カテゴリー: カルロス・サインツJr.

  • カルロス・サインツJr. F1モナコGP新ルールを批判「スロー走行で操作できる」

    カルロス・サインツJr. F1モナコGP新ルールを批判「スロー走行で操作できる」

    カルロス・サインツJr.は、F1モナコGPで導入された「義務的2回ピットストップ」ルールについて批判の声を上げた。このルールがあまりにも簡単に“操作”可能で、ドライバーたちが意図的にペースを落とすことでチームメイトのためにピットの余地を作る展開が見られたからだ。

    実際、ウィリアムズの両ドライバーは中団勢をスローペースで引き留め、ピットに入っても順位を落とさないよう連携。この結果、サインツ自身とアレクサンダー・アルボンの両名がモナコでポイントを獲得することにつながった。

    「結局のところ、クルマが本来出せるペースよりも2~3秒速く走ることを止めているんだ。つまり、レース全体を操作して、その結果にまで影響を与えていることになる」とサインツはレース後に語った。

    「モナコのようなコースでは、それが非常に簡単にできてしまう。他のサーキットだとDRSやストレートがあるから難しいけど、今日は誰にでもできてしまった」

    サインツとチームメイトのアルボンは、メルセデス勢のジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリを後ろに従えて、ポイント圏内でフィニッシュした。

    しかし、この“ブロック”に苛立ったラッセルは、アルボンをコース外から追い越し、シケインをカット。無線では「ポジションを戻すくらいならペナルティを受ける方がマシ」と語った。

    「ラッセルがそうした理由は完全に理解できる。自分もやろうかと思ったくらいだ」とサインツは語り、実際にラッセルには意図的なコースカットとしてドライブスルーペナルティが科された。

    「以前なら、レース操作にはもっと厳しいペナルティが科されていた。いまはクラッシュこそしていないけれど、あまりに遅く走ることでレースを操作しているのは間違いない」

    モナコGP F1 カルロス・サインツJr.

    また、レーシングブルズのリアム・ローソンとアイザック・ハジャーも連携。ローソンが後方のマージンを作る役割を担い、ハジャーがソフトタイヤへ交換した際にはポジションロスを最小限に抑えた。

    ハジャーは最終的に6位でフィニッシュし、ローソンも8位に入ってチームにダブル入賞をもたらした。

  • カルロス・サインツJr. F1モナコGP展望「ウィリアムズには僕自身が驚いてる」

    カルロス・サインツJr. F1モナコGP展望「ウィリアムズには僕自身が驚いてる」

    カルロス・サインツは、ウィリアムズF1チームが「とても良い意味で僕を驚かせた」と語り、チームメイトのアレクサンダー・アルボンとともに、今週末のF1モナコGPでも好調を維持したいとの意欲を示した。

    2025年シーズンからウィリアムズに加入したサインツは、フェラーリのシートを7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンに譲るかたちでチームを離れた。4シーズンで4勝を挙げたにもかかわらずの交代劇だった。

    ウィリアムズに移籍したことで、2026年の新レギュレーション導入まで戦闘力のあるマシンは望めないと見る向きもあったが、30歳のスペイン人ドライバーは、今季序盤の展開に自らも驚いているという。ここまでの7戦中4戦でポイントを獲得し、直近のイモラでは8位に入賞している。

    「ウィリアムズには、いつかフェラーリと同等か、それ以上のレベルに達するポテンシャルがあると分かっていた。そうじゃなきゃ僕はこのチームを選んでいない」とサインツは語った。

    「このチームにはそれだけの可能性があると本気で信じていたし、だからこそこのキャリアのフェーズでウィリアムズを選んだ。でも、思っていたよりも早く成果が出ている。チームはいくつかの点で僕をとても良い意味で驚かせてくれている」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシング モナコGP F1カルロス・サインツはイモラGPで8位入賞。3戦連続でポイントを獲得している

    「僕がチームにとって違いを生み出せる存在だと実感できているのも大きい。僕のフィードバックをチームが真剣に受け止めて、改善を求めた部分に全力で取り組んでくれている。それが自信につながっているし、僕がチームを正しい方向に導けているという確信にもなっている。アレックスと一緒にとても良い仕事ができていると思うし、すごく良い方向に進んでいる」

    「空力面での大きな開発はしていないけど、セットアップやアイデアの進化で戦えるマシンにしてきた。1年前には誰も想像しなかったような争いができているのは、その結果だと思う」

    ウィリアムズ・レーシング モナコGP F1イモラで5位に入賞したアレクサンダー・アルボン。表彰台争いにも食い込んだ

    アルボンも好調「トップチームと戦えるのが本当に楽しい」
    チームメイトのアルボンは、ウィリアムズでの4年目にしてさらに好調を維持しており、ここまで7戦中6戦でポイントを獲得。イモラでは一時、オスカー・ピアストリを上回ってフェラーリ勢とも競り合い、最終的に5位に食い込んでみせた。
    「僕たちは全体的にすべての面でステップアップできている」とアルボンは語る。

    「これまでは決勝の方が予選よりも苦しいことが多かったけど、ここ数戦はレースペースもすごく良くなっている。トップチームと戦えるのは本当に楽しいし、すごく新鮮な感覚だよ」

    「最近のいくつかのサーキットについて言えば……マイアミは合うと思っていたけど、イモラがここまで良いとは思わなかった。セットアップの方向性を調整しながら進めていったけど、そこまで大きく変えたわけでもない。今の僕たちは、慎重に楽観できるライン上にいる感じかな」

  • フェラーリ超えに笑顔のサインツJr.「青いF1マシンにしてよかった」

    フェラーリ超えに笑顔のサインツJr.「青いF1マシンにしてよかった」

    カルロス・サインツJr.は、2025年に「赤いマシン」ではなく「青いマシン」に乗っていることに「かなり満足している」と認めた。

    フェラーリの現役ドライバー、シャルル・ルクレールは、マラネロのチームのますます深刻化する状況を、土曜日の無線で繰り返した「マイ・ゴッド(なんてことだ)」という言葉で象徴的に表現した。

    彼はルイス・ハミルトンと同様、チームのホームレースであるイモラでQ3進出すら果たせなかった。

    チーム代表のフレデリック・バスールは、その原因をタイヤに求めた。

    「ほとんどマイアミで起きたことのコピーペーストだ」とフランス人代表は語る。

    「新品タイヤでの改善ができず、Q2では最初のセットで出したタイムが最速だった。なぜかって?それが分かっていたら、すでに解決しているよ」

    バスールのコメントについて問われたルクレールは、怒りを隠さなかった。

    「タイヤを変えても、クルマが機能しないんだ。ポテンシャルがそもそも存在しない」と、動揺を隠せない表情で語った。

    ある記者は、フェラーリが次に予定しているバルセロナでのアップグレードが転機になる可能性があるかとバスールに質問した。これに対し、バスールは予選後にこう答えた。

    「もし『なる』と答えたら、今日の結果を見て私はバカってことになる」

    実際、フェラーリをハミルトンに譲って追い出される形になったカルロス・サインツでさえ、イモラで両方の赤いマシンを予選で上回る結果を出した。

    「シーズン開幕前には、こんな展開はまったく予想してなかった」とスペイン人ドライバーは笑顔を見せた。

    「(ウィリアムズの)プロジェクトには、彼らが見せてくれた数字に対して大きな信頼を持っていたけど、2戦連続でフェラーリの前に出るなんて?もし開幕前にそんな話をされていたら、もっと速くウィリアムズの契約書にサインしていたね」

    ただし、イタリア紙 Corriere dello Sport,の取材では、サインツは「いずれフェラーリは問題を解決する」と見ていると語り、こう続けた。

    「もし将来またフェラーリから声がかかれば、戻るつもりだよ」

    しかし、バスールの指揮下で停滞するフェラーリの進歩に疑問を呈する声も出始めている。

    F1 CEOのステファノ・ドメニカリは、かつて自らがフェラーリのトップを解任された経験を踏まえ、イモラでSky Italiaに対しこう語った。

    「フェラーリは特権であると同時に責任でもある。ただ、バスールに仕事をさせるべきだ」

    ある記者はバスールに対し、2025年型フェラーリの弱点はリアサスペンションにあることが明らかになってきているのではないかと指摘した。なお、マラネロでは現在、新レイアウトの開発が進められているという噂もある。

    これに対してバスールは冗談交じりにこう応じた。

    「レース週末において、チームからよりも君たちジャーナリストからのほうが多く学べるのが面白いね」

    「もちろん、我々は望んでいる位置にはいない。ただし、クルマに単一の欠陥があるわけじゃないし、勝てるマシンに魔法のような要素があるわけでもない。我々は努力して改善を目指しているが、一発で解決する魔法のような答えは存在しない」

  • カルロス・サインツJr. F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリより速かった」

    カルロス・サインツJr. F1エミリア・ロマーニャGP「フェラーリより速かった」

    カルロス・サインツJr.は、F1エミリア・ロマーニャGPで8位入賞を果たしたにもかかわらず、満足しきれない複雑な心境を抱えてイモラを後にした。チームメイトのアレクサンダー・アルボンが5位でフィニッシュし、ウィリアムズにとってはダブル入賞となったが、サインツにとっては「もっと上を狙えた」レースだった。

    6番グリッドからスタートしたサインツは、序盤は堅実な走りを見せていたが、チームは彼を比較的早い段階でピットに呼び入れた。

    多くのドライバーがロングスティントを選ぶ中、この戦略は裏目に出てサインツはトラフィックに巻き込まれることとなった。

    その直後からサインツは無線で「1ストップ戦略が正しい」と訴えており、自身が最善でない戦略に置かれていることを察していた。だが、その後のバーチャル・セーフティカー(VSC)とセーフティカー(SC)による混乱もあり、最終的にはポイント圏内の8位まで巻き返した。

    「正直、今はちょっと不満だ。今週末はマシンのペースが良くて、今日はトップ5も狙えたはずだった」とサインツは語った。

    「メルセデスよりも速かったし、フェラーリよりも速かった。週末を通して本当に良い感触があった。でもなぜか、日曜になると上手くいかない。レースの進め方が課題なんだ」

    「今日はすごく早くピットに入ったけど、あの時点で“ちょっと早すぎるんじゃないか”と感じていたし、結果的にも早すぎた。もっとチームとして互いの理解を深めないと、今のままだと大きなポイントを失い続けることになる」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシング F1 エミリア・ロマーニャGPサインツは序盤はアルボンをリードしていたが、チームメイトの後ろでフィニッシュした。

    開幕戦から数戦はウィリアムズに苦戦していたサインツだが、最初のトリプルヘッダーを経て感触をつかみ、以降は安定したパフォーマンスを見せている。ここ3戦連続でポイントを獲得していることは本来ならポジティブな成果だが、彼は今のマシンの競争力を考えると、それでも物足りないと感じている。

    「数戦前、いや1年前の自分に“フェラーリやメルセデスと純粋なペースで戦ってP8に不満を感じている”なんて話したら、すごく喜んでいただろうね」とサインツは語る。

    「でも現実として、この2週連続で僕たちには彼らを倒せるクルマがあった。でもそれを成し遂げられなかった。だから今は満足できない。これだけの速さがあるなら、ちゃんと日曜に活かさないと意味がない」

    「チームとしてもっと良くなる必要があるし、互いの理解を深めて、日曜に物事を複雑にしすぎないようにしないといけない。今日は15番手から8位まで追い上げる展開になるとは思ってなかったけど、なんとかやりきった」

    それでもイモラでのフラストレーションが残る一方で、ウィリアムズでの新生活における順応が進んでいることには手応えもある。

    「まだシーズン7戦目なのに、これだけのスピードとマシンとの一体感を示せているのなら、今後はもっと良くなっていけると確信している。だから前向きな気持ちを保って、チームとして互いに成長し続けていきたいと思っている」

  • カルロス・サインツJr. F1エミリア・ロマーニャGP「トップに近づく準備は整った」

    カルロス・サインツJr. F1エミリア・ロマーニャGP「トップに近づく準備は整った」

    カルロス・サインツJr.は、2025年F1エミリア・ロマーニャGPの予選で6番グリッドを獲得し、決勝での上位進出に向けて「トップに近づく準備は整った」と手応えを語った。

    「今日は本当にいい予選だった。イモラは自信が問われるサーキットだけど、金曜からマシンの感触がとても良くて、Q2でのラップには自信があった」とコメント。チームはQ3でスリップストリームを活かす戦略を選び、サインツJr.は最後尾でコースインしたが、その結果アウトラップが遅れ、最終アタックは理想的とはいかなかった。

    「アウトラップがタイトになって、スタートライン通過がギリギリだった。でも全体としては満足している。チームのパフォーマンスには誇りを持てるし、明日は前のマシンと戦えると思っている」

    一方でチームメイトのアレクサンダー・アルボンもまた、予選7番手という好位置につけ、ウィリアムズ・レーシングは2台揃ってQ3進出を果たす理想的な展開となった。

    「正直に言うと、今日はあまり気持ちよく走れなかった」とアルボンは振り返る。「マシンのフィーリングに自信を持てず、思い切って攻めることができなかった。簡単にオーバードライブしがちで、難しい予選だったけど、それでもP7に入れたのはポジティブ。こういう日でも速さがあるというのはいい兆候だと思う」

    ウィリアムズ・レーシング F1 エミリア・ロマーニャGP

    ウィリアムズは、今週末の予選でアストンマーティンのようにミディアムタイヤを使うリスクは取らず、決勝に向けてフレッシュタイヤを温存する堅実な戦略を選択した。

    チーム代表のジェームス・ボウルズは「本当に素晴らしい日だった。カルロスがQ2で決めたラップは信じられないほど見事で、一時的とはいえトップに立てたのはチームにとって大きな報酬だった。2台ともトップ10に入れたこと、そして決勝に向けて十分なタイヤを確保できたことは我々にとって大きな意味がある」と語り、手応えをにじませた。

    日曜の決勝では、サインツJr.とアルボンの両名がともに好グリッドからスタートする。今季これまでの進化を裏付けるかのように、ウィリアムズは2台そろってポイント争いに挑むことになる。

  • カルロス・サインツJr. F1スペインGPの新会場「マドリンク」をFW45で初走行へ

    カルロス・サインツJr. F1スペインGPの新会場「マドリンク」をFW45で初走行へ

    ウィリアムズ・レーシングは、IFEMAマドリードとのパートナーシップのもと、スペインGPの将来的な開催地である「マドリンク(MADRING)」市街地コースでのライブデモンストレーションを通じて、カルロス・サインツJr.を故郷マドリードの街へと凱旋させる。

    F1をより身近に届けるというウィリアムズの取り組みの一環として、世界各都市でのファンゾーン設置や、ウィリアムズ・レーシング公式アプリによる革新的なオンライン体験などに加え、カルロス・サインツJr.が6月7日(土)、マドリンクの一部区間で初めてF1マシンをドライブする。

    この「ホームカミングツアー」は19時にスタート予定。マドリード出身でグランプリ通算4勝を挙げているカルロス・サインツJr.が、リベラ・デル・セナ通りからパルテノン大通りの一部を走行し、最終的にIFEMAマドリード南口へと至る、約1kmのルートをFW45で駆け抜ける。

    このイベントには、レッドブル・ジュニアチームに所属し、カンポス・レーシングからFIA F2選手権に参戦しているカタルーニャ出身のペペ・マルティと、同じくカンポス・レーシングからF3に参戦するマリ・ボヤも参加。それぞれのフォーミュラマシンを披露し、F1および登竜門カテゴリーの迫力を無料でファンに届ける。

    今回のイベントは、「タルデオ」と呼ばれるスペイン独自の午後の社交イベント形式で開催され、ファンゾーンやフードトラック、グッズ販売、その他のサプライズも用意。マドリンクにおける初の体験イベントとして位置づけられている。

    カルロス・サインツJr. F1 スペインGP マドリンク

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング、F1スペインGPマドリード開催のアンバサダー)は次のように語っている。

    「マドリードは間違いなく自分の故郷である。この街で育ち、カートレースを始めたのもここだった。そんな自分の“庭”でF1マシンを走らせる機会を得られるのは、本当に夢のような出来事であり、マドリードがF1カレンダーの中でも最高のサーキット、最高のイベントになり得る可能性を世界に示す絶好のチャンスである。このロードショーは、F1をより身近に届ける第一歩であり、マドリンクのユニークなコースレイアウトの魅力を示す舞台にもなる」

    F1マドリードGPプロジェクト責任者のルイス・ガルシア・アバドは次のように述べた。

    「今回のイベントは、マドリードがF1とどれだけ本気で向き合っているかを示すものであり、ファンの皆さんにその魅力を直接体感してもらえる貴重な機会です。世界中で尊敬され、愛されるドライバーであるカルロス・サインツJr.をスペインGPのアンバサダーとして迎えられることは、この上ない光栄です。彼とウィリアムズの協力のもと、このロードショーを成功させ、スペイングランプリの新たな幕開けを飾れることを大変うれしく思っています」

  • ウィリアムズF1代表 カルロス・サインツSr.のFIA会長選出馬を支持「適任だ」

    ウィリアムズF1代表 カルロス・サインツSr.のFIA会長選出馬を支持「適任だ」

    ウィリアムズF1のチーム代表ジェームス・ボウルズは、カルロス・サインツSr.がFIA会長選挙に出馬する可能性について、「適任だと思う」と支持を表明した。

    現ウィリアムズF1ドライバーであるカルロス・サインツの父、サインツSr.は、FIA現会長モハメド・ビン・スライエムへの対抗馬として出馬を検討しているとされ、これは先週『オートスポーツ』が最初に報じた。

    一部からは、63歳のサインツSr.がFIA会長選に出馬すれば、F1トップカテゴリーに息子が参戦している点で「利益相反」にあたるのではないかという指摘も出ている。しかし、2024年のダカール・ラリー優勝者であるサインツSr.は、この懸念を否定している。

    ボウルズも、「仮にサインツSr.がFIA会長に選ばれたとしても、息子のレースキャリアに影響を与えるとは思わない」と述べた。その理由として、サインツSr.は息子のキャリア選択に干渉しないこと、そして仮に影響が生じる可能性があっても「十分にファイアウォール(遮断)が可能」だと強調している。

    「もし彼がFIA会長になったとしても、問題が生じるとは思わない」とボウルズは『オートスポーツ』を含む一部メディアに語った。

    「まず第一に、カルロスにはこのスポーツでの40年の経験がある。そして、もし彼と話す機会があれば、ぜひ話してみてほしい。モータースポーツがどのように構築されているのか、自身がどうやって現在の地位にたどり着いたのか、何がその周辺で機能するのかを非常に論理的に語ってくれるはずだ」

    「今のサインツSr.を見ていて感じるのは――これは以前と違うかもしれないが――彼は息子を“自立した1人の人間”として認めていて、何にも干渉していないということだ」

    「彼が本当に楽しんでいるのは、ただサーキットを走るマシンを眺めることなんだ。そして、それを可能にするために自分が積み重ねてきたものがあると感じることなのだと思う」

    「もし彼がFIAの道を選ぶなら、そういった役割からは大きく距離を置く必要があるだろうが、それでも我々は適切に分離できると確信している。だから問題にはならないと考えている」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ F1

    さらにボウルズは、サインツSr.が多様なカテゴリーのモータースポーツに関わってきたことを挙げ、FIA会長候補としての資質を強調した。

    サインツSr.は今後数週間をかけて、ビン・スライエム会長への対抗馬として必要な支持を得られるかを見極め、出馬を正式表明するかを判断する見通しだ。

    「私は彼が『適任』だと思っている。なぜなら彼は世界選手権を2度獲得しており、非常に幅広いモータースポーツの経験を持っている。シングルシーターからラリーまで精通しているし、スペイン国内ではすでにモビリティ関連の会長職も務めているはずだ」とボウルズは語った。

    「だから、これは一部の人が思っているほど大きなステップではないかもしれない。ただし、最終的にそれを選ぶかどうかは彼自身の判断だ」

    カルロス・サインツSr.は、1990年と1992年にWRC(世界ラリー選手権)を制覇し、2024年には4度目となるダカール・ラリー優勝を果たしている。

  • カルロス・サインツSr. 「息子のウィリアムズF1移籍は正解だった」

    カルロス・サインツSr. 「息子のウィリアムズF1移籍は正解だった」

    FIA(国際自動車連盟)の次期会長選への立候補を検討しているカルロス・サインツSr.が、息子カルロス・サインツJr.の2025年シーズンに向けたウィリアムズF1への移籍について、「正しい判断だった」と支持を表明した。

    30歳のカルロス・サインツJr.は、マイアミGPでチームメイトのアレックス・アルボンにオーバーテイクされたことに怒りを示していた。無線では「アルボンにはステイ(順位維持)の指示が出ている」と伝えられていたにもかかわらず、実際には前に出られてしまった。

    チェッカーフラッグ後、サインツJr.は無線で次のように語っている。

    「こんなやり方でレースはしない。どうでもいいよ。ここでの出来事で、すべてに対する自信を失った」

    来季フェラーリにはルイス・ハミルトンが加入予定であり、サインツJr.は昨年の段階で他のトップチームからのオファーを得られず、ウィリアムズ、アルピーヌ、もしくはアウディ傘下のザウバーのいずれかを選ぶ必要があった。

    ラリーレジェンドである父カルロス・サインツSr.は、当初アウディ加入を強く勧めていた人物でもある。彼自身、昨年フォルクスワーゲン傘下のアウディ車でダカール・ラリーを制している。

    しかし現在63歳のサインツSr.は、スペインのスポーツ紙『マルカ』に対し、次のように語った。

    「今はウィリアムズが正しい選択だったと思っている。昨年はグリッド後方のチームだったのに、カルロスはすでに予選で6番手を獲得した。チームはある意味サプライズであり、今となっては正解だったと認めざるを得ない」

    カルロス・サインツFIA(国際自動車連盟)の次期会長選への立候補を検討しているカルロス・サインツSr.

    一方で、2026年から施行される新しいシャシーおよびエンジンのレギュレーションを見据えると、アウディのようなワークス体制を選んだ方が長期的には有利だったのではという声も根強い。

    この点についても、サインツSr.は次のように述べている。

    「これほどラジカルにレギュレーションが変わると、もはや“カクテル”のようなもので、誰が成功し誰が失敗するかは実際に始まってみないと分からない。来年の最初のレースが始まるまでは、誰が正しかったのか判断するのは非常に難しいだろう」

    また、自身のFIA会長選出馬の可能性についても言及。息子がF1ドライバーであり、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)の共同ディレクターを務めていることから“利益相反”の懸念が一部で取り沙汰されているが、それについては次のように否定した。

    「私のことをよく知る人々は、それが問題にならないことを理解している」

    さらに、息子のマネジメントチームからは距離を置く考えであることも明言している。

    仮に立候補した場合、現職で物議を醸すモハメド・ビン・スライエム会長に対し、サインツSr.は有力な対抗馬となると多くの関係者が見ている。

    「モータースポーツ界の重要人物たちが、私に決断を促してくれている。だから真剣に検討している」

    スペイン紙『ディアリオ・スポルト』によると、サインツSr.は次のようにも語っている。

    「自分に本当に十分な支持があるのか、そして挑戦する価値があるのかを見極めなければならない」

  • カルロス・サインツJr. F1マイアミGP決勝「メルセデスより速かった」

    カルロス・サインツJr. F1マイアミGP決勝「メルセデスより速かった」

    カルロス・サインツJr.は、F1マイアミGP決勝で9位入賞を果たしたものの、接触と戦略面での不運が重なり「もっと上を狙えた」と悔しさをにじませた。

    7番手スタートのサインツは、1周目のターン3でチームメイトのアレックス・アルボンと軽く接触。これによってマシンに軽微なダメージを負い、さらに装着していたのが4周使用済みのタイヤだったこともあり、第1スティントから苦しい展開を強いられた。

    「スタート自体は悪くなかったけど、他のマシンは新品タイヤだったし、自分は中古。しかも接触でダメージもあった。最初のスティントは本当に厳しかった」と回顧する。

    その後、他車よりも早めのピットインを選択したものの、3周後に発生したVSCによって後続勢がアドバンテージを得る結果に。

    「僕たちが先にピットに入ったせいで、VSCの恩恵を受けたマシンに対して不利になった。その後の展開でも再び苦しくなってしまった」と語った。

    カルロス・サインツJr.  F1 マイアミGP

    終盤にはメルセデスやフェラーリとバトルを展開し、最終ラップにはルイス・ハミルトンに仕掛けて軽く接触する場面も。スチュワードはこの件について調査を行ったが、両者に過失があるとして裁定は「レーシングインシデント」とされた。

    「最終ラップの最終コーナー、当然ながら攻める。ギャップがあったから行ったし、ルイスがちょっとブレーキング中に左に動いたように見えた。ルールを厳密に当てはめると違反だが、最後はみんなリミットを攻めている」とサインツは主張。

    それでもチームの競争力には一定の満足を示し、「今日の僕たちはメルセデスより速かったかもしれない。フェラーリやメルセデスと対等に戦えたことは評価できるし、こういうチャンスを次は自分が活かしたい」と締めくくった。

  • カルロス・サインツJr. ハミルトンのフェラーリF1での苦戦は「驚きではない」

    カルロス・サインツJr. ハミルトンのフェラーリF1での苦戦は「驚きではない」

    カルロス・サインツJr.は、ルイス・ハミルトンがメルセデスからフェラーリに移籍後、新しい環境に順応するのに苦労していることに驚かないと語った。

    ルイス・ハミルトンは、チームベテランのシャルル・ルクレールと組むため、昨年末にメルセデスでの12年間のキャリアに幕を閉じた。7度の世界チャンピオンは、ウィリアムズと複数年契約を結んだカルロス・サインツの後任となった。

    しかし、中国でのスプリントレースでの力強いパフォーマンスを除けば、ハミルトンは新しいチームメイトとペースで苦戦しており、サインツも開幕5戦ではアルボンとの直接対決で敗れている。

    カルロス・サインツは、新しい環境に順応し、数年間それぞれのチームに所属しているドライバーたちと比較される中、シーズン序盤から2人がすぐにスピードを上げることは難しいと述べた。

    そうした現状に対し、サインツは「ハミルトンが苦戦していることに驚きはない」と述べ、以下のように語った。

    「僕自身もそうだったし、彼にも同じことが起こるだろうと予想していた」

    「このスポーツには秘密はない。アレックスやシャルルのように、チームを熟知している2人のチームメイトと対戦する場合、彼らはすでにマシンが発揮できる最大限のパフォーマンスを発揮している」

    「だから、彼らより少しだけ良くなるか、彼らと同じレベルを維持するしか方法はない。突然、コンマ2~3秒も速くなるなんてことは不可能だ」

    「彼らはすでにマシンの限界まで走っている。新しいチームに移籍し、自分自身や周囲の人たちからそのレベルを期待される場合、時間がかかるのは当然だ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    サインツは、ドライバーが新しい環境でペースをつかむのに特定の期間はないと述べたが、中国でのハミルトンのスプリントレースでの成功を、トップで戦う可能性の表れだと指摘した。

    「秘密なんてない。彼らは自分よりもはるかに多くのことを知ってるから、少し時間がかかるのは当然だ」とサインツは語った。

    「そのプロセスを早く進め、そのレベルに早く到達すればするほど良い」

    「しかし、ドライバーによっては、それにはもっと時間がかかる場合もあれば、短い場合もあるだろう」

    「彼は中国で素晴らしい週末を過ごした。今は少し苦労しているようだが、それは時間が必要なことだ」