カテゴリー: F1イギリスGP

  • F1イギリスGP、スプリント予選の実施で変則的なタイムスケジュールを採用

    F1イギリスGP、スプリント予選の実施で変則的なタイムスケジュールを採用

    2021年のF1イギリスGPでは、新しい“スプリント予選”のフォーマットが初めてトライアルされる。それに合わせ、金曜日と土曜日のセッションは変則的なタイムスケジュールが採用される。

    F1は、3日間全体のコース上のアクションを盛り上げるために2021年のF1世界選手権で土曜日に30分間のスプリント予選レースのアイデアを試すことに合意。3戦でトライアルが行われ、7月にシルバーストンで第10戦として開催されるF1イギリスGPがその最初の機会となる。

    通常のグランプリ週末では、金曜日の午前と午後、土曜日の午前に60分間のプラクティスセッションが実施された後、土曜日の午後に予選、日曜日に決勝という編成で行われる。

    しかし、スプリント予選が行われる週末には、金曜日の午前に60分間のプラクティスを行った後、午後からスプリント予選のグリッドを決めるための予選を実施。土曜日は60分間のプラクティスが行った後、午後に通常のレースの3分の1にあたる100km(約30分)のスプリント予選が実施され、日曜日のスターティンググリッドが決定する。

    それに伴い、金曜日の“予選”と土曜日の“スプリント予選”は英国でのテレビ視聴を考えて遅い時間に実施される。特に金曜日はプラクティスが現地時間14時30分、予選が18時からと遅い時間に実施される。昨年はFP1が11時、FP2が15時からの開始となっていた。土曜日のスプリント予選もFP2から3時間30分の間隔が空けられて16時30分からのスタートとなる。

    スプリント予選は、ピットストップのない100km=約30分のレースとなり、日曜日のスターティンググリッドを決定。優勝者には3ポイント、2位と3位にはそれぞれ2ポイントと1ポイントが付与されるが、土曜日のトップ3を祝う表彰式はない。

    F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、シーズン後半にモンツァとブラジルでも予定されているこの新しいフォーマットに興奮しており、すべてのチームに歓迎されていることを嬉しく思っていると語る。

    「2021年のファンをさらに魅力的なレース週末をもたらすこの新しい機会に興奮している。3日間にわたってドライバーが戦いを繰り広げるのを見るのは素晴らしいエスクペリエンスとなるだろう」とステファノ・ドメニカリは語った。

    「ドライバーは戦いを楽しむだろうと確信している。すべてのチームがこの計画を支持したことを嬉しく思う。これは、スポーツのヘリテージと実力主義にコミットし続けることを保証しながら、新しい方法でファンを引き付け続けるという私たちの団結した努力の証だ」

    2021年 第10戦 F1イギリスGP タイムスケジュール
    ■7月16日(金)
    フリー走行1回目:14:30~15:30(日本時間22:30~23:30)
    予選:18:00~19:00(日本時間24:00~27:00)

    ■7月17日(土)
    フリー走行2回目:12:00~13:00(日本時間20:00~21:00)
    スプリント予選:16:30~17:00(24:30~1:00)

    ■7月18日(日)
    決勝:15:00~(日本時間23:00~)

  • F1イギリスGP:スプリント予選を実施する最初のグランプリに決定

    F1イギリスGP:スプリント予選を実施する最初のグランプリに決定

    シルバーストンは、7月のF1イギリスGPがスプリント予選のフォーマットを試す最初のサーキットになることを確認した。

    今週初め、F1上層部とチームは、2021年のF1世界選手権の3つのグランプリで、土曜日に行う短距離レースで決勝のスターティンググリッドを決めるスプリント予選のフォーマットをトライアルすることに全会一致で合意した。

    「我々は、シルバーストンのファンが、今年のイギリスGPでF1スプリント予選フォーマットを最初に経験することに本当に興奮している」とシルバーストンのマネージングディレクターを務めるスチュアート・プリングルは声明で述べた。

    「シルバーストンでの金曜日と土曜日の観客は間違いなくF1カレンダーで最大だ。2020年はライブイベントの干ばつに続いたが、今年は除外されない」

    スチュワート・プリングルによると、日曜日のチケットはすでにほぼ完売しているという。

    昨年、F1イギリスGPは、新型コロナウイルスのパンデミックによって無観客で開催されたが、主催者は7月18日のレースに観客を迎えることを望んでいる。

    新しいフォーマットでは、土曜日のスプリントレースのグリッドを決定するために、金曜日の最初の練習の後に予選セッションが実施される。通常のレースの3分の1の距離にあたる100kmのレースは、ピットストップのない約30分のレースとなり、日曜日のスターティンググリッドを決定。優勝者には3ポイント、2位と3位にはそれぞれ2ポイントと1ポイントが付与されるが、土曜日のトップ3を祝う表彰式はない。

    関連:F1コミッション、スプリント予選のトライアルを全会一致で承認

  • F1:シルバーストン・サーキットに『ハミルトン・ストレート』が誕生

    F1:シルバーストン・サーキットに『ハミルトン・ストレート』が誕生

    シルバーストン・サーキットは、7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンの業績を称えるためにピットストレートの名称を『ハミルトン・ストレート』に変更することを発表した。

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年のF1世界選手権でも圧倒的な強さを見せ、第14戦F1トルコGPで自身7回目のとなるF1ワールドチャンピオンを獲得。F1のレジェンドであるミハエル・シューマッハが打ち立てたF1史上最多タイトル獲得記録に並んだ。

    また、ルイス・ハミルトンはシルバーストンで開催されたF1イギリスGPで7勝という最多記録を保持している。

    この偉業を受け、シルバーストンのオーナーであるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は、英国人のルイス・ハミルトンを称えるためにインターナショナル・ピットストレートの名前にルイス・ハミルトンの名を冠して『ハミルトン・ストレート』とすることを決定。

    1950年にF1世界選手権の最初のレースを開催した歴史的なサーキットであるシルバーストンでドライバーの名前がつけられているのは初めてとなる。

    現在、BRDCの会長を務めるデビッド・クルサードは、ルイス・ハミルトンにこのニュースを伝えられることをうれしく思うと語った。

    「BRDC代表という立場で、今日このニュースをルイスに伝えられることをうれしく思う」とF1アブダビGPの土曜日にデビッド・クルサードは語った。

    「サーキットの一部に一個人の名前にちなんだ名称がつけられるのは、シルバーストンの歴史が始まって以来初めてのことだ」

    「ルイスはその歴史の中で非常に重要な存在であり、クラブのディレクターと私は、彼の記録的な業績を称えるために象徴的なピットストレートに彼の名前を付けること以上に、これを記念する良い方法はないと考えた」

    ルイス・ハミルトンは、BRDCから授けられたこの名誉について「感謝し、恐縮している」と語った。

    「物凄いことだと思っている。思いがけない出来事だ。言葉にならない」

    「シルバーストンでナイジェル(・マンセル)を観たのを覚えている。素晴らしい観客も心に残っている。今では自分が毎年ここを走るようになった。ここは僕にとって重要な場所だ。誇り高い瞬間だ」

    「驚いている。他にそのようなドライバーはいないからね。とても感謝しているし、謙虚に受け止めている。少なくとも僕がレースをしている間、できればその後も、BRDCとイギリスの人たちに誇りに思ってもらえるようでありたいと思う」

  • レッドブル・ホンダ vs メルセデス分析:予選での1秒差とレースペース

    レッドブル・ホンダ vs メルセデス分析:予選での1秒差とレースペース

    『レースペースでは競争力を発揮できている』

    F1 70周年記念GPの予選でポールポジションのバルテリ・ボッタスから1.022秒差をつけられた後にレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが発したコメントだ。予選ペースで1秒の差があっても、レースでは戦って、実際に勝ってしまった理由はどこにあるのだろうか?

    予選ペースは、マシンの純粋な速さだ。予選では燃料を1周アタックして帰ってこれるだけの最小限にとどめ、タイヤは一発のアタックで駄目になってもいいので最大限に使う。そして、エンジンも1周のアタックだけのために特別なハイパワーモードを使用する。

    特にこの予選モードの先駆けであるメルセデスは予選Q3で大きなタイムアップを図っており、Q2からQ3で0.5秒はゲインしている。シルバーストンに当てはめれば、10km(13.6馬力)=0.25秒で計算すれば、約25馬力はアップしていることが考えられる。

    マックス・フェルスタッペンも「予選では彼らに近づくのはとても難しいと思う。Q2、Q3に進むと、彼らはエンジンのパワーを上げるし、ストレートで0.4~0.5秒くらいゲインする。それと戦うのはとても難しい」とメルセデスの予選モードについて語っている。

    では、レースペースと予選ペースの違いは何か。予選ペースの逆で長距離を走る場合の速さだ。燃料をレースディスタンスを走り切れるだけ積み、タイヤもスティントを走り切れるように労わり、エンジンも余分な負担をかけないようにここぞというときにしかハイパワーモードは使用しない。

    興味深いことに、メルセデスのF1エンジンを搭載するウィリアムズは予選ペースは速くても、レースペースは良好ではないというレースが続いている。それは同じメルセデスのカスタマーであるレーシング・ポイントも同じだ。

    レース前、レッドブル・ホンダ陣営は予選では1秒あった差もレースペースでは0.3~0.5秒に縮まるはずだと予想していた。ちなみにホンダのF1エンジンはメルセデスと比較して28馬力劣っていると報じられており、エンジン馬力の差だけでもそれくらいの差はつく。

    では、マックス・フェルスタッペンはなぜ勝てたのだろうか?

    実際、スタート直後の数周でメルセデスの2台とマックス・フェルスタッペンのラップタイムには0.5秒の差があった。だが、興味深いことに6周目にはその差は逆転。特に2番手のルイス・ハミルトンに対し、3番手のマックス・フェルスタッペンは約0.3秒上回っていた。

    メルセデスの両ドライバーはどのタイヤでも5~6周でブリスターができていた。ブリスターとはオーバーヒートによりタイヤ表面に気泡ができる現象。

    70周年記念GPでは前戦イギリスGP終盤のタイヤバースト問題を受けて、1段階柔らかくなったコンパウンドに対し、フロント/リアともにタイヤの内圧が上げられていた(フロント25psi:リア21psiからフロント27psi:リア22psi)。さらに気温も若干ではあるが上昇していた。

    メルセデスの2台はF1イギリスGPでタイヤがバーストした3台のうちの2台だった。その対策としてメルセデスは足回りを柔らかくセッティングしているようだった。これにより、メルセデスのタイヤにできた気泡はマシンにバイブレーションを発生させていた。そして、ハードタイヤでのロングランのペースがよくなかった。

    逆にレッドブル・ホンダは、予選ペースの優先度を下げ、レースペースに照準を合わせていたようだ。それは決勝でのストレートスピードがメルセデスと同等で、タイヤの痛みが少なかったことからも想像できる。ハードタイヤではメルセデスよりもペースは良く、一貫性もあった。

    そして、耐久性の高いハードタイヤでスタートしたことも奏功。バルテリ・ボッタスは13周目にミディアムからハードに交換した後、最初の5周はラップタイムでマックス・フェルスタッペを上回っていたものの、それ以降はフェルスタッペンの方がいいラップタイムで走っている。

    レッドブル・ホンダは、メルセデスよりもハードタイヤでのレースペースが良く、一貫性もあった。それは32周目にマックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスが同時にハードタイヤに交換した後にフェルスタッペンの方がラップタイムが良かったことからも見て取れる。

    このレースペースの差が、予選で1秒差をつけられていたマックス・フェルスタッペンがメルセデスの2台を倒すことができた要因だ。

    だが、裏を返せば、メルセデスがレーストリムに失敗しただけだという見方もできる。その答えは、例年よりも気温が高い中で、70周年記念GPほどタイヤの硬さに無理がなく、オールマイティなカタロニア・サーキットで開催される今週末のF1スペインGPで出ることになるだろう。

    レッドブル・ホンダ vs メルセデス:ラップタイム比較

  • メルセデスF1 「スタートがどのタイヤでもフェルスタッペンが勝っていた」

    メルセデスF1 「スタートがどのタイヤでもフェルスタッペンが勝っていた」

    メルセデスF1は、先週末のF1 70周年記念GPでレッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペンに異なるタイヤ戦略を採っていたとしても勝っていたのはフェルスタッペンだったと結論付けた。

    マックス・フェルスタッペンは、F1 70周年記念GPでフロントローのメルセデス勢とは異なり、トップ10勢では唯一となるハードタイヤでレースをスタート。その戦略は見事にはまり、タイヤにブリスターの問題をかかえるメルセデスの後目に今シーズン初勝利を挙げた。

    だが、メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダのタイヤ戦略はレースの結果にはあまり重要ではなかったと語る。

    「我々は前々からレッドブルがハードタイヤでスタートすることを選択してくると考えていた。あのタイヤにQ2を通過する十分な速さであることは分かっていた。彼らが我々の後ろでスタートすることになると考えていた場合、何か他のことをする機会を彼らに与えるだろう」

    アンドリュー・ショブリンは、メルセデスにとってはハードタイヤでスタートすることは論理的な選択肢ではなかったと語る。

    「ミディアムタイヤの方が最初の数周でより多くのグリップを提供するし、レースのスタートでハードタイヤを選択することにより、初期のセーフティカーがレースを台無しにするリスクを負うことにある。そうなった場合、第2スティントをミディアムではるかに長く走る必要がある」とアンドリュー・ショブリンは語る。

    それでも、アンドリュー・ショブリンは、最終的にタイヤ選択は問題ではなかったと考えている。

    「とにかく我々には戦うだけスピードがなかった。我々は、タイヤを1つのピースに保つためにゆっくりと運転する必要があった。それが彼らがレースに勝った理由だ。彼らがどのタイヤでスタートするかに関係なく、レースに勝つのは非常に困難だった」

  • F1無線:フェルスタッペン 「おばあちゃんみたいに走りたくはない」

    F1無線:フェルスタッペン 「おばあちゃんみたいに走りたくはない」

    『おばあちゃんみたいに走りたくはない』

    F170周年記念GPのレース中にレッドブル・ホンダF1のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼからタイヤを労わるために後退することを指示された際にマックス・フェルスタッペンが無線で発したこと一言は、彼のドライバーとしての闘争心を最も現している。

    上位勢で唯一ハードタイヤでスタートしたマックス・フェルスタッペンは、スタートでニコ・ヒュルケンベルグを交わして3番手を走行していた。

    前戦F1イギリスGPではすぐに5秒以上の差をつけられていたマックス・フェルスタッペンだったが、今回は約2秒差でついていっている。メルセデスの2台にはタイヤにブリスターが発生していた。

    それでも、ジャンピエロ・ランビアーゼは『タイヤマネジメントを忘れないように。もちろん、タイヤの限界の範囲内でできる限り速く走ってほしい』と伝える。

    マックス・フェルスタッペンは『基本的に完全に言われたとおりに走っているよ!」と返答している。

    12周目、2番手を走行してルイス・ハミルトンが無線で『リアが終わった』と伝える。マックス・フェルスタッペンはDRS圏内である1秒差に迫る。

    すかさず、ジャンピエロ・ランビアーゼ は『マックス、この段階でタイヤのためには少し近づきすぎだと思う。とにかく後退してほしい』と伝える。

    すると、マックス・フェルスタッペンは『メイト(相棒)、これはメルセデスに近づける唯一のチャンスだ。僕はただおばあちゃんのように座っているだけではない!』と発し、指示を無視してルイス・ハミルトンにプレッシャーをかける。


    最終的にこの段階でマックス・フェルスタッペンがコース上でルイス・ハミルトンを抜くことができなかったが、13周目にトップを走行していたボッタス、そして、14周目にハミルトンは堪らずピットインする。

    その後、数周で2番手に浮上してマックス・フェルスタッペンを追いかけるバルテリ・ボッタスのタイヤにブリスターが出来ており、フェルスタッペンとの差は約19秒に広がっている。フェルスタッペンは1分31秒3、ボッタスは1分31秒8と0.5秒ずつ差が広がっている。ハミルトンはボッタスよりも0.6秒遅い。フェルスタッペンのタイヤはまだ綺麗だ。

    26周目、マックス・フェルスタッペンがピットインしてミディアムに交換。3.2秒とやや時間がかかり、ボッタスの後ろでコースに復帰するが、その周ですぐにリードを奪い返す。ルイス・ハミルトンが「フェルスタッペンの内圧低いんじゃないの?」と疑うほど、タイヤの状態に差がある。

    レース後、マックス・フェルスタッペンは「良いスタートを切って、すぐに3番手になれたことが助けになった。最初の数周はついていくのが難しいだろうことはわかっていけど、そのあと僕の前の2台ともがタイヤにトラブルを抱えているのが見えた」と振り返る。

    「ギャップを縮めて、彼らがピットインした後は自分のペースで走ることができたし、基本的に自分がピットインするまで本当に感触は良かった。まったく苦労しなかったし、第1スティントを伸ばすことができた。そこが鍵だったと思う」

    無線を無視してプッシュしたことについてマックス・フェルスタッペンは「僕たちはここまでの全てのレースで彼らをプッシュする機会がなかった。プレッシャーをかけようとしていたし、彼らはピットに入らなければならなかった。それ以降は、自分のペースで走ることができたし、基本的にそのアドバンテージを最後まで築くことができた」は語る。

    「僕はすでに自分のタイヤを管理していたけど、彼らのタイヤは完全になくなっていたし、タイヤ傷んでいるのが見えた」

    「あのあと、彼らにとって続けることが不可能なポイントがきて、彼らはピットインした。それがレースの始まりだった。マシンがかなりまともなときには、特にただ座っているのが嫌いなんだ。自滅して、タイヤを殺して、必死に乗り切ろうとするときもあるけど、今日はそうではなかったと思う」

    レース終盤には無線で『ちゃんと水を飲んでる?』と伝えたマックス・フェルスタッペン。これは前戦F1イギリスGPで前後との大きな差がついた孤独なレースを強いられているときにフェルスタッペンが無線で伝えた言葉だ。さらに『手に汗をかいていると思うから、ちゃんと衛生的にしておいてね』と伝えている。トップを走っている際もそれくらい落ち着いて余裕をもったドライビングが出来ていた現れだ。

  • ハミルトン 「レッドブルF1のタイヤ圧不正を本気で疑ったわけじゃない」

    ハミルトン 「レッドブルF1のタイヤ圧不正を本気で疑ったわけじゃない」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1 70周年記念GPの決勝でレッドブル・ホンダが不正行為を働いてマックス・フェルスタッペンをタイヤ圧を低く設定していると本気で疑ったわけではないと否定した。

    マックス・フェルスタッペンが勝利に向かってレースをし、2台のメルセデスが過度のタイヤ問題に苦しんでいた際、ルイス・ハミルトンは無線で「彼のタイヤか何かの圧力が少ないにちがいない」と語っていた。

    元レッドブルのドライバーだったロバート・ドーンボスは、ルイス・ハミルトンのその無線に不快感を示している。

    「ハミルトンがそう仮定するなら、本当に悪い敗者だ」とロバート・ドーンボスは Ziggo Sport に語った。

    F1イギリスGPのレース終盤に相次いでタイヤ故障が発生したことで、ピレリはF1 70周年記念GPで必須のタイヤ圧を上げて対応した。

    ルイス・ハミルトンは、空気圧が上げられたタイヤを“風船”と呼んだが、レッドブル・ホンダF1が不正行為をしていると本気で非難したわけではないと否定した。

    「レースを始めるとき、タイヤ圧力は最小限に抑えられ、レース中に圧力は高まる」とルイス・ハミルトンは説明した。

    「周回数が増えると圧力は急上昇する。僕たちの方がはるかに圧力が急上昇したんだと思う」

    「レッドブルは、タイヤ圧力を僕たちよりも低く保つことができたに違いない。それが僕たちのブリスターの原因だ。それは僕の推論にすぎないけどね」

    「彼らは僕たちと異なるセッティングをしていたと言ったわけではない。僕たち全員には同じ最小値があるからね」

  • マックス・フェルスタッペン 「勝てて嬉しいけど、現実を見る必要もある」

    マックス・フェルスタッペン 「勝てて嬉しいけど、現実を見る必要もある」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、F1 70周年記念GPでの今シーズン初勝利について振り返った。

    トップ10で唯一ハードタイヤでスタートするという戦略が当たったマックス・フェルスタッペンは、タイヤのブリスターに苦しむメルセデス勢を後目にレースを支配。レッドブル・ホンダに今シーズン初勝利をもたらした。

    シルバーストンでの勝利についてマックス・フェルスタッペンは「ある意味で勝てるとは思っていなかったけど、第1スティントの後、タイヤが本当にいい感じだと思えた。もちろん、メルセデスがハードタイヤでどのような走りをするかはわからなかったけどね」と振り返る。

    「でも、マシンにはかなりのペースがあった。タイヤに問題はほとんどなかった。とにかくプッシュし続けた。ここで勝てたのはもちろん素晴らしい結果だし、僕たちは素晴らしい一日を過ごせた。すべてがうまくいった。適切な戦略があり、すべてがスムーズに進んだ。もちろん、勝てて本当にうれしい」

    「予想していなかった。まずなにより、良いスタートを切って、すぐに3番手になれたことが助けになった。最初の数周はついていくのが難しいだろうことはわかっていけど、そのあと僕の前の2台ともがタイヤにトラブルを抱えているのが見えた。もちろん、タイヤが柔らかいときはかなり普通のことだけどね」

    「ギャップを縮めて、彼らがピットインした後に自分のペースで走ることができたし、基本的に自分がピットインするまで本当に感触は良かった。まったく苦労しなかったし、第1スティントを伸ばすことができた。そこが鍵だったと思う」

    「ピットストップは素晴らしいものではなかったし、1つのホイールに少し時間がかかってしまって、バルテリの後ろで合流することになったけど、僕の方がコンパウンドは柔らかかったし、多くのグリップがあったので、バルテリを抜くことができた。そこからは2.5~3秒のギャップを維持して、僕たちは同じタイミングでピットに入った。そこから誰が最速でラインにたどり着けるかはわからなかった。でも、すぐにそのタイヤでも再びマシンの感触が良いことがわかった。今日はタイヤにまったく問題がなかったし、それが鍵だったと思う」

    マックス・フェルスタッペンは、第1スティントでタイヤをセーブするというチームからの指示に反発。「おばあちゃんのように走ることはできない」とメルセデスとのギャップを縮めた。結果的にこの判断がレースを決定づけることになった。

    「僕たちはここまでの全てのレースで彼らをプッシュする機会がなかった。プレッシャーをかけようとしていたし、彼らはピットに入らなければならなかった。それ以降は、自分のペースで走ることができたし、基本的にそのアドバンテージを最後まで築くことができた」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「僕はすでに自分のタイヤを管理していたけど、彼らのタイヤは完全になくなっていたし、タイヤが開いているのが見えた。特にマシンが燃料を積んで重いときはタイヤがそうなることは予想されていた」

    「でも、以前のレースでずっとやっていたように、ただ後ろで座っていたくはなかった。プレッシャーをかける機会があったし、そうしたかった。ターン13でルイスに近づいたときはヒヤッとした。グリップのアドバンテージがあったとしても、追従するのは本当に難しい」

    「それから、彼らにとって続けることが不可能なポイントがきて、彼らはピットインした。それがレースの始まりだった。マシンがかなりまともなときには、特にただ座っているのが嫌いなんだ。自滅して、タイヤを殺して、必死に乗り切ろうとするときもあるけど、今日はそうではなかったと思う」

    記者会見では、今回の勝利は自分たちの強さのよるものか、それともメルセデスの弱さが出たことによるものかという若干意地悪な質問も出た。

    「難しい。他の人たちのことを話さなければならないからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「僕たちサイドではタイヤに関してすべてがうまくいった。マシンのバランスは良かったし、タイヤにまったく問題はなかった。エネルギーが高いこのようなトラックでコンパウンドがこれほど柔らかに場合、大きな違い生じる可能性がある」

    「タイヤをもっと使っていた先週を振り帰ってみると、基本的にシーズン全体で1ストップだけしかできない場所はいろいろとある。もちろん、メルセデスのマシンにブリスターの問題が多く出ていることがわかった。彼らはタイヤに苦しんでいた。僕たちは、タイヤ、マシンのペースとバランスに関して本当に良い一日を過ごせた。彼らはタイヤに苦しんでいた。そうなるともちろんプッシュすることはできない」

    今回の勝利を受けて、ピレリとF1にもっと柔らかいタイヤを導入するように推進したいかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕がそういうことを推進できるとは思わない。そんなことはできないと思う」とコメント。

    「とにかく今日は良いレースだった。タイヤそうかもしれないかなんて誰にもわからないよね? 僕たちは良い一日を過ごしたし、今日について満足する必要があるけど、現実的でいる必要もある。僕たちはまだ予選でペースが足りていないし、まずはそこを解決する必要がある」

    「もちろん、バルセロナではより硬いタイヤに戻る。先週はそのようなタイヤでまだかなり遅れをとっていたし、奇跡はないと思う。タイヤに厳しいトラックであることはわかっているけど、硬いタイヤではかなりプッシュできるし、今日よりもプッシュすることができる。でも、全体的に1ストップはあまりエキサイティングではないので、2ストップをする方法が見つけられることの方が重要だと思う。もちろん、素晴らしいタイヤもね。ある意味、1ストップは嫌いだ。一般的に誰もレースを通してタイヤを管理するのは好きではないと思う。僕たちはプッシュしたいし、そうなればいいね。

    では、来週はバルセロナに向かう。マシンはそこでメルセデスを倒せる力があるだろう?

    「わからない」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「ソフトタイヤを使う必要があると思うし、僕たちのマシンに合ってるように思うけど、バルセロナで改めて確認するつもりだ。今のところはとにかく勝ったことをとても嬉しく思っている」

    「ギャップを完全に縮めるのはとても難しいと思う。今日はタイヤがとてもよかったし、かなりハードにプッシュすることができた。特に保守的なタイヤに戻る場所では難しいと思う」

    「基本的にほとんどのトラックで1ストップだ。そうなると僕たちにとって少し厳しくなるだろう。深刻なブリスターは誰にも出ないし、今日のように管理する必要もなくなる。どうなるか見てみよう。さっきも言ったように、とにかく今日を味わって、バルセロナで改めて僕たちの位置を見てみるつもりだ。

  • レッドブルF1 「メルセデスと同じタイヤ戦略では勝ち目はなかった」

    レッドブルF1 「メルセデスと同じタイヤ戦略では勝ち目はなかった」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1 70周年記念GPでメルセデスと同じことをしていては勝ち目はなかったと認め、マックス・フェルスタッペンは、ハードタイヤでのスタートを“受け入れるしかなかった”と語る。

    マックス・フェルスタッペンは、F1 70周年記念GPの予選Q2をハードタイヤで通過しか唯一のドライバーだった。つまり、決勝でパフォーマンスの劣るタイヤでスタートすることになったが、その予想外に戦略が奏功し、メルセデスの2台を実力で破っての勝利に繋がった。

    クリスチャン・ホーナーは、レース前に戦略を決定する際、チームとマックス・フェルスタッペンは、その戦略に長所と短所があることを認識していたが、異なる戦略を採らなければ勝ち目はなかったと語る。

    「彼は明らかにそれを受け入れるしかなかった」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「我々はシミュレーションを行い、リスクと利益が出てきた。先週のパフォーマンスを考えれば、メルセデスと同じことをやっても、結果は同じになるだけだと感じた」

    「少なくともハードで走行していれば、理論的にレース後半にセーフティカーが入っても、我々には終盤にグリップアドバンテージを得られる可能性があっただろう。そうはならなかったが、実際、我々にはレースを通してペース的にアドバンテージがあった」

    「そこにはリスクもあった。特定のタイミングでセーフティカーが入れば、それに悩まされる場所にいる可能性もある。だが、水晶玉はない」

    「だが、それはうまくいった。やってみる価値のあるギャンブルだったし、それが成果を挙げた。だが、我々はシンプルにメルセデスに対してスティントを長くして、ペース的にアドバンテージを得られるペースがあった」

    また、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがハードタイヤで見せたペースは予想外だったと認める。

    「メルセデスに対抗する最善の策は、異なることをすることだと感じていた」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「ハードタイヤ、つまり先週のミディアムタイヤでスタートしたことが、重要な要因となった」

    「ハードでQ2を突破したチームが我々だけだったことには驚いた。だが、メルセデスと比較した我々のペースは先週よりも強かったことは間違いない。コンディションはわずかに異なっていたし、タイヤ圧もわずかに異なっていた」

    「理解しなければならない多くのデータがある。今日の我々のマシンは非常に支配的だったし、素晴らしいペースで長く走ることができた」

    「それによって、我々は使い古したタイヤでメルセデスをオーバーカットすることに成功し、ポジションを上げることができた。それにより、我々はミディアムタイヤを走らせる戦略に変更し、ハードタイアで彼らをカバーできた。事実上、レースの最後は同じタイヤコンパウドでの真っ向勝負になった」

    「そのすべては、マックスのタイヤの管理とマシンのペースによって可能になった」

    「マックスはタイヤに良いフィーリングを感じていたと思う。マックスが信じられないようなタイヤをマネジメントする姿は何度も見てきた」

    「前のマシンを追いかけていると、タイヤにダメージを負うことも分かっている。メルセデスが先にピットインすることは分かっていたし、我々はそのチャンスを活かすためにも、タイヤを残しておきたかった」

    「彼は高速コーナーでタイヤを労わって走ることに自信を持っていたし、ピットインの準備もできていた。彼が無線で言っていた通り、見事にマネジメントしていた」

    「ミディアムタイヤを履いていた時もそうだったし、レース終盤にはフレッシュなタイヤを履いたルイスがアグレッシブに攻めてきた時に備えて、ペースを抑えていた」

    「メルセデスがタイヤを交換したとき、我々はかなり使い古したタイヤで彼らと同じペースで走れていた。彼らのタイヤには早い段階でブリスターが出始めており、これで勝てると思った」

  • レッドブルF1代表 「我々は予選で接戦だったマシンを周回遅れにした」

    レッドブルF1代表 「我々は予選で接戦だったマシンを周回遅れにした」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、今季マシンRB16のレースペースが予選と比較して強力なペースを発揮できている理由を理解しようとしているところだと語る。

    レッドブル・ホンダF1は、日曜日の70周年記念GPで2020年シーズン初勝利を収めた。マックス・フェルスタッペンは、タイヤのブリスター問題に苦しむ2台のメルセデスをレースペースで容易に上回って見せた。

    マックス・フェルスタッペンが4番グリッドから優勝するとともに、チームメイトのアレクサンダー・アルボンも9番グリッドから5位入賞を果たしている。

    「これまでのところ、このマシンにはちょっと手を焼いているが、今日になって初めて本来可能であると信じているパフォーマンスを目にすることができた」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「我々にとって、それがなぜこれほどうまく機能したのかを理解することが非常に重要だ」

    「風は少し弱く、気温は過去数日間、そして、先週末とかなり似ていた。ピレリが先週末に抱えていた問題のため、タイヤの空気圧は少し異なった」

    「我々にとって、このデータを持ち帰り、分析して理解することが重要だ」

    「今週末、レーシング・ポイントとルノーでコンマ1秒をかけて戦ったように土曜日は間違いなくパフォーマンスが低下している。だが、レースでは彼らを周回遅れにした」

    「大きなデルタがあるし、最初の4〜5レースでもそのパターンが少し見られていた」

    「理解しなければならないことはたくさんあるが、このパフォーマンスを得られtあことは本当に励みになるし、行われているすべてのハードワークに報いるものだ」

    また、クリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンの挽回についても賞賛した。

    「彼がコプスのアウトサイド、およびセクター1とセクター2全体で行った追い抜きなど…再び彼は非常に優れたグランプリを走ったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「土曜日にマシンがより運転しやすくなり、我々がより良い予選をすることができるようになり、アレックスが彼のレースペースで4番手または5番手でスタートしていたらどうなるかを想像してほしい」

    「それは彼のためになると確信しています。それについて疑いの余地はない」