – (133)
    3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (124)
    4.ジョージ・ラッセル (メルセデス) – (99)
    5.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (61)
    6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ) – (53)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス) – (48)
    8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ) – (40)
    9.エステバン・オコン (ハース) – (14)
    10.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (14)
    11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ) – (11)
    12.角田裕毅 (レッドブル) – (10)
    13.ピエール・ガスリー (アルピーヌ) – (7)
    14.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ) – (7)
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー) – (6)
    15.オリバー・ベアマン (ハース) – (6)
    17.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン) – (-)
    18.リアム・ローソン (レーシングブルズ) – (-)
    19.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ) – (-)
    20.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー) – (-)
    21.フランコ・コラピント (アルピーヌ) – (-)

    2025年 F1コンストラクターズポイント

    1.マクラーレン – (279)
    2.メルセデス – (147)
    3.レッドブル – (131)
    4.フェラーリ – (114)
    5.ウィリアムズ – (51)
    6.ハース – (20)
    7.アストンマーティン – (14)
    8.レーシングブルズ – (10)
    9.アルピーヌ – (7)
    10.ザウバー – (6)

    2025年のF1世界選手権 エミリア・ロマーニャGP

  • F1エミリア・ロマーニャGP:マックス・フェルスタッペンがDRIVER OF THE DAY

    F1エミリア・ロマーニャGP:マックス・フェルスタッペンがDRIVER OF THE DAY

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が2025年F1 エミリア・ロマーニャGPのDRIVER OF THE DAYに選出された。

    現F1ワールドチャンピオンによる見事なドライブが、イモラで優勝候補だったマクラーレン勢を打ち破った。1周目の驚異的なオーバーテイクで首位に立ち、さらにセーフティカーのタイミングにも恵まれたマックス・フェルスタッペンは、レッドブルの圧倒的な速さを武器にライバルたちを寄せつけなかった。

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングのF1通算400戦目を勝利で飾り、今季2勝目、通算65勝目を挙げた。ファン投票の結果は以下のとおり。

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGP DRIVER OF THE DAY
    マックス・フェルスタッペン:19%
    アレックス・アルボン:14.9%
    シャルル・ルクレール:11%
    ルイス・ハミルトン:9.5%
    オスカー・ピアストリ:9.3%

  • F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:フェルスタッペン今季2勝目 角田裕毅10位

    F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:フェルスタッペン今季2勝目 角田裕毅10位

    F1エミリア・ロマーニャGPの決勝が5月18日(日)にイモラ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季2勝目を挙げた。ポールポジションからスタートしたオスカー・ピアストリを第1コーナーのタンブレロ・シケインで交わして首位に立つと、その後はバーチャルセーフティカー(VSC)やセーフティカー(SC)の波乱を乗り越えてリードを維持し、イモラで4連覇を達成した。角田裕毅はピットレーンスタートから10位入賞と健闘を見せた。

    スタートではピアストリが好発進を見せたが、フェルスタッペンが巧みに仕掛けて先頭に浮上。その後、ピアストリは14周目にハードタイヤへ交換し、数名のドライバーとともに早めのピットストップを選択したが、戦略は裏目に出た。一方、フェルスタッペンはステイアウトを選び、リードを広げた。

    29周目、エステバン・オコン(ハース)がコース外にマシンを止めたことでVSCが導入され、未ピットのドライバーたちはタイムロスを抑えて交換を実施。このタイミングでピットに入ったフェルスタッペンは、ランド・ノリスに対して約20秒のリードを保ってコースへ復帰した。

    さらに46周目、メルセデスのキミ・アントネッリがトラブルでストップし、フルセーフティカーが出動。フェルスタッペンとノリスは2度目のピットストップを行い、ピアストリはステイアウト。リスタート後、ノリスがチームメイトのピアストリを交わして2番手に浮上した。

    フェルスタッペンはリスタート後も安定した走りを見せ、レッドブル・レーシングのF1通算400戦目を勝利で飾った。ノリスは6秒差の2位、ピアストリは3位で表彰台を獲得。フェラーリのルイス・ハミルトンは予選での不振を挽回し、4位に入った。

    5位にはウィリアムズのアレックス・アルボンが入り、終盤にフェラーリのシャルル・ルクレールとの接戦を制した。ルクレールは6位。7位には唯一完走したメルセデスのジョージ・ラッセル、8位にはカルロス・サインツJr.が入り、ウィリアムズに貴重なポイントをもたらした。

    レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーは堅実な走りで9位。角田裕毅は土曜の予選で大クラッシュを喫しながらもピットレーンスタートから追い上げ、10位でフィニッシュ。レッドブル勢として貴重な1ポイントを獲得した。

    アストンマーティン勢は苦戦が続き、フェルナンド・アロンソが11位、ランス・ストロールは15位に終わった。ハースのニコ・ヒュルケンベルグは12位、アルピーヌのピエール・ガスリーが13位、レーシングブルズのリアム・ローソンが14位だった。

    アルピーヌF1チームでのデビュー戦を迎えたフランコ・コラピントは16位完走。オリバー・ベアマン(ハース)とガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)はそれぞれ17位と18位でフィニッシュし、オコンとアントネッリはリタイアとなった。

    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年のF1世界選手権ピアストリは、レース序盤にピットストップを行ったドライバーの一人だった。

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGP 決勝 順位・結果

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    5.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    7.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    8.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    10.角田裕毅(レッドブル)
    11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    14.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    15.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    17.オリバー・ベアマン(ハース)
    18.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    DNF.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    DNF.エステバン・オコン(ハース)

  • 角田裕毅は10位…F1 エミリア・ロマーニャGP 決勝:結果・タイムシート

    角田裕毅は10位…F1 エミリア・ロマーニャGP 決勝:結果・タイムシート

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGP 決勝の結果・タイムシート。5月18日(日)にイモラ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行われた。

    優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。レッドブルの角田裕毅はピットレーンからスタートして10位でレースを終えた。

    フェルスタッペンが完璧なスタートから今季2勝目
    スタート直後、2番グリッドから発進したマックス・フェルスタッペンが第1コーナーでポールシッターのオスカー・ピアストリを交わし、トップに浮上。そのままレースを支配し続け、今季2勝目を挙げた。

    マクラーレン勢は表彰台を確保も明暗分かれる
    マクラーレン勢は好調を維持し、ランド・ノリスが2位、ピアストリが3位でフィニッシュ。ピアストリはスタート直後に首位を譲ったものの、その後は堅実な走りを続けて3位を確保。一方、ノリスは中盤以降のペースで上回り、終盤にチームメイトをパスして連続表彰台を獲得した。

    フェラーリ、地元イタリアで存在感
    スクーデリア・フェラーリは地元イタリアで巻き返しを図った。ルイス・ハミルトンは12番手スタートからポジションを大きく上げて4位でフィニッシュ。シャルル・ルクレールも6位に入り、ティフォシの前で健闘を見せた。

    ウィリアムズ、ダブル入賞で勢いを維持
    ウィリアムズのアレックス・アルボンも好走を見せ、今季ベストリザルトとなる5位を記録。8位には同じくウィリアムズのカルロス・サインツJr.が入り、チームとしては貴重なダブルポイント獲得となった。

    角田裕毅、クラッシュからの挽回で10位入賞
    予選Q1で大クラッシュを喫した角田裕毅は、ピットレーンスタートを強いられながらも粘り強い走りを披露。10位でチェッカーを受け、困難な週末をポイント獲得で締めくくった。

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGP 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル     ↑ 1 2
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 6.109 6.109 ↑ 2 2
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 12.956 6.847 ↓ 2 2
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 14.356 14.000 ↑ 8 2
    5 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 17.945 3.589 ↑ 2 2
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 20.,774 2.829 ↑ 5 2
    7 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 22.034 1.260 ↓ 4 2
    8 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 22.898 0.864 ↓ 2 2
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 23.586 0.688 - 0 2
    10 22 角田裕毅 レッドブル 26.466 2.860 ↑ 10 1
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 27.250 0.804 ↓ 6 2
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 30.296 3.046 ↑ 5 1
    13 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 31.424 1.128 ↓ 3 2
    14 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 32.511 1.087 ↑ 1 2
    15 18 ランス・ストロール アストンマーティン 32.993 0.482 ↓ 7 2
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 33.411 0.418 - 0 2
    17 87 オリバー・ベアマン ハース 33.808 0.397 ↑ 2 2
    18 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 38.572 4.764 ↓ 4 3
    DNF 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 19L 19L ↓ 6 1
    DNF 31 エステバン・オコン ハース 36L 17L ↓ 2 1
  • 2025年F1 エミリア・ロマーニャGP 予選:FACTS AND STATS

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGP 予選:FACTS AND STATS

    F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの予選は、赤旗中断が相次ぐ波乱の展開となったが、その混乱を制してポールポジションを獲得したのはマクラーレンのオスカー・ピアストリだった。最終アタックで1分14秒670を記録し、マックス・フェルスタッペンをわずか0.034秒差で抑えて自身今季3度目のポールに輝いた。

    イモラでのポールポジションは、マクラーレンとしては2005年のキミ・ライコネン以来。若きオーストラリア人ドライバーの躍進とともに、波乱の予選を彩った興味深い記録や統計データを以下にまとめた。

    ■ ピアストリは今季3回目のポールポジションを獲得し、フェルスタッペンと並んだ。

    ■ マクラーレンがイモラでポールを獲得するのは2005年のキミ・ライコネン以来となる。

    ■ フェルスタッペンはポールに0.034秒届かず、今季初めて2番手スタートとなる。

    ■ ラッセルはイモラで自身最高の予選3番手を記録。過去4戦で3度目の3番手スタートでもある。

    ■ ノリスは予選4位。これにより、直近4戦のうち3戦でトップ3を逃している。

    エミリア・ロマーニャGP F1 予選ピアストリがポール、一方のマクラーレンのチームメイト、ノリスは4番手スタート

    ■ アロンソは5番手スタート。イモラでは2006年以来の最高位で、アストンマーティンが今季初めてQ3進出を果たした。

    ■ サインツJr.は6番手スタート。ウィリアムズのドライバーが3戦連続でトップ6入りするのは2014年のバルテリ・ボッタス以来。

    ■ アルボンは7番手スタート。これはマイアミと同じ位置で、今季サインツJr.に4戦連続で予選敗北している。

    ■ ストロールは8番手スタートで、イモラでの自己最高位。アストンマーティンはミディアムタイヤでQ3進出を果たした。

    ■ ハジャーは9番手でフィニッシュし、日本GP以来初めてトップハーフからのスタート。

    ■ ガスリーの10位は、直近4戦で3回目のQ3進出となる。

    ■ フェラーリ勢がQ3に進出できなかったのは、F1イモラの歴史上初めてのこと。

    ■ フェラーリ勢が揃ってQ3を逃したのは、2024年カナダGP以来で、ルクレール(11番手)は今季ここまで6対1でハミルトンに予選勝ち越し。ハミルトンは2戦連続で12番手スタート。

    ■ 母国GPとなるアントネッリは13番手に沈み、開幕戦オーストラリア以来となるQ3進出失敗。

    エミリア・ロマーニャGP F1 予選 2025年のF1世界選手権フェラーリのルクレールとハミルトンはともにQ3進出を逃した

    ■ ガブリエル・ボルトレトは直近2戦連続で自己最高位を記録。マイアミ13位、イモラ14位。

    ■ クラッシュしたものの、コラピントはアルピーヌで今季4度目のQ2進出(出走10戦中)。

    ■ リアム・ローソンは今季の半分以上のレースでQ1敗退。

    ■ ニコ・ヒュルケンベルグの17番手は、キック・ザウバーとして今季ワーストタイ記録。

    ■ オリバー・ベアマンは、ハースとして2021年イモラ以来のチーム予選ワースト記録に並んだ。

    ■ クラッシュした角田裕毅は、今季初のQ1敗退となった。

  • アストンマーティンF1が進化を証明 アップグレードで復調の兆し

    アストンマーティンF1が進化を証明 アップグレードで復調の兆し

    2025年F1エミリア・ロマーニャGPの予選で、アストンマーティンF1が異なるタイヤ戦略を採用し、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが驚きの5番手・6番手を獲得。だが、この結果はアップグレードによるものなのか、それとも一時的な幸運なのか。

    今週末のイモラでは、ピレリが2025年仕様として新たに導入したC6コンパウンド(これまでのC5よりさらにソフト)が登場。これは市街地サーキットでのレース展開を活性化させ、1ストップ戦略に終始しがちなレースを回避するために開発されたタイヤだ。

    ピレリがこの最も柔らかいタイヤを伝統的にオーバーテイクが難しいイモラに投入したのは大胆な判断だったが、すべてのチームがその性能に自信を持っていたわけではなかった。予選での持ちの悪さを懸念し、慎重な姿勢をとるチームも多かった。

    金曜のプラクティスでは好感触だったC6だが、予選でペースが上がると、週末の“ミディアム”に指定されているC5タイヤの方が1周の速さ・安定性ともに優れている可能性が浮上。ピレリ自身もこの現象を完全には理解できておらず、C6が最終セクターで著しく劣化している兆候もデータ上では確認できていない。

    そんな中でアストンマーティンは中庸を取る戦略を選び、決勝用のハードタイヤを1セット削ってでもミディアムを1セット多く温存する構成に変更。アロンソとストロールはともにミディアムタイヤでQ3進出を果たし、さらにもう1セット使える状況を活かして5番手・6番手という好成績を手にした。

    オートスポーツ誌の取材によれば、今回のタイヤ選択は週末前から既に決定していたもので、マイク・クラック率いる現場エンジニアリング部門の方針によって予選まで貫かれたという。

    アロンソは予選後、こう語っている。

    「この週末ずっと、ミディアムとソフトのどちらが速いのかはっきりしない状況だった。だから僕たちはどのセッションでもソフトとミディアムを1セットずつ使って、すべての可能性をカバーしたんだ」

    「みんなは明日用にハードを2セット持ってるけど、僕たちは1セットだけ。その分リスクを取った。イモラはオーバーテイクが難しいサーキットだから、土曜の予選を優先した。うまくいくかどうかは明日わかるさ」

    アストンマーティンは今回、マシンに大規模なアップグレードも投入している。金曜にはまずストロール車に新パッケージが搭載され、土曜にはアロンソのAMR25にも反映。チーム内では「ポジティブな一歩」と評価されている。

    ただし、今回の予選結果がタイヤによる“マジック”なのか、それともアップグレードによる本物の進化なのかは、まだ判然としない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 エミリア・ロマーニャGP

    アロンソ自身はアップグレードの効果を強調する。

    「今回のタイムは、正直アップグレードだけで出せるレベルよりも少し楽観的かもしれないけど、少なくとも開幕戦の状況とは違う。マイアミではQ1落ちだったからね。チームにとっては本当に良い一日だったと思う」

    「決勝のペースはP5相当とは思ってない。何ポジションか失う覚悟はできてるけど、できるだけ最小限にしたい」

    アロンソはまた、アストンマーティンに加入して以来続いている苦しい18ヶ月について問われると、2026年のレギュレーション変更に期待を寄せる姿勢を崩さなかった。

    「もちろんポイントが取れる位置にいるのは嬉しい。でも、僕が本当に望んでいるのは来年のオーストラリアで勝つことだ」

    「これまではアップグレードを持ち込んでも、それを理解できず、期待したラップタイムを出せないことが多かった。でも今回のアップグレードは、確実に前進だったと言える」

  • フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP「スタートとロングランに懸ける」

    フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP「スタートとロングランに懸ける」

    F1エミリア・ロマーニャGP予選で、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは最終アタックで全力を尽くすも、わずか0.034秒届かず2番手に終わった。ミディアムタイヤで勝負に出たジョージ・ラッセルや、ポールポジションを獲得したオスカー・ピアストリが注目を集めるなか、フェルスタッペンは予選の難しさをタイヤのコンディションに集約して語った。

    「今日は全体的に良かった。ソフトタイヤ(C6)を生かすのが本当に難しくて、特に1周の中でどうタイヤを保つかが課題だった」とフェルスタッペンは振り返る。

    「セクター1はすごく良かった。でもそこから先は、タイヤがどんどん垂れていった。もっと速く走ろうとすればするほどタイヤが過熱してしまい、逆にバランスが崩れてアンダーステアになった」

    Q3の2回目のランではセクター1で最速を記録したが、その後のグリップ低下が響いてタイムを伸ばせず、「ラップをまとめるのに必死だった」と語った。

    フェルスタッペンはまた、ラッセルが使用したミディアムタイヤにも言及した。

    「正直、自分もFP3ではミディアムのほうが感触が良かった。でも予選でそれを選ぶ余裕はなかった。今週のC6はこのサーキットに合っていないと感じていたし、グリップがあるうちにタイムを出すしかなかった」

    マシンの仕上がり自体には手応えを感じているようで、「昨日の段階では厳しかったが、今日はクルマの状態がかなり良くなった。バランスも改善されて走らせやすくなった」と語った。

    マックス・フェルスタッペン F1 エミリア・ロマーニャGP

    ただし、週末を通じた課題は依然としてタイヤへの依存にあるとし、「今回のようにソフトが軟らかすぎると、僕たちのマシンはタイヤのオーバーヒートに悩まされやすい。そこは引き続き取り組むべき課題だ」と警戒感を示した。

    決勝に向けては、「まずはいいスタートを切ること。それから新しいセッティングがレースペースにどう影響するかを見てみたい。昨日のロングランはあまり良くなかったけど、今日はクルマのフィーリングが変わっているので期待したい」と前を向く。

    C6タイヤの採用については、「こういった高速コーナーの多いレイアウトでは、さすがに限界を超えている。次の週末(モナコ)ではまた違った傾向が見えるかもしれない」とも語った。

    また、予選中に起きた角田裕毅の激しいクラッシュについては、「最初に無線で無事だと聞いたけど、リプレイを見て『本当に大丈夫?』と思った。衝撃は相当だったけど、何より無事でよかった」と気遣いを見せた。

    厳しいタイヤマネジメントに追われたフェルスタッペンだったが、確実に2番手を確保。レースでの巻き返しに向けて、土曜の仕事は着実に果たしたと言える。

  • ジョージ・ラッセル F1エミリア・ロマーニャGP「ミディアムアタックは計画通り」

    ジョージ・ラッセル F1エミリア・ロマーニャGP「ミディアムアタックは計画通り」

    F1エミリア・ロマーニャGPの予選で、ジョージ・ラッセルがミディアムタイヤを使った大胆な戦略を成功させ、3番手グリッドを獲得した。メルセデスはこの戦略を事前に決定しており、ラッセル自身も「価値のあるリスクだった」と自信を見せた。

    「今日は攻めた戦略を選んだ。ミディアムタイヤが速いかもしれないと考えていたけど、実際に良い選択になった」と語る。

    「もちろん、明日に向けては小さな妥協にはなるけど、トップ3に戻れたことは価値があった。予選でのパフォーマンスにはとても満足している。オスカーにここまで迫れたのは驚きだった。今のマクラーレンは非常に強力だからね」

    Q3の最終ラップでは、トラフィックによりタイミングギリギリでスタートする厳しい状況だったが、それでも結果を残した。

    「本当にタイトな状況だった。最終コーナーに差しかかったときには1速でラップをスタートするところで、カルロス(サインツ)にもかなり近かった。ストレートでコンマ1秒を失ったけど、それでもP3には満足している。今日これ以上の結果は望めなかったと思う。明日はしっかり表彰台を狙っていきたい」

    このラップに使用したミディアムタイヤは、レース戦略上も重要な役割を果たす可能性があるが、チームはそれを織り込み済みだったという。

    「この決断はセッション前からの計画だった。昨日も今日もミディアムタイヤの感触が良かった。もちろんリスクはあった。万が一パンクやフラットスポットがあれば、C6のソフトをレースで使わなければならない可能性がある。でも、僕たちは全てをかけたし、それだけの価値があった」

    ジョージ・ラッセル F1 エミリア・ロマーニャGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    また、今週末の全体的なパフォーマンスについては「正直、かなりチャレンジングな週末だった」と述べた。

    「今日の予選でここまで接近できたのは驚きだった。マックスも言っていたけど、今回のタイヤは非常に扱いが難しかった。Q2ではサインツが最速を記録したのに、Q3ではペースが落ちた。タイヤの“スイートスポット”を見つけると大きくタイムが変わる。僕のQ3の2周はどちらもかなり良くて、この週末の中で約0.4秒も速くなった。明日はオスカーとのバトルになるだろうけど、ランドを抑えるためにも全力を尽くす」

    Q&Aセッションの終盤には、予選中に起きた角田裕毅の大クラッシュについての質問も飛んだ。

    「彼が無事で本当によかった。あれほどのクラッシュは、F1マシンの安全性がいかに優れているかを改めて証明するものだった。ただ、僕たちは一度ヘルメットをかぶってバイザーを下ろしたら、もう覚悟を決めて臨むしかない。そういうものだ」

    リスクを取りながらも堅実な結果を残したラッセル。メルセデスにとっては、今季ここまでの苦戦を払拭する一歩となる、戦略的に光る予選だった。