カテゴリー: F1イギリスGP

  • マックス・フェルスタッペン F1イギリスGP初日「風にかなり敏感に反応」

    マックス・フェルスタッペン F1イギリスGP初日「風にかなり敏感に反応」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1イギリスGP初日のフリー走行でマシンバランスに苦しみながらも、FP2では5番手につける走りを見せた。

    FP1では新型フロアを装着したRB21での走行を試みたが、本人はセッション中に『信じられない』と無線で不満を訴える場面もあり、思うような走行ができなかった。FP2では改善が見られたものの、依然として課題は残されている。

    「個人的には今日はいい日じゃなかった。コーナーごとにクルマのバランスを取るのが難しかった」とフェルスタッペンはコメント。

    「風の影響もかなりあったけど、それを言い訳にはできない。状況はみんな同じだ。毎週末コンディションが違うから、それに合わせていかないといけないけど、今週の僕たちのクルマは風にかなり敏感に反応しているように感じる」

    「明日に向けてデータを分析して、どう改善できるか探っていくつもりだ。ただ全体的に、少しパフォーマンスが足りていない」

    明日の予選ではコンディションがさらに変化する可能性もあるが、フェルスタッペンとしてはマシンのポテンシャルを最大限に引き出すための準備が求められる。

    マックス・フェルスタッペン F1 イギリスGP

  • アービッド・リンドブラッド F1イギリスGP初日「すぐにまた乗りたくなった」

    アービッド・リンドブラッド F1イギリスGP初日「すぐにまた乗りたくなった」

    レッドブルのジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)でレッドブルRB21を駆り、初のF1公式セッションを走行。17歳のイギリス人ドライバーは全22周を走りきって14番手のタイムを記録し、「すごい経験だった」と振り返った。

    今季F2にも参戦しているリンドブラッドは、6月にFIAからスーパーライセンスを取得し、今回の母国GPで角田裕毅のマシンを託された。

    走行を終えたリンドブラッドは「レッドブルの皆に本当に感謝している。初めてF1の公式セッションに出られたのは素晴らしかった」と語った。

    「自分としては悪くない走りができたと思う。クルマにもすぐ慣れたし、スピードも問題なかった。もちろん、あと何周か走ればもっと速くなれたと思うけど、F2より13~14秒速いF1マシンに初めて乗ったことを考えれば、限られた準備の中では満足できる内容だった」

    セッションでは無理をせず慎重に臨んだのかという質問に対しては、こう答えた。

    「正直なところ、今のF1マシンは本当に速いから、僕のメンタルの限界の方がクルマの限界より低い。だからこそ最初から全力で攻める意識で行った。自分の感覚では限界以下だろうと思っていたので、実際はちゃんと攻めていたよ」

    アービッド・リンドブラッド F1 イギリスGP

    F2と掛け持ちでの週末となる中で、リンドブラッドはレッドブルのサポートにも感謝を述べた。

    「今の僕の本業はF2だけど、レッドブルは本当に協力的で、エンジニアたちともかなり前から一緒に仕事をしてきた。F1の世界や要求レベルを少しずつ理解してきている」

    そして、F1マシンに再び乗りたいかと問われると、迷わずこう答えた。

    「セッションが終わった瞬間に、また乗りたいって思った。F2マシンに戻るとすごく遅く感じたし、全体的に見劣りする。F1マシンを運転するチャンスなんて、ほとんどの人は得られない。それを考えると、本当にありがたい機会だったし、F2で良い仕事をして、早くフルタイムのF1ドライバーになれるように努力するつもりだ」

  • F1イギリスGP FP2:ランド・ノリスが初日最速 角田裕毅は15番手に沈む

    F1イギリスGP FP2:ランド・ノリスが初日最速 角田裕毅は15番手に沈む

    マクラーレンのランド・ノリスが、シルバーストンで行われた2025年F1イギリスGPのフリー走行2回目(FP2)で最速タイムを記録した。オーストリアGPでの勝利に続き、母国イギリスでの週末に向けて好調な滑り出しを見せている。

    ノリスは1分25秒816を記録し、2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.222秒、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)に0.301秒の差をつけてトップに立った。

    FP1で最速だったハミルトンはFP2でも序盤から好調を維持し、ピレリのミディアムタイヤで1分27秒280をマーク。一方、ノリスとリアム・ローソン(レーシングブルズ)は交通渋滞に悩まされる場面も見られた。

    突風が吹きつける中、各チームは空力バランスの最適化に苦戦。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は無線で「風が強すぎる」と訴え、序盤10分で暫定トップに立ったが、すぐにハミルトンとアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)にかわされた。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、高速コーナーでのフロントタイヤの応答性に不満を表し、「ハイスピードでフロントタイヤが全然反応しない」と無線で叫んだ。カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)はラフィールドで単独スピンを喫したものの、ダメージはなかった。

    FP2中盤には、メルセデス勢がソフトタイヤに切り替えてタイムを伸ばし、キミ・アントネッリが1分26秒383でトップに浮上。しかしその後、ルクレールとノリスがタイムアタックを実施し、ノリスが唯一1分25秒台に突入。ルクレールは「フロント左に問題がある、まだまだタイムを削れる」と訴えていた。

    その後、各車はロングランに移行し、ノリスのトップタイムは最後まで破られなかった。

    フェラーリのハミルトンとルクレールがトップ3を占め、4番手はピアストリ、5番手にフェルスタッペン、6番手にアントネッリが続いた。7番手はアストンマーティンのランス・ストロール、8番手はメルセデスのジョージ・ラッセル、レーシングブルズのハジャーとローソンがトップ10を締めた。

    11番手はウィリアムズのアレックス・アルボン、以下フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)、エステバン・オコン(ハース)、角田裕毅(レッドブル)、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)と続いた。

    角田裕毅は1分26秒980を記録し、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに対して0.666秒差の15番手に終わった。なお、角田裕毅はFP1を欠場しており、代わってレッドブルから17歳のアービッド・リンドブラッドが出走。リンドブラッドは1分27秒390で14番手につけ、フェルスタッペンとの差は0.498秒だった。つまり、タイム差の面ではFP1のリンドブラッドの方が僅かに小さい結果となった。

    17番手はニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、オリー・ベアマン(ハース)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)が後方に沈んだ。サインツJr.はスピン後のリカバリーについて審議対象となっている。

    2025年のF1世界選手権 イギリスグランプリ フリー走行2回目

    2025年F1 イギリスGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分25秒816
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分26秒038
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分26秒117
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分26秒286
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分26秒314
    6.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分26秒383
    7.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分26秒430
    8.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分26秒523
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分26秒524
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分26秒640
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分26秒840
    12.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分26秒876
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分26秒904
    14.エステバン・オコン(ハース) – 1分26秒941
    15.角田裕毅(レッドブル) – 1分26秒980
    16.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分27秒159
    17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分27秒165
    18.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分27秒174
    19.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分27秒226
    20.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分27秒289

  • 角田裕毅は15番手 … F1イギリスGP FP2:結果・タイムシート

    角田裕毅は15番手 … F1イギリスGP FP2:結果・タイムシート

    2025年F1 イギリスGP フリー走行2回目(FP2)の結果・タイムシート。7月4日(金)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリのフリープラクティス2が行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は15番手だった。

    ノリスがFP2最速 タイムは昨年のポール超え
    ランド・ノリス(マクラーレン)が1分25秒816を記録し、2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.222秒差をつけてトップに立った。このタイムは2024年のポールポジションタイムをも上回っており、今週末の予選への期待が高まっている。

    角田裕毅はP15 復帰初セッションで苦戦
    FP1ではアービッド・リンドブラッドにシートを譲っていた角田裕毅(レッドブル)は、午後のFP2から走行開始。突風や不安定なコンディションの影響もあり、最終的にはトップから1.164秒差、チームメイトのマックス・フェルスタッペンからは0.666秒遅れの15番手に留まった。

    ハジャー&ローソンがトップ10入り
    レーシングブルズ勢は好調を維持し、アイザック・ハジャーが9番手、リアム・ローソンが10番手でセッションを終えた。特にハジャーは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)にわずか0.001秒差に迫る走りを見せた。

    フェルスタッペンはP5 依然として苦戦か
    FP1では10番手に終わったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、FP2では5番手に浮上。ただし、車のアンダーステア傾向が続いており、週末を通しての課題となりそうだ。

    サインツがスピンも大事には至らず
    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)はセッション中盤にターン7でスピン。ニコ・ヒュルケンベルグやルイス・ハミルトンと接触しそうになる場面もあったが、幸い接触は避けられた。

    アルピーヌ最下位 フランコ・コラピントが20番手
    アルピーヌ勢は今回も苦戦。ピエール・ガスリーが18番手、フランコ・コラピントが20番手に終わり、いずれもパフォーマンス不足を露呈。特に今週末のシルバーストンはパワーサーキットであり、パワーユニット面での劣勢が影響していると見られる。

    2025年F1 イギリスGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分25秒816   26
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分26秒038 0.222 29
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分26秒117 0.301 29
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分26秒286 0.470 27
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分26秒314 0.498 23
    6 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分26秒383 0.567 28
    7 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分26秒430 0.614 24
    8 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分26秒523 0.707 27
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分26秒524 0.708 27
    10 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分26秒640 0.808 28
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分26秒840 1.024 30
    12 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分26秒876 1.060 24
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分26秒904 1.088 27
    14 31 エステバン・オコン ハース 1分26秒941 1.125 26
    15 22 角田裕毅 レッドブル 1分26秒980 1.164 25
    16 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分27秒159 1.343 27
    17 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分27秒165 1.349 29
    18 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分27秒174 1.358 24
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分27秒226 1.410 27
    20 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分27秒289 1.473 29
  • 2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目:ハイライト動画

    2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目:ハイライト動画

    2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目(FP1)のハイライト動画。シルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリのフリープラクティス1が行われ、地元イギリスの英雄ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

    マクラーレン勢のランド・ノリスとオスカー・ピアストリが2番手、3番手に続き、母国ファンの前でイギリス人ドライバーたちが上位を席巻する結果となった。

    ハミルトンはセッションの大半で上位に位置し続け、ピレリのソフトタイヤで1分26秒892を記録。2番手のノリスに0.023秒差をつけて最速となった。ピアストリもそのすぐ後ろに続き、2台のマクラーレンが僅差でフェラーリに迫る展開だった。

    フェラーリのシャルル・ルクレールは4番手。フェラーリとマクラーレンの4台がトップ4を占める形となった。

    セッション中に赤旗や大きなアクシデントはなかったが、アルピーヌのピエール・ガスリーとキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトが、いずれも高速のコプス・コーナーでスピンを喫した。ただし、両者ともダメージなく走行を続けている。

    今週末のFP1ではレッドブルから17歳のアービッド・リンドブラッドがF1公式セッションデビュー。角田裕毅に代わってRB21をドライブし、初走行ながら14番手タイムを記録した。

    チームメイトで現世界王者のマックス・フェルスタッペンには約0.5秒差にとどめ、堂々たる滑り出しとなった。

    動画の公開は終了しました
  • アービッド・リンドブラッド F1史上2人目の“17歳以下デビュー”達成

    アービッド・リンドブラッド F1史上2人目の“17歳以下デビュー”達成

    アービッド・リンドブラッドが2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)で角田裕毅に代わってレッドブルRB21をドライブし、17歳以下でグランプリ週末に出走した史上2人目のF1ドライバーとなった。

    前例があるのは2014年に当時トロ・ロッソからデビューしたマックス・フェルスタッペンのみで、同様にレッドブル育成プログラム出身という共通点も持つ。

    母国シルバーストンでのF1初走行に向けて、リンドブラッドは走行前にその思いを語っていた。

    「この瞬間を母国シルバーストンで、しかもレッドブルのマシンで迎えられるのは特別だ」と語ったリンドブラッドは、5年前にレッドブル・ジュニアチームへ加入して以来の歩みを振り返りながら、「ここまで育ててくれたレッドブルとこのチャンスを分かち合えるのは本当に嬉しい。新たな章の始まりになることを願っている」と述べていた。

    アービッド・リンドブラッド F1 イギリスグランプリアービッド・リンドブラッド、F1週末デビューを前にシルバーストンを歩く

    14歳でジュニアチームに加わった彼は、その後F4からF3、現在のF2まで一貫して急成長を遂げ、2025年シーズンはF2ルーキーながらランキング6位につけている。

    「レッドブルがいなければ今の僕はいない。彼らのおかげでここまで来られた。特にヘルムート・マルコ博士や、“ロッキー”(ギヨーム・ロケラン)のような存在から多くを学んだ」と感謝を口にした。

    今回の走行は、テレビで見ていたヒーローたちと同じ舞台に立つという意味でも大きな出来事だった。

    「ルイス(・ハミルトン)は僕が育つ中で憧れていた存在。そんな彼と同じトラックに立てるなんて、本当に特別。ピットウォールにいるエンジニアや、クリスチャン(・ホーナー)たちと実際に仕事をするなんて信じられない気持ちだ」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1リンドブラッドは18歳の誕生日前にFIA世界モータースポーツ評議会からスーパーライセンスを取得

    すでに過去にはチームのブリーフィングに同席し、エンジニアとのやり取りも経験していたリンドブラッドは、今回のFP1出走に対して明確な準備をして臨んでいた。

    「彼らがどんなフィードバックを求めているかは理解しているつもりだし、無意識のうちにそれを出せるようになってきた。今回の走行でも、自分の役割をしっかり果たしたい」

    また、以前SNSで注目を集めた「ランド・ノリスにサインを求め、『5年後に会おう』と語った14歳の少年」は、わずか4年でその“約束”を現実にした。

    「予定より少し早いけど、まだF1ドライバーになったわけじゃない!」と当時の自分を笑いながら、「でも14歳の時から目指してきた道を歩めている実感がある」と語っていた。

    走行内容については今後のチーム評価を待つ形となるが、リンドブラッドにとってこの初走行は確実に将来へとつながる一歩となった。

    「5歳のころソファでF1を見ていた自分が、いつかあの場所に立ちたいと夢見ていた。その夢に近づけたことを誇りに思っている」

  • フェルナンド・アロンソ フェルスタッペンのF1移籍話に「僕の助言は高くつく」

    フェルナンド・アロンソ フェルスタッペンのF1移籍話に「僕の助言は高くつく」

    F1イギリスGPの週末を前に、マックス・フェルスタッペンがレッドブルF1を離れてメルセデスF1へ移籍する可能性をめぐる議論は再燃している。

    すでに何人かのドライバーがこの話題について持論を展開しているが、グリッドで最も経験豊富なフェルナンド・アロンソに質問が及ぶと、メディアは固唾をのんで見守った。

    アロンソは、いつものようにウィットに富んだコメントですぐに応じた。

    「いや、助言はしない。まあ、コンサルタントにはなれるけど、それには巨額の報酬が必要だ。今のところ、助言はなし」と笑顔で語った。

    この発言は、フェルスタッペンの将来をめぐる憶測が渦巻く中で飛び出したものだ。最近の報道では、フェルスタッペンがメルセデスF1への移籍を検討しているとされており、トト・ヴォルフも両者が話し合いをしていることを認めている。ただし、その詳細な内容については不明である。

    この話は、レッドブルF1がコンストラクターズランキングで4位に後退し、パフォーマンスが低下している状況と重なっている。一方、メルセデスF1はカナダGPでジョージ・ラッセルが優勝し、今季初勝利を飾ったばかりだ。ラッセルは現在、フェルスタッペンにわずか9ポイント差で迫っており、今の流れが続けば、王者の座が入れ替わるのも時間の問題だ。

    とはいえ、来年にはまったく違う展開が待っている可能性もある。2026年のレギュレーション変更によって、チャンピオンシップは一度リセットされ、現在のルール下で苦戦しているチームにも巻き返しのチャンスが生まれるからだ。

    「来年は、アストンに限らず、多くのチームにとって大きなチャンスがある。ルールがリセットされて、我々全員がもっと大きな成果を狙える位置に行きたいと思っている。だから、それがチャンスなんだ」とアロンソは語る。

    フェルナンド・アロンソ F1 マックス・フェルスタッペン

    2026年に向けては、アストンマーティンF1も大きな変化を迎える。最近ではエイドリアン・ニューウェイの加入を含む大型投資も行われている。

    アロンソは、自チームのインフラについてこう語った。

    「ファクトリーについて言えば、我々が持っている施設はスポーツ界で最高か、あるいはその一つだと思う」

    「でも、重要なのは何を持っているかとか、どこでマシンを作っているかじゃなくて、結局のところ結果こそがチームの強さを示すものなんだ。シーズン序盤は非常に厳しい状況でスタートして、競争力に欠け、何戦もポイントが取れなかった」

    「君たちの中には、アストンマーティンにあまり感心せず、チームが正しい方向に進んでいないと評していた人もいた。けれど今日ファクトリーを訪れて、その施設やチームのレベルにショックを受けたはずだ」

    「だから次に何かを語るときには、君たちの同僚たちが今回のことを忘れないことを願っている」

  • F1イギリスGP ハミルトン最速発進 角田裕毅の代走リンドブラッドは14番手

    F1イギリスGP ハミルトン最速発進 角田裕毅の代走リンドブラッドは14番手

    2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目がシルバーストンで行われ、フェラーリのルイス・ハミルトンが1分26秒892でトップタイムを記録。マクラーレンのランド・ノリスがコンマ0.023秒差で続き、地元イギリス勢が母国で存在感を示した。

    このセッションでは2名の若手ドライバーがFP1デビューを果たした。レッドブルは17歳のアービッド・リンドブラッドを角田裕毅の代わりに起用。

    一方、アルピーヌはリザーブドライバーのポール・アロンをニコ・ヒュルケンベルグのキック・ザウバーに乗せた。両チーム間で21歳の起用に関して合意した形だ。

    序盤はハースのエステバン・オコンが先陣を切り、多くのマシンがミディアムタイヤで走行開始。アストンマーティンとウィリアムズ勢はハードタイヤを装着していた。レーシングブルズのリアム・ローソンは早々にリンドブラッドに引っかかったと不満を述べ、「前のドライバーはミラーを確認するべきだ」と無線で訴えた。

    最初のセグメントでは、ハミルトン、ノリス、ラッセルとホームドライバーが次々にトップに立つ展開に。その後、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がルクレールを上回るタイムを記録したタイミングで、他のドライバーたちはソフトタイヤに履き替え始めた。

    アルピーヌのピエール・ガスリーはコプスでスピンを喫し、タイヤにフラットスポットを作るも走行を続行。ウィリアムズのカルロス・サインツは一時ピット内でマシンがスタンドに上がり、フロアのチェックが行われていたとみられる。

    残り20分を切った頃には、各車ソフトタイヤでのアタックが本格化。ノリスが再び最速に立つも、最後にハミルトンが再度トップを奪取。1分26秒892を記録し、40歳の地元ヒーローが9度の勝利を誇るシルバーストンで見事な滑り出しを見せた。

    オスカー・ピアストリが3番手、シャルル・ルクレールが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手に続いた。ハジャーが6番手と健闘し、アレックス・アルボン、ローソン、キミ・アントネッリがそれぞれ7~9番手。マックス・フェルスタッペンは10番手に終わった。

    その後方では、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが11・12番手、リンドブラッドが13番手、サインツが14番手、オコンが15番手。16~20番手にはフランコ・コラピント、アロン、オリバー・ベアマン、ガスリー、ガブリエル・ボルトレトが並んだ。

    この後、現地時間16時からはフリー走行2回目が予定されており、各チームはデータを解析し次のセッションに備える。

    F1 イギリスGP イギリスグランプリアービッド・リンドブラッドが母国シルバーストンでレッドブル・レーシングからFP1デビュー

    2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目 順位・ラップタイム

    1.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分26秒892
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分26秒915
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分27秒042
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分27秒095
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分27秒163
    6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分27秒217
    7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分27秒304
    8.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分27秒351
    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分27秒367
    10.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分27秒432
    11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分27秒678
    12.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分27秒844
    13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分27秒909
    14.アービッド・リンドブラッド(レッドブル) – 1分27秒958
    15.エステバン・オコン(ハース) – 1分28秒057
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分28秒086
    17.ポール・アロン(ザウバー) – 1分28秒142
    18.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分28秒147
    19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分28秒332
    20.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分28秒397

  • リンドブラッドは14番手 … F1イギリスGP FP1:結果・タイムシート

    リンドブラッドは14番手 … F1イギリスGP FP1:結果・タイムシート

    2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。7月4日(金)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリのフリープラクティス1(FP1)が行われた。

    トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)、2番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅に代わってレッドブルのマシンをドライブしたアービッド・リンドブラッドは14番手だった。

    ハミルトンが地元で最速発進 フェラーリ勢が好調な滑り出し
    ルイス・ハミルトンが1分26秒892でトップタイムを記録し、地元シルバーストンでの週末を理想的な形でスタートさせた。僅か0.023秒差でランド・ノリスが2番手、オスカー・ピアストリが3番手と続いた。フェラーリのシャルル・ルクレールも4番手につけ、チームとして好感触を得ている。

    レッドブルは苦戦 フェルスタッペンが無線で不満を吐露
    レッドブルF1はFP1で思うような仕上がりを見せられず、マックス・フェルスタッペンは「クルマが曲がらない」と無線で不満を漏らした。新型フロアを導入したフェルスタッペンは10番手にとどまり、チームとして改善の余地を残したセッションとなった。

    レーシングブルズが上位進出 ハジャーとローソンが健闘
    レーシングブルズはシルバーストンに持ち込んだ特別カラーリングとともに好調を披露。アイザック・ハジャーが6番手、リアム・ローソンが8番手に入り、フェルスタッペンを挟む形で存在感を示した。

    17歳リンドブラッドがF1初走行で堂々の走り
    角田裕毅の代役として出走したアービッド・リンドブラッドは、レッドブルRB21でのF1デビューセッションを14番手で終えた。タイムはフェルスタッペンから約0.5秒遅れだったが、安定した走りで高評価を得た。

    ガスリー、ストロールらがスピン 風に苦しむドライバー続出
    風が強かったFP1では、複数のドライバーが挙動を乱す場面も。ピエール・ガスリーやランス・ストロールがコプスでスピンを喫したほか、カルロス・サインツJr.も縁石でフロアを傷め、一時作業を強いられた。

    2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分26秒892   26
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分26秒915 0.023 26
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分27秒042 0.150 28
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分27秒095 0.203 26
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分27秒163 0.271 25
    6 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分27秒217 0.325 28
    7 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分27秒304 0.412 30
    8 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分27秒351 0.459 27
    9 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分27秒367 0.475 25
    10 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分27秒432 0.540 26
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分27秒678 0.786 24
    12 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分27秒844 0.952 22
    13 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分27秒909 1.017 26
    14 36 アービッド・リンドブラッド レッドブル 1分27秒958 1.066 22
    15 31 エステバン・オコン ハース 1分28秒057 1.165 23
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分28秒086 1.194 27
    17 97 ポール・アロン ザウバー 1分28秒142 1.250 25
    18 87 オリバー・ベアマン ハース 1分28秒147 1.255 24
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分28秒332 1.440 23
    20 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分28秒397 1.505 23
  • F1イギリスGP:記者会見 Part.2 – ルクレール、角田裕毅、ラッセル

    F1イギリスGP:記者会見 Part.2 – ルクレール、角田裕毅、ラッセル

    2025年F1イギリスGPを前にした木曜恒例のドライバーズプレスカンファレンスの「PART TWO」には、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、角田裕毅(メルセデス)、そして地元イギリス出身のジョージ・ラッセル(メルセデス)の3人が登壇。3人はシーズン前半の評価や今後の課題に加え、チーム内での立場や将来に関する率直な思いを語った。

    ルクレールはフェラーリのアップグレードに期待を寄せつつも、マクラーレンの優位性を認め、「差を詰めるには複数の要素が必要だ」と冷静に分析。

    角田裕毅は「RB21への適応には時間がかかる」としつつも手応えを感じ始めていると述べ、サポートを強調。ラッセルは契約問題への集中報道にも動じる様子を見せず、「パフォーマンスがすべてだ」と強調した。

    Q:では今日はシャルル選手から始めさせていただきます。直近4戦で3回の表彰台を獲得されていますが、今回のイギリスGPに向けて、フェラーリとご自身の自信のほどはいかがでしょうか?

    シャルル・ルクレール: そうだね。まず最初に、最近の傾向にはかなり満足している。僕らは一歩一歩前進している。でもまだ完全には満足していない。というのも、最終的な目標はレースに勝つことだから。とはいえこのレースは、過去にも僕たちがけっこう競争力を発揮していたサーキットだと思う。ルイスはここでいつも素晴らしい走りをしているし、今週末はいい週末になることを願っているし、優勝を狙えたらと思っている。最後に優勝争いをしたのはかなり前だから、今回こそはそのチャンスになるといいね。

    Q:まだ満足されていないとのことですが、今季は折り返し地点に来ました。これまでフェラーリとして何を成し遂げてこられたか、また後半戦に向けての展望を教えていただけますか?

    ルクレール: 今シーズン前半は、僕たちが予想していたよりもずっと厳しかった。去年はシーズン終盤にかけて優勝争いをして、コンストラクターズ争いもしていたから、今年は少なくとも同じ位置からスタートできると期待していたけど、実際はそうじゃなかった。もう少し苦戦していたね。でも今は、開発によって自分たちの方向性が見え始めていて、前に進めている。これからさらにアップグレードもあるし、できるだけ早く投入されれば、マクラーレンやレッドブルとの差を縮める助けになると思う。メルセデスは少しアップダウンがあるように見えるけど、結局は僕たちがほかよりもいい仕事をして、前のチームに追いつかないといけない。

    Q:後半戦はどのようになりそうでしょうか?

    ルクレール: わからないけど、前半戦よりは明るい展開になることを願っている。

    Q:ありがとうございます。それでは角田選手にうかがいます。オーストリアGPでは厳しいレースとなりましたが、当時抱えていた問題についてはご理解されましたか?

    角田裕毅: レース中の問題は自分自身の判断ミスでした。オーバーテイクを試みたときに、たぶんあと1周待ってもよかったと思うんですけど、あの場面であそこまで全開で行く必要はなかったですね。なので、あのときのレースクラフトは自分にとって理想的じゃなかったです。

    ペースに関しては、フロントウイングを交換してからは正直そんなにいい参考にはならなかったと思っています。ただ、今自分が一番集中して取り組んでいるのがこの部分で、特にロングランは、これまでいつも苦手だったので、今回の週末に向けて何ができるかをこの数日間すごく考えてきました。これまでやったことがなかったアプローチもいくつか試そうと思っているので、今は前向きな気持ちです。ショートランについても、自信を持てるようになるまで、もう少しのところまで来ていると思います。

    Q:一部の方は、レッドブルは「1台体制」だと見ておられます。レッドブル・レーシングの全員から全面的なサポートを受けているという実感はおありでしょうか?

    角田裕毅: はい、もちろんです。特に最近は、クリスチャンやヘルムートから、これまで以上にサポートを感じています。たとえば、気分をリセットするためにレッドブル・レーシングのフィジオと一緒にイギリス南部に行ったんですけど、それも2人の提案で、自然の中でリフレッシュすることが目的でした。それが自分のリズム作りにすごく役立ちました。

    それに、今まで試したことのないことをいろいろやらせてもらっていて、普通なら許可されないようなこともやらせてくれているので、本当に感謝しています。

    Q:ありがとうございます。ジョージ選手、お会いできてうれしいです。新しい契約は決まりましたか?

    ジョージ・ラッセル: いきなり直球だね。前回話したときから何の進展もない。正直に言うと、今シーズンのほとんどで話してきたように、僕はただドライビングに集中している。この週末は僕にとってもチームにとっても特別なレースだし、母国グランプリは一年の中で一番好きなレースだから、全神経を集中して勝利を狙いたい。去年はここでポールポジションを取って、レースの最初の3分の1をリードしていた。今年は気温も僕たちにとってやや有利になりそうだ。去年ほど良い条件ではないけど、少なくとも先週のオーストリアよりは良い。明らかに、あそこで僕たちは苦しんだからね。とにかくこの週末を楽しみにしている。

    Q:パフォーマンスには期待しています。ただ、契約に話を戻させていただくと、これだけ話が長引くと、チームの忠誠心に疑問を持ったりなさいますか?

    ラッセル: 公になっていないけど、裏ではたくさんの会話をしているし、彼らがどこに忠誠を置いているかは分かっている。公表する必要もないし、世間に伝える必要もない。確かに今週は、いろいろなニュース記事や憶測が出たことで会話が増えたけど、僕の立場からすると、それによって変わることは特にない。前にも言った通り、自分が今これまでで一番良いパフォーマンスをしていると感じているし、それがすべてを物語っている。それだけだ。

    Q:他チームと話をされていますか?

    ラッセル: いや、してない。

    記者からの質疑応答

    Q:ジョージ選手、これがF1でのベストシーズンだと感じておられますか? その一方で噂の渦中にあることについて、不公平だと思うことはございますか?

    ジョージ・ラッセル: それは周りが判断することだと思う。僕自身はけっこう図太い方だし、ニュースも噂もほとんど読まない。ただ事実に集中して運転している。今年の初めにも言ったけど、契約があってもパフォーマンスがなければシートを失うし、パフォーマンスを出せば自然と状況は整う。だから、僕としてはこれ以上言うことはあまりないし、これまで通りドライビングに集中するだけだ。

    Q:他チームと契約について話されるご予定はありますか? また、そうした動きがあった方がよいとお考えですか?

    ラッセル: すべてのチームには2つのシートがあるし、各チームが将来の可能性を探っているのは当然のことだと思う。それを個人的に受け止めたりはしていない。僕は最初から誰とでもチームメイトになる準備があると言ってきた。もちろんいろいろな会話や噂があるし、それが僕に向けられているのも理解している。でも僕自身の立場は変わらない。これからもメルセデスと一緒にやっていきたい。トトは僕を裏切ったことは一度もないし、いつも約束を守ってくれている。ただ、彼はチーム全体のことを考えなければならない。それは僕だけじゃなくて、メルセデスで働く何千人もの人々のためでもある。だから僕にとっては心配することではないし、チームメイトが誰になるかも気にしていない。ただドライビングに集中するだけだ。

    Q:FIA会長選で新たな候補者が出てくる可能性があるようですが、GPDAの代表として、ビン・スライエム会長との争いが起きることについて、どうお考えでしょうか?

    ラッセル: 競争があるというのは、人生において常に良いことだと思う。人のベストを引き出してくれるからね。過去には我々もその点について声を上げてきたことがあるけど、最近は状況が改善してきていると感じている。それはこのスポーツに関わるすべての人にとって良いニュースだと思う。最終的には、1つのポジションをめぐって2人が争うなら、ベストを尽くすしかない。ドライバー契約と似たようなものだ。

    Q:契約の話に戻って恐縮ですが、メルセデスはご自身にとってチャンピオン獲得のために最適なチームだとお感じですか?

    ラッセル: そう思っている。来年に向けては不確定要素が多すぎる。クルマのことも、エンジンや燃料のことも、すべてが未知数だ。その中で、両者にとってベストな選択は、今の体制を継続することだと思っている。僕たちはサーキットで高いレベルでパフォーマンスを発揮できているし、僕自身も良い状態だ。来年でメルセデスに加入して5年目になるけど、マクラーレンのランドや、フェラーリのシャルルのように、長くチームにいるドライバーにとっては、レギュレーションが大きく変わる局面では一貫性が最大の武器になる。

    Q:シルバーストンはF1にとって特別な場所ですが、ご自身にとってこのサーキットはどれほど重要で、最初の思い出は何でしょうか?

    ラッセル: すごく鮮明に覚えているのが、2009年のグランプリのスタートだ。当時はコプスコーナーの外側、ターン1のあたりに座っていた。あのときの音とスピードが本当に鳥肌もので、衝撃的だった。当時はカデットクラスでカートをやっていたけど、あの瞬間に「いつかここに立ちたい」と思った。その後、ここで初レースをして、初勝利もあって、F1マシンでの初テストもこのサーキットだった。思い出がたくさんある。

    角田裕毅 F1 イギリスグランプリ

    Q:角田選手にお伺いします。レッドブルはドライバーに対してプレッシャーをかけるチームでもあると思いますが、今シーズンここまでRB21に8戦ほど乗ってこられて、その適応には1シーズンくらいかかるものなのでしょうか?あるいはマックス選手以外のドライバーには時間が必要だとお感じですか?

    角田裕毅: そうですね、ドライバーにもよると思いますけど、同時に、これまで誰もこのマシンにすぐ慣れたという感じは見たことがないです。なので、それが現実なんだと思います。

    ただ、ショートランに関しては少しずついい方向に行っている感触はあります。オーストリアではQ1を通過できませんでしたけど、ギャップ自体はかなり僅差でしたし、マックス選手との比較で言えば、今後投入される予定のアップデートもあります。フルパッケージが揃えば、求められているレベルには届く自信はあります。そこを目指して努力しています。

    ロングランについては、まだ課題が多いですけど、改善の糸口は見つかってきています。これまで試したことのないドライビングスタイルもいくつか見つけていて、それをこれから試すつもりです。

    あとは、コンディションが毎回変わる中で、VCARBにいたときのように最初の1周から全開で行けるほど自信を持てる状態ではないというのもあります。でもレッドブルでは、まず自分の中でビルドアップしていくのが正しいアプローチだと思っていて、間違っているとは思っていません。ただ、少し時間がかかるだけかなと思っています。1シーズンかかるかどうかは分かりませんけど、少なくとも良い方向に進んでいるのは確かです。

    Q:ルクレール選手に伺います。今後投入される予定のアップグレードで、マクラーレンとのギャップは縮まるとお考えですか?

    シャルル・ルクレール: そう思ってなかったら不安になる。僕たちはそのギャップを縮めるためにすべての努力をしているし、今後投入予定のアップグレードでも、今の弱点に対処できるはずだ。それで差はある程度縮まると思う。

    ただ、完全にギャップを埋められるかというと、それは違うと思う。今の彼らの優位はかなり大きいし、それは1つのパーツや1回のアップデートだけでどうにかなるレベルじゃない。いくつもの要素が積み重なって、今の速さがあるからね。

    でも少しずつギャップが縮まれば、彼らにプレッシャーをかけることができる。今のマクラーレンは余裕を持ってレースをしているから、僕たちがもう少し近づければ、ミスを引き出せるかもしれない。そういう戦い方ができるといいなと思ってる。

    Q:角田選手にお伺いします。ドクター・マルコはこれまで何度か、今季中に他のドライバーと交代させるつもりはないとおっしゃっていました。そのような言葉を受けて、今季のシートが確保されているという安心感はございますか?

    角田裕毅: はい、もちろん「2戦以内に交代する」と言われるよりは、安心感があります(笑)。でも、そう言ってもらえているとはいえ、やっぱり毎戦で結果を出さなきゃいけないのは変わりません。

    オーストリアのレースについては、ヘルムートさんはもちろん満足していなかったですけど、それでも引き続きサポートしてくれています。自分のスピードや才能を信じてくれているので、あとは自分がそれをコース上で証明しないといけません。

    彼は昔からずっと率直な方で、良かったレースは褒めてくれるし、悪かったときは何がダメだったかハッキリ言ってくれます。そのプレッシャーが逆に自分の能力を引き出してくれることもあって、それはジュニア時代から変わっていません。今はそのサポートに感謝しています。

    Q:角田選手にもう一つお伺いします。ザク・ブラウンさんが「マックス選手がいなければレッドブルはレーシングブルズよりも下」と発言されました。これについてどのように感じられましたか?

    角田裕毅: たしかに、それは事実かもしれないです。でも、どういう意図でそう言ったのかはちょっと分からないです。

    現時点の自分のパフォーマンスだけを見れば、たしかにそう言われても仕方ないかもしれません。ただ、自分はレッドブルのプレシーズンテストには出ていないので、正直まだ100%全体像を把握しているわけではないです。

    VCARBに関しては、シーズン序盤からかなりいいパフォーマンスを見せています。オーストラリアでは運が悪かったですけど、ちゃんと戦略が決まっていれば、中国も含めてもっとポイントを獲れていたはずです。そこは良かったと思っています。

    でも今は完全にレッドブルに集中していますし、このクルマはちゃんと機能すれば強いです。大事なのは、もっと理解を深めて、エンジニアとしっかり連携して、自分のドライビングをさらに合わせ込んでいくことです。そのために努力していますし、もっと引き出せると思っています。

    Q:最後に3人のドライバー全員にお伺いします。今年は現行レギュレーションの最終年ということで、上位4チーム間の競争がより接近することを期待されていた方も多かったと思います。ですが実際には、皆さんのチームはマクラーレンに後れを取っている印象です。なぜこのような差が生まれてしまったとお考えでしょうか?

    ジョージ・ラッセル: もしその理由が分かっていたら、僕たちは遅れていなかったと思う。正直なところ、明確な理由は分かっていない。彼らはタイヤの扱いがすごく上手いし、高温のレースでも速い。アップデートが期待通りに機能しているんだと思う。

    一度、開発の正しい方向性を掴めれば、得られるリターンは非常に大きい。マクラーレンはその完璧なラインに乗ったんだろうね。

    でも今のマシンやレギュレーションは簡単じゃない。来年の変更もあるけど、あれも簡単ではないと思う。ただ、クルマはもっと普通の構造に近くなるかもしれない。その代わり、パワーユニットやバッテリーの問題が加わってくる。それはまた別のチャレンジになる。

    シャルル・ルクレール: ジョージの言ったことにはすごく同意する。マクラーレンが今年ここまで大きく前進するとは、たぶん多くの人が予想してなかったと思う。というのも、レギュレーション最終年って、通常はみんなのパフォーマンスが収束してくるからね。

    でも今年は、彼らだけが大きなステップを踏んできた。たぶん何か一つの要素で速くなったわけじゃなくて、いろいろな要素を他のチームよりうまく組み合わせているんだと思う。

    特に暑いコンディションでの改善が著しい。今年のバーレーンのFP3だったと思うけど、あの暑さの中でオスカーが出したラップタイムには本当に驚かされた。言葉を失うような速さだったし、なぜあのタイムが出せたのか理解できなかった。

    つまり、彼らは何かを見つけたんだと思う。特に暑さの中で、タイヤの使い方も含めて、僕たちがまだ理解しきれていない何かをね。

    角田裕毅: 自分は去年レッドブルで走っていなかったので、正直なところ、比較するのは難しいです。

    Q:ジョージ選手にお伺いします。来年について、いつまでに結論が出る必要があるとお考えでしょうか? トト・ヴォルフさんとはその件で話し合っておられますか?

    ジョージ・ラッセル: 正直に言うと、具体的な期限があるわけじゃない。もちろん自然な流れとしては、サマーブレイク前には決まっていたいとは思っているけど、僕はメルセデスにマネジメントされている立場なので、自分の手で進められる話ではない。

    だから今のところは特に何も考えていないし、もちろんこうして毎回聞かれるけど、話せば話すほど進展がなくなる気もする。タイミングが来たら決まるだろうし、おそらく数週間以内には何かしら起きるとは思うけど、今は様子を見ている段階だ。

    Q:ジョージ選手にもう一つお伺いします。仮に来年メルセデスとの契約がまとまらなかった場合、F1で自身の目標や地位に見合う代替プランについては、どの程度の自信をお持ちでしょうか?

    ラッセル: かなり自信がある。これまでの自分のパフォーマンスを見れば、それだけで十分だと思っている。あまり多くを語る必要はないね。

    過去に他チームから接触があったときも、「僕はメルセデスに忠誠を誓っている。未来もそこにある」と伝えてきた。実際、マネジメントもメルセデスだから、まずはメルセデスを通して話す必要があるし、それが前提だ。

    ただ関心がなかったわけじゃない。でも僕は常にメルセデスに集中してきたし、今もそう。最終的にはすべてうまくいくと信じている。そして来年僕がメルセデスにいない可能性は、極めて低いと思っている。

    Q:ルクレール選手にお伺いします。2026年マシンをシミュレーターで走らせた際の印象について、あまり好感を持たれなかったとおっしゃっていましたが、現在のレースと並行してそのような準備を進めることの難しさについてどうお感じでしょうか?

    シャルル・ルクレール: 並行して走っていても、あまり混乱するようなことはない。それくらいまったく違うクルマだからね。

    で、あのとき僕が言ったコメントを少し補足しておきたいんだけど、あれは別に僕たちのチームだけに当てはまる話じゃない。他のチームがどうこうという話ではなく、あくまでレギュレーションそのものが、僕らドライバーにとって少し魅力に欠けるという意味だった。

    でも、だからと言ってモチベーションが下がっているわけじゃない。むしろ、新しいレギュレーションでいかに速くするかというチャレンジにはやる気を感じている。もしその中で競争力があれば、きっと好きになれるだろうし、逆にそうでなければ、嫌いになるかもしれない(笑)。でも、そうならないことを願っている。

    Q:ルクレール選手にもう一つお伺いします。鈴鹿のあと、フレデリック・バスール代表が「この選手権は予選で決まる可能性がある」とおっしゃっていました。実際、今季は日曜の優勝者のうち8回がポールポジションスタートでした。ここまでの流れについて、どうお考えでしょうか?

    ルクレール: たしかに、そう思う部分もある。残念ながら、僕たちは予選で遅いから余計にそう感じてしまう。

    でも、それがそう見えるのは、マクラーレンが今年ほとんどのレースでポールを取っていて、彼らが圧倒的に速いからだとも思う。予選で一番速いクルマがそのままレースでも勝つ――それは当然の流れでもあるよね。

    数字を見れば、たしかにその傾向はある。だからフレッドの言うことにも一理あるとは思う。僕たちとしては、まずは予選を改善しないと、勝利争いに絡むのは難しい。それを何とかしなければならない。