カテゴリー: アービッド・リンドブラッド

  • リンドブラッド 2026年レーシングブルズ加入報道 ハジャー後任でF1デビュー

    リンドブラッド 2026年レーシングブルズ加入報道 ハジャー後任でF1デビュー

    アービッド・リンドブラッドが2026年にレーシングブルズへ加入し、F1デビューを果たすとドイツの『Auto Motor und Sport』が報じた。

    レッドブル昇格が見込まれるアイザック・ハジャーの後任として空席となるシートを埋める形での起用とされ、17歳の新鋭が早くもトップカテゴリーへの切符を手にする可能性が高まっている。

    リンドブラッドは現在カンポス・レーシングからFIA F2選手権に参戦しており、今季2勝を挙げランキング7位につけている。17歳と規定より1歳若いながらも特例でFIAスーパーライセンスを取得済みであり、すでにF1参戦の資格を備えている。さらに、今年のイギリスGPではレッドブルRB21をドライブしFP1に出走しており、実戦経験も積んでいる。

    この昇格劇の背景には、ハジャーの評価急上昇がある。レーシングブルズでデビューを果たした20歳のフランス人は、ここまでドライバーズ選手権9位につけ、オランダGPで初表彰台を獲得。38ポイントを挙げており、12点の角田裕毅を大きく引き離している。シーズンが進むごとに株を高め、「セカンドシート」候補として名前が挙がるのは必然だった。

    アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    実際、レッドブルは2026年からフォードと共同開発した新パワーユニットで挑む予定であり、フェルスタッペンのチームメイトとしてハジャーを起用する方針が固まりつつある。ヘルムート・マルコ上級顧問も「彼は速いドライバーであり、フェルスタッペンに対抗できる精神力を確かに備えている」と評価している。

    一方、この流れは角田裕毅にとって厳しい状況を意味する。ハジャーの昇格によりレーシングブルズのシートが空けば復帰の可能性も残されていたが、リンドブラッドが起用されればその道は閉ざされる。

    マルコやローラン・メキース代表は「まだ来季のシート獲得に向けて挽回のチャンスがある」とコメントしていたが、今回の報道が事実であれば角田の選択肢は大きく狭まることになる。今季レッドブルでマックス・フェルスタッペンとコンビを組むも結果は伴わず、ここまで獲得したポイントはわずか12点。将来に向けて不透明感が漂っている。

  • レッドブルF1には「リンドブラッドをF1昇格せざるを得ない事情」とモントーヤ

    レッドブルF1には「リンドブラッドをF1昇格せざるを得ない事情」とモントーヤ

    アービッド・リンドブラッドは、現在のF2グリッドからF1へのステップアップが期待される最も有望な逸材の1人であり、2026年にF1レースシートを獲得する可能性があると報じられている。そんな中、ファン・パブロ・モントーヤがこの昇格について自身の見解を語った。

    この若きイギリス人ドライバーは7月のF1イギリスGPで、レース週末に初めてF1マシンを走らせた。リンドブラッドは多くの関係者を驚かせ、ランド・ノリスも「将来きっとF1で彼と戦うことになるだろう」と語った。

    リンドブラッドは、F1 Oversteerに対してアレックス・ジャックも「この18歳がいつかF1という最高峰に出場しなかったら驚く」と述べるなど、注目を集めている。

    彼は2021年からレッドブル・ジュニアチームに所属し、シングルシーターでのスキルを磨き、複数の下位カテゴリーでタイトルを獲得してきた。

    モントーヤ「リンドブラッドはまだF1に準備ができていない」
    元F1ドライバーのモントーヤは、ASコロンビアの取材で、リンドブラッドが来季F1に起用される可能性について語り、個人的には準備不足だとしながらも、「やらざるを得ない事情」がある場合は理解できると述べた。

    モントーヤはこう語った。
    「リンドブラッドは、個人的にはまだ準備ができていないと思う。しかしレーシングブルズが来年リンドブラッドを欲しいなら、誰を外す? 角田かローソンか?」

    「彼らは角田を外さなければならないだろう。ハジャーをレッドブルに入れて、リンドブラッドをレーシングブルズに入れる。そして特に、もしレッドブルが来年うまくいかず、人事異動があれば、リンドブラッドがF1に入るチャンスは難しくなる」

    この若きイギリス人ドライバーは、現在F2ドライバーズ選手権で7位につけており、唯一のフィーチャーレース勝利は第6戦バルセロナで挙げている。

    ファン・パブロ・モントーヤ

    若手をF1に早期投入するリスク ─ アントネッリの事例
    モントーヤが示唆するシナリオは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが直面している状況と非常に似ている。レッドブルがリンドブラッドをF2での1年目の後にF1レースシートへ昇格させた場合、同様のことが起こり得る。

    この18歳は最近、不振続きでプレッシャーが増している。マーティン・ブランドルは、もしアントネッリがメルセデスではなくレッドブルにいたら「恐怖の中で暮らしていただろう」と述べており、これはリンドブラッドとオーストリアのチームにとっても警告と受け取れる。

    マルコ「レーシングブルズで若手を走らせることが圧力を和らげる」
    ブランドルの発言に対し、ヘルムート・マルコは、アントネッリがプレッシャーにさらされているのは、メルセデスのワークスチームという環境にいきなり投入されたからだと反論した。

    マルコは、レッドブルにはレーシングブルズで若手をスタートさせられる環境があるため、それがプレッシャーを軽減すると述べた。

  • レッドブルF1期待の星アービッド・リンドブラッド 18歳の誕生日を迎える

    レッドブルF1期待の星アービッド・リンドブラッド 18歳の誕生日を迎える

    レッドブル・ジュニアのアービッド・リンドブラッドが金曜日に18歳の誕生日を迎えた。しばしばマックス・フェルスタッペンと比較されるこのF2ドライバーは、インスタグラムでレッドブルへの感謝を込めたメッセージを投稿した。

    リンドブラッドは現在FIA F2選手権に参戦しており、今年3月のサウジアラビア・ジェッダでスプリントレースを制し、シリーズ史上最年少優勝記録を更新した。

    さらに7月には、F1公式セッションに初めて参加。イギリスGPのフリー走行1回目で角田裕毅の代役を務め、マックス・フェルスタッペンらと同じコースを走った。
    このとき彼はまだ17歳だったが、通常F1セッションへの参加資格が得られる18歳を待たず、レッドブルの特別要請によりFIAが特例でスーパーライセンスを発給した。

    そして金曜日、正式に18歳を迎えたリンドブラッドはインスタグラムでこう綴った。

    「今日で18歳!これまで本当にワイルドで楽しく、そしてチャレンジングな旅だったし、まだ始まったばかり。家族や、これまで支えてくれた皆さん──オリバー・ローランド、サム・ヴィレッジ、レッドブル、マルコ博士、ロッキー、本当にありがとう。最高の瞬間はこれからだ!」

    投稿には幼少期の写真も複数添えられ、小さな頃からレッドブル・レーシングのグッズを身に着けていた様子や、現在所属するドライバーアカデミーのチームウェア姿も収められていた。

    今季序盤、GPblogの取材でフェルスタッペンと比較されることについて問われたリンドブラッドは、「4度のワールドチャンピオンと比較されるのは嬉しいけれど、自分がやるべきことに集中している」と答えている。

  • レッドブルF1育成リンドブラッド F2失格処分に「当然得るべきものを奪われた」

    レッドブルF1育成リンドブラッド F2失格処分に「当然得るべきものを奪われた」

    レッドブルF1のジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、先週末のFIA F2ベルギーGP決勝で失格となった件について声明を発表し、「僕たちが当然得るべきものを奪われた」と語った。

    リンドブラッドは日曜のF2決勝(フィーチャーレース)で2位フィニッシュを果たしたが、レース後の車検でタイヤ圧が規定値を下回っていたことが判明し、失格処分を受けた。ピレリが設定したウェットコンディションでの最低空気圧は、フロント16.0 PSI、リア14.0 PSIだが、リンドブラッドのすべてのタイヤがこれを下回っていた。

    レースでは、マクラーレンF1ジュニアでロダン所属のアレックス・ダンがトップでフィニッシュしたものの、フォーメーションラップ中のスタート手順違反により10秒加算ペナルティが科されたことで、リンドブラッドが繰り上がり優勝となるはずだった。

    しかし、リンドブラッドの失格により、最終的にチェコ出身のロマン・スタネク(21歳)が今季初優勝を飾った。

    「全力を尽くしたが、他の要因が妨げた」と悔しさ滲むコメント
    リンドブラッドはSNSを通じて声明を発表し、次のように語った。

    「スパは僕たちが目指してきた結果にはならなかった。僕はすべてを出し切った。自分のコントロール下にあることはすべて最大限やったけど、ほかの要因によって、僕たちが当然得るべきものを奪われてしまった」

    「それでも僕は戦い続けるし、チームとともに前に進む。ハンガリーで必ず巻き返すよ」

    今回の失格は、F2タイトル争いを展開しているリンドブラッドにとって大きな痛手となった。過去3大会でわずか5ポイントしか加算できておらず、首位レオナルド・フォルナローリとのポイント差は41点に広がっている。シーズンは残り5ラウンド。

    なお、レーシングブルズF1ドライバーで昨年のF2ランキング2位のアイザック・ハジャーも、リンドブラッドの投稿に「いいね」で反応している。

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1タイヤ規定違反で失格、リンドブラッドの優勝は幻に

    リンドブラッドは今月、角田裕毅の代役でFP1デビュー

    リンドブラッドは今月のF1イギリスGPで、レッドブルから金曜FP1に出走。角田裕毅のマシンを借りて走行し、14番手タイムを記録。4度の世界王者マックス・フェルスタッペンから約0.5秒遅れのタイムだった。

    このFP1出走は、FIAから18歳未満のF1スーパーライセンス取得の特例承認を得た直後の出来事であり、彼は8月8日の誕生日前にF1出走が可能な状態となっている。

    当時のレッドブル・チーム代表であるクリスチャン・ホーナー(現・前代表)も、リンドブラッドについて「将来有望な逸材」と評価していた。

    「彼はよくやったと思う。レッドブル・ジュニア育成の産物として、17歳でここシルバーストンのような難しいサーキットに飛び込み、フェルスタッペンから0.5秒差というのは立派だ。フィードバックも明確で的確だった。将来が楽しみな存在だよ」

  • フォーミュラE王者 愛弟子リンドブラッドを激推し「F1に行くべき逸材」

    フォーミュラE王者 愛弟子リンドブラッドを激推し「F1に行くべき逸材」

    フォーミュラE王者のオリバー・ローランドが、自身の長年の教え子であるアービッド・リンドブラッドに惜しみない称賛を送っている。17歳のリンドブラッドは将来のF1スターと目されており、レッドブルはF1昇格を視野に入れた「広範なプログラム」を水面下で進めているという。

    ローランドは元ルノーおよびウィリアムズのF1開発ドライバーであり、リンドブラッドがわずか7歳のカート少年だった頃からメンターとして成長を見守ってきた。

    そして今月初め、リンドブラッドがF1イギリスGPのFP1(フリー走行1回目)で公式F1デビューを果たす姿を誇らしく見つめていた。

    このセッションでリンドブラッドはマックス・フェルスタッペンとともにレッドブルのマシンをドライブし、F2チーム「カンポス・レーシング」所属ながらP14(14番手)という結果を記録。トップのフェルスタッペンとの差はわずか0.5秒だった。

    誇り高き瞬間
    「本当に誇らしい瞬間だったよ」とローランドはオランダの『RacingNews365』に語った。

    「7歳の少年だった彼が、マックスと一緒にレッドブルのF1マシンに乗っている姿を見るなんてね。本当に感慨深いよ」

    週末前は感情的になっていたと明かす一方で、実際のセッションが始まると二人とも“仕事モード”だったという。

    「週末前は感情が込み上げていたけど、いざガレージに入るといつも通りでね。やるべき仕事があった。彼は本当に良い仕事をしてくれたし、チームも彼の走りには満足していたと思う。必要なものはすべて出し切っていたよ」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル・レーシングフォーミュラE王者であり、アービッド・リンドブラッドのメンターでもあるオリバー・ローランド

    F1昇格へのプロセスはすでに始動
    F2ルーキーイヤーのリンドブラッドはすでに2勝を挙げており、F1評価走行と並行して実力を着実に示している。彼はレッドブルのTPC(旧型車テスト)プログラムにも積極的に関わっており、今後も複数のFP1セッションへの出走が予定されている。

    「F1に入るだけの才能は十分にある。これは最も重要なことだ」とローランドは太鼓判を押す。

    「ただ、FP1というのはなかなか難しい。注目度が高く、周回数も限られるからね。我々としては“チェックボックスに印を付ける”ような目的だった。チームが必要とするフィードバックを提供し、彼にとっては初めての経験を積むことが目的だったんだ」

    そして、こう続けた。

    「彼をF1に備えさせるために、舞台裏ではもっと大きなプログラムが進行していると思う。僕は彼がF1に行くと信じているよ」

    早ければ2026年にレーシングブルズ昇格の可能性も
    レッドブルのモータースポーツ顧問ヘルムート・マルコもリンドブラッドを高く評価しており、早ければ来季にもレーシングブルズのシートを得る可能性が取り沙汰されている。

    ローランドの言葉通りなら、リンドブラッドは“将来のF1ドライバー”どころではない──“将来のスター”である。今後の動向から目が離せない。

  • アービッド・リンドブラッド F1デビューにマルコが明言「素晴らしい仕事ぶり」

    アービッド・リンドブラッド F1デビューにマルコが明言「素晴らしい仕事ぶり」

    レッドブルの育成ドライバーであるアービッド・リンドブラッドが、F1イギリスGPの金曜フリー走行1回目でF1週末デビューを果たし、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコから高い評価を受けた。

    リンドブラッドはわずか17歳ながら、今季F2での活躍と必要なスーパーライセンスポイントの獲得により、例外措置でFIAスーパーライセンスの発給を受け、シルバーストンでのFP1に出走した。

    22周を走行し、ベストタイムは1分27秒958で全体14番手。リンドブラッドはF1マシンでの公式走行はこれが初だったが、そのパフォーマンスはマルコの目に留まった。

    「F2ドライバーのアービッド・リンドブラッドがシルバーストンで初めてレッドブル・レーシングのマシンをドライブしたが、彼は素晴らしい仕事をした」とマルコはSpeedweekのコラムで語っている。

    「スピードも十分だったし、コメントも洞察に満ちていた。テクニカルチームも彼の働きに非常に満足している」

    その後、リンドブラッドは同じ週のミッドウィークに再びレッドブルのマシンでTPC(旧型車テスト)を行い、100周以上を走破。体力面・タイム面ともに「非常に競争力のある内容」だったとマルコは明かした。

    アービッド・リンドブラッド レッドブル・レーシング F1

    リンドブラッド自身も初のF1公式セッションを振り返って次のように語った。

    「本当に素晴らしい経験だったし、このチャンスを与えてくれたレッドブルには本当に感謝している」

    「マシンの中ではすごく快適に感じたし、スピードも悪くなかったと思う。でももう数周走れれば、さらに速くなれたと思う」

    「F2とのギャップは13〜14秒もあって、ステップアップの難しさはあったけど、初走行としては上々の内容だったと思う」

    今後の将来については、2026年のレッドブル系チーム4席(レッドブル2席+レーシングブルズ2席)がすべて未定という状況のなかで、リンドブラッドは有力な候補と見られている。特に、角田裕毅のパフォーマンスに陰りが見られる今、アイザック・ハジャーの昇格と、それに伴うレーシングブルズでの空席発生により、リンドブラッドがそのポジションを得る可能性が浮上している。

    リンドブラッドは「F2で結果を出して、フルタイムのF1ドライバーになることだけを目標に集中している」と意気込んでいる。

    「世界中でF1マシンを運転できる機会を得られる人はほとんどいない。その貴重なチャンスを最大限に活かしたい」

  • アービッド・リンドブラッド F1イギリスGP初日「すぐにまた乗りたくなった」

    アービッド・リンドブラッド F1イギリスGP初日「すぐにまた乗りたくなった」

    レッドブルのジュニアドライバーであるアービッド・リンドブラッドは、2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)でレッドブルRB21を駆り、初のF1公式セッションを走行。17歳のイギリス人ドライバーは全22周を走りきって14番手のタイムを記録し、「すごい経験だった」と振り返った。

    今季F2にも参戦しているリンドブラッドは、6月にFIAからスーパーライセンスを取得し、今回の母国GPで角田裕毅のマシンを託された。

    走行を終えたリンドブラッドは「レッドブルの皆に本当に感謝している。初めてF1の公式セッションに出られたのは素晴らしかった」と語った。

    「自分としては悪くない走りができたと思う。クルマにもすぐ慣れたし、スピードも問題なかった。もちろん、あと何周か走ればもっと速くなれたと思うけど、F2より13~14秒速いF1マシンに初めて乗ったことを考えれば、限られた準備の中では満足できる内容だった」

    セッションでは無理をせず慎重に臨んだのかという質問に対しては、こう答えた。

    「正直なところ、今のF1マシンは本当に速いから、僕のメンタルの限界の方がクルマの限界より低い。だからこそ最初から全力で攻める意識で行った。自分の感覚では限界以下だろうと思っていたので、実際はちゃんと攻めていたよ」

    アービッド・リンドブラッド F1 イギリスGP

    F2と掛け持ちでの週末となる中で、リンドブラッドはレッドブルのサポートにも感謝を述べた。

    「今の僕の本業はF2だけど、レッドブルは本当に協力的で、エンジニアたちともかなり前から一緒に仕事をしてきた。F1の世界や要求レベルを少しずつ理解してきている」

    そして、F1マシンに再び乗りたいかと問われると、迷わずこう答えた。

    「セッションが終わった瞬間に、また乗りたいって思った。F2マシンに戻るとすごく遅く感じたし、全体的に見劣りする。F1マシンを運転するチャンスなんて、ほとんどの人は得られない。それを考えると、本当にありがたい機会だったし、F2で良い仕事をして、早くフルタイムのF1ドライバーになれるように努力するつもりだ」

  • アービッド・リンドブラッド F1史上2人目の“17歳以下デビュー”達成

    アービッド・リンドブラッド F1史上2人目の“17歳以下デビュー”達成

    アービッド・リンドブラッドが2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目(FP1)で角田裕毅に代わってレッドブルRB21をドライブし、17歳以下でグランプリ週末に出走した史上2人目のF1ドライバーとなった。

    前例があるのは2014年に当時トロ・ロッソからデビューしたマックス・フェルスタッペンのみで、同様にレッドブル育成プログラム出身という共通点も持つ。

    母国シルバーストンでのF1初走行に向けて、リンドブラッドは走行前にその思いを語っていた。

    「この瞬間を母国シルバーストンで、しかもレッドブルのマシンで迎えられるのは特別だ」と語ったリンドブラッドは、5年前にレッドブル・ジュニアチームへ加入して以来の歩みを振り返りながら、「ここまで育ててくれたレッドブルとこのチャンスを分かち合えるのは本当に嬉しい。新たな章の始まりになることを願っている」と述べていた。

    アービッド・リンドブラッド F1 イギリスグランプリアービッド・リンドブラッド、F1週末デビューを前にシルバーストンを歩く

    14歳でジュニアチームに加わった彼は、その後F4からF3、現在のF2まで一貫して急成長を遂げ、2025年シーズンはF2ルーキーながらランキング6位につけている。

    「レッドブルがいなければ今の僕はいない。彼らのおかげでここまで来られた。特にヘルムート・マルコ博士や、“ロッキー”(ギヨーム・ロケラン)のような存在から多くを学んだ」と感謝を口にした。

    今回の走行は、テレビで見ていたヒーローたちと同じ舞台に立つという意味でも大きな出来事だった。

    「ルイス(・ハミルトン)は僕が育つ中で憧れていた存在。そんな彼と同じトラックに立てるなんて、本当に特別。ピットウォールにいるエンジニアや、クリスチャン(・ホーナー)たちと実際に仕事をするなんて信じられない気持ちだ」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1リンドブラッドは18歳の誕生日前にFIA世界モータースポーツ評議会からスーパーライセンスを取得

    すでに過去にはチームのブリーフィングに同席し、エンジニアとのやり取りも経験していたリンドブラッドは、今回のFP1出走に対して明確な準備をして臨んでいた。

    「彼らがどんなフィードバックを求めているかは理解しているつもりだし、無意識のうちにそれを出せるようになってきた。今回の走行でも、自分の役割をしっかり果たしたい」

    また、以前SNSで注目を集めた「ランド・ノリスにサインを求め、『5年後に会おう』と語った14歳の少年」は、わずか4年でその“約束”を現実にした。

    「予定より少し早いけど、まだF1ドライバーになったわけじゃない!」と当時の自分を笑いながら、「でも14歳の時から目指してきた道を歩めている実感がある」と語っていた。

    走行内容については今後のチーム評価を待つ形となるが、リンドブラッドにとってこの初走行は確実に将来へとつながる一歩となった。

    「5歳のころソファでF1を見ていた自分が、いつかあの場所に立ちたいと夢見ていた。その夢に近づけたことを誇りに思っている」

  • リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    リンドブラッド F1イギリスGPでFP1出走「角田裕毅に有益なデータを提供する」

    レッドブル・ジュニアドライバーのアービッド・リンドブラッドが、今週末のF1イギリスGPでついにF1デビューを果たす。フリー走行1回目(FP1)にレッドブル・レーシングから出走予定で、通常は角田裕毅がドライブするマシンを託される。

    17歳のイギリス人リンドブラッドにとって、母国シルバーストン・サーキットで、F1公式セッションに初めて臨むこの機会は、長年の夢の実現となる。初のF1走行を通じてチームに有益なデータを提供しながら、自身のポテンシャルをアピールする狙いだ。

    「F1公式セッションを走るのはとても特別な瞬間になる。ずっと夢見てきたことだったし、本当にワクワクしている」と語る17歳のリンドブラッドは初めてF1グランプリ週末についてコメント。

    「5年近く所属してきたレッドブル・ジュニア・プログラムの一員として、そのキャリアの延長線上でこうしたチャンスをもらえたのは本当に特別なこと。素晴らしい機会を与えてくれたチームに心から感謝している」

    「そして何より、英国人として、イギリスのサーキットで、イギリスのファンの前でF1デビューできるなんて、本当にすごいこと。できるだけ早くマシンに慣れて、角田選手にとって有益なデータを提供し、チームをいい方向に導く手助けをしながら、自分自身も速く走れるよう全力を尽くす」

    アービッド・リンドブラッド イギリスGP F1 レッドブル・レーシング

    F3・F2最年少ウィナーの記録を塗り替えた逸材
    2007年8月8日生まれのアービッド・リンドブラッドは、イングランド・サリー州ヴァージニア・ウォーター出身。カート時代から頭角を現し、2021年にはFIAヨーロピアン・カーティング選手権で年間3位。2023年にはイタリアF4で6勝を挙げて総合3位、ルーキーチャンピオンに輝いた。

    2024年にステップアップしたFIA F3ではプレマ・レーシングから参戦し、開幕戦バーレーンのスプリントで初優勝。16歳6か月21日でF3史上最年少ウィナーとなった。

    2025年は冬季にフォーミュラ・リージョナル・オセアニア選手権を制覇し、現在はカンポス・レーシングからFIA F2に挑戦中。サウジアラビアのスプリントで初勝利を挙げ、F2史上最年少優勝記録(17歳243日)を樹立した。7ラウンド終了時点で2勝・3表彰台を記録し、ランキング6位につけている。

  • レッドブル リンドブラッドを金曜走行起用 マルコがF1昇格構想を語る

    レッドブル リンドブラッドを金曜走行起用 マルコがF1昇格構想を語る

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、アービッド・リンドブラッドがF1ドライバーラインアップ入りに向けて異例のスピードで準備が進められていることを認めた。

    17歳のリンドブラッドは、来週のF1イギリスGPで金曜フリー走行1回目(FP1)に出走する予定で、ドライブするのは角田裕毅のマシンだ。

    今週月曜にはイモラでF1エミリア・ロマーニャGPの開催地となるサーキットを訪れ、岩佐歩夢とともに2023年型AT04を使用した過去車両によるテストプログラム(TPC)に参加。FIAからはスーパーライセンスの特別承認も受けており、グランプリ週末での実戦デビューに向けた準備が一気に本格化している。

    「月曜にイタリアで半日ほどクルマに乗って、彼の準備を進めた。そして彼はシルバーストンの金曜走行でも走ることになっている」とマルコはオーストリア紙『Kleine Zeitung』に語った。

    「彼はメンタルの強さと自信において際立っている。スウェーデンとインドのルーツを持つそのバックグラウンドも、レースに良い影響を与えているようだ」

    リンドブラッドは今季F2にカンポス・レーシングから参戦中で、レッドブル・ジュニアチームの最注目株として注目を集めている。

    これまでレッドブルは、岩佐歩夢をレッドブルとレーシングブルズの両チームに共通するリザーブドライバーとして起用してきたが、岩佐はスーパーフォーミュラとのスケジュール重複によりF1との両立が難しい場面が多い。そのためチームは、新たなバックアップ体制の構築に迫られていた。

    「我々は、マックス・フェルスタッペンのペナルティポイントの件で本当に何かが起こった場合に備えて準備している」とマルコは説明する。フェルスタッペンは現在、レース出場停止まであと1点に迫っている状態だ。

    「現在の代役候補はリンドブラッドと岩佐の2人だが、岩佐はF1と日本の予定が重なることが多い。あるレースでは、他チームとリザーブ契約を結んでいたこともあったし、一時期はひとりのリザーブドライバーが3チーム分の対応を任されていたこともある」

    「今すぐ起用できるトップコンディションのドライバーを見つけるのは簡単ではない。だからこそ、今リンドブラッドがクルマに乗っているんだ」

    アービッド・リンドブラッド レッドブル F1

    一方、ジュニアプログラム全体については「依然として健全だ」とマルコは強調する。

    「ファン・パブロ・モントーヤの息子(セバスチャン)もF2にいる。我々には多くの有望な才能がそろっており、“スターは買わず、育てる”というモットーのもとで、常にプログラムを進化させている。ただ、F1は今非常に厳しい世界だというのも事実だ」

    その発言の真意について問われたマルコは、レーシングブルズのマシンは比較的扱いやすいものの、2025年型レッドブルを乗りこなせるのはマックス・フェルスタッペンだけだと認めた。

    「この2年間、我々のマシンには同じような傾向がある。縁石で跳ね、ターンインでアンダーステア、そしてオーバーステアに転じる。作動ウインドウは非常に狭い」

    加えて、今週末のF1オーストリアGPに向けて新たなアップグレードが投入されることも明かした。

    「オーストリアにはアップデートを持ち込む予定で、それはシルバーストンでさらに改良される。ただ、それでもうまくいかなければ選手権争いは厳しくなる。いや、すでに十分厳しい状況だがね」