カテゴリー: F1カナダGP

  • F1カナダGP 予選Q1:角田裕毅14位通過 ハジャー妨害の疑いで調査対象に

    F1カナダGP 予選Q1:角田裕毅14位通過 ハジャー妨害の疑いで調査対象に

    2025年F1カナダGP予選のQ1では、予想外の波乱が続出。カルロス・サインツがまさかのQ1敗退を喫し、ピエール・ガスリーは最下位に沈んだ。ハジャーの走行妨害に関してはスチュワードによる調査が入る見通しだ。

    Q1中盤、路面温度がわずかに下がる一方でラバーの蓄積により路面コンディションが急速に改善。終盤のアタックラップが極めて重要なセッションとなった。

    サインツは赤旗明けの残り5分半でタイム更新を狙ったが、アイザック・ハジャーのスロー走行に引っかかりタイムをロス。再度のアタックではターン出口でワイドに膨らみ、最終的に17番手で敗退した。なお、このハジャーの走行はスチュワードによって「noted(注視対象)」とされており、予選後に調査される可能性がある。

    また、ガスリーもアタック序盤でセクター1を最速タイムで通過するも、その後のセクターで失速。チームメイトのフランコ・コラピントに大差をつけられて最下位となった。チーム内での立場が注目されていたコラピントにとっては、非常に重要なセッションとなった。

    このセッション中にはアレックス・アルボンのウイリアムズからエンジンカバーが脱落し、赤旗が提示される一幕もあった。アルボンのマシンは修復され再出走し、最終的にQ2進出を果たしている。

    Q1の脱落者は以下の通り:

    ■ 16位 ガブリエル・ボルトレト(マクラーレン)
    ■ 17位 カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    ■ 18位 ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ■ 19位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ 20位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

    次セッションQ2には、角田裕毅を含む15台が進出。角田はFP3での赤旗無視による10グリッド降格ペナルティが決定しており、予選順位にかかわらず決勝は後方スタートとなる。

  • 角田裕毅 赤旗中の追い越しでF1カナダGP決勝10グリッド降格ペナルティ

    角田裕毅 赤旗中の追い越しでF1カナダGP決勝10グリッド降格ペナルティ

    2025年F1カナダGPの予選を前に、オラクル・レッドブル・レーシングの角田裕毅に対して重大なペナルティが下された。

    14日(土)のフリー走行3回目において、赤旗提示中に他車を追い越した行為が国際スポーティングコードに違反するとして、スチュワードは角田に対して「次戦での10グリッド降格」と「ペナルティポイント2点(12ヶ月間での累積2点)」を科した。

    問題のシーンは、現地時間12時52分ごろに発生。81号車のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が14コーナー出口でクラッシュし、右リアを破損して減速走行をしていた最中、赤旗が提示された。

    角田裕毅はその時点で6コーナーにおり、赤旗に反応して減速。しかし12コーナーを通過した後、バックストレートで損傷したピアストリのマシンに追いついた。

    スチュワードによれば、角田はピアストリ車からの破片が飛来することを恐れて追い越しを決断したと主張。実際、ピアストリ車はコース左側を時速86kmで走行しており、角田は時速171kmで追い越していたことがテレメトリーデータで確認されている。

    この件についてFIAは以下のように理由を述べた。

    「スチュワードは22号車(角田裕毅)のドライバーとチーム代表からの聴取を行い、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、映像、タイミング、テレメトリーおよびオンボード映像を精査した」

    「81号車(ピアストリ)は、14コーナー出口でバリアに接触し、右後輪を損傷してパンクおよびサスペンションにダメージを負った。22号車が6コーナーを通過していた際に赤旗が提示された。22号車はその時点でスピードを落としていた。その後12コーナーを抜け、22号車はバックストレートで81号車に接近。22号車のドライバーは、81号車が損傷した状態でコース左側を低速で走行しているのを確認したと述べ、『81号車からの破片が飛んでくるのではないかと心配し、追い越すことを決断した』と説明した」

    「テレメトリーデータによれば、22号車が追い越した時点で81号車は時速86kmで走行しており、22号車は時速171kmであった」

    「この件について詳細に検討した結果、スチュワードは、81号車が明らかに問題を抱えていたとはいえ、安全な距離で後方を走行することを妨げるような速度ではなかったと判断した。状況的に、22号車のドライバーが81号車を追い越すことに正当な理由はなかった」

    「競技者には、FIA国際スポーティングコード第15条およびFIA司法・懲戒規則第4章に従って、スチュワードの特定の決定について上訴する権利があることを改めて通知する。上訴は、規定された期間内に行わなければならない」

    「スチュワードの決定はFIAから独立して下されており、関連する規則、ガイドラインおよび提示された証拠のみに基づいて行われる」

  • 2025年F1 カナダGP フリー走行3回目:ハイライト動画

    2025年F1 カナダGP フリー走行3回目:ハイライト動画

    2025年F1 カナダGP フリー走行3回目のハイライト動画。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリのフリープラクティス3が行われた。

    カナダGPの最終プラクティス(FP3)で、マクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録し、セッション終盤にクラッシュしたチームメイトのオスカー・ピアストリが赤旗の原因となった。

    ノリスは残り10分余りのタイミングでソフトタイヤを履いて1分11秒799を記録。このタイムは、フェラーリのシャルル・ルクレールに対して0.078秒の差をつけるもので、首位を確保した。

    メルセデスのジョージ・ラッセルはノリスから0.150秒差の3番手に続き、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブルF1)がトップ5を締めくくった。

    一方のピアストリは、セッション開始から20分ほど経過した段階で「ウォール・オブ・チャンピオンズ」にヒット。右リアのリムが破損するほどの衝撃を受けたが、マシンを自力でピットに戻した。このインシデントによりセッションは赤旗中断となった。最終的にピアストリは8番手にとどまった。

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  • F1カナダGP FP3:ノリス最速 最下位の角田裕毅は赤旗違反の調査対象に

    F1カナダGP FP3:ノリス最速 最下位の角田裕毅は赤旗違反の調査対象に

    2025年F1カナダGPのフリー走行3回目が行われ、マクラーレンF1のランド・ノリスが最速タイムを記録。フェラーリのシャルル・ルクレールとメルセデスのジョージ・ラッセルがそれに続いた。一方、ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリはウォール・オブ・チャンピオンズに接触し、セッション終盤までの走行を断念した。

    晴天と気温の上昇に恵まれたモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、予選に向けた最終調整の1時間が与えられた。

    ルクレールはFP1でのクラッシュにより約45分間を失い、さらにFP2もシャシー交換のために走行できなかったことから、このFP3で巻き返しを図る必要があった。また、手首の手術明けで地元レースに臨んでいるアストンマーティンのランス・ストロールも、FP2でのクラッシュによる走行不足を補おうとしていた。

    開始15分を過ぎたあたりで、ルクレールがミディアムタイヤで1分12秒843を記録してトップに立つ。アストンマーティン勢のフェルナンド・アロンソとストロールはソフトタイヤで数コンマ遅れのタイムを出していた。

    セッション中盤には、ピアストリとキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが相次いで最終シケインでトラブル。ピアストリは右リアタイヤにパンクを負い、ヒュルケンベルグはスピンしながらウォールに接触した。デブリ処理のために一時赤旗が出され、両者はその後の走行を断念せざるを得なかった。

    再開後はラッセルがソフトタイヤで1分11秒950を記録してトップに浮上。ミディアムタイヤのルイス・ハミルトンとノリスがこれに続き、ソフトを履いたマックス・フェルスタッペンはブレーキの「食いつき不足」を訴えながらも4番手につけた。

    終盤には全車がソフトタイヤでタイムアタックを行い、ノリスが1分11秒799という最速タイムをマーク。わずか0.1秒差でルクレール、さらに0.1秒差でラッセルが続き、FP2でトップだったラッセルは3番手に後退した。

    4番手にはハミルトンが入り、以下フェルスタッペン、アロンソ、キミ・アントネッリ(メルセデス)、ピアストリと続いた。ピアストリは終盤に走行を再開したが、ミスの影響で8番手にとどまった。9番手と10番手にはウィリアムズF1のカルロス・サインツとアレックス・アルボンが入った。

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーとリアム・ローソンは、アルピーヌのピエール・ガスリーを挟むかたちで11~13番手。ストロール、ハースのオリバー・ベアマンとエステバン・オコン、そしてクリーンなセッションを過ごしたフランコ・コラピントが続いた。

    ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトが18番手と19番手で、角田裕毅はほとんどの時間をガレージで過ごしたことから20番手。なお、角田裕毅とボルトレトは赤旗中の走行に関してセッション後に審議対象となっている。

    各チームはこの後パドックでデータを分析し、予選前の最終セットアップ調整に臨む。予選セッションは現地時間16時(日本時間5時)から行われる予定だ。

    カナダGP F1 2025年のF1世界選手権モントリオールでの最終プラクティスは多くのドライバーが限界に挑んだ忙しいセッションとなった

    2025年F1 カナダGP フリー走行3回目 順位・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分11秒799
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒877
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分11秒950
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分12秒050
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分12秒072
    6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分12秒247
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分12秒348
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分12秒519
    9.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分12秒519
    10.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分12秒573
    11.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分12秒651
    12.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分12秒684
    13.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分12秒791
    14.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分12秒794
    15.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分12秒825
    16.エステバン・オコン(ハース) – 1分12秒827
    17.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分13秒060
    18.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分13秒072
    19.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分13秒172
    20.角田裕毅(レッドブル) – 1分13秒573

    角田裕毅 カナダGP F1角田裕毅は赤旗違反で調査対象に

    ノリスがFP3最速でマクラーレン復調を印象付け 角田は赤旗違反で審議対象に
    F1カナダGPの土曜最終プラクティスでマクラーレンのランド・ノリスがトップタイムを記録し、金曜の苦戦を払拭。ポールポジション争いに向けて強い手応えを得た。一方、角田裕毅はブレーキトラブルにより走行時間が限られたうえ、赤旗中の違反行為がレースコントロールにより指摘され、調査対象となっている。

    セッション終盤、ノリスはソフトタイヤで1分11秒929をマークし、2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.078秒差をつけた。3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、トップ3は接戦模様だ。

    マクラーレン、ノリス仕様のアップグレードが奏功
    ノリスのマシンには、今週末から導入された改良型フロントサスペンションが引き続き搭載されており、ブレーキングの安定性を高めることでパフォーマンス向上に貢献している。金曜に「今季最悪の1日」と評したノリスだが、FP3では自信を取り戻し、ポール争いの有力候補として名乗りを上げた。

    一方、チームメイトのオスカー・ピアストリは従来型のサスペンション仕様で走行しており、「ウォール・オブ・チャンピオンズ」に接触するアクシデントで走行が一時中断。8番手と振るわず、予選に向けて課題を抱えている。

    角田にトラブル続出 赤旗違反で審議対象に
    レッドブルの角田裕毅は、セッション前半にブレーキトラブルが発生し、ほとんどの時間をガレージで過ごすこととなった。ようやくソフトタイヤでコースインしたが、十分なプッシュラップを走れず、最下位の20番手に終わった。

    さらに、赤旗中の規則違反行為があったとしてレースコントロールにより「車両22(角田)に関する赤旗違反行為」が記録されており、セッション間に審議が行われる可能性が高い。

    レッドブルは、今週末から角田のマシンを最新仕様にアップデート。イモラでのクラッシュ以降、モナコとスペインでは旧スペックを使用していたが、今回ようやくフェルスタッペンと同様の最新仕様が搭載され、0.1秒程度のパフォーマンス向上が期待されている。

    混戦のトップ争い フェラーリとメルセデスも好調
    セッション後半には、ソフトタイヤでの予選シミュレーションが行われ、ルクレールが9周使用済みのソフトで2番手に浮上。フェラーリの競争力も示された。ラッセルは序盤から安定した速さを見せ、1分12秒080で3番手。メルセデスは冷涼なモントリオールのコンディションにマシンが適応しており、こちらも予選での上位進出が期待される。

    なお、ハースのオリバー・ベアマンもウォールに軽く接触したが、「マシンに大きな問題はない」と無線で報告。現時点で10番手につけ、好調な週末を送っている。

  • 角田裕毅は最下位 … F1カナダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は最下位 … F1カナダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    2025年F1 カナダGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。6月14日(土)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリのフリープラクティス3が行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は最下位20番手だった。

    ■ ノリス、アップグレード仕様で完全復活
    改良型サスペンションを搭載したランド・ノリスが、FP3で1分11秒929を記録してトップに立った。金曜の不調から一転、マシンへの信頼を取り戻し、予選でのポール候補に浮上した。

    ■ ピアストリは接触で失速、旧仕様で苦戦
    チームメイトのピアストリは「ウォール・オブ・チャンピオンズ」に接触し、セッション中盤まで修復に追われた。旧サスペンション仕様のまま走行し8番手にとどまった。

    ■ 角田裕毅はブレーキトラブルと赤旗違反で最下位
    角田裕毅はブレーキ系の問題により走行が限られたうえ、赤旗中の規則違反が指摘されて審議対象となった。最新仕様のアップグレードを得たが、その効果を発揮する前にセッションを終える形に。

    ■ トップ3が僅差、Q3は大混戦の予感
    2番手ルクレール、3番手ラッセルまでが0.1秒以内の接戦。メルセデスとフェラーリも確実に一発の速さを持っており、予選ではコンマ1秒以下の差が勝敗を分けることになりそうだ。

    ■ レッドブル、角田に最新仕様投入も結果出ず
    レッドブルは角田裕毅にイモラ以来となる最新スペックのフロアと足回りを投入。理論上は0.1秒の性能向上が見込まれていたが、ブレーキトラブルによって有効なタイムを記録できなかった。

    2025年F1 カナダGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分11秒799   24
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分11秒877 0.078 29
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分11秒950 0.151 20
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分12秒050 0.251 26
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分12秒072 0.273 20
    6 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分12秒247 0.448 21
    7 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分12秒348 0.549 21
    8 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分12秒519 0.720 18
    9 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分12秒519 0.720 22
    10 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分12秒573 0.774 22
    11 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分12秒651 0.853 22
    12 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分12秒684 0.885 27
    13 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分12秒791 0.992 27
    14 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分12秒794 0.995 28
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分12秒825 1.026 27
    16 31 エステバン・オコン ハース 1分12秒827 1.028 22
    17 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分13秒060 1.261 27
    18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分13秒072 1.273 19
    19 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分13秒172 1.373 22
    20 22 角田裕毅 レッドブル 1分13秒573 1.774 14
  • 2025年F1 カナダGP 分析:金曜日のデータが示す残りの週末の行方

    2025年F1 カナダGP 分析:金曜日のデータが示す残りの週末の行方

    ジョージ・ラッセルが2025年F1カナダGPの金曜フリー走行2回目(FP2)で最速タイムをマークし、今季初めてFP2のトップに立った。冷え込んだモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットはメルセデスにとって理想的なコンディションとなり、ラッセルはミディアムタイヤでペースを刻んだ。

    一方、選手権をリードするマクラーレンは、今季で最も苦戦した金曜日となった可能性がある。

    わずかなタイム差で上位につけてはいるものの、アップグレードの効果は限定的だった。週末を通してトップ争いにとどまり続けられるか、シルバーアローの真価が試される。

    メルセデス、冷涼コンディションで本領発揮
    金曜のモントリオールは晴天ながら冷え込んだ気候となり、メルセデスにとっては追い風となった。ジョージ・ラッセルはFP2でミディアムタイヤながら最速タイムをマークし、今季初のFP2トップに立った。理想ラップデータによれば、ミニセクターを全てまとめればさらに大きなアドバンテージを築けていた可能性もある。

    カナダGP F1 理想ラップ

    「非常にポジティブな1日だった」と語ったラッセルだが、「すべてを出し切った結果だ」とも付け加え、楽観はしていない様子。「現実的にならないといけない」と語り、週末が進むにつれてマクラーレンに後れを取る可能性を示唆した。

    しかし昨年同地でポールを獲得したラッセルにとって、今回も再び前列争いに絡むチャンスは十分。実際のデータでもマクラーレンに対してストレートでやや優位に立ち、低速コーナーでは約0.2秒速かった。全体的なペースではマクラーレンに0.16秒遅れで3番手と評価されているが、近週で最も競争力のある仕上がりとなっている。

    カナダGP F1 レースシミュレーション

    マクラーレン、不調な一日も総合力で依然トップ
    FP2でラッセルにわずか0.028秒差の2番手につけたランド・ノリスは、「今年最悪の金曜」と表現しながらも、全体的な手応えは悪くないと語った。ノリスは新型サスペンションジオメトリーをテストしており、これはブレーキング時のフィーリング向上を狙ったものだったが、「感触はほとんど変わらない」と振り返った。

    それでもマクラーレンは依然として予選・決勝ともに強力なパッケージを維持しており、特に中速コーナーでは0.2秒のアドバンテージがあるとされている。ピアストリは従来の仕様のままで「限界付近では満足している」として変更を見送ったが、チームとしては安定した総合力を維持しており、依然“倒すべき存在”であることは変わらない。

    カナダGP F1 予選シミュレーション1

    レッドブル、スロースピードで強さを見せる
    マックス・フェルスタッペンはスペインGPでの苦戦を引きずることなく、FP1ではすぐに上位に顔を出した。ただしFP2ではバランスが崩れ、フィーリングを失ったことでタイムが伸び悩んだ。それでも本人は落ち着いており、大きな不安は感じていない様子だった。

    一方、チームメイトの角田裕毅は難しい一日を過ごしたが、「明日に向けて“何かしら”追加される予定がある」と前向きなコメント。チームのデータでは、レッドブルは低速コーナーで最速を記録し、1周ペースでポール争いに0.05秒差、決勝ペースでも0.06秒差と、今週末の勝利争いに加われるポジションにある。

    カナダGP F1 予選シミュレーション2

    フェラーリ、ルクレールのクラッシュで出遅れ
    フェラーリにとっては厳しい初日となった。シャルル・ルクレールがFP1でクラッシュを喫し、シャシーの損傷が深刻だったためFP2は走行できず。チームメイトのルイス・ハミルトンもFP2で5番手ながら「特別いい日ではなかった」「このままだとQ3進出は難しいかもしれない」と振り返った。

    データでは予選ペースは4番手、トップから0.29秒遅れと評価されており、決勝ペースも同じく0.29秒差であることから、上位3チームとの差は明確だ。

    それでもルクレールは「クラッシュ前の感触は良好だった」と自信を崩しておらず、FP3でどこまで挽回できるかが注目される。マクラーレン、メルセデス、レッドブルに割って入るには、精度の高い走りが求められる。

  • 角田裕毅 新型フロア投入は「いくつか条件が整う必要がある」とレッドブルF1

    角田裕毅 新型フロア投入は「いくつか条件が整う必要がある」とレッドブルF1

    角田裕毅はF1カナダGP予選に向けて、自身のRB21に「何かしら追加される」予定であることを示唆し、パフォーマンス向上への期待を口にした。

    角田裕毅はジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた初日のプラクティスを15番手で終え、最速タイムを記録したジョージ・ラッセルからは約0.8秒遅れ、マックス・フェルスタッペンからは約0.3秒遅れだった。

    しかし、レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンが確認したところによると、角田裕毅はフェルスタッペンと同じフロアスペックやアップグレードをまだ受けておらず、週末中にそれを2台目のマシンに導入することを目指しているという。

    「今週末に導入できるように進めているが、いくつか条件が整う必要がある」とモナハンは一部メディアに語った。

    「もちろん可能であればやるつもりだし、彼に最高の装備を用意することは我々にとっても重要なことだ。今回は不運な事情があっただけだ」

    モントリオールの金曜日時点でフェルスタッペンと同じパッケージを使用していなかったものの、角田裕毅はクルマのフィーリングには一定の手応えを感じていた。ただし、アップグレードの投入を強く望んでいる。

    「マシンの感触はまあまあでした」と角田裕毅は語った。

    「明日に向けて何かしら追加される予定になっているので、それによって少しでもラップタイムが稼げればと思っています。いわばフリーのラップタイムですね」

    「それ以外では、セットアップに関しては良い進歩があったと思っています。ただ、最終的には十分ではありませんでした。なので、明日に向けてさらに改善していきたいです」

    角田裕毅 レッドブル F1 カナダGP

    角田裕毅はレッドブルの2台目のシートに順応するのに苦戦しているが、徐々に前進を見せており、自身もQ3進出が必須だと認識している。

    「絶対にQ3に進出しなければなりません」と角田裕毅は明言した。

    「それが目標です。明日どうなるか見てみましょう」

    「さっきも言ったように、明日には何かしら追加される予定です。それでマシンの挙動がどう変わるか、見ていきたいと思います」

  • FIA 角田裕毅についてメディアに語ったワーウィックをF1スチュワードから外す

    FIA 角田裕毅についてメディアに語ったワーウィックをF1スチュワードから外す

    FIA(国際自動車連盟)は、今週末のF1カナダGPにおけるドライバースチュワードの任務からデレク・ワーウィックを一時的に外す処分を発表した。処分理由は「最近の無許可メディア発言」によるものとされている。

    ワーウィックに代わって、元F1ドライバーのエンリケ・ベルノルディがスイス・ジュネーブにあるFIAのリモート審議拠点から審判業務を担当する。

    FIAの声明では、問題となった具体的な発言内容には触れられていないが、『The Race』によれば、スペインGP終了後にワーウィックがベッティング・プラットフォームを通じて発信した一連のコメントが対象となっているという。

    その中でワーウィックは、マックス・フェルスタッペンへのペナルティに対する私見、ルイス・ハミルトンのフェラーリ離脱を示唆する発言に加え、角田裕毅の近況についても厳しく言及した。

    角田裕毅については「最近のパフォーマンスは“災難”だ」とし、「レッドブルは2台目のクルマを速くする方法を見つける必要がある。明らかにフェルスタッペンと同じマシンを他のドライバーに渡しても、うまくいかない」「何人もドライバーを試したが、角田が速いことは我々も知っている。ただ、現時点ではうまくいっていない」と語っている。

    さらに、放出されたセルジオ・ペレスについて「我々が思っていた以上に良い仕事をしていた可能性がある」「ペレスを放出したのはミスだったのか?今となっては、そう見えてしまう」と述べた。

    また、角田裕毅に対するチームの不確実な態度がパフォーマンスに悪影響を与えている可能性を指摘し、「今こそチームは『角田裕毅は今季いっぱいこのシートにいる』とはっきり言うべきだ」と主張。「たとえ毎戦クラッシュしても、最下位でも構わない。彼を信じて支えると公言すれば、精神的に安定して走れるようになる」と強調した。

    FIAは「ワーウィックは自身の立場を考慮すれば不適切な発言だったことを認めており、謝罪している」と説明している。

    ワーウィックは直近ではF1マイアミGPでスチュワードを務めており、今回のカナダGPを経て、F1オーストリアGPで職務復帰する見込み。

    なお、今年初めにはジョニー・ハーバートもメディア活動との「適合性の欠如」を理由にFIAスチュワード職を退いたが、今回の件では発言内容自体が問題視されていると考えられている。

  • 2025年F1 カナダGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月13日(金)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリのフリープラクティスが行われた。

    カナダGP初日のフリー走行2回目では、メルセデスのジョージ・ラッセルが1分12秒123でトップタイムを記録し、今季の金曜セッションでは最も力強いパフォーマンスを見せた。

    ランド・ノリスがわずか0.028秒差で2番手につけ、メルセデスの新人アンドレア・キミ・アントネッリも3番手と、上位3台が僅差で並ぶ結果となった。ウィリアムズやアストンマーティン、マクラーレン勢も上位争いに加わり、フェラーリのルイス・ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペンはやや苦戦する形で8番手と9番手にとどまった。初日から接戦となっている中、各ドライバーは異なるプログラムやタイヤ選択を通じて予選に向けた布石を打っている。

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「タイミングシートのトップに立てたのはうれしいことだけど、まだ金曜日だ。ただ、チームとしてはポジティブな一日になったと思う。今週末は気温が低くて路面が滑らかなので、自分たちのクルマに合っていると期待していたけれど、少なくとも今日はそのとおりになっている。FP2ではしっかりとしたラップをまとめることができたし、今あるパッケージを最大限に引き出せたと思う。それが少し自分たちを実際より良く見せているかもしれないけれど、週末を通して常連のトップチームと争える位置にいられるはずだ。予選でのタイヤ戦略がどうなるか楽しみだ。C6コンパウンドだと、ソフトとミディアムのラップタイムの差が、もっとハードなコンパウンドのときほど大きくない。今日は多くのチームがミディアムを1セットしか使っておらず、自分たちも同様だったので、明日に向けて選択肢を残している。」

    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    「難しい金曜日だった。このサーキット自体も簡単ではないが、走っていてとても楽しい。グリップが低くてバンプも多いから、まとめ上げるのが大変だ。今のところ悪くない位置にいると思うが、予選に向けてさらに改善するべき点がいくつかある。明日どういう結果が出せるか楽しみにしている。」

    3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日はチームにとって良い一日だった。シングルラップでもロングランでも競争力があって、クルマの感触も良かった。明日に向けてさらに良いポジションにいられるよう、今夜も全力で取り組んでいるが、すでにしっかりした土台ができていると思う。路面が滑らかで気温が低かったことが助けになっているのは確かだけれど、それに加えてクルマの仕上がりがここ数戦よりも良くなっていると感じている。このサーキットは自分にとって初めてで、本当に楽しかった。特にFP1ではオフラインが非常にダスティで難しいコンディションだったが、セッションが進むにつれて前進できている感覚があり、FP2の終わりにはかなり快適に走れていた。C6タイヤについても、自分の能力を上げることができたと思う。イモラとモナコではうまく使いこなせていなかったが、今日はその点に集中して取り組んで、しっかりと進歩できていると感じている。」

    4.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「とてもポジティブな一日だった。最初から好調に走り出すことができた。FP1では他のチームと少し違うプログラムを実施していたかもしれないので、あの順位は多少良く見えていたかもしれない。でもFP2でもいい感触が得られている。クルマのベースは強く、パッケージも良い状態にある。明日のQ3進出は十分に達成可能な目標だと思っている。ただ、まだ改善の余地があるのも事実で、それはむしろ良いことだと感じている。まだ探るべき幅があるということだし、速さがある分、大きく変更しすぎないようにする必要がある。そのバランスをうまく取っていきたい。」

    5.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日のクルマの感触はまずまずだったが、このサーキットはすべてを完璧にまとめ上げるのが簡単ではない。タイヤのウィンドウも非常に狭くなっている。週末を通して路面のグリップは上がっていくところなので、予選では適切なタイミングでクリーンなラップをまとめることが重要になってくる。」

    カナダGP F1 2025年のF1世界選手権

    6.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は興味深い金曜日だった。時折少し難しい場面もあったが、ポジティブに見える部分もあった。競争は非常に接近しているように見えるし、どのタイヤが予選に最も適しているのか、まだ検討する必要がある。今夜は分析を進めて、どこでさらにパフォーマンスを引き出せるかを確認していく。」

    7.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は良い感触だった。現実的に見て、FP1の順位はタイミングシートの見た目ほどではなかったかもしれないが、FP2でもトップ10に入っていたので、だいたい想定どおりの位置にいると思っている。明日に向けてやるべきことはまだあるが、チームとしては良い状態にある。今後はタイヤ戦略に注力しながら、このサーキットでの自信をさらに積み重ねていく。」

    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「クルマのフィーリングは良かったが、現時点では少しペースが足りておらず、ロングランではタイヤのグレイニングも見られた。明日に向けてクルマのパフォーマンスウィンドウを改善するために、今夜も作業を続けていく。」

    9.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「正直に言うと、今日は悪くなかった。FP1ではクルマにかなり満足していたけど、FP2ではいくつかの理由で少し難しくなった。バランスが少し悪くなっていて、クルマに対するフィーリングも落ちていたので、その点を調査する必要がある。ただ、全体としてはポジティブな一日だったと思っている。FP1のフィーリングを取り戻せれば、良い形で進められるはずだ。明日の予選に向けては、あと1回セッションが残っているので、その中でうまく仕上げていきたい。クルマを適切なウィンドウに入れていければ、どこまで上位に行けるか見えてくると思う。」

    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「個人的にはポジティブで楽しい一日だった。クールなサーキットで、ずっと来たかった場所なので、本当に楽しめた。接戦になっているので、限界までプッシュし続けて、ほんのわずかな速さでも見つけていかないといけない。ここはサーキットが小さいので、トラフィックが厳しいが、それはみんなが対応すべきことだ。最近のクルマの調子は良いので、バランスを追い込み続けていけば、明日のQ3進出も十分に期待できると思う。」

  • 2025年F1 カナダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 カナダGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。6月13日(金)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第10戦 カナダグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップ10圏外には、レーシングブルズ勢のアイザック・ハジャーとリアム・ローソン、アルピーヌのピエール・ガスリー、そしてザウバーの2台が続いた。角田裕毅は15番手で初日を終え、手応えと課題の両面を抱えながら、明日のQ3進出を目標に掲げている。

    一方、ハース勢とアルピーヌのフランコ・コラピントは後方に沈み、ランス・ストロールとシャルル・ルクレールはクラッシュやマシントラブルで十分な走行ができなかった。予選が行われる土曜日はさらに混戦となることが予想され、トラフィックとタイヤ選択が勝負を分ける重要な要素となりそうだ。

    11.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「モントリオールで走るのは今回が初めてだけど、今朝の走行からすぐに競争力がある状態だったのはうれしい。午後のFP2はトラフィックの影響でかなり散らかったセッションになってしまったけれど、明日に向けては自信を持っている。Q1は混雑すると思うけれど、Q2とQ3に進めばもう少し落ち着いてくるだろうし、それが現実的な目標だと思っている。このサーキットはコンパクトでスピードも速いので、各マシンの差は非常に小さくなるはずだ。だからこそ、予選ではすべてを完璧にまとめ上げることがとても重要になるし、ミスをしないことが求められる。」

    12.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日のプラクティスセッションを終えて、我々の全体的な状況は悪くないと思っている。比較的満足しているし、さらに改善できる部分についても明確に把握できている。自分たちがどこに足りていないか分かっているので、そこに集中して取り組むつもりだ。今回も多くのマシンが接近しているから、ほんのわずかな要素がポジション差に影響することになる。少しの魔法が必要になるかもしれない。C6コンパウンドについても、最大限に活かす方法をさらに学ばないといけない。まずはクルマを最良の状態に持っていくことが最優先で、そのために今夜もしっかり準備していく。」

    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はとてもポジティブなスタートが切れた。モントリオールを走るのは初めてだったから、まずはこのコースの特性を理解することに集中していて、セッション全体としては非常に良かったと思う。特にクルマの理解が深まったこと、そして明日に向けていいウィンドウに入れられたことに満足している。今夜は、いくつかの明確な課題を掘り下げていくつもりだ。予選に向けてより良いポジションを目指していくために、分析すべき材料は十分にある。今回も非常に僅差の争いになりそうで、トラフィックの影響も大きな要因になると思う。予選ではクリーンなラップを確保できた者がアドバンテージを得られるだろう。すべてのドライバーにとって予選がスムーズに進むことを願っている。」

    14.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「全体的に見れば、今日は堅実な金曜日だったと思う。相変わらずこのサーキットはタイトでテクニカルだし、ラップが短いので常に集中していなければならない。バルセロナとは全く異なるチャレンジで、ダウンフォースはかなり少なく、低速コーナーへの対応が重要になる。FP1とFP2の間でいくつかセッティング変更を行って、その結果については良い手応えがあった。ソフトタイヤの持ちが予想以上に良かったのは少し驚きだったけど、これは今週末の戦略にも影響を与えるかもしれない。今夜はすべてのデータを確認して、明日に向けてどこを改善できるかを見ていく。」

    15.角田裕毅(レッドブル)
    「今日はクルマのフィーリングは悪くなかったです。明日に向けていくつか調整を進めていて、それによってラップタイムを少し稼げそうな感触がありました。セットアップやバランスの面でも良い方向に進めているとは思いますが、最終的にはまだ足りていない部分もあると感じています。明日はQ3進出が目標ですし、結果を最大限に引き出せるようにしていきたいと思います。」

    角田裕毅 カナダGP F1 2025年のF1世界選手権

    16.オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日は厳しい一日だったが、午後のセッションは午前よりも明らかに良かった。午後に向けていくつか変更を加えて、それが正しい方向への一歩となり、中団との差を少し詰めることができた。ただ、明日に向けてやるべき作業はまだ残っている。このマシンは縁石の乗り越えが難しい特性があって、今週末もその傾向が続いている。今はパフォーマンス面でやや劣っている状況なので、今夜さらに改善に取り組んでいく。金曜日より土曜日の方が良い走りができることも多いから、明日に期待している。」

    17.エステバン・オコン(ハース)
    「昨年はこのサーキットでずっと雨だったから、今日はドライコンディションでまとまった周回ができたのは良かった。予選で良い結果を出すためにも、今日の走行でしっかり理解を深めることが重要だった。今は方向性が見えているし、非常に接戦になっているので、予選ではすべてを完璧に実行する必要がある。そこに集中して取り組んでいるし、そうすれば競争の中でしっかり戦えるはずだ。」

    18.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は決して簡単なプラクティスデーではなかった。特に低速コーナーでかなり苦戦していて、クルマが自分の操作にしっかり反応してくれず、バランスにも問題を感じていた。限界まで攻めようとしても、クルマがそこにとどまってくれないというか、自信を持って走ることができていない。ただ、金曜日はこうした課題を学ぶための日なので、フィーリングを改善するためにどんな変更が必要かを理解することが大事だと思っている。ハイ燃料でのロングランではかなり良いフィーリングが得られたので、なぜそう感じたのかを分析して、それを予選用の低燃料セッティングにも反映させたい。明日すべてをまとめ上げれば、十分に良い結果が出せる可能性はある。スペインでも一晩で状況を大きく変えられたので、今回も改善の余地は確実にあると信じている。」

    19.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「母国カナダに戻ってこられたのはうれしいし、またマシンに戻れてよかったと思っている。今回はセットアップにいくつか変更を加えて臨んでいたが、FP2では少しアンダーステアが出てしまって壁に触れてしまった。そのせいで、変更した内容について十分に評価することができなかったのは残念だ。だから現時点では、このサーキットでのマシンの感触を正確に把握できているとは言えない。ただ、明日に向けてもう一度仕切り直して、また全力で臨んでいきたい。」

    20.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「FP1ではちょっとしたロックアップが大きな結果を招いてしまった。チームには本当に申し訳なく思っている。あのクラッシュのせいで、FP1の残り時間も、FP2も走ることができなかった。ただ、それ以外ではクルマの中でかなり快適に感じていたので、今日起きたことが週末全体に悪影響を与えるとは思っていない。」