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  • 2025年F1 イギリスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2025年F1 イギリスGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2025年F1 イギリスGP 決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数と予想されるタイヤ戦略を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。

    シルバーストンには「完璧な嵐」が訪れている。ただし、もちろん比喩的な意味であることを願いたい。サーキットレイアウト、路面温度、風のコンディションが組み合わさり、誰にでも勝機があるグランプリとなっている。

    このサーキットはレッドブルに適していて、マックス・フェルスタッペンはポールポジションを獲得している。オーストリアで好調だったフェラーリのアップグレードもここでは良好に見える。昨日から到来した気温の低下がメルセデスをゲームに引き戻し、マクラーレンは週末を通してやや調子を欠いているように見えるが、レースペースにおいては今なお「五分の中の筆頭」だと示唆する要素は多い。

    今週末は差がコンマ数秒単位で測られていて、どちらに転ぶか誰にもわからない。勝負を分けるのは戦略か。

    昨年(あるいは一昨年)はどうだったのか
    2024年のイギリスGPは参考価値が限定的だ。というのもレース中盤に激しい豪雨が襲い、戦略的な要素はすべて吹き飛ばされたからだ。レースは大半がリアクティブだった。ポイント圏内の全10台を含む17台がミディアムタイヤでスタートし、雨が来るまで引っ張ってからインターに履き替えた。

    雨が止んで路面が乾いたのは残り約14周の時点で、各ドライバーは終盤用に好きなスリックタイヤを選んだ。ルイス・ハミルトンはミディアム→インター→ソフトで優勝し、ランド・ノリスも同じ戦略で3位。フェルスタッペンはミディアム→インター→ハードで2位に入った。

    2023年のグランプリは最後のドライコンディションのレースであり、ピレリが2025年に向けてタイヤレンジをソフト側に寄せた理由のひとつと考えられる。2023年のレースは、ミディアム→ソフトという1ストップ戦略が勝利の鍵となった稀有な例だった。

    大多数のドライバーがミディアムタイヤでスタートし、バルテリ・ボッタスとニコ・ヒュルケンベルグはハードを選択。ジョージ・ラッセルとエステバン・オコンはソフトでスタートした。ミディアム勢の中でシャルル・ルクレールは早めの18周目にハードへと交換したが、大半のドライバーはそれより少なくとも10周は引っ張った。

    カルロス・サインツが26周目にピットインし、それが連鎖の始まりとなった。ラッセルとセルジオ・ペレスは28周目、オスカー・ピアストリは29周目に続いた。トップ勢がどこまで引っ張るつもりだったのかは不明のままだが、ケビン・マグヌッセンの車両火災によって32周目にセーフティカーが導入され、全体がピットインへ殺到した。フェルスタッペンは首位から、ハミルトンは3番手からソフトタイヤに履き替えた。一方ノリスは2番手からハードを選んだ。マクラーレンは終盤に逆転を狙っていた可能性があるが、ソフトタイヤは意外にも粘り強く、上位はそのままの順位でフィニッシュした。

    最終的にトップ10のうち5台がミディアム→ソフト、3台がミディアム→ハード、ラッセルは逆のソフト→ミディアム。そしてルクレールだけがセーフティカー中に2回目のピットを行った2ストップ戦略でポイントを獲得していた。

    イギリスGP F1

    今回の最速戦略は
    ピレリは1ストップと2ストップの選択肢が本当に拮抗する展開を歓迎しており、今週末のC2・C3・C4というレンジ選択は、まさにそのジレンマを引き起こすかもしれない。

    気温が低く、デグラデーションが制御しやすい今の状況では、最速戦略はミディアム→ハードの1ストップに見える。52周のレースにおける理想的なピットウインドウは19~25周目の間だ。

    イギリスグランプリ

    トップ10向けの別戦略はあるか
    「1ストップと2ストップは非常に接近していて、差は2~3秒程度です」と語るのは、ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラだ。誰もミディアム→ハード→ミディアムを実行できないのは、ミディアムを2セット温存しているドライバーがいないからだが、ミディアム→ハード→ハードと、ミディアム→ハード→ソフトの両戦略は実行可能だ。

    前者の場合のピットウインドウは12~18周目と32~38周目。後者ではウインドウがやや後ろ倒しになり、14~20周目と36~42周目となる。この戦略は、残るミディアム1セットとハード1セットしか持っていないフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツにとって唯一の選択肢でもある。

    チームがどの戦略を選ぶかは、今週末通して試行錯誤されてきたダウンフォースレベルの選択とも関係してくる。中ダウンフォースと中低ダウンフォースを行き来しているが、ラップタイムには中ダウンフォースが有利。しかしそのぶん直線スピードが伸びず、攻防は難しくなる。

    誰とも争わずに単独で時計と戦うようなレース展開を望むチームには、ダウンフォースの高い状態が適しているかもしれないが、それが1ストップか2ストップかは、最初のスティントの展開次第だ。

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ

    グリッド後方勢はどうか
    “リバース1ストップ”という、昔ながらの手が今日も有効だ。ハード→ミディアムの1ストップ戦略で、ピットインの目安は27~33周目。10グリッド降格で18番手スタートとなるオリバー・ベアマンのような後方勢にとっては、前方のピット作業中に順位を上げるチャンスになる。

    さらに、レースペースでは敵わないが、セーフティカーや赤旗の発動で上位に食い込む“ハイルメアリー”戦略としても有効だ。シルバーストンのような高速かつグラベルに囲まれたコースでは、そうした展開の可能性は常に高い。

    天候はどうなるのか
    これは大きな要素になる。日曜日に雨が降ることはほぼ間違いなく、問題はそのタイミングだ。予報では午前10時~13時の間に80%の降水確率となっており、サポートレースにとっては悪夢のような展開になる。スタート時点にはリスクが減少するが、それでもウェットスタートの可能性は40%あり、レースが進むにつれて天候は回復していく見込みだ。

    ウェットスタートで路面が乾いていく展開は、戦略的にはシンプルな傾向があり、見どころは誰が最初にギャンブル的なピットストップを行うかにかかってくる。去年のように、ドライバーたちが雨の到来を待ち続けたり、スリックが使えなくなるほどの雨量を待って引っ張る展開になれば、変数が一気に増える。

    仮にレース中に雨が降らなくても、朝に雨が降って路面が完全に乾かない状態でスタートすれば、ハードタイヤは難しい選択になる。「もし朝に雨があって、スタート時に路面が完全なドライ状態でないなら、ハードよりもミディアムでスタートする方が明らかにグリップが高くて望ましい」とイゾラは語る。

    もちろん、レースに影響を及ぼすのは雨だけではない。この週末を通して悩まされてきた突風も、引き続き要注意要素だ。決勝では風向きが従来の南西から北西に変わる見込みで、それによってコプスからマゴッツ~ベケッツ~チャペルを抜けてストウに至る超高速セクションがすべて追い風となる。ダウンフォースが減って直線速度は上がるが、恐れを知らぬ走りが求められるコンディションとなる。

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

  • F1イギリスGP:フランコ・コラピントがピットレーンスタートに変更

    F1イギリスGP:フランコ・コラピントがピットレーンスタートに変更

    フランコ・コラピントは、2025年F1イギリスGP決勝をシルバーストンのピットレーンからスタートすることになった。アルピーヌがマシンに変更を加えることを決断したためだ。

    アルゼンチン出身のコラピントは、予選Q1でスピンを喫して最後尾となる20番手に沈み、その場面ではアルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレが頭を抱える様子も見られた。

    当初より最後尾スタートが確定していたことから、アルピーヌはA525のパワーユニットコンポーネントを交換することを選択。このため、コラピントにとって初のF1イギリスGPはピットレーンからのスタートとなる。

    この結果、決勝グリッドには19台のみが並ぶ見込みで、キミ・アントネッリとオリバー・ベアマンはスチュワードの裁定により、それぞれ3グリッドと10グリッドの降格ペナルティを受けている。

    フランコ・コラピント、予選の痛恨スピンで逆風強まる ブリアトーレは交代の可能性も示唆
    F1イギリスGP予選で再び浮き彫りとなったのは、アルピーヌの2人のドライバーの対照的なパフォーマンスだった。ピエール・ガスリーが土壇場でQ3進出を果たす一方で、フランコ・コラピントは痛恨のスピンでQ1敗退。チーム内の評価格差は決定的なものとなっている。

    週末の立ち上がりでは、コラピントはガスリーとのタイム差を縮めており、FP3では上回る場面も見られた。Q1序盤でもガスリーを上回るペースを見せていたが、1セット目のソフトタイヤでの2回目のアタック中、最終区間でワイドにふくらみ縁石に乗りすぎてスピン。バリアに軽く接触しながらも走行を続けたが、最終的にマシンを止めることになり、予選は早々に終了した。

    天候による微妙な雨の影響もあったとされるが、それでもチーム代表フラビオ・ブリアトーレは「彼は自分のミスを理解している。明日の決勝では成長して戻ってきてほしい」と短くコメント。冷静ながらも厳しい視線を向けた。

    もしこのままガスリーもQ1敗退していれば、コラピントのミスは目立たなかったかもしれない。しかしガスリーが15番手でQ2進出を果たし、さらにQ2では「奇跡のような」ラップでQ3に滑り込んだことで、状況は一変。コラピントにとっては、この週末の改善傾向を結果につなげる最大のチャンスを逃した形となった。

    「正直、クルマにはまだ苦しんでいる」とコラピントは予選中に語った。

    「理想的な予選にはならなかったけど、いくつかの改善点を見つけることはできた。ピエールには近づけたが、まだ差は大きい。これからさらに数歩踏み出さなければならない」

    フランコ・コラピント F1 イギリスGP アルピーヌF1チーム

    とはいえ、アルピーヌのマシンは依然として競争力に欠けており、カナダGPと同様、日曜のレースでどこまで持ち直せるかは不透明だ。オーストリアのようにタイヤマネジメントとペースに問題が出れば、ガスリーも上位に食い込むのは難しいかもしれない。

    それでも、チーム内での評価は結果に大きく左右される。ブリアトーレはすでにバルテリ・ボッタスの起用について情報収集を始めており、次戦スパ・フランコルシャンでのさらなる動きも取り沙汰されている。実際、アルピーヌは過去2年連続でスパ・ウィークエンドにチーム代表の交代を発表しており、同GPは「混乱の象徴」とも言える存在になっている。

    そのような中で、コラピントには大きなプレッシャーがのしかかる。本人は「もちろん、常に噂はあるけど、それほど気にしていない。自分はただチームのために頑張ってクルマを改善しようとしているだけ」と語ったが、チーム側が「時間の猶予」をどこまで与えるかは不透明だ。

    コラピントに求められているのは、プレッシャーの中でも確実に結果を残すこと。チームがポイント争いに絡める可能性を見出した時、その座にふさわしいかどうかが問われている。次戦スパまでの2週間、その去就を巡る憶測はさらに加熱しそうだ。

  • 2025年F1 イギリスGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。7月5日(土)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリの公式予選が行われた。

    イギリスGP予選では、マックス・フェルスタッペンが見事な最終アタックでポールポジションを獲得。マクラーレン勢やメルセデスのジョージ・ラッセル、フェラーリの2人が僅差で続き、トップ6がコンマ2秒以内にひしめく大接戦となった。

    中団勢では、ハースのオリバー・ベアマンが今季最上位のタイムをマークしQ3進出を果たすも、FP3の違反による10グリッド降格が痛手に。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソやアルピーヌのピエール・ガスリーも、混戦の中でしっかり上位を確保した。

    1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日はポールを獲得できてとても嬉しい。昨日はかなり難しい一日だったから、これは予想外だったけど、今日のパフォーマンスには満足している。今週は厳しい展開で、アンダーステアとオーバーステアの両方を修正するためにいろいろ試してきた。予選では風に苦しんだし、天気も変わりやすかったが、終盤にはバランスが安定してきて感触が良くなった。我々は他チームよりも明らかにダウンフォースが低かったので、ストレートでは速さがあった。Q3と最終ランではすべてをまとめることができた。最初のコーナーではグリップとバランスが改善されているのを感じ、ターン6と7でもその感覚が続いた。すでにコンマ3秒上回っていたので、最後のセクターでは絶対にミスしたくなかった。アップグレードのポテンシャルを引き出せたことも素晴らしく、チームにとって大きな後押しになる。明日は難しいレースになると思う。ここでは常にタイヤの摩耗が厳しいので、タイヤマネジメントが重要だ。我々が競争力を発揮して、良いレースができることを願っている」

    2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「明日はフロントロウからのスタートになる。Q3の最初のラップは素晴らしかったし、2回目のランではどうすればもっと速く走れるかを考えたけど、うまくまとめることはできなかった。今週末はずっと接戦だから、明日もきっと僅差になるだろう。でも勝負するだけの速さはある。今週末はパフォーマンスを少しでも引き出すために色々試してきたし、チームは僕たちを今のポジションまで持ってきてくれた。本当にエキサイティングなレースになると思う」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「素晴らしい予選セッションだった。シルバーストンはとても速くて、走っていて本当に楽しいし、3番手には満足している。今日の僕たちにはほんのわずか速さが足りなかったが、それでも良い一日だった。ここでは本当に小さな差が結果を分ける。昨日も百分の何秒の差で大きく順位が変わっていたし、それが続いている。明日は面白くなると思う。僕たちとマックスだけじゃなく、フェラーリやジョージも絡んでくるだろう。とても楽しみなイギリスGPになるよ」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は4番手でとても満足している。今週末はトップと比べてペースが劣っていたから、今日の結果を最初から提示されたら喜んで受け入れていたと思う。Q3で新品のソフトタイヤは1セットしかなかったから、そのラップにすべてを賭けた。うまくまとめられたと思うけど、ポールからはわずかに0.1秒、フロントロウともほんの数百分の差だったので少し悔しい。とはいえ、日曜の表彰台争いに向けて良いポジションだ。明日の天気予報は不安定で、状況次第ではチャンスがある。金曜よりも気温が低くなりそうなので、ロングランのペースも良くなるかもしれない。とにかく全力でホームの観客にいいレースを届けたい」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「とても競争の激しい予選だった。Q2は強かったが、Q3の最終ラップで狙っていた改善ができなかったので、最終的には5番手スタートになった。週末を通じてチームが素晴らしい仕事をしてくれたことを誇りに思う。プラクティスではポジティブな兆しがたくさんあった。明日は簡単なレースにはならないが、シルバーストンには特別なものがある。この素晴らしい観客の前で全力を尽くすのが楽しみだ」

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

    6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日の予選には満足していない。Q3の最終ラップで最終コーナーにミスがあり、1~2テンポ遅れた。そのせいで少なくともコンマ1秒か2秒は失ったと思うし、それがあればフロントロウにも届いていたかもしれない。だから悔しい。これからはすべてをまとめることに集中する。今季は予選よりレースのほうが強いので、明日はチャンスがあるかもしれない。ただ、3列目からのスタートだと序盤で前に出ないと、タイヤの摩耗が後に響く。明日はそのバランスをしっかり見極めて、チームのためにいい結果を持ち帰りたい」

    7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「ここまでの週末は簡単ではなかったけど、予選ではまずまずのパフォーマンスが出せた。ラップ自体は特別なものではなく、セクター2では苦戦したけど、それ以外は悪くなかった。高速コーナーでは安定性が足りず、こういう高速サーキットではそれが信頼感に響くし、タイムも失う要因になる。最終アタックではリアのグリップが足りず、自信を持って攻め切れなかった。それが結果にも出ていると思う。明日はオーストリアでの3グリッド降格があるから理想的な状況ではないけど、天気次第でチャンスはあると思う。金曜よりも涼しくなりそうだから、クルマにとっても有利に働くかもしれない。何が起きるか分からないから、状況を見て対応していきたい」

    8番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日は良い予選だったし、クルマの感触もとても良かった。期待していた通りのパフォーマンスが出せたし、それを土曜にしっかり示せたのは嬉しい。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれたので、それだけにFP3のミスとペナルティが痛い。クルマは間違いなくQ3に入る実力があったし、いい予選ができたということはレースペースも良いということ。そこはポジティブに捉えている」

    9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の結果には満足しているし、再びQ3に進めたのは嬉しい。FP3は赤旗であまり走れなかったので、予選に入る時点ではセットアップに自信がなかった。でも今週末投入したアップグレードも含めて、良い方向には進んでいると思う。最終的にうまく予選をまとめられたし、明日は7番手スタートになる見込みなのでポイント獲得に向けて良い位置にいる。天気も注視しないといけないが、雨が降れば展開が読めなくなるから歓迎したい。周囲には速いクルマも多いけど、長いレースになるし、良い結果を狙っていくよ」

    10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はとても満足している。チームにとっても僕にとっても週末はここまで厳しかったし、昨日も今朝のFP3もペースがまったくなかった。でもチーム全体で協力して変更を加え、パッケージの最大限を引き出そうとした結果が出た。正直ここまで苦戦していたサーキットでQ3進出できたのは本当に嬉しい。風が強くて常にクルマに満足できる状況ではなかったが、Q1はギリギリ通過して、Q2では本当に良いラップが出せた。明日は8番手スタートになるし、ポイントを狙える位置だ。簡単ではないだろうが、全力で戦う。雨の可能性もあるから、チャンスを逃さず行きたい」

  • 2025年F1 イギリスGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。7月5日(土)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリの公式予選が行われた。

    Q3進出を逃した11番手以下では、カルロス・サインツJr.が安定した走りを見せ、好調な週末を継続。角田裕毅はパワーユニットの不調でタイムを伸ばし切れず12番手に終わったが、内容面では確かな進歩を示した。

    一方、レーシングブルズ、ウィリアムズ、ザウバー勢はいずれも予選で伸び悩み。特にフランコ・コラピントはQ1終盤のクラッシュで赤旗を出し、最後尾からのスタートに。明日の決勝では、変わりやすい天候を味方につけられるかがカギとなりそうだ。

    11番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はこれ以上の結果は難しかったと思う。Q3まではあとほんのわずかだったけど、今週末は一貫して10番手から14番手あたりの位置にいたし、今のポジションは今の実力を正確に表していると思う。今回はセットアップの実験的な要素も多く、予選に向けた理想的な準備ができていたわけではなかったけど、最終的なラップはとてもクリーンに走れた。明日のレースペースには自信があるし、ポイント獲得に向けて最善を尽くす。母国でのファンからの応援もすごく力になっているので、いいレースを届けたい」

    12番手:角田裕毅(レッドブル)
    「プッシュラップの入りは普通のローンチだったけど、その時点でパワーが少し抜けていて、ターン3まで本来得られるはずのエネルギーがなかった。コンマ1秒ぐらい失っていたと思うし、他の場所でも本来感じるはずのブースト感がなかった。データでも明らかにロスが見えていて、特にターン3への加速は目立っていた。こういう大事なときにこのトラブルが出るのは本当に悔しい。週末の準備には自信があったし、クルマの調子も良かったからこそ、フラストレーションが大きい。あのトラブルがなければQ3には行けたと思うし、実際すごく良い流れでプッシュできていた。今週末は一歩進めた感触もあるから、余計に悔しい。とにかく普通の予選がしたいというのが正直な気持ち。目標はポイントだし、これまでの週よりも良いポジションからのスタートになるから、チャンスはあると思っている。セットアップや週末を通しての変更にも満足しているし、FP2のロングランでは手応えがあった。明日のレースでは何をすべきかも見えているので、前向きな気持ちで臨むよ」

    13番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「正直がっかりな予選だった。週末を通してクルマは好調だったし、予選の序盤も良いスタートが切れたけど、他チームがさらにタイムを見つけていく中で、僕たちは限界に早く達してしまった感じがある。かなりギリギリのところまで攻めていたけど、そこからさらにタイムを削ることができなかった。シングルラップでは少し苦戦しているので、明日を見据えるとロングランは厳しいかもしれない。それでも、長いレースだし、ポイント獲得を目指して全力を尽くすつもりだ」

    14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日の内容は振り返る必要があると思う。フランコのクラッシュ後に新しいタイヤを履いたけど、赤旗が出そうなタイミングでコースに出てしまって、結局そのセットを無駄にしてしまった。Q2の最初のアタックは中古タイヤだったけど意外と良くて、2回目のランが本命だったけど、そこがうまくいかなかった。週末を通してペースは良かったから余計に悔しい。クルマはQ3に行けるだけの力があったと思う。僕自身Q2の内容には満足していないし、自分たちを難しい状況に追い込んでしまっている。ウィリアムズとしては常に改善を目指しているし、こういう日こそ課題がはっきりする」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「相変わらず接戦だったし、残念ながらアウトラップにいくつか問題があって、最後のアタックがクリーンにできなかった。明日の天候がどうなるか次第だけど、もしデグラデーション(摩耗)が高ければチャンスが広がるはずだ。とはいえ、ここまでの2戦と比べると今回は少し厳しい状況だけど、確実に良い方向には向かっていると思う。明日は全力を尽くす」

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

    16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「Q1敗退は本当に悔しい。週末を通してクルマは速かっただけに、こういう結果は特につらい。気温が下がった影響でタイヤの温度が上がらず、ラップの入りからグリップがなくて、最後まで改善されなかった。予選を台無しにしてしまったような感覚がある。こういう敏感なタイヤの特性は今に始まったことではないけど、もっと対応できたはず。今のポジションからだと、戦略を変えていく必要がある。ここは天気が読めないから何が起きても不思議じゃない。トップ10フィニッシュを目指して全力で臨むつもりだ」

    17番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「ここまでの週末は厳しい展開だった。初日のセッションからずっと全体的なペースとバランスで苦しんでいて、強風の影響もあってさらに難しくなった。このクルマは風に弱い特性があるけど、それはどのチームも同じだ。オーストリアではすごく強かったのに、今回はサーキットとの相性が良くなかった。練習走行では何度かスピンもしてしまい、アップグレードされたフロアを壊してしまった。それで予選では旧仕様を使うことになったけど、この接戦のミッドフィールドではそれが響いたと思う。それでも、自分としてはすべてを出し切ったつもりだ。ミスやスピンは理想ではないけど、限界を攻めれば起こることだし、自信を失ったわけではない。チームには修復作業をしてもらって本当に感謝している。予選では最初のラップから全開で攻めたし、さっきクラッシュした同じコーナーでもしっかり踏み込めた。明日は何があってもチャンスを逃さず、全力でポジションを上げていきたい」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は全体的に難しい一日で、予選も厳しかった。昨日はクルマのセットアップに満足していたんだけど、今日はバランスもペースも見つからなかった。先週と同じような感じで、金曜は競争力があるように見えて、燃料を減らして予選モードになると急に苦戦する。正直その原因がはっきりしないので、もっと分析が必要だ。明日は後方からのスタートになるから厳しい一日になるけど、何ができるか見ていきたい」

    19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「ここまで本当に厳しい週末で、ペースが足りないのは明らかだった。風が強くなってからはセクター1が特に難しくなって、思うようにラップをまとめられなかった。雨が近づいていた影響もあってコンディションは不安定だったが、それはみんな同じ。でも僕たちは特に影響を受けていたように感じた。最近は競争力のある週末が続いていたけど、このサーキットは僕たちのクルマの弱点を浮き彫りにした。明日は天候が変わる可能性もあるし、そこに活路を見出したい」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「全体的に悔しい形で一日を終えることになってしまった。Q1の最後のランでスピンしてバリアに軽く当たってしまい、ピットに戻ろうとしたけど結局ダメでコース上に止まるしかなかった。コンディションは今週ずっと難しくて、特に最終コーナーの出口で失ってしまった。足りない部分を埋めようと攻めた結果だけど、リアを失ってしまった。チームにとっても申し訳ないし、明日は気持ちを切り替えて前を向くしかない。雨が降れば展開が大きく変わる可能性もあるから、チャンスが来たら絶対にものにしたい。それにしても、今日のピエールのパフォーマンスは見事だったと思う。チームの努力が報われて良かった」

  • 2025年F1 イギリスGP予選 ピレリ総括「1ストップと2ストップの差は僅か」

    2025年F1 イギリスGP予選 ピレリ総括「1ストップと2ストップの差は僅か」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1イギリスGP予選でポールポジションを獲得した。マクラーレンとフェラーリによる接戦が予想される中、フェルスタッペンはQ3最後のタイムアタックで驚異の走りを披露。1分24秒892を記録し、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の手からポールを奪い取った。

    この2人だけが1分25秒を切るタイムを記録しており、ピアストリは1分24秒995で2番手。

    3番手はランド・ノリス(1分25秒010)、4番手はジョージ・ラッセル(1分25秒029)と、2列目はイギリス勢が並ぶ。3列目はルイス・ハミルトン(1分25秒095)とシャルル・ルクレール(1分25秒121)によるフェラーリ勢が占めた。

    フェルスタッペンにとっては通算44回目のポールポジションで、これはセバスチャン・ベッテルと並び、レッドブル史上最多。チームとしては通算107回目、シルバーストンでは通算6回目、フェルスタッペン自身にとっては2021年、2023年に続く3度目のポールとなった。

    予選終了後には、サッカー界の“スペシャル・ワン”ことジョゼ・モウリーニョがフェルスタッペンにピレリ・ポールポジション賞を授与。ポルト、チェルシー、インテル(トリプレッタ達成)、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、ローマと渡り歩き、すべてのUEFA主要大会を制覇した名将は、現在フェネルバフチェを率いている。

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ マックス・フェルスタッペン

    土曜の走行状況
    土曜午前のFP3では、すべてのチームが予選への最終調整を行った。レッドブル勢はハードタイヤ(C2)を1セット使用し、アストンマーティン、ウィリアムズ、ハースとともに、決勝用のハードタイヤを1セットしか残さない戦略を選択。アストンマーティンの2台は2セット目のハードでスクラビング走行も実施した。

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールに加え、エステバン・オコン、オリバー・ベアマン(ハース)、アレクサンダー・アルボン、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)もミディアムタイヤを2セット使用。その他のドライバーはソフトタイヤで走行した。

    ピレリのマリオ・イゾラの見解
    ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラは以下のように述べた。

    「シルバーストンでは毎年、素晴らしいショーが展開されるが、今年も例外ではなかった。予選の結果は最後の瞬間まで決まらず、フェルスタッペンが見事なラップで強力なライバルたちを打ち破った。明日の決勝も非常に接戦になるだろう。少なくとも6人が勝利と表彰台を狙える位置にいる」

    「戦略も一概には決めづらい。1ストップと2ストップの差は2~3秒程度しかなく、各車の性能とタイヤの劣化具合が大きな要素になる。最速戦略はミディアム→ハードで、ピットストップは19~25周目。2ストップならC2とC3の組み合わせで、1回目のピットは12~18周目、2回目は32~38周目に行うのが理想だ」

    「このコースは高速コーナーが多く、横方向の荷重が大きいため、摩耗だけでなくグレイニングも懸念される。明日の気温も今日と同程度(FPに比べて10度ほど低い)になる見通しだ」

    「すべてのコンパウンドがレースで使用可能だが、ミディアムとハードは安定した性能を発揮する。一方で、ソフトタイヤはスタート直後や終盤において、ポジションを上げたい場面で有効となる可能性がある。特にアストンマーティン、ウィリアムズ、ハース、レーシングブルズの4チームは、ハードとミディアムを1セットずつしか持っておらず、1ストップを狙っていると見られる。ただし、デグラデーションが予想より大きかったり、セーフティカーが出た場合には、ソフトを使う判断もあるだろう」

    「C4(ソフト)はこのタイプのコースにおいて、一発目でそのポテンシャルを発揮できる。冷却ラップを挟んでもまずまずのタイムは出るが、新品と使用済みでは大きな差がある」

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

  • 2025年F1 イギリスGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅はQ2敗退

    2025年F1 イギリスGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅はQ2敗退

    2025年F1 イギリスGP 予選のハイライト動画。シルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリの公式予選が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、F1イギリスGP予選で劇的なラストアタックを決め、ポールポジションを獲得した。

    4度のワールドチャンピオンに輝くフェルスタッペンは、最終ラップで1分24秒892を記録。マクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスをわずかコンマ1秒強の差で退け、首位に立った。

    さらにそのすぐ後方にはメルセデスのジョージ・ラッセルが続き、予選は上位勢の僅差による緊迫の展開となった。

    地元イギリスの英雄ルイス・ハミルトンは、最終セクションでタイムを失いフェルスタッペンから0.2秒遅れの5番手に。すぐ後方の6番手には、フェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールが続いた。

    Q2で惜しくも敗退となった角田裕毅(レッドブル)は、電力供給系の不具合により最終アタックでパワーを十分に引き出せず、Q3進出を逃した。ベアマンのペナルティにより決勝は11番グリッドからのスタートとなるが、週末を通して好調なロングランペースを示しており、ポイント獲得に向けた戦いに期待がかかる。

    なお、Q1ではアルピーヌのフランコ・コラピントが最終コーナーでクラッシュし、赤旗中断となる一幕も。アルゼンチン出身のコラピントはその後一度は走行を再開したものの、1周目の途中でマシンを止めることになった。

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  • F1イギリスGP予選 角田裕毅にホーナー代表が「フェルスタッペン並みの走り」

    F1イギリスGP予選 角田裕毅にホーナー代表が「フェルスタッペン並みの走り」

    角田裕毅のQ2敗退と、F1イギリスGP決勝11番グリッドという結果について、レッドブル・レーシングの代表クリスチャン・ホーナーは「マックス・フェルスタッペンのポールラップに匹敵する素晴らしいパフォーマンスだった」と高く評価した。

    角田裕毅はQ3に進めず12番手で予選を終えたが、オリバー・ベアマンのグリッド降格により、決勝は11番グリッドからスタートする。

    フェルスタッペンが予想外のポールを獲得したことで、ふたりのレッドブルドライバーのパフォーマンス差がまたも強調されることになった。フェルスタッペンがマシンのパフォーマンスを最大限引き出して結果を出す一方で、角田裕毅は順位の面では遠く及ばなかった。

    ただ、今週末の角田裕毅の走りには、1ラップのパフォーマンス面で小さな、しかし確かな進歩が見られた。そしてホーナーは、結果からは想像しにくいほどの称賛を贈っている。

    フェルスタッペンのポールラップを「素晴らしいパフォーマンス」と評したホーナーは、こう語った。

    「角田も同じくらい素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたが、不運に見舞われた。ラップの最初にパワートラブルが起きて、多少妨げられた。我々としてもその原因を調べる必要があるが、彼は確かにマシンの中で何かを見つけてくれた」

    角田裕毅も「Q2のラップはとてもクリーンだった」と振り返ったが、「ラップの最初でパワーを失ってしまった」と明かした。最終コーナー手前でエンジンモードを“リチャージ”から“フルデプロイメント”に切り替え、プッシュラップに入ろうとした際、「いつも得られるはずのパワーがなかった」と話した。

    「ターン3まででコンマ1秒くらいロスしてしまって、他にも加速時のブーストがいくつか効いていなかった」

    「そう考えるとラップ自体はかなり良かったと思いますし、今回はタイム差が本当に僅かだったので、Q3には進めていた可能性が高かったと思います。本当に悔しいです」

    角田裕毅 F1 イギリスGP レッドブル・レーシング

    実際、角田裕毅のラップにはQ3進出の可能性が十分にあり、そうなっていれば5月のマイアミ以来となるQ3進出で、過去5戦で2度しかQ2に進んでいなかった流れの中では小さな快挙だった。

    角田裕毅はフェルスタッペンに比べればまだ速さでは劣っているが、その差は縮まりつつある。FP3では0.5秒差だったが、Q1では0.4秒差まで詰めており、トラブルがなければQ2ではさらに差を詰められていた可能性もある。しかも、シルバーストンは今季屈指のロングラップであり、フェルスタッペンが新型フロアを使用していた一方で、角田裕毅は旧型仕様のままだったことを考えると、チームは静かにその進歩を評価している。

    Q2のラップでは第2セクターの終盤までフェルスタッペンとほぼ互角のタイムを記録していた。マゴッツ~ベケッツの中間までは同等で、ターン3までにパワートラブルで失ったタイムを取り戻す走りを見せた。

    ただし、ベケッツからチャペル、そしてハンガーストレートにかけてはやや遅れを取っており、それは角田裕毅が語る「ブースト不足」による可能性もあるが、ドライビングスタイルの差もあった。角田裕毅は8速を維持したままだったが、フェルスタッペンは7速までギアを落とし、回頭性を活かしてスムーズに旋回していた。

    また、ストウでの立ち上がりでもフェルスタッペンは角田裕毅より0.1秒速く、最終セクターでは角田裕毅が0.2秒をロスした。これは左コーナーへの進入でスピードを乗せすぎて、左右の複合コーナーで最低速度が落ちたことが影響していたと見られる。ただし、立ち上がり自体は悪くなかった。

    フェルスタッペンと同等の走りだったかといえば、明らかにそうではない。ふたりの間には依然として差があり、ホーナーの評価はやや誇張されたものだ。ただ、角田裕毅の走りに光明が見えてきたことは確かだ。

    角田裕毅 イギリスグランプリ F1 レッドブル・レーシング

    「今までで一番クリーンな週末だったと感じています。週末の流れや自信の持ち方など、すべてが良い方向に向かっていましたし、予選でもマシンの感触がとても良かったです」

    「毎回、大事なところで何かしらトラブルが起きるのが本当に悔しいです」

    Q3進出はならなかったが、チームとしては日曜の決勝でポイントを狙えると見ている。もしそれが実現すれば、5月のイモラ以来となる4戦ぶりの入賞となる。ただし、オーストリアGPのような内容では厳しい。あのレースでは角田裕毅の走りは荒く、タイヤマネジメントにも苦しんでいた。

    角田裕毅は「少なくともP18スタートじゃないのは助かります」と笑い、「最後にポイントを取ったのがいつだったか覚えていませんが、チームを喜ばせるためにも結果を出したいです」と語った。

    ただし、オーストリアでタイヤが「溶けていた」と感じ、「ペース差が大きすぎた」理由については、まだ明確には分かっていない。

    「まだ完全には分かっていない部分があります。だから明日のレースも簡単ではないと思います」

    「それでも、いくつか進歩はありました。FP2のあと、レースで何を改善すればいいか分かりましたし、楽観的な気持ちは持っていますが、まだ全体像が見えているわけではありません」

    「同時に、まだ細かい部分で足りないものがあると感じています。マシンにもこれからもっと引き出せるものがあるはずなので、今後のレースでどうなるか楽しみにしています」

  • ルイス・ハミルトン F1イギリスGP予選「終盤のアンダーステアが悔しい」

    ルイス・ハミルトン F1イギリスGP予選「終盤のアンダーステアが悔しい」

    ルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPの予選でラップ終盤をまとめきれなかったことで、フロントロウを逃したと考えている。

    シルバーストンで通算7度のポールポジションと9勝を誇るハミルトンは、予選Q2を最速で終え、Q3でもポール争いに加わっていた。しかし最終ラップの第3セクターでタイムを失い、最終的にはトップのマックス・フェルスタッペンに0.203秒遅れの5番手で予選を終えた。

    ラップ終盤に何があったのかを問われたハミルトンは、「ターン16でアンダーステアが出て、それまでのタイムを失ってしまった」と説明した。

    そして、「あれがなければ少なくとも2番手は取れたと思う」と付け加えた。

    「進歩には本当に満足しているし、正しい方向に進めていると思う。エンジニアとの連携もこれまで以上にうまくいっていて、セットアップの面でも手応えを感じている」

    「ラップ自体は本当に良かった。最後のコーナーまではね。ちょっとアンダーステアが出て、縁石に乗って少しワイドになって、そこでミスをしてしまった」

    「タイム的にはコンマ1秒ちょっとだったと思う。それがあれば確実にフロントロウに並べたはずだよ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ イギリスGP F1 イギリスグランプリ

    フェラーリの根本的な弱点は「低速域のアンダーステア」
    ハミルトンは今季2度目となるシャルル・ルクレールの上回りを果たしたが、フェラーリのSF-25については「低速コーナーでのアンダーステアが根本的な課題」だと指摘した。

    「最終的には、僕たちのクルマは低速でアンダーステアが出る。これはこのマシンに根付いている性質なんだ」

    「だから、僕もシャルルもパフォーマンスを引き出すためにオーバードライブしている。純粋なペースでは、このクルマは自然に速いとは言えない」

    「だから余計に頑張らないといけなくなって、それがマシンをとても扱いにくくしている。もう少しだけでも性能が必要なんだ」

    「Q3の2回目のランは、これまではいつも苦戦していたけど、今日は改善していた。それはポジティブなことだし、僕自身も一歩前進できたと感じている。まだ引き出せるものがあるはずだ」

    この問題が今季中に解決可能かと問われたハミルトンは、「分からない。解決できるかどうかは何とも言えない」と述べるにとどめた。

  • リアム・ローソン F1イギリスGP予選「予選を台無しにしたような感覚」

    リアム・ローソン F1イギリスGP予選「予選を台無しにしたような感覚」

    リアム・ローソンは、F1イギリスGP予選でQ1敗退を喫し、「予選を台無しにしたような感覚」と率直な心境を語った。

    レーシングブルズのマシンは週末を通じて好調な兆しを見せていたが、16番手に終わったローソンはタイヤのウォームアップ不足が大きな要因だったと明かした。「気温が下がった影響でタイヤの温度が上がらず、ラップの入りからグリップがなくて、最後まで改善されなかった。こういう敏感なタイヤの特性は今に始まったことではないけど、もっと対応できたはず」と悔しさをにじませた。

    「今のポジションからだと、戦略を変えていく必要がある。ここは天気が読めないから何が起きても不思議じゃない。トップ10フィニッシュを目指して全力で臨むつもりだ」と、決勝での巻き返しを誓っている。

    チームのチーフテクニカルオフィサーであるティム・ゴスはローソンについて「彼のマシンは特にセクター3でグリップを欠いていた。とくに気温の低下が影響し、タイヤの発動条件が厳しかったようだ。セッション全体を通して少しずつ調整していたが、最終的にはQ2進出を逃す結果となった。予選では思うようなパフォーマンスが出せなかったが、我々はロングランでの強さに自信を持っている。明日の決勝で戦略を生かして巻き返せるよう準備していく」とコメントした。

    リアム・ローソン F1 イギリスGP ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • アイザック・ハジャー F1イギリスGP予選「限界には早く達していた」

    アイザック・ハジャー F1イギリスGP予選「限界には早く達していた」

    アイザック・ハジャーは、2025年F1イギリスGP予選で13番手に終わり、「限界には早く達していた」と語った。

    レーシングブルズは週末を通して好調な仕上がりを見せていたが、ハジャーはQ2で思うようにタイムを伸ばせず、2戦連続で13位にとどまった。予選後、ハジャーは「週末を通してクルマは好調だったし、予選の序盤も良いスタートが切れたけど、他チームがさらにタイムを見つけていく中で、僕たちは限界に早く達してしまった感じがある」と振り返った。

    「かなりギリギリのところまで攻めていたけど、そこからさらにタイムを削ることができなかった。シングルラップでは少し苦戦しているので、明日を見据えるとロングランは厳しいかもしれない。それでも、長いレースだし、ポイント獲得を目指して全力を尽くすつもりだ」と意気込みを語っている。

    チームのチーフテクニカルオフィサーであるティム・ゴスは、「アイザックはQ1を問題なく突破し、Q2でも懸命に攻めていたが、マシンからさらなるタイムを引き出すのは難しかった。予選前にいくつかセットアップを調整しており、それはおおむね効果があったが、全体としては期待していた位置には届かなかった。明日はタイヤマネジメントが鍵になるが、レースペースは悪くないのでポイント圏内に入る可能性は十分にある」と述べた。

    アイザック・ハジャー F1 イギリスGP ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム