カテゴリー: F1エミリア・ロマーニャGP

  • ピアストリ ロレンツォ・バンディーニ・トロフィー受賞 F1王者の系譜に名を刻む

    ピアストリ ロレンツォ・バンディーニ・トロフィー受賞 F1王者の系譜に名を刻む

    マクラーレンのオスカー・ピアストリが、F1界の名だたるスターたちが受賞してきた「ロレンツォ・バンディーニ・トロフィー」の新たな受賞者となった。

    今週イタリアで行われた授賞式で、ピアストリはこの栄誉ある賞を受け、マーク・ウェバー(2006年)、ダニエル・リカルド(2014年)に続いて、同賞を受賞した3人目のオーストラリア人となった。

    式典は、F1エミリア・ロマーニャGP(5月16日~18日)の開催を控えるイモラの南、ブリジゲッラで行われた。

    ロレンツォ・バンディーニ・トロフィーは、故ロレンツォ・バンディーニを称えて1992年に創設されたもので、単なる成績だけではなく、「いかにして成功を収めたか」という姿勢や背景も評価対象となる点が特徴だ。

    式典ではオーストラリア国歌が演奏され、ピアストリは次のように語った。

    「今週、もう一度オーストラリア国歌が流れるといいですね。今日は本当にありがとうございました」

    「このような賞をいただけるのは本当に光栄です。私にとって非常に大きな出来事です」

    「ピアストリ家のルーツである地域の方々とお会いできたことも、今日の特別な経験のひとつでした。この週末のレースがとても楽しみです」

    オスカー・ピアストリ F1 マクラーレン

    過去の受賞者には、マックス・フェルスタッペン(2016年)、ニコ・ロズベルグ(2011年)、ルイス・ハミルトン(2010年)、セバスチャン・ベッテル(2009年)、フェルナンド・アロンソ(2005年)、キミ・ライコネン(2004年)、ミハエル・シューマッハ(2003年)、ジェンソン・バトン(2001年)、ジャック・ヴィルヌーヴ(1996年)といった歴代F1ワールドチャンピオンたちが名を連ねている。

    なお、ピアストリがイモラでF1を走るのは今回が2度目となる。2023年大会は大雨の影響で中止となったため、同地でのレースは今回が実質的な初走行となる。

  • アストンマーティンF1 イモラで今季初の大型アップグレード投入

    アストンマーティンF1 イモラで今季初の大型アップグレード投入

    アストンマーティンF1は今週末のF1エミリア・ロマーニャGPに向けて、今シーズン初となる大型アップグレードパッケージを投入した。ここまで苦戦が続く中、シルバーストーンを拠点とする同チームにとって、今大会は巻き返しの足がかりとなる重要な一戦となる。

    例年通り、シーズン最初のヨーロッパラウンドとなるイモラでは、多くのチームが新たなアップグレードを導入するが、アストンマーティンもそのひとつだ。

    ローレンス・ストロール率いるアストンマーティンは、現在コンストラクターズ選手権で7位に低迷。直近4戦では1ポイントも獲得できておらず(ただしランス・ストロールがマイアミのスプリントでポイントを獲得している)、状況打開が急務となっている。

    今回のアップグレードには、新設計のフロアとトップボディワークが含まれており、ダウンフォースの増加と空力特性の安定化が見込まれている。ストロールとフェルナンド・アロンソが再びポイント圏内で戦うための鍵となる改良だ。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 エミリア・ロマーニャGPストロールは金曜の2回のフリー走行で新パーツを装着予定

    このパッケージは旧風洞で開発されたものの、新設された風洞での改良を経て仕上げられている。もし期待通りのパフォーマンスを発揮すれば、過去18か月にわたり続いてきた「期待外れのアップグレード」の流れに終止符を打つことになる。

    金曜の2回の1時間フリー走行では、ストロールが新仕様を担当し、アロンソは前戦マイアミと同じスペックで走行する予定。これにより、チームは2台を使った比較テストを実施し、週末に向けて最適な仕様を選定する。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 エミリア・ロマーニャGPフェルナンド・アロンソは2025年、まだポイント未獲得

    アストンマーティンのマネージングディレクター、アンディ・コーウェルは次のように説明した。

    「週末の序盤は、新仕様を1台、既存仕様をもう1台に搭載し、クロスカーでの比較評価を行う。全く同じコンディションで比較できるため、非常に有益なテストになる」

    今季まだポイントを獲得できていないフェルナンド・アロンソも、次のように語っている。

    「これは間違いなく朗報だ。選手権第7戦でようやく初めてのアップグレードが届いた。ファクトリーから新しいものが来るときは、常にポジティブな気持ちになる」

    「明日のフリー走行はこのパッケージに集中して、その強みを理解し、土曜に向けてベストな仕様を選ぶつもりだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP展望「予選がカギになる」

    マックス・フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP展望「予選がカギになる」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPに向けて意気込みを語った。

    レッドブル・レーシングにとって通算400戦目の節目となる今大会で、フェルスタッペンは「予選がカギになる」とし、伝統あるイモラ・サーキットでの勝利に向けて準備を整えている。

    「3連戦に入る前に1週末休めたのは良かった。今週はチームと一緒にファクトリーに戻ってシミュレーター作業をしてきたけど、それもとても有意義だった。チームは本当にハードに取り組んでくれているし、最初から全力でいく必要があると思っている。

    「イモラはすごくクラシカルで象徴的なサーキットで、とてもテクニカルなんだ。ここで走るのはいつも楽しいよ。ただ、オーバーテイクは難しいから予選がカギになるね」

    「そして今週末はチームにとって400戦目のグランプリになる。これまで多くのことを誇りに思えるし、本当にたくさんの記録を打ち立ててきた。だからこそ、チームが築いてきたものを振り返るのは素晴らしいことだし、もちろんこれからもさらなる成功を目指してプッシュし続けていくよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • フランコ・コラピント 「アルピーヌF1の真価を引き出すには5戦では足りない」

    フランコ・コラピント 「アルピーヌF1の真価を引き出すには5戦では足りない」

    コラピントは、シーズン第6戦を迎えた段階でジャック・ドゥーハンに代わってアルピーヌのレースシートを獲得。ドゥーハンはリザーブドライバーへと降格となった。

    この決定はパドック内でも厳しい批判を浴びており、複数のF1ドライバーが「ドゥーハンにはもっと時間が与えられるべきだった」と主張している。

    そうした状況を認識しながらも、2024年にはウィリアムズで9戦に出走した経験を持つコラピントは、このチャンスを最大限に活かす覚悟だという。

    「本当にワクワクしている」
    エミリア・ロマーニャGPを前に、コラピントはモータースポーツ・ウィークを含むメディアに次のように語った。

    「すべてがまた新しくなった。ゼロからのスタートだよ」

    「もちろん、昨シーズンの最後の9戦に出場して、その後マシンから降りることになったのは決して望んでいた形ではなかった」

    「でも、その期間は昨年の出来事を振り返って学ぶ良い時間にもなった。だから今は、またF1に戻ってこられて嬉しいよ」

    「こういう形で他のドライバーの代わりに乗るのは、決して気持ちのいいものではないけれど、F1では自分のタイミングを選べることはない。与えられた状況でベストを尽くして、チームのために最大限の結果を出せるよう頑張るつもりだ」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム エミリアフランコ・コラピントがアルピーヌF1でF1復帰

    目標設定については言及を避ける
    コラピントには、最初の5戦で実力を示すチャンスが与えられているが、アルピーヌから具体的な目標を提示されているかどうかについては明言を避けた。

    「ドライバーとしては、まずは一歩ずつ進んでいくことが大切だと思っている。まだこのマシンのことをよく理解していないし、新しいことばかりなんだ」

    「まずは基本をしっかりこなしていけば、結果は自然とついてくるはず。特に何か特定の結果を期待しているわけではないよ」

    「今のF1は非常に接戦で、どのサーキットにマッチしているかによってチームのパフォーマンスも大きく変わってくる」

    「だから、FP1やFP2が終わるまでは、自分たちがどの位置にいるのかも見えてこない。今はチームと一緒にしっかり取り組んでいるところだ」

    「いまの一番の目標は、マシンをより速くすること」

    「現状ではまだ十分なパフォーマンスが出ていないし、それを改善するためには僕とピエール(・ガスリー)が協力して作業していく必要がある。それが最優先の課題だ。5戦が終わった時点で、どうなるかを見ていくつもりだよ」

    「5戦では足りない」率直な思い
    とはいえ、アルピーヌが提示した5戦という期限では、自分の真のポテンシャルを発揮するには不十分だというのが、コラピントの率直な思いだ。

    結果を焦って無理をし、ミスを犯すリスクにどう向き合うかと問われると、彼はこう答えた。

    「実際に走ってみてからでないと分からないこともあると思う」

    「でも、素晴らしいチャンスをもらったし、またF1に戻ってこられて本当に嬉しいよ」

    「正直、5戦という区切りのことはあまり考えていない。今は落ち着いた気持ちで状況に向き合えていると思うし、とにかくまたシートに戻って走りたいという気持ちでいっぱいだ」

    「カルロス(・サインツ)が『マシンに慣れるには10戦は必要』と言っていたけれど、僕はF1でまだ9戦しか走っていない。だから5戦でマシンのポテンシャルを最大限に引き出すのは難しいと思う」

    「おそらく、もう数戦は必要になるだろうね」

    「でも、それが今与えられたチャンスだから、できる限り活かして、楽しんで、チームのために最善を尽くしたい」

  • ハースF1チーム 10億円の新モーターホーム投入 参戦10年目の本気

    ハースF1チーム 10億円の新モーターホーム投入 参戦10年目の本気

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、オーナーのジーン・ハースが新たに投入した数百万ユーロ規模のモーターホームについて、「チームの意図を明確に示すメッセージだ」と語った。

    F1が今週末のイモラでヨーロッパラウンドに突入するのに合わせて、各チームが再びサーキットにモーターホームを持ち込む中、ハースF1チームは新型モーターホームを初披露した。RacingNews365によれば、その建設費用はおよそ600万ユーロ(約10億円)とされている。

    このモーターホームは、アルピーヌやアストンマーティンを顧客に持つ専門メーカー「シュラー(Schuler)」によって設計された。

    F1参戦10年目を迎えるハースF1チームについては、これまでジーン・ハースのF1に対する関与や本気度が疑問視されることもあったが、小松は今回の設備投資がそうした懸念を払拭するものだと強調した。

    「今年で我々はF1参戦10年目を迎えましたが、このモーターホームを見ても、ジーンのコミットメントと投資が明らかです」と小松はメディアに語った。

    「すべての活動において、一貫性を持って取り組む必要があります。それはチームの内側に対しても外側に対しても同様であり、このモーターホームもその一部です。ジーン、そしてチーム全体の意志を明確に伝えるものだと考えています」

    「この施設には、実用性だけでなく、チーム内外に向けた“メッセージ”という観点でも大きな意味があります」

    ハースF1チーム エミリア・ロマーニャGP写真は以前のモーターホーム

    「たとえば以前のモーターホームでは、大きなスポンサーイベントがあると、毎日懸命に働いているクルーに『今日は中に入らないでほしい』と伝えなければならず、彼らはガレージにとどまって、きちんと座って休むことすらできませんでした」

    「それでは、チームの中核を担うスタッフを大切にしているとは言えません。彼らこそがレースを成立させ、マシンのパフォーマンスを引き出しているのです。スタッフの定着や、有能な新規人材の確保という点でも、こうした環境整備は非常に重要です。実際、イギリスにはF1チームが多数あり、人材獲得競争は非常に厳しい状況にあります」

    「そしてもちろん、商業面でのスポンサー誘致を考えても、このような投資の意味は非常に大きいのです」

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅が、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPへの展望を語った。

    長年暮らしてきたイタリアを舞台にした今週末のレースに向け、「ホームのような場所で走れるのを楽しみにしている」と語り、アップデートが投入されるマシンに自信をのぞかせた。レッドブル・レーシングにとって通算400戦目の節目となる特別なグランプリで、さらなる上位進出を目指す。

    「今週はヨーロッパに戻ってレースをするのを楽しみにしています」と角田裕毅はコメント。

    「イタリアは長い間、自分にとって“ホーム”のような場所で、今のようにシーズン全体でスケジュールがとても慌ただしい中では、ここで過ごせる時間をとても大切にしています。皆さんにも美味しいピザやパスタを楽しんでもらえたらうれしいですし、それがチームや自分にとって良い結果につながるエネルギーになればと思っています」

    「マイアミの後、クルマをもっと良い状態に持っていくためにやるべきことがあると分かっていました。競争力を持つには、もっとバランスの取れたマシンが必要ですし、自分がより上位を目指していくことの重要性も理解しています。イモラにはいくつかのアップデートを持ち込む予定で、それによってポジティブな変化が見られると思っています」

    「チームに加わってまだ日が浅い中ですが、マシンには全体的に自信を感じていますし、自分が何をすべきかもしっかり分かっています。そして今週末はチームにとってF1参戦400戦目という特別なレースでもあるので、自分としてもこの週末をとても楽しみにしています」

    角田裕毅 F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • フェラーリF1 小規模アップグレードで布石 バルセロナの“リセット”に賭ける

    フェラーリF1 小規模アップグレードで布石 バルセロナの“リセット”に賭ける

    フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールは、今後のF1エミリア・ロマーニャGP(イモラ)とモナコGPで「小規模なアップグレード」を投入することを明かした。これは、スペインGP(バルセロナ)で予定されている“リセット”レベルの大型アップデートに向け、パフォーマンスを安定させる狙いがある。

    マイアミGPでは、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの“スカーレット・マシン”は7位と8位でチェッカーを受け、首位を独走するマクラーレン勢からはほぼ1分遅れでのフィニッシュとなった。

    開幕6戦を終え、スクーデリア・フェラーリはタイトル争いで王者チームから152ポイント差をつけられている。現在は状況を打破すべく戦略的な見直しを進めており、段階的な開発を経て、来月のスペインGPでの抜本的な変化に期待をかけている。

    バスールはフェラーリの方針について、以下のように語った。

    「バルセロナでは全チームが新しいフロントウイングを投入することになる。それは定義上、規則上そうなるんだ」

    「この変更は、各チームのパフォーマンスをリセットする可能性がある。バルセロナまでにイモラとモナコの2戦があるが、そこでは小さなアップグレードを持ち込む予定だ」

    これらの改良はSF-25のパフォーマンスを引き出すためのものだ。特にバルセロナでは、FIAによるフロントウイングのたわみ規制が強化されるため、マクラーレンの優位性が薄まる可能性があり、各チームにとって“横一線”の戦いになるとみられている。

    スクーデリア・フェラーリにとっては、ギャップを縮め、本来の競争力を取り戻す好機となる。

    スクーデリア・フェラーリ F1戦略の転換期にあるスクーデリア・フェラーリ。“小改良から大変革へ”チーム全体が勝利への再構築を図る。

    「眠れるポテンシャルの解放」 バスールのクルマとドライバーへの信頼
    フェラーリが苦戦する一方で、バスールはSF-25にはまだ引き出されていない可能性があると信じており、それを最大限に活かしきれていないことが問題だと見ている。

    「正直に言って、今の我々の最大の課題は、マクラーレンと比較しても、ポテンシャルを引き出しきれていないことにある。他チームに対してもっと攻めの姿勢でいくべきだと思う」

    「次の2戦でのチームの焦点は、すべてをまとめ上げ、クルマの性能を最大限に引き出すことだ」

    特に重視しているのが、予選での“一発の速さ”の改善だ。現在のSF-25は予選パフォーマンスに難があり、ルクレールとハミルトンは決勝で後方から追い上げを強いられる展開が続いている。

    「シャルルとルイスのことは完全に信頼している。シャルルはこの5年間を見てもわかる通り、ルイスはこの競技で最多勝を誇る記録保持者だ。2人とも予選で仕事ができるドライバーで、それが彼らの特長でもある」

    「ただ、今のクルマではそれが実現できていない。我々は改善しなければならないし、この段階でより良い仕事をしなければならない」

    イモラとモナコでの“小さなアップグレード”は、スペインでの“大規模な変革”に向けた布石だ。バスールは、改良されたマシンとレギュレーションの変化が、ルクレールとハミルトンの本来の力を解き放つことにつながると信じている。

    スクーデリア・フェラーリにとっては、“潜在力”を“表彰台”へと変えるための、時間との戦いが始まっている。

  • ピエール・ガスリー「アルピーヌF1に混乱なし」 ドゥーハン交代にも理解

    ピエール・ガスリー「アルピーヌF1に混乱なし」 ドゥーハン交代にも理解

    ピエール・ガスリーは、ドライバーと経営陣の入れ替えが相次いだ最近の混乱にもかかわらず、「アルピーヌF1チームに問題はない」と断言した。

    マイアミGP直後、アルピーヌはフランコ・コラピントが今後ガスリーとともにレースを戦うことを発表し、注目を集めた。

    コラピントはジャック・ドゥーハンの後任となる。アルゼンチン出身の元ウィリアムズ育成ドライバーであるコラピントは、シーズン開幕前からドゥーハンに代わって起用されるとの噂があった。オーストラリア人のドゥーハンは今後、シミュレータードライバーとしての役割に戻ることになる。

    さらなる激震は、チーム代表オリバー・オークスがマイアミGP直後に突然辞任したことで巻き起こった。一部では、エグゼクティブアドバイザーであり暫定代表を務めるフラビオ・ブリアトーレとの衝突が原因ではないかと噂された。

    しかし実際には、オークスの辞任は彼が代表を務めるハイテックGPの役員でもある弟ウィリアムの逮捕に起因するとされている。

    今週末のF1エミリア・ロマーニャGPを前に、ガスリーはモータースポーツ・ウィークなどのメディアに対し、こうした混乱にもかかわらずアルピーヌ内部に問題はないと語った。

    「火曜日はファクトリーにいて、水曜日はシミュレーターで仕事をしていた。そしてちょうどすべての発表があったとき、僕はフラビオと一緒にいた」

    「確かに大きなニュースではあるが、僕たちが個々人としてやるべきことは何も変わっていない。オリ(オークス)の辞任は、あくまで彼個人の決断だったと思っている」

    「チーム内に問題はないし、誰かと誰かの間で意見の相違があったということもない。チームのビジョンと方向性はマイアミの前も後も一貫している」

    「確かにオリはもういないし、ドライバーの変更もあった。それについては色々と話題になっているが、作業や方向性の面では何も変わっていない」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チームピエール・ガスリー アルピーヌF1チームオリバー・オークスの辞任を受け、エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレが再びピットウォールに復帰

    ブリアトーレが再び指揮へ アルピーヌの未来に期待
    オークスの辞任により、ブリアトーレが再びピットウォールに立つことになったが、ガスリーは「最近の騒動は、アルピーヌが実際には良い状態にあることを覆い隠している」とも指摘した。

    またオークスに対しては、「チームのために尽力してくれたことに感謝しているし、彼が離れるのは残念だ」と述べつつも、その決断を「受け入れ、尊重する」と語った。

    一方で、昨年6月からエグゼクティブディレクターとして就任していたブリアトーレについては、その短期間での貢献を高く評価した。

    「見出しでは、僕がファクトリーやレースチームで見ているような良い仕事がまったく伝わっていないと思う」

    「僕にとって大事なのは、表には出ないが、僕たちが裏で進めている実務に集中することだ。そこは本当に良い流れになっている」

    「もちろん、外野の騒音は常にある。こういった変化が起これば話題になるのは当然だろう」

    「でも、僕がファクトリーで見ている限りでは、スタッフも新しく加わった人たちも非常に良く協力し合っていて、大きな可能性を感じている」

    「フラビオは多くのものをもたらしてくれており、方向性は非常に明確だ。今後数週間、数カ月でその成果が現れてくると信じている」

    「来シーズンには大きな期待を持っているし、今回の特別な1週間から一歩進んで、通常業務に集中することが大切だ」

    ピエール・ガスリー F1 エミリア・ロマーニャGPガスリーはジャック・ドゥーハンの才能を疑っていないと強調

    ガスリー「ドゥーハンは速いドライバー」今後の活躍にエール
    ドゥーハンの交代について、ガスリーは「非常に良い人柄で、速いドライバーだ」と称賛しつつも、チームが交代を決断した背景についての言及は避けた。

    2019年にレッドブルの厳しい決断でシーズン途中にシートを失った経験のあるガスリーは、F1の世界の厳しさをよく理解しており、ドゥーハンにも励ましの言葉を送った。

    「大切なのは、集中すべきことに心を向けることだ」

    「彼のまわりには雑音やネガティブなエネルギーが渦巻いているかもしれないが、ドライバー、そしてアスリートとして、そういったものは脇に置いて自分のやるべきことに集中するべきだ」

    「僕は幸運にも、隔週でマシンをドライブして自分の速さを示すチャンスがあるが、彼にとってはシミュレーターでの仕事が中心になる」

    「彼が再びマシンを走らせるチャンスが訪れたときのために、メンタル面でも強くいることが求められる。簡単ではないが、踏ん張るしかない」F

  • F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    マックス・フェルスタッペンが、「フランツ・ヘルマン」という偽名でノルドシュライフェのレコードラップに挑んだ理由を明かした。

    エミリア・ロマーニャGPのわずか1週間前、フェルスタッペンはフェラーリ296 GT3を駆ってニュルブルクリンクでテスト走行を実施。その際、周囲の注目を避けるため、車には「フランツ・ヘルマン」という偽名が記されていた。

    レッドブルF1のエースであるフェルスタッペンは、以前からNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)でのテストやセッティング走行を経験しており、この伝統のサーキットに強い情熱を抱いていることは周知の事実だ。

    フェルスタッペンは先週金曜にエミール・フライ・レーシングのテストに参加し、非公式ながら7分47秒という驚異的なラップタイムを記録したとされている。

    「フランツ・ヘルマン」の由来
    この走行自体も注目に値するが、それ以上にモータースポーツ界を賑わせたのは「フランツ・ヘルマン」という偽名の由来だった。

    エミリア・ロマーニャGPを控えた記者会見で、その名前の発想源について問われたフェルスタッペンは、以下のように答えた。

    「偽名が必要だって言われたから、できるだけドイツっぽい名前にしようって思ったんだ」

    なぜ偽名を使う必要があったのかを尋ねられると、彼はこう説明した。

    「その方がエントリーリストに名前が載らないからさ。もし自分の名前が出てたら、朝8時には人が押しかけてくることになるだろ?」

    「もちろん、現地に行けばバレるのは分かってた。でも少なくとも、朝8時とか9時くらいは静かに準備できる」

    ニュル24時間参戦も視野
    将来的なニュルブルクリンク24時間レースへの参戦について尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。

    「そうだね、将来的には出てみたいと思っている」

    「だから今こうやって色々と経験を積んでいる。少しでも準備しておけば、いざ出る時に慌てずに済むからね」

    フェルスタッペンはまた、「ノルドシュライフェを走っていて、ただ純粋に楽しんでいただけ」と述べ、「このサーキットを学ぶことが目的だった」と強調した。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング エミリア・ロマーニャGP

    記録よりも“楽しさ”が優先
    この日、フェルスタッペンが記録したとされる7分47秒というタイムは、公式のラップレコード(7分49秒5)を約2秒も上回る。

    だが本人は「記録を狙ったわけではない」と強調する。

    「自分にとっては、ラップレコードを破ろうとか、そういうことじゃなかった。ただ楽しみながら、チームと一緒にサーキットを学んでいたんだ。エミール・フライにとっても初めての経験だったからね」

    「彼らの夢もまた、24時間レースに出ること。だから一緒にスピードを上げて、楽しく走っていた」

    「天気にも恵まれたし、晴れていて最高のコンディションだった」

    フェルスタッペンは現在、耐久レース出場に向けたライセンス取得について、関係機関と話し合いを進めていると明かした。

    ラッセルもノルドシュライフェに関心
    フェルスタッペンの偽名使用については、他のF1ドライバーたちからも笑いが起きた一方、ジョージ・ラッセルは彼の行動を羨ましがった。

    ラッセルは、F1以外のレース活動にも強い興味を示しており、この件についてメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフとも何度も話し合っているという。

    「実のところ、何度も話してるよ。スケジュールを調整してでも、もっと運転の機会を増やしたいんだ」

    「冬の間はiRacingでノルドシュライフェをよく走っていたし、ああいう活動にももっと関わりたいと思ってる」

    「でも、F1ってスポンサー関連の仕事も多いし、移動もシミュレーターもチームとのミーティングもあるから、なかなか時間が取れないんだ」

    「自家用ジェットがあれば移動も早いけどね。まあ、いつか絶対にやってみたいと思ってる」

  • マクラーレンF1 タイヤ冷却疑惑でFIAが「規則違反なし」と正式判断

    マクラーレンF1 タイヤ冷却疑惑でFIAが「規則違反なし」と正式判断

    マクラーレンは、F1マイアミGPでのタイヤ冷却に関する疑惑についてFIAの調査を受けたが、技術規則に準拠していたことが確認された。ドライバーのオスカー・ピアストリも、こうした噂を一蹴し、「まったく気にしていなかった」と語っている。

    この一件は、ピアストリがマイアミ・オートドローム・インターナショナル・サーキットで優勝を果たした直後に浮上した。

    レース週末中、マクラーレンのチーム代表ザク・ブラウンが「Tire Water(タイヤ水)」と書かれたボトルから飲む様子が中継に映し出され、これに対してレッドブルF1のクリスチャン・ホーナーがレッドブルのドリンクを差し出すなど、軽妙なやり取りも話題となった。

    FIAが正式に問題なしと報告
    FIAはエミリア・ロマーニャGPを前に、技術代表による報告書を公開。その中で、マイアミGP後に上位10台の中からランダムに選ばれたピアストリのマシン(カーナンバー81号車)について、物理的な検査を実施したことを明かしている。

    報告書には次のように記されている。

    「マイアミのレース後、上位10台の中からランダムに選ばれた81号車に対し、詳細な物理的検査を実施した。調査対象となったのは4輪すべてのホイールおよびボディワーク構成であり、技術規則第3.13条および第11.5条への準拠を確認した」

    「検査されたすべての構成部品は、2025年F1技術規則に準拠していると確認された」

    ピアストリ「全く心配していなかった」
    エミリア・ロマーニャGPを控えたFIA主催のドライバー記者会見で、選手権リーダーであるオスカー・ピアストリは、この疑惑について質問を受けた。

    「正直に言うと、何も読んでいない。なぜなら、まったく気にしていなかったからだ」とピアストリは淡々と語った。

    さらに、疑惑に対してユーモアを交えてこう付け加えた。

    「次は小さなフィギュアでもウォータースライダーに乗せてみるかもね」

    「まあ、何か面白いことを考えてみる」

    「いずれにしても、検査はすべてクリアしていたし、心配はしていなかった。レースに集中するだけだ」