カテゴリー: F1カナダGP

  • F1カナダGP、DRSゾーンを2箇所に設置

    F1カナダGP、DRSゾーンを2箇所に設置

    FIAは、今後レース状況によってDRSを2度使用できるようにすることを発表。来月のF1カナダGPから導入される。

    FIAのチャリー・ホワイティングは、F1カナダGPでメインストレートとバックストレートの2箇所でDRSを使えることを明らかにした。

    ドライバーはバックストレートでDRSを起動し、ターン11とターン12で接近したあと、ターン1に向けて再びDRSを起動させることができることになる。

    F1カナダGPに続き、バレンシアで開催されるF1ヨーロッパGPでもDRSゾーンを2箇所に設置。ターン10とターン12の間、ターン14とターン17の間にDRSゾーンが設置される。

    「DRSゾーンは最終ストレートとピットストレートになる」とチャーリー・ホワイティングは、F1カナダGPのDRSゾーンについて説明。

    「検知ゾーンは1つになる。最初の検知ゾーンはターン10のあとで、彼らはメインストレートでさらに起動させることができる」

    今シーズンこれまでFIAは、DRSゾーンを1箇所にだけ設置していたが、トルコGP前に技術的に複数のセクターに割り当てられるようになったと説明。

    しかし、F1トルコGPでは、新しいソフトウエアを使うにはあまりに不慣れだったため見送ったという。

    「トルコで初めてソフトウエアが利用できるようになった」

    「(そこで使うには)あまりに新しかったし、バグがないことを確認したかった」

    「ストレートが連続していなければならないので、適切な場所はなかった。ドライバーのポジションに多くの変化が見込まれるので、さらに複雑になっている。なので、最初の現実的な機会はモントリオールだと感じた。バレンシアでは、ターン10とターン12の間、ターン14とターン17の間に設置される」

    F1トルコGPでは、オーバーテイクがあまりに簡単だったとの批判もあったが、チャーリー・ホワイティングはDRSゾーンは正しかったと主張。オーバーテイクできたのは、後続マシンがリアウイングを開く前に十分なスピードアドバンテージがあったからだと述べた。

    「トルコは適切な長さだったと思う」とチャリー・ホワイティングはコメント。

    「ニコ(ロズベルグ)は、序盤の周回で2度オーバーテイクされた。簡単そうに見えたと思うが、実際リプレイを見てみると、大きなスピードアドバンテージがあったことを確認することができる」

    「間違っていたとは思わないし、正しいかったと思う。実際、ドライバーがターン12でオーバーテイクできないことが何度もあった。だが、スピードデルタを調べれば、なぜそこでオーバーテイクが簡単にできたか説明できる」

    またチャーリー・ホワイティングは、F1モナコGPの予選とレースでDRSを使うという計画に変更はないことを明らかにした。

    チャーリー・ホワイティングによると、トルコで議論した際に大多数のドライバーがモナコでDRSを使用することは危険だと考えたが、満場一致での使用禁止には至らなかったと語る。

    「何度かそれについてドライバーと話をした。彼らの大多数がモナコでは使いたがらなかったのは確かだ」

    「だが、それが安全ではないという理論を支える証拠はない」

    「もちろん事故が起こるのを待っているわけではない。単純にそれが危険だという理論を支える証拠がないのだ」

    「DRSはオーバーテイクを助けるために導入されているので、最もオーバーテイクが必要な場所で許されないのは少々おかしなことだ。我々が見る限り、モナコでそれを使わない理由はない」

  • F1カナダGPのプロモーター、路面の改修に満足

    F1カナダGPのプロモーター、路面の改修に満足

    F1カナダGPのプロモーターは、今年のレースでの路面の状態に満足していると語る。

    1年ぶりにF1カレンダーに復活したF1カナダGP。2007年と2008年のレースでは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのぼろぼろの路面が批判を浴びていた。

    しかし、今年のレース復帰に備え、問題のあったセクションは他のF1トラックでも採用されているシェル・ビチューメン社(Shell Bitumen)によって路面が再舗装され、グランプリ週末中にアスファルトが剥がれることはなかった。

    「問題の一部は(溝つきの)タイヤにあると話してきた」と新しいレースプロモーターであるフランソワ・デュモンティエは Montreal Gazette にコメント。

    「あるエンジニアは、どのコーナーでも(溝つきタイヤの)トレッドがアスファルトを痛めると説明してくれた。昨年路面を新しくしたが、今回の改善は、再舗装とスリックタイヤの組み合わせによるものだと考えている」

    「最初のプラクティスセッション後、担当者に修復部分を見に行かせた。安心したよ」

    しかし、レース週末を通してドライバーは路面のグリップの低さに不満を述べており、ブリヂストンタイヤはいつになくグレイニングとデフラデーションが生じていた。

    フランソワ・デュモンティエは「ドライバーはあらゆるトラックに適応しなければならない」と応じた。

    「例えばテストで使用されるバルセロナでは、彼らはどこにタイヤを使えばいいか正確に知っている。我々のサーキットがレースに使用されるのは1年に2回だけだ」

  • F1カナダGP 決勝 (ドライバーコメント)

    F1カナダGP 決勝 (ドライバーコメント)

    FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2010

    1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
    「信じられないくらいチャレンジングな午後だった。特に最後の20周は、タイヤを労わりながら、ジェンソンやフェルナンド(アロンソ)を抑えようとしていたからね。簡単ではなかったよ!このトラックは独特だ。本当にタイヤを労わらなければならないし、それらがどれくらい長くもつかはわからないので確信することができないんだ。フェルナンドからはかなりプレッシャーを受けていた。本当に良いバトルができたね。彼は激しくプレッシャーをかけていたけど、小さなギャップを築いて、それを維持することができた。ラインを通過したときは素晴らしい感覚だった。ペースに関しては、まだレッドブルのクルマの方が僕たちよりわずかに速いと思う。でも、全体的なパッケージは僕たちの方が強いと思う。だから、これからは最近の僕たちが成し遂げた進化を積み上げていく必要があるし、そうしていくつもりだ。ギャップを広げることに本気で取り組んで、全力で努力するよ。僕たちには今勢いがあるので、2週間後のバレンシアでも連勝を続けられることを期待している。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チーム内のフィーリングと雰囲気は、これまで以上に良くなっている。これまでのチームメートの中で、ジェンソンがもたらす貢献は最高なものだ。今日も彼は4番手から2位になるために素晴らしい仕事をした。彼は彼の仕事をしているし、僕は僕の仕事をしている。チームはこれまでよりもハッピーだ。本当に素晴らしい一日だったよ」

    2位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
    「ターン1は少しエキサイティングすぎた。フェリペ(マッサ)に当てられて、クルマにダメージがないか心配したんだけど、幸い僕が感じたのはパンクじゃなくて、単にリアタイヤのグレイニングだった。そのあと、プライムタイヤに交換してからは、クルマが本当にうまく機能しはじめた。でも、このあたりがとても難しい。プライムでもグレイニングが起こってしまうので、タイヤを本当に労わらなければならない。でも、慎重にタイヤをいたわることができたし、トラフィックの中でセバスチャン(ベッテル)を5秒引き離すことができた。そのあと、フェルナンド(アロンソ)に追いつくため、全開で走ることに集中した。それがうまくいって、僕たちが再びトラフィックに捕まったとき、彼に仕掛けて追い抜くことができた。そのあと、ルイスに追いつくために全力を尽くしたんだけど、フェルナンドを追いかけているときにタイヤを使いすぎていたので、ルイスとの差を2秒以下に縮めることはできなかった。
    「全体としては、僕たちにとって素晴らしいな週末になった。ルイスは予選で見事な仕事をいた。彼にはかなわなかった。でも、レースでは彼の後ろで2位になれて気分はいいね。次は順位が逆になることを願っているよ!」

    3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
    「表彰台に戻れて、特に再び度優勝争いができたことは素晴らしいことだ。今日は優勝できたかもしれないけど、いくつかの場面でトラフィックに非常に高い代償を何度も支払うことになったしまい、そうすることができなかった。レースではこういったことが誰にでも起きるものだし、今回は僕たちの番だった。目標を達成したいのなら、常に表彰台を獲得しなければならないし、この結果は戦略面とピットストップに関して素晴らしい仕事をしてくれたチームにとって最高のモチベーションになるね。タイヤを管理するは難しかった。序盤のソフトタイヤはすぐにデグラデーションに見舞われたけれど、ハードタイヤでもグレイニングという別の問題があった。幸い、僕たちのクルマはタイヤにそれなりに優しい。トルコでわかったように、僕たちはこのレベルのパフォーマンスをあまり期待していなかった。次のバレンシアでのグランプリに向けて僕たちは多くのアップデートを施す。どんなタイプのトラックでも競争力を発揮できることを期待している。バルセロナに続いて2つ目となるホームレースでは一度も表彰台を獲得したことがないので、2週間後にはそれを達成したいね」

    4位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
    「最初のピットストップには驚いたよ。リードしていたのに、4位で出て行ったんだからね。僕たちに起こったことは全て予想で来ていたと思う。他チームは予想通り新品タイヤに交換するために早めに入った。通常、彼らはトラフィックの中に出ていくことになるので、彼らのレースは終わるんだけど、そうはならなかった。僕たちがピットストップを終えたとき、彼らは僕たちの前にいたので、そこで何が起こったのか理解する必要がある。他の点では、僕はレースの半分くらいからギアボックスに問題を抱えていて、ストーダウンしなければならなかった。また周回遅れのクルマによって、2周でジェンソンに対して6秒失ってしまったので、表彰台を争うことができなかった。でも、最終的にこのよなポジションが獲れて良かったよ。週末に入ったときは僕たちは優勝候補ではなかったけど、実際にはとても良いペースがあったし、それによって何人かを驚かせた。レース中は、展開によって僕たちの本当のペースを示すことができなかったけど、励みになったよ。順位表のトップは接戦だし、物事がとても早く変化することはわかっている。パニックになる理由はない。僕たちには良いクルマがあるし、僕たちはバレンシアに目を向けている」

    5位 マーク・ウェバー (レッドブル)
    「今日のレースは、タイヤが大きな役割を果たしたし、結局のとろこ僕たちはベストを尽くしたよ。今朝のペナルティは複雑な気分だった(マークはギアボックス交換により5グリッド降格となった)。スタートでは最初の数周は良かったけど、最初のタイヤセットが駄目になって、望んでいたよりも早めにピットインする必要があった。セカンドスティントではリードしていたし、ルイスとのギャップをモニターしていた。彼はフィニッシュまで行けるペースだったので、スタートで少し引き離した。一貫したペースを維持しようとしたけど、結局タイヤにペースは望めなかったし、それらは立ち去ってしまった。どんなにゆっくり走っても、ここでタイヤを摩耗させないようにするの実質不可能だった。2回目のピットストップから5位で戻ったことはあまり驚きではなかった。前の人たちがルイスの後ろに連なっているのはわかっていたからね。そのあとは次のレースのためにクルマを労わることにした。タフなイベントになることは予想していたし、最終的には考えていたよりも接戦だった。今日はシャンパンを得たかったけど、そうはならなかったね。でも、僕たちは戻ってくるよ」

    6位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
    「今日の状況を考えると、6位が最良だったと思う。リザルトには満足している。昨日の予選ではタイヤが機能してくれなかったうえ、スタート直後に混乱に巻き込まれて順位を落としてしまった。だが、そこからプッシュして複数のオーバーテイクに成功したおかげで、ポジションを回復することができた。レースペースもかなり良かったと思う。タイヤ戦略は素晴らしかったが、タイヤマネージメントが難しかった。スムーズを心がけてグレーニングをコントロールできたものの、ミラーを見るたびにリアタイヤ表面が悪化して行くのが分かった。幸いなことに、プライムが最後までもってくれたので、6位でフィニッシュできた。ドライバーズランキングも6位に上がった」

    7位 ロバート・クビサ (ルノー)
    「今日の午後獲得した6ポイントは、今シーズン最もタフなポイントだった。昨日、僕たちはプライムタイヤで予選をすることを選択して、レース前半にアドバンテージを得られると期待していたけど、残念ながらうまくいかなかった。最初のスティントでリアに多くのデグラデーションが出てしまい、早めにピットインしなければならなかった。そのあと第2スティントでもリアタイヤが終わってしまった。でも、アクションの多いレースだったよね。最初のピットストップはミハエルと接戦だったし、2回目のピットストップ前はスーティルとバトルをしていた。僕はインラップで彼とレースをしていたし、僕たちは最終コーナーの手前でサイド・バイ・サイドになった。僕は右側にいたので、バックオフして、ピットへのラインを得るために彼の後ろに引いたけど、彼はとても早く、そして激しくブレーキングした。僕は事故を避けるために回りこんで彼を抜かなければならなかった。レース終盤、僕はオプションタイヤでショートスティントを実施して、ロズベルグとのギャップを縮めるためにプッシュしていた。たとえ彼を早めに捕えられていたとしても、ラップは尽きていた。タフなレースだったけど、僕たちはバレンシアに向けて楽観的になるべきだと思う。サーキットは僕たちのクルマに合っていると思うし、僕たちは基本的なペースを改善させるために多くの新しい開発を持ち込む予定だ」

    8位 セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)
    「あまり期待していなかったので、4ポイントを獲得できて超ハッピー。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。特にピットストップも良かったし、戦略もばっちりだった。シューマッハを抜くなどのバトルも楽しめた。でも、彼を抜くのは難しかった。彼の方が僕よりも古いタイヤだったけれど、同じタイヤだったし、彼は本物のファイターだからね。全体的にも厳しいレースだった。タイヤの性能の落ちが大きかった。だから、珍しく3ストップを計画したんだ。もうひとつの心配は、序盤から排気管が壊れていたことだった。レースを1周リードできたのは気持ちが良かった。僕のシーズンが本格的に始まったサインだいいね。これまでは運に恵まれなかったけれど、チームは本当に頑張ってくれているからね。今日は『普通の』レースだったので、すごくいい気分だ。8位だったし、レースをリードできたし、ミハエルを抜けたんだからね。すごい1日だよ!」

    9位 ヴィタントニオ・リウッツィ (フォース・インディア)
    「タフなレースだったし、全ラップでとてもハードにプッシュしていた。前週の開発と今週末にチームがした激務に相応しい結果だ。もっと多くのポイントを獲れていたかもしれないけど、さらにポイントを得られたのでOKだ。特に前回のレースではそれらはとても遠かったように思えたからね。残念ながら、1コーナーでフェリペ(マッサ)にドアを占められてレースの重要な部分を失ってしまた。レース事故だったし、ジェンソンが反対側にいて、どうすることもできなかった。僕はインサイドで自分のラインを保持していた。フロントウイングを失い、戦略を変更しなければならなkった。それでも最終的にポイントを獲得できた。チームは猛烈にプッシュしているし、もっと良い結果を出して僕たちが遂げた進歩を確かめたい。今日はトップ10の強さがあることを示せたし、もっと重要な僕たちが決してあきらめないということを示せた」

    10位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
    「トニオと同じく、かなり厳しいレースだった。スタートではクビサとレースをしていたし、再びトップ5に入れるかもしれないと思ったけど、そのあと僕たちは接触してしまい、僕はパンクしてしまった。残念なことに、それは1コーナーで起きてしまい、ピットに戻るまで1周分走らなければならなかった。多くのタイムを失ってしまったし、トップ10外に落ちてしまった。そのあとはポイント圏内に戻るため、ヒュルケンベルグとシューマッハを追い抜くために戦わなければならなかった。レース終盤、ミハエルがタイヤに問題を抱えているのがわかったので、ギャップを縮めるためにかなりプッシュしたし、最後のポイントを獲得するために最終コーナーで彼を追い抜くことができた。もちろん、今日はここでもっと多くのポイントを獲れたと思うので期待外れだった。でも、うまくドライブできたと思う。クルマは良かったし、レース全体で速さがあった」

    –位 小林可夢偉 (ザウバー)
    「起きてはならない事がおきてしまいました。18番グリッドからスタートして、1周目のバックストレートで9番手をニコ・ヒュルケンベルグと争っていました。僕たちの前を走っていたミハエル・シューマッハがシケインへのブレーキングでなにかトラブルがあったようで、3人ともブレーキングが遅れて行き場がなくなってしまいました。その結果、縁石にのってクルマが跳ねてしまい、クルマにひどいダメージを負って止めるしかありませんでした」

  • ブリヂストン:F1カナダGP レースレポート

    ブリヂストン:F1カナダGP レースレポート

    ブリヂストンが、F1カナダGPの決勝レースを振り返った。

    カナダGP決勝は、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが、スーパソフト−ミディアム−ミディアムのタイヤ戦略でスリリングかつ非常に見所の多いレースに優勝した。

    ハミルトンに続いてチームメイトのジェンソン・バトンがフィニッシュラインを越え、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが1−2フィニッシュを達成した。スクーデリア・フェラーリのフェルナンド・アロンソが3位を獲得した。

    安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
    「優勝したルイス・ハミルトン選手とボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。タイヤ戦略がレースをエキサイティングにした、素晴らしいレースを観ることができました。ブリヂストン・カナダ及びブリヂストンUSAは、このレースをプロモーションとマーケティングの最高の舞台として使っていました。彼らは幾つかの素晴らしいPR活動を行い、更には大勢の重要なゲストがサーキットを訪れて下さいました。ここモントリオールでチケットが完売したことは、北米でもF1が人気があることを示しています。F1がこの素晴らしい場所に戻ってくることができたこと、しかも、今日のようなエキサイティングなレースになったことを非常に嬉しく思います」

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
    「今日のレースは、タイヤ戦略と路面コンディションの変化が重要な要素でした。今日は、今週末で最も気温が高く、タイヤのパフォーマンスも昨日までと比べて向上しました。路面コンディションが良くなってきたのはラバーが乗り始めた10周目ぐらいからで、気温の高さにも助けられました。レース優勝者は44周をミディアムコンパウンドで走りました。これは、路面コンディションがいかに向上したかを示しています。しかし、ミディアムコンパウンドもスタート直後では性能の落ちが大きかったため、早い段階からのピットストップが目立ちました。ピットストップ戦略や使用コンパウンドの装着順も様々で、興味深かったです。今日は1ストップ戦略は不可能でしたので、2ストップ、3ストップ、もしくはそれ以上のバラエティーに富んだ戦略が見られました。路面コンディションとタイヤのパフォーマンスが変化したため、ピットウォールからの判断も非常に難しかったと思います」

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    F1カナダGP:優勝はルイス・ハミルトン!マクラーレンが1-2!

  • マクラーレン:2戦連続1-2フィニッシュ (F1カナダGP)

    マクラーレン:2戦連続1-2フィニッシュ (F1カナダGP)

    マクラーレンは、F1カナダGPでルイス・ハミルトンが優勝、ジェンソン・バトンも2位に入り、2戦連続となる1-2フィニッシュを達成した。

    オプションタイヤでのスタートとなったマクラーレン勢だが、結果的にその戦略は吉と出た。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは、1回目のピットストップでフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に先行を許すが、その後コース上でオーバーテイク。ジェンソン・バトンもアロンソをかわして2位に浮上。力強いパフォーマンスで前戦トルコGPから2戦連続となる1-2フィニッシュを飾った。

    今回の結果により、ドライバーズランキングでルイス・ハミルトンが首位に浮上。ジェンソン・バトンも2位につけており、コンストラクターズで大きくリードした。

    ルイス・ハミルトン (1位)
    「信じられないくらいチャレンジングな午後だった。特に最後の20周は、タイヤを労わりながら、ジェンソンやフェルナンド(アロンソ)を抑えようとしていたからね。簡単ではなかったよ!」

    「このトラックは独特だ。本当にタイヤを労わらなければならないし、それらがどれくらい長くもつかはわからないので確信することができないんだ。フェルナンドからはかなりプレッシャーを受けていた。本当に良いバトルができたね。彼は激しくプレッシャーをかけていたけど、小さなギャップを築いて、それを維持することができた。ラインを通過したときは素晴らしい感覚だった」

    「ペースに関しては、まだレッドブルのクルマの方が僕たちよりわずかに速いと思う。でも、全体的なパッケージは僕たちの方が強いと思う。だから、これからは最近の僕たちが成し遂げた進化を積み上げていく必要があるし、そうしていくつもりだ。ギャップを広げることに本気で取り組んで、全力で努力するよ。僕たちには今勢いがあるので、2週間後のバレンシアでも連勝を続けられることを期待している」

    「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チーム内のフィーリングと雰囲気は、これまで以上に良くなっている。これまでのチームメートの中で、ジェンソンがもたらす貢献は最高なものだ。今日も彼は4番手から2位になるために素晴らしい仕事をした。彼は彼の仕事をしているし、僕は僕の仕事をしている。チームはこれまでよりもハッピーだ。本当に素晴らしい一日だったよ」

    ジェンソン・バトン (2位)
    「ターン1は少しエキサイティングすぎた。フェリペ(マッサ)に当てられて、クルマにダメージがないか心配したんだけど、幸い僕が感じたのはパンクじゃなくて、単にリアタイヤのグレイニングだった。そのあと、プライムタイヤに交換してからは、クルマが本当にうまく機能しはじめた」

    「でも、このあたりがとても難しい。プライムでもグレイニングが起こってしまうので、タイヤを本当に労わらなければならない。でも、慎重にタイヤをいたわることができたし、トラフィックの中でセバスチャン(ベッテル)を5秒引き離すことができた。そのあと、フェルナンド(アロンソ)に追いつくため、全開で走ることに集中した。それがうまくいって、僕たちが再びトラフィックに捕まったとき、彼に仕掛けて追い抜くことができた」

    「そのあと、ルイスに追いつくために全力を尽くしたんだけど、フェルナンドを追いかけているときにタイヤを使いすぎていたので、ルイスとの差を2秒以下に縮めることはできなかった」

    「全体としては、僕たちにとって素晴らしいな週末になった。ルイスは予選で見事な仕事をいた。彼にはかなわなかった。でも、レースでは彼の後ろで2位になれて気分はいいね。次は順位が逆になることを願っているよ!」

    関連:
    F1カナダGP:優勝はルイス・ハミルトン!マクラーレンが1-2!

  • フェラーリ:アロンソが3位表彰台 (F1カナダGP)

    フェラーリ:アロンソが3位表彰台 (F1カナダGP)

    フェラーリは、F1カナダGPでフェルナンド・アロンソが3位、フェリペ・マッサが15位だった。

    フェルナンド・アロンソ (3位)
    「表彰台に戻れて、特に再び度優勝争いができたことは素晴らしいことだ。今日は優勝できたかもしれないけど、いくつかの場面でトラフィックに非常に高い代償を何度も支払うことになったしまい、そうすることができなかった。レースではこういったことが誰にでも起きるものだし、今回は僕たちの番だった。目標を達成したいのなら、常に表彰台を獲得しなければならないし、この結果は戦略面とピットストップに関して素晴らしい仕事をしてくれたチームにとって最高のモチベーションになるね」

    「タイヤを管理するは難しかった。序盤のソフトタイヤはすぐにデグラデーションに見舞われたけれど、ハードタイヤでもグレイニングという別の問題があった。幸い、僕たちのクルマはタイヤにそれなりに優しい。トルコでわかったように、僕たちはこのレベルのパフォーマンスをあまり期待していなかった。次のバレンシアでのグランプリに向けて僕たちは多くのアップデートを施す。どんなタイプのトラックでも競争力を発揮できることを期待している。バルセロナに続いて2つ目となるホームレースでは一度も表彰台を獲得したことがないので、2週間後にはそれを達成したいね」

    フェリペ・マッサ (15位)
    「いろんなことが起こった酷いレースだった。1コーナーでの事故によって優勝争いから脱落してしまった。スタートはとてもうまくいったけど、バトンとリウッツィに挟まれて接触してしまい、ご覧のとおりの結果になってしまった。残念だけど、こういうことは起きるものだ。クルマはとてもよかったし、いつものように予選よりもレースのほうがよかった。そのあとは常にトラフィックが多くて、少なくともポイント圏内に戻ろうとしたときに再び事故に巻き込まれた。そのときはミハエルとで、それによってポイント獲得のわずかなチャンスでさえも失ってしまった。バレンシアではF10にアップデートを施すのでうまくやれると思うし、トップ争いができることを期待している」

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    F1カナダGP:優勝はルイス・ハミルトン!マクラーレンが1-2!

  • レッドブル:タイヤ戦略が機能せず (F1カナダGP)

    レッドブル:タイヤ戦略が機能せず (F1カナダGP)

    レッドブルは、F1カナダGPでセバスチャン・ベッテルが4位、マーク・ウェバーが5位だった。

    プライムタイヤでスタートするという戦略をとったレッドブル勢だったが、結果的にその戦略は機能しなかった。

    セバスチャン・ベッテルは、第2スティントをオプションで行くという戦略をとったが、コース上でオーバーテイクすることはできず4位でフィニッシュ。

    ギアボックス交換により7番グリッドからのスタートとなったマーク・ウェバーは、オプションをできるだけ短く使うためにプライムでの第2スティントを引っ張ったが終盤に失速。5位でフィニッシュした。

    セバスチャン・ベッテル (4位)
    「最初のピットストップには驚いたよ。リードしていたのに、4位で出て行ったんだからね。僕たちに起こったことは全て予想で来ていたと思う。他チームは予想通り新品タイヤに交換するために早めに入った。通常、彼らはトラフィックの中に出ていくことになるので、彼らのレースは終わるんだけど、そうはならなかった。僕たちがピットストップを終えたとき、彼らは僕たちの前にいたので、そこで何が起こったのか理解する必要がある。他の点では、僕はレースの半分くらいからギアボックスに問題を抱えていて、ストーダウンしなければならなかった。また周回遅れのクルマによって、2周でジェンソンに対して6秒失ってしまったので、表彰台を争うことができなかった。でも、最終的にこのよなポジションが獲れて良かったよ。週末に入ったときは僕たちは優勝候補ではなかったけど、実際にはとても良いペースがあったし、それによって何人かを驚かせた。レース中は、展開によって僕たちの本当のペースを示すことができなかったけど、励みになったよ。順位表のトップは接戦だし、物事がとても早く変化することはわかっている。パニックになる理由はない。僕たちには良いクルマがあるし、僕たちはバレンシアに目を向けている」

    マーク・ウェバー (5位)
    「今日のレースは、タイヤが大きな役割を果たしたし、結局のとろこ僕たちはベストを尽くしたよ。今朝のペナルティは複雑な気分だった(マークはギアボックス交換により5グリッド降格となった)。スタートでは最初の数周は良かったけど、最初のタイヤセットが駄目になって、望んでいたよりも早めにピットインする必要があった。セカンドスティントではリードしていたし、ルイスとのギャップをモニターしていた。彼はフィニッシュまで行けるペースだったので、スタートで少し引き離した。一貫したペースを維持しようとしたけど、結局タイヤにペースは望めなかったし、それらは立ち去ってしまった。どんなにゆっくり走っても、ここでタイヤを摩耗させないようにするの実質不可能だった。2回目のピットストップから5位で戻ったことはあまり驚きではなかった。前の人たちがルイスの後ろに連なっているのはわかっていたからね。そのあとは次のレースのためにクルマを労わることにした。タフなイベントになることは予想していたし、最終的には考えていたよりも接戦だった。今日はシャンパンを得たかったけど、そうはならなかったね。でも、僕たちは戻ってくるよ」

    関連:
    F1カナダGP:優勝はルイス・ハミルトン!マクラーレンが1-2!

  • ザウバー:小林可夢偉はリタイア (F1カナダGP)

    ザウバー:小林可夢偉はリタイア (F1カナダGP)

    ザウバーは、F1カナダGPで小林可夢偉、ペドロ・デ・ラ・ロサともにリタイアだった。

    小林可夢偉 (リタイア)
    「起きてはならない事がおきてしまいました。18番グリッドからスタートして、1周目のバックストレートで9番手をニコ・ヒュルケンベルグと争っていました。僕たちの前を走っていたミハエル・シューマッハがシケインへのブレーキングでなにかトラブルがあったようで、3人ともブレーキングが遅れて行き場がなくなってしまいました。その結果、縁石にのってクルマが跳ねてしまい、クルマにひどいダメージを負って止めるしかありませんでした」

    ペドロ・デ・ラ・ロサ (リタイア)
    「手ブラで離れるのは確かにかなり期待外れだ。レースの1周目にストレートでヴィタリー・ペトロフが僕の前でスピンして、彼が芝生から戻ってきたときに僕のクルマにヒットした。フロントウイングが壊れて、新しいノーズに交換するためにピットインした。リアウイングもダメージを負っていたけど、それほど酷くはなかった。それあとクルマはかなり良かった。突然リアタイヤが終わってしまったので、ピットストップを早めた。そのピットスチップあと、すべては順調に思えたけど、31周目にストレートで突然トップスピードの低下を感じて、すぐに深刻な問題だとわかったよ」

    ジェームス・キー:テクニカルディレクター
    「この週末全体をみて厳しいものだったが、最後まで走れず残念だ。ペドロはスタート直後の1コーナーの混乱時にぶつけられて、右リヤタイヤとフロントウイングにダメージを負ってしまった。そのためすぐにピットインしなければならなかった。可夢偉は素晴らしいスタートをきめ、混乱をうまくつかって10番手までポジションを上げた。しかし最終コーナーでミスをしてレースが終わってしまった。クルマのダメージが大きくもう走行ができなかったが、ポイントを獲れるチャンスがあっただけに残念だ。早めにピットインした後のペドロのペースは非常によく、前のクルマに追いつた頃にタイヤのデグラデーションが始まったので2度目のピットインをした。最後まで走ってもらいたかったが、エンジンに問題がおきてしまった。その原因はいま調査中だ。ポイントなしの厳しいレースとなってしまったので、次のレースでは挽回したい」

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    F1カナダGP:優勝はルイス・ハミルトン!マクラーレンが1-2!

  • メルセデスGP:ニコ・ロズベルグが6位入賞 (F1カナダGP)

    メルセデスGP:ニコ・ロズベルグが6位入賞 (F1カナダGP)

    メルセデスGPは、F1カナダGPでニコ・ロズベルグが6位、ミハエル・シューマッハが11位だった。

    ニコ・ロズベルグ (6位)
    「今日の状況を考えると、6位が最良だったと思う。リザルトには満足している。昨日の予選ではタイヤが機能してくれなかったうえ、スタート直後に混乱に巻き込まれて順位を落としてしまった。だが、そこからプッシュして複数のオーバーテイクに成功したおかげで、ポジションを回復することができた」

    「レースペースもかなり良かったと思う。タイヤ戦略は素晴らしかったが、タイヤマネージメントが難しかった。スムーズを心がけてグレーニングをコントロールできたものの、ミラーを見るたびにリアタイヤ表面が悪化して行くのが分かった。幸いなことに、プライムが最後までもってくれたので、6位でフィニッシュできた。ドライバーズランキングも6位に上がった」

    ミハエル・シューマッハ (11位)
    「スタートはうまく行った。レース前に密かに期待していたとおり、順位を上げることができた。初回ストップも計画どおり。この時点では、かなり行けると踏んでいた。だが、クビカとバトル中に接触して右フロントがパンクしてしまった。あれで今回のレースが決まったと言ってもいい。その後はトラフィックに引っかかってしまい、ほとんど何も打つ手がなかった。というのも、今回は僕らの武器はそれほど鋭利ではなかった。終盤は、ポジションを守ろうと全力を尽くしたが、レースディスタンスの半分以上も同じタイヤで走っていたため、かなりの妥協を強いられた。トップスピードのあるマシンを相手にしたので、非常にタフな戦いだった。だが、それを除けば悪いレースではなかった。今後につながる収穫もあった」

    ロス・ブラウン
    「ひどいスタートになってしまったが、中団グリッドからスタートすると、多かれ少なかれああいうことになる。ニコは行く手を阻まれ、ミハエルはライバルにヒットされてフロントウィングが壊れてしまった。だが、タイヤ戦略は申し分なかった。ニコは、状況に応じて、速いペースの走行と、タイヤをいたわる走行を使い分けて見せた。その意味では、素晴らしいレースをしてくれた。序盤のミハエルには、力強さが感じられた。ポジションも悪くなかったと思う。クビカとの接触で右フロントがパンクし、余分なピットストップを強いられたことが残念だ。あれで当初予定していたタイヤ戦略が採れなくなった。結果論だが、あの時点でオプションに変更して、できるかぎり長く走らせようと考えたのは、ちょっと野心的に過ぎたかもしれない。終盤のミハエルはかなり苦しそうだった。今回もポイントこそ獲得できたが、期待を下回るものだった」

    ノルベルト・ハウグ
    「今日のレースは素晴らしかった。モントリオールの会場に詰めかけたファンも、TV観戦した世界各国のファンも、大いに楽しんでいただけたと思う。メルセデスGPについて言えば、今日は予選よりも明らかにいいペースで走行することができた。特に序盤は、ミハエルが3番手につける局面もあり、いい結果につながると期待していた。パンクさえなければ、相応のリザルトを得ていたに違いない。一方、ニコは6位という結果を出してくれた。レース中のラップタイムもトップ3に入るもので、昨日よりも相対的にスピードアップできていたことが分かった。とはいうものの、マシンをさらに向上させる必要がある。2戦連続の1-2フィニッシュを達成したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスには、祝福の言葉を贈りたい。1997年以来、メルセデス・ベンツは224戦に参戦し、今回の勝利で72勝を記録することができた。マクラーレンのほか、ブリックスワースとシュツットガルトのエンジン開発担当スタッフの労をねぎらいたい」

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    ルノー:ロバート・クビサが7位入賞 (F1カナダGP)

    ルノーは、F1カナダGPでロバート・クビサが7位、ヴィタリー・ペトロフが17位だった。

    ロバート・クビサ (7位)
    「今日の午後獲得した6ポイントは、今シーズン最もタフなポイントだった。昨日、僕たちはプライムタイヤで予選をすることを選択して、レース前半にアドバンテージを得られると期待していたけど、残念ながらうまくいかなかった。最初のスティントでリアに多くのデグラデーションが出てしまい、早めにピットインしなければならなかった。そのあと第2スティントでもリアタイヤが終わってしまった」

    「でも、アクションの多いレースだったよね。最初のピットストップはミハエルと接戦だったし、2回目のピットストップ前はスーティルとバトルをしていた。僕はインラップで彼とレースをしていたし、僕たちは最終コーナーの手前でサイド・バイ・サイドになった。僕は右側にいたので、バックオフして、ピットへのラインを得るために彼の後ろに引いたけど、彼はとても早く、そして激しくブレーキングした。僕は事故を避けるために回りこんで彼を抜かなければならなかった。レース終盤、僕はオプションタイヤでショートスティントを実施して、ロズベルグとのギャップを縮めるためにプッシュしていた。たとえ彼を早めに捕えられていたとしても、ラップは尽きていた。タフなレースだったけど、僕たちはバレンシアに向けて楽観的になるべきだと思う。サーキットは僕たちのクルマに合っていると思うし、僕たちは基本的なペースを改善させるために多くの新しい開発を持ち込む予定だ」

    ヴィタリー・ペトロフ (17位)
    「僕のレースはスタートでスピンしたときにほぼ終わっていた。右側でオーバーテイクしようとして、芝生に押し出されてしまい、クルマのコントロールを失って、フィールドの後方で戻った。フロントウイングにしかダメージを負わなかったのは幸運だったし、ピットストップで交換した。そのあとドライブスルーペナルティを科せられて、さらに後方に下がってしまった。レースはあまり覚えていないけど、レースをフィニッシュしてトラックについて多くを学べたので良い経験だったし、来年に役立つと思う」

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