カテゴリー: F1エミリア・ロマーニャGP

  • F1 エミリア・ロマーニャGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    F1 エミリア・ロマーニャGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 エミリア・ロマーニャGPのフリー走行2回目で11番手以下だったドライバーのコメント。5月16日(金)にイモラ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPのフリープラクティスが行われた。

    フェラーリのルイス・ハミルトンは序盤こそ感触の良さを見せたが、午後は一転して苦戦。11番手にとどまった。一方で新人オリバー・ベアマンや復帰戦のフランコ・コラピントは堅実な走りでチームに貢献。

    下位勢ではヒュルケンベルグやオコンがさらなるセットアップ改善を誓っている。

    11番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP1の感触は悪くなかった。バランスも取れていて、FP2に向けて大きな変更は必要なかったんだけど、午後のセッションはなかなか思うようにいかなかった。コンディションの変化もあって、一貫性を出すのが難しかったね。とはいえ、予定していたプログラムはすべて完了したし、ロングランも走りきれた。今夜は集めたデータをじっくり見て、明日に備えるよ」

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「全体としてポジティブな一日だったと思う。今回イモラに新しいアップデートを持ち込んだけど、FP1はその確認にあてて、シミュレーションと実際の挙動がどう合っているかを見ていた。午後はもう少しパフォーマンスを引き出せたし、個人的には満足しているよ。改善が見られた部分に自信も持てたし、今夜はトップスピードとダウンフォースのバランス調整が課題になりそうだ。風の影響もあるから慎重に判断したいけど、今のところ手応えはある」

    13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「またF1マシンでグランプリ週末を走れるのは本当にうれしいよ。今日1日で少しずつクルマに慣れてきて、セッティングにも手応えが出てきた。ただ、まだやるべきことはたくさんあるし、覚えることも多い。終盤には少しずつ競争力も出てきたから、ここから積み上げていきたいね。ピエールのクルマが好調なぶん、自分たちにもチャンスはあるはず。予選はトラフィックの処理が難しいだろうから、Q1から集中しないとね。今日得たデータをしっかり活かして、明日もう一歩前進したい」

    14番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は新しいパッケージの理解に専念したよ。ランスのマシンにアップデートが入っていたから、僕は旧仕様でコンスタントに走ってフィードバックを集めていた。イモラは交通処理がかなりシビアだし、明日の予選ではそこもカギになる。今夜は両マシンのデータを突き合わせて、最適な方向性を見極めたい」

    15番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「FP1は悪くなかった。課題は見えていたから、FP2では色々試して、僕とチームメイトで違う方向のセットアップを試したんだ。おかげでマシンの理解は進んだから、そこは大きな収穫だった。明日、それをどう活かせるかが重要だね。Q3進出を目指しているけど、まだパフォーマンスの全体像はつかみにくい。ただ、チーム側は一歩前進できたように見えるから、自分もそれに続きたい。ソフトタイヤの感触も悪くないし、今のところはスムーズに進んでいるよ」

    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年のF1世界選手権

    16番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「1日を通してクルマの感触は悪くなかったよ。ロングランでもペースは良かったし、限界を探りながらもしっかり攻めることができた。ただ、ミスは小さくても許されないサーキットだから、午前中にちょっとしたスナップがあって、そこで軽く壁に接触してしまった。幸いダメージは軽微だったし、メカニックたちがすぐに直してくれたおかげで、午後も問題なく走れた。感触は良かったし、データもしっかり取れたから、明日につながる走行だったと思う」

    17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「新しいパーツを試した初日だったから、今日はまずクルマの挙動を確認するのがメインだった。走りながらいろいろなことを学んだし、今夜データを見直してセットアップをどう改善できるかを考えていく。明日はまた仕切り直して、攻めていきたい」

    18番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日はシングルラップでうまくまとめきれなかった。自分のミスもあったし、路面のグリップが低い状態ではC6コンパウンドをうまく使いこなすのが難しかった。だけど、ロングランに入ってからはマシンのバランスも悪くなくて、感触は良かった。この2セッションで何をすべきか、自分の中でかなり明確になったし、明日の予選と決勝に向けてやるべきことは分かっている。それに、やっぱりここは特別なレースだ。FP1の最初のラップでファンがスタンドに詰めかけてるのを見たときは、本当に感動したよ。ものすごいエネルギーをもらえるし、バイザーを下ろせば集中モードに入れる。今日、声援を送ってくれたすべての人に感謝したいし、週末を通してその後押しを力に変えたい」

    19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日の金曜走行は全体として順調だった。計画していたプログラムを問題なく消化できたし、バランス的にもある程度の手応えはある。とはいえ、パフォーマンス面ではまだ改善の余地がある。イモラのようなテクニカルでコンパクトなサーキットでは、細かい調整がそのまま結果につながるから、今夜はしっかりデータを見直して、明日の予選でひとつでも上のポジションを狙いたい」

    20番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日はかなり苦しい一日だった。フロントの挙動にずっと悩まされていて、いろいろ確認したけど明確な答えはまだ見えていない。明日に向けてこのままではいけないから、今夜はチーム全体で状況を洗い出していく。新しいC6タイヤは、1ラップの感触としては悪くなかったし、ロングランに関してはまだ誰も本格的に使い込めていないから、本番でどんな特性を見せるかも気になるところだ。とにかく、今は原因を突き止めて立て直すことに集中したい」

  • F1エミリア・ロマーニャGP 2025年 各チームのアップグレード内容一覧

    F1エミリア・ロマーニャGP 2025年 各チームのアップグレード内容一覧

    F1は今週末、ヨーロッパラウンド初戦となるF1エミリア・ロマーニャGPを迎える。舞台となるイモラ・サーキットは、ハイダウンフォースが求められる伝統的なテクニカルコースであり、例年通り各チームにとってはシーズン最初の大規模アップグレードの発表の場ともなる。

    2025年シーズンは序盤からマクラーレンが圧倒的なパフォーマンスを示し、フェラーリ、レッドブル・レーシング、メルセデスらがその背中を追いかける構図となっている。

    勢力図の変化が予感される中、8チームがイモラにアップグレードを投入。以下は、各チームの主な変更内容である。

    フェラーリ:リアコーナーに新構造を導入
    フェラーリは、SF-25のリアコーナーに新たなスクープ形状とウイングレットを採用。局所的なダウンフォース(荷重)を改善し、安定性とトラクション向上を図る。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 スクーデリア・フェラーリ
    マクラーレン:リアとフロントの空力を強化
    マクラーレンはハイダウンフォース仕様のリアウイングとビームウイングに加え、リアコーナーとサスペンション部に複数の新コンポーネントを投入。小規模ながらフロントサスペンションの改良も実施し、全体の空力効率を引き上げた。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 マクラーレン
    レッドブル・レーシング:エンジンカバー周辺を再最適化
    レッドブル・レーシングは引き続きエンジンカバー周辺の改良に注力。インレットとその周辺形状を再設計し、空力効率を高めている。さらにリアサスペンションのフェアリングと、リアホイール周辺の吸排気ダクトにも手が加えられた。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 レッドブル・レーシング
    メルセデス:フロントウイングで後方空力流を改善
    W16にはフロントサスペンションのフェアリング形状とフロントウイングが再設計され、コード方向およびスパン方向の荷重分布を変更。これによりアップウォッシュ・フィールド(上向き気流)を調整し、マシン後方の空力を最適化した。エンジンカバーも微調整されている。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
    アストンマーティン:アンダーフロア中心に大規模改良
    アストンマーティンは今季初の大型アップグレードを投入。ヘイローの形状や新型ビームウイングの導入に加え、アンダーフロア本体を「進化型」に改良。新しいフロアフェンスとエッジ、ディフューザーのショルダー部が新設計となり、連携するエンジンカバーも合わせて変更されている。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム
    アルピーヌ:フロントとリアを空力調整
    アルピーヌはA525に再設計されたフロントウイングとフラップを導入し、各要素間の荷重分布を見直した。また、リアへの空力流を改善するため、エンジンカバーとリアボディワークの形状を変更している。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 アルピーヌF1チーム
    ハース:アンダーフロア形状とディフューザーを刷新
    ハースはVF-25に改良型アンダーフロアを搭載。「フロントフロアの収束形状」を見直すことで後方への気流をクリーンに導き、新しいフロアエッジとディフューザーでその効果を最大化。さらにリアブレーキドラムとサスペンションフェアリングも改良されている。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 ハースF1チーム
    レーシングブルズ:ホームでの勝負に向けたアンダーフロア改良
    VCARB 02には新型アンダーフロアが投入され、チャネル体積を調整。それに伴いフェンスのキャンバーやフロアエッジのウイングレット位置も再配置された。また、サイドポッドのアンダーカットとエンジンカバー、さらにシャシーウイングレットにも新設計が施されている。
    エミリア・ロマーニャGP F1 2025年 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • キミ・アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「シングルラップに課題」

    キミ・アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「シングルラップに課題」

    メルセデスF1のルーキー、キミ・アントネッリは、F1エミリア・ロマーニャGP初日のフリー走行で苦戦を強いられた。母国イタリアでのF1デビューという特別な週末ながら、シングルラップでのパフォーマンスが伸びず、FP1は13番手、FP2では18番手に終わった。

    アントネッリは、ソフトタイヤ(C6コンパウンド)でのアタック中に複数のミスを犯したと認めており、路面のグリップ不足がタイヤの発動を妨げたと振り返る。一方で、ロングランではマシンのバランスに手応えがあり、予選・決勝に向けて必要な作業は明確だと語った。

    「今日はシングルラップをうまくまとめるのが難しかった。自分のミスもあったし、低グリップのコンディションではC6コンパウンドを機能させるのが簡単じゃなかった。でもロングランではクルマのバランスがよくて、その点ではポジティブな感触を得られた。今日の2セッションを終えて、明日と日曜に向けて何をすべきかが分かったよ」とアントネッリはコメント。

    「イモラでのレースは本当に特別な意味がある。FP1の最初のラップでグランドスタンドやフェンス沿いのたくさんのファンが目に入って、すごく感動した。応援がエネルギーになったし、ヘルメットのバイザーを下ろせば気持ちが切り替わる。現地に来てくれた皆さん、本当にありがとう。明日以降も全力を尽くすよ」と続けた。

    一方、チームメイトのジョージ・ラッセルは好調を維持。FP1・FP2ともに4番手を記録し、マクラーレン勢に次ぐ存在として上位争いに加わっている。

    「イモラを走れるのは素晴らしい気分だよ。このサーキットは僕のお気に入りのひとつだし、ドライバー全員が走るのを楽しみにしているコースのひとつでもある。低速・中速・高速がミックスされた構成で、幅も狭くてミスが許されない。だからこそ、最高のラップを出すには集中力が求められる」とラッセルは語った。

    「今日の2セッションはどちらも接戦だったし、意外なチームも速さを見せていた。マクラーレンが先頭で基準を作っていたのは予想どおりで、明日の予選でも彼らが最有力だろう。僕たちはそこに食い込むのが目標。今夜の作業で改善点を見つけて、トップとの差を少しでも縮めて、いい土曜にしたい」と意欲を見せた。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 エミリア・ロマーニャGP

    メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショヴリンも、今回のアップデートに手応えを感じつつ、アントネッリの今後に期待を寄せている。

    「今週末は今季初めての大きな空力アップデートを持ち込んでいるが、それが期待どおりに機能しているのは心強い。これによって、週末のパフォーマンスを築いていくためのしっかりとした土台ができた。また、今季初めてC6コンパウンドを使用しているため、通常とは異なるプログラムになっている」とショヴリンは説明した。

    「FP1では、他の多くのチームと同様に、ソフトタイヤを2セット使って単独走行に注力した。ジョージはいつもどおりの堅実な走りで、金曜としては想定どおりの位置にいる。一方でキミには、シングルラップでのパフォーマンスにもう少し伸びしろがあるが、今季の彼は毎回、夜の分析で着実に修正してきた。今回も明日はもっと前進できると思っている」と評価を加えた。

    「彼のロングランは非常に良好で、C6の扱いが難しい中でも安定していた。これは日曜のレースに向けて明るい材料だ。今日のようにフィールドが拮抗している状況では、100分の1秒の差が大きな違いになる。今夜の作業でそこを突き詰めて、明日の最終プラクティスに臨みたい」と締めくくった。

  • アイザック・ハジャー F1エミリア・ロマーニャGP「いい感触だっただけに悔しい」

    アイザック・ハジャー F1エミリア・ロマーニャGP「いい感触だっただけに悔しい」

    アイザック・ハジャーは、F1エミリア・ロマーニャGP初日のフリー走行で鮮烈な走りを見せた。FP2では1分15秒792のタイムで7番手に食い込み、角田裕毅(レッドブルF1)を上回るなど、ルーキードライバーながら確かな存在感を発揮した。

    「全体的にはいい1日だったし、マシンの感触には満足している」とハジャーは振り返る。

    「今回イモラに持ち込んだアップデートはそれほど大きなものじゃなくて、マシンがまるっきり新しくなったような感じはしなかった。特に適応が必要な変化もなかったし、特性も変わっていなかった」

    「午後のセッションは、終わり方がちょっと不運だった。ターン3の立ち上がりでマシンが流れて、それを立て直せたんだけど、その時点で2輪が芝生に入っていた。そこからまたバランスを失ってしまって、スピンしてしまった。あれで走行を完了できなかったのは残念だけど、予選はかなり接戦になると思う。ここは誰もが走り慣れていて狭いサーキットだから、順位を上げるのが難しい。だからこそ、明日はしっかりまとめきることが大事になる」

    ハジャーはそのスピンのあと、グラベルを横切ってコース復帰を試みたが、他車の通過を待つ間に勢いを失い、再びスタック。これによりセッションは赤旗中断となった。

    動画の公開は終了しました

    一方、チームメイトのリアム・ローソンはFP1・FP2ともに15番手という結果に終わったが、新たなセッティングを試し、マシンの理解を深める貴重な機会となったと述べている。

    「FP1はそんなに悪くなかった。やるべきことがあるのは分かっていたから、FP2ではいろいろ試してみた」

    「僕とアイザックはまったく違う方向に進んで、それぞれマシンの理解が深まったのはポジティブだった。明日はその結果を活かしていくつもりだ」

    「Q3進出を狙ってはいるけど、今の段階ではパフォーマンスを正確に見極めるのは難しい。みんなまだ伸びしろがあるし、ガレージの向こう側では明確なステップアップが見られたから、僕たちも同じように、いやそれ以上の進化を明日には見せたい。ソフトタイヤのフィーリングは悪くないし、ここまではスムーズだよ」

    FP1では両ドライバーがアップグレードパッケージの評価に集中し、ハジャーは19番手(1:17.641)、ローソンは15番手(1:17.286)でセッションを終えた。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム F1 エミリア・ロマーニャGP

    レーシングディレクターのアラン・パーメインは、新たに投入されたC6タイヤの影響もあり、初日は普段以上に多くの発見があったと語る。

    「今日は普段の金曜日よりもずっと興味深い内容だった。それは主に新しいC6タイヤの導入によるものだ」

    「FP1ではやや苦戦したが、セッションを通じて両車に異なる変更を加えた。特にアイザックのマシンでは安定感が増し、彼も快適さを感じていた」

    「明日に向けては、うまくいった部分を選び出して、2台に反映させていくつもりだ」

    レーシングブルズは、狭く抜きどころの少ないイモラでの予選に向けて、マシンバランスの最適化とアップグレードの効果最大化を図っていく。

  • ピエール・ガスリー F1エミリア・ロマーニャGP「マシンの感触が完璧だった」

    ピエール・ガスリー F1エミリア・ロマーニャGP「マシンの感触が完璧だった」

    ピエール・ガスリーは、F1エミリア・ロマーニャGPのフリー走行2回目(FP2)を3番手で終えたことに大きな満足感を示した。FP1終盤に思わぬアクシデントでマシンにダメージを負いながらも、FP2ではマシンのフィーリングが良好であることを実感できたと語っている。

    このセッションでは、マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスが再び1-2を記録したが、ガスリーはその2人に続く3番手タイムをマークし、ジョージ・ラッセルやマックス・フェルスタッペンを上回った。

    セッション後、アルピーヌF1チームのガスリーは笑顔を浮かべながら振り返った。

    「今日は本当に素晴らしい金曜日だった。1周目から、マイアミのときと比べてマシンの状態がずっと良くなっていると感じた」

    「前回のレース後に残った疑問点にも、ある程度答えを見つけられたし、マシンのフィーリングにはすごく満足している。クルマが自分の思うように反応してくれるし、限界まで攻めていける。とても気持ちのいい感覚だよ」

    「もちろん、金曜日から土曜日にかけて他のチームがどこまで引き出してくるかは分からないけど、今年ここまでで一番いい金曜日だったと言っていいと思う」

    このポジティブな結果は、FP1終盤の難しい展開を踏まえると、アルピーヌF1チームにとっても大きな挽回となった。FP1では、ガスリーのマシンが偶然コースに現れた動物と接触するという、珍しい出来事があった。

    「本当に残念なことだけど……小さな猫か大きなウサギか分からなかったけど、結局それは大きなウサギだったんだ。ただ飛び出してきて、避けきれなかった。フロントウイングにかなりの衝撃があって、ウサギは残念な結果になってしまったし、フロントウイングも壊れてしまった。あまりいい終わり方ではなかったよ」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム エミリア・ロマーニャGPピエール・ガスリー、F1エミリア・ロマーニャGPの金曜セッションに満足感

    損傷の程度と、FP2までに修復作業を終えられたことについても、次のように語った。

    「パーツはできる限り大事に扱おうといつも心がけているから、こういうことが起きるのは本当に残念だった」

    「フロントウイングとフロアにはかなりのダメージがあって、メカニックたちが一部はすごくうまく修復してくれた。でも、やっぱりこういうことはない方がよかったよね」

    そして、土曜の予選に向けてガスリーは自信をのぞかせた。

    「Q3進出については、いけると思う」

    「土曜日には全体的に差がさらに縮まると思うけど、今の感触を維持して、明日に向けてもう少しタイムを見つけられれば、トップ10争いに加われると思う。それが楽しみなんだ」

    「いい形で週末をスタートできたし、ここからどう展開していくか、ワクワクしてる」

  • シャルル・ルクレール F1エミリア・ロマーニャGP「ポールは現実的じゃない」

    シャルル・ルクレール F1エミリア・ロマーニャGP「ポールは現実的じゃない」

    シャルル・ルクレールは、F1エミリア・ロマーニャGP初日のフリー走行で、スクーデリア・フェラーリの抱える予選ペースの課題が浮き彫りになったと語り、「今のマシンではポールを狙うのは難しい」と率直に述べた。

    木曜のメディア対応を体調不良で欠席したルクレールは、FP1では高速走行時にヘルメットが浮き上がるトラブルに見舞われた。

    さらにFP2では、チームメイトのルイス・ハミルトンと同様にブレーキの問題に苦しみ、6番手タイムにとどまった。トップのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とはほぼ0.5秒の差がついている。

    「現時点での弱点は明らかに予選ペースだ。そこを改善する必要がある」とルクレールは語った。

    「ポールを取れるかと言えば、正直なところ今のマシンにはその力はないと思っている。でも決勝のレースペースは強いから、そこはポジティブな要素だよ」

    ただし、イモラはオーバーテイクが難しいサーキットでもある。

    「だからこそ、予選に向けてのペース改善に全力を注がないといけない。そこが今の僕たちの最大の課題だ」

    シャルル・ルクレール F1 エミリア・ロマーニャGP スクーデリア・フェラーリ

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦戦「RB21の挙動に体がまだ反応しきれていない」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦戦「RB21の挙動に体がまだ反応しきれていない」

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングのF1マシン「RB21」への適応に苦戦している理由として、「マシンの挙動に対して体が自然に反応できるような感覚がまだ身についていない」と明かした。

    日本GPを前にリアム・ローソンとシートを交代し、レーシングブルズからレッドブルF1に昇格した角田裕毅だが、RB21の特性に体を慣らすには時間を要しており、これまでに獲得したポイントはわずか6。これは同期間にマックス・フェルスタッペンが記録したポイントより57点少ない。

    フェルスタッペン自身もRB21のパフォーマンスに対して不満を口にしているものの、角田裕毅はまだそのレベルに届いていない。

    今週末のF1エミリア・ロマーニャGPでは、マイアミGPでフェルスタッペンに先行投入されたアップグレードが角田裕毅のマシンにも適用される予定で、本人は「パフォーマンス向上につながれば」と期待を寄せている。

    ただ、課題としているのは単なるアップデートではなく、マシンに対する“体の反応”だという。

    「原因は、RB21をドライブしているときに、まだ体が自然に反応できるような感覚(いわゆる“筋肉の記憶”)ができていないことだと思います」と角田裕毅は、RacingNews365を含むメディアの取材に応じて語った。

    「VCARB(レーシングブルズ)にいたときは、マシンがスナップしてもすぐに反応できたんです。何も考えずに、自然と体が動いていたので、すごく楽でした」

    「でも今は、まだ予測できない動きが出ることがあって、そのたびに対処に迷うこともあります。こういうのはやっぱり経験を重ねていく中で、少しずつ身についてくるものだと思います」

    「なので、今週末がすごく楽しみなんです」

    「今回はマックスと同じ仕様のマシンになりますし、これでようやくRB21の正確な限界が見えてくると思います。これまでは別のフロアを使っていたので挙動も違っていたんですが……まあ、いろいろ見てみたいですね」

    角田裕毅 レッドブル F1

  • オスカー・ピアストリ F1エミリア・ロマーニャGP「イモラは予選がすべて」

    オスカー・ピアストリ F1エミリア・ロマーニャGP「イモラは予選がすべて」

    現在ドライバーズ選手権をリードするオスカー・ピアストリは、F1エミリア・ロマーニャGP初日の両セッションで最速タイムを記録したものの、予選ではさらに接戦となると予想している。

    ピアストリはFP1とFP2の両方で僅差ながらチームメイトのランド・ノリスを上回り、2回のセッションを連続トップで終えた。特にFP2は土曜の予選に最も近いコンディションで行われ、マクラーレン勢は3番手のピエール・ガスリー(アルピーヌ)以下を0.2秒以上引き離していた。

    それでもピアストリは慎重な姿勢を崩していない。

    「これまでの金曜日でも速さを見せたことはあるけど、土曜日になると他のみんなが一段ギアを上げてきたからね」とピアストリは語った。

    「まだ改善の余地はあるけど、全体的にスムーズに進んでいるし、クルマの感触も悪くない。微調整すべき点はあるけど、概ね良好だよ」

    「今年はどこでも土曜日がとても重要になっている。イモラも例外じゃないし、予選の位置取りは本当に大事になる。だから、今のところマクラーレンの2台だけじゃなく、何台か他のチームも加わってくると思う」

    「僕たちは冷静にやるべきことをこなして、もう少し詰めていきたい」

    エミリア・ロマーニャGP F1 オスカー・ピアストリ マクラーレン

  • ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「予選では他チームも迫ってくる」

    ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「予選では他チームも迫ってくる」

    マクラーレンF1のランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPの金曜フリー走行でチームが圧倒的な速さを見せたものの、予選では他チームが差を詰めてくると予想しており、楽観視はできないと語った。

    ノリスはFP1とFP2のいずれでもオスカー・ピアストリに次ぐ2番手タイムを記録。チームメイトとの差はそれぞれ0.05秒未満だった。

    それでもノリスは、予選ではマクラーレンのアドバンテージが縮まる可能性があると指摘する。

    「僕らは毎回、金曜日は他より良く見えるけど、予選になるとみんな追いついてくる」とノリスは述べた。

    「だから現時点では楽な立場にはいないと思う。まだやるべきことは残っている。アルピーヌは速かったし、ここではいつも速い。そしてレッドブルもエンジンを本気で回せば追いついてくるだろうし、メルセデスも調子を上げてくるはずだ」

    マクラーレンは今季6戦中5勝を挙げており、前戦マイアミではピアストリがノリスを従えて1-2フィニッシュを達成しているが、ノリスは依然として警戒を怠らない構えだ。

    エミリア・ロマーニャGP F1 ランド・ノリス マクラーレン

  • 迷走するFIA暴言規制にF1ドライバーが苦言 ラッセル「そもそも不要だった」

    迷走するFIA暴言規制にF1ドライバーが苦言 ラッセル「そもそも不要だった」

    メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、FIAが進めていた「暴言」に対する取り締まり強化について「おかしな状況」だと語り、厳しすぎる罰則は「そもそも存在すべきではなかった」と強く批判した。

    ラッセルはこれまでも、ドライバーの「言葉遣い」に罰則を科す姿勢に一貫して否定的であり、今回もその立場を崩さなかった。FIAが最近、規定を一部緩和したことについても「評価するつもりはない」と述べている。

    この規定緩和は、FIA会長モハメド・ビン・スライエム主導による「国際モータースポーツ競技規則 付則B」の見直しによって実現したもので、暴言に対する罰金の引き下げや、特定のケースではスチュワードが処分を猶予できるようになるなどの変更が含まれている。

    見直しには、FIAドライバーズ・コミッティ(委員長:ローナン・モーガン)や、F1スチュワード代表のギャリー・コネリーらが関与していた。

    「最初から間違っていた」
    しかし、F1エミリア・ロマーニャGPを前にしたメディアセッションで、ラッセルはFIAの対応に依然として不満を隠さなかった。

    「そもそも、こんな変更は最初から行うべきではなかったと思っている」とラッセルは語った。

    「元に戻ったのは良いことだけど、そもそも最初からそんな馬鹿げた状況にするべきじゃなかった。だから、それを元に戻したからといって感謝するのは、少し違和感がある」

    「これは奇妙な状況だし、いまだにFIAの上層部からは誰一人として連絡がない。だから、正直言って怪しいと思っている」

    FIA F1 国際自動車連盟フェルスタッペン「FIAが当初の裁定が厳しすぎたと気づいたのは良かった」

    フェルスタッペンとハミルトンも言及
    FIAへの批判をためらわないマックス・フェルスタッペンも、この件について自身の見解を示した。

    「前向きな第一歩だと思う。少なくとも行動に移したという点ではね」

    「以前のやり方はちょっと攻撃的すぎたと思うから、FIAがそれに気づいたのは良かった」

    一方、フェラーリのルイス・ハミルトンは、元チームメイトであるラッセルの発言を耳にしていなかったが、今回の一連の騒動について「混乱している」と率直に語った。

    「正直、馬鹿げていると思う。何を言っても意味はないかもしれないけど、今の状況はかなり混乱してる」

    「変えるべきことはたくさんある。それは間違いない」

    FIAとの対話を求め続けるラッセル
    グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)のディレクターを務めるラッセルは、昨年のF1サンパウロGP後、他のドライバーとともにFIAへ書簡を送っていた。しかし、その対応について、依然として十分な手応えがないと感じている。

    「正直言って、こんなに難航するとは思っていなかった」

    「僕らは自分たちの意見をしっかり伝えてきた。まだ『手遅れ』ってわけじゃないけど、相手にも歩み寄る姿勢が欲しい」

    「意見を出して、対話の機会を求めてきた。こっちからばかり何度も頼んでる状況じゃダメなんだ。双方向でなければならないし、相手側にもその意志が必要なんだ」