カテゴリー: F1イギリスGP

  • リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    レッドブル・ジュニアドライバーのアービッド・リンドブラッドが、今週末のF1イギリスGPでついにF1デビューを果たす。フリー走行1回目(FP1)にレッドブル・レーシングから出走予定で、通常は角田裕毅がドライブするマシンを託される。

    17歳のイギリス人リンドブラッドにとって、母国シルバーストン・サーキットで、F1公式セッションに初めて臨むこの機会は、長年の夢の実現となる。初のF1走行を通じてチームに有益なデータを提供しながら、自身のポテンシャルをアピールする狙いだ。

    「F1公式セッションを走るのはとても特別な瞬間になる。ずっと夢見てきたことだったし、本当にワクワクしている」と語る17歳のリンドブラッドは初めてF1グランプリ週末についてコメント。

    「5年近く所属してきたレッドブル・ジュニア・プログラムの一員として、そのキャリアの延長線上でこうしたチャンスをもらえたのは本当に特別なこと。素晴らしい機会を与えてくれたチームに心から感謝している」

    「そして何より、英国人として、イギリスのサーキットで、イギリスのファンの前でF1デビューできるなんて、本当にすごいこと。できるだけ早くマシンに慣れて、角田選手にとって有益なデータを提供し、チームをいい方向に導く手助けをしながら、自分自身も速く走れるよう全力を尽くす」

    アービッド・リンドブラッド イギリスGP F1 レッドブル・レーシング

    F3・F2最年少ウィナーの記録を塗り替えた逸材
    2007年8月8日生まれのアービッド・リンドブラッドは、イングランド・サリー州ヴァージニア・ウォーター出身。カート時代から頭角を現し、2021年にはFIAヨーロピアン・カーティング選手権で年間3位。2023年にはイタリアF4で6勝を挙げて総合3位、ルーキーチャンピオンに輝いた。

    2024年にステップアップしたFIA F3ではプレマ・レーシングから参戦し、開幕戦バーレーンのスプリントで初優勝。16歳6か月21日でF3史上最年少ウィナーとなった。

    2025年は冬季にフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権を制覇し、現在はカンポス・レーシングからFIA F2に挑戦中。サウジアラビアのスプリントで初勝利を挙げ、F2史上最年少優勝記録(17歳243日)を樹立した。7ラウンド終了時点で2勝・3表彰台を記録し、ランキング6位につけている。

  • F1と英政府が異例の接近 スターマー首相が官邸で記念レセプション開催

    F1と英政府が異例の接近 スターマー首相が官邸で記念レセプション開催

    F1イギリスGP週に政治とF1が交差するのは珍しいことではない。だが、これまでは首相や閣僚がグリッド上に姿を見せたり、表彰台でトロフィーを授与する程度だった。

    しかし今年は様相が異なる。F1発足75周年を記念し、イギリスGPを前にした水曜、F1関係者が首相官邸10ダウニング街に招かれ、キア・スターマー首相主催のレセプションが開催された。

    庭園には、オリバー・ベアマン、エステバン・オコン、カルロス・サインツ、アレックス・アルボンといった現役F1ドライバーが顔を揃え、チーム代表の小松礼雄(ハース)、ジェームス・ボウルズ(ウィリアムズ)、アンディ・コーウェル(アストンマーティン)、ジョナサン・ウィートリー(ザウバー)、フラビオ・ブリアトーレ(アルピーヌ)も出席。

    ほかにもリバティ・メディアのCEOデレク・チャン、元F1王者ジャッキー・スチュワート、デイモン・ヒル、ジェンソン・バトン、F1アカデミー責任者のスージー・ヴォルフ、モータースポーツUK会長のデイビッド・リチャーズらが集まった。

    マクラーレンとウィリアムズのF1マシンが展示される中で記念撮影が行われたこの集まりは、一見するとフォトセッション中心の社交イベントのように見えるが、実際には非常に深い意味を持っていた。

    F1は今や“変化の一部”として政治との連携を進める

    かつて「スポーツと政治は混ぜるべきではない」とされたが、現代社会ではF1もこの考え方を改めている。政府と連携し、前向きな変化を後押しする方針だ。そして政府側もまた、F1が社会にもたらす影響力を無視できなくなっている。

    F1産業は英国国内で6000人を直接雇用し、関連産業を含めれば4万1000人の雇用に関わり、年間120億ポンド(約2兆4000億円)もの経済効果をもたらしている。

    F1 CEOのステファノ・ドメニカリは、ダウニング街の庭園でこう語った。

    「F1は英国にとって世界に誇れる“名刺”だ。F1には人々を団結させ、感動を生み出し、現実世界にインパクトを与える解決策を見出す力がある。私はF1のリーダーとしてその役割を追求し続けたい」

    現職首相がF1をここまで歓迎するのは前例のないこと

    現職の英国首相がこれほど明確にF1への支持を表明するのは初めてだ。これまでもF1イベントに政治家が出席することはあったが、その多くは閣僚や副首相に留まっていた。

    今回の招待について、スターマー首相は次のように語った。

    「ここは政府の中心であり、私の職場であり、私の自宅でもある。この場所に皆さんをお迎えするのは、我々の意思表示だ。我々はF1を祝福するとともに、皆さんが行っているすべてを全力で支援したいという決意を示している」

    首相はさらに、F1の技術が他産業に波及していることや、F1アカデミーやMission 44といった社会的プログラムの重要性にも言及。次のように語った。

    「F1が我が国にもたらしているのは、技術やイノベーション、経済効果だけでなく、無数の人々に喜びを届け、英国の“ソフトパワー”と世界的な評価を高めていることだ。これは“ブランド・ブリテン”の一部だ」

    「F1はずっと英国に根づいてきた」

    イギリスグランプリ F1 イギリスGP

    この発言が持つ意味は極めて大きい。F1に対する政府の好意的な姿勢は、今後の制度面や産業支援にも追い風となり得る。

    モータースポーツUKのリチャーズ会長も、過去との違いをこう語る。

    「昔のF1はタバコ会社にスポンサーされ、F1を仕切っていたのは英国に納税しない個人だった。その資金は海外に流れ出ていた。

    それが今や、メーカーが続々と参入し、F1を中心に強固な産業基盤が英国に築かれている」

    リチャーズは政府に対し「称賛し、後押しし、あとは放っておいてくれればいい」とコメント。

    「F1から派生した産業は数多くある。それらに目を向け、支援してくれれば十分。F1そのものは健全なビジネスだ。『ここに本拠地があるって素晴らしいよね』と言ってくれれば、それだけでいい」

    F1は今、英国でかつてないほどの成功を収めており、今回のダウニング街レセプションはその象徴だ。

    スターマー首相は、最後にこう語った。

    「僕は大のフットボールファンだけど、1966年以降ずっと“フットボールが帰ってくる”と夢見てきた。でもF1は最初から英国にあった。

    1950年の初開催以来、10人の英国人ワールドチャンピオンが誕生している。これは本当に素晴らしいことだ。フットボールはまだ“帰還”の途上だけど、F1は何度でも“帰ってきている”」

  • ザク・ブラウン F1イギリスGPでウィリアムズFW11Bによる禁断の“浮気走行”

    ザク・ブラウン F1イギリスGPでウィリアムズFW11Bによる禁断の“浮気走行”

    マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンが、この夏のF1イギリスGPで“パパイヤ・プライド”をひとまず脇に置き、ライバルチームのマシンに乗り込むという異例の計画を明かした。しかも本人はこの“浮気”に大喜びだ。

    F1チーム代表がライバルのマシンに乗ることは滅多にないが、シルバーストンの聖地を疾走するチャンスに、ブラウンは少年のような笑みを浮かべている

    彼が選んだマシンは、自身のコレクションから取り出した1987年製ウィリアムズFW11B。盟友ナイジェル・マンセルが数々の勝利を挙げた伝説の1台である。

    名車FW11Bで“原点回帰”
    ESPN F1による自宅のレースコレクション取材で、ブラウンはこの計画を嬉々として語った。

    「今年のイギリスGPでこれに乗るよ。ファンは絶対に喜んでくれるはずだ」と、マンセルが1987年のイギリスGPで勝利を挙げたその車の横で語った。

    「来週スペインでこの車を走らせるんだ。実はまだ運転したことがなくてね」

    「完全にレストアしたばかりで、シェイクダウンも済んでる。準備は万端だよ」

    ブラウンは自らの“浮気行為”に、おどけた様子でこう付け加えた。

    「イギリスGPでこの車を走らせたら、みんな喜ぶだろうけど、『なんでマクラーレンの人がウィリアムズに?』って少し困惑するかもね」

    その頃、マクラーレンMP4/4はガレージの片隅で静かに涙を流しているかもしれない。

    ウィリアムズ FW11B(F1マシン)

    マンセルへの敬意、F1愛
    ブラウンのFW11Bへの愛情は、彼のレース史への敬意そのものである。

    「見て分かるように、僕はF1とインディカーの大ファンなんだ。だから当然、エマーソン・フィッティパルディも好きだし、マリオ・アンドレッティも。そしてもちろん、ナイジェル・マンセルもね」

    「この車は1987年、マンセルが多くのレースに勝った。当時、彼が“人生で一番運転しやすかった”と話していた車だよ」

    FW11Bはホンダ製ターボエンジンを搭載した伝説的マシンであり、歴史的瞬間の主役でもある。

    「有名な1987年のイギリスGPを覚えてる?マンセルは途中でタイヤにパンクを抱えてピットインして、復帰後に17周連続でファステストを更新。最後はネルソン・ピケを最終ストレートで抜いて勝ったんだ」

    「その時の車がこれ。このシャシーそのものなんだよ」

    あの伝説のバトルを再現するように、ブラウンもまたシルバーストンを熱く駆け抜ける構えだ。

    ザク・ブラウン マクラーレン F1

    “マンセルの愛機”をどう手に入れた?
    この珠玉のマシンを手に入れた経緯も、実に“ザクらしい”。

    「ウィリアムズとのスポンサー契約を結んだとき、『何かお返しできないか』って言われて、『車を売ってくれ』って答えたんだ」

    「プレゼントはダメだから販売という形でね。『どれが欲しい?』って聞かれて、『あれがいい』って即答した」

    こうして、マンセルの“王者の戦車”は彼のガレージに加わった。

    ブランドロイヤルティが重視され、発言もPR管理されるこの時代において、ザク・ブラウンはあっけらかんと“裏切り”を楽しんでいる。懐古とスピードへの愛を優先する姿勢は、むしろ清々しい。

    今年のイギリスGP、シルバーストンではブラウンの“浮気走行”が大いに注目を集めるだろう。そして観客たちは、心からこの“裏切り”を楽しむに違いない。

  • マクラーレンとGoogle Chrome F1イギリスGPに向けて特別リバリーを発表

    マクラーレンとGoogle Chrome F1イギリスGPに向けて特別リバリーを発表

    マクラーレンF1チームと公式プライマリーパートナーであるGoogle Chromeは、2025年F1イギリスGPに向けて、両マシンに施される特別リバリーを発表した。

    このリバリーは、マクラーレンのホームグランプリを前にファンとの絆を深めることを目的に、ロンドン・トラファルガー広場で開催された「McLaren Racing Live: London」イベントの中でライブ公開された。

    テーマは「Legacy at Speed(スピードの中に息づくレガシー)」で、サーキットにおけるマクラーレンのスピードと、Web上でのGoogle Chromeのスピードを結びつけたデザインとなっている。

    今回の特別リバリーは、近年のファンに人気のあった“クローム”デザインに新たな解釈を加えたもので、Chromeを通じてファンがマクラーレンのレースの歴史、カルチャー、象徴的瞬間に瞬時にアクセスできることを表現している。

    このリバリー発表は、会場でのライブ披露に加え、ソーシャルメディアやデジタルチャネルを通じても展開され、マクラーレンの豊かな歴史がGoogle Chromeの視点で紹介された。

    マクラーレン・レーシングのチーフマーケティングオフィサーであるルイーズ・マキューエンは次のように語った。

    「マクラーレンF1チームには、何十年にもわたって応援してくださっているファンがいる一方で、最近F1を知ったばかりの新しいファンもたくさんいます。Chromeの協力によって、私たちの長い歴史を祝福し、それを新しいファンにも届けられることはとても素晴らしいことです。ホームレースを前に、ロンドンでこれだけ多くのファンとともに祝えるのは本当に特別な瞬間です」

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  • レッドブル 2025年型マシンの開発をF1イギリス後に終了か

    レッドブル 2025年型マシンの開発をF1イギリス後に終了か

    2025年型レッドブルF1マシンの開発は、次戦イギリスGP直後に打ち切られる可能性がある。

    今週末のF1は、レッドブルの“ホーム”サーキットであるツェルトベクのレッドブル・リンクで開催されるオーストリアGPを迎えた。レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは地元紙「Kleine Zeitung」に対し、レッドブル・リンクでのレースに向けてアップグレードを投入し、さらに翌週のシルバーストンでもいくつか新パーツを投入すると語った。

    コンストラクターズタイトルはすでに諦められているものの、マックス・フェルスタッペンがマクラーレンに対してポイント差を詰める望みは、まだ完全には捨てていない。

    「コンマ3秒差を詰めるのは不可能ではない」とマルコ。「でも、それが起きるなら“今”しかない」

    事実、各チームは2025年型マシンの開発をいつ終了し、2026年の大幅なレギュレーション変更に向けた開発へ移行するかという共通の課題に直面している。

    「どこかの時点で“これで開発は打ち切りだ”と言うことになる」とマルコは認めた。

    「理由は2つあって、ひとつは“時間”。新しいパーツを生産するには時間がかかる。そしてもうひとつは“予算制限”。リソースをどこに割くかが問題になる。

    私は、シルバーストンか遅くともスパの後には、新型マシンに全面的にシフトするという決断が下されると見ている」

    現在のレッドブルにとっては極めて重要な時期だ。2026年からホンダのワークスサポートを失い、フォードと共に自社開発した新パワーユニットに切り替わることになっているからだ。

    「メルセデスはすでに自分たちが本命だと名乗りを上げている」とマルコは言う。「でも、そうだという証拠はどこにもない」

    「2026年型マシンにとって重要なのは3〜4点ある。まず、内燃エンジンはうちの芝刈り機より小さいが、これについては問題ないと思う。信頼性に問題がなければ、決定的な差にはならないはずだ」

    「重要なのはバッテリーだ」とマルコは続けた。「うちはまず“常識的な”ソリューションからスタートしている。そして燃料も非常に重要な要素になる。この分野については、パートナーのエクソンとともに順調に開発が進んでいる」

    レッドブル・レーシング

    ドライバーの問題もレッドブルにとっては大きな課題だ。現在、シニアチームではマックス・フェルスタッペンに頼り切っており、彼と肩を並べられるチームメイトを見つけるのに苦労している。

    2026年の角田裕毅の後任としては、アイザック・ハジャーが有力視されている。

    ハジャーについて尋ねられたマルコは「今シーズンは冷静に終わらせる。夏休み以降にしっかり考える」と語った。「リアム・ローソンや角田裕毅とは、長期契約を延長できる条項もある」

    「すべてが100%揃わないとマクラーレンに対抗するのは難しい。なぜなら、実質的に我々にはドライバーが1人しかいないからだ」

    「そして誰を選んでも意味はない。2016年にマックスがチームに加入して以来、2人目のドライバーはことごとく、いずれは“辞める”か“失敗する”か“マックスに潰される”かのいずれかだった」

    さらに、フェルスタッペンがレッドブルから突然離脱するという噂も消えていない。一部の関係者は、彼が最近F1への集中力をやや失っているように見えるとも語っている。

    「マックスがサーキットに来てしまえば、彼は完全に集中している」とマルコは断言した。

    「確かに彼は以前ほどシミュレーターを使っていないけど、それは周知の事実だ。彼はGT活動、つまり自身の“Verstappen.comチーム”と一緒にレースを楽しんでいる。あれは巨大な組織で、彼自身も深く関わっている。それが彼の気分を良く保ってくれている」

    マルコ自身は現在82歳。自身の後継者としてセバスチャン・ベッテルの名前も浮上している。

    「私の契約は2026年末まで続く。今の焦点は、チームを再び勝てる状態に戻すことだ」とマルコは語った。

    ベッテルの起用の可能性については、「そのポジションについて話してはいないが、彼はすべてを非常に熱心に追っている」とマルコは述べた。

    「後継者の問題は、いまの議題のひとつだ。まあこう言っておこう、“後任になりたがっている人”はたくさんいる」

    「でも、少なくとも夏休みまでは“差を縮める”ことに集中している。うちには2人の株主がいて、マーク・マテシッツとチャレム・ユウウィッディヤがそれぞれの考えを持っている。でも、片方が望むことを、もう片方が望まないこともある。それもまた簡単ではない」と笑って付け加えた。

  • レッドブルF1とカストーレ 2025年ヘリテージコレクションを発表

    レッドブルF1とカストーレ 2025年ヘリテージコレクションを発表

    2025年F1イギリスGPを目前に控え、オラクル・レッドブル・レーシングはチームパートナーである英国の高性能スポーツウェアブランド「カストーレ(Castore)」とともに、新たなアパレルライン「ヘリテージ・コレクション」を発表した。

    このコレクションは、チームの歩みと象徴的な瞬間の数々を称えるものであり、「スピード」「スピリット」「レガシー(遺産)」をテーマに構成されている。

    製品には、ユニセックス仕様の半袖Tシャツ、ポロシャツ、フーディー、クォータージップスウェットシャツ、ジョガーパンツ、ワークジャケット、オーバーサイズTシャツなどが含まれており、パフォーマンスとライフスタイルを融合させたデザインが特徴だ。

    ヘリテージ・コレクションは、モータースポーツにおける数十年にわたるデザインと偉業を称え、太字のチームエンブレム、コントラストの効いたカラーリング、リラックスしたシルエット、高品質な生地によって仕立てられている。サーキット内外での着用を想定してデザインされており、現代のファッションにも適応した内容となっている。

    オラクル・レッドブル・レーシングの最高マーケティング責任者であるオリバー・ヒューズは、次のようにコメントした。

    「ヘリテージ・コレクションは、F1での我々の歴史、そしてレッドブルファミリーの一員であることの意味を真に表現したものだ。我々は常にファンを中心に据えて活動しており、今回のコレクションも、過去と現在のチームへのつながりを持てる新たな手段となる。今週末のシルバーストンに向けて、このコレクションを届けられることをとても楽しみにしている」

    2025年ヘリテージ・コレクションは、7月1日よりレッドブル公式オンラインストア、Castore.com、ならびに各店舗で販売開始されている。

    レッドブル・レーシング イギリスグランプリ

  • アルピーヌF1 ポール・アロンをサウバーに派遣 英・ハンガリーGPでFP1走行

    アルピーヌF1 ポール・アロンをサウバーに派遣 英・ハンガリーGPでFP1走行

    アルピーヌF1チームのリザーブドライバーであるポール・アロンが、2025年F1シーズン中の2戦でサウバーからフリー走行1回目(FP1)に出走することが正式発表された。

    サウバーとアルピーヌF1チームの間で合意が成立し、ポール・アロンはイギリスGP(シルバーストン)およびハンガリーGP(ハンガロリンク)にて、ニコ・ヒュルケンベルグに代わってマシンをドライブする。

    これはFIA(国際自動車連盟)の規定により各チームに義務付けられている年間2回のルーキードライバーによるFP1出走枠の消化の一環で、サウバーはこの2回分の枠をポール・アロンに託す形となる。サウバーではすでにガブリエル・ボルトレロが2回のルーキー枠を消化済みであり、これで全4回の出走義務を満たすことになる。

    エストニア出身で現在21歳のポール・アロンは、2023年F2選手権で上位を争った有力ドライバーで、昨年12月にアルピーヌF1チームのリザーブドライバーとして加入して以降、同チームの2025年および2026年型マシン開発において重要な役割を果たしてきた。ドライバー・イン・ループ・シミュレーターへの貢献に加え、2023年仕様のA523でのTPC(Testing of Previous Cars)プログラムでは6日間の実走行テストも行っている。

    また、昨シーズン末のアブダビで開催されたヤングドライバーテストでは、A524で初めてF1マシンをドライブし、アルピーヌでのキャリアの第一歩を踏み出していた。

    今回の合意により、ポール・アロンはサウバーC45での実戦デビューを果たすとともに、残るアルピーヌ側のルーキーFP1枠3回分についても引き続き担当予定であり、その具体的な日程は後日発表される見通し。

    アルピーヌF1チーム ポール・アロン F1 ザウバー

    ポール・アロンは「F1で貴重な走行機会を得られることをとても嬉しく思う。この合意を成立させてくれたBWTアルピーヌF1チームに感謝している」とコメント。

    「F1にフル参戦することが僕の目標であることは周知の通りであり、このような競争環境の中で走れるチャンスは重要なステップだ。アルピーヌでの成長に引き続き集中しながら、ステークF1チーム・キック・サウバーとの2回のセッションでも全力を尽くしたい。シルバーストンとブダペストでの走行を心から楽しみにしている」

    アルピーヌF1チームの事実上のチーム代表を務めるフラビオ・ブリアトーレも次のようにコメントしている。

    「我々としても若手ドライバーにできる限り多くの走行機会を与えることが重要だと考えており、ポールがシルバーストンとブダペストでFP1を走行するためにサウバーと合意できたことは良いことだ。今季は昨年のF2ドライバーたちがグリッド上でさまざまな成功を収めているが、ポールもそのカテゴリーで上位争いをしていた実力者だ。今回の出走は彼とチームの成長をさらに後押しする機会であり、彼にとっても貴重なトラックタイムになる」

    一方で、アルピーヌは当面、ピエール・ガスリーのチームメイトとしてフランコ・コラピントを起用し続ける見通しだが、ブリアトーレは「もっとパフォーマンスを上げる必要がある」と明言しており、チーム内には緊張感も漂っている。

    さらに噂レベルではあるものの、メルセデスのリザーブであり、通算10勝を挙げているバルテリ・ボッタスがコラピントの後任候補として浮上しているとの報道もある。コラピントの成績次第では、今後のドライバーラインアップに動きがある可能性も否定できない情勢だ。

  • キミ・アントネッリ フェルスタッペンとの接触で次戦3グリッド降格ペナルティ

    キミ・アントネッリ フェルスタッペンとの接触で次戦3グリッド降格ペナルティ

    メルセデスF1のルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリは、F1オーストリアGPのオープニングラップでマックス・フェルスタッペンに追突した件について、次戦イギリスGPでの3グリッド降格ペナルティを科されることとなった。

    事件はスタート直後のターン3で発生。アントネッリはリヤブレーキをロックさせたままコーナーへ進入し、前方にいたフェルスタッペンのマシンに衝突。これにより両者はリタイアを余儀なくされた。

    レース後、アントネッリは自身の過失を認め、レッドブルF1のライバルに謝罪。しかしスチュワードはこの接触が「完全にアントネッリの責任」であると判断し、次戦シルバーストンでのグリッド降格に加え、スーパーライセンスポイントに2点のペナルティを課す裁定を下した。

    スチュワードは報告書の中で、次のように説明している。

    「車両12(アントネッリ)のドライバーはターン3でリヤブレーキをロックさせ、車両1(フェルスタッペン)と接触した。本人は通常のブレーキングポイントを使ったが、前方にいた車両30(ローソン)を避ける必要があり、短時間ブレーキをリリースしたと説明した」

    「この回避行動により、汚れたイン側のラインでグリップを失い、十分に減速できず接触に至った。1周目のインシデントではあるが、他車の影響はなく、車両12の単独責任と認定される。したがって、通常の1周目裁定における寛容な判断は適用されない」

    「ただし、無理な飛び込みではなく、ロックアップ後の回避行動によって起きたものであることを考慮し、また当該ドライバーはレースを続行できなかったため、次戦でのグリッド降格という措置を取る」

    アンドレア・キミ・アントネッリ オーストリアグランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    フェルスタッペンはレース後、壊れたマシンを降りたアントネッリと歩きながら言葉を交わす様子がテレビカメラに捉えられており、18歳の若手に対して理解を示した。

    「何が起きたのか聞いただけだった。彼だけがそこにいたし、サスペンションも壊れていたから『多分彼に当てられたな』と思った」とフェルスタッペン。

    「でも戻ってから映像を見て、まあ、ああいうことは起きるものだと思った。どのドライバーだってキャリアの中でああいうミスはしている。キミは大きな才能を持っているから、今回のことから学べばいいし、それで問題ない」

  • レッドブルF1 角田裕毅とフェルスタッペンに今後2戦でアップグレード投入

    レッドブルF1 角田裕毅とフェルスタッペンに今後2戦でアップグレード投入

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコによれば、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅は今後2戦にわたってさらなるアップグレードを受ける予定だ。

    マルコは、2025年のF1開発が終盤に差し掛かる中、レッドブルF1がオーストリアGPとイギリスGPの2週末にかけて最新のアップグレードを投入すると明かした。

    レッドブルはこれまで、マイアミ、イモラ、バルセロナの各グランプリで段階的にフロア、サイドポッド、フロントウイングの改良を導入してきた。今回の新たな改良は、今週末の地元レース・オーストリアGPで投入される予定だとマルコは語る。

    「今回オーストリアにアップデートを投入する。それをさらにシルバーストンで改良する計画だ」とマルコは『Kleine Zeitung』に語った。

    「だが、それでも効果が出なければ、タイトル争いは厳しくなる。そして、すでに十分に厳しい状況にある」

    マルコは、これらのアップグレードが2025年シーズンに向けたレッドブルF1の“最後の本格的な開発”になると示唆している。チームはその後、2026年に導入される新レギュレーションに向けて、開発リソースを全面的に移す見通しだ。

    「風洞や各種ツールの使用に関しては明確な配分がある。しかし、やがて『これ以上の開発は終わりだ』という判断を下すことになる」とマルコは説明する。

    「理由は二つある。ひとつは時間。新しいパーツの生産には時間がかかる。そしてもうひとつはコスト上限だ」

    「だからこそ“どこにリソースを割くべきか”が問われる。遅くともシルバーストンかスパ(7月25~27日)には、来年のマシンに完全移行するという決定が下されるはずだ」

    レッドブル・レーシング F1 角田裕毅

    現在レッドブルは、首位を走るマクラーレンに対して1周あたりコンマ3秒ほど遅れているとマルコは見ている。ただし、その差を埋めることは不可能ではないという。

    レッドブルリンクでのホームGPを前に、マルコはこう語る。

    「フェルスタッペンはここで5勝しているし、このサーキットは彼に合っている。

    タイヤの問題に関しては、マクラーレンを除けばどのチームも苦しんでいる。我々は今、マクラーレンに対しておそらくコンマ3秒ほど遅れているが、それ以上に問題なのは、我々のマシンの作動ウィンドウが非常に狭いことだ。これが難しさを増している。

    ただし、コンマ3秒を取り戻すのは不可能ではない。だが、それを実現するには、今まさに改善しなければならない」

    「ジェッダや鈴鹿のように我々のマシン特性に合うサーキットでは機能している。イモラやモントリオールも悪くはなかった。ただし、我々の作動ウィンドウは極端に狭い」

    レッドブルF1にとって、今週末のオーストリアGPと次戦イギリスGPは2025年シーズンの巻き返しを懸けたラストチャンスとなる。

  • レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走が決定

    レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走が決定

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アービッド・リンドブラッドが今年後半のF1イギリスGPで金曜フリー走行1回目(FP1)に出走すると明かした。

    リンドブラッドは最近、レッドブルの要請を受けてFIAから年齢制限の特例措置が認められ、通常18歳以上と定められているスーパーライセンスを前倒しで取得した。

    このイギリス人ドライバーは8月に18歳の誕生日を迎えるが、それ以前にF1週末でのデビューを果たすことになり、17歳でグランプリ週末に出走するのはマックス・フェルスタッペン以来初となる。

    マルコはオーストリア紙「Kleine Zeitung」に対し、「月曜日にイタリアで半日クルマに乗った」と語り、リンドブラッドがF1マシンでの準備走行を行っていたことを明かした。

    しかし、より大きな機会がすぐに訪れる。彼は母国グランプリで公式セッションに初出走することになる。ただし、マルコはそれがレッドブルのマシンか、レーシングブルズのマシンかは明言しなかった。

    「彼はシルバーストンの金曜プラクティスにも出走する」とマルコは付け加えた。

    「彼はメンタルの強さと自信の高さで際立っている。スウェーデンとインドの血を引く彼のバックグラウンドは、明らかにモータースポーツにとって非常に良い影響を与えている」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1

    F1の規定では、各チームはシーズン中にルーキードライバーへ最低2回、合計で4回のFP1出走機会を与えることが義務づけられている。レッドブルはすでに今季バーレーンGPで岩佐歩夢を起用している。

    リンドブラッドは将来的なF1レギュラー昇格に向けて準備を進めている可能性があるが、マルコは今回の早期デビューについて、マックス・フェルスタッペンがスーパーライセンスポイントで11点に達しており、レース出場停止処分が迫っている状況に対応した措置だと説明した。

    「マックス・フェルスタッペンに関して本当に何か起きた場合に備えて準備している」とマルコは語った。

    「現在、我々には2人のリザーブドライバーがいる。アービッド・リンドブラッドと岩佐歩夢だ。だが岩佐は日本でのレースとF1のスケジュールが重なることが多い」

    「我々は一時期、他チームとも契約していて、リザーブドライバーが最大3チームに登録されていたこともあった」

    「常に万全の状態にあるドライバーを見つけるのは簡単ではない。だからこそ、今はリンドブラッドを起用しているのだ」