投稿者: dbcheck

  • レーシングブルズF1 若手育成の極意 パーメインが語る「失敗を許す文化」

    レーシングブルズF1 若手育成の極意 パーメインが語る「失敗を許す文化」

    レーシングブルズF1のアラン・パーメインは、チームがこれまで数多くの若手ドライバーを育て上げてきた背景には、結果だけを求めるのではなく、失敗を受け入れながら成長を支える文化があると語った。

    セバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルド、カルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして現在のアイザック・ハジャーやアービッド・リンドブラッドへと続く育成の系譜について、その哲学を明かしている。

    若手育成に「近道」はない
    RacingNews365の独占インタビューで、アラン・パーメインは若手ドライバーを成功へ導く秘訣について、「単純な答えはない」と語った。

    「とても複雑なことだ。重要なのは彼らを支えることだ。彼らは必ずミスをするし、間違いも犯す」

    「F1は信じられないほど難しいカテゴリーだ。F3やF2を経てF1へやって来るが、その前にもF4など多くのステップを踏んできている」

    「どれも小さなステップだが、F1は一気に大きな飛躍になる。だから彼らを支えることが重要なんだ。苦しい時期は必ず訪れる。その時に助け、支え、潰してはいけない」

    パーメインは、若手が最初から完璧である必要はないと強調する。

    「困難があることも、ミスをすることも受け入れる。そして最初から完璧にできないことも受け入れる。ただ助け、支えていくことだ」

    「才能のあるドライバーなら、その経験から学び、同じミスを繰り返さず、毎週少しずつ成長していく」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    プレッシャーの少ない環境が成長を後押し
    この哲学は長年にわたり成果を上げてきた。セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツJr.、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、そして現在のアイザック・ハジャーはいずれもレーシングブルズ(旧トロロッソ/アルファタウリ)で経験を積み、その後もF1でキャリアを築いている。

    彼らに共通するのは、優勝争いをするトップチームほどの重圧を背負うことなく、経験を積み重ねる時間が与えられたことだ。

    30年以上にわたりベネトン、ルノー、ロータス、アルピーヌでキャリアを積み、2024年からレーシングブルズに加わったパーメインは、その環境こそがチーム最大の強みだと説明する。

    「もちろん私はレッドブル・レーシングで働いたことはないが、ここには非常に大きなサポートがあると言える。ルーキーに優しいチームだと言われるなら、それが私たちの提供できるものだ」

    「もうひとつは、ここではプレッシャーが比較的少ないことだ。期待値も違う。トップ4チームならQ3進出が当然で、毎週ポイントを獲得することが求められる」

    「私たちがQ3へ進み、毎週ポイントを獲得できれば素晴らしい結果だ。今は非常に良い流れにある」

    「でもトップチームならQ1敗退は大惨事になる。もちろん私たちにとっても良いことではないが、その程度でドライバーを責め立てることはない」

    失敗を責めず学びにつなげる文化
    パーメインは、ミスを責めるのではなく、その原因を分析して次につなげることが若手育成には欠かせないと語る。

    「何が起きたのか、なぜ起きたのかを分析し、次はチームもドライバーももっと良い仕事ができるようにする」

    「私たちは失敗を責めることはしない。そこから学ぼうとする。おそらく、それが違いなのだろう」

    レーシングブルズは20年以上にわたりF1屈指の育成チームとして数多くの才能を送り出してきた。リンドブラッドも急速な成長を見せており、「失敗を許し、成長を支える」という哲学は、次世代のスターを生み出す原動力であり続けそうだ。

  • F1ベルギーGP 2026年も完売目前 スパに11万5000人動員へ

    F1ベルギーGP 2026年も完売目前 スパに11万5000人動員へ

    F1ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、2026年も完売目前となっている。現地プロモーターによると、販売中のチケットは残り4000~5000枚のみで、開催期間中は1日あたり約11万5000人の観客が訪れる見込みだ。

    2026年イギリスGPが史上最多の観客動員を記録した直後ではあるものの、主催者は両サーキットを単純比較することはできないと説明。スパならではの地形や自然環境こそが大きな魅力だと強調している。

    ベルギーGPは完売目前
    ベルギーGPのプロモーターを務めるバネッサ・マエスは、チケット販売が最終段階に入っていることを明かした。

    「当局との合意により、11万5000人の観客を受け入れることができます」

    「観客の皆さんがより快適に過ごせるよう、最大収容人数を段階的に引き上げています」

    現在残るチケットは4000~5000枚程度で、来週末の開催までに完売する可能性が高い状況となっている。

    シルバーストンとの比較に意味はない
    この発表は、イギリスGPが金曜日だけで15万人を超える観客を集め、4日間合計では56万4000人以上というF1史上最多の来場者数を記録した直後に行われた。

    しかしマエスは、両サーキットの立地条件が大きく異なることから、単純に観客数を比較することは適切ではないと語った。

    「第二次世界大戦時代の飛行場だったシルバーストンと私たちを比較しても意味はありません」

    「あちらは何千ヘクタールにも及ぶ平坦で開けた土地です。一方、フランコルシャンでは舗装路が丘から丘へと続いています」

    「周囲の多くは森林に囲まれています。それこそが私たちのナショナルサーキットの魅力なのです」

    2031年まで開催継続が決定
    ベルギーGPはF1との新たな契約により、開催ローテーション方式が導入されている。

    スパ・フランコルシャンでは2027年、2029年、2031年にベルギーGPを開催し、2028年、2030年、2032年はバルセロナが開催地となる予定だ。

    2026年もベルギーGPは完売目前となっており、スパ・フランコルシャンが依然として高い人気を誇ることを示している。一方で主催者は、観客動員数ではなく、森と丘陵地帯に囲まれた唯一無二のロケーションこそがスパ最大の魅力であると強調した。

  • アストンマーティンF1 アロンソ「ハンガリーのアップグレードだけでは不十分」

    アストンマーティンF1 アロンソ「ハンガリーのアップグレードだけでは不十分」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大型アップグレードについて、ファンの期待が高まる一方で「それだけでは十分ではない」と強調した。今季初の本格的な空力アップデートは重要な一歩だが、それだけで競争力を取り戻せるわけではないとの認識を示している。

    アロンソは、ハンガリーGPで重視するのは順位ではなく、AMR26の弱点を正しく理解し改善できているかどうかだと説明。2027年以降の飛躍につながる技術的な方向性を確認することが最大の目的だと語った。

    ハンガリーGPのアップグレードだけでは十分ではない
    アストンマーティンF1は、2026年シーズンで唯一、本格的な空力アップグレードを投入していないチームだ。コストキャップの制約を踏まえ、小規模な改良を繰り返すのではなく、大規模なアップデートに開発資源を集中させてきた。

    その待望のパッケージはハンガリーGPで投入される予定だが、アロンソは過度な期待を戒めた。

    「ファンは僕たちがレースに勝ち、タイトル争いをすることを望んでいると思う」

    「でも今年は、どんなアップグレードを投入しても、それだけでは十分ではない。必ず次のアップデートが必要になる。だから、チームは昼夜を問わずマシン改善に取り組んでいることを理解してほしい」

    「僕たちは良くなっていくし、いずれレースにも勝てる。でも今年ではない。今回のアップグレードは計画の第一歩であって、最後の一歩ではない」

    アロンソは、ハンガリーGPでの改善を歓迎しつつも、それで開発を終わらせるべきではないと強調した。

    重要なのは弱点を正しく理解できるか
    今季のアストンマーティンは、予選ではトップ勢から約1秒遅れまで後退している。ホンダ製パワーユニットの振動問題は改善されたものの、依然として競争力不足や信頼性の問題を抱えている。

    そのためアロンソは、ハンガリーGPで求めるものは結果そのものではなく、マシン開発の方向性が正しいことを確認することだと説明した。

    「僕にとって重要なのは、ハンガリーでこのマシンの弱点を理解し、それに対処できていると感じられることだ。特に今回投入される最初の空力パッケージが重要になる」

    「今年のマシンにはドライビング中に非常に特有の問題がある。それが改善され、マシンを限界まで攻められるようになれば、来年へ向けて明確な道筋と良い勢いを得られると思う。それが僕にとって一番大切なことだ」

    アロンソは、短期的な順位よりも、将来につながる技術的な進歩を重視している。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    再建計画は当初から長期戦を想定
    アロンソによると、チームはAMR26の競争力不足が判明した段階で、短期間で解決できる問題ではないと認識していたという。

    「それが第7戦になるのか、第12戦になるのか、それともシーズン終盤になるのかは分からなかった。でも『これが今のスタート地点だ。このままでは十分ではない』ということは分かっていた」

    「ダウンフォースも足りないし、パワーも足りない。ギアボックスも経験も足りない。だから徹底的に分析し、体制を立て直し、計画を作る必要があった」

    この考え方が、アストンマーティンF1が大型アップグレードを一度に投入する開発方針につながった。

    今回のハンガリーGPのアップグレードは、アストンマーティンF1にとって再建への重要な第一歩となる。しかしアロンソは、それだけで問題が解決するとは考えておらず、継続的な開発によって初めて将来的な優勝争いにつながるとの考えを示した。

    【関連】
    ・フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1残留は“ハンガリーGP次第”を否定

  • ケビン・マグヌッセン WEC初優勝「ようやく勝てた」BMWの速さを称賛

    ケビン・マグヌッセン WEC初優勝「ようやく勝てた」BMWの速さを称賛

    BMWが2026年WEC(世界耐久選手権)第4戦サンパウロ6時間レースで今季2勝目を挙げた。#15 BMW M Hybrid V8をドライブしたケビン・マグヌッセンは、自身にとって記念すべきWEC初優勝を達成し、「ようやくこの勝利を手にすることができた」と喜びを語った。

    マグヌッセンはラファエレ・マルチェッロ、ドリス・ファントールとともにフェラーリとの接戦を制し、インテルラゴスで悲願の初勝利を獲得。BMWにとっても今季4戦で2勝目となる重要な一勝となった。

    「マシンも戦略も完璧だった」
    レース後、マグヌッセンはBMWの競争力とチームの仕事ぶりを称賛した。

    「もちろん、本当にうれしい。今日はマシンが素晴らしかった。BMWは今日のレースで最速のクルマだったと思う」

    「戦略もピットストップも、すべてが完璧だった。そして2人のチームメイトも素晴らしい仕事をしてくれた」

    「ようやくこの勝利を手にすることができて本当にうれしい。ここまで長い道のりだったけど、ついに実現した」

    ケビン・マグヌッセン

    インテルラゴスで再び節目
    インテルラゴスはマグヌッセンにとって縁の深いサーキットだ。2022年のF1サンパウロGPではハースにチーム史上初のポールポジションをもたらし、今回は自身初のWEC優勝という新たな節目を刻んだ。

    インタビュアーから「F1初ポールポジション、そしてWEC初勝利。インテルラゴスはあなたにとって特別な場所ですね」と声を掛けられると、マグヌッセンは笑顔を見せながら喜びをかみしめた。

    タイトル争いへ弾み
    今回の勝利はBMWにとって2026年シーズン2勝目であり、マグヌッセンにとってはWEC参戦後初の優勝となった。チームはフェラーリとの直接対決を制し、選手権争いに向けても大きなポイントを獲得。マグヌッセンも「ようやく勝てた」と語ったように、悲願の初優勝はBMWとともに歩んできた努力が結実した一戦となった。

  • ホンダF1 初コンストラクターズ王座40周年 名車FW11がグッドウッドで復活走行

    ホンダF1 初コンストラクターズ王座40周年 名車FW11がグッドウッドで復活走行

    ホンダは、F1で初めてコンストラクターズタイトルを獲得してから40周年を迎えたことを記念し、2026年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで伝説的マシン「ウィリアムズ・ホンダ FW11」を走行させた。

    1986年の黄金時代を築いたFW11は、デイモン・ヒルと道上龍がステアリングを握り、「The Rivals – Epic Racing Duels(ライバルたちの壮絶な戦い)」をテーマに開催された今年のイベントで往年の雄姿を披露した。

    ホンダ初タイトルをもたらしたFW11
    FW11は、ホンダのF1参戦史における大きな転換点となったマシンだ。

    ホンダは25年ぶりにF1へ復帰し、世界最高峰の舞台で再び頂点を目指す挑戦を開始。当時パートナーとなったのが、1978年から本格参戦を開始し、1980年と1981年にコンストラクターズ王者となっていたウィリアムズだった。

    当時のウィリアムズはカスタマーエンジンの限界を感じており、ホンダのワークスターボエンジンプログラムに将来を託した。

    しかし、この決断がすぐに結果へ結びついたわけではない。1980年代前半は各メーカーが出力競争を繰り広げる一方で、信頼性確保が最大の課題だった。

    1984年のダラスGPで初優勝を飾ったものの、度重なるリタイアが課題の大きさを物語っていた。

    「Eスペック」が流れを変えた
    転機となったのが、シーズン途中に投入されたRA165Eエンジン、通称「Eスペック」だった。

    改良型パワーユニットによって競争力は大きく向上し、翌1986年のタイトル獲得へ向けた土台が築かれた。

    そして1986年、ウィリアムズ・ホンダはシーズン9勝を挙げてコンストラクターズチャンピオンを獲得。ホンダにとってF1初の世界タイトルとなり、創業者・本田宗一郎の悲願も達成された。

    ポルトガルGPでタイトル獲得を決めた後、当時のホンダF1責任者だった桜井淑敏はレースレポートに次のように記している。

    「本田宗一郎さんがどんな表情をされるのか、早く見たい」

    デイモン・ヒルと道上龍がFW11をドライブ
    グッドウッドでは1996年F1ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルがFW11をドライブした。

    ヒルは1990年代にウィリアムズで活躍し、1996年にドライバーズタイトルを獲得。今回の走行は、1980年代の黄金期と1990年代の成功をつなぐ象徴的なイベントとなった。

    走行後、ヒルは40年前のF1マシンならではの魅力について次のように語った。

    「40年の間にF1マシンは大きく進化した。でも、このFW11は本当に特別なマシンだ。『あのマシンさえあれば世界チャンピオンになれたのに』と言うドライバーにも会ったことがあるけれど、その理由がよく分かる。ターボが効き始めると一気に加速し、丘を駆け上がるスピードは本当に恐ろしいほどだ。素晴らしい体験だった。ホンダ、このプロジェクトに携わったすべての皆さん、そしてウィリアムズに感謝したい」

    また、道上龍もFW11でデモンストレーション走行を行い、イベントへの喜びを口にした。

    「グッドウッドに来られて本当に興奮しています。このマシンは完璧で、本当に素晴らしいです。明日はもっと攻めて走りたいと思います」

    40周年が示すホンダF1の原点
    ウィリアムズ・ホンダが頂点に立つまでの道のりは決して平坦ではなかった。

    エンジントラブルに苦しみながらも改良を積み重ね、ワークス体制としてチームと密接に協力し続けたことで、1986年にはF1最強コンビへと成長した。

    今回の40周年記念は、単なる過去の栄光を振り返るものではない。継続的な技術開発、強固なパートナーシップ、そして失敗を乗り越える粘り強さが、ホンダをF1初戴冠へ導いたことを改めて示す機会となった。

    40年前に世界の頂点へ上り詰めたFW11は、ホンダF1が築いた栄光と挑戦の歴史を象徴する存在として、今なお多くのファンを魅了し続けている。

  • マックス・フェルスタッペン陣営がヘルムート・マルコと極秘会談 去就巡る憶測続く

    マックス・フェルスタッペン陣営がヘルムート・マルコと極秘会談 去就巡る憶測続く

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンが、元レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士と会談していたことが明らかになった。

    一方で、レッドブル・レーシングはリヤウイング破損問題やFIAとのADUO(追加開発機会)を巡る協議を継続しており、フェルスタッペン自身もチームのファクトリーを訪問するなど、2027年も残留する可能性を示唆する動きも見られている。

    フェルスタッペン陣営がマルコと極秘会談
    オランダ紙『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレン記者によると、父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルミューレンがアムステルダムでヘルムート・マルコと面会していたという。

    ファン・ハーレン記者は会談について次のように報じている。

    「そこで何が話し合われたのかは分かっていない」

    「フェルスタッペンのF1での将来は大きな注目を集めているが、その点についても現時点では何も明らかになっていない」

    また、フェルスタッペン本人もシルバーストンでチームを公然と批判した後、今週レッドブルのミルトンキーンズ本拠地を訪問したことが伝えられている。

    2027年残留を示唆する動きも
    一方で、フェルスタッペンが2027年もレッドブル・レーシングに所属することを前提としているようにも見える動きがある。

    フェルスタッペンのマネジメント会社は、開催日程がまだ正式決定していないにもかかわらず、2027年F1オーストリアGPの「スペシャル・マックス・フェルスタッペン・グランドスタンド」のチケット販売をすでに開始した。

    これが直ちに契約継続を意味するものではないものの、少なくとも現時点ではレッドブル残留を想定した活動を続けていることがうかがえる。

    レッドブルはリヤウイング問題の調査を継続
    レッドブル・レーシングでは、オーストリアGPとイギリスGPで立て続けに発生したリヤウイングのトラブルについて調査を続けている。

    チーム代表ローラン・メキースは次のように説明した。

    「データを見る限り、リヤウイングが完全に折れたわけではないことは確認できている」

    「オーストリアとは異なる問題だと言えるだけだが、それで状況が良くなるわけではない」

    さらにFIAも、繰り返しトラブルが発生したレッドブルの独創的なリヤウイング設計について詳細な調査を進めていると報じられている。

    ADUOを巡るFIAとの協議も継続
    レッドブル・レーシングは現在、FIAが実施したADUO評価についても協議を続けている。

    現行の評価では、レッドブル・フォード製パワーユニットの内燃機関(ICE)が最も高性能と判定され、追加開発の対象外となっている。

    メキース代表は進展について次のように語った。

    「現在もFIAとデータをやり取りしている」

    「評価方法や考え方の違いについて再び議論することができている。今週もレースウイーク以外で会議を予定しており、双方が同じデータを見ながら検討できる機会になる」

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    ハジャーも同じ課題を認識
    メキース代表は、フェルスタッペンだけがRB22の問題を訴えているとの見方も否定した。

    「アイザック・ハジャーもバランス面で同じ制約を感じている」

    「一方のドライバーがAと言い、もう一方がBと言っている状況ではない。同じ問題を説明している」

    そして笑顔でこう付け加えた。

    「ただ、その表現の仕方が違うだけだ」

    マクラーレン移籍説は依然くすぶる
    フェルスタッペンが最終的にレッドブルを離れる場合、有力候補として引き続きマクラーレンの名前が挙がっている。

    ただし、その実現にはオスカー・ピアストリの契約問題が大きく関係するとみられ、オーストラリア人ドライバーが現契約から離脱する方法を模索しているとの報道も続いている。

    フェルスタッペンの将来を巡る動きは依然として不透明だが、管理チームによるマルコとの会談、レッドブルとの継続的な協議、そして2027年を見据えたマーケティング活動など、残留と移籍の両方をうかがわせる材料が交錯する状況となっている。

  • WEC第4戦サンパウロ6時間 BMWが今季2勝目 ケビン・マグヌッセン組が制す

    WEC第4戦サンパウロ6時間 BMWが今季2勝目 ケビン・マグヌッセン組が制す

    2026年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦「サンパウロ6時間レース」がブラジル・インテルラゴスで開催され、#15 BMW M Hybrid V8が総合優勝を飾った。BMWにとっては今季4戦で2勝目となる。

    ケビン・マグヌッセン、ラファエレ・マルチェッロ、ドリス・ファントールの3人がドライブした#15 BMWは、王者フェラーリAFコルセの#51 フェラーリ 499Pとの激しい首位争いを制し、伝統のインテルラゴスで勝利を手にした。

    BMWがフェラーリとの接戦を制して優勝
    レース終盤まで続いた優勝争いでは、ジェームズ・カラド、アントニオ・ジョビナッツィ、アレッサンドロ・ピエール・グイディが乗る#51 Ferrari AF Corse 499PがBMWを猛追。しかし、BMWクルーは最後までリードを守り切り、シーズン2勝目を挙げた。

    総合3位には、ポールポジションからスタートした#12 キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAが入賞。ウィル・スティーブンスとノーマン・ナトが表彰台を獲得した。

    LMGT3はコルベットが制覇
    LMGT3クラスでは、フォード・マスタング、コルベット、BMW、メルセデスAMG、ポルシェが入り乱れる白熱したトップ争いが展開された。

    最終的に勝利を手にしたのは、サリフ・ヨルチュ、チャーリー・イーストウッド、ピーター・デンプシーがドライブする#81 レーシング・チーム・ターキー by TF コルベット。激戦を制し、クラス優勝を果たした。

    クラス2位にはパーカー・トンプソン、アンソニー・マッキントッシュ、ダニエル・ハーパー組の#69 Team WRT BMWが入り、3位はリヒャルト・リエツ、リカルド・ペラ、ヤセル・シャヒーン組の#92 Manthey Porscheとなった。


    2026 WEC第4戦 サンパウロ6時間 決勝結果

    ■ ハイパーカー
    1位 #15 BMW M Hybrid V8(ケビン・マグヌッセン/ラファエレ・マルチェッロ/ドリス・ファントール)
    2位 #51 Ferrari AF Corse 499P(ジェームズ・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ/アレッサンドロ・ピエール・グイディ)
    3位 #12 Cadillac Hertz Team JOTA(ウィル・スティーブンス/ノーマン・ナト)

    ■ LMGT3
    1位 #81 Racing Team Turkey by TF Corvette(サリフ・ヨルチュ/チャーリー・イーストウッド/ピーター・デンプシー)
    2位 #69 Team WRT BMW(パーカー・トンプソン/アンソニー・マッキントッシュ/ダニエル・ハーパー)
    3位 #92 Manthey Porsche(リヒャルト・リエツ/リカルド・ペラ/ヤセル・シャヒーン)

    BMWはインテルラゴスで今季2勝目を挙げ、ハイパーカー選手権争いで存在感をさらに高めた。一方、LMGT3では複数メーカーによる激しい戦いの末、TFコルベットが価値あるクラス優勝を手にした。

  • 角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    角田裕毅 ハース候補後退でF1復帰に黄信号 インディカー転向も視野

    2027年のF1復帰を目指す角田裕毅だが、その道のりは厳しさを増しているようだ。レッドブルのリザーブドライバーとして活動する角田裕毅陣営は、F1だけでなくインディカーを含む複数カテゴリーを視野に入れて将来を検討していると報じられた。

    有力候補とみられていたハースF1のシート争いでも優先順位が低下したとされており、F1復帰の可能性は不透明さを増している。

    ハースF1加入は「優先候補」ではなくなったと報道
    2025年末にレッドブルのレギュラーシートを失った角田裕毅は、2026年シーズンはチームのリザーブドライバーを務めている。

    本人はF1復帰への強い意欲を公言しており、レッドブルも移籍を妨げる考えはないとされる。しかし、2027年のシート獲得は容易ではない状況だ。

    これまで角田裕毅はハースF1と交渉を行っていると報じられてきた。2027年にはエステバン・オコンがシートを失う可能性があり、その後任候補の一人と目されていた。

    また、ホンダとの関係を離れてでも、トヨタの支援を受けるハースへ移籍する意思があるとも伝えられていた。

    しかし、スペインの『SoyMotor』によると、ハースは現在、ラファエル・カマラ、ジャック・ドゥーハン、平川亮らも候補として検討しており、さらにマクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリが有力候補に浮上しているという。

    その結果、角田裕毅はハースにとって「優先候補ではない」と位置づけられたと報じられている。

    角田裕毅

    角田裕毅陣営はインディカー転向も選択肢に
    F1復帰の可能性が狭まるなか、角田裕毅陣営は他カテゴリーへの参戦も検討している。

    報道によれば、その有力候補のひとつがインディカーだ。

    角田裕毅は2025年にホンダのマシンをドライブし、インディカーのレジェンドであるスコット・ディクソンとともに走行した経験があり、アメリカのトップ・オープンホイールカテゴリーとの接点も持っている。

    ハース以外で角田裕毅に現実的なF1シートの候補は多くなく、2027年にF1へ復帰できるかは依然として不透明な状況だ。

    一方で、インディカーへの挑戦は新たなキャリアを築く機会となる可能性もある。新天地で実力を証明し、トップドライバーとして再評価を得る道も、今後の有力な選択肢になりそうだ。

    角田裕毅は依然としてF1復帰を目標に掲げているが、ハースのシート争いは激化しており、その立場は以前より厳しくなっているとみられる。そうした状況を受け、陣営はインディカーを含む複数のカテゴリーを視野に入れ、2027年以降のキャリアを慎重に模索している。

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    ・角田裕毅 エイドリアン・ニューウェイ設計RB17を絶賛「本物のレーシングカー」

  • フェルスタッペン メルセデスF1移籍逃し後悔?シュタイナー「昨年しかなかった」

    フェルスタッペン メルセデスF1移籍逃し後悔?シュタイナー「昨年しかなかった」

    2026年シーズンの移籍市場で最大の注目を集めるマックス・フェルスタッペンについて、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが「昨年メルセデスへ移籍しなかったことを絶対に後悔している」との見方を示した。

    レッドブルとの関係悪化が再び表面化する中、シュタイナーは「移籍のチャンスは昨年しかなかった」と指摘。一方で最終的にはフェルスタッペンは2028年までレッドブルに残留すると予想している。

    フェルスタッペンは昨年の決断を後悔している?
    2025年シーズン中、クリスチャン・ホーナー体制を巡る混乱を背景に、マックス・フェルスタッペンとメルセデスとの交渉が進められていたことは広く報じられていた。その後、ジョージ・ラッセル自身もメルセデスがフェルスタッペン側と協議していたことを認めている。

    しかし、レッドブルの競争力が回復したことでフェルスタッペンは残留を決断。チームは再びタイトル争いができるマシンを用意し、不満はいったん収束した。

    ところが2026年は再び状況が悪化。レッドブルの競争力低下に加え、首脳陣との関係も悪化しており、契約解除条項の発動が現実味を帯びている。

    こうした状況について、シュタイナーは『The Red Flags Podcast』で次のように語った。

    「彼は絶対に後悔していると思う」

    「あの頃、メルセデスはジョージとの契約交渉を進めていた。その時の代替案がマックスだった」

    「でもマックスは将来がどうなるのか確信を持てず、結局そのチャンスを逃してしまった。移籍するなら、あのタイミングしかなかった」

    「当時なら契約を解除することもできた。しかし彼は残留するよう説得され、新しいレギュレーションを待つことを選んだ。そして今となっては、もう手遅れに見える」

    昨年は契約解除条項も存在していた
    報道によれば、フェルスタッペンには昨年、メルセデス移籍を可能にし得る契約解除条項が2つ存在していたとされる。

    1つは成績に関するパフォーマンス条項、もう1つはヘルムート・マルコの去就に関する条項だった。

    しかし、いずれも発動条件は満たされず、フェルスタッペンはレッドブル残留を選択した。

    現在のメルセデスはジョージ・ラッセルとランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリというラインアップを維持する可能性が高く、新たなシートを確保するのは以前より難しくなっている。

    マックス・フェルスタッペン

    それでもシュタイナーは残留を予想
    一方でシュタイナーは、フェルスタッペンが最終的にはレッドブルを離れないとの見方も示している。

    「彼は残る。それが僕の考えだ」

    「彼はレーサーだ。やるべきことはチームを鼓舞し、もっと良いクルマを作らせることだ。シルバーストンでもパフォーマンス自体は悪くなかった」

    さらに、新天地では現在のような振る舞いが受け入れられるとは限らないとも指摘した。

    「みんな彼が感情を爆発させることを知っている。でもその後は必ず勝とうとする」

    「レッドブルでは長年一緒にやってきたから、周囲は彼の性格も理解している。勝てないことへの失望が原因だと分かっているからだ」

    「結局、彼は勝ちたいだけなんだ。ただ、もしメルセデスへ行って同じような振る舞いをすれば、『それはここでは通用しない』と言われるかもしれない」

    フェルスタッペンの去就は今なおF1最大の話題となっているが、シュタイナーは「昨年が最大のチャンスだった」と見る一方、最終的には現在の契約どおり2028年までレッドブルに残留すると予想している。メルセデスのシートが埋まりつつある現状を踏まえれば、移籍市場の主導権はすでにフェルスタッペン側から各チーム側へ移り始めているのかもしれない。

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  • マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバーが、オスカー・ピアストリのマクラーレン離脱説を強く否定した。マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続く中、一部ではピアストリが契約解除を検討し、その後任としてフェルスタッペンを獲得するとの報道まで浮上していた。

    しかし、ピアストリのマネージャーを務めるウェバーは、こうした報道を「ナンセンス」と一蹴。マクラーレンは長期的にピアストリとの契約継続を望んでおり、本人もチームでの将来に集中していると強調した。

    フェルスタッペン移籍報道が憶測を加速
    2026年シーズン開幕以来、フェルスタッペンの将来はF1最大の話題のひとつとなっている。

    4度のワールドチャンピオンは2026年の新レギュレーションに不満を抱いていると報じられており、レッドブル・レーシングの低迷もその不満を強めているとみられている。

    そうした中、今週にはピアストリがマクラーレンとの契約解除を検討しており、その空いたシートにフェルスタッペンが加入する可能性があるとの報道が浮上。さらにピアストリ自身にはレッドブル・レーシングやアウディへの移籍説も流れた。

    しかし、イギリスGP週末にピアストリ本人は残留の意思を改めて強調している。

    「僕には契約があるし、チームからも何度も『君に満足している』と言われている。僕もこのチームにとても満足している」

    ウェバー「移籍を望んでいるという話はナンセンス」
    RACERのクリス・メドランドの取材に応じたウェバーは、一連の報道を全面的に否定した。

    「オスカーは今後長期間にわたってマクラーレンと契約している」

    「彼が移籍を望んでいるという話はナンセンスだ」

    さらに、ここ数週間に報じられた数々の移籍報道についても苦言を呈した。

    「彼や他チームに関して、多くの作り話が書かれてきた」

    「マクラーレンは繰り返し彼を長期的に必要としていると表明しているし、オスカーもそのことだけに集中している」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ザク・ブラウンも現ラインアップ支持を明言
    マクラーレンCEOのザク・ブラウンも、フェルスタッペン加入説について一貫して否定している。

    ブラウンは以前、「もし3台目のマシンを走らせることができるなら、フェルスタッペンとはすぐに契約する」と冗談交じりに語りつつも、現在のドライバーラインアップには満足していると強調していた。

    「それは噂にすぎない」

    「ランド(ノリス)とオスカーという2人のドライバーに非常に満足している」

    「マックスのような4度のワールドチャンピオンの名前が出れば、誰もが興奮するものだ。しかし、私は現在のドライバーラインアップにとても満足している」

    ピアストリは巻き返しを目指す後半戦へ
    2026年シーズンのピアストリは、前年の勢いを再現できず苦戦が続いている。マクラーレンはレッドブル・レーシング、フェラーリ、メルセデスの後塵を拝する展開となっており、ピアストリはドライバーズランキング6位、82ポイント。チームメイトで前年王者のランド・ノリスに15ポイント差をつけられている。

    前戦イギリスGPでは11位に終わりノーポイント。一方のノリスは4位でフィニッシュした。

    フェルスタッペンを巡る様々な憶測が飛び交う中でも、ウェバー、ブラウン、そしてピアストリ本人はいずれも現行契約を尊重する姿勢を崩していない。現時点ではピアストリがマクラーレンを離れることを裏付ける具体的な根拠はなく、後半戦はベルギーGPのスパ・フランコルシャンから巻き返しを目指すことになる。