カテゴリー: F1カナダGP

  • 2025年F1 カナダGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。6月14日(土)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリの公式予選が行われた。

    後方グリッドでは、トラブルや不運に見舞われたドライバーが相次いだ。角田裕毅はFP3の赤旗違反により10グリッド降格となり、予選11番手ながら最後尾スタートに。コラピントやヒュルケンベルグはまずまずの順位を確保した一方で、ガスリー、ローソン、サインツJr.らは不完全燃焼の予選に終わった。

    僅差の争いとなった中団グループでは、わずか数ミリ秒差で命運が分かれる展開も見られた。

    11番手:角田裕毅(レッドブル)
    「今日は全体的にちょっと厳しい一日になってしまいました。FP3ではトラブルがあって走行時間をかなり失ってしまいましたし、そのセッション中の赤旗中の行為で10グリッド降格のペナルティも受けることになりました。正直、自分としては予想していなかったので驚きましたし、どこで避けるべきだったのかも正直わからないところです。予選に向けてはアップグレードがしっかり機能していて、昨日よりも明らかにスピードが増しているのを感じました。いくつかのコーナーではまだ改善の余地があるとわかりましたし、全体としては良いバランスでした。ただ、FP2と比べてクルマの挙動が変わっていたこともあって、自信を持って攻め切るには少し時間が足りなかったように思います。そういった中でも、チームがクルマをうまくまとめてくれたおかげで、P11という結果は悪くなかったと思っています。Q3進出までもう少しだったので、惜しかったですね。残念ながらグリッド降格で最後尾スタートにはなりますが、明日はできるだけ多くポジションを上げられるように、しっかり戦っていきたいと思います」

    12番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「昨日の状況やこれまでのレースを考えれば、今日の結果は良かったと思うし、自分の側のガレージとしては前向きな1日だった。プッシュしている感覚があって、クルマにも慣れてきている。Q3進出の可能性もあったし、それを逃したのは少し残念だけど、ポジティブな面も多い。ミディアムタイヤでは最初の数コーナーで苦労したけど、後半でタイムを取り戻せた。最後のラップで壁に少し触れてしまって、わずかにタイムを失ったことはチームにも謝った。でも、昨日からの進歩には満足している。まだチームに順応している途中だけど、セットアップの方向性も見えてきた。エンジニアと一緒に良い仕事ができているし、明日もこの流れを続けたい。特に金曜のロングランでは良いフィーリングがあったので、そこに期待している」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日は本当に接戦だった。Q2まで進めてP13というのは、あれだけタイム差が詰まっている中では満足できる結果だ。ペナルティがある車もいるので、明日はP11からスタートできるのは大きい。レースに向けては良いポジションだと思う。金曜のロングランペースもまずまずだったし、明日は気温も少し上がる予報だから、展開次第では面白いことになるかもしれない。タフなレースになるとは思うけど、ポイント争いに加われるよう頑張るよ」

    14番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「Q1の最初のラップを逃してしまったせいで、自分で自分の首を絞めるような展開になってしまった。でも、なんとか良いラップをまとめてQ2には進めた。Q2ではユーズドタイヤしかなかったから、ちょっと厳しかったね。2回目のアタックで少し攻めたんだけど、タイヤがもう限界で、思うようなタイムは出なかった。予選の結果には少しがっかりしている。マシンのポテンシャルはもう少し上だったと思うから。でも、明日のレースは楽しみだよ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「ユーズドタイヤでのアタックはやっぱり難しかった。予選全体としてもなかなか手強かったと思う。タイヤのデグラデーションは突然来るから、そのあたりが読みにくくて、レースではそれが鍵になるはず。今週末は与えられた状況で良い仕事ができていると思うけど、まだ改善の余地はあるね」

    カナダGP F1 2025年のF1世界選手権 角田裕毅角田裕毅は10グリッド降格ペナルティで最後尾スタート

    16番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はQ2に進めなかったのがすごく悔しい。しかも差はたったの7ミリ秒で、そんなわずかな差で逃したのは残念としか言いようがない。このサーキットは1周が短いから、ほんの小さなミスでも大きな順位差になってしまう。自分のラップは悪くなかったと思うけど、完璧でもなかった。どのコーナーでもその差は埋められたはずだ。週末前から、このトラックはバルセロナほど僕たちに向いていないかもしれないと分かっていた。それでも精一杯やったし、ペースも悪くなかったと思う。ただ、それだけじゃ足りなかったというだけだ。P16は理想的な位置じゃないけど、それが今の現実。Q2に行けなかったからって自分を責めるつもりはない。まだマシンは完璧じゃないし、毎週末ごとに少しずつ前進しているところ。今日はただ、その一歩が届かなかっただけ。それでもここまでの週末は悪くなかったし、明日に向けて切り替える。レースペースは悪くないと思うし、何が起こるか分からないのがF1だからね。ニコがQ2に進めたのはチームとしても良かったし、僕もこれからやれることに集中するよ」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「言えることはあまり多くない。Q1のセクター1全体をVCARBの後ろで走る羽目になって、もう少しで接触するところだった。タイム的にもQ2まであと0.020秒しかなかったから、それで週末が台無しになってしまった。ものすごくがっかりしている」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は本当に悔しい日になった。セッション序盤のソフトタイヤでは調子が良かったけど、そのあと赤旗が出てしまって、ミディアムタイヤで十分なウォームアップができなかった。タイヤの適正なウインドウに入れる時間が足りなかったことでタイムを出せなかった。結果的に明日は18番手スタートになってしまう。マシンの感触自体は悪くなかったから、何とかポジションを上げてポイント圏内に近づけるよう頑張りたい。ここはオーバーテイクも可能なサーキットだからね」

    19番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「この週末はずっと、タイヤを1周目から機能させるのに苦労してきた。Q1の最初のアタックではウォームアップラップを入れる戦略で行ったんだけど、最後のアタックではそれを入れなかった。だからグリップが足りなくて、思ったようなタイムが出なかった。それが悔しい。マシン自体は速さがあったから余計に残念だ。このトラックはすごく好きだし、明日はいつも通り全力で戦うつもり。これからもあきらめずにプッシュしていくよ」

    20番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「Q1で敗退するのは本当に悔しい。今日のマシンには明らかに速さがあったし、もっと上を狙えたはずだった。赤旗のせいでラップを中断せざるを得なくて、あのときのラップはかなり良かったから、間違いなくQ2には進めていたと思う。最後のソフトタイヤでは温度レンジに入らなくて、グリップがなくて滑ってばかりだった。ラップもバラバラで、うまくまとめられなかった。タイヤセット間での差が大きすぎて、フラストレーションが残る。もっと速く走れるマシンだったし、今日は両方のクルマがもっと前に行けるはずだった。なぜうまくいかなかったのかをしっかり振り返る必要がある。戦略面でもまだチャンスはあるし、レースは長いから、明日はなんとかチャンスを活かしたい」

  • 2025年F1 カナダGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅は11番手も最後尾に降格

    2025年F1 カナダGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅は11番手も最後尾に降格

    2025年F1 カナダGP 予選のハイライト動画。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリの公式予選が行われた。

    メルセデスのジョージ・ラッセルが、カナダGP予選で1分10秒899の最速タイムを記録し、2025年シーズン初のポールポジションを獲得した。最後のアタックでマックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリを抑え、トップの座を掴んだ。

    ラッセルとフェルスタッペンはともにQ3の終盤にミディアムタイヤを選択し、ラッセルはフェルスタッペンに0.160秒差をつけて首位に立った。

    ドライバーズランキング首位のピアストリは、ソフトタイヤで最後のアタックに挑んだが、トップから0.2秒遅れの3番手に終わった。一方、マクラーレンのチームメイトであるランド・ノリスは、最後のランでタイムを更新できず7番手となった。

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、最終アタック中にオーバーステアでタイムを落とし、順位を上げられず8番手。チームメイトのルイス・ハミルトンは5番手グリッドから日曜の決勝に臨む。

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、Q2まで進出し11番手のタイムを記録したものの、フリー走行3回目で赤旗提示中にオスカー・ピアストリを追い越した行為が国際スポーティングコード違反とされ、10グリッド降格ペナルティを受けた。この裁定により、角田裕毅は決勝を最後尾の20番グリッドからスタートする。

    角田裕毅の元チームメイトであるレーシングブルズ所属のアイザック・ハジャーは、4戦連続でQ3進出を果たし9番手につけたが、Q1でカルロス・サインツの走行を妨害したとして3グリッド降格処分を受け、決勝は12番手からのスタートとなる。

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  • フランコ・コラピント 今季F1初ポイントなるか カナダGPで評価期間の正念場

    フランコ・コラピント 今季F1初ポイントなるか カナダGPで評価期間の正念場

    もしフランコ・コラピントがF1カナダGPでアルピーヌにとって自身初となるポイントを獲得することができれば、予選Q1のある瞬間を「転機」として振り返ることになるかもしれない。

    モントリオールでの決勝を10番グリッドからスタートするコラピントにとって、これはジャック・ドゥーハンに代わってアルピーヌに加入して以来、明らかに最高の予選パフォーマンスだった。だが、その道のりは簡単ではなかった。プラクティスでは苦戦し、予選前にはチームメイトのピエール・ガスリーに対してコンマ4秒遅れていた。

    これまでのところ、コラピントはアルピーヌのマシンに慣れるのに苦労しており、その自然なドライビングスタイルとはすぐにはフィットしていない様子で、特に1周のパフォーマンスが大きく不足していた。

    そしてそれはモントリオールでも変わらなかった。これまでの週末同様、金曜はガスリーに大きく遅れをとっていたが、FP3で少しずつ差を縮め、予選でさらなる飛躍が必要な状況だった。

    「まだチーム内で自分の居場所を見つけようとしているところで、セットアップの方向性を理解しようとしている段階なんだ」とコラピントは語った。

    「夜間にかなり良い変更ができたと思う。まだちょっと扱いづらいクルマだけど、そのポテンシャルをどう引き出せるかを理解しようとしている。ただ、今日は良い1日だったし、ポジティブな前進だったと思う」

    「変更がうまく結果に繋がったし、少しは自信も持てるようになってきた。クルマのグリップをより引き出せるようになったと感じているし、それは良い方向性だ」

    Q1では、最初のミディアムタイヤでのラップは良かったが(各チームはミディアムとソフトのどちらが速いか定まらず使い分けていた)、2回目のアタックでは問題に直面したようだった。

    ターン1でミスを犯し、そのラップはガスリーより1秒も遅れていた。ガスリーはそのラップでトップ付近に迫るペースを出していたが、2人が最終セクターに差し掛かったところで赤旗が提示され、ラップが無効となったことで、コラピントはプレッシャーがかかる前にQ2進出が確定した。

    その後、彼は新たなソフトタイヤで見事なラップを決め、ガスリーはミスを犯して最下位となった。

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム カナダGP F1

    コラピントはこれまで、特にターン1と2でスピードの持ち込み過ぎが目立っており、レースエンジニアから何度もその点を指摘されていた。その指示がようやく効いてきたようで、最終的に必要な予選結果を手に入れることができた。

    Q1の最終ソフトタイヤでの2回目のアタックがもっと上手くいかなかったことを悔やんでいたが、十分な走りだった。Q2は完璧ではなかったが、悪くはなく、12番手でフィニッシュ。トップ10進出まであとコンマ1秒ちょっとだった。だが、アイザック・ハジャーと角田裕毅のペナルティによって、彼は10番グリッドを獲得した。

    Q2終了時に、コラピントはQ1でのミスの後と同様に、チームに謝罪していたが、チームはこれを良い結果だと評価した。もし彼が最初からソフトを履いていれば、もっと良い結果になった可能性もあった。

    「ミディアムタイヤはウォームアップが難しいんだ。最初の5~6コーナーまではグリップがなかった」と彼は述べた。

    「そこで少しタイムを失った。クルマにグリップを感じられなかったし、全体的に、あれがなければQ3に進めたと思う。最終的には多少リカバリーできたし、少しタイムを取り戻したけど、あの最初の数コーナーを見ていると、タイヤがまだ準備できていなかったのは悔しい。結果として、ちょっとビターな気分なんだ」

    とはいえ、ウィリアムズで見せたあの印象的な姿を彷彿とさせる走りだった。今や彼は、F1初ポイントを獲得するチャンスを手にしている。

    このレースは、あくまで5戦限定の評価期間のうちの第4戦目であり、もしこの10番グリッドからポイントを取ることができれば、ジャック・ドゥーハンが開幕数戦で成し遂げられなかった結果をたった1レースで出すことになり、来季シート獲得への大きな一歩となるかもしれない。

    「テストなしで何が求められているかを比較するのはとても難しい。みんなバーレーンで何日も走ってきたし、自分だけがこの非常に扱いづらいクルマに慣れようとしている状態だから」とコラピントは語った。

    「このクルマからラップタイムを引き出すのは本当に簡単じゃない。すごく速いクルマだけど、そのポテンシャルを使い切るのは難しい。それを理解して、どう走ればいいか、どう自分を変えればいいか、クルマから何を求めればいいかが分かるまでに思ったよりも時間がかかった」

    「でも、ようやく自分に必要なものが分かってきた気がする。それはポジティブなことだと思う。ただ、まだまだやるべきことがあるし、もっと上を目指せる。今日はまあまあだったけど、本当に重要なのは明日なんだ」

  • アイザック・ハジャー F1カナダGP予選「ペースはあるが組み立てに苦戦」

    アイザック・ハジャー F1カナダGP予選「ペースはあるが組み立てに苦戦」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年F1カナダGP予選で自身4戦連続となるQ3進出を果たし、予選9番手という好結果を収めた。しかし、Q1でカルロス・サインツの走行を妨害したとして3グリッド降格のペナルティを受け、決勝は12番グリッドからのスタートとなる。

    「今日はマシンのバランスが整っておらず、あまり満足はできなかった」とハジャーは語った。

    「それでもQ3に進めたのは良い仕事だったと思う。純粋なペースはまだあるけど、これまでのサーキットと比べて、ここでは1周をうまくまとめるのがかなり難しいと感じている」

    「Q1では、カルロスがラップを中止したと聞かされていた。でも実際には彼はまだプッシュラップ中で、結果的に彼を妨害してしまった。本当に申し訳なく思っている」

    決勝に向けては「いつも通りアグレッシブにいく」としつつも、「このサーキットではグレイニングが厳しいし、トラックが日々改善しているとはいえ、タイヤの管理が重要になる。追い抜きも簡単ではないけど、面白いレースになると思うし、ポイント争いはできるはずだ」と展望を語った。

    チームのギヨーム・カッテラーニ副テクニカルディレクターも、「アイザックに対して正しく情報を伝えられなかったことで、カルロスに迷惑をかけてしまった。両者に謝りたい」と述べている。

    アイザック・ハジャー カナダGP F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「ここまでの流れを考えれば満足」

    オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「ここまでの流れを考えれば満足」

    F1カナダGPの予選を終えて、マクラーレンのオスカー・ピアストリは、メルセデスのジョージ・ラッセルとレッドブルのマックス・フェルスタッペンに遅れをとったものの、前向きな姿勢を見せた。

    マクラーレンはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの3回のプラクティスセッションで苦戦。チームメイトのランド・ノリスは金曜を「今季最悪」と表現し、ピアストリ自身もFP3でウォールに接触していた。

    予選本番では、ラッセルとフェルスタッペンがQ3の最終アタックでソフトタイヤではなくミディアムタイヤを選択したのに対し、ピアストリはソフトを履いて2列目グリッドを確保した。

    「正直、プラクティスの内容を考えれば、今はけっこう満足している。良い立て直しができたと思う」とピアストリは予選後にコメント。

    「『Q3ではミディアムにする?ソフトにする?』っていう判断が常にあるけど、今回は色々と問題があったし、安定した選択を優先してソフトを選んだ」

    オスカー・ピアストリ カナダGP F1 マクラーレン予選ではマクラーレンの苦戦を乗り越え、ピアストリが3番手を獲得

    ピアストリは続けて、今週末マクラーレンが直面している課題について語った。ノリスがQ3でうまくまとめきれず7番手に終わったことも、その一例だ。

    「いくつか疑問はあった」とピアストリは述べた。「なぜなのか、はっきりとは分かっていない。マシンの問題は明確だったけど、それを解決するのは簡単じゃなかった」

    「予選では状況が少し良くなったとは思う。完璧ではなかったけど、かなり改善された。結果的には、本来いるべき位置に戻れたと感じている」

    「今週末はメルセデスがすごく速くて、マックスも調子が良かった。僕たちはいつもより少し遅く見えたし、そこにミディアムタイヤという要素が加わると、余計に難しい」

    「判断は本当に難しい。だから、たぶん僕たちは通常の、あるいは比較的通常の位置に戻っただけで、今週末はライバルたちがとても強かったということだと思う」

    日曜の決勝では、ピアストリはドライバーズ選手権でノリスに10ポイント差をつけた状態でスタートする。フェルスタッペンとの差はさらに39ポイント開いている。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP予選8番手に激怒「自分で台無しにした」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP予選8番手に激怒「自分で台無しにした」

    2025年F1カナダGP予選で8番手に終わったスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、セッション後に自らのミスを激しく悔やんだ。マシンのパフォーマンスはポールポジション争いが可能な水準にあったと確信しており、「全く最大化できなかった」と怒りを露わにした。

    Q3の終盤、ルクレールは1本目のアタックでセクター1を好タイムで通過するも、セクター2でミスを犯してラップを無駄にする。その後も再アタックは実らず、8番手にとどまる結果となった。

    「僕たちのペースはあった。クルマはポールを狙えるくらいに良かったのに、完全に僕がやらかしてしまった。すごく腹が立っている。今はクルマから出てきたばかりで、感情が高ぶっているけど、本当に悔しい」とルクレールは振り返る。

    「早めにコースに出た判断が正しかったかは分からないけど、その結果、ターン6か7でアイザック(・ハジャー)が100メートル先にいて、それだけでこのマシンではグリップを失ってしまうんだ」

    シャルル・ルクレール カナダGP F1 スクーデリア・フェラーリ

    ルクレールは金曜のFP2をクラッシュによるマシンダメージで欠場していたが、土曜のFP3では2番手タイムを記録し、予選に向けて順調に立て直していた。しかし、その流れも予選の結果で打ち消された。

    「それでもポールを狙える内容だったと思うから、本当に悔しい。今日のクルマはとても良かったけど、何も活かしきれなかった」

    日曜の決勝に向けての展望を問われても、ルクレールは「関係ないよ。予選でこんなことになったら何も満足感なんてない」と語気を強めた。

  • 角田裕毅 F1カナダGP予選「アップグレード導入でスピードは増した」

    角田裕毅 F1カナダGP予選「アップグレード導入でスピードは増した」

    角田裕毅は、2025年F1カナダGPの予選でQ2進出を果たし11番手タイムを記録したが、FP3中の赤旗違反により10グリッド降格のペナルティを科され、決勝は最後尾の20番手スタートとなる。

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は土曜日のフリー走行3回目でブレーキトラブルに見舞われ、大半の走行時間を失った。セットアップの調整やアップグレードの確認に十分な時間を割けなかったものの、予選では一定の手応えを感じていたと語る。

    「全体的に今日は厳しい一日でした。FP3でトラブルがあって、貴重な走行時間を失ってしまいました」

    「ただ、昨日から導入されたアップグレードはすごくポジティブな変化で、明らかにクルマのスピードが増しているのは感じられました。いくつかのコーナーで改善できるポイントも見つかりましたし、そこは前向きに捉えています」

    「FP2とは挙動が変わっていたので、まだクルマに対して完全に自信を持てているわけではないんですが、変更後のマシンでプッシュラップを数周しか走れなかったことを考えると、P11という結果は悪くなかったと思います」

    「チームもバランスの調整をしっかりやってくれて、Q3には本当にあと少しで届くところでした。それだけに、FP3の違反で10グリッド降格になったのはすごく残念です。最後尾スタートは厳しいですが、明日はできる限りポジションを取り戻していけるように全力で頑張ります」

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、角田裕毅のパフォーマンスを称賛しつつ、ペナルティの厳しさに疑問を呈した。

    「角田裕毅は今日は運がなかった。あのペナルティはかなり厳しい処分だと思う。予選では本当にいい走りをしていたし、あとわずかでQ3進出というところだった」

    「それだけに10グリッド降格は大きな痛手だが、仕方がない。彼は後方からでも戦えるドライバーなので、明日のレースでの巻き返しに期待している」

    決勝ではタイヤのグレイニングと気温上昇によるマネジメントが鍵を握ると予想される。戦略で不利なグリッドを挽回できるかが注目される中、角田裕毅はポイント圏内への大逆転を目指す。

    角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    なお、問題となったFP3での赤旗中の追い越しについて、角田裕毅は状況を次のように説明した。

    「正直、いきなりで驚きました。まさかあの件でスチュワードに呼ばれるなんて思ってもみませんでした。あのときオスカー・ピアストリ選手が最終コーナーで大きなダメージを負っていて、バックストレートでは時速80キロぐらい、すごく遅く走っていました。しかもデブリをばらまいていたので、このまま後ろについていたらタイヤが外れて当たると思いました」

    「なので、周囲をしっかり確認した上で、できるだけリスクを避ける判断として右側から追い越しました。速度も170キロ程度で、普段の半分くらいです。でも、それがルール違反だったということになります」

    「ルールはルールですが、正直、このペナルティは不当だと感じています。本当にどうすればよかったのか、今でも分からないです。すごくフラストレーションがたまる状況でした」

    予選の内容については「まだこのマシンに完全な信頼があるわけではなく、時間が必要だった」としたうえで、「P11という結果には満足していませんが、バランス自体は悪くなかったですし、チームのサポートも素晴らしかったです」と語った。角田裕毅は不利な状況にもかかわらず、強い気持ちでレースに臨もうとしている。

  • F1カナダGP 予選 ピレリ総括:C5派とC6派が交錯したタイヤ戦略の攻防

    F1カナダGP 予選 ピレリ総括:C5派とC6派が交錯したタイヤ戦略の攻防

    ジョージ・ラッセルがF1カナダGPのポールポジションを獲得。昨年に続いて2年連続でモントリオール予選の最速ドライバーとなり、2024年と同様にフロントローにはマックス・フェルスタッペンが並ぶことになった。

    昨年は両者が1分12秒000の同タイムを記録し、ラッセルが先にタイムを出したことでポールを獲得したが、今年は明確な差がついた。ラッセルが記録した1分10秒899に対し、フェルスタッペンは1分11秒059と0.160秒届かなかった。

    今回のポールはラッセルにとってキャリア6回目で、今季初。メルセデスにとっては通算142回目、カナダGPでは6度目のポールポジションとなる。

    2列目にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが1分11秒120で3番手、4番手にはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ(1分11秒391)がつけた。

    ポールポジション賞のプレゼンターを務めたのは、カナダの競泳スター、サマー・マッキントッシュ。2024年のパリ五輪で200mバタフライ、200m・400m個人メドレーで金メダル、400m自由形で銀メダルを獲得した。わずか数日前の6月8日から12日にかけて行われたカナダ代表選考会では、400m自由形、200m・400m個人メドレーで3つの世界記録を打ち立てている。

    土曜のトラック上の展開

    フリー走行3回目では、ほとんどのドライバーがソフトタイヤ(C6)を使用。フェルスタッペン、アントネッリ、ラッセル、ストロール、アロンソ、コラピント、ガスリー、ローソン、ハジャー、アルボン、サインツ、ヒュルケンベルグ、ボルトレトらがC6のみに集中して走行した。一方で、メルセデス、アストンマーティン、レーシングブルズの各チームは、ハードタイヤを1セット以上スクラブインしていた。

    予選では珍しくミディアムタイヤ(C5)が多用され、フェルスタッペン、アントネッリ、ラッセル、ストロール、アロンソ、コラピント、ガスリー、アルボンの8名がC5を用いてタイムアタックを実施。通常よりもソフトコンパウンドの使用頻度が下がる展開となった。

    カナダGP F1 2025年のF1世界選手権 カナダグランプリ

    マリオ・イゾラ(ピレリ・モータースポーツディレクター)のコメント

    「非常にスリリングな予選だった。現在のF1ではこれが”通常運転”になりつつある。Q3残り27秒の間に、4度もポールシッターが入れ替わったのだからね。

    ドライコンディションのセッションで、ミディアムタイヤでポールが決まるのは極めて珍しい。最後にそれが起きたのは2020年のポルトガルGPで、あのときはルイス・ハミルトンだった。今日は4人のドライバーがC5でQ3ベストを記録しているが、それも週末の流れを考えれば当然だろう。今朝の走行で多くのドライバーがソフト(C6)ばかり使っていたのは、それを最大限に引き出すためか、あるいは新品のミディアム(C5)を予選に温存するためだったはずだ。

    イモラで初登場した今年のコンパウンドレンジを見ていても、C6とC5の性能差は小さい。せいぜいコンマ1秒~コンマ15秒程度だし、C6はピーク性能を発揮するウインドウがかなり狭い。そのため、モントリオールのような縁石や壁が多く難しいトラックでは、信頼感のあるC5を選ぶドライバーが多くなる。実際、Q3では多くのベストラップに“イエローマーク(=C5)”が並んでいた。

    2025年のコンパウンド拡張は、タイヤ使用戦略の多様化という副次的な効果も生んでおり、それは明日の決勝にも反映されるだろう。

    戦略面では、やはり2ストップがもっとも現実的だ。ミディアムとハードの組み合わせが主流になるだろう。1ストップも理論的には可能だが、成功する見込みは低く、特にこのサーキットではオーバーテイクも可能なため、1ストップ戦略はあまり魅力的ではない。C6はスタート用には有効な選択肢になり得る。たとえば、新品のハードを2セット温存しているドライバーが、短い第1スティントを狙っている場合や、序盤のセーフティカーを期待しているようなケースだね。」

  • リアム・ローソン F1カナダGP予選「最終アタックでタイヤ温度入らず」

    リアム・ローソン F1カナダGP予選「最終アタックでタイヤ温度入らず」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1カナダGP予選でQ1敗退を喫し、予選19番手に沈んだ。タイヤのウォームアップに苦しんだことが原因だと説明している。

    「この週末ずっと、最初のラップでタイヤをうまく機能させるのに苦労している」とローソン。

    「Q1の最初のランではタイヤの温度を適正に持っていくためにビルドアップラップ(準備周)を行ったけど、最後のランではそれをやらなかった。その結果、ラップ全体で十分なグリップを得られなかった」

    「マシンは週末を通して速かっただけに、本当に悔しい。でもこのトラックは走っていて楽しいし、明日も全力で挑むつもりだ。諦めずにプッシュし続けるよ」

    チームのギヨーム・カッテラーニ副テクニカルディレクターも「FP3ではライアムはバランスに自信を持っていたが、Q1の赤旗後のセカンドランでグリップが得られず、タイムを改善できなかった」と状況を補足した。

    リアム・ローソン カナダGP F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「人生で最もスリリングなラップのひとつ」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「人生で最もスリリングなラップのひとつ」

    ジョージ・ラッセルは、F1カナダGPの予選でポールポジションを獲得したあと、「人生で最もスリリングなラップのひとつだった」と語り、その興奮を隠さなかった。予選Q3の終盤では、マックス・フェルスタッペンと並んでスタートするラッセルが、レースでは攻めの姿勢を見せることを示唆した。

    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの予選Q3終盤は劇的な展開となり、マクラーレンのオスカー・ピアストリが最後のアタックでトップに立つも、その後フェルスタッペンがさらに速いタイムを記録。

    しかし、最終的にポールポジションを手にしたのはラッセルだった。彼は1分10秒899を叩き出し、フェルスタッペンに0.160秒差をつけて首位を奪取した。

    この結果により、2024年に続いて2年連続でモントリオールでのポールポジションを獲得したことになり、メルセデスのラッセルはマシンを降りた後、喜びを隠さずそのセッションを振り返った。

    「今日この素晴らしい観衆の前で走れたことが最高だった」とラッセルは笑顔で語った。「正直言って、最後のラップは人生で最もスリリングなラップのひとつだったと思う。ステアリングホイールにはデルタが表示されるんだけど、コーナーを通過するたびに0.1秒ずつ速くなっていくのが見えていたんだ」

    「最後のコーナーに入る時点で0.6秒アップしていて、『これはとんでもないラップになる』って思ってた。そしてフィニッシュラインを通過してP1だと分かった時は、本当に驚いたけど、すごくうれしかったよ」

    ジョージ・ラッセル カナダGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    2024年と同様に、ラッセルはフロントロウでフェルスタッペンと並ぶことになる。2人は直近のスペインGPで接触し、フェルスタッペンに10秒のタイムペナルティが科されていたという因縁もある。

    予選後、ワールドチャンピオンのフェルスタッペンと隣り合わせでスタートすることについて聞かれると、ラッセルは「僕らは仲間だから、大丈夫だよ」と答えた。

    さらに、日曜のレースへのアプローチと、勝利を狙うかどうかを問われると、ラッセルは冗談めかして、現在フェルスタッペンが出場停止にリーチするペナルティポイント残り1点であることを引き合いに出した。

    「僕のライセンスにはまだ使えるポイントが残ってるからね。どうなるか見てみよう」とラッセルは笑いながら語った。

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