カテゴリー: F1イギリスGP

  • レーシング・ポイントF1、ヒュルケンベルグへのチームオーダー説を否定

    レーシング・ポイントF1、ヒュルケンベルグへのチームオーダー説を否定

    レーシング・ポイントF1は、70周年記念GPでランス・ストロールの方を上位でフィニッシュさせるためにニコ・ヒュルケンベルグに故意にピットインを指示したとの疑惑を否定した。

    新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役として2戦目の出場を果たしたニコ・ヒュルケンベルグは、予選で3番グリッドを獲得。スタート直後にマックス・フェルスタッペンにポジションを奪われて表彰台への夢は早い段階で潰えたが、それでも5位フィニッシュの可能性はあった。

    しかし、5番手を走行していた44周目にニコ・ヒュルケンベルグは3回目のピットイン。SNS上では、この動きはオーナーの息子であるランス・ストロールを上位でフィニッシュさせるために故意に行われたと主張する声も多数挙がった。

    これを受けて、レーシング・ポイントF1は公式アカウントで反論。

    「不正解だ。アルボンは両方のドライバーを追い抜いており、結果は違わなかっただろう」

    「ヒュルケンベルグはレース終盤に大きなバイブレーションを報告してたため、3回目のピットインを指示した。それがなければチェッカーを受けられなかっただろう」

    前戦F1イギリスGPでマシントラブルによってスタートできなかったニコ・ヒュルケンベルグは、7位を快く受け入れた。もちろん、F1初表彰台を実現できなかったことには失望するだろうが、70周年記念GPの印象的なパフォーマンスは、来シーズンのF1復帰にむけた機会を提供した。

  • マックス・フェルスタッペン、F1 70周年記念GPのDriver Of The Day

    マックス・フェルスタッペン、F1 70周年記念GPのDriver Of The Day

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPのドライバー・オブ・ザ・デーに選出された。

    “ドライバー・オブ・ザ・デー”はグランプリで活躍したドライバーをファン投票で決定。F1 70周年記念GPではハードタイヤでスタートするタイヤ戦略を成功させて今シーズン初勝利を飾ったマックス・フェルスタッペンが選出された。

    1.マックス・フェルスタッペン – 31.8%
    2.ニコ・ヒュルケンベルグ – 18%
    3.シャルル・ルクレール – 11.9%
    4.ルイス・ハミルトン – 9.3%
    5.アレクサンダー・アルボン – 6.9%

    前日の予選でハードタイヤでのQ3進出を決めたフェルスタッペンは、トップ10からスタートするマシン中で唯一、ハードタイヤを履いた状態で決勝をスタートする。4番グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、前を行くメルセデスの2台にプレッシャーをかける。ミディアムタイヤで走るメルセデスの2台が先にピットインし、ハードタイヤで長く走ることができるフェルスタッペンはリードを奪う。26周を走りミディアムタイヤに履き替えたフェルスタッペンは、ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでトラックに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイクする。6周を走るとボッタスと同じタイミングで再度ピットインし、ハードタイヤに履き替える。ハミルトン(メルセデス)が2番目のスティントをハードタイヤでロングランする中、フェルスタッペンはペースを上げて走行。ハミルトンが最後のピットストップをする間に再びトップに立つと、最終的には11秒以上のリードをつけて優勝。フェルスタッペンにとっては9回目、ホンダF1とレッドブルのパートナーシップにとって4回目の勝利となった。

    マックス・フェルスタッペン
    「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になった。レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思う。ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵だった。僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかった。メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じた。ここまでは圧倒的な強さを見せているが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っているし、そのためにプッシュを続けていく。いいチームワークだし、リスクを恐れずに挑戦していく。まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替える」

  • ホンダF1:2020年 第5戦 70周年記念GP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第5戦 70周年記念GP 決勝レポート

    F1 70周年記念GPが行われ、巧みなタイヤ戦略とともにレースを戦ったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが今シーズン初となる勝利を収めた。

    前日の予選でハードタイヤでのQ3進出を決めたマックス・フェルスタッペンは、トップ10からスタートするマシン中で唯一、ハードタイヤを履いた状態で決勝をスタート。4番グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、前を行くメルセデスの2台にプレッシャーをかける。

    ミディアムタイヤで走るメルセデスの2台が先にピットインし、ハードタイヤで長く走ることができるマックス・フェルスタッペンはリードを奪う。

    26周を走りミディアムタイヤに履き替えたマックス・フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでトラックに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイクします。6周を走るとボッタスと同じタイミングで再度ピットインし、ハードタイヤに履き替える。

    ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2番目のスティントをハードタイヤでロングランする中、フェルスタッペンはペースを上げて走行する。ハミルトンが最後のピットストップをする間に再びトップに立つと、最終的には11秒以上のリードをつけて優勝。フェルスタッペンにとっては9回目、ホンダとレッドブルのパートナーシップにとって4回目の勝利となりました。

    アレクサンダー・アルボンも素晴らしい走りで、9番手スタートからポジションを上げ、5位でフィニッシュした。ミディアムタイヤでスタートすると6周目でハードタイヤに履き替え、ルフィードコーナーでノリス(マクラーレン)をオーバーテイク。30周目で再びハードタイヤに履き替えると、最後の2周でストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクし5位でフィニッシュした。

    アルファタウリ・ホンダの2台は、わずか0.9秒差でフィニッシュした。

    ハードタイヤで16番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは19周目で初めてピットイン。35周目でミディアムタイヤに履き替えると10位に入り、ポイントを獲得した。

    7番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは7周目でピットインしハードタイヤに履き替えるが、そこでポジションを落とす。23周目で再度ハードタイヤに履き替えてクビアトを追うが、11位でフィニッシュとなった。

    最終的にはホンダ PUを搭載する4台の内、3台がポイントを獲得という、いい結果でレースを終えることができた。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「F1の70周年記念大会という特別なレース、そしてアストンマーティン・レッドブル・レーシングのファクトリーとホンダF1の拠点があるイギリスでのレースで、フェルスタッペン選手が2020シーズンの初勝利を獲得しました。8月5日はホンダの創始者本田宗一郎さんの命日、その週末にホンダF1の勝利を上げることができたことは感慨深く、また大変うれしく思っています。今週は金曜日の走行開始時から、タイヤに非常に厳しいレースになることが予想されました。その状況下で予選からチームが勝つための戦略を立て、ドライバーのフェルスタッペン選手がそれにすばらしいドライビングで応えるなかで、ホンダもPUを力強く機能させて、この勝利に貢献できたと感じています。すばらしいチームワークの結果による勝利でした。チームメイトのアルボン選手も9番グリッドからトラフィックの中で難しい展開でしたが、粘りの走りを見せての5位入賞、後方スタートのクビアト選手も10位入賞と、ホンダとしていい結果になりました。プラクティス、予選で好調だったガスリー選手は、レースペースが上らず惜しくも11位に終わりましたが、この先のレースでも好調を維持して良結果を出してくれることを期待しています。シーズン初勝利をあげるまで少し時間がかかってしまいましたが、ようやくファンのみなさんに勝利を届けることができ、うれしく思っています。この先も厳しい戦いが続きますが、更に勝利を手にするためにチームとともに戦闘力向上に向け努力を続けますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になりました。レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思います。ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵でした。僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかったです。メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じました。ここまでは圧倒的な強さを見せていますが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っていますし、そのためにプッシュを続けていきます。いいチームワークですし、リスクを恐れずに挑戦していきます。まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替えます」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「マシンの調子もよく、今日の結果に満足しています。レース序盤のDRSを使用するマシンが続いていた状況下でのオーバーテイクは少し難しかったですが、そこからはいい走りができました。今日のレースペースは想像以上によかったので、その原因をこれから分析します。マシンにはポテンシャルがありますが、それを引き出すのが難しい時があります。ただ、このような状況ではいい走りができることも分かってきたので、きちんと要因を解析していきます。次のレースに向けて、今日の5位よりもさらにいいパフォーマンスができるようにしたいです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はとても満足しています。チームはすばらしい仕事をして、マシンのすべてを引き出すことができました。先週とは違って、あらゆるチャンスをものにすることができました。通常、日曜日は調子がいいのですが、土曜日の予選でもしっかりと結果を出し、よりよいポジションからスタートができれば、もっと頻繁にポイント争いに食い込むことができるでしょう。それでも今日は、16番手スタートから10位でフィニッシュし、1ポイントを獲得できてよかったです」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「スタートも決まり、タイヤの感触もよかったので、予定よりも早くピットインするように無線が入った時には、驚きました。アルボンに抜かれないように頑張りましたが、それはそれほど重要ではありませんでした。ピットストップから戻るとトラフィックに捕まり、ポジションを上げるために必要以上にプッシュすることになりました。何周か走るとタイヤのブリスターがひどくなり、そこからは散々でした。もっといい結果を出せると思っていたので残念です。他の戦略を取れなかったか、レースを振り返り、次のバルセロナではポイントを取りたいです」

  • F1 70周年記念GP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    F1 70周年記念GP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    レースはタイヤマネジメントが鍵を握る展開となった。マックス・フェルスタッペンはハードタイヤでスタートする戦略が奏功して、安定したペースで今季初勝利。一方、これまで圧倒的な速さを見せていたメルセデスは2台ともブリスターに苦しんでペースを発揮できず、2位と3位でレースを終えた。

    優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になった。レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思う。ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵だった。僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかった。メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じた。ここまでは圧倒的な強さを見せているが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っているし、そのためにプッシュを続けていく。いいチームワークだし、リスクを恐れずに挑戦していく。まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替える」

    2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「今日は本当に難しいレースだった。マックスの勝利はフェアプレーであり、レッドブルは僕たちが見舞われたようなタイヤ問題を抱えていなかったように思う。僕としては、とにかく2位でマシンを持ち帰り、ポイントを獲得できたことに感謝している。僕たちが経験したほぼのブリスターに苦しむとは予想していなかった。第1ティントは難しかったし、第2スティントでは信じられないくらいタイヤをマネージングしていた。タイヤを労わるためにやれることはすべてやっていたけど、ブリスターに違いは生まれなかった。最後の数周はシャルルとバルテリを抜くために本当にハードにプッシュしたし、最後は半分のタイヤでレースをしているように感じた。他が僕たちと同じようにブリスターに苦しんでいたかどうかはわからないし、今日何が起こっていたのかを見てみなければならないけど、このチームがそれを解決してくれることはわかっている」

    3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「今日は苛立たしいレースだった。ポールからスタートして3位でフィニッシュするのは決して素晴らしいことではない。マックスに対してトラックポジションを失った瞬間から僕たちはかなり後手に回ったと思う。僕たちはルイスがそうしたように、レース終盤にフレッシュなタイヤでプッシュできるように第2スティントをもっと長くできる可能性があった。マックスについていこうとしたが、最終スティントでプッシュし始めるとすぐにタイヤが駄目になった。今日はブリスターに本当に苦しんだ。ブリスターができるとすぐにグリップとパフォーマンスを失ってしまうものだし、とても厳しくなる。他チーム、特にレッドブルは同じ問題を抱えてはいなかったように思うし、僕たちはそれを調べて、問題の原因を突き止める必要がある。今日、僕隊には学ぶことがたくさんあったけど、いつものように前に進んで、もっと強くなって戻ってくる」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は勝利のように感じている。4位でフィニッシュしたときにそんなことは言いたくはないけどね。朝の時点ではスターティングポジションの8位でフィニッシュすると思っていたので、4位でフィニッシュできると言われたらすぐにサインしただろう。戦略に関して、先週起こったことを考えて、チームは1ストップというアプローチにいくつか懸念を持っていた。でも、ドライバーとしてデータでは見ることができない何かをマシンに感じることもある。だから、僕は1ストップを進めるためにプッシュした。うまくいくと信じていた。1ストップを実行してそれがうまくいったことを嬉しく思っている。去年、自分の弱点がタイヤマネジメントだったことはわかっていた。そこを改善するために非常に懸命に取り組んできたし、コース上で結果が出ているのは僕にとって大きな満足感だ。今日のデータを分析して、ペースを見つけた場所を理解することに興味がある。かなり印象的だったし、ポジティブな驚きだった。このような厳しい時期にはどんなチャンスでも掴み取らなければならないし、今日僕たちはそれをやってのけた。結果にとても満足している」

    5位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「マシンの調子もよく、今日の結果に満足している。レース序盤のDRSを使用するマシンが続いていた状況下でのオーバーテイクは少し難しかったが、そこからはいい走りができた。今日のレースペースは想像以上によかったので、その原因をこれから分析していく。マシンにはポテンシャルがあるけど、それを引き出すのが難しい時がある。ただ、このような状況ではいい走りができることも分かってきたので、きちんと要因を解析していく。次のレースに向けて、今日の5位よりもさらにいいパフォーマンスができるようにしたい」

    6位:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「良いスタートを切って、蹴り出しでいくつか順位を上げることができた。それによって僕たち2台はレース序盤に素晴らしいポジションに置くことができた。ニコ(ヒュルケンベルグ)とのバトルは楽しかったし、ターン6の外側から彼を抜くことができたけど、少しロックアップしてしまい、彼に再び抜かれてしまった。そこからは4番手と5番手に落ち着いていたけど、ルクレールが1ストップ戦略を機能させられるのは明らかだったし、今日のレッドブル勢はとても速かった。僕たちは堅実な戦略で多くのポイントを獲得することができた。僕たちは常にもっと多くを望んでいるし、今日使われた様々な戦略をすべて調べて、そこから学んでいくつもりだ。ニコはまた良い仕事をした。チームにとって強力な結果だ」

    7位:ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)
    「チームのためにポイントを獲得できて満足している。7位は良い結果だ。9か月間レースをしていないときは特にね。簡単なレースではなかったし、身体的にも厳しかったけど、まず何よりも良いスタートを切って1周目を切り抜けられたことが重要だった。レースが落ち着いた後は自分の経験を生かしてタイヤを管理して、このようなF1カーをドライブすることができたからね。最初の数コーナーを抜けたあとはかなり安心したよ! 第2スティントではタイヤを管理するのが困難だった。バイブレーションが起こっていたので、残念ながら、再びピットインして、3ストップ戦略に移行しなければならなかった。僕たちは確実にフィニッシュできるようにする必要があった」

    8位:エステバン・オコン(ルノー)
    「僕たちにとって間違いなく非常に良い日曜日だった。堅実なスタートを切り、タイヤをうまく管理して、チームから良いコミニュケーションを受け、メカニックも素晴らしいピットストップをしてくれた。タイヤ的に非常に厳しいレースだったけど、僕たちはなんとかそれをまとめることができたし、最後はかなりペースがあった。できる限りタイヤを持たせて、後続を抑えることができたし、結果にはとても満足している。14番グリッドからこれ以上の結果を達成できたとは思わない。僕たちの目標はもっと予選をうまくやることだ。僕たちにはそれができるペースがある。そうすれば、僕たちはもっと多くのポイントを争えるはずだ」

    9位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「タフなレースだった! 順位を1つ上げられたことは重要だったと思うけど、タフだった。レースで問題になるとは分かっていたけど、タイヤに本当に苦戦した。想像していたよりもかなり苦戦したし、僕にとってかなり困難だった。予選を見て分かるように、前にいるマシンはすべて僕たちよりも速かった。多くの人が僕たちと同じ状況だったと思う。コントロールするのがすごくトリッキーだった」

    10位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はとても満足している。チームはすばらしい仕事をして、マシンのすべてを引き出すことができた。先週とは違って、あらゆるチャンスをものにすることができた。通常、日曜日は調子がいいが、土曜日の予選でもしっかりと結果を出し、よりよいポジションからスタートができれば、もっと頻繁にポイント争いに食い込むことができるだろう。それでも今日は、16番手スタートから10位でフィニッシュし、1ポイントを獲得できてよかった」

  • F1 70周年記念GP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    F1 70周年記念GP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPの決勝で11位~DNSだったドライバーのコメント。

    上位勢と同様にポイントを獲得できるかどうかはタイヤマネジメントが重要な要素となった。ピットインのタイミングやタイヤの摩耗具合によって順位が大きく変動。11位のピエール・ガスリーはポイントまで0.973秒だった。

    11位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「スタートも決まり、タイヤの感触もよかったので、予定よりも早くピットインするように無線が入った時には、驚いた。アルボンに抜かれないように頑張ったが、それはそれほど重要ではなかった。ピットストップから戻るとトラフィックに捕まり、ポジションを上げるために必要以上にプッシュすることになった。何周か走るとタイヤのブリスターがひどくなり、そこからは散々だった。もっといい結果を出せると思っていたので残念だ。他の戦略を取れなかったか、レースを振り返り、次のバルセロナではポイントを取りたい」

    12位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「今日はベストを尽くした。残念ながら、ターン1でスピンしてしまった。あそこで何が起こったのかよく分かっていない。ヒットしたと思ったけど、実際には縁石だった。突然マシンのコントロールを失った。でも、僕たちは戦略面でもっと良い仕事ができたとも感じている。1回目のピットストップの後、トラフィックのなかで合流してしまった。それが理由で2回目のピットストップを前倒ししなければならなかった。最後はミディアムタイヤで20周走らなければならなかったし、それは僕たちが今日できたベストな選択ではなかったと感じている。もちろん、全体的に難しいレースだったし、僕たちが望んでいた場所に戻ることができなかったのは残念だ」

    13位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「僕たち全員にとって期待外れな一日だった。良いスタートを切ることができたし、非常に強力で長い第1スティントの後、僕たちは良い場所にいた。残念ながら、ピットストップでホイールガンが故障してしまったようだ。それによってピットストップ前にやっていた仕事が取り消されてしまった。タイヤ戦略とレースの管理によって今日はポイントを獲得できそうだったけど、再び僕のコントロールできない理由で良い結果を逃してしまった。残念だったけど、同時に掘り下げてプッシュし続けなければならない。今日は個人的にもチームの全員にとっても間違いなく期待外れな一日だったからね。来週末は再び僕のホームレースなので、そこで挽回できることを願っている」

    14位:ダニエル・リカルド(ルノー)
    「とにかく今日は状況が徐々にどんどん悪化していく一日だった。序盤は問題なかったし、6番手を維持して、ペース的にも前のマシンについていくことができていた。別のミディアムに交換するためにピットに入ったけど、それらを働かせるのに苦労した。ハードタイヤに交換するためにピットインしなければならず、そのあとターン3でごたごたがあった。カルロス(サインツ)から防戦しているときにリアノコントロールを失ってスピンしていまった。レースはそこで終わった感じだ。僕たちはそれを受け入れて、顔を上げてバルセロナに向かわなければならない。今日は苛立たしいレースだったけど、シルバーストンでの2週間から多くのポジティブなことが得られたし、

    15位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「ペースは悪くなかったけど、ポイント圏外の結果には満足していない。できる限りのことはしたけど、20番手スタートでは15位まで巻き返すのがやっとだったし、まだ何かが足りない。特に土曜日にトップ10を争えるようになる必要がある。昨日から1ストップは可能だと思っていたので挑戦した。タイヤは長持ちしたし、グリップもまずまずだったけど、酷いバイブレーションが発生したので、何かが故障しないようにスピードを落とさなければならなかった。結果として何も残すことができなかったし、ポイント争いに加わりたければ、もっと良いパフォーマンスを見つける必要がある」

    16位:ロマン・グロージャン(ハース)
    「僕にとってはスタートが問題だった。何が悪かったのかは分からないし、すべてを調べる必要がある。その後はペースはいい感じだったけど、トラフィックに中でフロントの空気を失ってしまった。高速コーナーでは追い越しができなかった。“プランB”の1ストップ戦略でいくことを求めたけど、ほんの少し届かなかった。それでもハードタイヤをできるだけ長持ちさせることに努めたし、タイヤをケアすることに取り組んでいた。できる限りのことはした。フロントが摩耗すると予想していたけど、リアにブリスターができた。誰もが同じ状況だったと思う。風が強くて、突風のせいで不安定だったけど、マシンをプッシュできたし、ドライブできた。ラップタイムは良かった。リアタイヤが熱くなりすぎた時の冷却に取り組む必要がある。結果には表れなかったけど、僕たちのペースは悪くなかった。改善すべき点は分かっている」

    17位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「簡単な一日ではなかった。ベストを尽くしたし、戦略を分けてチャンスを増やしたけど、結果的にポイントを獲得することはできなかった。今回もレースペースは土曜日よりも良くなっていたので、予選パフォーマンスを向上することができれば前進が期待できる。チームとしてポジティブにハードワークを続け、改善する必要がある。数日で多くのことが変わると期待するのは現実的ではないけど、少なくとも新しい会場に移るので、シルバーストンよりも相性がいいことを期待している」

    18位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「とても難しいレースだった。蹴り出しが悪くてポジションをいくつか失ってしまった。誰にとっても難しい状況だったと思うけど、これがこういうトリッキーなレースの現実だ。学ぶべきことや見直すべきことがたくさんある。今日は僕たちの日ではなかった。シルバーストンの2週間は大きく違う展開となった。どうしてそうなったのか、この2週間のうちに何が変わったのか、僕たちが前進するためにそれがどう助けになるのかについて理解する必要がある。それ以外では良い2週間だった。僕たちの予選ペースは力強いので、引き続き日曜日のペースを向上させる必要がある」

    19位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「状況と戦略に基づいて、その場で適応しなければならないレースだった。マシンの感触は素晴らしかったし、先週よりもさらに良くかった。これまでのどのレースよりも自信を持って走れた。フィニッシュの順位は僕たちにふさわしいものではないと思う。左リアタイヤに問題が生じて3度目のピットストップを強いられた。トラックポジションが不運で、何台かのマシンの後ろに引っかかってしまった。ちょっと残念だったけど、ペースが良かったことはポジティブだ」

    DNF:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「今週末のマシンは僕たちの知っているパフォーマンスを発揮しなかった。日曜日のレースのコンディションで良いパフォーマンスができることは分かっている。今週末はそうならなかった。先週の日曜日にクラッシュして、フロアなど交換したパーツが古いからだと思う。それ以外に思い当たることはない。僕の考えれば、マシンは今日よりもはるかに優れているはずだ。今週末はシンプルにうまくいかなかった。それは不運だ。今回も素晴らしいスタートが切れたし、その点はポジティブに捉えて、それを続けていきたい。通常、このマシンは予選よりレースで競争力を高いことはわかっている。僕たちは良いスタートを続けて、ポジションを争う必要がある。僕たちの仕事は戦い続けることだ」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーの戦略はチーム側のミス」

    アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーの戦略はチーム側のミス」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表フランツ・トストとテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、F1 70周年記念GPの決勝レースを振り返った。

    今大会ではダニール・クビアトが10位入賞を果たしたが、7番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは1回目のピットストップを早める戦略が失敗に終わり、11位とポイントに届かなかった。

    「まず初めにマックスがシーズン初勝利を挙げたアストンマーティン・レッドブル・レーシングを祝福したい。彼は素晴らしいレースをしたし、チームとして見事だった」とフランツ・トストは語る。

    「我々に関しては、7番手からピエールは良いスタートを切り、最初の数周で良いペースを示してポジションを守った。だが、我々は戦略面で明らかにミスを犯した。彼の1回目のピットストップに関してあまりに早くに彼をピットに呼び込んでしまった。2セット目のベースタイヤ(ハード)で彼はすぐにリアのブリスターに苦しみ始め、キャッチアップするのが困難になった。それによって再び彼をピットに入れなければならなかった。最後のスティントはかなり長く、彼はやれることをやったが、今日はポイントを獲得することができなかった」

    「ダニールに関しては、16番手からスタートし、1周目に14番手まで挽回する良いスタートを切った。彼はタイヤもケアしながら良いラップタイムを刻み、非常に一貫性のあるレースを走った。彼は18周目に1回目のピットストップを行い、2セット目のベースタイヤに交換した。彼はかなり速かったし、33周目にプライムに交換するために再びピットインするまでにいくつかポジションを上げることができた。非常に良いレースの後、彼は十分にふさわしい10位でポイント圏内でフィニッシュすることができた」

    ジョディ・エギントンも「今日は、ガレージの両サイドにポイントを獲得できるマシンとドライバーがいたが、ダニー(クビアト)とはそれを達成することができず、残念ながら、ピエールに関してはベストなレースを展開することができなかった」と語る。

    「今回は彼のレースに妥協を強いらせてしまったし、ポイントを犠牲にしてしまった。もちろん、それはチームだけでなく、ピエールにとっても残念なことだった。彼はここでの過去2戦で一貫性のある優れたパフォーマンスを示していたが、今日の我々は彼にベストレースをさせられるような最高の戦略を提供することができなかった」

  • ホンダF1 田辺TD 「チーム力、ドライバー、PUが噛み合って掴んだ勝利」

    ホンダF1 田辺TD 「チーム力、ドライバー、PUが噛み合って掴んだ勝利」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季初勝利を挙げたF1 70周年記念GPを含めた2020年のF1世界選手権の開幕5戦について振り返った。

    「コロナの影響で開幕戦がいつになるのか分からない状況からスタートした今年ですが、第5戦でホンダF1のPUを搭載したクルマが初優勝を挙げることができました」と田辺豊治と振り返る。

    「今回、先週と同じシルバーストンでのレースなのですが、タイヤコンパウンドが1ステップ柔らかく、路面温度が前回よりも高かった。前回のレースで終盤にタイヤバーストが出たような状況の中でそういうタイヤでした」

    「金曜日から走り出していろいろとトライをする中でタイヤにかなり厳しいレースになるだろうというのはどこのチームも同じように予想してレースに向けてストラテジーを組んできました。その中でレッドブル・レーシングは、昨日の予選でマックスに対してQ2でハードタイヤを投入して、マックスがそれに対してきちんとタイムを出してQ2を通過。トップ10の中では唯一ハードタイヤでスタートしたレースでした」

    「当然、いつも予選から戦略を立てるわけですが、今回に関しては予選の時点での戦略、レース中のピットインタイミングの戦略、予選をハードタイヤで走ったマックス、レース中もきちんとタイヤマネジンメントして走りきったドライバーの力というところがきっちり機能し、ホンダPUもトラブルなく十分な力を出し、力強い走りをサポートした」

    「勝利の要因は3つですね。チーム力、ドライバー、PU。そのチームワークがうまく噛み合って掴んだ勝利だと思っています」

    「残りの3台に関してもトラブルなく完走しました。ガスリー選手については、週末予選も含めてかなり好調だったのですが、レースでなかなかペースが出ずに11位。もう一歩で入賞というところでした。クビアト選手に関しては、ちょっとグリッドが下でしたが、力強い走りで入賞。アルボン選手も途中DRSトレインに入って難しい状況で苦労しましたけど、そういう状況でもタイヤマネジメントしながらオーバーテイクをして、フリーエアの中ではかなり速いペースで走り、きちんとフィニッシュしてくれました」

    「予選で大きくメルセデスに離されている状況から、レースではかなりいい線にいけている。この辺がどうなのかということを理解して、さらにレースのパフォーマンスを上げる。総合的に戦闘力を上げていきましょうとチームとも話をしています」

    「3連戦に今回なりますので、ここ5戦を戦った結果をもう一回十分見直します。バルセロナに関して言うと、今シーズンかなり昔の話になりますけど、一度走っていますので、そのときのデータと最新の状況ときちんと整理した上で、どう戦っていくのか、PUとしてキャリブレーションをどうセットアップしていくのかということを含めて考え、またすぐですけども、バルセロナの方に向かいたいと思います」

    ホンダF1は、今週末の70周年記念GPでレッドブル・ホンダの2台に新品のエンジンを投入している。

    「2基目のPUでのアドバンテージはとくにないです」と田辺豊治は語る。

    「基本的にきちんとマネジメントしながら使っていきますので、無謀な使い方をして、2基目の新品だったから頑張りましたという話ではないです。ただし、今年の今の状況からできるだけ必要なときには必要な使い方、攻める使い方も、チーム、ドライバーを含め合意してやっています。そういう意味ではプッシュしながら使ったのは事実ですが、新品だからとか無謀にという話はありません」

  • レッドブルF1代表、フェルスタッペンの“イージー”な勝利に「信じられない」

    レッドブルF1代表、フェルスタッペンの“イージー”な勝利に「信じられない」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1 70周年記念GPでマックス・フェルスタッペンがどれほど“イージー”にメルセデスを撃退して勝利を挙げたかについて“信じられない”と語る。

    メルセデスの2台はどのタイヤでもブリスターが発生して良好な状態を維持することができず、マックス・フェルスタッペンは快適に2ストップ戦略を実施して、ルイス・ハミルトンに11.326差をつけて、今シーズン初勝利。昨年のブラジルGP以来となる通算9勝目を挙げた。

    マックス・フェルスタッペンは、1回目のピットストップを終えた27周目にメルセデスのバルテリ・ボッタスの後ろでコースに復帰したことでホイール・トゥ・ホイールのバトルに直面したが、その週のリフィールドでボッタスから抜き去ってリードを奪い返した。

    そこからは快適なリードを築いて勝利。クリスチャン・ホーナーは、今年ここまで飼いならすことに苦労していたRB16での勝利がどれほど“イージー”だったかを信じることができないと語る。

    「今日は素晴らしいパフォーマンスだった。レースペースは予想を超えていた」とクリスチャン・ホーナーは Sky F1 に語った。

    「リバースストラテジー戦略からのスタートだったが、マックスはレース序盤にとにかく落ち着いていたし、とにかく今日は非常にイージーだった」

    「メルセデスがピットインして新しいハードを装着したときも我々は引き離すことができた。その時点で『これは本当にいけそうだ』と思った」

    リバースストラテジーは、ハードタイヤからスタートすることだった。マックス・フェルスタッペンはトップ10でそれを行う唯一のドライバーであり、その戦略は報われた。

    だが、レース序盤、マックス・フェルスタッペンが無線でバックオフするよう指示されたときに「おばあちゃんのように座っているわけにはいかない」と言って無視することがなければ、うまくいかなかったかもしれない。

    「彼のおばあちゃんはかなり速く運転しなければならないようだね」とクリスチャン・ホーナーは冗談交じりにコメント。

    「今日はとにかく彼らをカバーできていたし、このレースから理解すべきことがたくさんあると思う。アレックスもマシンは素晴らしく機能し、ペースはそこにあった」

    「その後、我々はハードを使うつもりだったが、戦略を切り替えた。そのタイヤを取り除いてミドルスティントはミディアムに切り替えた。基本的にはメルセデスと同じ戦略だが、それらをカバーすることができた」

    「どのタイヤでもマックスはカバーできたし、それは素晴らしいことだった」

    メルセデスが、予選でどちらかのドライバーにハードタイヤを装着させてレッドブルの戦略をカバーしてこなかったことに驚いたかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「忘れてはならないのは、今週末、コンパウンドが1ステップ柔らかくなっていることだ。つまり、先週末の赤いソフトタイヤは今週末のミディアムだった」

    「我々にとってそれは本当に壊れやすいと感じていたし、予選でハードでラップをまとめることができると思った。昨日はとてもタイトだった」

    「そうだね、ハードタイヤを走ったのは我々だけだったので、非常に驚いた」

    今週末のメルセデスのタイヤに苦労したのは、先週末のF1イギリスGPでのタイヤ故障問題に対応するために空気圧を上げたことが原因だったとの見方もある。

    それは事実かと質問されたクリスチャン・ホーナーは「そうかもしれないが、あノマシンには多くのダウンフォースがあるのが分かると思う。我々よりも多くのウイングをつけていた」

    「彼らは最初のピットストップから約5ラップ以内にタイヤにブリスターが出ていたが、マックスはその時点でもまだ非常にイージだった」

    「我々には理解しなければならないことがたくさんあるが、結果はここシルバーストンでの70周年記念GPでの勝利だ。それは信じられないことだ」

    これまでメルセデスのパフォーマンスは圧倒的であり、70周年記念GPの予選でも後続に1秒以上の差をつけていた。

    しかし、シルバーアローの鎧に凹みを付けた今、レッドブル・ホンダはタイトル争いは戻ってきたのだろうか?

    「彼らは手ごわい対戦相手だが、今日の我々は本当には強力なパフォーマンスがあった」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「我々はペースと戦略に基づいて、彼らを公平かつ平等に打ち負かした。そして、我々はこの週末のレースから多くの自信を得ることができたと思う」

    関連:F1 70周年記念GP 結果:マックス・フェルスタッペンが今季初優勝!ホンダF1勢は3台が入賞!

  • バルテリ・ボッタス、苛立ちをメルセデスにぶつける「チームは寝ていた」

    バルテリ・ボッタス、苛立ちをメルセデスにぶつける「チームは寝ていた」

    メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1 70周年記念GPでマックス・フェルスタッペンが勝利にむけて邁進しているときにチームは“ある時点で寝ていた”と苛立ちをぶつけた。

    ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、レース序盤をリードしたが、ハードタイヤに交換した第2スティントはペースに苦しんだ。

    レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンのハードタイヤの第1スティントを伸ばす戦略を選んだが、バルテリ・ボッタスが新品タイヤに履き替えてもペースに合わせることができた。

    1回目のピットストップまでバルテリ・ボッタスを抑えたマックス・フェルスタッペンは、26周目にミディアムタイヤに交換してボッタスの後ろでコースに復帰したが、その周のリフィールドでリードを奪い返し、そのまま勝利を収めた。

    2ストップ戦略のバルテリ・ボッタスは、レース終盤にチームメイトのルイス・ハミルトンに抜かれて3位でレースを終えた。

    「ポールからスタートして3位でフィニッシュするのは明らかにイライラする」とバルテリ・ボッタスはレース後に語った。

    「チームとして、マックスが前に出たときに僕たちは寝ていたと思う。僕の戦略は理想からかけ離れていた。今日から学ぶことはたくさんある」

    「マックスに追いつくチャンスがあったが、終盤にプッシュし始めるとタイヤがバラバラになってしまった」

    「今日のタイヤはブリスターが出ていたけど、レッドブルは問題なかったようだし、彼らは明らかに優位に立っていた」

    レース中、2台のメルセデスはハードタイヤのブリスターに苦しみ、バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンのペースに追いつくことができなかった。

    今週のシルバーストンは前戦イギリスGPよりも気温が上がり、レース中の路面温度は40度を超えていたが、ピレリは1ステップ柔らかいコンパウンドを導入している。

    「とにかくタイヤはオーバーヒートしていたし、基本的に沸騰していた」とバルテリ・ボッタスは説明した。

    「タイヤに穴が開いて、グリップが失われた。特定のタイヤでブリスターが発生し始めると、コーナリンググリップが失われ、徐々にスピードが低下する」

    「僕たちは前に進む。もちろん、残念な日だったけど、僕たちは前に進む」

    関連:F1 70周年記念GP 結果:マックス・フェルスタッペンが今季初優勝!ホンダF1勢は3台が入賞!

  • ホンダF1 山本雅史MD 「レッドブルのチーム力を感じたレースだった」

    ホンダF1 山本雅史MD 「レッドブルのチーム力を感じたレースだった」

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季初勝利を挙げたF1 70周年記念GPを含めた2020年のF1世界選手権の開幕5戦について振り返った。

    ホンダF1にとって2020年のF1世界選手権は決して順調なスタートではなかった。開幕戦ではレッドブル・ホンダの2台に電気系のトラブルが発生。第3戦ハンガリーGPではアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーのエンジンに問題が発生した。

    「5戦を振り返りますと、開幕戦は電装系のトラブルでレッドブルが2台ともストップしてました」と山本雅史は語る。

    「それ以後、マックス(フェルスタッペン)は常に表彰台に乗っていますし、先週のイギリスGPの経過を学習・検証して今週に臨みました」

    「今季初優勝は本当に素晴らしいと思います。今週は先週とは違って金曜日からマックスは落ち着いていました。先日、周回数がいつもより少ないのではという質問がありましたが、赤旗で最後走れなかったこと以外は、プログラム通りに行なえていました。マックスの金曜日のコメントにあるように自分たちのやりたいことがやれて満足でした。金曜日からレッドブルは落ち着いていたのが印象的でした」

    F1 70周年記念GPの予選Q2でマックス・フェルスタッペンはQ3に進出したドライバーでは唯一ハードタイヤで通過する。

    「今回の優勝は、はっきり言って土曜日のストラテジーだと思います」と山本雅史は語る。

    「ピレリも言っていますが、唯一Q3にハードタイヤで行ったことは過去にはなかった。レースは攻めていかなければいけないというのを改めて痛感した予選でした。それをちゃんと成し遂げるレッドブルのチーム力、それをうまくやり切ってくれるマックスのドライバビリティの高さ、それが土曜日だったと思います」

    「スタートはハードタイヤでレースをでしたが、私たちもレースの中、とくに1周目の3~4コーナーまでうまくクリアすれば、マックスの腕をもってすれば、3位をキープしてゴールラインを越えてくれれば、ストラテジ^的におもしろいレースになるよねと言っていました」

    「まだまだメルセデスのマシンとPUに敵わないところもありますが、レッドブルの戦略性の高さ、チーム力があれば、F1を大きく捉えた、総合的なパフォーマンスでまだまだ割って入れる隙間があるなと感じたレースだったと思います」

    山本雅史は、レッドブルだけでなく、アルファタウリの進歩を実感していると語る。

    「何よりも今年はアルファタウリがよくなっていて、今日は(ピエール)ガスリーは本当にかわいそうでしたが、タイヤのデグラデーションが酷くなって、2回目のタイヤのハードが非常に厳しい状態で最終的に11位となりポイントが取れませんでした。そんな中、(ダニール)クビアトもポイントを取ってくれました」

    「(アレクサンダー)アルボンも徐々にクルマに慣れてきています。最終的に本人は5位に不満そうでしたけどね。そういった意味では、後半戦に私たちをワクワクさせてくれるドライバーかなと思っていますし、今後が楽しみです」

    次戦はプレシーズンテストの会場となったカタロニア・サーキットで行われるスペインGPとなる。

    F1スペインGPについて山本雅史は「スペインは微妙です」と語る。

    「もちろんスペインも勝ちに行きたいと思っていますが、皆さんもご存じのように、第3セクターでメルセデスが速すぎる。そこのレッドブルのセットアップが決まるか、決まらないかです。金曜日に走ってみないと分からない。正直、今回よりも勝機は低い。でも、諦めてはいません」