2026年F1第12戦オランダGPは22日(土)、ザントフォールトでスプリントと決勝に向けた予選が行われた。スプリントではジョージ・ラッセルが勝利を飾り、午後の予選ではランド・ノリスが1分11秒163を記録して2戦連続のポールポジションを獲得した。
予選ではラッセルが2番手、キミ・アントネッリが3番手に入り、メルセデス勢がノリスに続いた。8カ月ぶりにF1実戦へ復帰した角田裕毅はレーシングブルズで12番手につけ、ポイント圏を狙える位置から決勝を迎える。
1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「2戦連続でポールを獲得できてとてもうれしい。今日はドライビングが一番大きな違いだった。最後のラップは完全に攻め切った。これまでで一番クリーンなラップではなかったけど、それだけプッシュしてリスクを取っていたということだし、その攻める姿勢が報われて最高のスタート位置を手にできた。スプリントは少し難しくて、リアグリップに苦しみながら3位を守るために戦わなければならなかった。単純にレースペースが十分ではなく、低速コーナーでは明らかに不足していた。でも予選までにそこへ取り組んで、今日の午後にポールを獲得する助けになるものを見つけることができた。決勝については、ブダペストのときほど自信はない。ライバルがとても強いことは分かっているし、明日はもっと大きなチャレンジになると思う。今夜はエンジニアたちとしっかり作業して、スプリントからできる限り多くを学び、決勝に向けて準備する。厳しいレースになるだろうけど、P1からクリーンエアでスタートできることは僕たちに戦うチャンスを与えてくれる」
2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日はスプリントで勝利してスタートできたのは良かった。主にタイヤと後方とのギャップを管理する、コントロールされたレースだった。トップ争いがどれほど僅差か分かったし、だからこそトラックポジションが重要だった。全体として、夏休み明けから良いペースで戻ってこられたのはポジティブだし、僕自身にもチームにも自信を与えてくれた。午後の予選終盤はかなり激しかった。Q3終盤に雨が来ることが分かっていたので、走行プログラムを前倒しすることにした。最後のアタックではラップ前半がとても良く、この週末でベストだった。ただ後半で小さなミスをしてタイヤ温度を上げてしまい、少しラップタイムを失った。それは残念だった。ポールは可能だったと思う。明日は興味深いレースになる。スプリントではマクラーレンが速かったし、ノリスは良いトラックポジションにいる。フェラーリも速かったので、彼らが僕たちの後ろからスタートするのは良いことだ。トラックポジションは重要だけど、グランプリは長く、面白い戦略の選択肢もたくさんある。日曜日がどうなるか見てみよう」
3番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今日は僕にとって簡単な一日ではなかった。特に予選Q1ではマシンに完全には快適さを感じられず、リズムをつかむのが難しかった。Q3に向けて徐々にフィーリングを取り戻していったけど、残念ながら最後のアタックのターン1でミスをしてしまった。セクター1だけで約0.2秒失ったので残念だ。セクター2と3では少し取り戻して、それでもP3に入れるラップをまとめることはできたけど、ポール争いにも加われたはずだ。2列目スタートは悪い位置ではないし、明日はまだ何でも可能だ。フィールドは信じられないほど僅差なので、難しい状況のなかでもまずまずのグリッドを確保できたことには満足している。明日はチャンスが来たら攻める。ただし賢くやらなければならない。表彰台は十分に狙えるけど、僕たちは結果を最大化して、訪れるチャンスをすべて生かすことに集中する」
4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「両方のセッションを通して、全体としてはまずまずの一日だった。スプリントと予選の最終結果は望んでいたものではなかったけど、マシンの感触は良かったし、進歩していてトップ争いができることが分かったのは励みになる。このポジティブな兆候を持ち帰って、スプリント後半は望んでいたほど強くなかったので、決勝ペースを改善するためにチームと何ができるか取り組んでいく。ここではオーバーテイクが簡単ではないことは分かっているので、明日はスタートが重要になる。メルセデスやフェラーリと争える位置にいるし、今回施した変更によって表彰台を争ううえで、より強いポジションに立てることを願っている」
5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「スプリント後にバランスを改善して予選でより良いウインドウを見つけるため、いくつか調整を加えた。マシンはより快適になったけど、それでも難しいセッションだった。タイヤを思いどおりに機能させることが最大の課題で、すべてをまとめるのが難しかった。まだ改善しなければならない部分があることは分かっているけど、より上位で戦える位置にいるのは良いことだ。新しいセットアップで予選への自信を取り戻すことも重要だったし、それは決して簡単ではない。マシンに取り組み続けてくれているチームのみんなに感謝しているし、明日何ができるのか楽しみにしている」
6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「このレースでは予選がどれほど重要か分かっているので、P6からのスタートは難しいものになる。スプリントではレースペースがしっかりしていて、ソフトタイヤでスタートするリスクを取ったけど、最終的にはそれが報われた。オーバーテイクが難しいサーキットなので、適切なタイミングでチャンスを生かしてひとつ順位を上げることができた。予選についてはいくつか見直さなければならない部分があるけど、今日はポールを狙える状況ではなかったと思う。スタートを最大限に生かして、戦略でライバルの前に出るために何ができるか見てみる」
7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「この週末はマシンにさまざまなセットアップ変更を試したけど、それほど大きな違いにはならなかった。それは残念だ。特にコーナーではバランス面で少し制限があり、グリップ不足によってプッシュするのが難しかった。完全に満足できるウインドウにマシンを入れられていない。明日に向けては、自分たちに何ができるのか現実的に考える必要があると思う。少しペースが足りていない。自分たちのレースをしっかり管理して、どうなるか見ながら、もう少しパフォーマンスを引き出せればと思う。もちろんザントフォールトでの最後のレースなので特別なものになるし、週末を通して観客の雰囲気とエネルギーは素晴らしかった。最後にもう一度ファンと一緒に楽しみたい」
8番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
「ここまでは難しい週末だったけど、自分がどう適応できたかには満足しているし、予選はポジティブなセッションだったと感じている。スプリントは良い学習になった。オーバーテイクが難しかったので、スタートした位置でフィニッシュしたのが今日の最大限だったと思う。短い時間のなかで適応しなければならないことがたくさんあるけど、チームは僕ができるだけ快適にマシンを走らせられるよう素晴らしい仕事をしてくれた。みんなが注いでくれた努力に感謝している。明日は厳しくなるだろうけど、目標はポジションを守ってポイントを争いながら、さらに学んでいくことだ。今のところマックスが明らかに僕にとって最も強力な基準なので、これだけ近づけているのは良いことだ。でもまだ縮められるタイムはあるし、決勝に向けてマシンからもう少しペースを引き出したい」
9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「難しい予選だったけど、同時に素晴らしい予選でもあった。Q1では苦戦して、もう少しで敗退するところだったけど、集中を切らさずに必要なラップをまとめて突破し、最終的にトップ10まで進むことができた。最後はP9が今日できる最大限だったし、マシンからすべてを引き出せたことには本当に満足している。スプリントを振り返ってもペースにはかなり満足していたけど、さらに順位を上げるにはもう少し何かが必要だった。明日また良いスタートを切ることができれば、良い結果を争うチャンスがあるかもしれない」
10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「また土曜日をQ3で終えられたのは本当に良いことだ。ザントフォールトは僕にとって初めてのサーキットだけど、週末の最初からここを走るのを楽しんでいる。予選全体としては堅実なセッションだったけど、Q3については少し残念に思っている。中古ソフトでの最初のアタックではビルドアップラップで良いものを見つけたけど、最後のラップでは雨が来てしまって、それを実行できなかった。それでも明日に向けて良いスタート位置だ。チームの仕事と、予選でいつでもプッシュすることを楽しめるマシンを用意してくれたことに感謝している。裕毅が素晴らしい仕事をして、すぐにペースをつかんでいるのを見るのも良いことだ。明日は良い位置にいる。良いスタートを切ることが重要になるし、そこからポイントを狙っていく」
11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「スプリントでポイントを獲得できたのは素晴らしかった。ポイントから少し遠ざかっていたからね。昨日のペースを今日のスプリントでも発揮できたのはポジティブだった。トラックポジションも確かに助けになったし、すべてを管理してP8でフィニッシュすることだけを考えていた。それには満足しているけど、予選にはそれほど満足していない。僕にとってはまとまりのないセッションで、昨日と比べて低燃料では少し苦戦したように思う。ただ、自分たちに厳しくなりすぎる必要はない。Q3まで0.1秒未満だったし、ペース自体はあった。何を改善できるか見直す。新しいパーツについてはまだ初期段階で、パッケージ全体を最大限に生かし、最適なセットアップウインドウに入れる方法をまだ学んでいるところだ。明日の中団も再び僅差になると思う。僕たちは前のマシンだけを見ていて、ポイントを目指して戦いを挑むことに完全に集中している」

12番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
「今日の結果には本当に満足しています。8カ月ぶりにちゃんとマシンに戻ってきて、すべての瞬間を楽しめました。セッションを通して、自分自身と、どこを改善できるかということに本当に集中していました。限界を探して、どこまでプッシュできるのかを理解していくプロセスを本当に楽しめました。Q3に進めればよかったですが、予選終盤は信じられないくらい僅差でした。明日はポイント圏にかなり近いところからスタートするので、最大限プッシュして、あらゆるチャンスを生かし、できる限り楽しむことが目標です」
13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「ここまでは僕たちにとって簡単な週末ではない。スプリントのスタート直後にパワーの問題が出たので、そこでほぼチャンスを失ってしまった。それでも予選までには問題を解決することができた。自分のラップには不満はないけど、最後のアタックではターン1を抜けたところで少し追い風を受けて、それが難しくしてラップタイムを失った。それ以外はかなりクリーンなラップだった。このサーキットではリズムと自信が非常に重要だけど、今週末はまだそれを一貫して見つけられていない」
14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「チーム全体がとても良い仕事をしてくれたおかげで、今日の予選ではマシンを最大限に生かすことができた。最後のラップはトラフィックのせいで完走できなかったけど、それまでは僕たちにとってとても強いセッションだった。すでに良いラップを出していたし、レーシングブルズやアウディに近づけたのはポジティブだ。午前のスプリント後にマシンへ小さな変更を加えて、午後はそのパフォーマンスをさらに積み上げることができた。進歩には満足しているし、マシンもより良く、一貫して感じられた。もちろん僕の側にはまだ新しいアップグレードが来るのを待つ必要があるけど、今日は予選を最大限に生かせたので満足している。明日の目標は順位を上げることだ。ドライでは難しくなるので少し雨が降ってくれれば歓迎だけど、ベストを尽くす」
15番手:エステバン・オコン(ハース)
「スプリントではレーシングブルズに少し足りなかったと思う。彼らは僕たちから離れていって、僕たちは後ろのウィリアムズを引き離していたので、オリーと僕は少し誰もいないところを走っていた。戦略を分けたので、明日に向けてどのタイヤがベストなのかを選ぶうえで興味深いデータになる。雨が最後の1周だけだったのは少し残念だった。見ている人にとってはもっと降った方が面白かっただろうね。予選ではこれ以上速く走れたとは思わない。前のマシンとは0.3秒差だった。かなり良いラップで、しっかり最適化できたし、本当にこれ以上できることはなかった。それが今のパフォーマンスだと言うのは厳しいけど、もっと上位で戦うにはできるだけ早くアップデートが必要だ。次のレースには来るはずだ。マシンが健全なら僕たちは戦えるし、ここ2戦は健全な状態なので、それが続くことを願っている」
16番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
「Q2のラップには満足している。スプリントと予選の間にいくつか変更を加えて、それがうまく機能したのでバランスは良くなった。ただ、純粋なダウンフォース不足にはまだ苦しんでいる。Q1では最大限を引き出せなかったと思うけど、Q2では間違いなく引き出せたし、ここしばらくで最も完成度の高いラップだったかもしれない。今日はよりリズムに乗れて、ラップも一貫していた。少なくとも明日に向けてハース1台とアストンマーティン2台の前に出ることができた。最初のセットアップがなぜあれほど外れていたのかはまだ理解する必要がある。それは今後につなげられる部分だ。より良いセットアップならタイヤもうまく管理できるかもしれないし、スプリントではデグラデーションが大きかったので明日は重要になる。ザントフォールトではオーバーテイクが難しいので、決勝ではタイヤを巡る駆け引きや複数回のピットストップがあると思う。日曜日がどうなるか見てみよう」
17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「スプリント週末は問題の原因を突き止める時間があまりないので、スプリントレースをほぼプラクティスセッションとして使い、バランスを改善するためにいろいろなことを試した。午後はマシンの感触が良くなって、変更によってより快適にドライブできるようになった。自分のラップもまずまずだったし、本当にわずかな差でQ2進出を逃した。明日はすべてをまとめてクリーンなレースをし、マシンから最大限を引き出して、それがどこまで僕たちを連れていってくれるか見てみる」
18番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「Q2進出にはかなり近かったし、持っているものはほぼ最大限に生かせたと思う。マシンのドライバビリティを改善して、今後さらにラップタイムを取り戻すために取り組む必要がある。全体としては、数戦前にはトップチームから平均4秒遅れていたのに、Q1でトップから1.3秒差まで来られたことには満足しなければならないと思う。明日何ができるか見てみよう。そしてザントフォールトでの最後のレースを楽しみたい」
19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日も昨日と似たような問題に苦しんだ。マシンのドライバビリティとバランスには改善しなければならない部分があり、そこに集中する必要がある。レースペースは予選ペースより良さそうだ。予選ではもっとプッシュして、本当にラップを攻められるようにする必要がある。それでも僕たちは進歩しているし、懸命に取り組んでいる。さらに一歩前進できるようプッシュし続ける」
20番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「正直に言えばスプリントの感触はかなり良かった。タイヤも良く感じたし、ペースもまずまずだった。このタイプのサーキットでは、僕たちが抱えている問題がレースではそれほど目立たないように感じるので、今朝のバランスにはずっと満足していた。それだけに予選を終えた今は本当に混乱している。昨日や今朝と比べても感触はずっと良くて、マシンの中でもより快適だった。自信もあったと思う。でもラップタイムを引き出すのはさらに難しくなっていた。マシンからタイムを出すのにより苦労したので、かなり不可解だ。明日はベストを尽くす」
21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「スプリントではアストンマーティンと戦えることを期待していたけど、彼らの方が優勢だったように見えた。明日はもっと長い距離でのレースペースがどこにあるのか見てみるけど、彼らやウィリアムズに挑戦できればと思っている。予選については、最後尾にいるのを見るのは決して気分の良いものではない。でもギャップはそれほど大きくないので、マシンを改善するために少しずつ取り組み続けて、明日はベストを尽くす」
22番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「今朝は油圧系の問題があったけど、チームが素晴らしい仕事をしてスプリントでマシンをコースに戻してくれて、有望なペースを示すことができた。今朝はマシンからかなり引き出せていたのに、その後に施した変更によって少し競争力を失ってしまったのは残念だ。明日何ができるか見なければならないけど、今日示したペースには励まされている。マルチンがチームに加わってまだ本当に間もないけど、彼は豊富な経験と強いリーダーシップをもたらしてくれている。これから数戦で僕たちを正しい方向へ進める助けになってくれると確信している」
